タクロリムス 副作用。 タリムス点眼液0.1%

医療用医薬品 : タクロリムス

タクロリムス 副作用

日本で開発されたアトピー性皮膚炎の新しい外用薬(塗り薬)の製造販売が今年1月に承認され、まもなく臨床現場で使われるようになる。 これまで外用薬では「ステロイド」と「タクロリムス」が使われていたが、新たに「JAK阻害薬」という種類の薬(商品名コレクチム軟膏)が加わることになる。 どのような使い方が考えられるのか。 東京逓信病院・皮膚科の三井浩部長が説明する。 「アトピー性皮膚炎の標準治療として、まずステロイドで強力に炎症を抑えた後に寛解(症状の安定)させ、タクロリムスで寛解を維持していくという『寛解維持療法』が推奨されています。 しかし、タクロリムスでは刺激感(ほてり、ヒリヒリ感など)が強くて寛解維持までもっていけない患者さんもいました。 JAK阻害薬は、そのような患者さんに対応できる可能性があります」 アトピー性皮膚炎は免疫機能の異常で炎症が起こる。 その炎症において免疫細胞のリンパ球の1つであるT細胞が中心的な役割をしている。 T細胞が活性化するとサイトカインという物質が放出される。 それが細胞の表面ある受容体と結合すると、JAKという酵素によって細胞内の核に伝達され炎症が起こる。 ステロイドはT細胞だけでなく、B細胞などの他の白血球を含めた幅広い免疫細胞の働きを抑制するので、強い抗炎症作用がある。 タクロリムスは、主に活性化したT細胞の働きを抑える。 JAK阻害薬は、細胞内の核にシグナルが伝わるところを阻害する。

次の

タクロリムス錠0.5mg「トーワ」

タクロリムス 副作用

プログラフは、タクロリムス水和物が主成分の、免疫抑制剤です。 カプセルタイプ等があります。 プログラフは、アステラス製薬株式会社により製造・販売されております。 免疫抑制剤プログラフカプセル(タクロリムス水和物)の主な副作用には、対象疾患により以下の症状が報告されております。 重大・重篤なレベルのものとしては、以下の様な事項の症状が想定されております。 重大な副作用一覧 副作用名称 想定症状など 急性腎不全 尿量減少、尿が赤みがかる、眼がはれぼったい、疲れやすい、からだがだるい、腹痛、吐き気、下痢、脱力感、関節の痛み、頭痛、顔や手足のむくみ、息苦しい、意識の低下等 ネフローゼ症候群 大量のたんぱく尿、尿の泡立ち、高度の浮腫、まぶたや下肢のむくみ、胸水、腹水、心嚢水、息切れ、呼吸困難、吐き気、嘔吐、体重増加、免疫力低下 心不全 息苦しい、むくみ、頻尿、起座呼吸(起き上がって深く急な呼吸)、疲労感、体力の低下、眠気、錯乱、見当識障害、足、足首、脚、肝臓、腹部に体液がたまり腫れる・むくみが出る、吐き気、食欲不振、息切れ、あえぐ、喘鳴(ぜんめい)等 不整脈 胸痛、胸部不快感、動悸、めまい、失神等 心筋梗塞 突然の左前胸部圧迫感、狭心痛、嘔吐、吐き気、ショック状態等 狭心症 30分程度以内の胸の広い範囲の痛み、息が詰まる様な痛み、圧迫される様な痛み、運動・坂道・階段・重い荷物を持つ等、運動量の増加に伴う胸の痛み等 心膜液貯留 頻脈、胸の痛み、息切れ、動悸、発熱、吐き気、嘔吐、痙攣(けいれん)等 心筋障害 息切れ、呼吸困難、動悸、むくみ、疲れやすい、胸部圧迫感、めまい、失神発作等 可逆性後白質脳症症候群(RPLS) 高血圧、頭痛、覚醒低下、意識障害、痙攣(けいれん)、皮質盲を含む視力障害、後頭及び頭頂葉領域を中心に広範囲な浮腫性病変等 高血圧性脳症 後頭部から後頸部にかけての激しい頭痛、悪心・嘔吐、興奮、痙攣(けいれん)、意識障害、両側性の視力低下、不安感、失見当識、昏睡状態、全身の強直性痙攣(けいれん)、クレアチニン値の上昇等 脳血管障害 手足に力が入らない、手足のしびれ、麻痺、重いめまい、激しい頭痛、ろれつが回らない、言葉が一瞬出なくなる、ものが二重に見える、歩行困難、言語障害、顔半分が麻痺、片目が見えない、寝たきり、失語、失認、失行、半側空間無視、意識障害等 血栓性微小血管障害(TMA) 貧血、血小板減少、血清クレアチニン濃度の上昇、発熱、下痢、乏尿、浮腫、出血斑、頭痛、傾眠、不穏、痙攣、血尿、蛋白尿等 汎血球減少症 全身がだるい、階段等を上る際の息切れ、動悸、頭重、頭痛、めまい、鼻血、耳鳴り、皮下出血、歯茎の出血等 血小板減少性紫斑病 皮膚や粘膜等の出血症状・紫斑(しはん)・青アザ、歯ぐきからの出血、鼻血、黒い便、血尿、月経過多等 無顆粒球症 発熱、咽頭痛、倦怠感、口内炎等 溶血性貧血 赤い尿、皮膚や白目が黄色くなる、発熱、貧血等 赤芽球癆(せきがきゅうろう) 全身がだるい、頭重、頭痛、めまい、耳鳴り、階段や坂を上る際に動悸や息切れがする、貧血等 イレウス(腸閉塞症) 便秘、腹痛、増強する腹部膨満感、吐き気、悪心、嘔吐、排便・排ガスの途絶、間欠的または持続的な痛み等 皮膚粘膜眼症候群 Stevens-Johnson症候群 高熱、陰部の痛み、関節の痛み、ひどい口内炎、唇や口内のただれ、発熱、皮膚がまだら模様に赤くなる、皮膚に水脹れが出る(各種皮膚障害)、中央にむくみをともなった赤い斑点、赤い発疹、まぶたや眼の充血、結膜のただれ、食欲不振、からだがだるい等 呼吸困難 息切れ、心臓の脈拍が上がる、胸部の痛み、手足が冷たい、倦怠感等 感染症 敗血症、肺炎等の重篤な感染症、風邪などが酷くなる、発熱、喉の痛み、口内炎、咳・痰が出る、水脹れ、発疹、頻尿等 進行性多巣性白質脳症(PML) 半盲等の視覚障害、片麻痺、精緻運動障害(字が書けない、紐を結べない、細かな動作が出来ない)、失語、失認、痙攣(けいれん)発作、見当識能力の低下等 BKウイルス腎症 自覚症状に乏しい。 重大な副作用は、滅多にありませんが、投薬開始時の初期症状には、注意が必要です。 その他のものとしては、以下の様な事項が想定されております。 上記以外でも、気になる症状がある場合には、医師か薬剤師と相談してください。 また、持病やアレルギーのある方は、本薬との併用に際して医師か薬剤師と相談してください。 以下の方は、基本的に禁忌です。 ・本剤の成分に過敏症の既往歴のある方 ・シクロスポリン又はボセンタン投与中の方 ・カリウム保持性利尿剤投与中の方 ・妊婦又は妊娠している可能性のある方 以下の薬剤との併用は、基本的に禁忌です。 ・生ワクチン ・乾燥弱毒生麻しんワクチン ・乾燥弱毒生風しんワクチン ・経口生ポリオワクチン等 ・シクロスポリン ・サンディミュン ・ネオーラル ・ボセンタン ・トラクリア ・カリウム保持性利尿剤 ・スピロノラクトン ・アルダクトンA ・アルマトール ・カンレノ酸カリウム ・ソルダクトン ・トリアムテレン ・トリテレン 本剤をご利用される方は、医師から本剤についての説明を聞き、その有効性と危険性等を十分ご認識の上、ご利用ください。

次の

タクロリムス軟膏の効能と副作用

タクロリムス 副作用

プログラフ、グラセプター(タクロリムス)の作用機序:免疫抑制剤 臓器移植後の拒絶反応や自己免疫疾患など、これらの病気には免疫が大きく関わっています。 そこで、これらの症状を抑えるためには免疫の働きを弱める必要があります。 そこで使用される薬がとして タクロリムス(商品名:プログラフ、グラセプター)があります。 タクロリムスは 免疫抑制剤と呼ばれる種類の薬になります。 タクロリムス(商品名:プログラフ、グラセプター)の作用機序 感染症から回復するためには免疫の働きが重要になります。 細菌やウイルスなどの異物を敵と認識し、免疫が攻撃を仕掛けることによってようやく感染症から回復することができます。 この時に起こる反応が炎症であり、 病原微生物から身を守るために炎症は重要な役割を果たします。 しかし、この炎症が行き過ぎてしまうと体に害を与えるようになります。 例えば、臓器移植を行うときは他人の臓器を体の中に入れることになります。 そこで体の免疫系が移植された他人の臓器を異物と認識してしまい、攻撃を始めます。 これがいわゆる拒絶反応です。 また、何らかの原因によって免疫系が自分自身の臓器を攻撃するようになることがあります。 これを自己免疫疾患と呼び、体のあらゆる部分で炎症が起こるようになります。 例えば、関節に対する自己免疫疾患が関節リウマチであり、全身のあらゆる部分で炎症が起こる場合は全身性エリテマトーデスとなります。 これらの疾患は免疫が過剰に反応していることによって病気が起こっています。 そのため、 免疫の働きを抑えることができれば、病気の症状も鎮めることができると分かります。 このような働きをする薬がタクロリムス(商品名:プログラフ、グラセプター)です。 免疫の中でも細菌などの異物を認識して抗体産生に関わったり、病原微生物を直接殺したりする重要な細胞としてT細胞があります。 このT細胞の働きを抑えることができれば、免疫の働きを弱めることで拒絶反応や自己免疫疾患による症状を抑制することができるようになります。 タクロリムスはT細胞の作用を抑制する働きがあり、これによって免疫が関わる炎症反応を鎮めます。 タクロリムスは遺伝子レベルでT細胞が作られる過程を阻害すると考えられています。 同じような免疫抑制剤としてシクロスポリン(商品名:サンディミュン、ネオーラル)が知られていますが、タクロリムスはシクロスポリンとは異なるメカニズムによって免疫抑制作用を示します。 より詳しい話をすると、タクロリムスはT細胞の活性化に関わるシグナルである タクロリムス結合蛋白(FKBP)と呼ばれる物質と結合します。 免疫活性化のシグナルが遮断されるため、結果としてT細胞が働かなくなるのです。 このような作用機序によって拒絶反応や自己免疫疾患を治療する薬がタクロリムス(商品名:プログラフ、グラセプター)です。 タクロリムス(商品名:プログラフ、グラセプター)の特徴 同じ免疫抑制剤である シクロスポリンよりも、約100倍強い作用を示す薬として創出された薬がタクロリムス(商品名:プログラフ、グラセプター)です。 肝移植の臨床試験から始まり、骨髄移植や腎移植など、さまざまな臓器移植による拒絶反応を抑えるために使用されてきました。 また、自己免疫疾患への治療も期待され、全身に炎症が引き起こされる全身性エリテマトーデスに使用されるようになりました。 そこから関節リウマチや潰瘍性大腸炎にも応用され、多くの自己免疫疾患に対しても使われる薬です。 ただこれら拒絶反応や自己免疫疾患による症状を抑えるためには、薬を服用し続けることで免疫を抑えていなければいけません。 服用を中止すると、再び免疫の暴走が始まって病気の症状が悪化してしまいます。 そこで薬の服用をより簡便にするためにグラセプターが登場しました。 同じタクロリムスを主成分とする薬ですが、プログラフは1日2回服用する薬です。 これをゆっくり薬が溶け出すように工夫した徐放製剤にすることで、1日1回の服用にした薬がグラセプターです。 特に 臓器移植患者は薬の飲み忘れによって急性拒絶反応や臓器廃絶などを引き起こしてしまうため、薬を服用しやすいようにすることが重要になります。 このような特徴によって移植後の拒絶反応や自己免疫疾患を治療する薬がタクロリムス(商品名:プログラフ、グラセプター)です。

次の