新型スペーシア カスタムのカタログを開いたら、「常識は、塗り替えるためにある。 」というコピーが書いてあった。 カタログのうたい文句なんていうのは誇大表示であることが通り相場なのだが、このクルマの場合、カタログの惹句(じゃっく)も大げさではないと思った。 試乗したのは、シリーズ最上級グレードの「ハイブリッドXSターボ」(178万7400円)である。 動き出すなり特に印象的なのは、シャシーの剛性感の高さだ。 腰から下のしっかり感がスゴイ。 後席は両側スライドドアだが、ボディーの剛性感も高い。 やっぱり軽だな、と思わせるフロアの薄い感じがまったくない。 その点では「ホンダN-BOX」以上だと思った。 スズキ車の軽量体質はこの新型スーパーハイトワゴンでも変わらず、900kgの車重は「N-BOXカスタム」のターボより60kg軽い。 それを考えると、このドッシリ感は大したものである。 価格で10倍近くするVIPサルーンの直後に乗っても、都落ちな感じはなかった。 軽では現行「アルト」に初めて採用された「ハーテクト」と呼ばれる新規プラットフォーム(車台)がスズキの常識を塗り替えたということなのだろうか。 最高出力はノンターボ+12psの自主規制値64ps、最大トルクは6割増しの98Nm。 その3気筒ターボにモーター機能付き発電機とリチウムイオン電池を組み合わせたマイルドハイブリッドを併せ持つのがXSターボである。 マイルドハイブリッドはノーマルの「スペーシア」を含めて全車に標準装備だが、ターボはカスタムにしかない。 街なかから高速道路の追い越しレーンまで、パワーは十分以上である。 というか、速い。 途中からガツンとターボキックが発生するようなターボではなく、下から満遍なく力がある。 音も振動も、チャチイところがない。 足まわりのしっかり感を含めて、知らずに運転したら、いったい何ccのクルマなのか見当が付かないかもしれない。 約310kmを走って、燃費は15. これだけ力があって、これだけ空気抵抗のカタマリのようなフォルムをしていることを考えれば、ワルくない。 横風に弱いのはハイトワゴン系の弱点だが、東京湾アクアラインの吹きっさらしの橋の上でも、とくべつ不安定な印象はなかった。 旧型スペーシアより5cm高くなった全高は1785mm。 N-BOXとほぼ同寸のスーパーハイトワゴンだから、車内空間は広大だ。 特に天井の高さは笑っちゃうほどだ。 ダッシュボードは奥行きが50cmほどある。 ドライバーの目の位置から対角線上に助手席側フロントピラーの付け根までは140cmくらいある。 助手席に乗った「ゴルフ」ユーザーの編集部Fさんが、両手を自分の前でグルグルやりながら「こんな空間、いるんですかね?」と言った。 こういうクルマは、頭上の空気が重くて、筆者もちょっと落ち着かないが、でも、このサイズの箱型ワゴンがいま軽自動車で一番売れているのだ。 高い天井にはサーキュレーターが備わる。 ダッシュボードの吹き出し口から出たエアコンの冷暖房気を後席に飛ばすためのものだ。 「ジャパンタクシー」にも付いている。 軽でも初めてではないが、スペーシアは邪魔にならない薄型をアピールしている。 こういうキャビンの空気量が大きいクルマに乗ると、前席の後ろに透明なカーテンを付けたらいいのにといつも思う。 使っていない室内を無駄に暖めたり冷やしたりする必要はないのだから。 素でも180万円近くするシリーズ最上級モデル。 真上から自車を見下ろせる全方位モニターやカーナビなどのオプションを付けた試乗車は215万円以上する。 安い外車より高い。 当然、装備はてんこもりだ。 全方位モニターをたのむと、セットでヘッドアップディスプレイも付いてくる。 デュアルセンサーブレーキサポート、誤発進抑制機能、車線逸脱警報、ハイビームアシストなどに加え、軽で初めて後方にも誤発進抑制機能が備わる。 超音波センサーで障害物を感知して、前にも後ろにもうっかり飛び出さないクルマになった。 ステアリングホイール内の使いやすい位置にクルーズコントロールのスイッチが付いているが、これは前車に追従して勝手に加減速してくれるアダプティブクルーズコントロール(ACC)ではない。 以前乗った「スイフト」のACCとスイッチが同じだったので、最初に使ったとき、アセった。 これだけ高速巡航性能が高いと、ACCは望まれる装備だろう。 だが、乗ってみて、使ってみると、軽がここまでやっちゃうかという感心の連続だ。 ガラパゴスニッポン万歳! と叫びたくなるようなクルマである。 フツーの顔をしたスペーシアはなかなかのグッドデザインだと思うので、あっちにもこのターボエンジンを用意してもらいたい。 6km 使用燃料:21. 2リッター(レギュラーガソリン) 参考燃費:15.
次のいま軽自動車で人気なのが、全高が高い「軽トールワゴン」と呼ばれるタイプだ。 軽トールワゴンは軽自動車全体のうち、実に41%を占めている。 2017年12月にフルモデルチェンジを受けて2代目となった、スズキ 新型「スペーシア」 そんな軽トールワゴンの中でも人気のスズキ「スペーシア」が、2017年12月にフルモデルチェンジを受けて、着実に販売台数を伸ばしている。 スペーシアは、ホンダ「N-BOX」やダイハツ「タント」など、ライバルの軽トールワゴンと同様に全高は1,700mmを上まわり、後席ドアはスライド式という特徴を持つ。 歴代「スペーシア」を画像で比較。 左上が新型「スペーシア」、中央が先代「スペーシア」、右下が「パレット」 歴代「スペーシアカスタム」を画像で比較。 左上が新型「スペーシアカスタム」、中央が先代「スペーシアカスタムZ」、右下が先代「スペーシアカスタム」 だが先代スペーシアは、やや背が低く外観の存在感が薄かった。 そこで、新型スペーシアでは全高が50mm高められて1,785mmとなった。 さらに、新型スペーシアに搭載されているプラットフォームは「アルト」から採用された新しいタイプで、ホイールベースが35mm伸びて2,460mmに達している。 その結果、さまざまな寸法がN-BOXとほぼ等しくなった。 新型スペーシアは、デザイン面で巧みに個性を演出している。 内外装はスーツケースをモチーフにデザインされ、ボディサイドには独特のラインがあしらわれた。 スズキ 新型「スペーシアカスタム」のフロントフェイスは、ホンダ「N-BOXカスタム」に似ている。 画像はスズキ 新型「スペーシアカスタム」 画像はホンダ「N-BOXカスタム」 フロントマスクは、標準ボディは個性的だが、カスタムはN-BOXに似ているように見える。 発売時期を考慮すれば真似をしたわけではないのだろうが、同じユーザー層を狙ったことで結果的に似通ってしまった。 ほかの車種も含めて、エアロパーツを備えたカスタムの外観は画一化されやすい。 スペーシアの最大のライバルとなるのが、ホンダ「N-BOX」だ。 N-BOXは、2017年には普通車と軽自動車を合わせた年間販売台数で1位を獲得している。 今回は、絶好調のN-BOXの牙城を崩すことができるのかも視野に入れてガイドしたい。 >> 新型スペーシアのグレード、価格、スペックについては以下の通り。 6 m/JC08モード燃費:25. 3 kW(3. 標準ボディのスペーシアは、スーツケースをモチーフにデザインされており、全体的にポップな印象だ スズキ 新型「スペーシアカスタム」のフロントイメージ スズキ 新型「スペーシアカスタム」のリアイメージ。 スペーシアカスタムは、標準ボディとは印象が異なり、いかにもカスタムらしい硬派なイメージを受ける 新型スペーシアは水平基調のボディを持つために、運転席に座るとボンネットが少し見える。 これは今の軽自動車では珍しく、車幅やボディ先端の位置がわかりやすい。 最小回転半径は、14インチタイヤ装着車であれば4. 4mに収まり(15インチは4. 6m)、取りまわし性にすぐれている。 ただし、サイドウィンドウの下端が少し高く、小柄なドライバーはクルマに潜り込んだ感覚になりやすいので、試乗時に縦列駐車などを試しておくと安心だろう。 取りまわし性にもすぐれており、運転がしやすい。 スズキ 新型「スペーシア」の内装(質感/スイッチの操作性とメーターの視認性) スズキ 新型「スペーシア」のインパネ スズキ 新型「スペーシア」の助手席側正面にある「インパネアッパーボックス」「インパネボックス」「インパネドリンクホルダー」 新型スペーシアのインパネは、設計の新しい軽自動車らしく上質に造り込まれている。 助手席の前側には、「インパネアッパーボックス」が備わる。 インパネアッパーボックスのフタには、スーツケースのようなデザインが施されているのが特徴的だ。 さらに、ボックスティッシュが収まる引き出し式の「インパネボックス」と、同じく引き出し式の「インパネドリンクホルダー」も装備されている。 メーターは適度なサイズで見やすく、エアコンのスイッチは高い位置に装着されていて、操作性がいい。 スズキ初の装備として新型スペーシアに搭載される「スリムサーキュレーター」。 車内の空気を循環させることで車内温度を均一に保つ装備だ 売れ筋グレードの「HYBRID X」の天井には、新たに「スリムサーキュレーター」が備わる。 スリムサーキュレーターは、インパネから吹き出すエアコンの風を扇風機のように後席へと送ることで、前後席の温度差を無くして室内全体を適温にする役割を果たす。 スズキ 新型「スペーシア」の居住性&荷室(前後席の居住性/荷室の広さと使い勝手) スズキ 新型「スペーシア」のフロントシート 新型スペーシアのフロントシートはサイズに余裕があり、体が少し沈んだところで、しっかりと支えてくれる。 座面から床までに距離があり、長身のドライバーは座りやすいが、小柄なドライバーは大腿部を押された印象になりやすい。 スズキ 新型「スペーシア」のリアシート リアシートは、足元空間が広い。 身長170cmの大人4名が乗車して、リアシートに座る乗員の膝先には握りコブシ3つ半もの余裕がある。 N-BOXはさらに広いのだが、これだけのスペースがあれば居住性に大差はないだろう。 リアシートの座り心地は、体が座面に適度に沈んで快適だ。 スズキ 新型「スペーシア」のラゲッジルーム リアシートをたたむと広いラゲッジルームとなるが、新型スペーシアでは格納方法に特徴がある。 先代スペーシアは、N-BOXやタントと同じく床面へ落とし込むようにたたむ方式だったが、新型スペーシアは背もたれを前に倒すと座面も連動して下がる。 ワゴンRなどと同じワンタッチ格納方式なので使いやすい。 その代わり、たたんだラゲッジルームの床に少し傾斜ができる。 自転車などの大きな荷物は積みやすいが、使い勝手は確認しておきたい。 路面からリヤゲートを開いたラゲッジルーム下端までの高さは510mmだ。 N-BOXの470mmよりは高いが、タントの595mmよりはかなり低く、重い荷物なども積みやすいだろう。 ただし、少し傾斜ができるのでディーラーなどで事前に確認しておくとよいだろう。 スズキ 新型「スペーシア」の走行性能(動力性能/走行安定性) エンジンは「マイルドハイブリッド」と呼ばれるタイプで、モーター機能付き発電機が減速時を中心とした発電、アイドリングストップ後の再始動、エンジン駆動の支援を行う。 停車中にATレバーをDレンジに入れてブレーキペダルをゆるめると、モーター駆動のみで発進することができる。 なお、アイドリングストップ後の再始動音は静かだ。 スズキ 新型「スペーシア」の市街地試乗イメージ ターボを装着しないノーマルエンジンの動力性能は、市街地では不満を感じないが、登坂路では少し力不足だ。 新型スペーシアの車重は、背が高い割には軽いものの、それでも870kgに達する。 エンジンは、実用回転域の駆動力が高められていて扱いやすいが、動力性能の割にボディは重い。 スズキ 新型「スペーシア」の市街地試乗イメージ そのため、ノーマルエンジンの動力性能に不満を感じたら、スペーシアカスタムに用意されるターボモデルも検討するとよいだろう。 ややターボの特性が強めで、エンジン回転の上昇にともなってパワーが増してくる印象はあるが、それでも動力性能はノーマルエンジンを格段に上まわる。 特に、最大トルクはノーマルエンジンの6. 1kg-m(4,000回転)に対し、ターボは164%の10kg-m(3,000回転)だ。 これは、1リッターノーマルエンジンと同等の値となる。 いっぽう、JC08モード燃費は、ノーマルエンジンの売れ筋グレードが「28. これらを考慮するとターボは高効率といえるので、積極的に選びたいところだ。 走行安定性は、背の高い軽自動車とあって後輪の安定性が重視されている。 峠道などでは少し曲がりにくく感じるが、運転操作の難しい状態には陥りにくい。 また車重が900kg以下に収まるから(4WDを除く)、カーブを曲がる時でもボディの重さはあまり意識せずに済むだろう。 ターボエンジンの効率がよいので、価格が割安な標準ボディにも設定してほしい。 スズキ 新型「スペーシア」の乗り心地 スズキ 新型「スペーシア」の市街地試乗イメージ 乗り心地は、軽自動車としては悪くないが、上下方向に少し揺すられる印象がある。 販売店の試乗車を使った市街地の試乗で確認したい。 スズキ 新型「スペーシア」の安全&快適装備 スズキ 新型「スペーシア」に搭載されている「デュアルセンサーブレーキサポート」 新型スペーシアでは、「デュアルセンサーブレーキサポート」が全車に標準装備されている。 単眼カメラと赤外線レーザーを併用して、歩行者に対しては時速60km、車両に対しては時速100kmを上限に緊急自動ブレーキを作動させる。 さらに、後退時のブレーキサポートも新たに採用された。 超音波センサーが後方に向けて装着され、たとえば徐行しながら後退している時でも、衝突の危険を検知すると緊急自動ブレーキが作動する。 このほか運転席、助手席エアバッグに加えて、フロントサイドエアバッグを全車に標準装備。 また、カスタムのハイブリッドXSターボには、頭部を保護するカーテンエアバッグも標準装備されるが、カーテンエアバッグは幅広いグレードに装着してほしい。 ただし、N-BOXのような運転支援の機能はない。 スズキ 新型「スペーシア」の価格の割安感 スズキ 新型「スペーシア」試乗会場の幕張にて撮影 軽自動車は競争が激しいため、全高が1,700〜1,800mmのスライドドアを備えた車種は、標準ボディの買い得グレードが140〜150万円に設定されている。 新型スペーシアの「HYBRID X」グレードは、後退時ブレーキサポートなどが装備されて、価格は146万8,800円だ。 スズキ 新型「スペーシアカスタム」試乗会場の幕張にて撮影 また、新型スペーシアカスタムを購入するなら、最上級グレードの「HYBRID XSターボ」(1,787,400円)を検討したい。 HYBRID XSターボは、ノーマルエンジンの「HYBRID XS」(1,690,200円)に比べて9万7,200円高いが、「カーテンエアバッグ」や「パドルシフト」、さらに車間距離の制御機能を備えない「クルーズコントロール」まで備わる。 そうなると、ターボが実質4万円前後で装着されることになるからだ。 新型スペーシアカスタムでは、高効率なターボモデルが割安な価格で設定されていると言えるだろう。 また、新型スペーシアカスタムは最上級のターボモデルが割安だ。 スズキ 新型「スペーシア」の総合評価 スズキ 新型「スペーシア」の市街地イメージ 新型スペーシアは、全高が1,700mmを超える軽トールワゴンとしてありがちな欠点を払拭させた。 車重は870kgと、N-BOXやタントなどのライバル車よりも軽く、ノーマルエンジンのJC08モード燃費は「28. シートアレンジは複雑になりがちだが、新型スペーシアはワンタッチでフラットなラゲッジルームが得られるようにした。 だが、フロントシートやリアシートの乗り心地、安全装備や運転支援の機能は、N-BOXと比べて見劣りする。 収納設備なども含めて、機能を総合的に判断すると新型スペーシアが充実しているが、乗り心地など快適性を左右するところはN-BOXが勝っているといえる。 車間距離を自動制御できるクルーズコントロールなども同様だ。 そのため、購入検討の際には新型スペーシア、N-BOX、そしてタントの3車種を、ディーラーなど販売店で実際に乗り比べてみたほうがいいだろう。 それぞれ、性格が全く異なる3台なので、乗り比べれば皆さんの求めている軽トールワゴンがきっと見つかるはずだ。
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スズキが、軽自動車「スペーシア」のマイナーチェンジを予定しています。 改良により魅力をアップするスズキ新型スペーシアとスペーシアカスタム、スペーシアギアの価格、スペック、燃費などをご紹介します。 【最新情報】大幅改良!スズキ新型スペーシアにビッグマイナーチェンジ! スズキが「スペーシア」のビッグマイナーチェンジを予定しています。 スズキ・スペーシアは、ブランドでもっとも大きい室内空間を持つ軽ハイトワゴンとしてラインナップされ、現行モデルは2017年12月にフルモデルチェンジされ新世代になっていました。 マイナーチェンジする新型スペーシアでは、新しいデザインなどを採用することで魅力がアップされます。 新設計されたエクステリアデザインを採用• 新開発の自然吸気エンジン、新型CVTを採用• 現行モデルは、スーツケースをモチーフにしたデザインが取り入れられ、「わくわく」や「楽しさ」を詰め込んで走るスタイルを表現。 ボディサイドには規則的に窪みが設けられ、持ち出して使えるスーツケースのタフさや気軽さをプラス。 新型スペーシアでは、グリルやバンパーのデザインを変更することで、よりワイドなデザインとし、広い室内空間がイメージしやすくなります。 迫力あるスタイルを持つ新型スペーシアカスタムでは、よりスポーティなパターンを持つ大型グリルを採用。 ライトを新設計することで、押し出し感が強調されます。 SUV!新型スペーシアGEARも設定! スズキ新型スペーシアには、SUVカスタムモデルとなる「スペーシアギア」がラインナップされます。 新型スペーシアギアは、2018年1月の東京オートサロンに出展されたコンセプトカーが好評だったことから2018年12月に市販化。 デザインには、軽クロスオーバーとして人気になった「ハスラー」からくる丸目ヘッドライトを採用。 ボディ下部を守る専用のガードを採用することで、オフロードを走行した場合の傷への耐久性を向上。 また、インテリアには、オレンジのステッチを施したはっ水加工シートや、防汚仕様の荷室フロアとリアシート背面を採用。 改良ではベースモデルの変更を受け継ぎ、エクステリアデザインが小規模の変更を受けます。 ホイールベース:2460mm• 車重:850kg• 乗員:4人 スズキ新型スペーシアのボディサイズは、軽自動車規格一杯まで使った全長と全幅になっています。 全高は軽自動車トップクラスの1785mmとされ、高さのある室内空間が魅力になっています。 現行モデルは外装と同じくスーツケースのモチーフが採用され、上下2段の助手席側のダッシュボードは、収納スペースとなる下側のカラーをわけ、形状もスーツケースそのものにする遊び心をプラス。 改良では、新しいカラーを持つインテリアパネルとシートを設定。 新型スペーシアカスタムでは、ブラックに統一することでクールな印象に仕上げられます。 その他、新型スペーシアでは、ハイト系ワゴンで発生しやすい前席と後席の空調の違いを改善する送風機「スリムサーキュレーター」と後方視界を向上させる「後方視界支援ミラー」を採用。 また、左フロントタイヤ周辺の死角を低減するために、室内の左脇にサイドアンダーミラーを設置。 調整量の大きいシートリフターにより、さまざまな体格に合わせたドライビングポジションもとれるようになります。 リアシートはワンタッチフォールディング式とし、シートスライド量も大きく確保。 リアシートを格納することで、ルーフの高さを活かし27インチの自転車も搭載でき、タイヤを溝に沿わせることで自転車を積みやすくするガイドも設置されます。 エアコンルーバーは、中央のノブを回すとルーバー内のフィンの角度が変わり、風の拡散にも対応。 ロールサンシェードが左右のリアドアトリムに内蔵され、快適に過ごすことができるようになります。 車内は収納スペースも充実し、助手席のパネルは、ボタンを押すとインパネアッパーボックスとなるほか、ティッシュボックスがすっぽり入るボックス、ドリンクホルダーとしても機能。 ドアにはポケットが配置され、リア側にはアクセサリーソケットも装備することで、スマートフォンなどを充電しながら収納することもできるようになります。 トランスミッション:CVT• 駆動方式:FF、4WD スズキ新型スペーシアには、新開発された自然吸気エンジンとCVT、最新のマイルドハイブリッドシステムが採用されます。 また新型スペーシアでは新世代CVTを搭載し、スズキ軽初となる2ポートオイルポンプに加え、高効率ベルト、トルクコンバーター、軽量化などを実施。 組み合わせられるマイルドハイブリッドシステムは、これまで搭載されていたSエネチャージに、最新のリチウムイオンバッテリーとISG(モーター機能付発電機)を採用することで性能を向上。 モーターの出力を前モデルの2. 1kgmから2. 1kgmにアップし、最長10秒間モーターのみでのクリープ走行も可能とされ、Sエネチャージで魅力になっていた再始動の気になる音がないアイドリングストップの作動範囲も拡大されます。 システムは、単眼カメラとレーザーレーダーにより車両や歩行者を検知する「デュアルセンサーブレーキサポート」をメインに、自動ブレーキや誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシストなどを採用。 また、後退時に後方に障害物がある状況で誤って強くアクセルを踏み込んだ際にエンジン出力を抑制する「後方誤発進抑制機能」や、駐車の際に障害物との距離を知らせてくれる「リヤパーキングセンサー」も搭載することで、後方の安全性が高められます。 また、フロントウィンドウに車両情報をカラー表示する「ヘッドアップディスプレイ」も設定。 ヘッドアップディスプレイには、車速やシフトポジション、瞬間燃費といった基本情報やエアコン表示のほかに、対応するナビと連動して交差点案内を表示。 衝突被害軽減ブレーキなどの警告のほかに、進入禁止の標識も表示可能となります。 その他、「全方位モニター用カメラ」に「3Dビュー」表示を採用。 「3Dビュー」表示は、車両を斜め上空から見たような映像の「室外視点」と、運転席からの目線で車体を透かして外を見るような映像の「室内視点」の2種類の表示が用意され、好みに応じて切り替えられるようになります。 新型スペーシアには便利な機能として、パワースライドドアが閉まる動作中にドアロックを予約できる「パワースライドドア予約ロック機能」も採用されます。 現行モデルは、ベースモデルから30. スズキ新型スペーシア ・自然吸気エンジン FF:30. ハーテクトは、先にフルモデルチェンジしているアルトやワゴンR、スイフトなどにも採用。 構造や部品の配置を全面的に刷新することでアンダーボディーを理想的な骨格構造とし、基本性能の向上と軽量化を両立。 屈曲した骨格を最短距離で滑らかにつなぐことで、合理的かつシンプルな形状に。 サイズが大きく装備が充実した新型スペーシアでも車重850kgと軽く仕上げられ、走りや燃費の良さに貢献しています。 足まわりもHEARTECTに合わせて最適化され、フロントが全車マクファーンストラット式、リアは2WD車がトーションビーム式、4WD車がI. L式に。 フロントサスペンションとリアのトーションビーム式サスペンションは軽量化や高剛性化が施され、乗り心地や操安性が向上しています。 現行モデルはベースモデルが130万円台、カスタムモデルが150万円台からとなっており、クロスオーバーモデルのスペーシアギアはカスタムから4万円ほどのアップに設定。 新型スペーシアでは価格をアップしないことで、ライバル車との競争力を高めたい考えです。 HYBRID XZ(自然吸気エンジン) FF:1,614,600円、4WD:1,732,320円• HYBRID G(自然吸気エンジン) FF:1,333,800円、4WD 1,454,760円• HYBRID GS(自然吸気エンジン) FF:1,576,800円、4WD:1,697,760円• HYBRID XS(自然吸気エンジン) FF:1,690,200円、4WD:1,811,160円• HYBRID XSターボ(ターボエンジン) FF:1,787,400円、4WD:1,908,360円 いつ?スズキ新型スペーシアの発売日は? ビッグマイナーチェンジを受ける新型スズキ・スペーシアは、2020年11月の発売が予定されています。 スズキは主力軽自動車であるスペーシアを、2017年の現行モデル登場から3年にあわせて大幅改良することで、軽自動車トールワゴン市場での存在感をアップさせたい考えです。 OEM供給では、マツダ「フレアワゴン」としても販売されています。 スペーシアでは、前モデルのパレットよりもエンジンのコンパクト化と車体の最適化を進めたことで車重を840kgまで軽量化。 走行性能が不足しやすい背の高い軽自動車の走りを気持ちよく。 さらに、モーターでエンジンをアシストする「Sエネチャージ」を搭載することで、燃費値はクラストップの32. スペーシアカスタムZはボンネットを水平とし、グリルをバンパーまで大型化したデザインで人気になり、2017年10月にスペーシアカスタムの販売が終了されたあとは、スペーシア唯一のカスタムモデルになっていました。 ボディサイズは全高が50mm、ホイールベースが35mm拡大。 ボンネット高のアップとベルトラインの引き上げに伴う着座位置アップ(前席30mm、後席15mm)、先にFMCしたワゴンR同様にドア断面構造を改善、ルーフ前後の長さ延長を実施。 これにより、室内高は35mm、幅は25mm、左右シート間の幅は30mmとそれぞれ初代から拡大。 車体は新プラットフォーム「ハーテクト」や高張力鋼の採用範囲を拡大することで、車重増加が20kgに抑えられています。 新型スズキ・スペーシアについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに! carislife.
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