これまでに高濃度のエチルアルコール(エタノール)などの 消毒用アルコールと 次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイター) という古典的な消毒薬についてご紹介してきました。 本来、エタノールの安価且つ潤沢な供給が行われれば、これら二つの一般的な消毒薬で事は足ります。 しかし、水回り以外で広汎に使えるエタノールが、国内には莫大にあるにもかかわらず 本質からかけ離れたくだらない理由で市中から姿を消してしまっていることはシリーズとで指摘したとおりです。 このため市民は、消毒用アルコールに代わり手指消毒にも使える消毒薬を探して右往左往しているのが現状です。 優れた有資格技能者として徹底的に訓練され、職場も手洗いに最適化されている医師や看護師ならともかく、市民に日常生活、仕事のなかで「手を洗おう」 BBCによれば少なくとも20分に一回の頻度 などと呼びかけところで安普請のスローガンでしかありません。 実は、医療関係者よりも合成化学者の方がより高頻度に手を洗います。 油断すると手が破壊されますし最悪の場合、悶絶して死にます。 手洗いは当時の医学界の権威主義により否定され、イグナッツ・ゼンメルワイスは、失意のために精神を患い、入院先での職員による暴行によって死去している。 そういったなか、次亜塩素酸が着目されています。 次亜塩素酸 より 次亜塩素酸は、食塩水や塩酸を電気分解することによって得られますが、同様にアルカリイオン整水器でも電気分解によって隔膜を隔てて陽極側に酸性水として次亜塩素酸水が得られます。 アルカリイオン整水器の場合、塩素の供給源は水道のカルキです。 製品によっては塩素供給のために食塩を加えることもあります。 従って、井戸水などでは、そのままでは機能しません。 流通している「 次亜塩素酸水」は、食塩水を隔膜式電気分解装置で電気分解した陽極側の酸性水で、有効塩素濃度10〜80ppmのものが該当します。 「 次亜塩素酸水」という名称は、食品衛生法施行規則(昭和23年厚生省令第23号)および食品、添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)によって定義が「 塩酸又は塩化ナトリウム水溶液を電解することにより得られる,次亜塩素酸を主成分とする水溶液である。 」と定まっています。 この場合、有効塩素濃度は10〜80ppmのものとなりますので、「次亜塩素酸水」と称するものは、 有効塩素濃度が水道蛇口の50〜100倍程度と低く、pH4〜6程度の弱酸性となります。 高濃度次亜塩素酸と称する製品は、 有効塩素濃度200ppm以上ありますがこれらは製法が異なります。 次亜塩素酸ナトリウム pH9 に塩酸を加えることにより中和し次亜塩素酸とします。 このとき大量の塩素が発生しますが、製品の次亜塩素酸からも塩素臭がします。 この製法の違いから概ね200ppm以上、数千ppmまで商品として存在する次亜塩素酸は、「次亜塩素酸水」と名乗ることができません。 但し製法上、添加物や不純物には差異が生じます。 有効塩素濃度200ppm〜5,000ppm一部それ以上の製品が見られる。 pH3〜5程度の製品が多いが、pH3以下の場合もある。 ・強い塩素臭を持つものが多い。 次亜塩素酸は、不安定なために製造しても徐々に分解し塩化水素 HCl や酸素などになってしまいます。 また光や熱によっても分解が促進されます。 結果、期限を越えたのちの開封時には事実上ただの水になっていることもあり得ます。 遊離有効塩素の存在比pH依存性 より 図を見るとよく分かるのですが、次亜塩素酸ナトリウムは、pH9以上でほぼ完全に電離するためにClO-(陰イオン)が有効塩素として働きます。 ところが次亜塩素酸の場合、商品として多く見かけるpH4〜6程度のものは、電離度が低いために殆どの有効塩素がHClO(分子)として存在します。 次亜塩素酸類は、漂白、殺菌作用がその強い酸化力によって行われますが、次亜塩素酸と次亜塩素酸ナトリウムでは、その働きを持つ有効塩素の化学形態が異なります。 これは化学的にとても面白く、理学部化学系や家政学部食品・環境系の卒論、修論としてはワクワクする古くて新しい研究対象です。 だれかやらんかの?.
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コロナウイルスはアルコール消毒が有効!濃度もチェック! 厚生労働省の新型コロナウイルスのQ&Aのページで、対策方法が記載してありましたので、抜粋いたしました。 手洗いなど一般的な衛生対策を心がけてください。 手など皮膚の消毒を行う場合には、消毒用アルコール( 70%)を、物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウム( 0. 1%)が有効であることが分かっています。 ツイッター上では、アルコール消毒が有効な事が周知されており、関心が集まっています! 🐬保健師さんからひとこと🐬 コロナウイルスはエンベロープと言われる外膜で覆われていますが、その成分は脂質です。 石鹸やアルコール消毒に弱く、簡単に不活性化されます。 こまめに石鹸での手洗いや、アルコール消毒をすること。 外出時にマスクの着用や、帰ってきたらうがいをしましょう🐬 — 保健師のイルカさん🐬 takurouvski 【新型肺炎】 ・現段階では、一般的な風邪やインフルエンザ予防策の徹底を ・手洗いは、指の間や手首などもせっけんを使って念入りに ・水やせっけんがない場合はアルコール消毒も有効 ・せきやくしゃみが出る人はマスクを ・マスクがない場合、ハンカチや二の腕で押さえる — 地震・ニュース速報@Yahoo! ニュース YahooTopicsEdit コロナウイルスの対策 せき・くしゃみからの飛沫感染 と そのせき・くしゃみがついたものを触る接触感染が主だから 手洗いうがい徹底することだって。 空気感染はいまのとこそんなに強くないらしい。 ただ潜伏期間が恐いね。 あとアルコール消毒有効だって。 中国・武漢市から来日したツアー客を乗せたバスの運転手やガイドで、新型コロナウイルスの感染が確認されたため、バス旅行を扱う業者は車内の清掃を徹底したり、アルコール消毒液を設置したりして、新型肺炎の防止に取り組んでいます。 — 時事ドットコム(時事通信ニュース) jijicom コロナウイルスは次亜塩素酸も効果があり! 物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウム( 0. 1%)が有効であることが分かっています。 手の消毒には、消毒用アルコール( 70%)• 物の消毒には、次亜塩素酸ナトリウム( 0. 1%) と使い分けて、対策するのが有効です! マスクは、予防よりもエチケットの面が大きく、自分の顔や口に手が触れないようにする意味があります。 コロナウイルスを不活性化するには、消毒用アルコールと次亜塩素酸ナトリウムが効果的ですね! 新型肺炎を起こすコロナウイルスですが、エンベロープと呼ばれる構造を持ったウイルスとなります。 この構造を持ったウイルスには70度以上の消毒用アルコール、或いは濃度0. 日々の手洗いうがいと併せて予防する手段となります! 参考までに。 次亜塩素酸ナトリウムは、キッチンハイターなどの漂白剤を希釈して作ることもできます。 新型だけでなく風邪予防にも、 ドアノブ等にスプレーすると安心 — あかり akari3373 日常的なウイルス対策 ・石鹸などを使った手洗いの徹底 ・マスクはエチケットとしての側面が強い ・咳やくしゃみをするときには手のひらではなく『肘』で押さえる ・手などの皮膚の消毒には消毒用アルコール、物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウム — クオッカ👶とも quosun 次亜塩素酸は、コロナウイルスだけでなく服の除菌や、物の除菌、消臭にも幅広く使えて、とても便利ですね! 【コロナウイルスの感染対策お役立ち情報】.
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これまでに高濃度のエチルアルコール(エタノール)などの 消毒用アルコールと 次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイター) という古典的な消毒薬についてご紹介してきました。 本来、エタノールの安価且つ潤沢な供給が行われれば、これら二つの一般的な消毒薬で事は足ります。 しかし、水回り以外で広汎に使えるエタノールが、国内には莫大にあるにもかかわらず 本質からかけ離れたくだらない理由で市中から姿を消してしまっていることはシリーズとで指摘したとおりです。 このため市民は、消毒用アルコールに代わり手指消毒にも使える消毒薬を探して右往左往しているのが現状です。 優れた有資格技能者として徹底的に訓練され、職場も手洗いに最適化されている医師や看護師ならともかく、市民に日常生活、仕事のなかで「手を洗おう」 BBCによれば少なくとも20分に一回の頻度 などと呼びかけところで安普請のスローガンでしかありません。 実は、医療関係者よりも合成化学者の方がより高頻度に手を洗います。 油断すると手が破壊されますし最悪の場合、悶絶して死にます。 手洗いは当時の医学界の権威主義により否定され、イグナッツ・ゼンメルワイスは、失意のために精神を患い、入院先での職員による暴行によって死去している。 そういったなか、次亜塩素酸が着目されています。 次亜塩素酸 より 次亜塩素酸は、食塩水や塩酸を電気分解することによって得られますが、同様にアルカリイオン整水器でも電気分解によって隔膜を隔てて陽極側に酸性水として次亜塩素酸水が得られます。 アルカリイオン整水器の場合、塩素の供給源は水道のカルキです。 製品によっては塩素供給のために食塩を加えることもあります。 従って、井戸水などでは、そのままでは機能しません。 流通している「 次亜塩素酸水」は、食塩水を隔膜式電気分解装置で電気分解した陽極側の酸性水で、有効塩素濃度10〜80ppmのものが該当します。 「 次亜塩素酸水」という名称は、食品衛生法施行規則(昭和23年厚生省令第23号)および食品、添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)によって定義が「 塩酸又は塩化ナトリウム水溶液を電解することにより得られる,次亜塩素酸を主成分とする水溶液である。 」と定まっています。 この場合、有効塩素濃度は10〜80ppmのものとなりますので、「次亜塩素酸水」と称するものは、 有効塩素濃度が水道蛇口の50〜100倍程度と低く、pH4〜6程度の弱酸性となります。 高濃度次亜塩素酸と称する製品は、 有効塩素濃度200ppm以上ありますがこれらは製法が異なります。 次亜塩素酸ナトリウム pH9 に塩酸を加えることにより中和し次亜塩素酸とします。 このとき大量の塩素が発生しますが、製品の次亜塩素酸からも塩素臭がします。 この製法の違いから概ね200ppm以上、数千ppmまで商品として存在する次亜塩素酸は、「次亜塩素酸水」と名乗ることができません。 但し製法上、添加物や不純物には差異が生じます。 有効塩素濃度200ppm〜5,000ppm一部それ以上の製品が見られる。 pH3〜5程度の製品が多いが、pH3以下の場合もある。 ・強い塩素臭を持つものが多い。 次亜塩素酸は、不安定なために製造しても徐々に分解し塩化水素 HCl や酸素などになってしまいます。 また光や熱によっても分解が促進されます。 結果、期限を越えたのちの開封時には事実上ただの水になっていることもあり得ます。 遊離有効塩素の存在比pH依存性 より 図を見るとよく分かるのですが、次亜塩素酸ナトリウムは、pH9以上でほぼ完全に電離するためにClO-(陰イオン)が有効塩素として働きます。 ところが次亜塩素酸の場合、商品として多く見かけるpH4〜6程度のものは、電離度が低いために殆どの有効塩素がHClO(分子)として存在します。 次亜塩素酸類は、漂白、殺菌作用がその強い酸化力によって行われますが、次亜塩素酸と次亜塩素酸ナトリウムでは、その働きを持つ有効塩素の化学形態が異なります。 これは化学的にとても面白く、理学部化学系や家政学部食品・環境系の卒論、修論としてはワクワクする古くて新しい研究対象です。 だれかやらんかの?.
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