宝塚、刀剣乱舞、刀ミュ、刀ステ、2. 5D、若手俳優、V系ロック耽美派、アート、BL・書道・英話・演劇・歌舞伎・株式・投資などなどいろいろ趣味あります。 基本的に趣味が近い方の読者様を募集しています。 もう何十年??宝塚はほぼ毎月どの組も見ています。 柚香光FC 永久輝せあ 月城かなと 朝美絢 水美舞斗 礼真琴 望海風斗 綾凰華 紫門ゆりや 他 花組に好きな人が多いかな OG 蘭寿とむ昔FC 凰稀かなめ昔FC 柚希礼音 紫苑ゆう 早霧せいな 美弥るりか 明日海りお 紅ゆずる を特に応援しています。 ひとこさんのお茶会に誘ってくださる方を 探しております。 お茶会はいろいろ出ています。 柚香光お茶会募集中です。 同行者募集中。 東宝ミュージカル 刀剣乱舞やテニミュや2. 5D俳優出演作品、特撮関係 スタジオライフなどテニミュ出身若手俳優さんの舞台や映画もよく観ます。 相葉裕樹 弘樹改め 加藤和樹 細貝圭 城田優 ココア男。 久保田悠来 斎藤工 鈴木拡樹 黒羽麻璃央 荒牧慶彦 三浦宏規 丘山晴己 寿里 小栗旬 藤原竜也 植原卓也 アミューズ 関係の舞台を中心に見ています。 BL映画から洋画まで幅広いです。 昔は90年代最盛のバンドをいろいろ聴いてました。 特に神だったのがMALICE MIZERとLAREINEです。 それから耽美系が好きになりました。 JPOPだと 西川貴教T. 演劇の音響・作曲の活動も時々してました。。 ゴシックロリータ系の アクセサリー製作・販売やってました。 株は長期運用のみ。 外国株や外国債については勉強中です。 現在は證券アナリストの勉強中。 基本は三次元腐女子です。 時々執事喫茶スワロウテイルに帰宅。 コンセルバトワールの授業について行けないのだめ。 向こうでは曲や作曲家の分析位前以てできて当たり前の世界で、初見でさらさら弾けないと通用しないんですね。 十歳の学生がいたり……日本の学生と違ってレベルが高い勉強をしているなぁと思います。 本来ならプロでデビューする人は16で世界のコンクールの上位になり、向こうの高校に行きすでに活動している人が多く、日本の大学に行く人は既に出遅れていると思います。 だから音楽業界を知っている人はのだめや千秋が二十歳過ぎて留学でデビューというのは遅すぎるし、甘すぎると言っています。 漫画なのでその辺はアバウトなんでしょうが留学を早くした人の方が伸びるし、いくら才能があっても人脈や運もあるなぁと思います。 幼稚園の教師を目指していたのだめが知識面でコンセルバトワールで壁にぶちあたるのは当たり前だし、サラブレッドの千秋とは違うし、世界は広いと思いますね。 のだめのモーツァルトの衣装可愛かったですね。 モーツァルトはある意味変態な部分があるので、のだめも理解できる部分があるのかなと思います。 シュトレーゼマンの好色はモーツァルトレベルかなと思ったりしますね。
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そんな春のある日、満開の桜の下で同い年のヴァイオリニスト・宮園かをりと出会います。 かをりは、幼い頃公生のピアノ演奏に感動し、ヴァイオリンを始めました。 いわば公生が「きっかけの人」なのです。 14歳という、青春の入り口に立った公生たち。 かをりとの出会い、幼なじみの椿と亮太の支えにより、公生がもう一度音楽に向き合う姿が、季節の移り変わりとともに感動的に描かれます。 音楽と折り重なるように4人の恋愛模様も展開し、青春ドラマとしても読みごたえ充分。 実は、かをりにはある秘密があり、それが作品タイトルにもなっているのですが、そのラストに号泣する人が続出した作品です。 2014~2015年には2クールでテレビアニメ化され、原作と同じラストまでしっかりと描かれたことで、新たなファンを増やしました。 2016年には、広瀬すずさんがかをりを演じる実写映画が公開される予定です。 家庭環境から学校ではいじめられている主人公の一ノ瀬海(カイ)。 森に打ち捨てられていたピアノが、ひそかに彼にピアノの才能を授けていました。 ピアニスト志望の雨宮修平や、天才ピアニストでありながら不幸な事故によりピアノを弾けなくなってしまった阿字野壮介との出会いを通じ、カイはピアノコンクールに出ることに。 しかしカイの規格外の才能は、会場から熱狂的な支持を得られたものの審査員からは評価されず、心の支えだった森のピアノも焼失してしまいます。 子どもなりに失意を感じるカイですが……。 カイがピアノを弾くと、森が現れます。 その演奏シーンは無音の漫画でありながら読者の心を揺さぶり、悲しいシーンではないのに自然に涙が出てくるほどです。 ショパン・コンクールに臨むカイとファイナリストたちの演奏も丹念に描かれ、コンクール会場にいるかのような臨場感を味わえます。 審査の様子、そして審査結果の発表も、思わず手に汗を握るほどの緊張感です。 森と人に育てられ、カイは世界へと一歩を踏み出します。 天才肌のカイと、周囲の期待に沿おうとする修平ら、若きピアニストたち。 それぞれが葛藤し、努力する姿に、「才能とは何か」ということも考えさせられる作品です。 うたはある時、母親との軋轢からピアノへの興味を失ってしまいます。 しかし、才能はなくとも絶対音感を持つ音大浪人生・和音(かずお)と出会い、ピアノへの情熱を取り戻し、世界的指揮者であった父親の音「天色(あまいろ)の音」を出すことを目指します。 和音は小学生のうたに助けられて音大に入学し、自分なりのピアノの道を見つけていきます。 うたも、破産による生活の変化やメニエール病による難聴などの困難を乗り越え、自分の音を目指していきます。 天才は天才なりに、凡人は凡人なりにもがき、そして壁を乗り越えていく姿が感動を呼ぶ作品です。 本作の演奏シーンは、まるで絵から音が聞こえてくるような、圧巻の表現力です。 さそうあきら先生は2015年に松坂桃李さん主演で実写映画化された「マエストロ!」の原作であるなど、音楽漫画における卓越した描写に定評がある漫画家。 全4巻とそれほど長くない作品ですが、第12回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞と、第3回手塚治虫文化賞マンガ優秀賞をダブルで受賞しています。 「ぎゃぼー」と変な雄たけびをあげ、生活態度はダメダメな女子力ゼロの主人公・野田恵(のだめ)。 しかしピアノの才能は素晴らしく、音大の王子様的存在で指揮者を目指す千秋、世界的に有名な指揮者・シュトレーゼマンなど、周囲の人々を巻き込みながら、いつしか虜にしていきます。 のだめの奇行や、強烈な音大生たちの様子など、コミカルで笑える要素の多い作品ですが、ストーリーが進むにつれて、次第にのだめにもプロ意識が芽生え、1人の音楽家として成長していきます。 圧倒的な才能や、高みを目指す者がそばにいることで、自身も演奏をしたくてたまらなくなる……その昂ぶりは、表現者である音楽家の性なのかもしれません。 また、(ごくたまにですが)千秋とのキュンとする恋愛シーンも見どころです。 ジャズをテーマにした漫画2作 なんとなく敷居の高いイメージもあるジャズですが、実は肩の力を抜いて楽しめる素敵な音楽。 それは、漫画においても同じです。 登場人物がプレーヤーとして成熟していく姿は、ジャズファンでなくとも楽しめますよ。 そんな大は、初めて訪れたライブハウスで目にしたジャズ演奏に心打たれ、「世界一のサックスプレーヤーになる」と決意します。 しかし、楽器(テナーサックス)を兄からプレゼントされたものの、大は楽譜すら読めません。 また、教えを請う人もおらず、同級生がジャズに興味や理解があるわけでもなく……。 雨の日も猛暑の日も広瀬川の河原で独り、好きなミュージシャンの演奏をコピーし、サックスを吹き続けて、ひたすら技術を高めようとします。 大の演奏は荒削りですが、ジャズに対する熱い思いは人一倍あり、それが周囲の人々の心を震わせます。 初めて人前で演奏したステージでは、客に「うるさい!」と言われ、途中で帰されてしまいますが、それでも大はめげません。 やがて、師匠となる由井と出会い、より奥深いジャズの世界に飛び込んでいきます。 そして父親の理解や人々との出会いを経て、大は仙台を後にし、東京に出てトリオを組むことになります。 寝食を忘れて何かに打ち込んだことがある人は少なくないでしょう。 しかし、その思いを継続させるのはとても難しい。 だからこそ、サックスにのめり込む大の姿が、泥臭くもまぶしい! 青春の思いそのままに努力し突き進む大の姿が、諦めていた何かを思い出させてくれる作品です。 練習シーンや演奏シーンも熱気に満ちており、興奮が胸に迫ってきます。 アウトドアファンから絶大な支持を受ける山岳漫画の作者である石塚真一先生が描く、本格ジャズ漫画。 これからますます人気が出ること間違いなしの注目作です。 高校生の薫は、父親の仕事の都合で横須賀から九州の高校(アニメだと長崎・佐世保の高校という設定)へ転校します。 ナイーブな性格の薫は、そこでバンカラな千太郎と出会い、彼のドラム演奏がきっかけで、ジャズの魅力に惹かれていきます。 60年代後半が舞台となっている本作は、この時代の息吹と地方の穏やかな雰囲気がノスタルジックに感じられる作品です。 物語の中盤で、薫と千太郎は仲違いをしてしまいますが、文化祭での演奏により再度歩み寄り、これまで以上に強い信頼関係を築いていきます。 その文化祭での、ピアノとドラムによる2人のジャムセッションシーンは必見です。 本作は、小玉ユキ先生の初長編漫画ですが、少女漫画らしい恋愛要素を軸にしつつも、ストーリー展開は骨太であり、男性にもおすすめしたい作品です。 2012年にアニメ化され、前述の文化祭のシーンをはじめ、演奏シーンの素晴らしさが、ジャズファンの間でも話題になりました。 クラシック・ジャズ以外の変わり種音楽漫画4作 最後に、クラシック、ジャズ以外の音楽漫画をまとめてご紹介します。 津軽三味線を背負い、六本木をさまよっていた雪は、グラビアを目指しながらキャバ嬢をしているユナに拾われます。 三味線を捨てられずに東京まで持ってきた雪ですが、理想の音を見失い、三味線を弾くことがなかなかできません。 しかしユナの恋人でデビュー間近のバンドのボーカリスト・タケトとのいさかいから、タケトが立つはずだったライブハウスで三味線を演奏することに。 その圧倒的な演奏で、ライブハウスの客を魅了します。 その後、青森を出ていた母・梅子に強引に勧められ、高校へ編入。 雪は東京で自らの音を探す旅を始めます。 津軽三味線は多くの演奏会やコンクールが行われており、地元青森だけでなく日本全国に愛好者がいます。 リアルな三味線事情がうまくストーリーに取り入れられており、本作でも津軽三味線甲子園・松吾郎杯が開催され、団体戦に出場する雪たちの前に、全国の強豪が立ちはだかります。 若者たちが津軽三味線を通して苦悩し、努力し、自己実現を目指す王道青春ストーリーです。 本作は、、などの羅川真里茂先生による、初の少年誌連載作です。 第36回(2012年)講談社漫画賞の少年部門、第16回(2012年)文化庁メディア芸術祭マンガ部門の優秀賞を受賞しています。 主人公のつばさは、吹奏楽と野球の名門校として名高い白翔(しらと)高校に入学します。 主人公のつばさはトランペット初心者で、他の漫画の主人公のように天才的な才能があるわけではないため、飛躍的に上達したりすることはありません。 だからこそ、ひたむきな努力を続け、叱られてもヘコんでも、前向きに取り組むことの大切さを改めて教えてくれる作品です。 作者は、などの代表作があり、では原作を担当している河原和音先生。 野球部をはじめとした体育会系部活もしっかり描かれ、かつて部活に打ち込んだ人や、吹奏楽の経験者には、感慨深く共感を呼ぶストーリーです。 吹奏楽そのものに興味を持った方は、の記事もどうぞ。 入学式で聞いた歌に感動し、中学の合唱部に入ります。 天使のようなボーイソプラノで、その感受性の強さゆえに曲を聴いては涙するゆたかは、最初はなかなか合唱部員に受け入れてもらえません。 しかし、その純粋な姿が少しずつ周りの人間を変えていき、彼は弱小合唱部の仲間と共にコンクールでの金賞受賞を目指します。 合唱学部のメンバーをはじめ、天使のような顔立ちと声を持つが、かつての声を失いつつあるロシア人のボーイソプラノ少年・ウラジーミルなど、登場人物たちにもスポットが当たり物語が進んでいきます。 実際の合唱曲も登場するため、合唱経験者の方は、きっと読みながら頭の中に音楽が流れることでしょう。 変声期を迎える前の少年の声の儚さや、思春期独特の残酷さを秘めた心の揺れ動きの描写が非常に細やかで瑞々しく、誰しもが通った青春のもどかしさと美しさを思い出させてくれる作品です。 二人は偶然、同じオペラ歌手を目指していました。 しかし父の事業が失敗し、史緒は今まで生活から一転、自分とは縁がなかった世間の風にさらされることになります。 同じ立場に立つことになった萌と史緒。 それでも萌は、亡き母が有名オペラ歌手であり音楽界のサラブレッドのような血筋で、苦境にあっても決して失われない文緒のプライドに激しく嫉妬します。 容姿も性格も相性的なオペラ歌手を目指す二人が、時にいがみ合い、時に(不本意ながら)ユニットを組み、オペラでの成功を目指すストーリー。 女2人のあけすけな感情のやりとりが、とにかくリアルです! 作者は少女漫画界の重鎮・一条ゆかり先生。 第11回(2007年)文化庁メディア芸術祭のマンガ部門で優秀賞を受賞し、実写映画化だけでなく舞台化もされました。 最後に 以上、さまざまな音色を持った音楽漫画をご紹介しました。 今まで馴染みのなかった音楽のジャンルも、漫画をきっかけに聴いてみると、世界がさらに広がりますよ。 さらに音楽のテーマ別に深掘りした漫画を読みたい方はこちらもどうぞ!.
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久しぶりに冬コミに参加させて頂きます。 29日(1日目)東3ホールウ-32a「Andantino」でお待ちしております。 【あらすじ】 峰と清良の結婚披露宴でお祝いとして演奏した千秋とのだめのピアノ連弾の様子が、演奏者が特定されない形ながらネットの動画投稿サイトに掲載された。 すぐに削除されたものの、偶然それを見た音楽プロデューサーが、その演奏に感動し、これを弾いているふたりの正体を追い始める。 推理と伝手と幸運で千秋とのだめにたどりついたプロデューサーは、ふたりにピアノ・デュオのCD制作を持ちかけるが……。 【仕様】82ページ(表紙込) B6版 表紙:フルカラー 本文:モノクロ 目次ページと本文のレイアウト見本を別ページ【 】に掲載しています。 合わせてご覧ください。 通販のご予約はBOOTHにて、当日のお取り置きご予約はサークルブログにて承っています。 詳細はサークルブログ(プロフィール欄にリンクがあります)をご覧ください。 では当日、お目にかかれるのを楽しみにしています。 [chapter:第1章 穏やかな休日(by咲蘭)] 鼻歌まじりで洗濯機を回し、掃除を始める。 しばらく二人で日本に帰国していたから、部屋は散らかってはいないが、少し埃っぽいのだ。 三善のアパルトマンの窓を開け放つと、まだ蒸し暑い八月の終わりの風が部屋に入り込んで、千秋は少し顔を顰めた。 それでもなんとなく幸せで、脳内に流れる音楽が鼻歌となる。 ふいに、その鼻歌に合わせるようにピアノが流れ出して、振り向くと、得意顔ののだめが、うずうずしながらこちらを見ていた。 「今は弾かないぞ。 掃除が先だ」 棚の上をクロスで拭き掃除しながら言う。 「えーー。 ラプソディ歌ってたから!あの感動をもう一度デスよー」 しれっと掃除を続ける千秋の背中に、のだめがパタパタと寄ってきて、目の間ににゅっとスマートフォンを差し出した。 「ん?」 「真澄ちゃんから、写真が届いたんデス」 のだめの指が画面を滑って、結構な枚数の写真が次々と めくられていく。 暑い夏にわざわざ式を挙げたのも、世界中で活躍している音大時代の友人や、現役の演奏家たちのシーズンオフを狙って招待したいという二人の希望だと思われた。 なにより二人の結婚式に欠席する選択肢はそもそも無く、一も二もなく出席と返答し、大喜びののだめとともに帰国して、華やかで、それでいてやさしい結婚式と披露宴、二次会三次会まで出席してきたのだった。 峰の号泣顏の写真の次にめくられた写真。 真一くんとのだめデス」 「ん」 峰と清良の結婚式では、無論、楽器に堪能な友人たちが多数出席しており、それぞれが得意の楽器で余興と呼ぶには勿体ないほどの一曲を披露し、場を盛り上げた。 披露宴会場に用意された一台のグランドピアノ。 そこに二人で座って連弾している写真。 曲目は、ガーシュウィンのラプソティ・イン・ブルー。 タキシード姿の千秋と、バラ色のパーディドレスののだめが、演奏中に目線を交わした瞬間を捕らえたベストショット。 「ほわぁ、真澄ちゃん、グッジョブですよ!コレいい写真デスねぇ。 のだめ、これ引き伸ばしてお部屋に飾りマス!」 「げ。 オレそういうのは苦手なんだ!部屋に二人の写真飾るとか!」 「むきゃ!ここは、二人のスィートハウスなんデスよ!二人のラブラブ写真が飾ってあるのが当然ってもんデスよ!」 「だから、苦手なんだよ、わかれよ!」 目のやり場に困るだろ、と皆まで言わず、話は終わりだとばかりに、のだめに背中を向けて拭き掃除に戻る。 「いーえ、わかりまセン!」 ムキになったのだめが、ふふんと鼻を鳴らした。 「……なんだ?」 「のだめ知ってマスよ。 真一くんがのだめの写真、持ち歩いてること」 「はぁ!?持ち歩いてねぇ!」 「スマホ」 拭き掃除をする千秋の動きがピタリと止まる。 そもそも、それは事実であって、でも誰にも知られていない事実だったはずなのだ。 「のだめが覗き見したんじゃないデスよ。 だって真一くんのスマホ、きっちりパスワードかかってますから、さすがにのだめも解読できないし」 「解読して開こうとしたことがあるんじゃねーか!」 「まあまあ。 それは、置いといて。 スマホの中にのだめの写真がある教えてくれたのは、黒木くんデス」 「はぁぁああっ?黒木くんがなんで!」 「だって、真一くんが自ら嬉しそうに見せてくれたって言ってましたよ?」 「ありえないだろっ!そんなこと!」 「それは、峰くんたちの結婚式の三次会のことでした」 突然、物語のナレーション風にのだめが語りだす。 三次会。 「真一くんにしては珍しく大勢の友だちの前でご機嫌で酔っ払いになって、まあ、峰くんたちの幸せを喜んだ末のことだと思いますが、黒木くんと店の端のほうの席でなにやら二人で談笑なさっておりました」 その口調。 悪い予感しかしない。 「……確かに、みんなの輪から外れて、黒木くんと二人でいたような記憶はある」 「で、話の流れがターニャとのだめの話になったらしく、真一くん自らスマホを取り出し写真のフォルダを見せてくれたそうです」 「げ」 「で、そこで黒木くんが見たものは」 「……終了。 その話終わり」 「むきゃ?」 背中から回り込んで顔を覗かれる。 「真一くん、耳が赤いデスよ?」 「うるせ」 「のだめ、嬉しかったデスよ?」 「……たまたま、のだめのリサイタルの音楽評をネットで見てたら、おまえが演奏してるいい写真があったからだな、まあ、いちおう…」 「保存してくれたんですか」 ちらりと視線をくれてやると、やけに嬉しそうなのだめと目が合った。 「真一くんは、のだめのことが大好きデスもんね?」 「おまえ、その減らず口塞ぐぞ、まじで」 少し眉間を寄せて言ってみたら、 「ハイ、どうぞ」 そう言って、唇を尖らせて顔を寄せてくるから、その唇にキスをして、さらに軽く頭突きをくらわせてやる。 掃除中の手にはクロスがあるから、手でひっぱたくわけにはいかない。 「うぎゃーーー!痛いデス!」 「もう、そろそろピアノ弾けよ!明後日にはザルツブルグだろーが」 「あ、そでした、モツアルト練習しなくちゃ」 「オレも掃除が終わったら、自分の勉強するから。 新シーズンが始まるし」 「ハーイ」 のだめは弾かれたように駆け出して、ピアノの前に座る。 八月末、一ヶ月半にも及ぶザルツブルグ音楽祭の終盤で、のだめはウィーン・フィルとの共演でモーツァルトの協奏曲を弾く。 素晴らしい大舞台だ。 「じゃあ、のだめは応援を兼ねてモツアルト弾きますから、真一くんはお掃除がんばってくだサイ!では!」 「ふざけんな」 言い返したけれど、でも、確かに。 千秋は拭き掃除の手を止めて、ピアノを弾くのだめの横顔を見る。 風に揺れる栗色の髪。 すでに尖らせた唇。 一音一音が、かすかに、でも確実に感情を震わせる稀有な音色。 のだめのピアノは、こうしてプロのピアニストになってからも年々進化していて、モーツァルトなど、時に、ぎょっとするような深淵を見せてくれることがある。 これからも大きな舞台で本領を発揮して、多くの人にのだめのピアノを聴いてもらいたいと思う。 心からそう思える聴かせる価値のあるピアノなのだ。 千秋はのだめのピアノに、穏やかな笑みを浮かべた。 [newpage] [chapter:第2章 偶然の出会い(byまゆ)] 大量のデモ音源をすべてチェックし終えて、大原は大きくひとつ息を吐いた。 特に悪くもないが、コレだ、というほどのインパクトもない。 そつなくまとめられている。 ひとことで言うならそれ以上でも以下でもない。 音楽プロデューサーであり、演奏家や音楽作家のマネージメントをする会社の経営者であり、ひとりの現役ミュージシャンでもある大原のもとへは、多くの若者たちから応募用の音源が送られてくる。 会社のホームページで応募を受けている旨を記載している以上、応募作をチェックして採否の判定をするのもまた大原の仕事ではあるが、実際のところ、この自薦の連中の中から採用した実績は残念ながらまだない。 それでも、金の卵はどこかにいると信じて、大原は自薦を受け付け続けている。 まあ、現在、自社でマネージメントしている作・編曲家ふたりのうち、ひとりは関わっていた専門学校で見つけた人材だったし、もうひとりは、自作の曲や演奏をネットの掲示板に投稿しているのをたまたま耳にして、こちらから声をかけた。 つまりどちらもスカウトだ。 本当の才能は、自ら強く主張しなくても、隠しきれない光を放ってこちらに訴えかけてくるものなのかもしれない。 「だから、ついついコッチも見ちゃうんだよな」 大原はマウスを動かしてブラウザを開く。 Youtubeやニコニコ動画を適当にキーワードを入れて検索しながら、面白そうなものをざっと流していく。 ひとつ開くと、関連やおすすめなどが表示されるので、それも参考にする。 玉石混交という言葉があるが、こういうところにあるもののほぼ全部が「石」ばかりだ。 だが、その中に万のうちのひとつ、億のうちのひとつに「玉」になるものが隠れている。 ここに放置されていればただの「石」で終わるが、それを嗅ぎ分けてきれいに磨き上げて「玉」として世に出すのもまた、プロデューサーとしての自分の仕事だろうと思うから、大原は根気よく画面に向かい合う。 「はい?」 その動画を再生した時、大原は思わずそう声が漏れてしまった。 手にしていた書類を脇に置き、思わず画面を注視し直す。 「歌ってみた」とか「弾いてみた」とタグが付けられた動画は、素人撮影ながら、最近は機器の質も高いし、それなりのクオリティのものがほとんどだが、パソコンから流れてきた音声は、雑音やら歓声やらが演奏にかぶってしまっていた。 映像も手ブレがひどく、じっと画面を見ていると船酔いのような心地になりそうだった。 「なんだこれ?」 だが、その雑音の中から浮かび上がるピアノの音は、録音の音質の荒さなどものともしない強い訴求力を備えていた。 改めて映像をよく見れば、何かのパーティー、おそらくは結婚披露宴か二次会か、での余興演奏らしい。 グランドピアノのふたやピアノを囲む人々が邪魔をして、演奏者の姿はわからないが、ピアノの下に紅いドレスと黒いズボンが見えたから、男女のデュオだということだけはわかった。 曲は「ラプソディ・イン・ブルー」。 改めて説明するまでもない超有名曲だし、もはや古典と言いたくなるような曲だが、なんだろう、この雑音の向こうから浮かびあがってくる高揚感は。 まさに絶妙のセッション。 ふたりともかなりの演奏技術を持つピアニストなのだろう。 その技術を余すことなく駆使して次々と主題を展開させ、時に他の曲、たとえば同じガーシュインの作った「アイ・ガット・リズム」やジョプリンの「ジ・エンターテイナー」などのスタンダードをジャズテイストにアレンジして盛り込んだり、かと思えば、ベートーベンやモーツァルトが顔を出したりもして、座興というにはもったいなさすぎるほどのハイレベルな演奏だった。 事前にきっちり練習してきました、というよりも、どちらかが自由に次の曲に進むのにもう一方が合わせて、さらに盛り上げていっているのだと感じた。 おそらく、最初と最後は「ラプソディ・イン・ブルー」にする、程度の打ち合わせのみだったのではないか。 こんなところに、こんな雑な動画の中にきらめく「玉」が存在した。 このふたりなら、どんなジャンルの曲でも一流の演奏ができるだろう。 これだけの即興演奏ができるということは、作曲家としても十分に通用するに違いない。 こんなネットの海の片隅ではなく、自分が広く世に送り出したい。 なんとしても正体を知りたい。 いったい誰なんだ、こいつらは……。 大原は胸の鼓動の高鳴りに体を震わせつつ、もう一度再生させようとマウスを動かした。 だが、たった今見ていたはずの動画はもうその場に存在していなかった。 画面に表示された「削除されました」との無情なメッセージを信じられない思いで見つめながら、大原はがっくりと肩を落とす。 金の卵を求める過ぎる心が見せた幻だったのだろうか。 いや確かに自分はこの目で見たし、この耳で聞いた。 まだあの素晴らしい演奏が耳の底にも胸の奥にも残っている。 「誰なんだろうか……」 あの演奏技術からして、おそらくきっちりとクラシックピアノの教育を受けている人間のはずだ。 それもかなり高度な。 その程度の想像は簡単についた。 だが、音楽業界で長く仕事をしてきたとはいえ、大原自身はクラシック畑とはあまり縁がないし、人脈もないので、そこから先の答えにはとてもたどりつけそうにない。 「あああああ、やっと出会ったと思ったのに八方ふさがりかよ」 大原は悔し紛れに大きくマウスを滑らせ、ブラウザを閉じたのだった。
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