オメガとロレックス、どちらもファン層は同じでしょうか? そこは好みが分かれますね。 世界的にみると、コアなファンも含め、ロレックスの方が人気。 ただしロレックスを付けると「いかにも」という印象が強くなるので、ビジネスでの着用は避けるという方も多いです。 「1本ぐらいはスイス時計を持ちたいけど、お金持ちアピールするのはちょっと…」という方がオメガを選ばれるのではないでしょうか。 オメガはどんな人におススメですか? はじめて高級なスイス時計を買うという方にはおススメですね。 ロレックスより手に入れるハードルが低めといえるでしょう。 オメガは、電池式モデルも含め30万円台の低価格モデルもあります。 また、正規の販売店以外に、ヨドバシカメラさんやビックカメラさんのような家電量販店でも並行輸入品を購入することが可能。 デザインやサイズ、文字盤の色など、メンズ・レディース問わずバリエーションが非常に豊富な点もロレックスとは違うメリットです。 オメガの買取価格が上昇している理由 オメガの価格上昇の要因はなんでしょうか? 次のような原因が考えられます。 それに連動して中古価格も上がっています。 たとえば、オメガのスピードマスター・プロフェッショナルという定番の人気商品の場合。 2014年に、定価が40万円前半から50万円後半へ、15万円ほど上がりました。 オメガの定価はロレックスとほぼ同じくらいです。 しかしオメガの中古価格は10万円前後~20万円半ばくらいと、ロレックスよりも下でした。 現在のオメガの中古価格は値上がりし、ようやくロレックスと肩を並べるような価格になったといえるのではないでしょうか。 ロレックスの主要なスポーツモデルは軒並み50万円以上です。 このようにあまりにも値が上がりすぎたため、ロレックスの代わりにオメガを求めたというのも考えられます。 中国ではオメガが日本以上に人気なので、日本国内の中古オメガは続々と海外に流出しているんですよ。 年々、国内のオメガの中古時計の本数は減り続けていましたので、必然的に価格の上昇が起こっています。 特に『世界で初めて月にいった腕時計』である、スピードマスター・プロフェッショナルにはロレックスやその他の時計にはないストーリー性があり、根強い人気を保ち続けています。 限定モデルは生産数が少ないために希少価値が高く、それだけで値が上がりやすくなります。 極々一部の限定モデルだけ…ではなく、全体的にどのモデルも上がっているため、 この勢いは本物である、といえるのではないでしょうか? 価格上昇が著しい、オメガのスピードマスターについて、さらに詳しく掘り下げていきましょう。 10万円も買取価格が上がったスピードマスター 価格が上昇しているモデルは? 定番ラインのスピードマスタープロフェッショナルをはじめ、オートマチックモデル、コラボの限定モデル、どれも中古価格は上昇傾向にあります。 それぞれの価格の推移について具体的にみていきましょう。 スピードマスタープロフェッショナル 名称 スピードマスター プロフェッショナル 型番 3570. 50 発売当時の定価 40万円 15年前の買取価格 12~14万円 現在の買取価格 (2020年2月現在) 21~23万円 参考 新モデル311. 006 (税抜定価65万円) スピードマスタープロフェッショナルは、オメガを代表する息の長いモデル。 オメガは NASA(アメリカ航空宇宙局)の公認時計ですが、スピードマスターはアポロ13号の船内でも使われていたことで有名です。 「宇宙船の機器が停止した危機的状況で、頼れる計測機器がスピードマスターのクロノグラフのみ」という場面で役割を果たし、乗組員たちを無事に地球へ帰還させました。 このエピソードは、たびたび書籍や映画でも取り上げられています。 定番ラインなので、もともと根強い人気を博していましたが、ここ数年さらに人気が過熱しています。 15年前の買取価格は14万円程度でしたが、現在はなんと23万円! 10万円近く値を上げていることになりますね。 スピードマスター リデュースド(スピードマスター オートマチック) 名称 スピードマスター リデュースド 型番 3510. 50 発売当時の定価 22万円程度 15年前の買取価格 5~6万円 現在の買取価格 (2020年2月現在) 10~11万円 スピードマスター プロフェッショナルとよく似ていますが、スピードマスター リデュースドは、プロフェッショナルの廉価版にあたります。 日常生活での使用を考慮した自動巻きのモデルで、ケースサイズもプロフェッショナルと比べるとちょっと小さめ。 10年ほど前までは、中古10万円を切る価格で店頭に並んでいましたから、学生や新社会人でも手に入りやすい入門モデルでしたね。 しかし、今となってはプロフェッショナルの高騰に引っ張られて、価格が上昇。 買取価格は15年前の2倍程度になっています。 発売当時は手に入れやすい価格だったので、お持ちの方も多いのではないでしょうか。 売るなら今がチャンスかもしれません! スピードマスター デイト 名称 スピードマスター デイト 型番 3513. 50 発売当時の定価 30万円 15年前の買取価格 5~6万円 現在の買取価格 (2020年2月現在) 8~9万円 こちらもスピードマスター リデュースドと同じく自動巻きのモデルで、日付表示があります。 日常使いには最適で、比較的安価で手に入るモデルでしたが、こちらもリデュースドに連動して値を上げています。 スピードマスター プロフェッショナル ムーンフェイズ 名称 スピードマスター プロフェッショナル ムーンフェイズ 型番 3575. 20 発売当時の定価 25万円程度 15年前の買取価格 12~13万円 現在の買取価格 (2020年2月現在) 22~25万円 参考 生産終了 ベゼルがK18WG製 18金ホワイトゴールド製のベゼルにホワイト色の文字盤とムーンフェイズ、メタリックブルーの大きなアロー針という、スピマス(スピードマスターの略)らしくないエレガントなモデルです。 プロフェッショナルシリーズは、かつては12万~13万円程度と、非常に割安の買取価格でした。 それが黒文字盤の人気の影響もあり、今や10万円以上買取金額がアップしています。 ホワイトカラー文字盤の人気も高まっているので、今後ますます価格が上昇するかもしれません。 マルイ限定モデル(ジャパンマルイリミテッド) 名称 スピードマスター マルイ限定モデル ジャパンマルイリミテッド 型番 3510. 21 発売当時の定価 30万円程度 15年前の買取価格 6~7万円 現在の買取価格 (2020年2月現在) 25~28万円 参考 限定品のため生産終了 白地に黒目の文字盤が特徴で、愛好家の間では パンダフェイスと呼ばれています。 しかも、このモデルは15年ほど前にマルイ限定で発売された商品なので、買えるのは日本国内だけという限定品なのです。 当時は、通常のリデュースドモデルと同等か、少し上乗せ程度の買取金額でした。 スピードマスター スヌーピーアワード 名称 スピードマスター プロフェッショナル スヌーピーアワード 型番 3578. 51 発売当時の定価 35万円程度 15年前の買取価格 14~15万円 現在の買取価格 (2020年2月現在) 75~80万円 参考 限定5441本 オメガがスヌーピーとコラボした可愛らしい限定モデル。 ただ、この時計は人を選ぶので、発売当時の買取価格15万円程度でした。 それがなんと! 2020年現在の買取価格は、80万円まで跳ね上がっています! とくにこの3~4年は異常な急騰です。 ちなみに、スヌーピーはNASAの公式キャラクターなんですよ。 NASAには、NASAの宇宙計画に関わった人や企業に贈る「シルバースヌーピーアワード」という賞があります。 オメガもNASAに貢献したことが認められ、シルバースヌーピーアワードを受賞しました。 受賞したことにちなんで2003年に作られたのが、このスヌーピーとコラボしたスピードマスターなんです。 生産数は全世界で5441本と決して少なくない限定本数品なのですが…。 あれよあれよという間に、80万円以上の価値になってしまいました。 アラスカプロジェクト限定モデル 名称 スピードマスター プロフェッショナル アラスカプロジェクト限定モデル 型番 311. 001 発売当時の定価 65万円 12年前の買取価格 18~20万円 現在の買取価格 (2020年2月現在) 90~100万円 参考 限定1970本 アラスカプロジェクト限定モデルは、宇宙の過酷な気温の変化に対応するべく開発された試作品を、忠実に再現した復刻モデルです。 アルミ製の赤いケースカバーを付けていると、缶詰のように見えますよね(笑)。 しかし、見た目が個性的なので、「実際にコレ使う人いるの?」と思ったのは私だけではないはず。 案の定、発売当初は話題性のみが先行し、実際に購入される方は一部のコレクターだけ…という状況で、中古の買取金額もかなり割安でした。 それが今(2020年)や100万円近くの値がつくこともあります。 発売直後の買取価格は20万円程度だったことを考えると、すさまじい値上がりですよね。 発売当時は人気のなかった限定モデルは、希少価値が高まり、かえって高値がつきやすくなることがあるのです。 オリンピックの影響でさらに価格上昇!?.
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オメガ スピードマスター 腕時計 時計に詳しくない人でも、スイスの高級腕時計メーカーであるオメガの名前を知っている人は多いのではないでしょうか。 そのオメガの時計の中でも長い歴史を持ち、今でも人気を保ち続けているのがスピードマスターです。 1957年にオメガは3つのモデルを発表します。 1つ目がシーマスター、2つ目がレイルマスター、そして3つ目がスピードマスターです。 スピードマスターを世に知らしめたのがNASA公式の腕時計として正式採用され、数々のミッションで用いられたことでしょう。 中でも1969年のアポロ11号の月着陸の際に、ニール・アームストロング船長と一緒に月面に降り立ったエドウィン・オルドリン宇宙飛行士が着けていたRef. 105012-66は特に有名です。 スピードマスターの特長を挙げると、オリンピックなどの公式スポーツにも度々採用されるほどの信頼性の高さと高機能、そしてビジネスからカジュアルまで合う洗練されたデザインです。 またバリエーションが豊富なのも特長で、ムーンウォッチ・プロフェッショナル・レーシングなどがあり、自分に合った1本を探しやすい腕時計です。 オメガ スピードマスターとは オメガ スピードマスターとは、スイスの時計ブランドであるオメガ OMEGA が手掛けている腕時計のコレクションのことです。 スピードマスターは、同じくオメガのコレクションであるシーマスターにキャリバー321を導入したシーマスター・クロノグラフにヒントを得て開発されました。 1957年に初めて登場し、1968年にキャリバー861に変更、1997年にキャリバー1861に変更と、定期的にマイナーチェンジを行っています。 近年、限定モデルの種類の多さや需要拡大などの理由から、中古相場が高まっており、中古で入手するのが難しくなっています。 宇宙で活躍する腕時計 オメガ スピードマスターは、宇宙で活動する宇宙飛行士に長年選ばれ続けている腕時計です。 1969年7月、初めて月で着けられた時計となり、それ以降、最も有名なクロノグラフの1つに数えられることになりました。 1964年、当時のアメリカ航空宇宙局 NASA は様々な時計メーカーから集められた時計の耐久度を試すテストを行いました。 ほとんどの時計はそのテストで壊れましたが、スピードマスターは唯一壊れず、その耐久度を評価されてNASAに採用された背景があります 採用後、スピードマスター プロフェッショナル、通称スピマスプロに改名。 またその歴史に合わせた「ムーンウォッチ」というシリーズもスピードマスターから出ています。 耐久度が高い理由は? オメガ スピードマスターは宇宙での活動に耐えられる耐久度の高さを持っているのが特徴ですが、それには様々な理由があります。 たとえば、ケースが多重になっており、受けた衝撃を吸収する構造になっていることがあげられます。 それから自動巻きや日付表示といったクロノグラフの代表的な機能を省き、無駄のないシンプルな機構になっている点もスピードマスターの耐久度の高さの理由です。 また時計は風を防ぐために文字盤をガラスで覆っていますが、スピードマスターではこの風防の素材にプラスチックが採用されています。 これは宇宙空間で割れたガラスが飛散しないようにするためです。 オメガ スピードマスターはスイスの時計ブランド・オメガが手掛けている腕時計コレクションの1つです。 長年、宇宙飛行士やNASAから選ばれる耐久度の高さを誇り、宇宙での活動を支援し続けています。 「ムーンウォッチ」や「スピマスプロ」といったモデルがあります。 近年、いずれのモデルも中古価格が高騰しています。 NASAに認められ、宇宙空間に連れて行った時計 スピードマスターシリーズの中で最も有名だとされているのが、スピードマスタープロフェッショナルです。 プロフェッショナルは1969年に月に人類が初めて降り立ったときに、アポロ11号に乗っていたクルーが身に着けていた時計として一躍有名になりました。 本来は市販の時計として売られていたのですが、その精巧さがNASAに認められ、宇宙空間に連れて行くことになりました。 さらに耐熱性や耐寒性、耐衝撃性などのテストにクリアし、月に行くことが出来る性能だと証明しました。 誕生当初はムーンウォッチと名付けられていましたが、進化を遂げながらプロフェッショナルという名前で現在まで残り続けています。 見た目はシックな色合いで、スーツなどかしこまった服装はもちろんのこと、カジュアルなファッションにも合います。 手巻きムーブメントを採用しているので壊れにくく、耐久性に優れているのが魅力です。 種類が豊富 スピードマスターシリーズにはプロフェッショナル以外にもコーアクシャルやコーアクシャルクロノメーター、ムーンウォッチ9300などがあります。 コーアクシャルはオメガだけのムーブメントを採用していて、パーツの摩擦を最大限まで抑えているのが特徴です。 機械式の時計は数年ごとにメンテナンスが必要ですが、コーアクシャルは10年に一回掃除するだけです。 コーアクシャルクロノメーターは60時間のパワーリザーブとなっています。 コーアクシャル機構のキャリバーが搭載されているので、壊れにくくて頑丈です。 ムーンウォッチ9300は3時と12時の位置に30分積算計があるユニークな見た目です。 1957年に発表された初代のスピードマスターをイメージしています。
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ブログ担当者:須川 現在、 オメガ(OMEGA の「 スピードマスター」の評価が上がっています。 そこで今週は、「 スピードマスターの評価が上がっている理由」を、私なりに解説させていただきます。 スピードマスタープロフェッショナル(ムーンウォッチ)で顕著に起こっている現象です。 そこで今回は、スピードマスタープロフェッショナルを中心として話を展開していきます。 そのため、以降の文で登場する「スピードマスター」という言葉は、「スピードマスタープロフェッショナル」を指していると解釈してください。 例えば、1997~2014年の期間に作られた第6世代のスピードマスター、「 3570. 50」を例に取ります。 このモデルは、かつて 中古品が10万円台で売られていましたが、2013年から2014年ごろにかけて大きく中古相場が上がりました。 2013年ごろから20万円台に突入し、生産終了となった現在では、 30万円台になっています(執筆時点)。 50」 このように、スピードマスターは中古相場がかなり上昇しています。 これは、価格が上昇しても「欲しい」という人が多い状況を表しており、やはり、「 スピードマスターは評価が上がっている」と言える状況です。 少し誤解のないように補足させていただきます。 むしろ、多くの方が喜ぶ状況になるだけです。 なぜなら、既に所有する方は、自分の所有物の価値の上昇を喜び、これから購入する方は、価値のある注目度の高いものを手にするわけですから。 「 なぜスピードマスターの評価が上がったのか」を、私なりの見解で解説します。 まず前提として、そもそもスピードマスターは高い評価を得る素質をもっていたのです。 その要素とは以下です。 同じモデルを作り続けている 2. 情報が揃っている 3. コレクター向けの商品展開である 上で挙げた3つの要素は説明が必要です。 下で、解説します。 なぜなら、同じモデルを作り続けると、そのモデルの 知名度が高くなるからです。 例えば、 ロレックスも同じモデルを作り続けることによって、モデルの知名度を高めています。 1940年代から続くデイトジャスト、1950年代から続くサブマリーナやエクスプローラーなどが好例でしょう。 スピードマスターも、1957年に誕生しています。 そして、今でもその後継機種を継続して作り続けています。 つまり、もう 60年以上もスピードマスターを作っているのです。 もちろんマイナーチェンジやスペックアップは行っていますが、基本となるデザインは引継ぎながら作り続けています。 今でもプラスチック風防を採用していることからも、オメガのスピードマスターのデザインを大きく変更しない意図を感じます。 実は時計業界では、 同じモデルを作り続けることは珍しいことです。 継続してずっと続いているスピードマスターやロレックスは、稀有な例なのです。 例えば、あるモデルの古そうな個体があった場合、もし情報がなければ、単に「そのモデルの古い個体」という評価になります。 ロレックスも多くの情報が揃っていることで有名です。 型式番号でモデルの世代が特定でき、シリアル番号でおおよその製造年が特定できます。 さらに、各パーツの製造元や保証書の仕様まで話題になるレベルです。 ロレックスは、そのような細かな点まで把握されることにより、時計のプロや愛好家に支持されているのです。 そして、 スピードマスターも同じ状況にあります。 先に書いたように、スピードマスターは情報が揃っている状況があります。 スピードマスターに、多くの限定モデルやコラボレーションモデルがある事実が、それを物語っています。 それは、宇宙服の素材で作った入れ物に、23種類のスピードマスターを収めた限定セットです。 まさに、コレクターを意識したアイテムです。 時計以外のアイテムにも言えることですが、 コレクターの蒐集対象のアイテムになることは、価値を上昇させる大きな要素になります。 スピードマスターは、見事に蒐集対象となっているのです。 その状況が前提にあり、ある きっかけが起こることでスピードマスターの評価が上がったのです。 そのきっかけとは、「 ロレックスの価格の高騰」です。 私の個人的な感覚では、高級時計の中古品であれば、「大卒初任給の2~3ヶ月分ぐらいまでの価格帯」が売れ筋の価格帯に感じます。 そこでターゲットになったのが、 スピードマスターです。 ロレックスの人気モデルの後釜に据える次のターゲットとしては、まさにうってつけです。 実際に、ロレックスの中古相場が上がった時期と、スピードマスターの中古相場が上がった時期の関係性を見てみました。 サンプルとして、ロレックスの「サブマリーナデイト16610」とオメガの「スピードマスター3570. 50」を見ましたが、どちらも2013年ぐらいから相場が上がり初めています。 そして、サブマリーナは2014年ごろから、スピードマスターは2015~2016年ごろから、もうワンランク上の高騰を見せます。 また、スピードマスターのコレクションピースに関しては、2016年以降の高騰が激しくなっています。 やはり、ロレックスの価格の高騰が、時計業界全体に影響を与え、結果としてスピードマスターの評価の向上につながったと感じます。 現在では、ロレックス高騰の影響がスピードマスター以外のモデルにもでており、いくつかのモデルはかなり評価を上げた状況です。 その好例が、 チュードル(チューダー)の「クロノタイム」ではないでしょうか。 このモデルは、驚くほど評価が上がった印象です。
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