そっけないってどんな曲? 「君の名は。 」以降のRADWIMPSは、ある種の「大御所」的な威厳が出て、どんな曲を作ってもその豊かな才能とラッドらしい精神世界が凄みを持って伝わってきます。 『そっけない』は新たなステージに突入したRADWIMPSが2018年12月12日発売のアルバム『ANTI ANTI GENERATION』に先駆けて11月12日全国ラジオで解禁し、翌11月13日MV公開されました。 MVは石田悠介が監督を務め、小松菜奈と神尾楓珠が出演。 息の詰まるような恋の駆け引きを映画のワンシーンのように描き『そっけない』をドラマチックに色付けています。 なお、小松菜奈はRADWIMPSのMVに『君と羊と青』以来、約7年8ヶ月の歳月を経て2度目の出演を果たしました。 解釈 君が誘惑してきてその気にさせたのに、なんで相手にしてくれず素っ気ない態度なんだ? 俺は暇じゃないんだからその気がないならハッキリと教えて欲しい。 主人公はかなり相手に惚れ込んでいるのに相手は素っ気ない態度を見せます。 「君の方から」どんな誘いがあったのでしょうか?メールかなにかでそれっぽいことが送られて来たのでしょうか?相手には実は全くその気はなかったかもしれませんが、主人公はそれを誘いだと思い「相手も俺に気がある」と確信していたようです。 しかし、いざその気になると相手は素っ気ない態度です。 「暇じゃないんだから」というのは強がりでしょう。 ちょっとひどいんじゃない あんまりじゃない 恋がなんだかもうわからないんだ 君が教科書になってくれるかい 「いいよ」って 君が言うなら 暇はいくらでもあるから 解釈 君の恋心は掴めないのに核心に迫ろうとすればするほどのめり込む自分を恐く感じた。 こんな気持ちは初めてだ。 それなのに君は。 この部分は少し難しい言い回しです。 なぜ「恐い」と思ったのか?「のめり込む自分が恐い」と解釈しましたが、もしかしたら「君」の存在自体が恐くなって来たのかもしれないし、仕草が恐いのかもしれません。 「なのに君は」と次の文が続いているので「恐い」と思った心を主人公は肯定的に捉えています。 そう考えると「のめり込む自分が恐い」というほうが筋が通っていて、「君にこんなにのめり込んでいるのに君は素っ気ない」ということではないでしょうか? なんでそんなに 素っ気ないのさ そっぽ向いてさ 君の方から誘ったくせに 俺じゃないなら早く言ってよ そんなに暇じゃないんだ 解釈 君が僕に全てを委ねてくれるまで、今日はここから動かないよ。 最後は「君」が受け入れてくれるまで動かないと宣言します。 ですが、やはり自分から告白するという行動は宣言せず「君」からのアクションを待っています。 主人公のどこまでも奥手で繊細な感情が読み取れます。 まとめ 『そっけない』は誰もが抱いたことのある恋心を絶妙な言葉で歌います。 「気があるんじゃないの?」「やっぱりダメなのかな」と揺れ動く恋愛の真っ只中にいる人にとってこの歌は応援歌になるのではないでしょうか? MVでは小松菜奈が神尾楓珠を誘う息の詰まるようなシーンを『そっけない』が盛り上げています。 最近では新海誠監督の映画「天気の子」の劇中音楽も担当し壮大な世界観を演出するRADWIMPSの音楽はファンの心を捉えていつまでも離しません。 ですが、『そっけない』のようなごく普通に身近で起こりそうな恋心でさえもドラマチックにしてしまうRADWIMPSはもはや唯一無二の存在と言えますね。 これからも制作される楽曲を楽しみにしたいと思います。
次の遊びなのか本気なのか。 その思いを知る為に、一瞬で頭をフル回転させる。 自分からは決して切り出さないけれど「君がその気なら、俺もそのつもりになるよ」なんて脳内で情けないポジティブ思考をしてしまう男の女々しさをよく表しています。 ちょっとダサくて情けないけど、芯には真っ直ぐな思いを秘めている主人公を描いているからこそ、『そっけない』は多くの方に支持されているのでしょう。 しかし「俺」が本気で愛した途端に「君」の態度が「そっけない」ものになった、ということはわかります。 頭では自分が勝手に恋をしただけだと理解しつつも「俺じゃないなら早く言ってよ」と「君」の冷たい態度に悪態をついてしまう。 失恋を受け入れられず「ちょっとひどいんじゃない。 あんまりじゃない」と「君」を責めてしまう言葉は、多くの人に刺さるはず。 「そんなに暇じゃないんだ」と強がった皮肉も、切なさを一層引き立てます。 「君」の為なら何だって出来る覚悟があることを「暇はいくらでもあるから」とは遠回しにしか伝えられない弱さが、「君」が「そっけない」原因かもしれませんね。 意図的にダサい表現にすることで、主人公のかっこよさを排除し、平凡で冴えない男を演出しているのでしょう。 「俺」と「僕」の境界線 この楽曲の歌詞は、主人公の目線で、語るように話し言葉で書かれていますが、途中で一人称が変化しています。 「俺」から「僕」へ、その意味は? もちろん、主人公が交代したり、別の人物が登場したわけではありません。 主人公の心情が変化し、それが一人称に表れているのです。 「酔ってなら伝えられるかな」と思うも、それでは意味がないことを理解している「僕」は勇気を振り絞る決断をします。 傷つくことを恐れていた臆病な自分が、痛みを受け入れる覚悟をして、真っ直ぐな想いを伝えられるようになった。 弱気な主人公に感情移入させ共感を得るだけでなく、主人公の成長と愛に対する情熱を限りなくリアルに描き出していることが『そっけない』の魅力と言えるでしょう。 「君と今日はキスをするまでここから動かないから」という言葉で歌詞が終わるなんて、冒頭からは想像出来ませんよね。 TEXT 富本A吉.
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アルバムリリースに先行して収録曲である「そっけない」のMVがYouTubeにて公開されている。 7分を超えるMVはイントロの音が鳴った瞬間からRADWIMPSの世界に引き込まれ、その素敵な楽曲は既にリスナーやファンの心を鷲掴みにしている。 今回はそんなRADWIMPS「そっけない」の歌詞の意味や込められた想いについて考察します。 正式なものが発表され次第更新致します。 しかし、決して怒っているわけではなく、 どこか温かく、その過程もどこか楽しんでいるような、ゆったりとした空気が流れています。 僕は君のことを本気で考えているから、君が僕に気がないなんて思いたくないけど、もしそうだったら、、、「僕はそんなに暇じゃないんだよね」と強がるしかない。 そんな気持ちが伺えますね。 そして「暇はいくらでもあるから」というところからは、本当に君のことが好きで、君の為ならいくらでも僕の時間をかけたっていいんだという気持ちが表れています。 だから今すぐ こっち向いてよ こっちおいでよ いい加減もう諦めなよ 1秒も無駄にはできない You know our time is running out baby もっと近くで もっと側で この視界からはみ出るくらいに 君だけで僕を満たしたいの いいよって君が言うまで 君と今日はキスをするまで ここから動かないから そして最後の部分では、 もう強がったりせず、 「君がいいよって言うまで、キスをするまでここから動かない!」と、君に対する素直な想いが溢れ出してきていて、聴いている人の心を温かくしてくれる。 そんな終わり方となっています。 とても素敵な曲ですね。
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