ベタニス 副作用。 【新連載】22.過活動膀胱治療薬の副作用

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ベタニス 副作用

ベタニスとは? まずは名前の由来からいきましょう。 agonist(アゴニスト)の意味は 刺激薬、作動薬などと同義であり、受容体に結合することでその受容体を活性化させ、本来の生理機能を発現させるものと思って頂ければいいでしょう。 話を戻します。 一般名は ミラベグロンです。 ベタニスの作用機序を簡単にお話すると 「膀胱の筋肉を緩めることで、 頻尿や 尿失禁などの症状を改善する」となります。 それではまず過活動膀胱についてお話していきましょう。 過活動膀胱とは? 過活動膀胱とはその名の通り 膀胱が過剰に活動すること、つまり自分の意に反して勝手に収縮する膀胱の機能障害を意味します。 これにより以下の様な症状が現れます。 続いて蓄尿と排尿のしくみについて簡単にお話しておきます。 蓄尿とは文字通り尿をためること、排尿とは尿を排出することです。 これらは自律神経により支配されています。 脳は膀胱内に尿がある程度たまるまでは、排泄しないよう命令を出します。 具体的には膀胱を弛めてたくさん尿をためることができるようにし、また尿が漏れないように尿道を閉めるということを行います。 これを行わなければ常に尿が出っぱなしということになります。 そして尿がたくさんたまってくるとまたその情報が脳に伝わります。 すると脳は「そろそろ出すか」ということで、膀胱を収縮させ、更に尿道を開くことで尿が出るのです。 膀胱の弛緩、収縮を行っているのが 膀胱排尿筋、尿道の弛緩、収縮を行っているのが 尿道括約筋です。 交感神経から放出されるノルアドレナリンにより膀胱排尿筋は弛緩、尿道括約筋は収縮します。 副交感神経から放出されるアセチルコリンにより膀胱排尿筋は収縮、尿道括約筋は弛緩します。 過活動膀胱は尿があまりたまっていないのに膀胱排尿筋が勝手に収縮してしまう状態のこと。 だったら ノルアドレナリンやアセチルコリンをどうにかできれば症状が改善できるような気がしますよね。 スポンサーリンク ベタニスの作用機序と特徴 先ほど交感神経から放出されるノルアドレナリンにより膀胱排尿筋が弛緩、尿道括約筋は収縮するとお話しました。 ここで今回のベタニスの登場です。 これにより膀胱排尿筋が緩み、尿を溜めることができるようになるのです。 ベタニスには抗コリン作用がありません。 そのため口渇や便秘などの副作用が少ないという特徴があります。 ただし少ないとはいえゼロではありませんので一応注意が必要です。 ベタニスの副作用 発現頻度が少ないものの、口渇や便秘の副作用が現れる可能性があります。 そのため 重篤な心疾患を有する患者様には禁忌となっています。 ベタニスの注意事項 ベタニスは 徐放性製剤です。 当然ですが割ったり噛み砕いたりするとその構造が壊れてしまい、急激に血中濃度が上昇して副作用が発現する可能性があります。 服用する際は注意して下さい。 空腹時に服用すると血中濃度が上昇する可能性がありますのでこちらも注意が必要です(食後であれば時間は問わず)。 続いて妊婦、授乳婦の方は投与することはできません。 禁忌です。 動物実験(ラット、ウサギ)で胎児の着床後死亡率の増加や奇形が、また同じく動物実験(ラット)で乳汁への移行が認められており、出生児の生存率の低下や体重増加が抑制なども報告されています。 また 生殖可能な年齢の患者への本剤の投与はできる限り避けること。 と警告にて注意喚起がなされています。 これは動物実験(ラット)で精嚢、前立腺及び子宮の重量低値あるいは萎縮等の生殖器系への影響が認められているためです。 ベタニスは主に肝薬物代謝酵素 CYP3A4にて代謝されます。 そのため重度の肝機能障害の患者様では血中濃度が過度に上昇する可能性があり禁忌となっています。 中等度の肝機能障害は慎重投与となっており、減量して対応します。 他にも併用注意のお薬が複数あります。 必ずお薬手帳などで現在服用中のお薬を医師、薬剤師にお伝えするようにして下さいね。 それではベタニスについては以上とさせて頂きます。 最後まで読んで頂きありがとうございました。

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ベタニス錠の副作用と効果は?警告について

ベタニス 副作用

ベタニス錠という薬の副作用についてご意見お願いします。 泌尿器科の医師からベタニス錠というのを処方されました。 膀胱炎で抗生物質を飲んで除菌されたのですが、尿の勢いが良くなく、尿意があってトイレに行っても量が少ない印象がありそれを医師に伝えています。 医師にも妊娠や予定の有無は確認されたのですが、薬剤師さんなどの説明を含めネットで調べたところラット実験で生殖器の縮小が認められた薬であり、閉経以前の生殖可能な女性には利用をしない ? 、というような内容を確認しました。 この薬を本当に飲んでいいのか怖いです。 良い歳ではありますが閉経はしておらず、また現状妊娠の予定はありませんが敢えて機能に問題を引きおこすようなことは避けたいです・・。 この薬飲んでも大丈夫なのでしょうか? 冒頭の症状は気になりますがやり過ごせない訳でもないのでそれと引き換えに大きな副作用を受けるのは・・と思います。 どの程度の量を与えたのか。 その結果どうなったのか。 不可逆的なのか(薬を止めても障害などが残るのか、回復するのか)。 こういうことを含めて考えないと、評価出来ません。 体重50kgの方として、15000mgに相当。 実際の投与量は50mgですからね。 300倍です。 例えば、毎日普通に口にする"ただの塩"も1日摂取量の300倍=2~3kg、1日で食べたら、そりゃあんた、体もおかしくなるだろっていう話。 というか、死にますから。 この薬は300倍量を摂取しても死なないんだね、というレベル。 そういう、かなり極端な実験であることを、まず考慮しないといけません。 その結果、子宮が小さくなったのですが、休薬後回復性を示したということです。 つまり薬を止めたら、元に戻ってくるわけです。 これとは別に、妊娠中の胎児への影響が発生する可能性があるため、妊娠中・妊娠を望んでいる状況では使えません。 子宮への影響が戻らないのであれば、当然、閉経前の女性には使ってはいけないと判断されますが、そうではないので、少なくとも今現在妊娠する可能性がないならば、そうである間の使用は差し支えないだろうと考えられます。 ただし、そのつもりはなかったのに、妊娠してしまった・・とか言うケースも、なきにしもあらず。 僅かでもそういう可能性がある限り、閉経前の女性には使わないという立場もあり得ます。 その辺りをどう考えるか次第です。 ネットで拾ってきたのは、そういう立場の意見でしょう。 私個人としては、個人個人の今現在置かれている状況によって変わる話であり、それを考慮にいれずに、一律に閉経前禁止とまで言うのは行き過ぎじゃないかと思います。 よって、想定外の妊娠の可能性が著しく低い環境であるならば、使用可能ではないかと。 処方した先生もそういう立場なのでしょう。 あとは、あなたがどう考えるかです。 回答ありがとうございました! その道にお詳しいのか、とても理解し易く丁寧な回答で参考になりました!、大変素晴らしい知識と見解をお持ちでいらっしゃり頭が下がります。 自分が薬剤師さんとネットから得た情報は単純に「妊娠の予定があると使えない・ラット実験で生殖器の収縮が認められた」という内容のみです。 回答者さんにお答えいただいたように補足的な詳しい情報を得ていなかった為ただただ不安に駆られてしまうという状況でした。 これに関わらず、こういうものは全て程度問題ということですよね。 とはいえ不安にならないようにやはり回答者様のようにきちんとしたアドバイスや知識をいただけるお医者さんや薬剤師さんからお薬を受け取れたらいいなと思いました。

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『ベシケア』と『ベタニス』、同じ過活動膀胱の薬の違いは?~年齢と副作用、抗コリン薬とβ3刺激薬の使い分けと併用

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ベタニスとは? まずは名前の由来からいきましょう。 agonist(アゴニスト)の意味は 刺激薬、作動薬などと同義であり、受容体に結合することでその受容体を活性化させ、本来の生理機能を発現させるものと思って頂ければいいでしょう。 話を戻します。 一般名は ミラベグロンです。 ベタニスの作用機序を簡単にお話すると 「膀胱の筋肉を緩めることで、 頻尿や 尿失禁などの症状を改善する」となります。 それではまず過活動膀胱についてお話していきましょう。 過活動膀胱とは? 過活動膀胱とはその名の通り 膀胱が過剰に活動すること、つまり自分の意に反して勝手に収縮する膀胱の機能障害を意味します。 これにより以下の様な症状が現れます。 続いて蓄尿と排尿のしくみについて簡単にお話しておきます。 蓄尿とは文字通り尿をためること、排尿とは尿を排出することです。 これらは自律神経により支配されています。 脳は膀胱内に尿がある程度たまるまでは、排泄しないよう命令を出します。 具体的には膀胱を弛めてたくさん尿をためることができるようにし、また尿が漏れないように尿道を閉めるということを行います。 これを行わなければ常に尿が出っぱなしということになります。 そして尿がたくさんたまってくるとまたその情報が脳に伝わります。 すると脳は「そろそろ出すか」ということで、膀胱を収縮させ、更に尿道を開くことで尿が出るのです。 膀胱の弛緩、収縮を行っているのが 膀胱排尿筋、尿道の弛緩、収縮を行っているのが 尿道括約筋です。 交感神経から放出されるノルアドレナリンにより膀胱排尿筋は弛緩、尿道括約筋は収縮します。 副交感神経から放出されるアセチルコリンにより膀胱排尿筋は収縮、尿道括約筋は弛緩します。 過活動膀胱は尿があまりたまっていないのに膀胱排尿筋が勝手に収縮してしまう状態のこと。 だったら ノルアドレナリンやアセチルコリンをどうにかできれば症状が改善できるような気がしますよね。 スポンサーリンク ベタニスの作用機序と特徴 先ほど交感神経から放出されるノルアドレナリンにより膀胱排尿筋が弛緩、尿道括約筋は収縮するとお話しました。 ここで今回のベタニスの登場です。 これにより膀胱排尿筋が緩み、尿を溜めることができるようになるのです。 ベタニスには抗コリン作用がありません。 そのため口渇や便秘などの副作用が少ないという特徴があります。 ただし少ないとはいえゼロではありませんので一応注意が必要です。 ベタニスの副作用 発現頻度が少ないものの、口渇や便秘の副作用が現れる可能性があります。 そのため 重篤な心疾患を有する患者様には禁忌となっています。 ベタニスの注意事項 ベタニスは 徐放性製剤です。 当然ですが割ったり噛み砕いたりするとその構造が壊れてしまい、急激に血中濃度が上昇して副作用が発現する可能性があります。 服用する際は注意して下さい。 空腹時に服用すると血中濃度が上昇する可能性がありますのでこちらも注意が必要です(食後であれば時間は問わず)。 続いて妊婦、授乳婦の方は投与することはできません。 禁忌です。 動物実験(ラット、ウサギ)で胎児の着床後死亡率の増加や奇形が、また同じく動物実験(ラット)で乳汁への移行が認められており、出生児の生存率の低下や体重増加が抑制なども報告されています。 また 生殖可能な年齢の患者への本剤の投与はできる限り避けること。 と警告にて注意喚起がなされています。 これは動物実験(ラット)で精嚢、前立腺及び子宮の重量低値あるいは萎縮等の生殖器系への影響が認められているためです。 ベタニスは主に肝薬物代謝酵素 CYP3A4にて代謝されます。 そのため重度の肝機能障害の患者様では血中濃度が過度に上昇する可能性があり禁忌となっています。 中等度の肝機能障害は慎重投与となっており、減量して対応します。 他にも併用注意のお薬が複数あります。 必ずお薬手帳などで現在服用中のお薬を医師、薬剤師にお伝えするようにして下さいね。 それではベタニスについては以上とさせて頂きます。 最後まで読んで頂きありがとうございました。

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