チューバってどんな楽器? チューバは非常に長い全長を持つ管を長円状に幾重も巻いた楽器で、管内で共鳴させた音を上向きのベルから発音する大型楽器です。 他の管楽器と同じように音程を変えるためのバルブを持ちますが、大きく分けて「 ピストン式」と「 ロータリー式」の2タイプが存在し、その中にも細かな種類があります。 ピストン式 ピストン式はトランペットのようにバルブが備えられたチューバです。 バルブが上下に動き、奏者の右側にベルがくる設計の「トップアクション式」と前側にピストンが付いていて、奏者の左側にベルがくる「フロントアクション式」が存在します。 楽器の音域や機構に大きな違いはありませんが、トップアクション式は主にヨーロッパで、フロントアクション式は主にアメリカで使われます。 ロータリー式 ロータリー式はホルンのようにレバーがつけられたチューバであり、このレバーを押しながら演奏します。 ピストン式よりもスラーが得意という特徴を持ち、ベルの向きは奏者の左です。 主にドイツやオーストリアといった中欧の国で使われています。 チューバは大きく、重量がある楽器であるため、写真のように持ち抱えるようにして演奏されます。 ただ、演奏するのに力が必要であることに加えて持ち運びも面倒なので、一般的にあまり人気のある楽器ではありません。 特に男性よりもフィジカルが弱い女子にとってはフルートやクラリネットの方が好まれるので、敬遠される傾向にあります。 しかし、近年はアニメ「響けユーフォニアム」の影響もあってか、ユーフォニアム及びチューバの人気が上がっています。 「チューバ・ユーフォニアム=カッコイイ」という価値観が前より大きくなっているので、大型金管楽器に興味がある人にとっては始めやすい時期といえるかもしれません。 チューバの歴史 チューバの語源はラテン語で「管」という意味があり、ローマ帝国の時代からこの言葉自体は使われていました。 ただ、大型低音楽器としてのチューバが生まれたのは19世紀です。 金管楽器全般は起源は古くから存在していても、実用的な楽器が生まれたのは割と最近だったりもします。 最初の実用的なチューバが登場したのは 1835年頃のこと。 ドイツの楽器職人ヨハン・ゴットフリート・モーリッツによって作られた「F管バスチューバ」が現代のチューバの元祖だといわれており、以降、金管楽器の最低音部を支える楽器として改良を繰り返しながら、少しづつ現在使われているチューバに近づいていきました。 ちなみに20世紀に入るまで様々な形のチューバが模索されたようですが、結局は現在の持ち抱える大型なチューバが一般化したようです。 低音楽器なので音域は狭めと思われがちですが、実際はかなり広めです。 チューバは典型的な低音楽器の音域です。 チューバの種類とユーフォニアムとの違い 一言でチューバといっても、チューバには複数の種類があります。 主に「テナー・チューバ」「バス・チューバ」「コントラバス・チューバ」「ウィンナ・チューバ」といった種類があり、 一般的にチューバと呼ばれる楽器はバス・チューバの事を指し、テナー・チューバに関してはユーフォニアムと呼ばれることの方が多いです。 ただ、チューバは世界中に音色や機構が異なる楽器がたくさん存在するにもかかわらず、明確な世界基準がありません。 その為、国やジャンル、奏者によって名称と楽器が一致しないことがあり、非常にわかりにくいです。 テナー・チューバ(ユーフォニアム 比較的小型のテナー・チューバはユーフォニアムとも呼ばれます。 女子にとってはバス・チューバよりも扱いやすいため、人気です。 尚、ユーフォニアムという名称は吹奏楽やブラス・バンドで使われ、オーケストラではテナー・チューバと呼ばれますが、楽器の性能は殆ど同じです。 しかしながら、日本においてはロータリー式のチューバを「テナー・チューバ」、ピストン式のチューバを「ユーフォニアム」として呼ぶことが通例であり、ピストン式であるユーフォニアムはロータリー式のチューバよりも柔らかく丸みのある音色を奏でます。 とりあえず 小型でピストン式のチューバがユーフォニアムと覚えておきましょう! バス・チューバ チューバと呼ばれる楽器は一般的にコチラを指します。 ウィンナ・チューバ ウィンナ・チューバはF管のバス・チューバの一種であり、左手で3個、右手で3個、計6個のロータリー・バルブを操作しるバルブの多いチューバです。 他のチューバよりも柔らかく、木管楽器や弦楽器と調和しやすい音質を持つことから、主にクラシック分野で使われます。 優れたメカニズムを持つ楽器としても知られており、F管とC管を足したハイブリット型といえる性能を持ち、音程に関しても従来のチューバよりも繊細な部分まで調整することが可能です。 とりあえず、いっぱいバルブが付いているのがウィンナチューバと覚えておきましょう。 チューバは実音表記 チューバには様々な調性の管が存在しますが、 基本的に移調楽器としては扱われず実音で記譜されます。 移調楽器として扱われるのは吹奏楽やブラスバンドです。 オーケストラでは殆ど実音表記です。 ウィリアムズ / テューバ協奏曲 ユーマンズ作曲「キャリオカ」チューバソロ 最後に 金管楽器の最低音を支えるチューバ。 重量感があり力強い音を奏でる楽器であり、最近はユーフォニアムを中心に人気が出始めています。 オーケストラよりは吹奏楽やブラスバンドで活躍しているイメージが強いですが、様々なジャンルで活躍しているので、この機会にチューバにも注目してみてください。
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人気がありながら新品ではあまり流通しなくなってしまったSchilkeのGEIBモデルです。 C管や大きすぎないB管用のサイズで、やや深めですが丸みのあるカップのためコントロールがしやすいのが特徴です。 この度、買い替えのため手放すことにしました。 リム内径 32. 76mm (三木楽器ホームページより) 広めの口径、比較的息が通りやすいカップを採用していますが底の部分がややU型になっており、ヘルバーグなどに比べるとやや抵抗が強めに設定されています。 そのため、早めの息で演奏しても反応してくれるたり必要な息の量が少なくて済むという特徴を持っています。 写真撮影時に軽く洗いましたが発送前にもう一度洗浄・消毒します。 (ヨーロピアンシャンクの楽器では入りすぎてしまうかと思います。 )その他使用感がありますが問題なく使えます。 リム凹み、シャンク歪みはありません。 写真の1枚目のロゴ刻印付近にごく小さめの打痕が(見づらいです)使用には問題ありません。 プチプチで梱包して発送します。 質問などありましたらお気軽にどうぞ。 購入前に一言コメントをいただけると幸いです。 こちらはチューバのマウスピースです。 中学の吹奏楽で2年ほど使っていました。 (女子です)細かな傷などが多いです。 発送した後に返品はしませんので写真などでご確認ください。 また、質問などある方はコメントにてよろしくお願いします。 マウスピースは同じ種類でも吹いてみると一つ一つ全然違うものです。 金管楽器 吹奏楽 チューバ ユーフォニアム ホルン トランペット マウスピース YAMAHA 最後までお読みください!! テューバ奏者、ダニエル・ペラントニとロバ-ト・トゥッチが協力し、完成したテューバのためのマウスピース ペラントゥッチ PERANTUCCI PT-86(銀メッキ仕上げ)です。 PT-86は口の大きい奏者のための口径の大きいマウスピ-スです。 音量が大きく、中低音域の音が良く出ます。 音質には丸みがありダークな響きです。 モデル:PT-86 カップ直径:33. 7mm カップの特徴:中位の深さだが非常に口が広い リム幅:7. 5mm リムの特徴:内リムはわずかに丸い スロート:口径8. 3mm 楽器をコンバートし 必要なくなってしまったので 出品します。 練習中に何度か 落としてしまい 画像のように凹があります。 おまけにマウスピースケース ソフト をお付けいたします。 TA-2900は世界各国のプレーヤーが愛用している代表モデルです。 明るい音色としっかりとした音の輪郭を持ちながら、1本でも充分にバンドを支えきれる程の充実した響き。 「最高品質」の称号に相応しい一本です。 持ち手及び外縁の主に手が触れる部分のメッキ薄れ、2番管外縁に細かな凹み、細かなメッキの薄れが見られますが全体的に深い傷、凹みや打痕などの大きなダメージはなく、綺麗な状態を保っています。 株式会社グローバル発行・後藤文夫氏による選定書が付属します。 ------------ ご覧頂き誠にありがとうございます。 商品はご入金確認後に発送しております。 ご不明な点などがございましたら、ご質問にてお問い合わせ下さい。 どうぞよろしくお願い申し上げます。 ・ローブラスセンターのクロス ・保証書 龍谷大学の吹奏楽部で活動していました。 写真では分かりにくい細かい傷がありますが、1年間しか使用しておらず、美品となっています。 ノーズフルートは、鼻に当てて鼻息・舌・喉の開きを利用し、発音する楽器でチューバの音色を良くします。 マウスピースは希望であればつけさせて頂きます。 ・送料はこちらで負担します。 ・ダンボールで梱包し、破損しない為の最大限の努力はさせて頂きます。 ご覧いただきありがとうございます。 MIKE FINNの2Bというチューバ用マウスピースです。 以下に公式サイト内の文を載せておきます。 参考にしてください。 ヘビーウェイトのマウスピースです。 公式サイト内のpdfには2Bの情報はありますが、購入欄が無いので絶版になっている可能性があります。 MF2-B The MF2-B has a deep, bowl-shaped cup, providing a clear focused tone throughout the range of the instrument, with a medium width, well-rounded rim for comfort and flexibility. An excellent all-around mouthpiece. 使用感は多少ありますが、大きな傷や凹み等はありません。 早ければ次の日には発送します。 また、価格は某楽器店にある同メーカーの中古品 銀メッキ の価格を参考に設定しています。 その楽器店のHPに記載されている情報も以下に載せておきます。 日本では流通量が非常に少ないですが、アメリカで人気のマイク・フィンマウスピースです。 ヘビーウエイトが基本のメーカーで音の飛びが良く、標準的なサイズのカップを組み合わせてあり汎用性の高いモデルです。 質問等あればコメントにてお願いします。 よろしくお願いします。 Tuba チューバ テューバ マウスピース mouthpiece 値引不可です。 トラブル防止の為、画像や説明文をご確認の上でご検討下さい。 【説明】 管を付け替える事で座奏とマーチングに対応出来る、いわゆるコンパーチブルモデルです。 カワイのTubaと言えば、チェルベニー社 チェコ やムジカ社 オーストリア のOEMで知られていますが、本機にはMade In Germanyの刻印があります。 ハードケースのデザインからして、恐らくミラフォンあたりのOEMだと思われます。 小さめなサイズ YBB-201とYBB-103の間くらい で、アンサンブル〜30人程度の小編成に対応出来るくらいのキャパシティです。 鳴りが良く、小回りが効くので汎用性は高いと思います。 スクールバンドでの使用や社会人の方のサブ楽器としてオススメです。 小さめの依頼演奏を多くこなす方には、とても便利にご活用頂けると思います。 メッキ禿げはありませんが、細かい凹みがあるのでコレクション用途には向きません。 吹奏感が乱れるほどの大きな凹みは無く、遠目では凹んでいるとも感じない程度なので、神経質な方で無ければ概ね問題はないと思います。 ピストン、管の固着は無いので、少なくとも実用上の問題はありません。 なお、ピストンボタンにはバーニング加工を施した天然木を使用しています。 貝やプラスチックよりも柔らかい音色になるそうですが、正直違いがわかりませんでした。 汚れて黒ずんだような 良い言い方をすれば味のある 見た目になっているので、気になる場合は別途楽器屋さんで交換してもらうのが良いと思います。 【発送】 佐川急便、或いはヤマト便にて発送致します。 送料は無料です。 ミラフォンの純正に良く似たとても頑丈なハードケースで、楽器と緩衝材にかなりの余裕があるので、ハードケースそのままでの発送とさせて頂きます。 (下手に梱包を行うと持ちにくくなり、かえって取り落とすリスクがあると考えます) 商品に興味をもっていただき、ありがとうございます。 ご購入に際しては以下を必ずご確認頂きます様よろしくお願い致します。 近年の同型の中国製に比べ、板が厚く、丈夫ですが重量のある楽器となっています。 芯のある音やキャパシティに寄与する一方、お世辞にも吹きやすいとは言えません。 パワープレイには向きますが、吹きやすさ、鳴りやすさや取り回しの良さを重視されるなら、同型でもPLAYTECH等最近のモデルの新品を買い求めるのが良いと思います。 注意事項 : 完動品・演奏可能で、本番使用も問題ないと思っていますが、もともとそれほど精度の良くない中国製である上、10年弱の使用による劣化が多く、全体として状態の良いものではありません。 画像と以下を良くご確認願います。 ・ベルに無数の打痕があります。 ・手の触れる部分 ベル・マウスパイプ にラッカー剥げがあります。 ・U字管周辺はボタンやファスナーでついた擦過傷があります。 ・ロータリー・レバーは動作こそ問題ありませんが、少し重く、ガチャ音もあります。 使用期間が空くとスティックしやすいです。 ・管の抜き差しは問題ありません。 ・音程については他のBBb管と大きく違いはありません。 ・どこかでハンダが取れているらしく、特定の音程でビビりが発生します。 ・管内は多少緑青が発生しています。 【その他】 ソフトケースとマウスピース、ベルガードチューブが付属します。 ソフトケースはセントラル楽器オリジナルのものです。 マウスピースは無銘で、おそらくどこかのコピーと思われますが、あくまでおまけ程度にお考えください。 ケースがソフトケースしかないため、基本的に直接手渡しを考えています。 近県であれば出品者で運搬も可能です。 以遠等配送希望の場合はご相談とさせてください。 その他不明点はご質問ください。 僕はそれで普通に使用できました! また側面の破れは4センチ程度で深さは5ミリだったのでソフトケースとしての機能に影響はありません! 定価で買うと8万のところを6万円で買いました。 ソフトケースとしての耐久がしっかりしているのでかなりお買い得です。 中高生の方々楽器を持って帰りやすくなりますよ! ヤマハのロータリーも入るかと! 東京の方は相談次第で手渡し可能です! お値引きも致します 値引不可です。 アメリカ製で、現在は製造していないものです。 わかりやすく言えば、公立のスクールユーズとしては相当上等な方です。 比較的小ぶりなサイズで、広く許容があると言うよりは、ストレートに届くような響きです。 音色が均一で扱いやすいので、コンクール、ポップス、アンサンブルと広く利用出来る一方で、クラシックなど1、2本で大編成を支えるような用途には不向きです。 音程もヤマハの縦バス程度には良いです。 おおよその状態は画像をご確認頂ければと思います。 全ての管に固着は無く、ピストンも軽快なので、中古としては良好な部類だと思います。 ただし、ピストンを押すとカチャカチャと音を発します。 バルブガイドが金属製 最後の画像を参照 である為で、元々の仕様に起因するものです。 その証拠に全てのピストンが同じ音を発します。 ハードケースに関しては、閉め金具が破損した為、パッチン錠を打ち付ける補修を行っています。 見た目は気になりますが、 割れや取手の破損は無いので、実用上の問題はありません。 ハードケースにしては小さめだと思いますが、キャスターが付いていないので、頻繁に持ち歩く場合には別途ソフトケースをお買い求め頂いた方が良いと思います。 【発送】 ハードケースをプチプチに包み、持ち手を出すようにします。 ケースが頑丈な事もあり、下手に段ボールに包むよりも持たせやすいようにした方が落下等の運送事故を防止出来ると考えた為です その状態で佐川急便、またはヤマト運輸を介して発送致します。 送料は無料です。 5 mm ベルクランツ付き 純正ソフトケース付属 2001年に定価95万円で購入。 2019年12月まで継続使用をしていましたので、使用感はありますが、抜き差し管やロータリーの動きに問題はありません(管内洗浄済み)。 とても重厚感のある音が出せます。 1番管の抜き差し管に、特注でストッパーを取り付けています。 ソフトケースでのお渡しのため、神奈川県もしくは都内で手渡し可能な方を希望します。 他の地域の方でも、取りに来て頂けるのであれば、価格は相談に応じます。 (交通費は自己負担でお願いします) 郵送の場合は、ソフトケースの内外をプチプチで包装し、特注で作った段ボールに入れて、佐川ラージサイズ宅急便を利用する予定です。 中古楽器であることをご理解の上、見た目を細かく気になさる方はお控え下さい。 お気軽にコメント下さい。 他のサイトにも出品しています。 売り切れの際はご容赦願います。 太く豊かな音を求める中級レベルの奏者に適している。 リム内径:33. 0mm リム厚:7. 5mm スロート径:8. その55%オフの7,400円(送料無料)での販売になります。 評価でもそう仰って下さる方が多いです。 たとえ同じ商品名であったとしても写真を使いまわしたり、他サイトから画像をコピーしてきたりなどは一切おこなっておりませんのでご安心ください。 これからもどんどん出品していくので、もしも気に入っていただけたらフォローしてもらえると嬉しいです。 ムラのない落ち着いた音で響き,豊かな大音量が得られる。 リム内径:32. 06mm スロート径:8. その65%オフの4,150円 送料無料 での販売になります。 評価でもそう仰って下さる方が多いです。 これからもどんどん出品していきますので、もしも気に入っていただけたらフォローしてもらえると嬉しいです!.
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構造 [ ] 唇の振動によって生じた音を管体で共鳴させ朝顔(ベル)から放出するという基本構造は他のと同様であるが、以上の全長を持つ管は長円状に幾重にも巻かれ、大型の朝顔は上部に開く。 金属(主に)製の管は、迂回管や抜差し部分を除き、朝顔に向かって緩やかに広がる「円錐管」となっており、を接続する「マウスパイプ」と呼ばれる部分は楽器の中程の高さに取り付けられる。 音程を変えるための弁(バルブ)を持つが、これにはピストン式とロータリー式とがあり、その数は3つから7つまでと様々である。 ピストン式の楽器には、楽器を構えた時に、弁が直立した upright 状態になる「アップライト型」(通称「縦バス」)と、弁が横倒しになり楽器の前面で操作を行う「フロント・アクション」 front-action とがある。 ロータリー式の弁を備えた楽器は全て前面操作となり、また、基本構造は前面操作のピストン式であっても1つないしは2つの追加のロータリー式の弁を備えるものもある。 迂回管部やマウスピース直後の下向きにU字状になった部分には結露水がたまりやすいため、水抜き用のバルブ機構や抜差し管を使い排出を行う。 歴史 [ ] チューバ(tuba)は、元々はで「管」という意味であり、には既に楽器の名称として用いられていた。 しかし、にも表れるこの呼称はいわゆる「」を指すもので、現在のように大型の低音金管楽器を意味するものではない。 「チューバ」と名付けられた低音金管楽器が姿を表すのは、19世紀に入ってからのことである。 一方で、低音金管楽器としては古くはと呼ばれる木製の有孔の楽器が使われており、後にこの流れを汲んだやといった木製あるいは金属製のキー式の楽器が生み出されている。 18世紀半ばにイギリスから始まったにより、金属の加工技術が飛躍的に進歩すると、ホルンやトランペットなどで音高を変える仕組みとしてヴァルヴが採り入れられ始めるが、こうした動きはやがて低音金管楽器にも波及した。 こうしたヴァルヴ式低音金管楽器に「チューバ」の呼称が用いられた経緯については定かではないが、最初の実用的なチューバは、の軍楽隊長ヴィルヘルム・ヴィープレヒト(, 1802年 - 1872年)とベルリンの楽器製造職人ヨハン・ゴットフリート・モーリッツ()によるベルリン式のピストン・ヴァルヴを採用した「F管バステューバ」だとされ、この楽器はに特許が取得されている。 チューバの登場により、それまで低音金管楽器の主流であったオフィクレイドは徐々に姿を消し、に入る頃にはほとんど見られなくなった。 また、19世紀の半ば頃には、他に「 ()」や「 ()」などと呼ばれる低音金管楽器もまた存在したが、やがてこれらの呼称は廃れ、「チューバ」の呼称が一般的になっていった。 19世紀中頃には、「f」や「d」字型など、チューバの形状は様々であったが、によって一連のがまとめられて以降、この楽器群に見られる長円型へと次第に収束していった。 今日では、低音域での豊かな音量を求め、全般的に大型化の傾向が見られる。 チューバの分類 [ ] 音域による分類 [ ] チューバは、その音域によってテナー、バス、コントラバスの3種類に分類される。 稀ではあるが、この呼称はを指すものとして使われることがある。 今「テナー・チューバ」(あるいは「ユーフォニアム」)と呼ばれている楽器は、や、独奏などで用いられる他、以降の比較的大きな編成によるや管弦楽曲でも稀に使用の機会がある。 一般に「テナー・チューバ」の呼称は管弦楽で用いられ、「ユーフォニアム」と呼ぶのはなど管弦楽以外の分野全般で用いられる。 日本ではバルブの形態により、ロータリー式の楽器を「テナー・チューバ」、ピストン式の楽器を「ユーフォニアム」として呼び慣わしている(これらの呼称については を参照)。 このテナー・チューバに含まれる楽器としては、「」(あるいは「サクソルン・バス」)と呼ばれるものも存在する。 バス・チューバとコントラバス・チューバ [ ] ロータリー式の弁を持つチューバ 一般には単に「チューバ」と呼ばれる楽器は変ロ調、ハ調、変ホ調、ヘ調の調性を持つものが知られている。 これらのチューバは管弦楽や吹奏楽における大編成の合奏から独奏に至るまで、幅広い用途に用いられる。 や、特に後者においては、習慣的にチューバを単に「バス」と呼ぶ場合があるが、これはしばしばアップライト型の楽器に限定される。 また、「チューバ」と「バス」を明確に区別する者も奏者を中心に存在する。 チューバのうち、変ホ調とヘ調の楽器を「バス・チューバ」、変ロ調とハ調の楽器を「コントラバス・チューバ」として区別する場合がある。 作曲家によっては楽譜上で区別し、使用する楽器を指定している。 ウィンナ・チューバ [ ] CERVENY WIENER TUBA Musica Model 「ウィンナ・チューバ」と呼ばれる楽器はF管のバス・チューバの一種である。 左手で3個、右手で3個、計6個のロータリー・バルブを操作する。 管厚が薄く、同様に倍音を多く含み、他の金管楽器とよく融け合う響きを出す。 特にドイツ式との親和性が高い。 ウィンナ・チューバは、この楽器の響きに魅せられた、、、などによりの重要作品に用いられていく。 のチューバとの意味合いを込めて「コンサート・チューバ」の呼称も得た。 生まれのシステムであるが、ウィーンで育てられ広く普及し、近年までウィーンで使われ続けたことによってウィンナ・チューバと呼ばれている。 新しいウィンナ・チューバをゲルハルト・ゼックマイスター Gerhard Zechmeister が、ムジカ Musica 社の協力で開発している。 ムジカ型はいくつかのバリエーションを持つ(、)。 「その巧妙なフィンガリングとバルブ・システム(6番目のバルブの回転がFチューバをCチューバに変える を持ったウィンナ・コンサート・チューバは、言わばバス・チューバ及びコントラバス・チューバの組み合わせなのである(響きの統一をもたらしながら! ゼックマイスターは、ウィンナ・チューバと同じロータリー・システムを持つF管コントラバス・も開発している。 ウィンナ・制作で知られるオーストリアのアンドレアス・ユングヴィルト ANDREAS JUNGWIRTH は新しいウィンナ・チューバ制作に取り組み、独自のよりダイレクトな響きを復活させることに成功した(、、、)。 ウィンナ・チューバの構造 ウィンナ・チューバは、左3ロータリー+右3ロータリーの6バルブを持ち、基音Fから第2Fの間をトリガー操作なしにクロマティック で演奏できる。 「FチューバとCチューバを合わせたダブル・チューバの機能を持つ楽器」ともいえる。 ウィンナ・チューバの原型であるヴィープレヒトとモーリッツによる最初のFバス・チューバ(クロマティック・チューバ=参照 1835年)は5つのベルリン式のピストン・バルブだったが、1875年にレオポルト・ウールマンによりウィーンにてロータリー・バルブに改良された。 同時に吹込管が円筒型から形に変更された。 このクランク状のパイプをなくして6つのバルブを1直線に配置すると音程バランスが崩れる。 F調から1全音半(短3度)下げるバルブをウィンナ・チューバは持たない。 それでも問題は生じない。 しかし、これを取り違えた情報が広まっている。 ウィンナ・チューバの音程は、理論的にも実際に使用してもとても優れている。 それは、下記の3つの点から検証できる。 への対応• への対応やへの対応• 楽器・マウスピースの個体差による誤差の補正 バス・チューバとして基音から第2倍音の1間への対応力は非常に重要であるが、ウィンナ・チューバは1オクターブ間で64の指使い(全て長さの異なる)を持ちとても対応力が高い。 への対応をするうえでウィンナ・チューバは管の抜き差しを一切必要としない。 ウィンナ・と同様に不要な響きを抑えるためにウィンナ・チューバにもベル・クランツが採用される場合が多い。 4本から6本のピストン式のバルブを備える。 フランスでは、1970年頃まで、バス・チューバと共に、あるいは単独で用いられていた。 や、等の作品に於ける「チューバ」は、この楽器を想定していたと考えられる。 マーチング・チューバ パレードやといった立奏を前提として考案された大型ので、通常のチューバを横にした形状をしており、肩の上に乗せベルを前方に向けて演奏する。 マウスパイプの交換により通常のチューバとして座っての演奏を可能にしたものもあり、この様式はしばしば「コンバーチブル」(convertible)と呼ばれる。 ヘリコンとスーザフォン [ ] ()と、それを改良したは、チューバの変種として捉えることもできるが、その用途はいわゆるチューバとは全く異なり、行進やなど立奏に特化した楽器である(マーチングチューバともいう)。 ヘリコンには幾つかの調性の楽器が知られ、また、バルブの形態も様々であるが、スーザフォンは変ロ調でピストン式の3本バルブのほぼ一種だけが知られている。 変ロ調のスーザフォンは同じ調性のコントラバス・チューバと同じ管長を持ち、音域もほぼ同じである。 今日の管弦楽では、こうしたヘリコンやスーザフォンを使用することは無く、吹奏楽でも稀なこととなったが、初めからの終わり頃までのではいわゆる(座奏用の)チューバの代わりにスーザフォンが広く用いられた。 従来は製であったが、1960年代以降、より軽い FRP などの材質を用いたスーザフォンが多く使用される様になった。 ワグナー・チューバ [ ] 「」も参照• : 著名なチューバ奏者 [ ] も参照。 佐藤和彦• (、)• () ポルト国立交響楽団首席• 他 主な楽器メーカー [ ]• Yamaha• Besson• Willson• Rudolf Meinl• Hirsbrunner• Meinl Weston• Jupiter• Miraphone 関連項目 [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するメディアがあります。
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