ア セクシャル ある ある。 セクシャルマイノリティーの生き方について(Asexual)

アセクシャルであるがゆえに人を傷つけてしまわないか…

ア セクシャル ある ある

私は少し疲れていた。 自分がアセクシャルだということを周囲のすべての人に対して隠し続けていることに疲れていた。 Aセクがどうとか話してもどうせわかってくれないし。 そうやって誰も信頼していない自分が嫌になりかけていたし、罪悪感も日々募っていた。 そんなある日、幼なじみと電車の中で、恋愛の話になった。 最初、私はその幼なじみの話を聞いているだけだった。 別に相手も緒霧のほうはどう?と言ってきたわけじゃなかったし、そのまま聞き役に徹していれば、恋愛の話題は終わったのかもしれない。 だけど、何度もいうけど私は隠すことに疲れていた。 だからちょっとした出来心で口を開いていた。 「アセクシャルって、わかる? 私たぶんそれなんやけど」 「無性愛者……だっけ?」 「そう、それ」 まず、そのワードを知ってくれていることにびっくりした。 そこから説明することを覚悟していたけど、必要なかった。 まだ誰にも話したことがないことを、私は初めて話そうとしていた。 どうしたら正確に伝わるのかわからなくて、頭の中で慎重に言葉を選びながら口にする。 「恋愛感情がないから、恋愛対象が異性とか同性とかいう違いがよくわからんのよね」 「それ、知り合いの無性愛者の人も同じこと言ってた」 驚いた。 すでに知り合いにそういう人がいたんだ。 Aセクの説明が必要なかったのは、その人のおかげかもしれない。 それから、同じ発言をした人がいるとわかってほっとした。 私の感覚は異常じゃなかったんだ。 私は思っていることを、さらにもう少し突っ込んで打ち明けることにした。 「恋はできないけど、一生独身、結婚しないって決めてるわけでもなくて。 恋愛以外にも家族愛とか、そういう好きになるやり方ってあると思うし。 だから、そういう人がいたら男でも女でもいいから、付き合ったり結婚したりしたいなって、思ってるねん……」 正直、この考えがうまく伝わっている自信はない。 だけど、これを聞いて幼なじみはこう言った。 「自分は異性愛者やし恋愛対象も異性やから、 いいなーって思うわ」 は? いいなあ!? めっちゃびっくりした。 人を好きになれないかわいそうな人扱いされることはあっても、そんな言葉をかけられることはないと思っていた。 あるはずの感情が欠けているのはこっちなのだから。 ずっと私は、自分には他の人よりも感情が一つ足りないのだと消極的に自身を評価していた。 「なんていうかなあ……うちらは恋愛っていうフィルター通して好きになるけど、そっちは直接、 人そのものを好きになれるやん? いいな~」 あっけらかんとした口調に、ちょっと泣きたくなった。 そんなこと、考えたこともなかった。 マジョリティがマイノリティを「理解してあげる」というような上から目線ではなくて、マジョリティが持っていないものをマイノリティが持っている、という感じの対等な態度を取ってくれたのが、心に響いた。 そして一瞬、この人と結婚すれば私は幸せになれると思った。 付き合うとか相手の気持ちとか全部すっ飛ばして、結婚するならこの人や!って心が叫んでた(笑)。 だけどそのことは黙っておくことにした。 私は幸せになれても、相手を幸せにする自信がなかった。 ていうか、できないと思った。 いくら友人として大好きでも、やっぱりそれだけだからセックスしたいとかは思えないし、恋「愛」として愛し合うことは不可能。 この人は異性と恋愛して、愛し愛されたい人だ。 それは今はっきりと「異性愛者だし」と言われたばかりだし、長い付き合いからもなんとなくわかっていることだった。 そんな人にお付き合いを申し込むなら、「どんな人よりも私が幸せにするから!」くらいは言わなきゃいかんだろ。 私を選んでもらうためには、恋をもって愛してあげられない代わりに、それ以外の何かで恋愛以上に幸せにすると宣言しないと。 そんなの無理や。 恋をしたいと思っている異性愛者が、恋がなくても自分をパートナーに選んでくれるような何かって何? わからん。 せっかくパートナーになりたいと思える人を初めて見つけたのに。 なんかちょっとショックだった。 * でも、この出来事からしばらく経って少しポジティブに考えられるようになった。 長い人生、20代前半の段階で結婚したい人を発見したんやで、十分ちゃう? って。 それに、幼なじみの「人そのものを好きになれる」という言葉は、私を勇気づけてくれた。 アセクシャルであることが短所ではなくて長所に初めて感じられた。 それでもまだ私は、その幼なじみ以外の知り合いに自分のことをカミングアウトできていないし、これからもなるべく隠しながら生きていくと思う。 だけど最終的には、私の周りにいる沢山の人を人間として好きになって、大切にできる人生を送れたら最高だよなあ。

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アセクシャルであるがゆえに人を傷つけてしまわないか…

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Asexual という単語が、だんだんと世間に浸透したように思います。 ただ、その定義については曖昧であるように思います。 私のように、誰かに恋したこともない人はのうちに入るようです。 の定義とは 一般的な定義としては、 とは、簡潔にいうと 他者に対して性的欲求も恋愛感情も抱かないのことです。 厳密には、「他者に対して恋愛感情を抱かない」ことを「アロマンティック」といいますが、一般にという言葉に「恋愛感情を抱かない」という意味を込めて使用することが多いです。 わたしはこれにあてはまるので、 Asexual 、もしくはアロマンティックとよべるでしょう。 ただ、あることの証明はできても、ないことの証明は難しいです。 今後恋をする可能性もないわけではないので、今はまだ恋をしていなくても、これから出会うかもよ?と言われる可能性はあります。 私の周りは、興味ない人のほうが多かったので……女性に圧倒的に多いであることは、間違いありませんが。 アロマンティック:他者に対して 恋愛感情を抱かない人• : 狭義 他者に対して 性的欲求を抱かない人 ただ、という言葉が生まれ、「 他者に対して性的欲求を抱かない人」という意味で使われるようになりました。 そこで「」の定義が広義の意味である「 他者に対して性的欲求も恋愛感情も抱かない人」という意味で使われるようになったようです。 一般的な人と違う価値観 のなかでも、恋愛に対して憧れはあるかないか、結婚したいか否か、恋愛小説や漫画を読むか否かといった違いがあります。 少女漫画は共感できない、恋愛に関する曲ばかりで辟易する…… 私は自分がと自認してから、世の中がいかに恋愛を重視しているかに気づきました。 私の場合、 少女漫画はラ系や純愛系は大好き!恋愛ソングも普通に聴くし恋愛小説も読める。 けど、少年漫画も結婚して終わるのが多いし、結婚=幸せを押し付けないでほしい 二次創作は特に、少年漫画なんかでは公式でもないリングを作り上げたりなんだりしていて、恋愛や結婚することが幸せと思いこまされている気がします。 ある意味では 洗脳のようなもの。 多くの娯楽のなかには、恋愛要素が詰まっているような気がして、ときおり空しく感じることがあります。 ただ、恋愛や結婚をしたら幸せになれるという価値観が古いと考える人が増えてきました。 恋愛や結婚がすべてではありません。 人生において、それで人が勝手に「余りもの」「お局」と称したとしても、無理に恋愛をしようとして傷つくよりはマシではないかと感じます。 ……強がりと思われるかもしれませんが、『ない』ものはないです。 そこは割り切って、今信頼している家族や友達を大事にすればよいと思います! にだって、大事な人がいないわけではありません。 今はで多くの似た境遇の人とつながることができていて、みなそれぞれ悩んでいますが、私が言いたいことはただ一つ。 幸せの形は十人十色。 今が幸せなら、自分が納得できていれば、それでいいのではないでしょうか? 偉そうなことは言えませんし、私も置いてかれるような寂しさを感じることはあります。 ただ、同じような境遇の人はたくさんいるので、自分は一人ではないと思うことができています。 もしみんなが彼氏できたり結婚したりしても、 心から祝福できる人になりたいなぁ 心のどこかでまだ 羨ましいという気持ちもあるけれど、私は今が『幸せ』だと思っているので、これからも自分の幸せを守りたいと思います。 sorarisu12.

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【バイセクシャル診断】15のチェック項目であなたの恋愛対象を診断

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診断の前に…バイセクシャルとは? 地球上に存在する人間は、「男」と「女」のどちらかの性別に分けられますが、男性は女性を愛するもの、女性は男性を愛するものというように、これまで異性に対して恋愛感情を抱く事が一般的とされていました。 セクシュアリティに関する話題についての関心度が上がってきていることからも、バイセクシャルについてなんとなく理解している方も多いはず。 バイセクシャル診断の前に、ここで今一度 バイセクシャルの定義についてみていきましょう。 バイセクシャルの定義 バイセクシャルとは、 性別の垣根を超えて男女どちらにも恋愛感情を抱く人のこと。 男性が男性に恋愛感情を抱く「ゲイ」や、女性が女性に恋愛感情を抱く「レズビアン」というように、性対象が男女のどちらか一方であるケースとは異なり、バイセクシャルは 男女両方に恋愛感情を抱いたり、性対象として認識するのです。 バイセクシャルの場合、自分の性別や相手の性別に捉われず、 「ひとりの人間として」相手の魅力的な部分に本能が感じたままに恋愛感情を抱きます。 またバイセクシャルであることに物心がついた時から自覚している人もいれば、性に対して関心が強くなる思春期に自覚する人もいますし、大人になってからバイセクシャルであることを認識したなど、自覚が芽生えるのは人によって様々でもあるのです。 バイセクシャルの類義語 そしてバイセクシャルという言葉以外にも、 「パンセクシュアル」や「バイキュリアス」というように似たような類義語も存在します。 「パンセクシュアル」とは、自分の生まれ持った肉体や相手の性別に関わらず、全ての人を愛することができる人のこと。 バイセクシャルは、相手が男性なのかあるいは女性であるのか 性別を識別したうえで、恋愛感情を抱くのに対して、パンセクシャルは人に恋愛感情を抱く時に、 相手の性別を念頭に置かないといった両者の違いがあります。 バイセクシャルのもう一つの類義語である「バイキュリアス」とは、今までの恋愛対象や性対象が一般的である一方で、 自覚症状なしに同性に魅力を感じる人に対して使われる言葉です。 バイセクシャル診断 では、バイセクシャル診断15項目を紹介します。 女性同士でも肌が触れるとドキッとしてしまう• キャリアウーマンなどのカッコイイ女性に憧れる• 中性的な男性に恋愛感情を抱きやすい• 女の子らしくふわふわした女性が好き• 泣いていたり元気がない女性を見かけると抱きしめたくなる• 女性とお風呂に一緒に入った時にドキドキする• 男性用の服を持っている• 結婚願望がない• 「男の子っぽい」と言われたことがある• ボーイッシュなファッションが好き• 人によく相談されたり頼られる「姉御肌」である• 女性を大事に扱う• 男性から女性扱いされたい• 女性らしさと男らしさの両方を兼ね備えている• 性別関係なしにすべての人に恋愛感情を抱いたことがある 続いて、上記の診断項目についてそれぞれ詳しくみていきましょう。 このように意図的だったりふざけて手を繋いできた時や、ふとした瞬間に手や肩が触れ合った時にドキドキしたら、バイセクシャルであると診断できる傾向にあります。 バイセクシャルだと男性に対しても同様に、肌が触れた瞬間にドキドキしたり意識してしまうのです。 次から次へとテンポ良く仕事をこなすデキル女性の立ち振舞いや言動に、人として憧れる女性は多いでしょう。 しかしバイセクシャルと診断できる場合、カッコイイ女性に対して「自分もそうなりたい!」と尊敬や憧れというような感情よりも、 「その女性の傍にいたい」と尊敬や憧れとは違うドキドキ感やトキメキを抱いてしまっているのが特徴です。 憧れのカッコイイ女性のことを無意識のうちに目で追ってしまっていたり、頭の中から離れなかったりするのであれば、恋愛感情を抱いていると診断できるでしょう。 憧れだけの存在ではなく、特別な存在に変わっているのであればバイセクシャルの可能性があります。 バイセクシャルな女性は、男性らしい一面を持ちつつも女性ならではの細かな気遣いのできる中性的な人を恋愛対象として見る傾向があります。 特にがさつで男性的な性格をしている女性にとっては、女の子らしい女性に憧れたり、羨ましいと思ったりすることがあるのではないでしょうか? しかし、バイセクシャルな女性は女の子らしくてふわふわした女性を目にすると、 「守ってあげたい」「自分が傍にいてあげなくちゃ!」というように、男性的な思考が働きやすい診断傾向にあるのです。 日常生活を送る中で、このように男性の視点で物事を見る傾向が強い場合は、バイセクシャルの可能性があります。 そのため、男女関係なくいつもより元気がない人や泣いている女友達の姿を目にすると、傍について慰めてあげたりすることに違和感を感じることはないでしょう。 女の子らしくふわふわした女性を見ると、守ってあげたいというような男性視点に立って考えてしまう時と同様に、落ち込んでいる女性や泣いている女性を見て 思わず抱きしめて守ってあげたくなるような感情になる場合にも、バイセクシャルな診断の可能性があります。 ただ単に女友達の一人として、心配してあげたり元気づけてあげたいと思うだけでなく、男性に抱くような特別な感情を抱いているようであれば、それは恋愛感情かもしれません。 バイセクシャルでなければただの興味本位で見ているだけに、特にドキドキしたりというような感情は芽生えることがありません。 しかし、その興味本位という考えを超えて、 性的な魅力を感じてしまう場合にはバイセクシャルである診断の可能性が高いと言えるでしょう。 女性らしいファッションもするけれど、 男性用の服だけを着こなす場合もバイセクシャルな女性に見られる傾向です。 結婚適齢期を迎えて、周りの友達や同僚が既婚者になっていくと取り残された気持ちに陥ってしまったりと、どうしても結婚に対して焦りを感じてしまう女性は多いもの。 しかし、バイセクシャルな女性は 結婚に対して、こだわりを持たない人が多い傾向にあります。 結婚制度にこだわりを持っていないものの、子供が欲しくて男性と結婚し子供を授かるというようなバイセクシャルな女性も存在するのです。 しかし、中には意識的にカッコイイと言われたくて、男性っぽく振る舞ったりする女性もおり、バイセクシャルな女性は見た目が男性っぽい傾向にあるのも特徴です。 ただ、バイセクシャルでない女性の中にも、女の子らしくてフェミニンなファッションを好まないパンツスタイルが好きな女性もいますので、いつもボーイッシュなファッションをしているからという見た目だけでは判断は付きにくいです。 見た目からしてボーイッシュなバイセクシャルな女性もいますが、中には女性らしいフェミニンなファッションをしていても、 男性性を強く兼ね備えた性格をしている姉御肌な女性もバイセクシャルと診断できます。 自分の思ったことをズバッと言えるようなサバサバとした性格をしている女性は、同性からも好かれることが多く、バイセクシャルな女性から好意を持たれることも多いのです。 レディーファースト精神が根付いている外国人は多く、恋人以外に対してもレディーファーストを行います。 バイセクシャルな女性も同様に、恋愛感情を抱いている同性に対して女性を大切に扱ったり、恋愛感情がない女友達であってもレディーファーストするのが自然と身についている傾向にあるのです。 男性的な視点や考えを持つバイセクシャルな女性は、 同性を大切に扱おうとする気持ちや、女性ならではの細かな気遣いができるといった特徴があります。 また、そうしてもらいたいと望んでいるはずです。 男性に大切に扱われたいという気持ちは、バイセクシャルな女性も同様にあります。 男らしく頼もしい男性を前にすると、本能的に女性らしさが出てしまうことから、普段頼りにされることの多いバイセクシャルな女性は、 好きになった男性には大切に扱われたいという願望を持っているのです。 恋愛対象が男性の場合は、男性から大切に扱われたいという気持ちが強くなりますが、恋愛対象が女性である場合は、相手の女性のことを大切に扱いたいという気持ちが強くなります。 このことからバイセクシャルな女性は、 恋愛対象によって接し方が変わってくると同時に、こちらの診断項目からもバイセクシャルであるかどうか診断することができるのです。 このように、女性らしい一面と男性らしい一面があると自覚がある場合にはバイセクシャルな女性と診断することができるでしょう。 恋愛対象が男性だと 相手の男性好みの可愛らしい女性になることもできますし、逆に恋愛対象が女性であれば、 ヘアスタイルやファッションも女性好みに変わるといった特徴があります。 恋愛感情を抱く相手がいつも決まって異性である人もいれば、いつも仲良くしている女友達がいつの間にか特別な存在に変わっていて、恋愛対象として見ていたことを自覚した時、自分に戸惑いを感じてしまう人もいるはず。 バイセクシャルなすべての女性に共通することは、異性愛者と同様に意識的に人を好きになろうと思って好意を抱くのではなく、 無意識的だったり、直感で恋愛感情を抱いているということ。 実際に、人を好きになるのに特別な理由なんていりませんよね。 自分の心の中にあるセンサーが反応し、そのセンサーに触れた相手がたまたま女性であったり男性だっただけで、人を好きになるという行為自体は他の人と何ら変わりないのです。

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