存じます 意味。 間違いの多い敬語「存じます」の意味と使い方・例文

「いただきたく存じます」は二重敬語?正しく意味と使い方、類語を紹介

存じます 意味

知らないということを敬語で表現すると、「存じ上げない」になります。 「存じ上げない」は敬語上は問題ない言葉ですが、使用する時を間違えやすい敬語です。 すなわち、全ての「知りません」に「存じ上げない」を使用することはできないということです。 「存じ上げない」は使用することができる会話内容およひ相手が決まっているため、使用には気を付ける必要があります。 「知らない」の謙譲語 「存じ上げない」は、「知っている・思う」などの謙譲語「存ずる」が含まれ、目上のことを示す「上げる」も存在している言葉で、「知らない」の謙譲語に当てはまります。 「上げる」は敬語以外でも用いられる言葉ですが、敬語の際に使われると、「目上からのこと」を表します。 目上の立場になる存在は、物や場所ではなく必ず人なので、「上げる」が含まれる敬語は人にのみ使用することができます。 読み方 「存じ上げない」は「ぞんじあげない」と読みます。 「存じ上げない」は「知らない」という意味ですが、人対象にのみ使用することができるため、ニュアンスとしては「その人のことは知りません」の意味になります。 単純に「知りません」のニュアンスで使われるのは「存じません」です。 「存じ上げない」の使い方5つ 「存じ上げない」は謙譲語なので、基本的に目上の人に使用します。 ビジネスシーンにおける目上の人といえば上司など、自分が置かれている立場よりも上の立場にいる人がイメージされやすいのですが、社外にも目上の人として扱うべき存在はいます。 その存在というのは、取引先の人やお客様です。 取引先の人やお客様は会社にとって大切な存在です。 取引先の人やお客様対しても「その人を知らない」ことを「存じ上げない」で表します。 使い方1:存じ上げません 「存じ上げません」は人対象のみ、使用可能です。 物や場所を知らないことを伝える時には、使用しません。 「存じ上げません」は謙譲語なので、基本的に目上の人に対して用いる言葉遣いになります。 使い方2:存じ上げておりません 「存じ上げておりません」の例文を以下に挙げておきます。 早急に確認をして参ります」 部下や同僚など、目下または同等の誰かが会議などを無断欠席した設定です。 使い方3:存じ上げませんでした 「存じ上げませんでした」の例文を以下に挙げておきます。 「存じ上げません」の前に「申し訳ありません」といった謝意を示す言葉を添えることで、低姿勢の印象をさらに与えることができます。 「存じ上げません」の前置きおよびワンクッションとして「申し訳ありません」などの言葉を添えるとよいでしょう。 使い方4:存じ上げず 「存じ上げず」も「知らない」「思わない」の謙譲語です。 存じ上げるの未然形「存じ上げ」に、「ぬ」という打ち消しの助動詞が付いた言い回しです。 「お名前を存じ上げず、失礼致しました」などと使用します。 使い方5:存じ上げないことと申しながら 「存じ上げないこととは申しながら」は、知らなかったとはいえという意味で、謝罪のときに使用する言い回しです。 「存じ上げないことと申しながら、ご挨拶が遅くなりたいへん申し訳ありませんでした」などと使用します。 敬語を使いこなしたいあなたにおすすめの本はこちら 「大人の語彙力ノート 誰からも「できる! 」と思われる」は、存じ上げないなどの謙譲語を上手に使いこなしたい人におすすめの、敬語の本です。 「存じ上げない」は「知る」の謙譲語「存ずる」に目上を示す「上げる」が組み合わさっており、最後にそれらの言葉を否定する「ない」が付いています。 自分を低くして相手を持ち上げる謙譲語である「存じ上げない」には、目上からのことを示す「上げる」も存在しているため、自分を低くしながらも相手を立てている言葉遣いになります。 「存じ上げない」には言い換え表現がありますので、以下に挙げておきます。 表現1:分かりかねます 「存じ上げない」と似た意味で用いられることがある「分かりかねます」ですが、2つの言葉のニュアンスには違いが見られます。 また、敬語としても敬意の強さが異なります。 「分かりかねます」の「かねます」には、「しないとはいえない」という意味があります。 「分かる」という動詞につなげて使用すると、「分かるとはいえない」という意味になります。 「分かりかねます」は、「存じ上げない」よりも弱い否定の表現です。 表現2:分かりません 「存じ上げない」の言い換え表現である「分かりません」は、理解できないさまをストレートに表現した言葉です。 「存じ上げない」とは違い敬語ではないので、使用する場合は、自分の立場をよくわきまえて使ってください。 表現3:失念していました 「存じ上げない」の言い換え表現である「失念していました」は、ビジネスシーンでよく使われる表現です。 「失念」は、物忘れや気付きを失った心という意味で、うっかりミスなどをしたときに使用する単語です。 忘れてしまったことで迷惑をかけた場合に、丁寧な表現として使われています。 メールにおいても「存じ上げない」は使用できます。 また、人対象にのみ使用できるという注意点も同じです。 ただ「存じ上げない」や「存じません」は、「存じ上げておりません」や「存じておりません」に言い換えられることもあります。 「存じ上げない」は、特にビジネスではよく出てくる表現です。 「存じ上げない」という言葉の使い方をしっかりとマスターして、正しく使用していきましょう。 「分からない」時に使える敬語 「存じ上げません」は「知りません」の意味でしたが、「存じません」と違って、人対象にのみ使用することができる謙譲語だとわかりました。 捉えられる意味としては混同されることもありますが、ニュアンスが似て非なる「分かりかねます」「分かりません」「失念していました」「存じません」などとの違いもわかりました。 各言葉を適切に使い分けながら「知りません」「分かりません」といったことを相手に伝えていきましょう。

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「恐悦至極」の意味とは?使い方や返し方を例文で解説

存じます 意味

「存じます」の意味 「存じます」は「思います」という意味 「存じます」は「思います」や「知っています」という意味の言葉です。 「思う」「知る」の謙譲語である「存じる」に丁寧語の「ます」を加えた敬語表現であるため、目上の相手に使うことができます。 「知る」と「思う」の2つの意味が含まれているため状況に応じて使い分けてください。 「存じます」の読み方は「ぞんじます」 「存じます」は「ぞんじます」と読みます。 「存」という漢字は「ぞん」の他に「そん」とも読めるため、読み間違えに注意してください。 特にメールなどの書き言葉ではなく、話し言葉として「存じます」を使う際は読み方に気を付けましょう。 「存じます」の類語表現 「承知」を使って言い換える 「存じます」を「知っている」という意味で使う際は「知っていること」を意味する「承知」や「推測して了解すること」を意味する「お察し」が類語として使えます。 また、「思っています」という意味で「存じます」を使う際は「~でございます」が類語となります。 ビジネスでの「存じます」の使い方 「存じます」の使いすぎに注意 目上の相手に適した表現である「存じます」ですが、使いすぎには注意が必要です。 かしこまった場以外での使用や、「存じます」を多用することにより、相手に堅苦しいという印象を与えてしまう場合があります。 過剰な敬語表現と捉えられないためにも、類語を使って言い回しをしてください。 「知っている」を丁寧に表現した「存じ上げます」 「知っている」という意味で「存じます」を使用する際に「存じ上げます」という言い回しができます。 「存じます」よりも丁寧な表現となる「存じ上げます」ですが、知っている対象が「人」である場合のみ使える言葉となるため注意してください。 「知っている」対象が物や出来事である場合に、謙譲の意味を強める「上げる」を使うと過剰な敬語表現となります。 例えば「先日の会議の内容は存じております」という文章だと、「知っている」の対象は「前日の会議の内容」であり、人ではないため「上げる」という表現は加えず「存じております」となります。 「欲しい」の謙譲語である「いただく」に、願望を表す助動詞の「たい」を加えた言葉が「いただきたく」であり、さらに「存じます」を付けた「いただきたく存じます」は目上の相手に適した敬語表現であるといえます。 「いただきたく存じます」の「いただく」は漢字を使った「頂く」と平仮名の「いただく」の2種類の表現があります。 「食べる・飲む」や「もらう」の謙譲語として使う際は漢字で「頂く」と表現し、「教えていただく」や「読んでいただく」といった、補助動詞として使う際は「いただく」と平仮名を使ってください。 例えば、「教えていただきたく存じます」という文章だと、補助動詞として平仮名の「いただく」が使われており「教えてほしいと思います」という意味になります。 「させていただきたく存じます」は使い方に注意 「存じます」を使った言い回しの1つである「させていただきたく存じます」を使う際は注意が必要です。 「させていただく」という表現は相手に許可をとったことや相手に依頼されたことに対してのみ使える言い回しであるため、許可を取る必要のないことや自ら申し出たことに対しては使えません。 例えば上司の結婚式に招待された場合は、相手に依頼されたということになるため「出席させていただきたく存じます」となります。 「させていただきたく存じます」を使う際は状況に応じて使用してください。 メールで「存じます」を使った例文 「ことと存じます」を使った例文 「ことと思います」を謙譲語で表現した言葉が「ことと存じます」です。 例えば「繁忙期に入り忙しいことと思いますが、よろしくお願いします」という文章に「存じます」を使うと「繁忙期に入りお忙しいことと存じますが、何卒よろしくお願い致します。 」となります。 話し言葉だけでなくメールや手紙などの書き言葉としても使えるため、状況や相手によって使ってください。 「存じ上げますが」を使った例文 「知っている」を謙譲語で表現した際、「知っている」対象が人である場合に「存じ上げる」が使えることを説明しました。 例文の場合「知っている」対象が人であるため、「存じ上げる」が使えます。 例えば「ご連絡していただければと存じます。 」という文章だと「連絡してもらえたらと思う」という意味となります。 上記の例文では補助動詞として「いただく」が使われているため漢字ではなく平仮名で「いただく」と表記してください。 メールなどの書き言葉では言葉使いだけでなく、漢字や送り仮名などの表記にも気をつける必要があります。 目上の相手へは特に、失礼にならないよう注意して正しく使ってください。 まとめ 「存じます」とは「思います」「知っています」を謙譲語に変換した言葉で、目上の人へ使う言葉として適しています。 敬語表現ではあるものの、使いすぎると過剰な敬語表現となるため注意してください。 類語や言い回し方を変えて状況に応じて正しく使いましょう。

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間違いの多い敬語「存じます」の意味と使い方・例文

存じます 意味

「恐悦至極」の意味とは? 「恐悦至極」の意味は「謹んで心から喜ぶこと」 「恐悦至極(きょうえつしごく)」とは、「謹んで心から喜ぶこと」という意味です。 目上の人などに謝意や喜びをかしこまって丁重に伝えるときに用います。 改まったスピーチの場や手紙などで使われることが多く、「このたびは、〇〇を賜りまして、恐悦至極に存じます」などと感謝の意を表します。 「恐悦至極に存じます」という表現は、「(そのようなお計らいをいただき)大変畏れ多いことでございます」という謙譲の気持ちを表わしています。 単独でも用いる「恐悦」と「至極」を合わせた四字熟語 「恐悦至極」は「恐悦」と「至極」が合わさってできた四字熟語です。 それぞれ単独でも用いられます。 「恐悦」とは、相手の好意や取り計らいに対し謹んで喜ぶという意味です。 「恐悦に存じます」といったように単独でも使われます。 「恐悦」は「恭悦」とも書きます。 「至極」とは、この上ないこと、それを越すものは他にないほどだ、という意味で、「至極残念だ」「至極当然のことだ」などと副詞的に用いられることが多い言葉です。 「恐悦」と「至極」を合わせて「恐悦至極」と使うときは、目上の人に対して謝意を伝える言葉として使います。 読み方は「きょうえつしごく」で、「きょうえつしきょく」は誤り 「恐悦至極」の読み方は「きょうえつしごく」であり、「きょうえつしきょく」は誤りです。 「恐悦至極」の使い方と例文 「恐悦至極に存じます」「恐悦至極にございます」など敬語と使う 「恐悦至極」の語は目上の人に対して謝意を伝える言葉であるため、「存じます」「ございます」などの敬語とともに次のように用います。 このたびは、私の祝賀会に社長自らご臨席賜りまして、恐悦至極に存じます• 格別なるご厚情を賜り、誠に恐悦至極に存じます• お褒めの言葉を頂戴し、恐悦至極にございます• 多大なご支援をいただきましたこと、恐悦至極にございます 祝意などへの返し方は「お褒めに預かり恐悦至極」など 目上の人から祝意や称賛の言葉をいただいた返答として「お褒めに預かり恐悦至極でございます」「身に余るお言葉を賜り恐悦至極に存じます」などと表現します。 「お褒めに預かり大変嬉しく思い、また大変恐縮しております」といったニュアンスを伝えています。 これらは、軽い会話の中で使うというより、改まった席での会話や手紙などで使われる表現です。 「恐悦至極」は謝意を相手に伝えるときに使う 例文で紹介したように、「恐悦至極」は他人の好意などに対してかしこまって謝意を伝えるときに用いる言葉であり、自分に対しては用いません。 例えば、「社長に褒められて恐悦至極の気持ちになった」というような使い方はしません。 「恐悦至極」の類語とは? 「この上ない喜び」「無上の喜び」「有難き幸せ」などが柔らかい表現 「恐悦至極」の表現が少々堅いと感じるときは、「この上ない喜び」「無上の喜び」「有難き幸せ」などの表現もあります。 「ご臨席賜りましたことは、この上ない喜びに存じます」「お褒めの言葉をいただき、無上の喜びをかみしめております」「ご丁寧なご祝辞をいただき有難き幸せに存じます」などと用います。 謝罪の気持ちも表す「恐縮至極」 「恐悦至極」は目上の人などに「恐れ多くも大変に有り難く存じます」といった感謝を表す言葉ですが、似ている漢字の「恐縮至極」は、感謝の意のほかに謝罪や依頼のときなどにも使います。 「ご迷惑をおかけしまして恐縮至極にございます」「恐縮至極でございますが、何卒よろしくお願いいたします」などと用います。 「恐悦至極」の英語表現は? 「恐悦至極」は英語で「extremely delighted」 心から喜ぶという意味での「恐悦至極」の英語表現には「extremely delighted」があります。 「extremely」は「極めて」、「delighted」は「大いに喜ぶ」という意味です。 「おもてなしに預かり恐悦至極に存じます」は「I am extremely delighted for your hospitality. 」と表現できます。 ただし日本語に含まれる謙譲の意味は英語では表現されません。 まとめ 「恐悦至極」とは、相手の好意や取り計らいに対し喜ぶという意味の「恐悦」と、この上なくという意味の「至極」が合わさった言葉です。 目上の人に対して、喜んでいることをかしこまって伝えるときに用います。 ビジネスにおける改まった席や、目上の人への手紙などに用いることが多く、日常会話ではあまり使う機会はないかもしれませんが、いざという時のために知っておきたい言葉です。 慣れないうちは、「恐悦に存じます」や、「至極当然だと思います」などといった二字熟語を使う表現から取り入れてみるとよいかもしれません。

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