生理周期は女性ホルモンの働きによりコントロールされており、増殖期(卵胞期)・排卵期・分泌期(黄体期)・月経期の4つに分類できます。 増殖期(卵胞期)は生理1日目から始まり、脳下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモンが増加し、卵巣にある卵胞が発達し始めます。 成長した卵胞からは卵胞ホルモンが分泌され、妊娠に備えて子宮内膜の厚みも少しずつ増していきます。 その後、卵胞ホルモンの分泌量がピークになると、脳下垂体から黄体化ホルモンが分泌され、卵胞から卵子が放出されます。 これが排卵です。 排卵後、卵胞は黄体という組織に変化して黄体ホルモンの分泌を始めて、分泌期(黄体期)に入ります。 黄体ホルモンの作用により子宮内膜は妊娠に備えて柔らかく厚く変化し、水分と栄養素をため込もうとします。 同時に、黄体ホルモンには基礎体温を高める作用があるため、排卵期を境に低温期から高温期に入ります。 受精卵が子宮内膜に着床すると、黄体ホルモンの分泌が続きますが、妊娠がおこらない場合は、子宮内膜が血液とともに体外へと排出され生理が始まります。 このように、女性のカラダは閉経するまでの間、妊娠に備えて生理周期を繰り返しています。 生理周期のズレが1週間以内であり、生理周期が25〜38日間であれば心配ありません。 しかし、生理周期が24日以内の状態は「頻発月経」とよばれ、「卵胞期短縮症」や「黄体機能不全」などの病気が疑われます。 卵胞期短縮症は増殖期(卵胞期)が短くなる病気、黄体機能不全は分泌期(黄体期)が短くなる病気です。 どちらの病気でも、生理サイクルが24日以内と早い周期になる傾向があります。 増殖期(卵胞期)は低温期、分泌期(黄体期)は高温期ですから、基礎体温を記録していると、どの期間が短くなっているのか判断しやすくなります。 増殖期(卵胞期)や分泌期(黄体期)の日数にははっきりとした基準はありませんが、以前と比較して短くなっていると気がついたら、早めに婦人科で相談しましょう。 黄体機能不全の場合は、生理の2週間前頃に不正出血がおこることもあります。 また、30〜40代の女性で、生理周期が早い傾向にある場合、甲状腺の病気にかかっている可能性もあります。 甲状腺機能低下症の場合、脳の視床下部からTSH放出ホルモン(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)により、プロラクチンという乳汁を作らせるホルモンの分泌が促進されるため、カラダが産後のような状態になり、生理周期が乱れやすくなります。 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)が卵巣に影響を与えるメカニズムはまだ解明されていませんが、経血量(生理出血量)が少なくなり、不妊症の原因となる可能性があるとされています。 生理周期が早い場合、まず1サイクルが24日以内か確認しましょう。 たとえ生理周期が正常範囲内であっても、以前に比べて生理周期が早い場合は注意が必要です。 基礎体温を記録している人は、きちんと排卵があるか、無排卵になっていないかを確認しましょう。 生理と排卵の状態が正常であれば、女性ホルモンの変化により基礎体温も変化します。 排卵後は体温が高くなるため、体温の上昇がみられれば排卵していると判断できるのです。 基礎体温をきちんと記録していれば、生理周期の変化にも気づきやすくなります。 ただ、低温期、高温期とよばれてはいるものの、その差は0. 3〜0. 5度のわずかなものです。 基礎体温の計測には普通の体温計ではなく婦人体温計を使用し、正確な数値を計測しなければなりません。 計測した基礎体温はグラフとして記録し、低温期や高温期がわかるようにしておきましょう。 おりものの量や色の変化、不正出血などのカラダの異常もあわせて記録しておくと、病院で医師の問診にもスムーズに答えやすくなります。 30代以降の女性で生理周期が早い傾向があり、体温が常に36. 5度より低い場合は、冷えが原因でカラダの老化が進んでいる可能性があります。 卵巣まで老化が進むと、生理周期が早まるほか、不妊の原因となったり、更年期が早まったりします。 また、血流が悪いため冷え性が進行しがちです。 さらに、冷えを加速させるのは、筋肉量の低下です。 若いころと比べると体力が落ちているので、定期的に運動していないと、筋肉が落ち、脂肪がつきやすくなるうえ血流が悪くなります。 もし20代のときと比べてお腹まわりの筋肉が落ち、ぽっちゃりしてきているようであれば卵巣周辺が冷えやすくなっていると考えましょう。 生理周期が少し早いだけであれば、カラダを動かして血流を良くし、卵巣を温めてあげると生理周期が整うこともあります。 毎日5分でも良いので適度にカラダを動かして血流を促すよう心がけましょう。 冷えは、女性ホルモンのバランスに大きく影響を与えるだけではなく、血行不良や自律神経のバランスを乱すなどさまざまな不調の原因になります。 デスクワークで長時間同じ姿勢で作業を続けていると、首や肩などの筋肉に負担がかかり、血行も悪くなってしまいます。 また、疲労物質などの代謝も滞るため、慢性的な疲労感やだるさの原因にもなります。 これまで運動習慣のなかった人は5分ほどの簡単な体操やストレッチでも良いので、少しずつ始めてみましょう。 筋肉量が増えて血行が良くなると、カラダのさまざまな不調が改善される効果も期待できます。 自律神経の乱れ、疲労感、体重増加など、冷えはさまざまな不調をもたらします。 適度な運動はストレス解消にも役立ちますので、上手に生活に取り入れて健康維持に役立てましょう。 ただし、病気が原因で血行障害をおこしているケースもあるので、なかなか冷えが改善されない場合は、医師に相談することをおすすめします。
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又は生理が来ないから一気に太る。 ということはあるのでしょうか? あります。 急激に太った為に生理が来ないのです。 生理が来ないから太ったのではありません。 (HPより 2)ストレス 排卵は、脳の中の間脳・脳下垂体というところで調節されています。 ストレスというのは脳における自律神経の調節機構を乱す原因となりますが、この間脳・脳下垂体というのは自律神経の中枢と言える場所ですから、容易にストレスの影響を受けて調節機構に乱れを生じ、無排卵になってしまいます。 ショックな出来事で生理が止まったり、スポーツ選手の生理が乱れたりするのもこういうことが原因となって起こるものといえます。 3)ダイエット・肥満 極端なダイエットにより間脳・脳下垂体系の働きが低下し、排卵が起こらなくなってしまうことがあります。 またその逆に、極端に太ってくると排卵が起こらなくなる場合があります。 いずれの場合でも一種のストレス性の無排卵と言えるでしょう。
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生理の遅れは、多くの女性が経験されていることだと思います。 でもみなさんは、生理が遅れる原因が一体何なのか、そもそも正常な生理とはどういうものなのかを、きちんと理解していますか? 「少し遅れているくらい平気だろう」と、簡単に考えてはいけません。 そこで今回は、生理が遅れる原因や、病院に行った方がいい生理についてお話したいと思います。 こんな生理は要注意 生理不順は放置しがちですが、「後々赤ちゃんを授かりたい」「自分自身が元気に過ごしたい」そんな気持ちがあるのなら、自分の生理について知っておきましょう! まずは生理周期や出血の日数などをチェックです。 正常な生理周期は25日~38日。 以下の4つのうち当てはまるものがあれば、女性ホルモンや甲状腺ホルモンバランスの乱れ、子宮や卵巣の病気が隠れていることがあります。 婦人科を受診してみてくださいね。 頻発(ひんぱつ)月経…生理周期が24日以内と短いもの。 稀発(きはつ)月経…生理周期が39日以上と長いもの。 過長(かちょう)月経…生理の出血が8日以上続くもの。 また出血量が多い、出血にレバー状の塊が混じる、痛みが強い月経を「過多(かた)月経」と言う。 過短(かたん)月経…生理の出血が2日以内で終わってしまうもの。 また出血量が少なく、ナプキンに少し付く程度の月経を「過少(かしょう)月経」と言う。 生理を遅らせる原因3つ 1 ストレス 女性ホルモンにはエストロゲンと、プロゲステロンがあります。 これらの分泌には、脳にある視床下部と脳下垂体、そして卵巣が関わっています。 脳はストレスに弱い部分です。 仕事や人間関係のトラブル、急な環境の変化などのストレスに影響を受けます。 また、卵巣の機能低下なこともありますが、これにもストレスが関わると考えられています。 2 不規則な生活 女性ホルモン、自律神経はお互いに影響しあっています。 不規則な生活により自律神経が興奮し続けることがあると、自律神経が乱れ、ホルモンバランスの乱れにも繋がると考えられます。 夜にはやりたいことが沢山あると思いますが、日付が変わる前には眠りにつきたいですね。 3 ダイエット・肥満 「ダイエットをしたら生理が止まった」という声も聞きます。 これは栄養不足による身体の防衛反応だと考えられています。 子宮や卵巣などは、直接私たちの命に関わる臓器ではないので、無月経にして先に心臓などに栄養を使おう!ということですね。 また、若い女性に多いのが多嚢(たのう)胞性卵巣症候群。 肥満が関係していると言われており、生理不順の原因の一つです。 いかがでしたか?ご自分の生理について知り、原因3つの対策を練り今後のために月経不順を整えたいですね。
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