監修 ちくご・ひらまつ産婦人科医院 院長 平松晋介 先生 この記事の目安時間は3分です 妊娠初期の症状はいつから出る?5週目、6週目、7週目は症状がでる? 妊娠すると、ホルモンのバランスが変化して、様々な症状がでてきます。 では、妊娠15週までの妊娠初期では、症状はいつごろから出始めるのでしょうか。 妊娠4週までの「妊娠超初期」では、卵子が受精して着床する時期で、子宮の中の変化はあまりみられません。 妊娠の症状(妊娠の兆候)が出るかどうかもかなりの個人差が大きく、症状を自覚できる人は、ほとんどいないようです。 妊娠の症状がで始めるのは、一般的には、生理開始予定日から1週間程度後の、妊娠5週目以降と言われます。 妊娠初期に出現する症状としては、熱っぽい、腰痛、生理と同じように出血する、おりものの量や状態が変わる、胸が張る、ねむい、だるい、などがあり、中には寒気がするという方もいるようです。 妊娠5週から7週には、つわりが出てきたり、食欲が低下する人もいます。 妊娠初期の症状には個人差があります。 まったく症状が出ない人もいれば、微細な変化のため気が付かない人もいます。 もちろん、症状がひどい人もいます。 妊娠しているのに、何の症状もない、といって心配する必要はありませんが、症状がひどすぎる場合は、何らかの対処が必要な場合もあります。 主治医へ相談してみましょう。 妊娠初期は、自覚症状からチェックができる? イライラするなどの、妊娠初期によく出るとされる自覚症状をリストにして、当てはまる項目が多ければ妊娠の可能性が高いと判断するチェックリストもあるようです。 ただ、 自覚症状だけで、妊娠の判断はできません。 当てはまる症状がいくつかある場合、「産婦人科受診の目安」程度と考えると良いのではないでしょうか。 反対に、妊娠初期の症状が生理前の症状と似ているため、妊娠したと考えられず、産科受診が遅くなったという人もいます。 妊娠初期と生理前の症状の違いはどんなもの? 生理前の妊娠初期の症状は似ていると言われます。 しかし、「いつもの生理前と違った」と感じる人も少なくないようです。 では、どのように違うのでしょうか。 まず、 妊娠初期の場合、基礎体温の変化があります。 基礎体温は、排卵すると低温期から高温期に変わりますが、卵子が受精し、着床すると、高温期は16日以上継続します。 妊娠初期によくある症状の熱っぽさは、生理前にもある症状ですが、この症状が、いつもの生理前より、長く続くと感じるかもしれません。 また、いつもの生理前と同じ症状でも、症状が強く出たり、おりものの状態が違った、という方もいるようです。 しかし、繰り返しになりますが、妊娠初期症状と生理前の症状の違いには個人差があり、「この症状がでたら、妊娠初期症状」という決定的なものは無いようです。 日ごろから、生理前の体の変化を注意しておくと、妊娠初期症状との違いもいち早く気が付くかもしれません。 自分の体の変化に日ごろから目を向けてみましょう。 妊娠を子宮口から確認できる?どのようにする? 子宮口は、膣の中の突き当たりにあります。 月経周期で子宮口の位置は変わりますが、位置の変化で妊娠を確認する方法(福さん式)があります。 排卵日近くから生理前の子宮口は、柔らかく、膣から指を入れると、指で触れる位置になります。 おりものは白く、べとついた状態です。 生理開始から生理終了までは、子宮口は簡単に指が届く位置のままですが、おりものはさらっとした性状になります。 生理が終わると子宮口は固くなり、次第に上の方へ位置が変化し、指は届かなくなります。 おりものの性状はサラッとしています。 では妊娠した場合はどうでしょう。 妊娠すると、排卵日近くから生理前でも子宮口は固くなり、位置が上の方へ移動して、胎児が成長しやすい環境に体が変化するとされています。 もちろん子宮口の状態には個人差があります。 この方法も妊娠を100%確定するものではありません。 「妊娠したかも」と思ったら、妊娠検査薬を使ってみる事が、最も確実です。 それぞれ感度が異なりますので、妊娠初期では、妊娠しているのに、「妊娠していない」という判定が出る「偽陰性」もありえますが、時間が経てば必ず陽性になります。 「陽性」の判定が出た方や、心配な方は、産婦人科を受診しましょう。 妊娠初期の症状の概要についてご紹介しました。 もしかして妊娠したかもしれないと不安を感じている方や、疑問が解決されない場合は、医師に気軽に相談してみませんか?「病院に行くまでもない」と考えるような、ささいなことでも結構ですので、活用してください。
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看護師・助産師を免許を取得後、未熟児病棟、脳神経外科病棟、産科病棟で医療業務に従事。 その後、医療現場での経験を活かして、青年海外協力隊の看護職としてアフリカに2年間駐在し、現地の医療技術向上に貢献。 臨月に入ると、出産までもう少し。 妊婦健診で「子宮口が1センチ開いていますね」と産婦人科医から伝えられるとワクワクしますよね。 でも、子宮口が2センチ、3センチと開いていくときに体はどんな状態になっているのか、出産まであとどれくらいなのか、不安に思うことも。 そこで今回は、子宮口の開きと出産までの時間などについてまとめました。 子宮口が開くとは? 赤ちゃんが誕生するためには、子宮口を通って外に出てくる必要がありますよね。 そのため女性の体も、臨月を迎えて出産が近づいてくると、出産するための体の準備が進み、子宮口が自然と開いていきます。 子宮口には、赤ちゃんに近い側の「内子宮口」と外界に近い「外子宮口」があり、両方が開いた状態で、「子宮口が開く」と表現されます。 出産が近づいてくると、ホルモンの分泌によって産道となる子宮頚管が柔らかくなり、内子宮口、外子宮口の順番で開いていきます。 この時期には赤ちゃんも子宮内で下降し、さらに子宮口が刺激されて開いていき、開けば赤ちゃんの下降がもっと進む、という流れで出産に移っていきます。 関連記事 子宮口の開き方と段階は? 陣痛が起きて、出産が始まる直前には子宮口が全開して直径10センチ程度になり、赤ちゃんが通れる状態になります。 それまでの子宮口の開き方や段階は次のようになります。 準備期 子宮口が直径3センチまで開いていく時期です。 まだ子宮の収縮は弱く、自覚できる不快な症状はありません。 赤ちゃんの頭が下がってくることで、不規則だった陣痛が徐々に規則的になっていきます。 この期間は数日から数週間続く方もいれば、2~6時間の間に進行する方もいて、個人差があります。 また、初産婦か経産婦かによっても違いがあります。 一般的な準備期の期間は、初産婦で約8時間、経産婦で約6時間です。 活動期 子宮口が直径7センチまで開いていく時期です。 子宮の収縮が強まり、陣痛は3~4分間隔と短くなっていきます。 個人差はありますが、一般的には準備期よりも短く、初産婦で約4時間、経産婦で約2時間ほどです。 移行期 子宮口が直径10センチまで開いていく時期です。 子宮の収縮が非常に強くなり、陣痛は2~3分間隔で、60~90秒間続きます。 子宮口が直径10センチに広がるまでは、初産婦で約1時間、経産婦で15~20分かかるのが一般的です。 子宮口が1センチ開くと、出産までどれくらい? 子宮口の開きが直径1センチのときは、内子宮口が広がり始めた段階です。 赤ちゃんの下降も始まったばかりで、子宮頚部も柔らかくなりきっていません。 自覚症状がないため、妊婦健診のときに子宮口が開いていると産婦人科医にいわれて驚く方がほとんどです。 分娩までの時間には個人差があるので、あとどれくらいで分娩に至れるかはわからないのが現状です。 ただ、まだ時間には余裕があります。 焦らずリラックスしていてくださいね。 子宮口が1センチ開く時期には個人差があり、妊娠34週~35週で開く妊婦さんもいれば、妊娠36週でまだ1センチ開いてない妊婦さんもいます。 子宮口が2センチ開くと、出産までどれくらい? 子宮口の開きが直径1センチから直径2センチになるまでの期間には個人差があります。 子宮口も徐々に開いていますが、まだまだ子宮頚部の柔らかさは3段階で表現すると「中」の状態で、すぐには開きません。 ただ、赤ちゃんは少しずつ下降しているので、安心してくださいね。 子宮口が2センチ開いている状態になってもすぐに陣痛が起こるわけではないので、ゆとりをもって、いつ入院してもいいように準備を整えておきましょう。 早い妊婦さんだと数日以内、遅いと数週間後に陣痛が起きることもあります。 子宮口が3センチ開くと、出産までどれくらい? 子宮口の開きが直径3センチになると子宮頚部も柔らかくなっており、赤ちゃんの下降も着々と進んでいます。 この頃になるとおしるしが起こり、陣痛が始まる妊婦さんが多いです。 ただ、痛みはまだ強くないことも多く、普段と同じように過ごせる妊婦さんもいます。 陣痛が、助産師や医師にあらかじめ伝えられた間隔で、規則的にくるようなら、病院へ電話して指示を仰いでください。 医師や病院にもよりますが、約10分間隔になったら連絡するよう指示されることが多いようです。 陣痛の痛みを感じるときは動作をやめて、ラクな姿勢をとるようにし、食事もできるだけきちんととりましょう。 破水していなければ、お風呂に入ることもできますよ。 出産までには、初産の場合は平均10~12時間、経産婦の場合は平均4~6時間ほどかかるので、今のうちに十分な睡眠をとり、体力を温存しておきましょう。
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妊娠初期に腹部がズキズキ、チクチクする原因とは? 妊娠初期には、お腹の痛みはよくあることと言います。 ですが頻繁に起こったりすれば、呑気に考えているわけにもいきません。 心配なのは「流産かもしれない」事でしょう。 今までとは身体の変化が著しいので慣れるまでは痛みに敏感になっているのです。 [ズキズキ、チクチクする原因1:]子宮が大きくなる事による痛み 妊娠初期には、チクチクした痛みを感じる人が多いのですが、時にはズキズキしたりお腹がつるような痛みが現れます。 痛みの感じかたは各々ですが、我慢できないものではありません。 通常の子宮は卵くらいの大きさですが、受精卵が成長するにつれてこれが変化します。 子宮は筋肉のかたまりですから、成長に合わせて伸びる事でチクチクしたりズキズキしたりと痛みを感じるようになります。 妊娠初期には、卵サイズがげんこつサイズにまで成長するので仕方がないのです。 [ズキズキ、チクチクする原因2:]子宮の周りが引っ張られる為に起きる 子宮が大きくなっていくと、その周辺の内臓や靭帯が同時に引っ張られていきます。 痛みがどこで発するかは、なんとなくでしか分からないのですがお腹全体が引き伸ばされるように痛んだり、生理痛みに似たズキズキ感があると言う人もいるようです。 [ズキズキ、チクチクする原因3:]便秘による痛み 女性に多い便秘は、時にチクチクやズキズキとお腹が痛みます。 子宮と腸は非常に近い位置にある為に、子宮の成長で圧迫を受けてしまいます。 加えて 黄体ホルモンが活発になれば、腸のぜん動運動を弱めてしまいます。 この事が便秘へと繋がり、子宮の痛みと相成りチクチク・ズキズキと感じるようになるのです。 [ズキズキ、チクチクする原因4:]卵巣の腫れによる痛み 特に卵巣に病気がなくても、妊娠初期には卵巣が腫れてしまう事があります。 妊婦検診で問題がなければ、そのままですが腫れが続くようなら卵巣マーカーで調べます。 卵巣が腫れると、左右がチクチクした痛みが起きるようになりますが自然に腫れが治まる人の方が多いので検診時に相談してみましょう。 妊娠初期のチクチクズキズキは着床の痛みの場合も! 生理の予定日である1週間前は着床の時期です。 に受精卵が着床すると、妊娠初期にチクチクやズキズキといった痛みを感じることがあります。 この時期は妊娠超初期にあたり、暫くはお腹が痛むようになりますが1ヶ月程度で治まるようになるので妊娠検査薬で調べてみましょう。 チクチク・ズキズキの痛みは生理痛み?妊娠初期との違いは? 妊娠初期の痛みは、生理痛とよく似ているので区別がつきにくいことがあります。 妊娠初期は、子宮が大きくなるので放射状にお腹がチクチク・ズキズキしやすくなります。 生理痛は内側に向かって痛みがあるので、自分の生理痛がいつもどうなのか?をよく思い出してみましょう。 妊娠初期のチクチク・ズキズキの対処 赤ちゃんの成長の証ですから、自然に治まる事が殆どです。 家事や仕事中に、痛みが現れたら出来るだけ安静にして痛みが治まるのを待ちましょう。 便秘がちであるなら、食物繊維が豊富な食事を食べたり水分をたっぷりと飲むようにしてください。 [妊娠初期のチクチク・ズキズキの対処法1]冷えないようにする 冷えはチクチク・ズキズキを強く感じさせる原因にもなります。 子宮回りの血行を良くしておくことで、痛みを軽くする事もできます。 入浴はゆっくりと、お腹を温めるようにする事や腹巻きで普段から冷えないようにする、足元を温めるなど心掛けましょう。 [妊娠初期のチクチク・ズキズキの対処法1]腸内環境を整える 腸が圧迫されると便秘と下痢を繰り返すようにもなります。 便秘改善だけでなく、腸内環境を整えて痛みが起きないようにする事も大切です。 オリゴ糖サプリを利用したり、食事に加えるのもおすすめです。 妊娠初期のチクチク・ズキズキが我慢できない方はこんな病気の場合も 1日中痛みが続いたり、出血があるような痛みは危険です。 軽く我慢ができるような場合は心配ないのですが、寝ていてもずっと痛いとなるとすぐに病院を受診する必要があります。 子宮外妊娠 通常の妊娠と同じように検査薬でも陽性反応がでるので、妊娠検査に出向かなくては分かりません。 妊娠6週あたりから、お腹がズキズキしたり出血が見られます。 エコー検査で、 胎嚢が確認されるまでは油断ができないので検査薬に反応があったら早めに受診しましょう。 その時に子宮内膜の血管が切れてしまい、出血と共にお腹に痛みが現れる事があります。 妊娠初期に茶色のオリモノや出血があったら要注意です。 子宮内膜症は妊娠すると、 病状は治まりますが卵巣に子宮内膜症が起きていると、チョコレート嚢胞となり卵巣が破裂する危険性があります。 この事が原因で、妊娠初期にチクチク・ズキズキした痛みが起きてしまいますので、適切な治療を受けましょう。 出血がなくても予兆があれば、暫くは安静にして痛みが無くなるかを判断しましょう。 痛みがどんどん強くなり、出血があったり基礎体温が急に低体温になっていたら病院を受診しましょう。 痛みの感じかたは人にもよりますし、実際には何ともなくても痛みを強く感じる人もいます。 チクチク・ズキズキが治まらずに出血があっても流産とは限りませんので、慌てずに落ち着いて行動することが大切です。 妊娠初期のチクチク・ズキズキは慌てない! 赤ちゃんの成長の痛みである事が殆どですから、毎日痛みがあるからと神経質になってしまうとストレスにもなってしまいます。 気持ちを楽にして過ごすことや、自分に出来ることをしっかりとやっていれば赤ちゃんは元気に育っていきます。 妊娠初期は無理をせずに、気持ちも身体もリラックスすること。 そして摂取を忘れないように心掛けましょう。 腹部が常にチクチク・ズキズキしていると、大切な事を忘れがちです。 赤ちゃんが成長している大切な時期こそ、葉酸サプリでしっかりとサポートしましょう。 葉酸にはストレスの解消や冷えの改善など、色んな面でもママに必要な栄養です。 お腹の痛みが治まるものではありませんが、一生懸命に赤ちゃんが大きくなろうとしている時期です。 こんな時こそ、気持ちを落ち着けて赤ちゃんの為に何が出来るかを考えましょう。 リラックスした気分になれば、自然に痛みもなくなっていきます。 気持ちの持ちようで、気楽に妊娠初期を乗りきることもできるのです。 妊娠初期のチクチク・ズキズキ[まとめ] 私も流産を2回経験したので、妊娠初期のチクチク・ズキズキには少し神経質になったこともあります。 大したことがない痛みでも、不安になるなら病院で診察を受けて良いと思います。 問題がないことが分かれば、すくすく育つ赤ちゃんが生まれてくるのを楽しみに生活もできるもの。 気持ちを軽くする為にも、不安は早くに取り去ってしまうのが一番の方法です。 妊活中・妊娠初期は、先天性異常のリスクに注意! 赤ちゃんの先天性異常には脳の未発達によるものと脊髄の形成が不完全である障害があります。 特に脳の形成が上手くいかずに成長すると多くの赤ちゃんが死産になってしまいます。 出産しても1週間以内に死亡するケースが多いのです。 葉酸は食事でも摂取されていますが、妊娠すると通常の倍の葉酸を必要とするので半分ぐらいが不足している事になります。 脳の先天性異常は妊娠初期の14週のエコーで発見される事が多く、脊髄の奇形は妊娠中期のエコー及び血液検査で判明します。 先天性異常の原因は、遺伝や妊娠までのママの生活習慣だけでなく「葉酸不足」が考えられます。 特に葉酸を妊活中から摂取する事により、先天性異常リスクに有効であるとされています。 葉酸は赤ちゃんが受精卵から胎児へと成長する為に脳や脊髄の形成にとても大切な働きをしてくれます。 妊娠したい女性はサプリを利用して必要な葉酸量を摂取しまし、先天性異常予防をしていきましょう。
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