新型コロナウイルス対策として3月4日 水 から電話診療を行っております。 電話診療後に当院から指定調剤薬局に処方箋をFAXしますと、調剤薬局ではFAXが届いた時点で(原本が届いていなくても)調剤をしてくれることになっていますので、調剤後に受け取り可能となります。 なお、原本は後日当院から調剤薬局に郵送いたします。 電話診療の継続に加えて、3月25日 水 からは新患、脳波検査・血液検査など外来受診が必要となる患者様に関しては通常の外来診療も行っております。 ただし、通常診療の場合にはマスクを持参していただき、受診時に玄関で体温を測定し、診察時にはマスクを着用していただきます。 当日37. 5度以上の発熱がある場合やかぜ症状がある場合は、外来受診をお控えいただきます。 受診前日に外来看護師が電話で、電話診療をご希望か通常診療になるかを確認させていただきます。 ご理解・ご協力の程よろしくお願いいたします。 2020年4月1日 てんかん外来 皆川 公夫.
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ご予約について• 新型コロナウイルス感染症とてんかんについて 2020年4月27日 医療法人社団 千紫会 新宿神経クリニック 院長 渡辺雅子 皆さまにおかれましては、ご心配のことと存じます。 1.これまでのところ、てんかんの方が特に新型コロナウイルスにかかりやすいという報告はありません。 2.もし、かかった場合に、特にてんかんの方が重症化しやすいという報告も今のところありません。 3.しかし、広い意味で、持病がある方ですので、外出を控え手洗いもしっかり行って新型コロナウイルス症にかからないようにすることはとても大切です。 4.万が一、新型コロナウイルス症にかかった場合も、てんかんの治療薬はいつも通り服用してください。 もし、普通に飲めない場合は、鼻や口からチューブを入れてそこから注入してもらう、あるいは同等の効果のある静注薬で発作がおきないようにすることがとても重要です。 1)担当の先生に、 てんかんの治療薬は必ず服用する必要がある、ということを伝えてください。 2)てんかんの治療で、いつもかかっている医師にも電話で新型コロナウイルス症にかかったことを伝えてください。 そうすれば、医師が新型コロナウイルス症の担当医と連絡を取り、よりよい治療が進められます。 5.日本に100万人いらっしゃるてんかんの方が、この困難な時期を乗り越えていかれますよう、当院スタッフ一同応援しています。 私たちも外出を控え、感染しないように努力いたします。 新型コロナウイルス感染防止を目的とした診療体制について 2020年4月4日 医療法人社団 千紫会 新宿神経クリニック 院長 渡辺雅子 東京都が新型コロナウィルス「感染拡大警戒地域」に指定されたことをうけ、当院では患者様および医療スタッフの感染を防止する目的から、以下のような診療体制を実施します。 本体制の実施期間については、2020年4月6日から開始し新型コロナウィルスの感染拡大が終息するまでを予定しており、1~2ヵ月程度を想定しておりますが、現状では未定です。 また、受診予定の方におかれましては、受診日当日は、ご自宅で必ず『体温測定(検温)』をしていただき、 37. 電話での診療はできますので、無理されずお電話いただけますようお願い致します。 来院された場合はクリニック玄関にて検温を行わせていただきますのでご承知おきください。 再診の患者様 事前にご希望を確認したうえで、原則として 【電話診療】をおこないます。 初診の患者様 【対面診療】をおこないます。 ただし通常通り 【完全予約制】を前提とし、通院に伴う感染リスクを抑制するため、ご予約日程の調整をさせていただきます。 (すぐにはご予約できない可能性があります。 検査体制の縮小 患者様の院内滞在時間を短縮するため、脳波検査および血液検査については医師が特に必要性を認める場合を除き、おこないません。 診療時間短縮について コロナウイルス感染症対策のため、現在は、主に電話診療をお願いしております。 また、診療時間に関しましては、 前日までにご予約を頂いた方の診療がすべて終わりましたら、診療を終了とさせていただいています。 ご理解のほどよろしくお願いいたします。 その際、 【電話診療】の予約時間を決めていただき、下記内容を確認させていただきます。 事前に準備をお願いいたします。 保険証・ご利用の医療証に変更がある場合は、事前にFAXもしくは、メールでご提示ください。 FAX番号 03-3362-3223 メールアドレス clinic shinjukushinkei. 保険証・ご利用の医療証に有効期限がある場合は、 ご自身で有効期限の確認もお願いいたします。 他の患者様との兼ね合いで少々お待たせする場合もございますが、電話に出ることが可能な状態で待機をお願いします。 その後、当院から事前にご指定いただいた薬局へ処方箋をFAXいたします。 薬局より連絡がない場合などは、薬局へ直接連絡をお願いいたします。 (郵送に関しましては、薬局へご確認ください。 次回来院時に当院窓口にてお支払いいただきます。 注:予約は、メールでは受け付けていません。 ・お電話では氏名、診察券番号(お持ちの方)、生年月日、電話番号、ご予約の希望曜日などをお尋ねいたします。 ・紹介状などをお持ちの方はその旨もお伝えください。 ・当日診療内容によっては、順番が前後することがございます。 時間に余裕をもってお越しください。 現金でのお支払いをお願いいたします。 医療機関コード 「5722061」 クリニック診療日カレンダー クリックすると表示が大きくなります。
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こんにちは、Dr. アシュアです。 「熱性けいれん」 日本の子供たちの100人に6人くらいはこれを起こす体質を持っています。 小児科ではあるあるの病気の一つです。 熱だけでけいれんしてしまう病気と聞くとなんだか恐ろしいですが、 けいれんの持続時間は短く、けいれん前後で神経学的異常を呈しません、つまり後遺症は残りません。 小学校に上がる頃には、熱を出してもけいれんしなくなるので、熱性けいれんだけであればそれほど怖い病気ではありません。 稀ですが、10回以上繰り返すお子さんもいないわけではありません。 熱性けいれんを起こしたお子さんをお持ちのご家族から、時々こんな質問を頂きます。 「けいれんのせいで、脳の成長が悪くなったりしないでしょうか?」 今回は、そんな質問に対する答えのヒントとなる論文をご紹介したいと思います。 さて主役に登場して頂きましょう。 背景と目的-Background and Objective 「熱性けいれんをくりかえす」ことが「子どもの神経学的・精神医学的な発達と死亡率」にどのように影響するかは不明です。 今まで、この類の研究は研究の参加者が少なかったり、追跡期間が短いものが多く、長期経過の評価が出来ていないという背景がありました。 そのため、本研究では、 「熱性けいれんを繰り返すことと、てんかん、精神的障害、死亡率の間に関連性があるかどうか」 を調べることを目的としました。 多胎の症例は除外されています。 この種のコホート研究では良くありますね。 おおよそ35年間の研究期間!!(観察は30年)で、子どもの数が200万人!! めちゃめちゃでかいコホート研究です。 そして、デンマークの法律に従うと 「参加者への連絡なしにレジストリベースの研究を行える」らしく、インフォームドコンセントは必要がなかったようです。 法律で明文化されていれば、同意はすっ飛ばせるって、すごいですね。 もちろん、データは匿名化されているとのことでした。 あと当たり前ですが「デンマーク人を対象とした研究」という所は大事です。 研究結果をそのまま日本人に当てはめられるかどうかはちゃんと考えなければいけません。 大事な項目の定義 論文ではキモになる部分で、大事な事項について「どう定義をしているか」を示しておきます。 熱性けいれんの児、てんかん、精神的障害、の各々の定義を簡単に書いておきます。 まず、熱性けいれんに関する情報は、デンマーク国立病院レジストリという病名の記録から取得されました。 診断は国際疾病分類(ICD)に基づいていました。 1977年から1993年まではICD-8、そして1994年から2016年まではICD-10 です。 ICD分類システムによれば、 熱性けいれんは体温が高いが、重篤な健康上の問題を伴わない発作と定義されています。 3か月~5歳までで「発熱性発作と診断」されていて、「てんかん、脳性麻痺、頭蓋内腫瘍、重度の頭部外傷、または熱性けいれんの発症前の頭蓋内感染症がない」といった病名をつけられた小児(入院中と外来治療)を、「熱性けいれんだった小児」と定義しました。 つぎに、てんかんですが、病名がてんかんとして登録がある小児を、そのまま「てんかんがある小児」と定義しています。 最後に精神的障害ですね。 ここはかなり手広いかったです。 ICD-8の290-315およびICD-10のF00-F99の範囲の診断として定義していました。 それだけじゃ訳が分からないので、ICD-10のF00-F99を試しに見てみますと、「精神及び行動の障害」というカテゴリーの病名全部が対象で、あらゆる病名が含まれていました。 アルツハイマー、認知症、薬物による精神症状、うつ病、知的障害、自閉症・・・etc すごい数です。 気になる方はこちらをどうぞ データ収集と分析 部分分布ハザードに基づいて競合するリスク回帰を使用して、集団(合計、男児、女児)の熱性けいれん、てんかん、精神障害、および死亡の累積発生率を推定しました。 ここは統計学の専門的な知識が無いとかなり難しい所なので端折りますが、捕捉します。 捕捉すら難解だと思うので飛ばしてもらって構いません。 今回熱性けいれんの回数とてんかんの関連をみたいわけですが、仮に熱性けいれんを1回だけ起こしたある1歳の子どもが2-3か月後に事故で偶然死亡したとします。 子どもは死亡しているので、本当は将来てんかんと診断されていたかもしれません。 事故で死亡してしまったことで、その子どもがその後てんかんを発症したかどうかが観察不能になったという事です。 この場合、「死亡」は競合事象になるので、分析結果を補正する必要が出てきます。 そこで使用するのが競合リスク回帰になります。 ・・・やっぱり難解ですね。 結果-Results 2,103,232人の小児(1,024,049 [48. 7%]が女児)のコホートで、3か月から5歳までの間に熱性けいれんと診断されたのは75,593人(3. 6%)でした。 熱性けいれんは、男児で5歳での累積発生率:3. 9%(95%CI、3. 9%-4. 0%)、女児で5歳での累積発生率:3. 3%(95%CI、3. 2%-3. 3 %)でした。 日本人と比べると、ちょっと発生率が低い集団です。 再発性熱性けいれんのリスク 少なくとも1回の熱性けいれんを経験した75 593人の子どもたちを検討すると、熱性けいれんを起こす回数が多いほど再発性熱性けいれんを起こすリスクが高くなっていた。 精神障害を伴う入院の30年リスクは、熱性けいれんの回数とともに上昇した。 ・コホート全体の人口では 17. 2%(95%CI、17. 2%-17. 3%) ・最初の熱性けいれん後 21. 4%(95%CI、21. 0%-21. 9%) ・2回目の熱性けいれん後 25. 0%(95%CI、24. 0%-26. 1%) ・3回目の熱性けいれん後 29. 1%(95%CI、27. 2%-31. 0%) そもそも30年見て精神障害の病名を伴って入院をするリスクが全体の人口で17. がしかし、前述している精神障害の病名の手広さが尋常ではないので、あまねく全ての精神障害の病名を含めればこれくらいにはなるのかなぁと感じました。 さらに、精神障害の相対リスクを「てんかん」を調整した後で検討してみると、以下の様でした。 精神疾患のリスクは、発熱性けいれんを伴う入院が3回以上ある小児の方が、そういった入院がない場合と比較して高かった。 (HR 1. 44; 95%CI、1. 35-1. 3回以上熱性けいれんを起こした小児において「てんかん」の調整を行った場合、 HRは2. 21(95%CI、1. 69-2. 91(95%CI、0. 69-1. 20)に低下しました。 つまり、熱性けいれん後にてんかんと診断されなければ、死亡率の上昇とは関連性がないことが分かります。 てんかんの持病があれば、発作そのものによる死亡もあれば、事故を起こす可能性も高くなると思います。 てんかんの持病が無い人と比較すれば、それは死亡率は上がることでしょう。 結論-Conclusions 研究の限界点として、 熱性けいれんの情報源が病院の病名登録のデータであり、データの完全性が72%(95%CI、66%- 76%)であったため、熱性けいれんの症例の全てが把握できていないことによって、結果が保守的になったのではないかと書かれていました。 これだけ規模が大きい研究ですと、致し方ない部分でもあるなという所です。 あと、個人的には熱性けいれんのタイプによっても、後々のてんかんや精神障害のリスクは異なってくるはずなので、タイプ別に解析ができていれば、さらに良かったとは思いました。 ただ、ここは病名登録データベースでは判別不可能な部分があるだろうなと思います。 筆者らは、 ・再発性熱性けいれんの病歴は、てんかんおよび精神障害の高いリスクになるように思われる。 ・後にてんかんを発症する児でのみ死亡率を増加させる可能性がある。 と結論付けていました。 なにが分かったか 結論を再掲します。
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