緊急事態宣言 2回目 可能性。 「緊急事態宣言 出す状況ではない」 東京 2日連続で感染者100人超える

第114回:ついに「緊急事態宣言」へ(鈴木耕)

緊急事態宣言 2回目 可能性

東京都の新規感染者が107人に上った2日夕、首相は官邸での中川俊男会長と会った。 「ワクチン開発が予想以上に早く進んでいますね」と自ら話題を振った首相。 「夜の街」「昼カラオケ」など対策強化の必要性に触れたが、それ以上の言質は与えなかった。 「大したことないでしょ。 みんな動いてるんだから」。 2日夜、政府高官は周囲に余裕を漂わせた。 翌朝、別の政府関係者も「いちいち浮足立つ必要はない。 堂々としていればいい」。 確かに今は検査態勢が充実し、医療にも余裕がある。 官邸幹部は「伝家の宝刀は1回だけ」とを封印する。 都内の感染者は2日連続で100人を超えた。 第2波を「秋から冬」と予測し、それまでを「経済を回し、これ以上のや失業を食い止める期間」と位置付ける政府のシナリオは、次第に危うくなりつつあるように映る。 東京都の知事は3日の記者会見でこう訴えた。 5月25日に緊急事態宣言が全面解除されて以降、政府や自治体が繰り返すメッセージだが、このバランスが難しい。 視野を広げてくれるデータがある。 2019年の月報年計(概数)。 全国で1年間に死亡した人を死因ごとに分類している。 例えば、インフルエンザでは年間3571人が亡くなっている。 交通事故死は4295人に上る。 一方、感染症でなくなった人は今月2日時点で977人。 今のところ、コロナで死亡する可能性よりも、インフルエンザや交通事故で死亡する確率の方がはるかに高いことが分かる。 それでも私たちの社会は、そのリスクを許容している。 インフルエンザで学級閉鎖はしても、地域の飲食店が休業することはない。 交通事故死もゼロを目指すなら自動車を禁止すればいいが、そこまでの議論にはならない。 コロナはどうか。 第1波は緊急事態宣言で乗り切った。 支払った経済的コストは妥当だったのか。 第2波の感染リスクはどこまで許容できるか-。 だからこそ政府は国民に情報を公開し、意思疎通し、合意形成に努める必要がある。 リスクコミュニケーションである。 慶応大の吉川肇子教授(社会心理学)は、この間の政府のリスクコミュニケーションは「大失敗だった」と言い切る。 「信頼できるデータの共有と政策決定過程の透明化ができていない。 『言うことを聞いてください』だけでは無理だ」と厳しい。 ドイツでは4月、感染者1人から平均何人に感染するかを示す「実効再生産数」を、規制の可否を判断する際の基準にした。 最近はこの指標だけでうまくいくのか、改めて国内で議論も交わされている。 分かりやすく説得力のある客観的指標は、感染抑止を国民の協力に委ねる日本にこそ必要だが、政府の動きは鈍い。 感染症の専門家は「どこまで感染リスクを許容するのか、データを示して国民に説明しないと、経済と感染防止の両立は画餅に帰す」と指摘する。 ウイルスとの共存を探る第2波が迫っている。 政府と国民の双方が試される。 (前田絵) =おわり.

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緊急事態宣言 2回目 可能性

再び感染者が増えてきている東京 東京では6月28日、新型コロナの感染者が60人に達し、第二波が懸念されています。 こうした中、緊急事態宣言の解除が早すぎたのではないかといった批判がある一方、現在日本では感染者の追跡能力が上がっているから問題ないのだという意見もありました。 それでは今後、新規感染者がどのように変化していくのか、そして2回目の緊急事態宣言はあるのか、推測してみました。 感染者は指数関数的に増加する 新型コロナは、指数関数的な拡大を見せます。 指数関数とは、最初はゆっくりとしか増加しませんが、ある時から急激に増加し、さらに増加が激しくなっていく関数のことです。 第1波の時にも指数関数的な拡大が見られ、一時は100万人が感染するとの観測も出ましたが、その後、4月半ばをピークに感染者数が減少に向かいました。 緊急事態宣言により、人々が三密を避けるようになった結果だと言われています。 指数関数を用いて、東京の感染者数を予測する 上のグラフは、東京都の感染者数を予測したグラフです。 赤い線は緊急事態宣言が解除された5月25日以降の東京都の新規感染者数、黒い線はその新規感染者数をもとに計算した指数近似曲線です。 この近似曲線に沿って感染者は増えるものと考えられます。 計算の結果、 東京では7月12日に新規感染者が100人を超え、7月27日には200人を突破。 過去最多を記録します。 今後、東京はどうなるのか 現在、東京では都知事選が行われています。 投開票は7月5日で、この時点では感染者数は72人が予測され、東京都民は不安を抱えながらも通常通り投票を行うでしょう。 しかし、新都知事(現職再選の可能性が現状濃厚ですが)は速やかに国に緊急事態宣言を求め、7月中旬から緊急事態宣言が再開されます。 再び人との接触8割減が要請され、7月末ごろ、1日の新規感染者が200人に達したあたりでピークを迎え、新規感染者数は減少に向かうでしょう。 緊急事態宣言は8月いっぱいまで続くでしょう。 再開したらまた感染者が増えてしまうからです。 結局9月の新学期に合わせて緊急事態宣言は解除され、さらなる感染対策を求められて東京は再スタート、というのが妥当なシナリオなのではないでしょうか。

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