スタージ ウェーバー 症候群 と は。 スタージ・ウェーバー症候群の症状,原因と治療の病院を探す

スタージ・ウェーバー症候群

スタージ ウェーバー 症候群 と は

症状 スタージ・ウェーバー症候群では、脳、皮膚、眼における血管異常に関連した症状が出現します。 脳に関連した症状 脳の表面を覆う血管に異常が生じることから「軟膜」が発生します。 また、脳の血液循環に支障が生じることとなり、や、運動麻痺、などを認めます。 てんかんの様相はさまざまであり、明らかにけいれんと判断できるものもあれば、意識がハッキリせずぼーっとしているように見えるだけで、けいれんがはっきりしないこともあります。 てんかんをコントロールすることは、発達を考慮したうえでとても重要であるため、見た目ではっきりしないけいれんであっても看過してはいけません。 皮膚に関連した症状 出生時から「ポートワイン母斑」がみられます。 典型的には薄いピンクから赤紫色の色調をしており、前頭部や側頭部、まぶた周辺に広範囲に認めます。 この病変そのものが身体的な健康障害をもたらすわけではありませんが、美容の観点からの問題を引き起こすことになります。 眼に関連した症状 が代表的です。 緑内障では、眼圧が上昇することから、両目のサイズに違いが生じます。 また、緑内障を発症すると、視野障害や視力低下にもつながります。 治療 スタージ・ウェーバー症候群の根本的な治療方法は存在せず、出現する症状に応じた対症療法が中心となります。 経過中、重要なもののひとつは、のコントロールであり、良好な発達を促すためにも治療が必要です。 具体的には、発作のタイプに応じて抗てんかん薬が使用されることになります。 抗てんかん薬による治療の効果には個人差があり、内服薬が奏功しないこともあります。 この場合には、手術など、原因となっている病変部位に対するアプローチが検討されます。 に対しては、眼圧を下げる点眼薬を用います。 点眼薬による治療の効果が不十分な場合には、手術が検討されます。 顔面のポートワイン母斑に対しては、レーザー治療が行われます。

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【難病 一覧】なぜ指定難病の一覧をうのみにしてはいけないのか?

スタージ ウェーバー 症候群 と は

指定難病(特定疾患)の一覧を調べて、自分の疾患名がなかった方へ 月々の医療費も高く医療費助成の制度が無いかと思い、指定難病の一覧を調べた方もいるかと思います。 そして指定難病の一覧の中に自分の疾患名がなくて、がっかりした方もいるでしょう。 もしかしたらそのがっかり、勘違いかも知れませんよ? でもお医者さんも指定難病と言わなかったから。。。 あなたのお医者さんはあなたの病気を指定難病と言わなかったかもしれません。 しかし、もしかしたらあなたのお医者さんが指定難病の制度を詳しく知らないだけかもしれません。 これは何年も前の話です。 パーキンソン病を患っているある方は、引っ越しの関係で、病院を変える事になりました。 そして、新しい病院に行って障害者手帳の相談をしたところ、 「障害者手帳の前に、特定疾患受給者証を取得してください」 と言われたそうです。 要するにその方は、前の病院で特定疾患受給者証のことを告げられなかったのです。 大病院だったらこのような事は起こらないかもしれませんが、 もしかしたら、という事は常にあるので、念の為に確認することをお勧めします。 がっかりして諦める前に、指定難病の一覧をもう一度ご確認ください 指定難病は2017年1月現在で306疾患、2017年4月からは330疾患になります。 実はこの疾患数よりも多くの病気が指定難病になっていることをご存知でしょうか? 指定難病の一覧をただ見ているだけだと、見過ごしてしまう疾患があります。 大きく分けて、下の2種類のケースを見過ごしてしまうことがあるので、是非ご確認ください。 1.病名が別名で書かれている場合 複数の呼び方がある病気もあります。 ご自分の病気で別の呼び方がないかを確認して、もう一度、指定難病の一覧を確認しましょう。 2.幾つかの病気をまとめた総称が指定難病となっている場合 ポンぺ病という病気があります。 ポンぺ病は指定難病の一覧に病名が記載されていません。 しかし、指定難病の一覧に書かれている「ライソゾーム病」の一種として、 ポンぺ病の方も医療助成が受けられます。 ご自分の病気の概要を調べて、なにかの病気の一種に位置付けられていないかを確認してください。 いずれにしても少し調べるだけで、医療受給者証を手に出来る可能性があります。 ライソゾーム病の中でも十数種類の疾患に分かれています。 原発性免疫不全症候群の中でも何種かの疾患に分かれています。 上記の事を確認してない方は、ぜひ一度、ご確認くださいね。 (参考: ) なお、今回のような勘違いしがちな情報、見落としてしまいがちな情報をまとめた書籍「難病患者の教科書」も販売しております。 情報不足で損したくない方はぜひ書籍をご注文くださいね。 また、書籍を買うほどではないけれど難病患者に役立つ情報が欲しい方はこちらのメルマガをご登録ください。 制度関係の最新情報や難病患者がより良く生活できるための秘訣を発信しています。 使える情報を集めて、ぜひ有効活用してくださいね。 ご自分の疾患があるか、検索する際にご利用ください。 (正確な情報はに書かれていますが、念の為にこのページでも記載しておきます。 ) あ• ・アイカルディ症候群• ・アイザックス症候群• ・IgA腎症• ・IgG4関連疾患• ・亜急性硬化性全脳炎• ・悪性関節リウマチ• ・アジソン病• ・アッシャー症候群• ・アトピー性脊髄炎• ・アペール症候群• ・アラジール症候群• ・有馬症候群• ・アルポート症候群• ・アレキサンダー病• ・アンジェルマン症候群• ・アントレー・ビクスラー症候群 い• ・イソ吉草酸血症• ・一次性ネフローゼ症候群• ・一次性膜性増殖性糸球体腎炎• ・1p36欠失症候群• ・遺伝性ジストニア• ・遺伝性周期性四肢麻痺• ・遺伝性膵炎• ・遺伝性鉄芽球性貧血 う• ・VATER症候群• ・ウィーバー症候群• ・ウィリアムズ症候群• ・ウィルソン病• ・ウエスト症候群• ・ウェルナー症候群• ・ウォルフラム症候群• ・ウルリッヒ病 え• ・ATR-X症候群• ・HTLV-1関連脊髄症• ・エーラス・ダンロス症候群• ・エプスタイン症候群• ・エプスタイン病• ・エマヌエル症候群• ・遠位型ミオパチー お• ・黄色靭帯骨化症• ・黄斑ジストロフィー• ・大田原症候群• ・オクシピタル・ホーン症候群• ・オスラー病 か• ・カーニー複合• ・海馬硬化を伴う内側側頭葉てんかん• ・潰瘍性大腸炎• ・下垂体性ADH分泌異常症• ・下垂体性ゴナドトロピン分泌亢進症• ・下垂体性成長ホルモン分泌亢進症• ・下垂体性TSH分泌亢進症• ・下垂体性PRL分泌亢進症• ・下垂体前葉機能低下症• ・家族性高コレステロール血症 ホモ接合体• ・家族性地中海熱• ・家族性良性慢性天疱瘡• ・化膿性無菌性関節炎・壊疽性膿皮症・アクネ症候群• ・歌舞伎症候群• ・ガラクトース-1-リン酸ウリジルトランスフェラーゼ欠損症• ・肝型糖原病• ・間質性膀胱炎 ハンナ型• ・環状20番染色体症候群• ・完全大血管転位症• ・眼皮膚白皮症 き• ・偽性副甲状腺機能低下症• ・ギャロウェイ・モワト症候群• ・急速進行性糸球体腎炎• ・球脊髄性筋萎縮症• ・強直性脊椎炎• ・巨細胞性動脈炎• ・巨大静脈奇形 頚部口腔咽頭びまん性病変• ・巨大動静脈奇形 頚部顔面又は四肢病変• ・巨大膀胱短小結腸腸管蠕動不全症• ・巨大リンパ管奇形 頚部顔面病変• ・筋萎縮性側索硬化症• ・筋型糖原病• ・筋ジストロフィー く• ・クッシング病• ・クリオピリン関連周期熱症候群• ・クリッペル・トレノネー・ウェーバー症候群• ・クルーゾン症候群• ・グルコーストランスポーター1欠損症• ・グルタル酸血症1型• ・グルタル酸血症2型• ・クロウ・深瀬症候群• ・クローン病• ・クロンカイト・カナダ症候群 け• ・痙攣重積型 二相性 急性脳症• ・結節性硬化症• ・結節性多発動脈炎• ・血栓性血小板減少性紫斑病• ・限局性皮質異形成• ・原発性高カイロミクロン血症• ・原発性硬化性胆管炎• ・原発性抗リン脂質抗体症候群• ・原発性側索硬化症• ・原発性胆汁性肝硬変• ・原発性免疫不全症候群• ・顕微鏡的多発血管炎 こ• ・高IgD症候群• ・好酸球性消化管疾患• ・好酸球性多発血管炎性肉芽腫症• ・好酸球性副鼻腔炎• ・抗糸球体基底膜腎炎• ・後縦靭帯骨化症• ・甲状腺ホルモン不応症• ・拘束型心筋症• ・高チロシン血症1型• ・高チロシン血症2型• ・高チロシン血症3型• ・後天性赤芽球癆• ・広範脊柱管狭窄症• ・コケイン症候群• ・コステロ症候群• ・骨形成不全症• ・5p欠失症候群• ・コフィン・シリス症候群• ・コフィン・ローリー症候群• ・混合性結合組織病 さ• ・再生不良性貧血• ・鰓耳腎症候群• ・再発性多発軟骨炎• ・左心低形成症候群• ・サルコイドーシス• ・三尖弁閉鎖症 し• ・CFC症候群• ・シェーグレン症候群• ・色素性乾皮症• ・自己貪食空胞性ミオパチー• ・自己免疫性肝炎• ・自己免疫性溶血性貧血• 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・特発性基底核石灰化症• ・特発性血小板減少性紫斑病• ・特発性後天性全身性無汗症• ・特発性大腿骨頭壊死症• ・特発性門脈圧亢進症• ・ドラベ症候群 な• ・中條・西村症候群• ・那須・ハコラ病• ・軟骨無形成症• ・難治頻回部分発作重積型急性脳炎 に• ・22q11. 2欠失症候群• ・乳幼児肝巨大血管腫• ・尿素サイクル異常症 ぬ• ・ヌーナン症候群 の• ・脳腱黄色腫症• ・脳表ヘモジデリン沈着症• ・膿疱性乾癬 汎発型• ・嚢胞性線維症 は• ・パーキンソン病• ・バージャー病• ・肺静脈閉塞症/肺毛細血管腫症• ・肺動脈性肺高血圧症• ・肺胞蛋白症 自己免疫性又は先天性• ・肺胞低換気症候群• ・バッド・キアリ症候群• ・ハンチントン病 ひ• ・PCDH19関連症候群• ・肥厚性皮膚骨膜症• ・非ジストロフィー性ミオトニー症候群• ・皮質下梗塞と白質脳症を伴う常染色体優性脳動脈症• ・肥大型心筋症• ・ビッカースタッフ脳幹脳炎• ・非典型溶血性尿毒症症候群• ・非特異性多発性小腸潰瘍症• ・皮膚筋炎/多発性筋炎• ・表皮水疱症• ・ヒルシュスプルング病 全結腸型又は小腸型 ふ• ・ファイファー症候群• ・ファロー四徴症• ・ファンコニ貧血• ・封入体筋炎• ・フェニルケトン尿症• ・複合カルボキシラーゼ欠損症• ・副甲状腺機能低下症• ・副腎白質ジストロフィー• ・副腎皮質刺激ホルモン不応症• ・ブラウ症候群• ・プラダー・ウィリ症候群• ・プリオン病• ・プロピオン酸血症 へ• ・閉塞性細気管支炎• ・ベーチェット病• ・ベスレムミオパチー• ・ペリー症候群• ・ペルオキシソーム病 副腎白質ジストロフィーを除く。 ・片側巨脳症• ・片側痙攣・片麻痺・てんかん症候群 ほ• ・発作性夜間ヘモグロビン尿症• ・ポルフィリン症 ま• ・慢性炎症性脱髄性多発神経炎/多巣性運動ニューロパチー• ・慢性血栓塞栓性肺高血圧症• ・慢性再発性多発性骨髄炎• ・慢性特発性偽性腸閉塞症• ・マリネスコ・シェーグレン症候群• ・マルファン症候群 み• ・ミオクロニー欠神てんかん• ・ミオクロニー脱力発作を伴うてんかん• ・ミトコンドリア病 む• ・無脾症候群• ・メープルシロップ尿症• ・メチルマロン酸血症• ・メビウス症候群• ・メンケス病 も• ・網膜色素変性症• ・もやもや病• ・モワット・ウィルソン症候群 や• ・ヤング・シンプソン症候群 ゆ• ・遊走性焦点発作を伴う乳児てんかん よ• ・4p欠失症候群 ら• ・ライソゾーム病• ・ラスムッセン脳炎• ・ランドウ・クレフナー症候群 り• ・リジン尿性蛋白不耐症• ・両大血管右室起始症• ・リンパ管腫症/ゴーハム病• ・リンパ脈管筋腫症 る• ・類天疱瘡 後天性表皮水疱症を含む。 ・ルビンシュタイン・テイビ症候群 れ• ・レーベル遺伝性視神経症• ・レシチンコレステロールアシルトランスフェラーゼ欠損症• ・レット症候群• ・レノックス・ガストー症候群 ろ• ・ロスムンド・トムソン症候群• ・肋骨異常を伴う先天性側弯症.

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スタージ・ウェーバー症候群

スタージ ウェーバー 症候群 と は

とは、頭部や顔面の(赤あざ)、脳軟膜血管腫(のうなんまくけっかんしゅ:細かな血管が脳の表面を覆う状態)に伴うやなどの症状が現れる、先天性疾患の一つです。 スタージ・ウェーバー家族の会の代表を務める順天堂大学医学部附属練馬病院 小児科 教授の新島 新一先生は、スタージ・ウェーバー症候群の診療や研究に携わっていらっしゃいます。 同病院の新島先生によると、スタージ・ウェーバー症候群は、早期発見・早期治療が何よりも重要になるそうです。 それはなぜなのでしょうか。 今回は、スタージ・ウェーバー症候群の診断と治療、予後にいたるまで同病院の新島 新一先生にお話しいただきました。 スタージ・ウェーバー症候群の原因や症状に関しては、記事1をご覧ください。 スタージ・ウェーバー症候群の診断 の診断では、頭部や顔面の(赤あざ)や症状の有無の確認に加え、MRI検査やCT検査によって脳の画像診断を行います。 また、があるかどうかを調べるために眼科の検査を受けていただくケースもあるでしょう。 造影フレア画像で確定診断が可能 MRI検査やCT検査では、脳軟膜血管腫や脳の石灰化を調べます。 特に、スタージ・ウェーバー症候群の確定診断につながるものがMRI検査による造影フレア画像です。 造影フレア画像とは、脳軟膜血管腫を確認するためにもっとも有効な検査であるといわれています。 造影フレア画像の例(画像提供:新島新一先生) この検査によって脳内膜血管腫が見つかれば、なるべく早期に脳神経外科において手術を受けることが重要になります。 赤あざが現れ不安な方へ 単なる赤あざ・いちご状血管腫のケースも の診断を希望される方の多くは、ご本人やお子さんに顔面のが現れたことをきっかけに病院を受診されます。 この場合、必ずしもスタージ・ウェーバー症候群ではなく、単なる赤あざや、であるケースもあります。 いちご状血管腫も赤あざが現れる疾患ですが、あざが盛り上がっており、自然に消えてしまう点が特徴です。 一方、スタージ・ウェーバー症候群の赤あざは盛り上がっておらず、自然に消えることはありません。 スタージ・ウェーバー症候群か迷ったら造影フレア画像の診断を 顔面の赤あざをきっかけに病院を受診される方のなかには、に伴うけいれんの症状が現れておらず、脳の石灰化も認められない例もあります。 このように主な症状が血管腫のみの場合であっても、スタージ・ウェーバー症候群である可能性もあります。 てんかんなどの症状が遅れて現れるケースもあるからです。 このため、スタージ・ウェーバー症候群であるかどうか不安があれば、MRI検査の造影フレア画像を撮影していただくことが有効でしょう。 スタージ・ウェーバー症候群の治療の選択肢 の治療の選択肢には、主に、手術と薬剤治療があります。 このうち、根本的な治療につながるものは手術です。 一方、薬剤治療は、疾患の進行を抑える(遅らせる)効果があるでしょう。 病巣を切除する脳外科手術 スタージ・ウェーバー症候群の治療には、手術が有効です。 手術によって脳軟膜の病巣を切除することができれば、予後の改善につながります。 脳軟膜血管腫が進行し、左右両方の脳に石灰化が認められるようになると、手術の適応ができなくなるケースもあります。 たとえ手術ができたとしても予後も悪化してしまうケースも少なくありません。 そのため、脳軟膜血管腫では早期治療が重要になるでしょう。 また、疾患が進行し脳の左右両方に石灰化が認められる場合には、脳梁(のうりょう)を離断する手術が適応されるケースがあります。 脳梁とは、右脳と左脳をつなぐ役割を果たす線維の束を指します。 薬剤治療:抗けいれん剤・アスピリン・カルシウム拮抗剤を使用 スタージ・ウェーバー症候群の薬剤治療では、けいれんを止める抗けいれん剤、少量のアスピリン、カルシウム拮抗剤を主に使用します。 血流がうっ滞(停滞してしまうこと)すると、血液の塊である血栓(けっせん)ができやすくなります。 血栓ができるために血管が詰まると、や静脈梗塞につながる可能性があることがわかっています。 このような重篤な状態を防ぐために、少量のアスピリンを投与し、血栓をつくりにくくする治療が適応されるケースがあります。 また、脳の石灰化を防ぐために、カルシウム拮抗剤を使用することもあるでしょう。 緑内障や顔面・頭部の血管腫に対する治療 さらに、の症状がある場合には、眼科によって点眼薬などの治療が適応されます。 また、顔面や頭部の血管腫に対しては、皮膚科や形成外科によってレーザー治療などが適応されるケースがあるでしょう。 診断・治療はどんな医療機関で受ければいいの? スタージ・ウェーバー症候群の手術実績のある医療機関を の診断や治療には、スタージ・ウェーバー症候群の手術実績のある医療機関の受診がおすすめです。 それは、スタージ・ウェーバー症候群の手術は、すべての医療機関でできるわけではないからです。 手術の実績のあるところであれば、診断で見逃される心配も少なく、安心して治療に臨めるのではないでしょうか。 たとえば、私たち順天堂大学医学部附属病院は2017年時点で、治療実績のある医療機関のひとつです。 小児神経を専門とする医師の診断後は、脳神経外科で手術を受けていただくという連携体制が確立されています。 スタージ・ウェーバー症候群の予後 早期治療を受けることができれば、予後は大きく改善される では、早期に手術を受けることができれば、元気に社会生活を送る方も少なくありません。 治療によって予後が改善された患者さんは、定期的な検査を受けていただくだけで、薬の服用を継続する必要がない方もいらっしゃいます。 しかし、疾患が進行してしまった患者さんは、手術を受けてもけいれんの症状がわずかに残ってしまったり、が残ったりしてしまうことがあります。 そのような場合には抗けいれん剤やアスピリンなど薬の服用を継続していただくケースが多いでしょう。 なるべく早く治療を受けてほしい 繰り返しになりますが、の重症化を防ぐためには、早期治療が何よりも大切になります。 疾患が進行しないうちに治療を受けることができれば、予後が大きく改善されるからです。 スタージ・ウェーバー症候群に罹患したとしても、治療により状態が改善し元気に社会生活を送る方も少なくありません。 脳軟膜が見つかった場合には、一刻も早く手術を受けていただきたいと思っています。 私はスタージ・ウェーバー家族の会の代表も務めています。 近年でも、原因の解明や新たな治療法の開発など、スタージ・ウェーバー症候群の研究は続けられています。 患者さんやご家族への情報共有にも注力していきたいと思っています。

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