この記事の目次• お腹のガスだまりに悩んでいる人は3割も! 最近1年間にガスがたまった経験のある女性は20~50代の約3割にものぼるというデータがあります。 意外と多いと思いませんか? そのうちおよそ半数はほぼ毎日、もしくは週に2~3回という頻度でガスだまりを感じているのだとか。 ガスがたまるとお腹が苦しいだけでなく、様々な不快症状が出てくるので、早急になんとかしたいものです。 お腹の中にはコップ1杯分もガスがある お腹の中にまったくガスのない人はいません。 普通であってもコップ1杯分くらいのガスが存在しています。 普通は血液中に吸収されて、肺を通って呼気と一緒に出ていくことが多いので、それほど気になることはありません。 げっぷやおならで外に出ていくガスは1割程度しかないのです。 ところがそのガスが増えすぎると、血液では吸収しきれなくなります。 げっぷなどで外に出すのも限界があり、余分なガスはお腹にたまってしまいます。 外から見てもお腹がぽっこりするくらい増えてしまうと問題ですね。 おなかが張る時というのは、このガスの産生と排出のバランスが乱れることによって、お腹の中のガスが増えてしまった状態のことなのです。 ガスがたまると様々な不快感が… ガスがたまると具体的にどんなことに困るのでしょうか。 ガスがたまることで出てくる症状には以下のようなものがあります。 下腹部がぽっこり出る 全体的には決して肥満ではないのに、 ガスによるお腹の張りで、下腹部だけぽっこり出てしまうことがあります。 太って見えるのでいやですね。 お腹だけぽっこりしていると、スカートやパンツがきつくなって困りますね。 仕事をしている人や人と接する機会の多い人にとっては笑い事ではない深刻な問題です。 どうしてぽっこりするの?ガスがたまる原因 おなかが張ることを「腹部膨満感」と言いますが、これは腸にガスが増えた状態、またはガスによって胃腸の働きが悪くなることをさしています。 ガスがたまると腸の働き自体も弱ってしまうため、さらにガスを溜め込んでしまうことになり、どんどんガスで膨らんでしまいます。 どうしてガスがたまるのか、その原因を見ていきましょう。 食事と一緒にガスを飲み込んでしまう 早食いや大食いの人に見られがちな傾向ですが、 よく噛まずに食べ物を飲み込むと空気も一緒に飲み込んでしまい、それが胃にたまるのでお腹のガスの原因になります。 食事中の適度なおしゃべりはゆっくり食べることにもつながりますが、話しすぎるのは逆に飲み込む空気の量が増えてしまうのでよくありません。 ストレスによる呑気(どんき)症 ストレスを強く感じている人は、唾を飲み込んだり歯を噛み締めたりすることが多く、そのときに同時に空気を飲み込んでしまうのです。 便秘による過剰なガスの産生 女性は腹筋が弱かったり、ストレスなどで便秘がちな人が多いですね。 便秘が続くと腸内環境が悪化し、有毒ガスが産生され、ガスがたまりやすくなります。 しかも、 たまった便のせいでおならも臭くなってしまいます。 ガスを作らないためには便秘解消が欠かせません。 炭酸飲料の飲み過ぎ ガスがたまりやすい人は、普段炭酸飲料を多く飲んでいないでしょうか?炭酸飲料もお腹のガスを増やす原因のひとつです。 清涼飲料水はもちろん、• ビール• サワー も炭酸飲料ですから、 お酒が好きな人も飲み過ぎに注意した方がいいかもしれません。 甘いもの大好き!糖質の摂り過ぎ 下記のような糖質の高いものが好きではありませんか?• ケーキ• 和菓子• クッキーなどの焼き菓子• いも類などのでんぷん質 甘いものは悪玉菌の大好物。 腸内にガスを作りやすいのです。 実はお腹によくない?食物繊維の摂り過ぎ さつまいもをたくさん食べるとおならが増えたりしませんか? お腹の中をきれいにしようと思ってたくさん食物繊維をとると、消化が悪くなり逆に悪玉菌が増えてしまってガスが増えることがあります。 食物繊維が身体にいいからといって食べればいいというものではありません。 適度な量を守って食べるようにしましょう。 何事も程々が大切です。 肉類などたんぱく質が好き お肉の食べ過ぎは腸内で悪玉菌を増やしてしまうので、においのきついガスが発生します。 肉を食べる時は• 一緒に野菜もたっぷり食べる• たんぱく質を分解する酵素を含んだパイナップルやキウイをデザートに食べる• ヨーグルトで善玉菌を補う などして、腸内環境の改善にとつめましょう。 暴飲暴食で胃腸が疲れている ダラダラ食べてばかり、もしくはどか食いなど暴飲暴食は胃腸に負担をかけます。 胃腸が空になることがなく、常に消化吸収を行っているので、休む暇がありません。 そうすると胃腸が疲労して働きが悪くなります。 腸内のガスをうまく排出できなくなり、お腹にガスがたまるのです。 胃腸に何らかの炎症がある 冷えによる血行不良なども働きを悪くする原因のひとつです。 その他• 暴飲暴食• 香辛料などの刺激物の摂取 など胃腸に負担ばかりかけていると胃腸に炎症が起きることがあります。 胃腸に何らかの炎症が起きている時も機能が低下してうまくガスを排出できません。 お腹を締め付ける服装もガスの原因に 実は服装一つでもガスがたまりやすくなってしまうことをご存知でしたか?• 腹部のサポート機能の強いストッキング• 補正下着• パツンパツンのスカート など、お腹を締め付ける服装は、腸を圧迫しガスの逃げ場がなくなるため、ガスがたまりやすくなるのです。 ガスがたまっている時は、少しゆるめの服装の方がいいかもしれません。 おならを我慢している 女性なら当然かもしれませんが、会社や外出中におならはできませんよね。 その我慢している時間が長いほど、腸に負担がかかり、ガスがますます出にくくなってしまいます。 女性ホルモンの影響でもガスがたまる 生理前になると便秘になりやすいということはありませんか? これは女性ホルモンの黄体ホルモンの働きによるもの。 妊娠したときに腸の働きが活発だと子宮に刺激を与えてしまうため、流産の危険があります。 緊張すると交感神経が優位になり、胃腸の働きが鈍るのです。 緊張している時間が長いほど、ガスがたまりやすくなるといえるでしょう。 遅延型のフードアレルギー 食べ物のアレルギーというと蕁麻疹が出るなど皮膚の症状が多いように思われますが、他にも• お腹のガスの発生• 肌荒れ• だるさ• 疲労感 など、その症状は実にさまざまです。 どのような原因にもあてはまらない、改善策を施してもちっとも解消されない、という場合は食べ物が原因かもしれません。 恥ずかしいぽっこりお腹…お腹のガス溜まりの解消法 なるべく薬に頼らずにお腹のガスを解消するには、日頃の食事の仕方などがとても大切です。 運動やマッサージなども併用しながらお腹を楽にしていきましょう。 よく噛んでゆっくり食べること 早食いはお腹のガスによくないばかりか、ダイエットの観点からもよくありません。 1口最低30回以上は噛むことを心がけてみましょう。 また、一口食べるごとに箸を置くと早食いを防止できます。 スクワット15回は腹筋500回に相当するともいわれています。 スクワットなら下半身全体も引き締まりますし、ダイエットにもいいのでぜひやってみて下さい。 ストレスを上手に解消する 人は考え方、感じ方次第で何でもストレスになります。 また、睡眠不足や疲労も身体が感じるストレスです。 ストレスを感じている状態が長いほど、自律神経に与える影響も大きいので、• 疲れたら休む• よく眠る• 楽しいことをしてストレスを解消する などを心がけて下さい。 ストレスをなくすことは不可能ですが、自分を少しでも楽しませる方法を考えて、上手に解消していきましょう。 ガスを抜くマッサージ おへその回り、腸の曲がり角を意識してマッサージしていきます。 仰向けに寝て膝を曲げます。 右下腹部(右骨盤の上)を両手の指を重ねてゆっくり押します。 次は右側肋骨の下、左の肋骨の下と進みます。 左下腹部(左骨盤の上)と進み、最後は膀胱の上当たりを押します。 この5カ所を時計回りに押していくことによってガスが排出されやすくなります。 腹式呼吸をしてお腹の動きを良くする 女性は胸式呼吸が多いため、どうしても呼吸が浅くなりがちです。 疲れを取るためにも、腸の動きを良くするためにも、腹式呼吸をしてみましょう。 ゆっくり息を吐き出します。 お腹がへこむくらいしっかり吐きましょう。 次にゆっくりと鼻から息を吸い込みます。 それを10回繰り返しましょう。 寝る前にやると身体を温め、リラックス効果もあるので、よく眠れるようになりますよ。 お腹を温める、冷やさない 女性は冷えて腸がむくんでいる人も多いので、お腹を温めるのはガスを抜く良い方法です。 腹巻きをする• 毛糸のパンツを履く• カイロを貼る• 温めたタオルで温湿布をする• 湯船にしっかり入る など、お腹を温めてみましょう。 ガスを抜く市販薬を利用する それでもガスがたまって辛い時は市販の薬を利用してみましょう。 整腸剤やガスを抑える薬で症状を改善しながら、食事の仕方なども気をつけてみてください。 ガスピタン 水が無くてもラムネの様にポリポリ食べられるチュアブルタイプ。 食前または食間に服用します。 ヨーグルト味で飲みやすいのが特徴。 消泡剤、消化酵素が配合されているので、ガスをつぶし、食物繊維を分解することでガスがたまったお腹を楽にします。 食物繊維を分解し、今あるガスもしっかりつぶします。 また、乳酸菌の力でガスをたまりにくくします。 価格:1,000円 容量:18錠.
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この記事の目次• 腸にガスがたまる原因は? お腹にガスがたまってしまう原因には、次のようなことがあると言われています。 便秘がちで、ガスを「おなら」として放出しにくい• 腸の機能が低下して、ガスをうまく出すことができない• 腸の中でガスが大量に発生した などです。 それぞれについて見ていきましょう。 便秘がちで、ガスを「おなら」として放出しにくい お腹にガスがたまりやすい人は、自分でも気がついていない便秘があるかもしれません。 便秘でガスが出にくい場合は、腸の中でガスがたまり、胃が圧迫されて痛くなったり、吐き気がしたりすることもあります。 胃が圧迫されると、食欲がなくなりますので、食物繊維などの摂取が減り、ますます便秘が悪化してしまいます。 また、便秘の原因には様々なものがあり、腸の病気が関係していることもありますので、注意が必要です。 Sponsored Links 腸の中でガスが大量に発生した 腸の中でガスが発生しているにも関わらず、おならを我慢していたり、うまく出せなかったりするとガスがたまってしまいます。 ガスを発生させやすい原因には• 腸の中に悪玉菌が増えている• ガスを発生させやすい食べ物を食べた• 空気の飲み込みが多い などがあります。 悪玉菌は有害なガスを発生させる!? 腸の中に悪玉菌が多い場合は、悪臭を放つ有害なガスを発生させてしまいます。 有害なガスを発生させる悪玉菌が増える原因は、便秘や、消化しにくい肉類の摂取、食物繊維の摂取不足などがあります。 ガスを発生させやすい食べ物は? ガスを発生させやすい食べ物は、肉類などのほかに、小麦、豆類、玉ねぎなどと、乳糖や果糖、食物繊維を多く含む食べ物などがあります。 ただ、腸内環境が良好なお腹には、食物繊維などから発生するガスを摂りこみ、ガスの全体量を減らす微生物がいると言われています。 悪玉菌を増やさないためにも、食物繊維の摂取は重要なのです。 空気の飲み込みが多いとガスが多い!? 食べ物をよく噛まないで食べたり、話しながら食べたりしていると、空気をたくさん飲み込んで、ガスが増えることもあります。 気になる方は、こちらでチェックしてみてくださいね。 お尻たたき• ガスを出すツボの刺激• ガスをためない腸マッサージ• お腹の環境を改善するドリンク 簡単にできるものから順にご紹介していきます。 お尻たたきでお腹のガスを抜く たまっているガスを腸から出す有効で簡単な方法は、「お尻たたき」です。 やり方は簡単です。 まず、両手で握りこぶしを作ります。 次に、腰のあたりをトントンと、叩きます。 叩きながら、徐々に下へ移動して、最後はお尻と足の境目をトントン叩きます。 今度は、先ほどとは違う道を通って、また腰から下まで少しずつ叩きながら降りていきます。 これを数回繰り返します。 叩いている途中で、あなたにとって、効果のありそうな場所が見つかったら、集中的に叩いてみましょう。 仰向けに寝転んで 「脾兪」と 「大腸兪」の位置に、テニスボールかゴルフボールを当てて刺激する方法もあります。 お腹の動く音が、聞こえるかもしれません。 「中 脘」 ちゅうかん と「関元」 かんげん 、「大巨」 だいこ お腹を直接触るときは、手を温めて、軽く押すようにしてくださいね。 おへそとみぞおちの真ん中あたりにあるのが、「 中脘」 ちゅうかん というツボです。 左右の中指を重ねて、息を吐きながらゆっくりと、軽く押し込むようにしてください。 息を吸うときには、手を離す、というのを繰り返し行うと、より効果的です。 おへそから、指の巾3本分下には「 関元」 かんげん というツボがあります。 「中脘」の時と同じように、呼吸に合わせて軽く押し込んでください。 「中脘」と「関元」の刺激で、腸の不調が改善され、 お腹の張りが和らぎます。 そして 「 大巨」 だいこ です。 おへそから外に指の巾2本分、さらに下に指の巾2本分のところにあります。 押し方は、 「中脘」や「関元」の時と同じで、今度は左右を同時に押します。 「大巨」の刺激は、 腹筋を元気にしますので、習慣にすると、 腸にガスがたまるのを防いでくれます。 Sponsored Links お腹の張り、冷え性にも効く「三陰交」 さんいんこう ツボの最後は、足にあって、冷え性などからくるお腹の張りにも効果がある「 三陰交」 さんいんこう です。 足の内くるぶしの上から、指の巾3本分上で、骨の端にあります。 左右の足を、同じように刺激してくださいね。 この三陰交、左右のどちらか一方に切符を張り付けても効果があるのですよ。 磁気が作用して、血行を促すからです。 お腹マッサージでガスをためない! おへそのあたりで、横に走っている腸 横行結腸 が垂れ下がっていると、そこにガスがたまりやすくなることもあります。 そんな時は、お腹のマッサージが効果的です。 マッサージのやり方は簡単です。
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腹痛を感じる時に考えられる原因は? 腹痛が起きるのはガスだけが原因とは限りません。 まず、どの辺りが痛むのかによって原因を探ってみましょう。 腹痛が起こるのは、痛い部位によって次のような原因が挙げられます。 ただし、ここで紹介するのはあくまでも一部の例に過ぎません。 間違った自己判断をしないように、気になる場合はお医者さんに相談するようにしてください。 部位別の原因 腹痛がお腹のどの辺りに起きているかによって、腹痛の原因は異なります。 上腹部 みぞおちのあたりが痛む場合には、胃、十二指腸、胆嚢などの消化器官の痛みが原因に考えられます。 特に胃痛がよく起こりやすい上腹部の腹痛です。 下腹部 おへその周りに痛みがある場合は、腸の痛みである場合が多く、大腸、小腸などに問題があることが考えられます。 特に、左下腹部の場合には大腸の痛みの可能性があります。 ただし、他にも泌尿器系や婦人科系の痛みということもあり、自己判断は危険です。 どの部位が痛んでいるのか分からない場合には、必ず医師の診断を受けて判断するようにしましょう。 参考: 腹痛を起こす消化器疾患 腹痛は、一時的な場合もあれば慢性的に起こる場合もあります。 例えば、お腹が冷えただけでも一時的に腹痛は起こりますが、病気が関係している場合もあります。 自己判断は避け、気になる症状があるなら病院の受診も検討するようにしましょう。 急性の場合 感染性腸炎、虫垂炎、腸閉塞、消化性潰瘍 など 慢性の場合 過敏性腸症候群 など さらに、疾患と呼べる段階にはなくても、慢性的にガスが溜まりやすい場合や便秘がある場合は、腹痛に悩まされることがあります。 次からは、「ガス」が原因の腹痛について、詳しく解説していきます。 腹痛の原因「ガス」が溜まる理由 腸の運動が低下した場合には、腸内にガスが溜まりやすくなり、腹痛が起こる場合があります。 こうした、便秘とまではいかなくても、腸の働きが弱り排便の力が低下している状態のことを 「停滞腸」と呼ばれています。 停滞腸になっている人は、ガスが原因で腹痛が起こりやすいので要注意です。 どうしてガスが溜まってしまうの!? ガスが溜まる原因は大きく分けると2つあります。 お腹に入るガス(空気)が多すぎる場合と、排出されるガスが少ない場合です。 お腹に入るガス(空気)が多すぎるのは、以下のようなことが理由に挙げられます。 便やガスを排出する腸のぜん動運動が弱くなっている ぜん動運動とは、腸が弁を排出しようとする動きです。 腸内環境が悪いと、この働きが弱くなり、ガスを排出する働きも弱くなってしまうのです。 長時間座ることが多い デスクワークをされる方などは、どうしても長時間座りっぱなしになってしまいます。 これが腸を圧迫し、腸の働きを弱めてしまいます。 おならを我慢することが多い 仕事や外出中など、おならを我慢してしまいがちですが、これが腸にとって負担となる原因にもなります。 睡眠不足 仕事や育児で忙しく、寝る時間が少なくなってしまう時はありますよね。 睡眠時間が少なくなると、どうしても自律神経のバランスが狂ってしまい、腸の働きも低下してしまいます。 炭酸飲料やビールの飲み過ぎ イベントや飲み会などが続くと、どうしても多くなってしまうのが、ビールなどを飲むことが多くなってしまいます。 こうした飲み物は、腸の中で発酵がうまくいかず、ガスが溜まりやすくなってしまいます。 暴飲暴食 食べ過ぎや飲み過ぎは、説明するまでもなく腸に負担を与える原因となります。 ガスを発生しやすい食品を摂りすぎ 芋類や肉類、フルーツ、豆類、乳製品などは消化されにくくガスを発生しやすいので食べ過ぎには要注意です。 過敏性腸症候群の可能性もある お腹にガスが溜まる症状に悩まされる場合には、過敏性腸症候群という場合もあります。 過敏性腸症候群は慢性的に腹部膨満感や腹痛に悩まされる病気で、ストレスが大きく関係していることがあります。 便秘や下痢を伴い、排便をして改善するような場合は過敏性腸症候群が疑われます。 気になる症状があれば病院で相談するようにしてください。 過敏性腸症候群について詳しく知りたい方は、以下の記事も参照ください。 参考:お腹の張りを取れば腸は年を取らない (松生恒夫著) 参考: お腹のガス、正体は.. ? ガスが溜まるといっても、そもそもガスとはどんな物質のことを言っているのでしょうか? 「ガス」と聞くと、ちょっと危険な印象もありますよね。 ガスの正体と区別の仕方を紹介します。 自分がどちらのガスなのか、チェックしてみると良いでしょう。 ガスには2種類ある ガスには、 腸内で発生するガスと、 口から飲み込まれるガスの二種類があります。 腸内のガス 腸内のガスとは、腸内細菌が発生させるガスのことです。 主な成分は、窒素、酸素、二酸化炭素、水素、メタンガスなどです。 特に原因になりやすいのは、消化しきれなかった食物繊維や肉などのタンパク質です。 人間が消化液で消化しきれなかった食べカスは、腸内で細菌が分解し、その時にガスを発生させます。 口から飲み込まれるガス 口から飲み込まれるガスは、空気や胃液が、膵液(すいえき:すい臓で作られる消化液)により中和される時に発生します。 食べた後にゲップが出ることがあると思います。 ゲップは、胃腸で消化されたガスが逆流して出てきたものなのです。 ガスが溜まるのは正常?異常? お腹に溜まること自体は決して異常ではありません。 普通、ヒトは空気を飲み込んだり、消化することによって、お腹の中にガスがあります。 残りの30%程度が食べ物の消化と腸内細菌によるガスです。 ガスで問題になるのは、お腹の張りと匂いです。 あまりにガスがたまりすぎて腸が膨れてくると、腸の周りの臓器まで圧迫して、痛みを感じるようになります。 これがガスによる腹痛の原因です。 また、ガスの中身に腸内細菌が発生する匂い物質が多い時に、においの強いガス(おなら)が出るようになってしまいます。 腸の状態はおならのにおいで分かる 腸の中には、腸内細菌として良い働きをする善玉菌と悪い働きをする悪玉菌がいます。 善玉菌が多ければ、匂いの無いおならが出るのであまり気になりません。 しかし、おならが臭いのなら、腸の中で悪玉菌が増えている証拠です。 悪玉菌が増えると、腸の中を腐敗させ、有害物質やアンモニア、インドール、硫化水素、スカトールといった臭いガスを発生させます。 悪玉菌が増えると、発生した悪いガスのせいで腸の動きが鈍くなります。 その結果、便秘にもなりやすくなります。 すると、ますますお腹が張って痛くなってしまいます。 必要であれば薬を服用する ガス溜まりによる腹痛には、薬で対処する方法があります。 薬は、市販でも購入することができます。 例えば、ガスが溜まっている場合には、「ガスピタン(小林製薬)」「ラッパ整腸薬BF(大幸製薬)」などの薬を使って対処することが可能です。 ただし、腹痛に対しては、薬の説明書において効果が認められていません。 ですから、改善が期待できない可能性があります。 もし、お腹に痛みがある場合には、他の方法で治療することをおすすめします。 また、自己判断で治療法を選ぶのではなく、出来る限り医師の診断に従って薬を服用する方が安心です。 ガスを減らすには、腸内環境を改善しよう お腹のガスを根本的に減らすには、腸内環境を整えることが必要です。 溜まったガスを抜くだけでは、根本的な解決にはなりません。 悪いガスを増やさないためにも、悪いガスが発生する悪玉菌を減らしていくことが大切です。 どのような対処をすれば悪玉菌を減らせるのか紹介します。 食生活を見直す ガスが溜まる原因は、食生活が関わっていることがあります。 ガスを発生しやすいような食品を控えて、バランスよく食べるようにすることが大切です。 特に、腸に良いからと食物繊維を食べ過ぎると、余計にガスが溜まりやすくなってしまう場合もあるので気をつけましょう。 便秘を解消する 便秘で便が腸に溜まっていると、異常発酵してガスが発生しやすくなります。 便秘のせいでガスが溜まっている場合には、便秘を解決することが先決です。 便秘薬で対処するなど、自分の状態に合った方法で便秘を解消させましょう。 なお、詳しい便秘解消法については次の記事で幅広く紹介しています。 気になる方は読んで自分にあった便秘解消法を見つけてください。 整腸剤やサプリメントで善玉菌を増やす ガスが発生するのは、増えすぎた悪玉菌が原因という場合が多いです。 便秘の場合も、悪さをしているのは悪玉菌と考えられます。 そのため、 善玉菌を増やすことを日頃から意識するようにしましょう。 善玉菌を増やすには、食事の中にヨーグルトや味噌などの発酵食品を取り入れる。 水溶性食物繊維を意識的に摂る。 オリゴ糖を取り入れるなどの方法があります。 手軽に善玉菌を増やしたいという方は、乳酸菌やビフィズス菌をそのまま摂取することができる、整腸剤やサプリメントを活用するのがおすすめです。 乳酸菌とビフィズス菌は、どちらも腸の中で善玉菌として働く代表的な存在です。 お腹の健康を維持するためには、とても重要です。 乳酸菌とビフィズス菌の特徴や、整腸作用については次の記事でも詳しく紹介しています。 ガスで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。 効果的なガスの抜き方 どうしても溜まってしまうガスを抜くには、マッサージが効果的です。 まずは、お腹を温めることを特に意識しましょう。 お風呂に長めに浸かり、お腹や腰回りを擦ってみて下さい。 ポンポンと叩くのも良いでしょう。 お風呂に長く浸かれない方は、カイロ等で温めて下さいね。 ストレスを溜めない ストレスが溜まると空気を飲み込んだり、腸の運動が悪くなりガスを貯めやすくなります。 ストレスを溜め込まないで、息抜きを適度にしてリラックスする時間を作るようにしましょう。 お腹を冷やさない服装を心がける お腹が冷えると腸の動きが悪くなりガス溜まりや腹痛の原因になります。 日頃から、冷えない服装をすることが大切です。 女性であればワンピースやTシャツなどを着る場合には、キャミソールや腹巻などの下着を身に付けてお腹を冷やさないように心がけましょう。 また、お腹の辺りを締め付けすぎる服装も要注意です。 きついパンツやガードルなどで下腹部を締め付けすぎないよう気をつけましょう。 お腹を温める お腹が張っていて苦しい時に自宅で対処できる方法として、半身浴があります。 半身浴の方法はいくつかありますが、お腹の張りを改善するには次の方法がおすすめです。 38度から39度の少しぬるめのお湯をはる• みぞおちまでお湯に浸かる• 15分から20分程度を目安として、のぼせないようにじっくりと半身浴する この方法は効果的にお腹を温める方法で、簡単にすぐに取り入れることができます。 リラックス効果もあるため、副交感神経が高まり、腸の動きが良くなるのでガスを排出しやすくなります。 ただし、腹痛が強い場合には入浴が適さない場合もあります。 自分の体調を見ながら十分に注意して行うようにしてください。 参考:お腹の張りを取れば腸は年を取らない (松生恒夫著) 腸を活性化させる食べ物を食べる 腸の健康を維持するには、果物が役立ちます。 果物には、便秘対策にもなる食物繊維が含まれています。 食物繊維のバランスは、不溶性食物繊維:水溶性食物繊維が2:1になるように摂取するのが効果的とされています。 このバランスを維持するには、果物を取り入れるのが簡単でおすすめです。 特にバナナ、キウイは便秘がちな人にはおすすめのフルーツです。 以上のような、腸に良い習慣を取り入れ、日頃から腸の健康を維持することが、ガスだまりや腹痛などの不調を防ぐことに繋がります。 さいごに 腹痛の原因は様々ですが、身近に起こりやすいのが、ガスによるものです。 ガスが発生するのは食事や生活習慣、ストレスなどさまざまな理由が考えられます。 原因が何か分からないことも多いかもしれませんが、ガスが溜まっているということは、腸内環境が悪化しているという証拠でもあります。 腸内環境を整え、ガスが発生しにくい状態を減らすことで、腹痛などの辛い症状を防ぐことを心がけましょう。
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