この5月に63歳で他界したにとって生涯最後のステージとなったのは、4月14日に栃木県足利市で開催された「同窓会コンサート」という公演だった。 出演者は会場ごとに違うが、常連メンバーとして名を連ねていたのは西城秀樹のほかに、尾藤イサオ(74)、あおい輝彦(70)、タケカワユキヒデ(65)、あいざき進也(61)、小川知子(69)、今陽子(66)、辺見マリ(67)、あべ静江(66)、伊藤咲子(60)、リリーズといった面々だ。 この「同窓会コンサート」を主催するのは、東京都文京区に本社のある「株式会社夢グループ 」(以下、夢グループ)である。 同社は、通販会社の経営者・石田重廣氏が、往年の兄弟デュオ「狩人」のマネジメントを行うために2003年に立ち上げた会社で、当初の社名は「有限会社あずさ2号」という、あまりに狩人すぎるものだった。 その後、現在の社名に改称し、もともとの本業である通販事業と芸能ビジネスを二本柱とする異色の企業として発展を遂げてきた。 ちなみに当初から経営していた通販会社のほうも、「ユーコー」の名称でグループ会社として存続している。 芸能部門では、狩人のほかに小林旭(79)、黒沢年雄(74)、三善英史(63)、チェリッシュらのマネジメントを行い、レコードレーベルも運営。 そして「同窓会コンサート」以外にも、複数のスターが一堂に会する形式のコンサートを何パターンも開いており、それこそが夢グループの真骨頂といえる。 今年の上半期は、小林旭、水前寺清子(72)、伊東ゆかり(71)、三善英史、松村和子(56)らが出演の「夢コンサート」(全13会場)、ビリー・バンバン、加橋かつみ(70/元タイガース)、チェリッシュ、平浩二(69)、葛城ユキ(69)、ロザンナ(68)、おりも政夫(65/元フォーリーブス)、狩人、桑江知子(58)、石井明美(52)らの「夢のスター歌謡祭」(全17会場)、黒沢年雄、山本リンダ(67)、新沼謙治(62)、平浩二、チェリッシュら、あるいは、江木俊夫(66/元フォーリーブス)、晃(57 /元フィンガー5)、高道(58/狩人)、あいざき進也らが出演の「夢 歌謡祭」(全19会場)、細川たかし(68)と長山洋子(50)の「ふたりのビッグショー」(全16会場)を開催。 下半期は今のところ、上半期のメンバーから一部が抜け、代わりに大物・橋幸夫(75)が加わる「夢のスター歌謡祭」、そして上記メンバーの大半が揃う「夢 スター歌謡祭 春組対秋組」のスケジュールが発表されている。 さらに、森昌子、小林幸子、香西かおりといったビッグネームの単独公演も主催しているのだ。 老舗レコード会社関係者はこう語る。 「夢グループ主催公演のもうひとつの大きな特徴は、全国津々浦々を巡ることです。 2018年後半の『夢のスター歌謡祭』は特にすごい。 公演回数の多さで知られるさだまさしでさえ、あそこまで細かいツアースケジュールは組まないですよ」 たとえば8月31日は、昼公演を茨城県の常陸大宮市(人口約4万人)で開催、夜公演はそこからクルマで1時間弱(高速道路利用の場合)の石岡市(人口約7万人)で行うという強行軍だ。 9月には、この1日2都市公演形式を中心に、実に24会場での開催が予定されている。 「小規模な自治体に住む高齢者にとっては、地元のホールに往年のスターが大挙してやってくるというのは魅力的でしょう。 1枚のチケットで多数のスターを見られて、懐かしいヒット曲をあれこれ生で聴ける。 では、逆に往年のスターの側は、なぜこの夢グループのステージに集まってくるのだろうか? その背景には、ベテラン歌手側の労働環境の変化があるようだ。 ところが、世の中の移ろいによってそうした場が激減していきました。 かといって、この時代に単独公演で全国ツアーができる歌手はごく一握りにすぎません。 その点、夢グループの公演は歌手が動員の心配をせずに済み、レギュラーになれば1回のギャラは安くても年間の定期収入は見込める。 しかも、会場でグッズ販売もできる。 ヒット曲を歌えば喜ばれ、スポットライトの中心に立てる。 今の芸能界において夢グループは、往年の大物俳優らが勢ぞろいした帯ドラマ『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)のような存在ともいえるんですよ」(実話誌記者) ただし、これが西城秀樹の場合は、いささか事情が違ったのだという。 「ライバルの郷ひろみは、今でも単独で全国ツアーを精力的に回っています。 秀樹も、健康状態を維持していればある程度の規模は維持できたでしょう。 ところが、2016年の『FNS歌謡祭』(系)に出演した際にも話題になりましたが、晩年の秀樹は満足に歌うことができず、ステージでは口パクが多かった。 そうしたコンディションの問題で、2時半の単独公演をこなすことはなかなか難しかったわけですが、数曲を歌うだけの『同窓会コンサート』であれば、なんとかステージに立つことができたのでしょう」(前出の記者) いずれにせよ夢グループは、スターたちが高齢になってもなお輝く舞台を提供し続けている、ということになろう。 サイクロン掃除機とふとん専用ダニ掃除機、セットで1万円! そんな夢グループは近年、通販事業のほうでも思わぬ形で注目度がアップしている。 同グループは既存メーカーの商品ではなく、あくまで自社オリジナル商品を大胆な安価で販売するとうスタイルを貫いているのだが、その自社展開する商品とそれをプロモーションするCMのインパクトがあまりに大きすぎると、一部で面白がられているのだ。 話題商品のひとつが、小さな文字が大きく見えるメガネ型拡大鏡、その名も「夢メガネ型拡大鏡」だ。 CMで渡辺謙と菊川怜がメイド・イン・ジャパンを強調する「ハズキルーペ」は1万円強となかなか高価だが、こちらは日本製ではないかもしれないが、驚くなかれ2つで2980円!(税抜) 「ダイソン」のサイクロン式掃除機(キャニスター型)は、ローエンドモデルでも4万円はする高級品。 また、大ヒットした「レイコップ」のふとんクリーナーは最低でも2万円程度と、決して安くない。 しかし、それらになんとなく似ている夢グループの「サイクロン掃除機」と「ふとん専用ダニ掃除機」は、セットでなんと1万円!(税抜) 「温感2枚重ね毛布」も気になる一品。 これは、もともとシングルを1枚990円(税抜)で売っていた「温感ポカポカ毛布」を2枚重ねに大幅バージョンアップさせた商品。 それでいて、変わらず990円(税抜)というから驚きだ(しかも、1枚タイプも990円のままで継続販売中)。 要はこんな具合に、あまりに安すぎる上、どこか大ざっぱで、かえって心配になる商品ばかりなのだ。 ジャパネットたかた・高田社長ばりの人気キャラとなる可能性も こうした驚愕プライス商品を紹介すべく同社CMで奮闘するのは、主に石田社長ご本人。 彼にあっては、その独特なキャラが面白さの大きな要因となっている。 通販CMに出演する社長といえば過去にも、甲高い声で人気を博した「ジャパネットたかた」の高田明社長(すでに退任)、「いちまんきゅうせんはっぴゃくえ~ん」と申し訳なさそうに価格を発表する「トーカ堂」の北義則社長など、名物キャラを何人か生んでいる。 通販ではないが、いつまでたってもセリフが棒読みの「リーブ21」岡村勝正社長も見逃せない。 夢グループCMの放送はBSが中心だけに、まだ知る人ぞ知る状態ではある。 しかしながら、石田社長は、こうしたユニーク経営者たちに引けを取らない、十分にキャラ立ちした人物だといっていい。 何より印象強いのは、「みなさぁ~あん」「ご紹介いたしまぁ~~す」「ごめんなさぁ~~~い」といったオリジナリティあふれる独特のイントネーションだ。 また、お世辞にも滑舌がいいとはいえず、セリフを言い間違えそうになったり、ツマったりすることもある。 そのガチンコな姿勢が、CMの味わい深さを増幅させているのだ。 その映像の低予算感、商品のB級感も相まって、夢グループの通販CMは結果として、何度見ても飽きない立派な動画コンテンツへと、図らずも昇華し得ているのである。 なかには、「うさんくさい」「怪しい」などといった野暮なツッコミを入れる向きもないではない。 しかし、そこが逆にハマる要素なのだというファンも少なくなく、ここ数年は「夢グループのCMがクセになる」「CMを見るのが楽しみになっている」「夢中で見てしまう」「石田社長が気になる今日この頃」といった発言が、SNSで散見されるようにもなったのである。 というわけで、なんらかのきっかけさえがあればネットでバズる可能性も大。 石田社長が地上波のバラエティ番組に出演すれば、面白キャラとしてブレイクもあり得るのではなかろうか。 かように夢グループは今、いろいろな意味で注目すべき存在なのである。 なお、夢グループの通販CMは、BS民放局を見ていれば高確率で遭遇可能。 一方、夢グループのYouTubeアカウントも存在するが、CMはわずか数本しかアップされておらず、ファンにはいかんせん物足りない。 公式サイトも同様に、どこか素っ気ないのであった。 (文/ミゾロギ・ダイスケ).
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概要 [ ] 夢グループは2003年にのマネジメントを担当するため 有限会社あずさ2号として設立。 2006年4月に現在の名称になった。 なお、狩人は2018年9月より、に移籍している。 主な事業としてはアーティストのマネジメント、夢コンサートの開催などのコンサートプロモーターの業務、カラオケマシン「カラオケ1番」を中心とした家電などの事業が中心である。 また、 夢レコードというでの制作を行っている。 出版事業として『月刊歌謡アリーナ』を発行(発行元/創遊社)していたが、12月号(2014年10月21日発売)をもって休刊となっている。 また、にあるグループ直営の『夢健康ランド』の運営も行っている。 系列『』、『』()などのスポンサーであり、カラオケ1番のCMも放映されている。 所属アーティスト [ ]• 過去の所属アーティスト [ ]• (没)• 金曜7時のコンサート〜名曲! にっぽんの歌• 関連項目 [ ]• 脚注 [ ]• 2014年10月23日 ORICON NEWS 外部リンク [ ]• - 公式サイト.
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色々とある事業の中でも、盛んに行われているのがコンサート事業。 所属タレントのところでも書きましたが、小林旭を筆頭に昔懐かしい歌手を多数集めて定期的にライブを開いているのです。 そのため当時ファンだったけど会場で見る事が出来なかったシニア層が、挙ってライブ会場に詰めかけるという事になります。 そのためコンサート事業は恐らくではありますがそこそこ好調でひょっとしたら、一番売上が上がっているのでは無いかと推察できます。 普通人気のあるアーティストは土日祝日に、ライブ会場を押さえたいので奪い合いとなっていますが、平日や昼間というのは会場費も安く押さえやすいので安価に運営できていると思えます。 この他では野球教室、これは少年等に野球を教える試みで所属タレントの中にも名前のある森博幸氏(元西武)、鮎川義文氏(元阪神)がコーチングを勤めます。 最後に事業として書かなければいけないのが通販事業、これについてはあまり良い噂が囁かれているわけではありません。 試しにネット上でどの様な評判が上がっているか調べてみました。 「夢グループ」の社長のテレショップでの全く気持ちのこもっていない、「ごめんなさーい」 なんでこんな人で、昔の大スターが所属している事務所やってて、コンサートまでやってんだ? 通販商品も相当評判悪いみたいだし、胡散臭そうな人だと思ってたけど、裏の世界の奴か? 確かにTwitterのつぶやきを見てもうさんくさいと感じてるようです。 因みに夢グループで売っている主な商品は土鍋炊飯器、拡大鏡、家庭用カラオケ、サイクロン掃除機、電動エアベッドなどがあります。 自分自身夢グループが通販をやっていることはこの記事を書くまで知りませんでしたが、確かに商品を見れば、土鍋炊飯器はタイガーで出していますし、拡大鏡についてははずきルーペや通販他者でもリリースしています。 確かに夢グループの商品ってスポーツ新聞の中程に良く広告打っていて、こんな商品があるんだと思うぐらいです。 正直プロモーション不足であまり知られていないし、知られたときにはライバルの方が有名になっているという状況があるからだと思います。 そのためあまり良い評判が立たないのかもしれません。 最後に夢グループの石田社長の経歴を調べてみました。 名前は石田廣重、夢グループの他、コーユー、白井貿易と3社の経営をしている社長です。 これ以外の事はイマイチオープンにされていませんが、ここまで成り上がるには大変だったのでは無いかと推察できます。 まとめ 夢グループというと、ラジオ・BS番組をやってる会社というイメージしかありませんでしたが、実は通販もやっていたということになるわけですね。 確か所属タレントの保科友里さんがパーソナリティーを務める番組がTBSで放送されていたのでそのようなイメージがありました。 しかしながら、社長のプロフィールもイマイチ不透明でしたので、よほど人に語りたくない何かがあるのかなそのような事を思いました。 本人は必要ないと思っているのかもしれませんが・・ ジャパネットたかたの前社長は現役時には取材を良く受けていて、人柄で通販が好評だったということもあるので、そういった方向に進むのもいいかもしれないと思いました。
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