悪魔の手毬唄 稲垣吾郎。 市川崑監督「悪魔の手毬唄」1977 レビュー

スタイリッシュな和み系金田一耕助登場 稲垣吾郎版「犬神家の一族」[ジャニ読みブックガイド第7回]

悪魔の手毬唄 稲垣吾郎

吾郎ちゃんが金田一耕助を演じたのは、2004年から2009年にかけてフジテレビ系列で放送されたスペシャルドラマシリーズ。 その第1作が「犬神家の一族」だ。 原作はもちろん、横溝正史『犬神家の一族』(角川文庫)である。 昭和2X年、信州の富豪・犬神佐兵衛が他界。 彼には3人の妾が産んだ娘がひとりずついる。 彼女たちにはそれぞれ息子があり、遺産の行方が注目された。 ところが、長女・松子の息子・佐清(すけきよ)が復員するのを待って公開された遺言状には、遺産は佐兵衛の恩人の孫娘・野々宮珠世に贈られるとあって一同は驚愕。 しかも3姉妹の息子のうちの誰かと結婚するという条件があって……。 というのが原作・ドラマの両方に共通する基本設定。 本書を面白くしているのは、復員してきた佐清が戦地で顔に大怪我を負って仮面を被っているため「偽物ではないのか」という疑いが付きまとうことだ。 DNA鑑定なんかない時代だからね。 『犬神家の一族』をよく知らないという人でも、すっぽり頭部を覆う不気味な白いマスクと、湖面から突き出る2本の足の映像には見覚えがあるのでは。 この印象的な場面が映像に登場したのは1976年の映画(主演・石坂浩二、監督・市川崑)。 それまでも何度か金田一モノは映像化されていたが、大きな横溝正史ブームとなったのはこの映画がきっかけだった。 この演出はもちろん2004年の稲垣吾郎金田一でも踏襲されている。 だがしかし! 実はこの2場面こそ、原作とは異なる映画オリジナルなのだ。 表情がないのが不気味なだけで、けっこうリアルな仮面なのだ。 この書き方だと、彩色もされてたっぽい。 もうひとつ、湖面から足が突き出る箇所だが、原作では「ネルのパジャマのズボンをはいた二本の足が、八の字を逆さにしたようにぱっと虚空にひらいている」……パジャマのズボン穿いてるんだよパジャマ! しかも原作では湖は凍っている(だから逆立ちが固定された)が、映画でもドラマでもそれは再現されない。 まあこれはキが違……げふんげふん。 それらも含めて稲垣版は1976年の映画に近いが、映画よりもずっと原作に忠実だ。 映画では改変されていた殺人方法はもちろん、セリフ回しもかなり細部まで原作に沿っている。 歴代の映像化の中で最も原作通りと言っていい。 というかこの制作陣、かなり原作が好きだよね? 稲垣金田一の「犬神家」では冒頭に金田一が探偵になったきっかけを紹介する「誰も知らなかった金田一耕助」というオリジナルのミニドラマが挿入されているが、そこで描かれるアメリカ時代の金田一って、『本陣殺人事件』と短編「女の決闘」(『支那扇の女』所収)に登場するエピソードがベースなんだもの(ただし事件は創作)。 ドラマオリジナルの部分ですらシリーズ設定に準拠する、しかも『本陣殺人事件』はまだしも決してメジャーとはいえない「女の決闘」を引っ張ってくるなんて、これ、相当の横溝ファンじゃないか、なあ? そうそう、ドラマでは人物描写も変わっている。 たとえば犯人。 ドラマでは情を前面に出し、取り乱す場面もあるが、原作では常に毅然とした態度を崩さない。 それが怖い。 また、ドラマの〈佐清〉は珠世に向かって「俺と結婚するしかないんだよ、ひっひっひ」なんて言う嫌な奴だが、原作では倫理観の呵責に悩む人物だ。 この2人についてはぜひ原作と比べてみていただきたい。 原作設定の中で、興奮すると吃音が出る・愛煙家という2点は採用されなかったようだが、服装はもちろん、死体にびびるのも、妙に自信家なのも(さすがに原作では自分の本を押し付けたりはしないが)、興奮すると頭をがりがり掻きむしるってのも原作通り。 ただし原作では頭を掻きむしるだけで、フケが落ちる描写は(少なくとも『犬神家』には)ない。 これも映画の石坂浩二から始まった演出なのだ。 それを吾郎ちゃんも踏襲してるんだけど、いやもう、フケすら美しい! あんな清潔感溢れるフケは見たことない。 あれはフケではなく妖精の粉だきっとそうだ。 インバネスから埃が立とうが妖精の粉を飛ばそうが、稲垣金田一はスタイリッシュで品がいい。 と同時に、飄々としたそのキャラクターは陰惨な描写が続く物語の中にあって、ほっと場を和ませてくれる。 実際、原作でも金田一が登場する場面はどこかコミカルで、猟奇的な物語を中和する効果がある。 実はこれが探偵・金田一のポイントなのだ。 私立探偵とはそもそも外部からやってきて、場を観察し、当事者に話を聞き、事件を解き明かす存在だ。 描かれるのは決して金田一自身のドラマではなく、金田一はむしろ全体を俯瞰し、情報を集めて整理する狂言回しなのである。 演出の星護氏はドラマ「ソムリエ」(フジテレビ)で吾郎ちゃんと組んだとき、彼の「生活感のなさ」が印象に残ったと語っている。 それを聞いて膝を打った。 ドラマの中にいながら、事件の外側にいる存在。 それは「生活感のなさ」に通じるものではないかしら。 犬神家のどろどろに巻き込まれず、部外者としてインタビュアーのように関係者から情報を聞き出し、物語と読者の橋渡しをする…… え、インタビュアー? そうか、「ゴロウ・デラックス」だ! 事前にしっかり下準備し、相手によって対応を変え、誠実に話を聞き出す吾郎ちゃん。 相手も視聴者をも同時に癒すあの吾郎ちゃんだからこそ、金田一がハマったんだ! 稲垣金田一のシリーズ5作、いずれ劣らぬ豪華出演陣と原作リスペクトの名作揃いである。 ソフト化されてないのが不思議でならない。 フジテレビさん、ぜひソフト化をお願いします。 オンデマンド配信でもいい。 芦辺拓『金田一耕助VS明智小五郎』の主人公、明智小五郎を演じて欲しいジャニーズには1位が稲垣吾郎さん。 85%の方が稲垣さんに投票されました!2位は香取慎吾さん、3位は木村拓哉さんでした。 アンケートの詳細は下記からご覧頂けます。

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みんなのドラマレビュー!:悪魔の手毬唄

悪魔の手毬唄 稲垣吾郎

古谷さんが金田一をやってくれないから、今や最後の牙城となった稲垣金田一第5の事件「悪魔の手毬唄」です。 レビュー掲載をご希望の方は、木魚庵までお願いいたします。 このコーナーに関しては、対象のドラマ、及び原作についてのネタばれを解禁します。 同じ原作でも映画や他のドラマなどについては、未見の方もいますのでネタばれはご遠慮ください。 ただし誹謗中傷は当方でチェックします。 「悪魔の手毬唄」レビュー スプラッター伊藤 子供の頃から原作を読みあさり、映画も千恵蔵版・高倉版・中尾版も含めて殆ど観てきました。 しかしテレビ版は古谷版までで鶴太郎版で嫌気がさし、小野寺版そしてこの稲垣版は敬遠してましたが今回初めて視聴しました。 原作は金田一ものとしては人気・完成度ともにファンからは必ず上位にランキングされる秀作ですし、個人的には「みたて殺人」ものとしては「獄門島」「犬神家」よりも好きな作品です。 またアガサ・クリスティ等の海外作品にも引けをとらない「マザーグースもの」の佳作だと思います。 またそれを市川昆が見事に再現した石坂版は全シリーズの中でも脚本・演出・配役どれをとっても完璧な最高傑作ではないでしょうか? さて本作ですが、配役は稲垣金田一は皆さんが評しているように可もなく不可もなくだと思います。 まあ他に適任はいる気はしますが・・・(TOKIOの長瀬だけは勘弁して欲しいです・苦笑)。 気になったのはリカ=かたせ・千恵子=山田優で完全にミスキャストだと思います。 ただ昔のファンの為に石坂版千恵子役の仁科亜希子を配役していたのには感激しました(笑)。 脚本は悪くないと思いますが、セットや演出はこの時代を再現という点ではかなり違和感を覚えました。 千恵子の新居はあれじゃ竜宮城でしょう? 次作も観ようと思ってますがやはりみなさんの言うように「獄門島」か「本陣」が望ましいですね。 横溝晩年の「悪霊島」や「病院坂」は原作の完成度が低いことが原因で、今まで上手くいった試しがないので触らない方が良いのでは(笑)? 稲垣版「悪魔の手毬唄」感想 ZEN 稲垣版金田一はいつも楽しみにしています。 今回の「悪魔の手毬唄」は賛否両論あるとは思いますが(僕もゆかり御殿にはのけぞったクチです)、原作を丁寧にまとめた良作といって良いのではないでしょうか? 特に原作でも(これまでの金田一シリーズでも)印象的な鬼首村入口の坂で、犯人と金田一の初遭遇するシーンはドキドキしながら見てしまいました(あのシーンこそ「悪魔の手毬唄」のファーストイメージ・・・これから事件が始まるというストーリーの入口ですから)。 そこに至るまでが少々長いような気もしないではないですが、ドラマには引っ張りも必用。 演出としては良かったと思います。 原作の磯川警部が出てこなかった(前作の「悪魔が来りて笛を吹く」では登場が匂わされていただけに)残念ですが、原作の登場人物を全て出すことが良い方法とは限りませんので、これはこれでありでしょう。 里子役の柴本幸さんは今までの里子役では一番だったのではないでしょうか。 どこと無く儚げで可憐で悲劇的な里子像が出来上がったと思います。 里子殺害のシーンも今までになく犯人であるリカの絶望が描かれ、それがクライマックスの狂気につながったと見れば、あの対決シーンもありだと思います。 次回作はやっぱり「獄門島」でしょうか? それならその次は「悪霊島」でつないでもらいたいと熱望します。 個人的には「幽霊男」もぜひやって欲しい作品ですが、今のご時勢では、ちょっとムリかな? 稲垣金田一「悪魔の手毬唄」考 池田恵 稲垣吾郎が金田一耕助を演じる、シリーズ第五弾「悪魔手の手毬唄」を見ました。 大空ゆかりのマネージャーの日下部是哉、総社の旅館・井筒屋のいとが登場しないことをのぞけば、原作に近いストーリーになっていたと思います。 (日下部是哉が出てこないことで、恩田幾三生存説がなかったのは残念。 ) 青池リカと金田一耕助の対決シーンは賛否両論あるようですが、私は無い方がよかったと思います。 赤あざと持って生まれた娘とそれに比べて美しく生まれた夫の残した娘たち。 夫を奪った女とその娘の帰郷。 息子と腹違いの妹たちの縁談。 23年経っても消えない嫉妬と、娘への憐憫がリカの犯行の動機なんでしょうが、怖い女で終わってしまいました。 亡霊まで出てくるし・・・。 告白の時間長過ぎです。 二世三姉妹女優さん達もあっと言う間に殺されてしまったので、誰が誰やらわかりませんでした。 書き割りのようなゆかり御殿にも笑っちゃいましたし、我が家のアナログテレビではハイヴィジョンの画像は暗くて奇麗に見えなかったのが残念でした。 原作通り、手毬唄の一番に「お庄屋ごろし」の一節を持ってきて、五百子刀自の老人特有の底意地の悪さを表現しようとしたのはいいのですが、わかりづらかったです。 青年団の「青い山脈」のコーラスと大空ゆかりの唄(ともに口パク)はいったい何だたったんでしょう。 有薗芳記さん(別所辰造)は原作のイメージ通りでよかったですし、舞台となった村もとても自然の豊な所で、時代設定とあっていました。 などと言ってきましたが、次作も楽しみにしてます。 あの台詞は無くてもいいので「獄門島」がいいかな。 「悪魔の手毬唄」レビュー 石坂耕助 お久しぶりです。 二年前の横溝小ブームは、大ブーム以来のファンである私にも嬉しかったのですが、リメイク版「犬神家」の不評に引き続いて、稲垣版「笛を吹く」もどうも出来がよくなかったですし、ブームに水をかける結果になったのは残念でした。 おまけに、とうとう市川監督も亡くなられましたしね・・・ 私もほかの方々と同様に稲垣シリーズの打ち切りが心配でしたが、とにかく再開されたのはよかったと思います。 で今回の「悪魔の手毬唄」ですが、一言でいえば、放庵の扱い以外はうまくまとめているし、リカの性格造形にも新味があって私には面白かった、ということになります。 対決場面でのリカのわめき・叫びに違和感を覚えられている方は、名作である映画版以来のリカの人物造形に先入観を持たれすぎているのではないかと思います。 昔から批評されていることですが、見立て殺人ものに動機の必然性が薄くなるのは、むしろ当然のことです。 しかし人間心理を考えるとき、そのような常軌を逸した異常行動を重ねる犯人の心中には、長年にわたって蓄積された鬱屈・狂気があってしかるべきです。 たとえば同じ大量殺人ものの犯人が女妖として描かれることに違和感を覚えられる人はいないでしょうが、「手毬唄」の犯人が重ねた犯行も、動機こそ金銭欲ではなく、嫉妬や自己保全ですが、今まで取られた路線が犯人を「こうするほかになかったかわいそうな女性」として強調しすぎたのではないかと思います。 動機にいくらか同情の余地はあったかもしれませんが、嫉妬に狂ったリカはやはり魔女であり、悪魔にほかなりませんから、あのように最後に狂気を一気に炸裂させ、錯乱のうちに生涯忘れられない夫の迎えに喜んでつき従う、「母としてではなく、一人の女性として」のリカの姿は新しい解釈であり、私は拍手を送りたいと思います。 確かにあの画像そのものは安っぽい心霊映画みたいですが・・・ しかしいただけないのは、放庵の描き方です。 私は手毬唄の対象を三人娘に絞ったほうが、放庵を有力容疑者として視聴者の目を向けさせるのに好都合ですし、放庵に罪を着せようとしたリカのもくろみにも整合しており、むしろ原作のほうが混乱を招くやり方と感じます。 ここを原作どおりにして、放庵を明らかな被害者として描いてしまっては、いくら沼ざらいや山狩りの場面を出しても、全く説得力がありません。 つまりこのやり方では、有力な容疑者が表に出ないまま、殺人ばかりが重ねられているように思えます。 リカが手毬唄を採用したのは、放庵に罪を着せるためというよりも、彼女のもくろみと手毬唄の恐るべき偶然の一致が原因としていますが、この点は全く納得がいきません。 また、栗林りんの死亡をリカが自ら進んで金田一に教えるのも、当初はおりんを犯人に思わせたいのでしょうから、明らかに不自然ですし、これも容疑者不在の大きな要因になっています。 原作の内容は知れ渡ってはいるのでしょうが、一応ミステリー・ドラマなのですから、疑わしい人物は出してしかるべきです。 私が、このシリーズを見ていていつも不満に思うのは、このように人物の描き方に大きな偏りがある点です。 「笛」を除いて、原作のプロットをうまくまとめて映像化しているのは称賛に値するとは思いますが、例えば「ゆかり御殿」の炎上とか、歓迎のど自慢とかに時間を使うよりも、主要登場人物の程よい描写に時間を使ったほうがいいように思います。 でもなんだかんだといいながら、私はこのシリーズが好きです。 原作の味を出そうと毎回新しい試みをされているからです。 他の方々同様、次回作は「獄門島」を期待しています。 「悪魔の手毬唄」レビュー wackey はじめまして。 今回の稲垣・金田一シリーズ「悪魔の手毬唄」も皆さんと同じような思いで拝見していました。 「横溝正史シリーズ」を観ていたのが確か小学生の低学年... 「市川崑」作品もほぼ同時期に映画館に観に行った記憶があります。 放送日時・時間帯、現代の視聴者、etc... などを加味すると、「横溝正史シリーズ」をリアルタイムで観ていたアラフォー世代が「なんじゃそりゃ」って感じる部分も完全に否定はできないのかな〜と思う次第です。 と、言いますのも息子達(小学生、低・高)がめずらしくドラマを最後まで観て「恐かった〜」やら「金田一はアタマ良いな〜」揚げ句にモノマネしたり手毬唄唄ったり「青い山脈」までも... (笑) 息子達は映画以外2時間ドラマはあんまり観ないんですよ。 集中力が持たないんでしょうね。 まあそんな光景を見てますと「悪くはないんだな... 」と、思うわけでありまして。 私何ぞは小学生の分際でワケも判らず「三つ首塔」を観てふるえ上がってたんですから(笑) やはり「金田一シリーズ」は推理云々以上に映像のインパクト(恐さ・美しさ)と、演出が大事なんですよね。 来年は「獄門島」期待しています。 「悪魔の手毬唄」レビュー さる 細かいところで、色々気になるところはありますが、制作者なりに真摯に向き合って、可能な範囲でお金をかけてくれていてTVシリーズとしては上々の出来であったと感じました。 仁科さんも出てたし 主たる原作を使いはたして別物になっているTBSや、2作目にして自主規制しすぎてわけがわからなくなって3作目はもはや無いであろうTXに比べれば、唯一まともと言えるのではないでしょうか。 以下、細かなところ 注意 バレあり ・みなさん言うとおり風呂の中で帽子をかぶったままというのは頂けない。 古谷金田一の逆立ちは良いけど、キャラ付けのためかもしれないけどこれは違うでしょ。 ・放庵サンが皮肉を込めた意味でもなんでもなく「ニレの旦那」と言ったのが何とも、現在ああでも家柄にはプライドを持っている人だと思っていたので ・女王蜂のやり過ぎからは改善されていますが、建物は考証する人居るんでしょうか ・里子が手紙をとり上げるところとか、尺の関係か細かい描写が端折られていて唐突な感じ、過去の作品をみている者の意見で、今作が初見の人は気にならなかったかもしれませんが。 ・母としてより女としてという解釈は別に気になりませんでした。 演者もはまっていて説得力があったと思います。 ・それに比べて....歌名雄君最後淡々としすぎ 気持ちの切り替えはやいよ ・千恵子キャラたってない。 犯人に全部もっていかれた 「悪魔の手毬唄」レビュー イヌさん 久々のにぎわいでありますな〜 やはりみなさん待ってたんですね〜稲垣金田一www 初っ端からこのシリーズ独特の演出なのでしょうが、歌名雄たちの「青い山脈」にはドン引きでした。。。 みなさんご指摘のお風呂で帽子もなんだかな〜でしたね 手毬唄にわざわざお庄屋さん殺害の一節を加えたのもギモン。 かえってあとで余計な説明を入れなくてはならず逆効果。 原作にある五百子の「年寄りならではの悪意」を表現しようとしたのでしょうが中途半端でした。 だいたいにおいて手毬唄に手を加えちゃダメでしょ! 放庵さんのキャラ付けも????? 犯人の可能性のある人なんだから今少し影があっても良かったでしょ。 せっかく麿 赤兒をキャスティングしたのにもったいない! (ああいう麿 赤兒を見られたってのも貴重かもしれません が。。。 ) しかし里子を間違って殺害してしまった直後のリカさんの絶叫はあっし的にはツボでした。。。 「やっちまった!」感ヒシヒシで切なかったです。 さてさて次回作ですが、「獄門島」あたりがテッパンなのでしょうが、「仮面舞踏会」「悪魔の寵児」あたりも見てみたいな〜 なんにしても一年以内に次回作をお願いしたいですね。 で、ゆくゆくは「病院坂」を二夜連続前後編でどど〜んとやってシリーズを締めくくるってのはどうでしょうか? (気が早すぎですねwww) 「悪魔の手毬唄」レビュー 甥っ子は皓介 いつも楽しく拝見しています。 有難うございます。 今回初めて投稿させていただきます。 稲垣金田一は5作目でしたが、今までの中では最も良かったと思いました。 確かに、リカが犯行を認めてわめくシーン、集落の風景やゆかり御殿のセットの酷さには閉口しましたし、磯川警部や日下部是哉の登場がなかったのは寂しく感じました。 しかし、ラストシーンの「あなたリカを愛してらしたんですね」という原作どおりの台詞や、仁科明子が再登場(配役は異なりますが・・)したこと、青池源治郎の弁士姿などは良かったと思います。 次回は「獄門島」か「夜歩く」あたりを期待しています。 最後に、「悪魔の手毬唄」は、乱歩先生や評論家諸氏が「殺人に至る動機が弱い」と評していますが、私は動機は十分だと思います。 私の中では、金田一作品の中でベスト3に入るくらい好きな作品です。 「悪魔の手毬唄」レビュー 田んぼ田んぼ 最後の対決シーンがオカルト風になってしまって残念でした。 それを除くと、よくできたと思います。 いちばん良かったのは、中丸さんが、犯人に連れて行かれるシーン。 この2人のシルエットが抜群で絶妙! 前かがみの犯人と、対照的に弱弱しく、少し背中をそらして、はかなげに歩いて行く中丸さん(の影)。 2人の姿勢が、この先の運命をとても良く暗示していて、何よりも、背景も含めてとても綺麗な映像美でした。 どうしてもこれだけ言いたくて、投稿しました。 「悪魔の手毬唄」・・今回はアリです!! 1さん 前回「悪魔が来りて笛を吹く」はちょっとがっかりだっただけに今回は成功して欲しいと祈るような思いで放送を待っておりました。 配役を見たとき、リカをかたせ梨乃さんが演じられると言うことでとてもぴったりだと思いました〜。 実際見てみて、全体に重く暗い感じはなく、コミカルでシャープにまとまっていましたが、稲垣金田一にはこれが合うのではないかと思いました。 それに非常にテンポが良く、原作の大事な見せ場やセリフもほとんど映像化されていて個人的には90点くらいはつけたいですねー。 私は五百子さんのあの偽りの手毬唄と表情が最高だったと思います!石坂金田一の五百子さんは少し呆けたおばあさんだったので・・・ 次は「迷路荘の惨劇」を見てみたいです。 悪魔の手毬唄レビュー 岡崎さん いろいろツッコミ処はありますが、これだけツッコませてください。 歌名雄の青い山脈がメチャクチャウザかったです。 あれだけはどうにかして欲しかった。 いいところもちゃんとありました。 それは、里子が随一と言っていいほど美しかった事です。 柴本幸さんはNHK大河・風林火山で由布姫を演じていた方なんですが、キャスティングを見たときから、これはひょっとしたらピッタリハマるんじゃないか!?と思ってたら本当にハマってました。 凄く美しくて儚いです。 女王蜂の栗山千明といい、ハマる女優さん選びはナイスだと思いました。 犬神家における加藤あいの珠世はどうかと思うが このシリーズ第6弾もある事を願って、楽しみにしてます。 悪魔の手毬唄 感想(ネタバレありかも…) Tarbo 今回の放送二年ぶりということもあって大変楽しみにしておりました。 僕の中では、なかなか良かったんじゃないかと思います。 最後は時間的な都合もあったのでしょうが、五百子の手毬唄の説明を一度にまとめてしまったことはちょっと残念ですねぇ とはいえあのシーンは人を大勢集めた中で行われ、僕の中では今まで映像化された中では上位のほうではないかと思います。 欲を言えば原作にあるようなみんなの驚きで放射状にのけぞる位の演出があるほうが僕の好みでしたけど… あそこは原作の中でも好きな部分なので僕はうれしかったです。 次にゆかり御殿が燃えたところ、制作者のこだわりを感じました。 前回でもそうでしたが、犯罪を憎みながらも、謎解きをおもしろがってしまう稲垣金田一のキャラづけも好印象。 (昼の再放送も見たんですよねー「悪魔が来りて笛を吹く」) しかし犯人が女性のとき凄い悪女なのも星演出の特徴なのでしょうか? 稲垣金田一も、もう立派なシリーズになりましたね。 次回あるとすれば、「獄門島」のビックネームも残っていますが、「白と黒」あたりやってほしいですねぇ。 団地にいる金田一さんが見てみたいなぁ 唖然・・・・「悪魔の手毬唄」 akanezora 今回の稲垣金田一、ちぇりーおじさん様と同様、ラスト近くのリカさんは・・・・・ 残念でした。 その部分は、原作と同様とはいかなくとも、演出で配慮して欲しかったなと。 ただ、新解釈として容認される方、原作を読まずに視聴された方には、「あり」なのかな・・とも思っちゃいますがね。 小生としては、作品として良い部分もあり、あれっと思う部分もあり、それなりに楽しく観ていたのですが、その部分で「やっちゃったか!」です。 本当に口が開きっぱなしになりました。 でも、次回作・・・・はあれば観ちゃうのかな。 思わずコラーーーー!! と叫んだ 「悪魔の手毬唄」 ちぇりーおじさん こんばんわ、今までみなさんの投稿を見るだけだった私も我慢できず投稿してしまいました。 今回の 悪魔の手毬唄 私には おどろおどろしさ は感じられませんでした。 ハイビジョン映像になって、フィルムの色味が出せないのでしかたないかもしれませんが、作り手の努力によってそれは克服できると思います。 昔と今では映像の美しさとか深みのある色というものの感覚が変わっているのでしょうか・・・ 近代的な映像という感じですね。 昔の雰囲気がまるで感じられないのです。 まあ、映像に関しては我慢して見ていたのですが、ラスト近く・・青地リカが・・・叫ぶ、わめく・・・なんですか、あれは・・・唖然としました。 そして、我に返った私は コラーーーーーーー!! なんじゃこれは!! と叫んでいたのです。 いくらなんでもこれはちょっと・・と思いましたね。 横溝先生が御存命ならばこんなことは許されないことでしょう。 この名作を根本からひっくり返してくれました。 少しは期待して見ていたのに非常に残念です。 このドラマを作った脚本家と演出家にはもう作って欲しくないです。 金田一はもうあなたたちには作って欲しくない。 と、酷評しましたが、次回作があるのであればまた見ちゃうんでしょうね。 笑 追伸 山田優の髪型はなんでしょうね・・ちびまる子ちゃんかと思いました 稲垣金田一版『悪魔の手毬唄』 やまchan 稲垣金田一、2008年の放送がなかったから、てっきり低視聴率を理由に打ち切りになったかと・・・ でも2年振りの放送でひとまずホッとしました。 しかし安心するのはまだ早い、月曜日の放送って初めてですよね? フジテレビの月曜のこの時間といったら「月9」「スマスマ」と、高視聴率番組が放映されてる時間帯ですから、この『悪魔の手毬唄』が、通常 「月9」「スマスマ」 より視聴率が下にでもなったら、今度こそ本当に打ち切られてしまうんじゃ・・? 実はドラマやると知ってから、内容よりもそっちの方がずっと気になってまして。 ドラマの感想についてですが、全体的に「良かった」と思います。 おどろおどろしい雰囲気が非常によく出ていましたし 前回の『笛』は、どこかサバサバしていましたからね 、一方で、夕焼け空などの美しい情景があちこちに見られたのも好印象でした。 稲垣金田一シリーズは、岡山など地方を舞台にした作品の方が合うんじゃないでしょうか。 確かに、2年振りでこっちの見る目も多少甘くなっていますし、原作と違うとかいう意見もあるとは思いますが。 しかし谷原さんは 配役知ってから予想できてましたが ちょっとしか出ませんでしたね・・・。 鬼首村手毬唄は、民間伝承らしくって良かったと思いますよ。 あと二、三日はあの手毬唄が頭ん中流れててそう。 あとこれだけは言っとかなきゃいけない、「風呂入る時ぐらい帽子とれー!!」と・・・。 さて、そうすると気になるのは「次があるのか?」ですが、5回目で昭和の石坂金田一と数で並んだ事だし、ある意味「いい節目」なんですよね。 くどいようですが、視聴率がよければまた製作されるでしょうが、そうでなかったら・・・視聴率どうなんだろ? 今回のドラマの満足度が高かっただけに心配・・・。 「悪魔の手毬唄」レビュー 木魚庵 皆さんのご感想をお待ちしています。 C 2009 NISHIGUCHI AKIHIRO.

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【悪魔の手毬唄】板についてきた稲垣金田一

悪魔の手毬唄 稲垣吾郎

『村に伝わる奇怪な手毬唄に隠された連続殺人の謎 過去の怨念と悪魔の情念が絡み合う史上最大の難事件』 『呪われた村に起る連続殺人と奇怪な手毬唄の謎! 血ぬられた過去の怨念と哀しき愛が絡む史上最大の難事件!』 内容 橘署長の紹介で山奥の鬼首(おにこべ)村に、 休養のためにやってきた金田一耕助(稲垣吾郎) 山間の田園風景に、子供達が手毬唄。。。。 その帰り、仙人峠で一服していると、妙な老婆とすれ違うのだった。 手毬唄を歌いながら、おりんと名乗る老婆。。。 放庵の元妻であった。。 しかし、泊まっている『亀の湯』の女将・青池リカ(かたせ梨乃)から、 驚くべきコトが伝えられる。。 すでに、おりんは亡くなっているという。。 約束どおりに庄屋を訪ねた金田一だったが、 庄屋の家には、放庵の姿はなく、家中血まみれであった。 現場には、おりんからの手紙、、、と『庄屋ごろし』という毒草。 そこに、捜査のために橘署長(塩見三省)がやってきて、 23年前の殺人事件について聞かされるのだった。 同じ、庄屋の家で起きた殺人事件。 村は、由良家、仁礼家により二分されていた。 そんなとき、仁礼家がブドウ栽培に手を出し、仁礼家が勢力を伸ばしだした。 すると今度は、由良家が、街から恩田幾三(谷原章介)というおとこを使い、 モール作りをはじめたという。 互いに、譲らない状態であった。 そこに活動写真の弁士・青柳史郎だった青池源治郎が、 妻・リカと息子・歌名雄を連れて村へやって来たのだった。 源治郎は、恩田のやり方を見て詐欺と見抜き、 問い詰めるために、、当時恩田が住んでいた庄屋の家へ。。。 が、、、言い争い、返り討ち。 源治郎は殺され、 いろりに顔を入れた状態で発見された。 第一発見者は、夫を心配してやって来たリカ。 そのまま、恩田は逃走し、迷宮入りとなったという。 何か妙なモノを感じ始めた金田一。 そんななか、村出身でスターとなった大空ゆかり(山田優)が、村に帰ってきた。 ゆかりは、別所春江(田岡美也子)と恩田との間に出来た子であり、 16年前、詐欺師で殺人犯と村人たちに、追い出されていた別所千恵子だった。 青年団の主催で、何事もなかったかのように開かれた歓迎会。 滝壺から、由良泰子(中丸シオン)の遺体が見つかる。 現場には、枡と漏斗。。。 枡は、由良家の紋章。 泰子の母・敦子(山口美也子)は、仁礼嘉平(石田太郎)を問い詰めるが。。。。 が、現場にいた歌名雄(平岡祐太)は、ショックを受けていた。 歌名雄の母・リカによると泰子と結婚するはずだったが、 ある日、仁礼嘉平がやってきて、娘・文子(多岐川華子)と結婚すれば、 リカの娘で顔にアザのある里子(柴本幸)の嫁ぎ先を見つけると条件で、 泰子との結婚はなくなり、文子との結婚になったのだった。 村では、泰子が老婆に連れられる姿が目撃されていたため、 死んだはずのおりんがと言う噂が立ちはじめる。 そんななか、ふたたび殺人事件。 文子が、仁礼家の酒蔵で殺される。。。 現場には、さお秤と大判小判、、秤は、、仁礼家の紋章 そのうえ、文子まで、恩田の子供という。。 そして、嘉平の娘ではなく、嘉平の妹・咲枝(仁科亜季子)の娘。。。 金田一は、ある事に気付く。 それは、由良五百子(佐々木すみ江)が歌う、、手毬唄。。。 庄屋殺し、泰子殺し、文子殺し。。。 を言い当てていた。 fujitv. 結構、あれこれ、消してますけどね。 いや、、あと数人入れた方が良いような気もするんですけどね ま、、いいや とりあえず、犯人は誰かというのは分かっているワケなのですが。 でも、 良い感じの『手毬唄』と、テンポで連続殺人事件!! そんなわけなんですが。 先ず、はじめにヒトコト。 わたし的には、 実のところ。 『悪魔の手毬唄』、、、好きじゃないんですよね。。 (苦笑) いや、、お話として、面白いことは面白いのです。 だって、、シリーズの他のモノに比べると、 音楽、、そして、唄が、強烈なんですよね。。。 サスペンスとして、良い感じの演出ですよね。。。 でも そこがねぇ。 どうしても、耳に残ってしまって(笑) 今回は、結構、コミカルな部分もあり 優しい感じですけどね。 それはさておき。 サスペンスとしては、本当に良くできています。 ネタバレするので詳細は書きませんが、 23年前の殺人事件。 そこが、『始まり』だった。 ってことです。 結局のところ、あれこれあったことよりも 最終的に、かたせ梨乃さんの演技に魅了されてしまう感じですね。 ホント、スゴイ表情の変化ですよね。 素晴らしい限りです。 最期が見えていても、 オモシロ味を感じるのは、原作の面白さのなせるワザであろう。 もう、感想、コレでいいや。

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