全巻持ってます。 本当に大好きすぎて20年くらい繰り返し読み返してます。 この作品以上に好きなものなかなか出てこない。 強いて言うならいくえみ綾のI LOVE HERもなかなか。 でも晃が好きすぎて、翠ちゃんも好きすぎて本当に翠ちゃんの細やかな恋愛模様の気持ちや晃の大人びた男性的な感情も全てが天ないの素敵な要素。 マキちゃんは素敵な女性すぎてこの作品のスパイスだし、自由な将志さんも、楽観的で空気を読む文ちゃんも、人間的な情深いマミリンも、流されやすい滝川マンも、素直で可愛いマコちゃんも、ケンちゃんはやっぱ良いやつ!で、みんな無くてはならない存在で、誰も悪い人が居ないから悩む恋とかリアルすぎて本当に胸が切なくなりますが、貫き通す恋とか本当に20年経った今でも私のバイブスになっています。 まじで翠(アキラ)という名前は子供に付けたいと思いつつ、まだ生まれては居ないんですけど…(笑) 小学生の頃にリアルタイムで「りぼん」で読んでて、自分の人生で初めてコミックス全巻集めた少女漫画がこれです。 当時は長期連載な気がしていたけれど、8巻しかないんですよね。 近年の少女漫画は人気が出ると長期化し過ぎる気がするので 少年漫画も同 、このくらいの長さがちょうど良かったな〜としみじみ思います。 矢沢先生の出世作で、最初と中間以降とで絵柄がかなり違いますが、それもまあご愛嬌。 主人公の明るく元気な性格は読んでいて気持ちが良く、でもただ天真爛漫というわけではなくて、恋をするがゆえのズルい気持ちだったり嫉妬心だったりもちゃんと描かれています。 今思えば当時「りぼん」で連載されていた漫画のヒロインの中で、最も強く「幸せになってほしいな」と願ったのが、この主人公でした。 他のキャラも味のある素敵な面々ばかりで「これぞ学園青春漫画!」です。 文句無しのおすすめです。
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主人公は、創設されたばかり「聖学園」一期生として入学した冴島翠(さえじま みどり)。 通称「エンジェル冴島」。 圧倒的「陽キャ」で学校中人気者。 人望があって、明るくて笑顔でへこたれない。 器用でなんでもそつなくこなす彼女は、学園第一期生徒会役員として、気になっていたリーゼントの須藤晃(すどう あきら)、優男の瀧川秀一やカタブツ麻宮裕子、中学からの知り合いお調子者の河野文太とともに、青春を駆け抜けていく。 生徒が行事の日程を決められたり、そもそも日常生活のパートがほぼなかったり。 彼ら生徒会が盛り上げる行事はどれも自由でアイディアと行動力にあふれていて本当に楽しい。 話の中心となるのは晃と翠の「運命」的な恋愛なのだが、 「切ない」とか「胸キュン」とかじゃない。 「幸せ」「不安」「苦しい」を翠と一緒に行ったり来たり。 晃のことを「あーもう好き好き好きっ!もう死んでもいいっ!地獄までついていくわっ!」レベルで好きな翠だから、ちょっとのことでも不安になるし、気になる。 だけど晃が自分を見てくれていると思えれば、それだけで不安な気持ちは吹っ飛んでいく。 不安が嫉妬で歪んでいけば、膨らんで手が付けられなくて、お互いを傷つけあってしまう。 「人生最大の恋って、こんな感じ」。 じっくりしっかり、様々な人に支えられ、周りの人間関係も丁寧に描かれながら、2人の恋は波乱の中でも進んでいく。 熱量が本当にすごいし、少女漫画の王道を行っている。 私の熱量が伝わりにくいかもしれないがそれは1番の推しキャラがこの2人ではないからだと思う。 私の最大の推しキャラは 麻宮裕子(以下マミリン)だ。 ツンツンしちゃうしとっつきにくいマミリンは、翠との友情がはぐくまれる中で笑うようになるし、 今までだったら人に隠していただろうことも自然と出てくるようになって人間味出てくるし、そのさまがとにかくカワイイ!!誰よりフェアな立ち位置にいて、機転が利いて周りが見れていて、翠や晃といった仲間のために一生懸命で、自分も長い片思いでしんどい思いをしながらも、不器用に前向きになっていく。 マミリンはしんどいことがあると女子トイレにこもりがちだ。 ある件で翠とトイレで言い争いつつ1つ関係が深まったのち、翠はマミリンに「マミリンは何になりたい?」尋ねる場面がある。 以下はそのときのマミリンのセリフである。 あたしは冴島翠になりたい。 嬉しい時はちゃんと喜んで悲しい時はちゃんと泣けるようなそんな当たり前のことがみんな意外とできなかったりするのよ。 (略)あたしもあたしなりにがんばるわよ。 意地はっててもいいことなんかひとつもないし。 マミリンは人にかっこ悪いところをあまり見せられない。 この時点で翠には既に数度、弱っているところも見られているけれど、それでも素直になれない自分を認め、かつ「あなたになりたい」と面と向かって心からそんなこと言える人、いる?この時まだマミリンは翠を「冴島さん」から「あんた」と呼びにシフトしている段階で、まだ「翠」と名前で呼んでいない。 認めているけど、親友じゃない。 そんな段階で、こんな風に言える高2のマミリン。 カッコイイ。 こんなにかっこいいのに、あざとさと無縁にお化け屋敷をこわがり、恋のみっともなさに泣くマミリンの人間味ったらたまらない。 個人的にはその時そこまで関係性がないはずのケンちゃんに言った 「失恋ぐらいで歌えなくなるようじゃプロのミュージシャンになれないわよ」も好き。 終盤にかけて、マミリンにとって学校が針のむしろになりかける場面がある。 聞こえよがしにマミリンへの悪態をつかれた時、隣で翠が怒る中、 「ありがとう。 でもあたしは思ってたより平気だわ。 自分に誠実であれば胸を張っていられるものなのね」 とか言っちゃう。 カッコイイ。 これはマミリンのNO. 1名言だと思っている。 ぜひ読んでほしい。 このマミリンのすがすがしさを。 もう1人、推せるのが 「原田志乃」。 志乃は、登場時、「誰もが絶対に推せないキャラクター」として登場する。 矢沢あいという人は、「ウジウジ悩んでる主人公が人間的に成長して前向きになる」をテーマに漫画を描いてきた、と「天使なんかじゃない(完全版)」4巻ラストで述べているが、このテーマを翠以上に体現しているのが志乃だ。 実は冒頭の 「自分を信じること」「周りを愛すること」「明日を夢見ること」は、志乃の言葉として登場する。 嫌なキャラポジにいた志乃が、志乃なりの自信のなさややましさを抱え、そこから立ち直り行動力を発揮していくさまは、志乃と言う人物像を変え、勇気をくれる。 マミリンは、言葉で勇気をくれるし、志乃はその成長で勇気をくれる。 翠はたびたびモノローグで「天使なんかじゃない」と語る。 まるで いつも明るく笑う天使(エンジェル)でいたいけど、自分が幸せになりたいし、嫉妬もするし、きれいなまんまじゃいられないんだよ。 そう言っているみたいに。 多くのの矢沢あい作品が実写化される中、「天使なんかじゃない」は実写化されていないにもかかわらず、「天使なんかじゃない 実写」での検索結果は訳96万にもおよび、「実写化妄想キャスト」を考える人はあとを絶たないようだ。 最後に、この完全版、それぞれのあとがきを様々な人が書いているのだけど、BUMP OF CHIKEN藤原基央(藤くん)が書いているあとがきの最後を引用して終わろうと思う。 さて、俺は人が好きだ。 人に生まれたことを誇りに思う。 「一人でも生きていける強さ」なんてモノは要らん。 リボン付きでプレゼントされても捨てちまうだろうな。 独りで生きる意味ってあるのか?俺は孤独には全力で抵抗するよ。 いつだって誰かを探すよ。 他人がいてこその俺だろう。 傷付け合って存在確認だろう。 これらを放棄した俺なんて、死んでいる様なモンだ。 他人を、誰かを愛するという行為は、すべての可能性の始まりだと思っている。 このマンガを読み終えて、思った事です。
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全巻持ってます。 本当に大好きすぎて20年くらい繰り返し読み返してます。 この作品以上に好きなものなかなか出てこない。 強いて言うならいくえみ綾のI LOVE HERもなかなか。 でも晃が好きすぎて、翠ちゃんも好きすぎて本当に翠ちゃんの細やかな恋愛模様の気持ちや晃の大人びた男性的な感情も全てが天ないの素敵な要素。 マキちゃんは素敵な女性すぎてこの作品のスパイスだし、自由な将志さんも、楽観的で空気を読む文ちゃんも、人間的な情深いマミリンも、流されやすい滝川マンも、素直で可愛いマコちゃんも、ケンちゃんはやっぱ良いやつ!で、みんな無くてはならない存在で、誰も悪い人が居ないから悩む恋とかリアルすぎて本当に胸が切なくなりますが、貫き通す恋とか本当に20年経った今でも私のバイブスになっています。 まじで翠(アキラ)という名前は子供に付けたいと思いつつ、まだ生まれては居ないんですけど…(笑) 小学生の頃にリアルタイムで「りぼん」で読んでて、自分の人生で初めてコミックス全巻集めた少女漫画がこれです。 当時は長期連載な気がしていたけれど、8巻しかないんですよね。 近年の少女漫画は人気が出ると長期化し過ぎる気がするので 少年漫画も同 、このくらいの長さがちょうど良かったな〜としみじみ思います。 矢沢先生の出世作で、最初と中間以降とで絵柄がかなり違いますが、それもまあご愛嬌。 主人公の明るく元気な性格は読んでいて気持ちが良く、でもただ天真爛漫というわけではなくて、恋をするがゆえのズルい気持ちだったり嫉妬心だったりもちゃんと描かれています。 今思えば当時「りぼん」で連載されていた漫画のヒロインの中で、最も強く「幸せになってほしいな」と願ったのが、この主人公でした。 他のキャラも味のある素敵な面々ばかりで「これぞ学園青春漫画!」です。 文句無しのおすすめです。
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