この記事の目次• セルがズレる原因は「相対参照」がデフォルトだから エクセルでセルに入力されている数式や計算式を他のセルにコピーすると、数式や計算式に含まれる参照先を示すセル番地がズレます。 これが正常な振る舞いで、エクセルのデフォルト設定です。 エクセルが壊れしまったり、バグが発生しているわけではありませんので心配無用です。 この自動でズレることを、「 相対参照」と言います。 これは関数や数式が入っているセルを基準として、参照先を"相対的"にズラす機能です。 エクセルが自動でズラしてくれるので人間がしなければならない作業を軽減してくれるのでと~っても便利なんです。 この相対参照がエクセルの初期設定(デフォルト)です。 でも計算対象のセルはひとつづズレてほしい。 こんな時に便利なのが「相対参照」です。 この解決方法が「絶対参照」です(「相対」に対し「絶対」)。 「相対参照」と「絶対参照」で参照先を自在に変える 「相対参照」と「絶対参照」を使いこなせれば、数式や計算式を大量にコピペしても、状況により参照先を自在にコントロールできます。 また、数式内に複数セル番地がある場合、個別に「相対参照」と「絶対参照」を指定することが可能です。 この手順は以下のような流れになります。 手順1. セル番地を相対参照で入力• 手順2. 関数や数式に問題がないか確認• 手順3. 隣のセルに関数や数式をコピー• 手順4. 元のセルに入った関数や数式で固定したいセル番地を決定• 手順5. この記事は以上です。 最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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数式を使用したいが、商品コードによって使用する数式が異なる• 用意している数式(品質保証期限マスタ)には既にセルの名前(例:C4)が書かれてしまっている• 行が変わるため、セルの行を変更しなければいけない• 数式をコピペしてきても、数式がそのセルで使えない これらの意味と、課題の解決方法についてご紹介していきます。 数式を使用したいが、商品コードによって使用する数式が異なる 以下のL列(製造年)とO列(製造月)をに数式を入力したいですが、マスタを見れば分かるように3商品各々計算式が異なります。 そのため、特定の数式を入れて下にその数式をコピペしていくことができません。 用意している数式(品質保証期限マスタ)には既にセルの名前が書かれてしまっている 上で表示しているマスタには既に数式を入力しており、「セル」という言葉で置き換えていますが、実際には、C3、C4、C5という セルの名前が書かれてしまっています。 この数式を転用してしまうと、商品明細のどの商品の行でも全て「C4」セルを参照する、という数式になってしまいます。 行が変わるため、セルの行を変更しなければいけない 仮に、その商品に適切な数式をJ列に持ってきたとしても、C4(ロットNo)と書かれてしまうので、これをC5(810001)へと変更する必要があります。 以上で簡単に説明しましたが、今回のケースがどれほど難しいのか分かったかと思います。 別セル・別シートの数式を他のセルに利用(転用)する方法 では、別セル・別シートの数式を他のセルに利用(転用)することは出来ないのでしょうか? そのようなことはありません。 少し面倒ですが、以下のステップを踏めば数式を利用することができます。 汎用性の高い方法なので、今回の例に限らず利用してもらえればと思います。 順を追って手順を説明していきます。 必要項目の列を追加する• 数式で参照すべきセルを特定する(Row関数、Concatenate関数)• 品質保証期間、製造年利用数式、製造月利用数式を特定する(Index関数、Match関数)• セルを置換する(Substitute関数)• 製造年、製造月を特定する(Evaluate関数)• 製品製造日を特定する(結合)• 品質保証期限を特定する(Date関数) 必要項目の列を追加する 以下のように、下記の列を作成してください。 製造年利用数式• 置換(年)• 製造月利用数式• 置換(月) 数式で参照すべきセルを特定する(Row関数、Concatenate関数) 次に、参照すべきセルの「列、行、セル」を特定していきます。 C列のロットNoが今回のキー項目なので、参照すべきセルの列はロットNoのC列となります。 行(G列)は、以下の数式を入力します。 品質保証期間、製造年利用数式、製造月利用数式を特定する(Index関数、Match関数) 次に、別シート(品質保証期限マスタ)から、以下の項目を抽出してきます。 品質保証期間• 製造年利用数式• 製造月利用数式 これは、Index、Match関数を利用すればOKです。 例えば、I5セル(品質保証期間)には以下の数式を入力します。 同様に、J列とM列にもIndex関数、Match関数を使用します。 これで、利用すべき数式が適切な行に反映されました。 セルを置換する(Substitute関数) 次に、「セル」の文字を正しいセル(例:C5)へ置換します。 置換の列には、以下の数式を入力してください。 あとは数式を下にコピペして下さい。 製造年、製造月を特定する(Evaluate関数) 次に、一番の強敵である「 数式を別セルから転用する」方法について説明します。 これは、エクセルの マクロ機能を利用する必要があります。 ですが、マクロコードを入力するものではなく、以下の手順に沿って行うだけで結構です。 エクセルの「数式」タブから「名前の定義」を選択し、「名前の定義」を選択する。 以下の通り入力する。 データ範囲の名前を入力してください:「evaluate」• 製造年と製造月に入力して下さい。 同様に数式を下へコピペして下さい。 製品製造日を特定する(結合) 次は簡単です。 上で、製品の製造年、製造月が出せたので、結合して製品製造日を特定するだけです。 強引に、年と月と日を結合します。 製造年月日のセルに以下の数式を入力して下さい。 品質保証期限を特定する(Date関数) ようやく最後になりました。 最後は、製造年月日に品質保証期間を足し算するだけです。 しかし、製造年月日は年月日の表記で、品質保障期間は月だけの表記です。 以下の数式を品質保証期限の列に入力して下さい。 数式を下へコピペすれば完成です。 結構面倒でしたが、1回作ってしまえば後は数式を下へコピペすることと、マスタの整備をすれば良いだけです。 エクセルのダウンロード 今回作成したエクセルをダンロードすることができます。 以下のリンクをクリックして下さい。 マクロ形式でのダウンロードができないため、一度ダウンロード後、エクセルを保存するときに「. xlsm」形式で保存し直して下さい。 最後に いかがでしたでしょうか。 今回の例は非常に難しかったと思います。 ですが、エクセルをこちらで提供させて頂いているエクセルに少し修正を加えれば、便利に実務へ生かすことができると思います。 特にこの例の品質保証期限の管理に関しては、少なからず便利と思う営業マンはいるでしょう。 エクセル技術習得のススメ エクセルに興味のある方は是非、ご覧ください。 エクセル技術習得にオススメの本 エクセルの技術を習得するのに非常にオススメの本をご紹介します。 手元に1冊あって損はない本です。 仕事効率が 劇的に改善します。
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エクセルを使用していて便利な機能といえば再計算機能がそのひとつです。 エクセルの再計算には自動計算と手動計算があり、基本的には自動計算が設定されています。 しかし、時には自動計算されないことがあります。 特に会社などで他の人が使用したあとに使おうとすると、この現象が起こりやすいです。 そこで今回は、自動計算されないときに考えられる要因と対処法を紹介します。 自動計算されない時の要因と対処方法 エクセルで自動計算されないときに考えられる要因としては、エクセルの設定が違う、もしくは数式や関数が違うことが挙げられます。 考えられる原因1.計算方式が「手動」になっている エクセルの設定で「手動計算」が適用されてしまっている場合、自分で「再計算実行」をクリックするか、「F9」キーを押さなければ再計算はされません。 自動計算がされないときには、まず以下の手順で設定が手動計算になっていないかを確認してみましょう。 [数式]タブの「計算方法の設定」をクリックします。 「自動」、「データテーブル以外自動」、「手動」の3つから計算方法が選べるようになっています。 この時「手動」チェックが付いている場合は、手動計算が適用されているため、「自動」をクリックします。 これで自動計算が適用されます。 考えられる原因2.セルの書式設定が「文字列」になっている また、設定が自動計算になっているにも関わらず自動計算されないときには、セルの書式設定が「文字列」になっているかもしれません。 通常、セルの表示形式は「標準」になっており、数値かそれ以外の文字かを自動的に判断して適切な処理を行うことができます。 しかし、セルの表示形式が「文字列」になっていると、数値を入力してもひらがなやカタカナと同じ扱いになります。 その結果、文字は計算することができないので自動計算も適応されないという現象が起こります。 セルの表示形式の変更を行う方法は次の通りです。 「ホーム」タブの「数値」グループにある白いボックス(表示形式)の三角印 プルダウンメニュー をクリックします。 いくつかの項目の中から「標準」もしくは「数値」を選ぶことで設定は完了です。 それ以外に考えられる原因 上記以外に考えられる原因をご紹介します。 まず、数式や関数が違っているときには自動計算がされません。 特に関数を使用するときには「関数の挿入(fxと表示されているボタン)」を使わず、手動で入力するときによく生じる現象です。 バージョンによって「関数の挿入」に含まれている関数と、そうでない関数がありますが、日常的によく使用する関数のほとんどはこのボタンから選択できるので、関数の入力間違いを防ぐためには「関数の挿入」から操作すると良いでしょう。 次に、計算対象の範囲がズレている可能性です。 当然ながらこちらも自動計算が適用されません。 エクセルにはオートフィル機能という、ひとつのセルに入力された数式をそのままコピーできる機能があります。 そのオートフィルを使用した際にこの問題はよく見られます。 たとえば、商品の仕入れ伝票で考えてみましょう。 商品の単価がセルB1に入力されており、仕入れた日付ごとにその個数と金額を求め、最後に合計金額を算出するという表です。 自動計算されるのはsum関数を使用して算出する合計金額のセルC7です。 ここでオートフィルを使い、残りの金額も求めることになりますが、このままオートフィルでコピーをするとエラーが出てしまいます。 オートフィルに限らず、セル番地はコピーするとズレるという特徴があります。 単価が入力されているセル番地に固定して計算しなければ正しい数値は算出されません。 そこで使うのが「絶対参照」です。 セルB1に、絶対参照を表す「$」を付けることで、コピーしてもセル番地を固定することができます。 同時に合計金額も正しい金額が反映されます。 個数や単価を変更したとしても、合計金額が自動計算されます。 特にエクセル初心者は陥りやすい現象なので、注意しましょう。 いかがでしたか? エクセルで自動計算がされないときには、設定や数式・関数が異なっているという単純な問題であることが多いため、自動計算がされなくなっても焦らず原因を追究して対処するようにしましょう。 監修者:たくさがわつねあき(著者・インストラクター) パソコン教室を運営する傍ら、初心者への直接の指導経験を元に執筆活動を行う。 2008年「これからはじめるパソコン超入門の本」で著書デビュー。 代表作に「これからはじめるエクセル超入門の本」の他、「たくさがわ先生が教える」シリーズ(技術評論社)、「大きな字だからスグ分かる」シリーズ(マイナビ)がある。 内容はiPad、Excel、ショートカット、困ったを解決、デジカメ、安全対策など多岐にわたる。 いずれもメディアで紹介され、好調に売上を伸ばしている。 寄稿に、「孫育てのツボ — デジタル機器を使う」(毎日新聞)、「どうしてる?パスワード&暗証番号」(女性セブン)などもある。
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