結婚式・披露宴の乾杯の音頭(発声)前の挨拶は、先にもお伝えしたように1分くらいの時間です。 この中に起承転結を備えた構成にすることが大切です。 あまりたくさんの事を話そうとせず、まず主題を一つに絞るのがポイントです。 「起」はお祝いの言葉や招待のお礼、新郎新婦との関係を簡単に話し自己紹介します。 「承」は新郎新婦の人柄を簡単に話し自分ならではのエピソードを一つだけ話します。 上司などでエピソードが少し長くなるようなら新郎新婦の人柄は省きましょう。 「転」ははなむけの言葉を送りましょう。 今後の結婚生活へのアドバイスや期待などを話します。 「結」は結び言葉を言います。 もう一度お礼を述べても構いません。 礼儀・マナーを心得た行動挨拶をすることが大切です。 前置きでこのことをお伝えしておいて本題に入ります。 まず司会者が乾杯の音頭(発声)をする自分を呼び出したら、乾杯グラスを持ちゆっくりとマイクの前まで進みます。 そして一礼して挨拶に入ります。 相手を敬う言葉、敬語を適度に使い冗談も相手の事を考えた内容にとどめます。 目線は結婚式会場全体を見回すようにし、適度に新郎新婦に目線を合わせます。 スピーチが終わったら、「ご唱和ください」と声を掛け「乾杯」と明るく元気に音頭(発声)します。 グラスは目の高さに上げます。 グラスは小指を立てたり手のひらで包んだりせずグラスの足の下すぐのところを持ちます。 またお酒がダメな人も結婚式ではグラスを口に付けて飲むしぐさをするのが礼儀です。 そして、「ありがとうございました」と一礼し席に進みます。 このように、礼に始まり、礼をもって行い、礼で結ぶのが動作と心を加えた流れになります。 結婚式、披露宴の乾杯の挨拶は、本来ならカンペは見ない方がいいのですが、どうしても不安という方はカンペをうまく活用することをおすすめします。 まず最初の段階として、作った原稿をポケットに忍ばせておきます。 もし頭が真っ白になった場合、カンペがポケットにあるというだけでも安心できうまくこなせます。 次の段階は断りを入れて、カンペを見ることです。 「緊張して失礼があってはいけないので手元を見ながら挨拶させていただきます」などと言った後カンペを見ます。 最初から見るためのカンペは色紙やメッセージカード、二つ折りの台紙が付いたものなど結婚式にふさわしいものを選びましょう。 ノートの切れ端はマナー違反です。 最後は、カンペを見ることをネタにします。 最近の結婚式、披露宴では乾杯の音頭(発声)の挨拶を面白おかしく進めるのにカンペを見ることを前提とし台紙に「カンペ」と書いて挨拶して会場を和ませる方もいます。 これは、友人や親族など近親者のみで催される披露宴では可能です。 来賓が出席している披露宴では避けましょう。 新郎新婦並びにご両家ご親族の皆様本日は誠におめでとうございます。 新郎〇〇さんは私が部長を務めております企画部に新人として配属されて以来、信頼できる頼もしい部として頑張ってくれています。 彼のユニークなアイデアには何度となく助けられました。 またここ2年の間は彼をリーダーとしたプロジェクトに取り組みその中で発揮された彼の決断力や統率力には目を見張るものがありました。 そして見事期待に応えてくれました。 そんな彼の心をつかんだ〇〇さんは素晴らしい女性だと思います。 そんなお二人なら末永く幸せな家庭を築かれると確信しています。 それでは乾杯の音頭(発声)を取らせていただきます。 ご唱和ください。 新郎新婦の幸多き前途を祝し合わせてご両家ご親族、ご列席の皆様のご健勝を祈念いたしまして、乾杯!!ありがとうございました。 〇〇君、〇〇さんご結婚おめでとうございます。 また本日はこのような席にご招待くださり誠にありがとうございます。 学生時代から愛を育みついに今日の日を迎えられたことを心よりお喜び申し上げます。 お二人は私たちと共に大学時代同じ同好会に所属しており、当時からみんながうらやむほど仲の良いカップルでした。 お二人の出会いは、〇〇君が三年生の時、新入部員として〇〇さんを勧誘したのが始まりです。 それから今日この日までお二人を見守ってきた仲間の一人としてこんなにうれしいことはありません。 末永くお幸せに。 若輩で誠に僭越ではございますが、友人を代表し乾杯したいと思いますのでご唱和のほどお願い申し上げます。 〇〇君と〇〇さんの素晴らしい未来を祝し、ご両家ご臨席の皆様型のご多幸をお祈りしまして、乾杯いたします。 乾杯!ありがとうございました。 」 乾杯の音頭をとるとき結婚式披露宴に出席する立場で気を付けたいポイント 結婚式・披露宴の乾杯の音頭をとるとき、上司・親族・友人の中で主催者、お招きしている立場になるのは親族です。 その他の上司・友人はお客様です。 ですから親族としてスピーチや乾杯の音頭を取るときは、使う言葉が変わってきます。 結婚式披露宴のゲストのお客様の順位は、上司や会社社長などの来賓、続いて友人です。 親族は主催者なのですが、最近では両家もその意識が薄れ、親族を立てる意味で乾杯の音頭をお願いすることがあります。 そもそも乾杯の音頭は来賓にお願いするのが本来の形です。 ですので、もし親族の立場として、乾杯の音頭を取るときは、主催であることを忘れず、来賓や友人に対してのお礼や、新郎新婦への叱咤激励・アドバイスなどをいただくことのお願いを両家に代わってする立場であるということを覚えておきましょう。 失敗しない結婚式の乾杯の挨拶は立場と礼と時間がポイント 結婚式の披露宴の乾杯の挨拶と音頭は自分がどの立場で乾杯に立つのかスピーチするのかによって話す内容は変わってきます。 上司として話すならまねかれていること会社の代表としてふさわしい言葉で、親族なら主催者側としての意識を忘れず、友人なら目上の人がたくさん出席していることを忘れず礼儀を尽くすことが大切です。 うまくしゃべろう、話そうと思うのではなく、エピソードと素直な思いを書き出し、時間内におさまるよう必要ないものからそぎ落としていき、内容の濃い乾杯の挨拶・音頭にしていくことが大切です。 緊張しすぎることは、失敗する原因になります。 何度もシュミレーションし、準備を万全にすることで緊張がほぐれます。 聞き手が聞きやすい時間とスピーチ内容を組み立て状況によってカンペもうまく使い新郎新婦の新しい人生を華やかに送り出す乾杯ができたらうれしいですよね。 節目の日を迎えた二人を祝福する乾杯の挨拶や音頭(発声)はそこから続く披露宴の雰囲気を決める鍵。 あなたらしい結婚披露宴の乾杯のスピーチを作ってみてください。
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上司としての結婚スピーチ 管理職になると直属の部下から結婚披露宴でのスピーチや乾杯の挨拶を依頼されることも多いかと思います。 結婚披露宴での上司としての挨拶はどうしてもその立場上、形式にはまったスピーチになりがちです。 とは言っても、できれば借り物ではない、自分の言葉でスピーチしたいものです。 しかし、自分の色を出したスピーチする場合でも、出だしと締めくくりは、型にはまった言い回しにするのが礼儀ですし、スピーチの出だしと締めに、定形の句を用いることで、内容が一層引き立ちます。 また、スピーチのポイントとしては新郎の能力や将来性、人柄などを新婦によく知ってもらう形で新郎の知られていない点を紹介していくのが一般的です。 わかっているかと思いますが、暴露的な内容は決して話してはいけないのが常識ですので、注意しましょう。 新郎上司としての結婚スピーチ構成 上司としての結婚披露宴での一般的なスピーチの構成は下記になります。 招待に対するお礼と祝辞• 自分と本人との関係の紹介• 上司として仕事を通してみた新郎の人物像• 上司としての二人への希望• 新郎新婦、両家の繁栄を祈る言葉 新郎上司の結婚スピーチに引用したい名言• 家を整えることができなくて、天下を治めることはできない(ヘンリー・フォード アメリカの実業家) 良い家庭を作れる者は、経営者になれるということである。 結婚をもっとも素朴な数式に還元すれば、一と一とが合して二になる代わりに、新たなる一となることである(野上弥生子「夫と妻」 明治~昭和期の小説家) 結婚は一プラス一が一となる。 つまり、二人が協力して新しい生活を営むのが結婚の本質だというのである。 新郎上司の結婚披露宴でのスピーチ、サンプル例文 只今、ご紹介を頂きました田中寛でございます。 本日はまことにおめでとうございます。 このような立派なお席にご招待頂き、熱く御礼申し上げます。 結婚披露宴の喜びの席は、いろいろな宴席の中でも、一番嬉しいところでございます。 特に、私共、金融営業部で新郎の康一君と職場を共にしております者といたしまして、この上ない喜びでございます。 康一君、おめでとう。 大切なプレゼンでも見たことのないその緊張した表情から、君の心境がひしひしと伝わってきます。 新婦の翔子さん。 おめでとう。 あなたとは康一君と一緒に、一度お目にかかりましたが、今日はまた格段の美しさです。 今後、長いお付き合いになると思いますので、よろしくお願いします。 新郎の佐藤康一君は、日夜、第一線で活躍している気鋭の営業マンです。 私共、金融営業部は、主に金融機関をお客様としておりますので、同業他社との競合が激しく、少しの油断も許されない部署でございます。 現在、新商品の販売でプロジェクトチームを作って仕事をしておりますが、康一君はそのチームの中心的存在で、私たちみんなが引っ張られているような状態です。 私共、営業部隊はお客様が相手だけに、とても飲めないような無理な要求や条件が持ちだされたりして、気苦労の連続です。 そんな中、康一君は竹のような柔軟さと強さを失わずに、壁が高ければ高いほど燃える人間で、人と接し、話をするのが大好きな根っからの営業マンです。 特にここ数年は忙しい毎日で日夜飛び回り、働き詰めと言っても良いでしょう。 ですから新婚生活をはじめても、帰宅が遅くなり、ご迷惑をお掛けするかもしれませんが、翔子さん、これは康一君の仕事の性質上、やむを得ずという場合がほとんどです。 そんな時は、仕事の忙しさに同情し、いたわってあげて、康一君の仕事への情熱をご理解の上、温かく見守ってやってください。 康一君は、若さと行動力、柔軟性、実績によって高く評価されています。 一つのことに取り組むと決していい加減にやるような男ではありません。 おそらく、家庭を築くという点でも一生懸命になることでしょう。 よい夫の条件を備えていると太鼓判を押します。 どうか安心してください。 新婚時代、どんなに仲のよい夫婦でも、一緒に長くいる間にお互いに慣れてきてしまい、ついわがままが出がちです。 自分が何か失敗したり、妻に、夫に迷惑を掛けたりしても、素直に、「ごめんなさい。 悪かった」と言わなくなるのが一般的です。 こうなると、お互いにぎくしゃくした関係になり、喧嘩になったりします。 どうか、お二人とも、いたわり合い、すぐに「ごめんなさい」言えるように心がけていくようにしてください。 いくつになっても「ごめんなさい」の言える夫婦であってください。 これだけをお願いし、お二人の末長いご幸福と、ご両家のご繁栄を心からお祈りして、私のお祝いの言葉と致します。
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そもそも祝辞を述べるときに 「上司」と「元上司」ってどう違うのでしょうか? 答えは結構単純で、 「今、一緒に仕事をしているのかどうか」 ということです。 彼 彼女 は~~な人柄で、是非うちで働いてほしいと思い、採用を決定いたしました。 」 という過去の出会いの部分。 今も一緒にお仕事をしている「上司」のお立場だったなら、 スタンダードでスムーズに進む文面です。 でも、今は別々に働いている「元上司」のお立場だったと考えてみると・・・。 どうでしょうか。 なんとなく違和感を覚えませんか? 違和感の正体は、 「採用を決定いたしました。 」 この一節です! 確かに事実を述べているのかもしれません。 でも、既に退職されている部下の方のことですので、採用を決定したときのことをお話しするのは、なんだか今更な感じになってしまいますよね。 「元上司」のお立場の場合、もっとも注意を払うべきは、この「過去」の部分です。 うっかり「上司」のお立場の場合と同じ感覚でお話してしまうと、 なんとも言えない違和感が残る祝辞になってしまいます。 」 という具合に、現在の新郎 新婦 とのご関係を踏まえて当時のことを振り返る形にすると 先ほどよりもかなりしっくりと収まる文面に変身します。 その流れから、 あのときこうだったなあ、このときこう思ったなあ、と思い出を振り返り、 現在までのお付き合いをお話しする。 それが、「元上司」というお立場の祝辞です。
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