花粉症の症状は、主に鼻と眼に現れ、花粉飛散開始とともに症状がみられる人もいれば、花粉が大量に飛散するまで無症状の人もいます。 また、その年の花粉飛散数によっても症状の程度は変わります。 重症の方では、微熱、倦怠感、皮膚のかゆみ、のどのイガイガ感など、全身の症状がみられることもあります。 <花粉症にかかりやすい人> 過去にアレルギーによる皮膚炎や、気管支喘息などにかかったことがあるなど、アレルギー反応を起こしやすい体質である場合は、花粉症(鼻アレルギー)も起こしやすいと言われています。 また、アレルギー体質は遺伝するケースが多く、家族に花粉症や気管支喘息、アトピー性皮膚炎など、何らかのアレルギーを持っている人がいる場合に起こしやすいと言われています。 <花粉症患者の状況> 全国の耳鼻咽喉科医とその家族を対象とした2008年(1月から4月)の鼻アレルギー全国疫学調査において、花粉症を有する者が29. 8%であったとの報告があります。 他に、ダニなどが原因で起きる1年中のアレルギー性鼻炎も増加していることが示されています。 増加している原因には花粉飛散数が増加していることに加えて、いろいろな環境の変化の影響も考えられますが、十分には確認はされていません。 花粉の種類と飛散時期について 日本では50種類以上報告されています。 中でも、スギ花粉が多く、花粉症患者の約70%を占めていると推測されていますが、北海道ではスギ花粉の飛散がきわめて少なく、札幌市では花粉症患者の50%以上が シラカバ花粉によるものと言われています。 花粉の飛散時期は下記のとおりです。 (参考)札幌市の花粉飛散時期( 北海道立衛生研究所より ) どの時期に症状が出るかで、ある程度どの植物の花粉症かが予測できますが、医師に相談し抗体検査などをすることが確実です。 花粉症を予防するために 花粉症の人は、重症化を防ぐために日常生活の中で、花粉を体内に入れないことが重要です! 今、花粉症ではない人も、これから花粉症にならないために、大量の花粉を吸い込まないことが大切です。 コンタクトレンズは、花粉がレンズと結膜の間で擦れるので、花粉飛散時期はメガネがお勧めです。 また、マスクには湿ったガーゼを挟み込んで使用するとより効果的です。 羊毛類の衣類は、かふんが付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなりますのでなるべく避けましょう。 花粉症の治療 医療機関で行う薬物療法、手術療法、減感作療法があります。 治療と並行して自らが花粉の暴露から身を守ることが大切です。 症状が出た場合、初期に治療できれば、粘膜の炎症の進行を止め、早く正常化することもできるため、花粉症の重症化を防ぐことができます。 治療に関しては、耳鼻咽喉科かアレルギー科のある医療機関で、医師に相談しましょう。 ( 花粉症Q&A集) (全国花粉飛散情報) (北海道の花粉情報).
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代表的な花粉とその飛散時期をご存じですか? だいたいの情報を知っておくと、予防や症状の緩和に役立ちます。 日本は南北に細長い地形のために地域差があり、花粉症の原因植物の特徴や飛散期も異なります。 中でも一番手強いのは、 風によって大量の花粉が長い距離飛ばされる風媒花で、特に重要なのが スギなどの木本(もくほん)植物です。 あなたの住む地域ではどのような木本植物が多くみられますか? たとえば、スギは北海道・沖縄にはほとんど存在しないため、スギ花粉症はありません。 一方で北海道にはシラカンバ花粉症が多いなど、地域による特徴があります。 また、気候の違いから飛散時期も九州では1月下旬くらいから、東北では3月上旬以降と差があります。 * 各地域を代表して札幌市、仙台市、相模原市、浜松市、和歌山市、福岡市におけるわが国の重要抗原花粉の飛散期間を示した。 これらの抗原花粉は気象条件の変化による変動を考慮し、最近10年間、2002〜2011年の重力法による結果を平均して旬ごとの1cm 2当たりの花粉数をグラフにした。 わが国で最も重要な木本のスギ、ヒノキ科のほか、カバノキ科花粉、草本の初夏に多いイネ科、秋のキク科ヨモギ属、ブタクサ属およびアサ科のカナムグラの開花時期である。 カバノキ科ハンノキ属はスギ花粉よりやや早い時期あるいはほぼ同時期に開花し、シラカンバは北海道、東北で初夏にみられている。 スギ花粉は関東・東北で長期間大量に見られ、開花時期が長期化している傾向がある。 年によっては11月を中心に10月〜12月にかけてわずかなスギ花粉が観測されている。 これらは長期間にわたって協力いただいている調査結果の一部を示している。 ゲノム解析でスギはヒノキ科に分類された。 抗原性は今まで通りである。 スギ、ヒノキ科ともに30年生樹林の増加に加えて夏の気温上昇、湿度低下の明らかな地域では気候変動の影響を受けて花粉生産が漸増している可能性が強い。 わが国のスギ花粉症対策の1つとして環境省が体積法のリアルタイムモニター「はなこさん」を稼働し始め、ネット上で全国各地の単位時間ごとの情報が得られるようになった。 まだスギ、ヒノキ科花粉開花時期でのみであり、重要花粉の調査解析に向けて開発中である。 国際的な標準法のバーカード捕集器(体積法)による調査は世界の抗原花粉とその気候変動の影響について諸外国との比較が可能になる。
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代表的な花粉とその飛散時期をご存じですか? だいたいの情報を知っておくと、予防や症状の緩和に役立ちます。 日本は南北に細長い地形のために地域差があり、花粉症の原因植物の特徴や飛散期も異なります。 中でも一番手強いのは、 風によって大量の花粉が長い距離飛ばされる風媒花で、特に重要なのが スギなどの木本(もくほん)植物です。 あなたの住む地域ではどのような木本植物が多くみられますか? たとえば、スギは北海道・沖縄にはほとんど存在しないため、スギ花粉症はありません。 一方で北海道にはシラカンバ花粉症が多いなど、地域による特徴があります。 また、気候の違いから飛散時期も九州では1月下旬くらいから、東北では3月上旬以降と差があります。 * 各地域を代表して札幌市、仙台市、相模原市、浜松市、和歌山市、福岡市におけるわが国の重要抗原花粉の飛散期間を示した。 これらの抗原花粉は気象条件の変化による変動を考慮し、最近10年間、2002〜2011年の重力法による結果を平均して旬ごとの1cm 2当たりの花粉数をグラフにした。 わが国で最も重要な木本のスギ、ヒノキ科のほか、カバノキ科花粉、草本の初夏に多いイネ科、秋のキク科ヨモギ属、ブタクサ属およびアサ科のカナムグラの開花時期である。 カバノキ科ハンノキ属はスギ花粉よりやや早い時期あるいはほぼ同時期に開花し、シラカンバは北海道、東北で初夏にみられている。 スギ花粉は関東・東北で長期間大量に見られ、開花時期が長期化している傾向がある。 年によっては11月を中心に10月〜12月にかけてわずかなスギ花粉が観測されている。 これらは長期間にわたって協力いただいている調査結果の一部を示している。 ゲノム解析でスギはヒノキ科に分類された。 抗原性は今まで通りである。 スギ、ヒノキ科ともに30年生樹林の増加に加えて夏の気温上昇、湿度低下の明らかな地域では気候変動の影響を受けて花粉生産が漸増している可能性が強い。 わが国のスギ花粉症対策の1つとして環境省が体積法のリアルタイムモニター「はなこさん」を稼働し始め、ネット上で全国各地の単位時間ごとの情報が得られるようになった。 まだスギ、ヒノキ科花粉開花時期でのみであり、重要花粉の調査解析に向けて開発中である。 国際的な標準法のバーカード捕集器(体積法)による調査は世界の抗原花粉とその気候変動の影響について諸外国との比較が可能になる。
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