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山奥から都会の学園に転校してきた美古都は、学校になじむことができず、学園内にひっそり佇む神社に入り浸っているが、生徒会書記の猫崎蓮の取り計らいで巫女部を作ってもらうことに…!? 表紙通りの可愛い絵柄で、どの子もコロコロ表情を変えるので、読んでいて本当に飽きません。 本書は二巻で完結していますが、現在は電撃大王に移籍し、『雨でも晴れでも(略してあめはれ)』というタイトルでリニューアル連載しています。 Contents• 登場人物 本書の内容に入る前に、登場人物である巫女部の六人をご紹介します。 左が山田美古都、右が猫崎蓮。 山田美古都 京都の山奥から上京した高校一年生。 京都訛りがコンプレックスで、恥ずかしがって話さないせいで入学三ヶ月が経っても友達が出来ず、放課後、有頂天高校近くにある有頂天神社を掃除している。 その際は巫女装束に着替え、メガネは外している。 神社に遊びに来てくれる猫崎には感謝していて、友達という感情がやがて恋愛に変わっていく。 猫崎蓮(ねこざきれん) 生徒会書記で、美子都のことが大好き。 彼女のために職権乱用で部活の要件を満たさない巫女部を無理やり作るなど、美古都のためなら何でもする。 一方で普段は厳しい一面を見せ、近寄りがたいせいで友達は少ない。 美古都には単なる友達以上の感情を抱いているように見えるが、そこには彼女の抱える複雑な家庭環境の問題が隠れていて、二巻になると一気に表面化する。 辺銀律(ぺんぎんりつ) 昭和歌謡レコード部所属。 部員が獅子丸と二人しかいないため廃部の危機にあったが、存続のために巫女部に目をつけて入部する。 獅子丸とはケンカばかりしているが、実際はどっちもツンデレなだけのカップル。 ロックな見た目をしているが、中学生の時は清楚系の美少女だった。 獅子丸愛莉 昭和歌謡レコード部所属、後に巫女部に入部。 実家がお金持ちだが、中学生の時に自殺を図ろうとしたことがある。 その時、偶然辺銀と出会い、彼女の流したレコードに救われ、生きる気力を取り戻す。 辺銀が有頂天高校への進学希望であることを知ると、彼女の後を追って入学。 辺銀は獅子丸のことを覚えておらず、獅子丸は彼女に自分の痕を残したいといつもケンカを売ってしまうが、それはケンカを売っても辺銀なら大丈夫だと信頼している証拠。 熊倉タクヤ TOKYOファッション部所属で、後に巫女部に入部。 兎田とは幼馴染でカップル。 虚弱体質で、興奮するとすぐに血を吐く。 ちなみにこれは鼻血で、鼻穴が小さいせいで口から吐いている。 回想シーンで、入院していた時期があることが判明。 兎田は熊倉の幸せ、不幸せに左右されてしまうため、熊倉は彼女と一緒に幸せになることを決意している。 実はかなり重たいカップル。 兎田夜空(うさぎだよぞら) ひきこも部所属で、後に巫女部に入部。 常に寝袋に入った蓑虫のような状態で、寝袋から出ている姿は意外とレア。 熊倉から一方的に熱烈に愛されているように見えるが、もちろん兎田も彼女のことが好きで、巫女部カップルの中で一番カップルらしい。 スポンサーリンク 魅力 百合カップルだらけ 物語の中心となる巫女部はなんやかんやで六人になりますが、女子六人でカップルを三組作るというまさに百合カップルだらけな作品です。 コメディでは終わらない純愛 一巻だけを読めば百合コメディです。 しかし、二巻から雰囲気が一気に変わり、笑い抜きの積極的な百合や純愛要素が大半を占めるようになり、一つの作品で喜怒哀楽全ての感情を網羅できるようになります。 この振れ幅こそが本書の魅力で、一巻でコメディものだと決めつけるのは軽率です。 とどつまは二巻まで読んでこそ本当の評価を下すことが出来ます。 全二巻と非常にコンパクトな物語ですので、ぜひ二冊とも読んでみてください。 評価の分かれるポイント 終わり方が中途半端 二巻のあとがきで、作者のあらた伊里さんが言及している通り、とどつまは中途半端なところで物語が終わります。 というのも、月刊コミック電撃大王に移籍し、『雨でも晴れでも』というタイトルでリニューアル連載をすることになったからです。 物語はいまだ終わっていないということです。 2020. 13現在、『雨でも晴れでも』の単行本はまだ発売されていません。 個人的にはとどつまを読んでからリニューアル作品を待つというのが二度おいしいかなと思いますが、リニューアル作品の方が洗練されてそうだと思う人からすると、とどつまに手を出すのは悩むかもしれません。 猫崎が重たい しっかり者で、他人を寄せ付けないクールなところがあって、美古都のことになると急に可愛らしくなる猫崎。 しかし、二巻になると一気にイメージが変わります。 実は複雑な家庭事情を抱え、そこから来る考え方が美古都を苦しめ、相思相愛なはずなのにお互いに苦しいという辛い展開を生み出します。 はっきりいって原因は猫崎の自己肯定感が低いことです。 この障害があるからこそ恋が盛り上がるのですが、暗い展開に嫌気が差す人もいると思います。 他にも一巻からは予想もつかない重たい話が二巻では急に多くなるので、ここも含めて楽しめるかがポイントになります。
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漫画「 この愛を終わらせてくれないか」は「少女支配」を描いた筒井いつき先生の新作漫画。 ジャンルは青年漫画のヒューマンドラマになっているが内容は百合系のラブサスペンスのような不穏で黒い部分を纏った作品。 ヒロインとなる少女は八河柚(はちかわゆず)。 彼女は女優、モデルとして活躍する同級生・速水瞬(はやみまどか)の熱狂的なファンであった。 遠くから瞬を見守り、接点も持たない柚であったが、ある出来事を境に瞬の親友…そしていつも一緒にいられる仲となっていく。 ただ、 少女は満たされる程に気持ちが渇いていく事を覚えていく。 少女が抱える気持ちは恋愛感情なのか…それとも違った別の感情なのか…。 ラブストーリーのようなラブサスペンスのような…そして百合系も交える注目の漫画となっています。 漫画「この愛を終わらせてくれないか」は電子書籍ストア「eBookJapan」で取扱・試し読み可能! この愛を終わらせてくれないか【ネタバレ】 1話ネタバレ 冒頭、柚の速水瞬への熱狂的なファン具合が描かれていく。 彼女がグラビアを飾る週刊誌は発売と同時に買ったり、雑誌に顔を近づけて瞬の映る写真を眺めたり…とにかくヤヴァい(笑) さらに柚の背景が明かされていく。 彼女は速水瞬と同じ高校に通い、同じクラスメイトだったのだ。 いつでも触れる距離にいる憧れの人物であったが、陰キャレベルも高い柚は話しかける事も出来ず、ただ教室の片隅から瞬を眺めている。 そんな中で柚が苛立ちを覚える相手が一人いた。 瞬の親友的立ち位置である世木幸子(せぎさちこ)といった同級生だ。 瞬と親しい幸子の事が憎くて堪らない柚。 彼女は胸の内に秘める苛立ちなどをSNS愚痴アカウントで放出していた。 しかし、愚痴アカが乗っ取られる事態に遭遇。 さらに乗っ取られたアカウントから学校の屋上に来いといった指示を受ける事へ。 恐怖もあり、屋上へ行けない柚。 そんな彼女のもとへ幸子が現れる。 そして彼女は柚の愚痴アカウントを見せつけていく。 柚のSNSを乗っ取りしたのは幸子であった。 幸子は直ぐに柚が瞬の熱狂的なファンである事に気がついていく。 そして 『今度、瞬に会わせてあげようか』などと伝えていく。 馬鹿にされた気分の柚は幸子に掴みかかるが意味深な言葉を吐き出していく幸子。 『誰かに愛される地獄が何か…あんたにも教えてあげようか』 そのまま幸子は柚を押し倒して屋上から一緒に飛び降りていく。 目が覚めて鏡を見た柚に戦慄が走る。 顔や体が世木幸子だったのだ。 意識が入れ替わったのか…。 混乱していると瞬が見舞いに現れる。 そして世木幸子として瞬と接していく柚は初めて瞬の体に触れていく。 2話ネタバレ 嫌いだった女の体に入れ替わった柚。 元に戻る事はなく世木幸子として生活をしていく。 人気者である幸子には多くのお見舞いなどが訪れてくる。 当然だが親友である速水瞬も例外ではない。 親友として憧れの瞬に近づける状況の柚は 『神様に一番近い特等席』などと思いこんでいく。 とにかく瞬に近づける体を手に入れて幸せ一杯の柚。 しかし、彼女は確認する事があった。 同じ病院に入院している自分自身である。 幸子として自身のお見舞いにいく柚。 幸子とは真逆で誰もお見舞いにきた形跡はない。 また怪我もかなり重症の模様。 自分自身の体に手をかけようとしている柚。 しかし、思い留まる。 この先どうなるか不明だが一先ず、世木幸子の人生を引き受けて、恐らく自身の体に転生している幸子に 『そこで勝手に死んでてね…』と一言告げて立ち去る柚。 3話ネタバレ 幸子の体は全快。 柚は世木幸子として学校へ戻っていく。 瞬と急接近していく事でときめき過ぎて身が持たない柚。 そんな中、幸子を慕う後輩・しおりがウザ絡みをしてくる事へ。 放課後一緒にお茶をする事へ。 勘が鋭いしおり。 いきなりぶっ込んだ質問を投げかけていく。 『あんたサチ先輩じゃないすよね。 あんた一体誰なんすか?』 手を握られてまったく離そうとしないしおり。 教えるまで絶対に手を離さないと真顔で言われる柚。 困惑していく。 4話ネタバレ しおりは今までの幸子と今の幸子が違い過ぎるといった事で中身が別人だと思いこんでいる模様。 そして柚は入れ替わった事をしおりにだけ告げていく。 困惑しつつも今までと違う幸子の様子を見ているので納得もしていく。 そして、しおりは柚が世木幸子を演じられるように協力をしていく。 まずはメイクから。 メイクして可愛くなった幸子の顔にときめく柚。 なんだかんだ、しおりと絡んでいると瞬に恋していると直ぐに見破られていく柚。 しかし、自身の気持ちが恋なのか…自分ではどこかしっくり来ていない様子の柚。 そして瞬から連絡を受ける柚。 彼女と喋るだけで幸せな柚であったが、自身の分身が現れて葛藤。 そんな分身の意見を振り切っていく柚。 5話ネタバレ 柚が何故、速水瞬の熱狂的ファンになっていったのか…彼女との出会いが明かされていく。 柚が瞬ファンになったのは小学生時代だった。 場面は現実へ。 世木幸子として上手く立ち回っていく柚。 途中、しおりも現れてウザ絡み。 そしてしおりは柚達の同級生である郡司に恋心を抱いていた。 平穏に日常を過ごしつつ、瞬とデートの約束をした土曜日が訪れてくる。 6話ネタバレ 水族館デートをする柚と瞬。 柚はとにかく憧れの瞬と一緒なので終始ときめきっぱなしである(笑) 舞い上がりつつも瞬との水族館デートを楽しんでいく柚。 そんな中、瞬から貰ったとされるヘアピンをどこかに落としてしまう柚。 必死で探していると見つけてくれたのは瞬であった。 合流すると瞬はヘアピンをつける素振りをしつつ、柚(幸子)にキスをしていく。 突然の出来事で瞬の手を振りほどいてしまう柚。 逃げるように去っていく。 『違う…違う…こんなの瞬ちゃんじゃない…』 7話ネタバレ 郡司にデートのお誘いをするしおり。 しかし、見事に玉砕していく。 けっこうきっぱりとフラレていく。 休み時間となり、しおりと合流した柚。 水族館デートの一部始終を明かしていく。 もちろん瞬からキスされた事も。 同性愛にも寛容なしおり。 喜び讃えていく。 しかし、柚にとっては神様のような存在の瞬が自分にキスなんてあり得ないといった気持ちらしい。 困惑する柚に喝を入れていくしおり。 一方、瞬は未だ意識の戻らない八河柚が寝ている病室を訪れていた。 そして柚の髪にヘアピンをつけて一言… 『幸子』と柚に向かって呟く瞬…。 ここで1巻は終了。 次巻へ続いていく。 この愛を終わらせてくれないか【感想】 速水瞬は既に世木幸子は別人である事を見抜いているのか…。 得体の知れない何かを背負っているような瞬がジワジワと恐怖を掻き立ててくれます。 巻末に次巻予告ありましたが、どうやら柚は瞬の幸子へ対する異常な愛情に気づき、受け入れる決意をしていく模様。 瞬と幸子は以前からどんな関係だったのか…。 そして瞬の愛情に耐える事が出来るのか…。 あらすじにある満たされるほど渇いていく状況になっていくのか。 愛をテーマにしながらジットリとした怖さもある作品。
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