本 好き の 下剋上 その後。 本好きの下剋上のルッツの初恋はマインだけど実らない?結婚相手のトゥーリとの関係は?

『本好きの下剋上』完結おめでとうございます!お疲れ様です!:資材置場

本 好き の 下剋上 その後

そして、ありがとう。 神に祈りを! 以下ネタバレのような何か 半年くらい前から読み始めて、 本編675話分・・・ドはまりしたおかげで、 正直短かった。 3月9日に感想一覧を見てて 「次のタイトル、これ最終回じゃない?」 とあったので、見直してみたら確かにそう思った。 そしてそうだった。 でもまだ話はあるんですよね。 卒業してないし、トゥーリとルッツの星結びしてないし、王子二人が不穏だし、 ジェルヴァージオの思考がかかれてないし、そもそも新領地が安定していない。 番外編が長いのか、伏せたまま終わるのか、それとも 続編となるのか・・・? ヒルデブラント王子は結構好きだったから、救われてほしいんだけどなぁ・・・。 立ち直れなければ、王命の婚約の影響でさらに辛いことに・・・。 ゲオルギーネの恨みの内容は書かれてないけど、たぶん書籍の短編にちょっとずつ収録されるのだと思う。 ずいぶん長い期間にわたってますからね。 つい先日発売されたはまだ登場してなかったっけ・・・? ジェルヴァージオが行った一件については、言ってることが全部本当なら 多分 ラオブルートの貴族的なやり方に振り回されたんじゃないかなーって思うんですけど。 さてどう語られるのか。 さらに後になるけど、レスティラウトの話もほしいなぁ。 嫁取りディッターの後~継承の儀式の後部屋に引きこもるまで。 どういう視線で見ていたのか気になります。 フェルディナンドはまだ知らない。 ルッツとも家族になるということを。 どういう反応するのか楽しみなんですが、描かれるんですかね。 追記 まだルッツの描写しかないけど、エピローグでやるとは思いませんでしたわ。 今後、他の視点が追加されるのを楽しみに待ちますよ。 そういえば、 "魔石恐怖症の設定"が必要だったのかどうかが微妙になってますね。 って、ちょっと前から思ってるんで、 続編に期待してるんですよ。 流石にギーベの騎士が数秒後に魔石になって落ちてきたところは読んでて 「ヒエッ」となった覚えありますね。 あぁ・・・楽しかったけどその分もう更新がないと思うと 辛い。 まだエピローグ、短編、きっと閑話もあるので、 月曜日になれば昼ごろに作者ページで更新をポチポチしてる自分の姿が見える見える・・・。 はぁ・・・平日の癒しでしたよ、本当に。 ただ、最近は無茶してましたね。 ちょっと前から、 ラノベ作家や漫画家が亡くなるニュースが多々あったので怖いんですよね。 う、売れたら適度に休んでください・・・。 しかし、 3年半の連載で約30巻はすごい速いですね。 達筆と聞くと、私の中では 川原礫先生が出てきます。 もしかして超えてる? 生息地がファミレスらしいので、あの人もちょっと怖いな・・・と思ってしまう。 しかし、これ最近のはずなのに思い出せないのは何故だろう・・・。 それと、まとめを見て初めて知りました。 土の眷属は一人もいないってことを。 このことは、気づくか、作者コメントを見てないとわからないという。 土だけは加護を得るのに苦労しそうですね・・・そもそも得れるのだろうか。 「感想述べるならコメントでいいじゃないか」 ええ? なろうに登録するのが面倒臭いんです。 がランキングに入っているのを見かけてから見始めているわけですが、 自分でもなんで読み始めたのかがわからない。 「これオススメです。 」「原作もいいぞ!」「あのシーンカットか」 なんてコメントがあって読むかい? いいや、読まないね。 散々オススメだの、面白いだのここで記事のジャンルを超えて書いてるけど、 ないね。 他にもニコニコ漫画で見ているラノベ原作があるけど、 やはり読んでない。 他にもアニメ化されて気になったのがあったけど、 読んでるほうが少ない。 そもそも小説は読書感想文で 嫌々読んでたのを思い出しますね・・・。 後にラノベだけは読み始めたとは言え、 片手で数えられる程度の種類ですよ。 「よくこのタイトルで読み始めたな・・・」と自分でも思うくらいですもん。 アニメ化すらされてないんですよ? ドレッファングーアのお導きなんでしょうねぇ。 これほど ググっとくる作品は、私的には 今後こないと思う。 それほどでした。 さて、今やってるをどうするか迷っていたけど、決心した。 TOブックスで全巻買おう。 ただ、違う問題が発生した・・・キャンペーンのために 何巻買うのか。 たまーに、購入キャンペーンがあるのでどれくらい弾を残すか・・・。 それと見落としていたけど、今回は SS付いてくるんですね。 買うしかないじゃないか・・・。 電子辞書にはないんですかね?.

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【全国の親へ】とりあえず 下剋上受験を読むべき6つの理由

本 好き の 下剋上 その後

アニメ『本好きの下剋上』人物相関図とあらすじ! アニメ『本好きの下剋上』では原作小説第1章のストーリーが主に描かれていきます。 主人公の本須麗乃は文字通り【本の虫】で三度の飯より本を読むのが好き。 大学を卒業したばかりの女の子でした。 しかしある時自宅の書棚が倒れてきたことで死亡してしまいます。 次に目を覚ました時、麗乃はなんと異世界の見知らぬ少女マインとなっていました。 自分の状況に戸惑う麗乃でしたが、 とにかくこの世界でも本が読みたい! しかしこの異世界の文明レベルは現実世界と比べて大きく劣っており、本は羊皮紙制の貴族しか所有していないとても高価のもの。 とても平民の家の子供であるマインの手には届きません。 かくして【見た目は子供、頭脳は大人】のマインが異世界の経済をひっくり返すような知識をひっさげて、本を作る奮闘劇が始まります。 登場人物・キャラクター一覧 マイン(精神年齢:22歳 身体の年齢:5歳) 画像出典 本作の主人公。 元々は麗乃ではなく元のマインとしての人格が宿っていましたが、麗乃が転生して宿ってからは消失。 元人格の行方については不明なまま物語は進んでいきます。 麗乃の年齢は大学卒業したばかりという描写があったので22歳でしょう。 一方マインは5歳なので、5歳児の身体に22歳の女の子が宿っている状態ですね。 とても病弱な体をしており、本を作りたい麗乃の最大の障害となっています。 しかしトゥーリやルッツに手伝ってもらうことで少しずつできることも広がっていきます。 トゥーリ 画像出典 マインの実の姉。 とても活発な活発な少女で、マインとは打って変わって身体も健康そのもの。 そのため、病弱な妹マインの頼みをよく引き受けてあげたりしています。 また、カルラ一家の3男ラルフとは同世代であり、片想いされています。 基本的にマインの頼れるいいお姉ちゃんです。 ギュンター 画像出典 マインとトゥーリの実父。 エーレンフェストの門の兵士で班長を務めており、基本的に親バカで2人の娘たちを溺愛しています。 文字は基本的に読めるが、書く方は人の名前が書ける程度。 作中ではこれを内心マインに馬鹿にされるシーンがありますが、異世界においては実はすごい方なんです。 異世界では字は読めなく、自分の名前も書けない人がほとんどのためですね。 絵に描いたような子煩悩パパなので見ていて微笑ましいキャラです。 エーファ 画像出典 マインとトゥーリの実母。 平民で貧しいため身なりに気を使えていませんが、実は美人という設定なんです。 また、裁縫が得意で、仕事も主に針仕事で稼いで家計を支えています。 ルッツ 画像出典 カルラ一家の4男で末っ子。 マインと同い年の男の子です。 上の3人の兄がおり仲もいいんですが、末っ子で力関係で弱いためいつも我慢を強いられる立場におりそれを不満に思っています。 ただ、病弱なマインといると家庭とは違って自分が役に立つことが実感できるので、面倒を見て感謝されることを嬉しく思っているようです。 実は商人として町の外を旅することが夢なんですが、平民としては大それた夢であり周囲や家族からは反対されてしまいます。 しかしマインだけは夢を応援してくれており、商人になるためのきっかけということもあって マインの紙作りに協力するようになります。 オットー 画像出典 ギュンター(マイン父)の部下で門の兵士を務める青年。 元商人でこの都市(エーレンフェスト)の生まれではないんですが、コリンナに一目惚れし熱烈な求婚をしたことで定住するようになります。 門の兵士としては異色の元商人という経歴から、識字や計算という希少な能力を持っており、主に経理関係の仕事を一人で担当しています。 マインにとっては貴重な異世界での字に精通している人物で、 字を教えてもらう師匠のような存在となります。 また、作中ではマインとルッツに義兄の商人ベンノを紹介するキーキャラクターでもあります。 コリンナ オットーの妻でベンノの妹。 童顔で美人。 オットーの熱烈な求婚により結婚するも、オットーが旅する商人という仕事を諦めてしまったことを気にしています。 マインの発明したシャンプーに多大な興味を寄せており、オットーを通じてなんとかシャンプーなるものを手に入れられないかと考えています。 ベンノ 画像出典 コリンナの兄でベンノの義兄。 ギルベルタ商会の長でやり手の商人です。 オットーの紹介から マインとルッツの商売上の面倒を見るようになります。 マインの頭脳や話術に子供離れしたものを感じており、『子供にしては頭の回転が異常』『只者ではない』と考えています。 また、マインの持っている異世界経済を変えてしまうほどの発明に目をつけており、マインに交換条件を持ちかけて手に入れ利益を得ます。 ただ悪い人ではなく、基本的には善人でマインの商人としての成長を促してくれる人物です。 しかしギルド長などの既得権益には堂々とケンカを売る剛毅な性格も持ち合わせています。 マルク 画像出典 ギルベルタ商会におけるベンノの優秀な右腕。 マイン曰く、素敵執事。 ギルベルタ商会に先代のころから仕えており、かれこれ30年働いています。 しかし修業期間を終える寸前に先代が亡くなったため、ギルベルタ商会とベンノを守り抜くことになったという経緯があります。 ベンノに代わりマインとルッツの世話を焼いたり教育係となることも多いです。 特にマインに振り回されるルッツには自分の境遇を重ねることもあり、同情しています。 グスタフ 画像出典 商業ギルドのギルド長であり、オトマール商会の大旦那。 一見優しそうな風貌をしていますが、金にがめつく、貴族相手に商売をして稼いでいる人物です。 ベンノとは犬猿の仲で、マインが来てからというもの好景気に湧いているギルベルタ商会が目の上のタンコブとなっています。 孫娘のフリーダを溺愛しており、マイン曰く孫娘に対するグスタフはただのおじいちゃんにしか見えないそうです。 フリーダ 画像出典 ギルド長グスタフの孫娘。 お金を数えることや貯めることが趣味で、金にがめついところはグスタフによく似ています。 また、家から出ることが少ない生い立ちのため、長らく友達がいませんでしたが、マインが初めての友達となります。 フェルディナンド 画像出典 貴族として生まれながらも神殿にいるなど謎が多い人物です。 感情を表に出すことが苦手ですが、神官や騎士として仕事をこなし文武両道で楽器も嗜む完璧超人です。 後にマインの庇護者となります。 まとめ 今回はアニメ『本好きの下剋上』、原作小説1章の相関図と登場キャラ一覧をまとめました。 1章の魅力は異世界ではチートとなるマインの現実世界での科学知識と、それに振り回される登場人物達でしょう。 異世界ものとしては珍しいタイプの物語ですが、制限された状況から自分や周囲を豊かにしていく過程は街輿し系のゲーム 牧場物語とか に似た爽快感がありますね。 最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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本好きの下剋上 (ほんずきのげこくじょう)とは【ピクシブ百科事典】

本 好き の 下剋上 その後

何とも厄介な…。 今更苦ったとて、どうにもならない。 そう判っていても、思わずにはいられなかった。 【 ファンファーレ~その後~ 】 つい先程、私は焦がれ続けた女性の伴侶となった。 幼い頃から知る彼女は、虚弱で脆弱な体に不釣り合いな膨大な魔力を持ち、その負荷でいつ高みに上がってもおかしくはないギリギリで生きていた。 それにも拘らず、無鉄砲で滅茶苦茶で行動力と発想力に飛び、優れた頭脳がそれらを加速させ、周りを大幅に巻き込みながら実現すると言う、何とも傍迷惑であり厄介な子どもだった。 だがそれでも、誰よりも生きる事に貪欲だった。 それは彼女の家族の存在が大きい。 いつ死んでもおかしくない娘を見捨てるでもなく愛情を注ぐ両親と、何も出来ない妹をそれでも守ろうとする姉。 その家族の愛情の元に育ったからか、彼女は生きる事を諦めなかった。 ただ、大事な人を悲しませたくない一心で。 そして、それと同時に守る為にその元を離れた…いや、引き離した。 誰でもない、私が。 恨まれるのも覚悟の上であったにも拘らず、彼女は私を大事にしてくれた。 毒を気にしなくていいだけでなく、美しくも美味しい食事。 脅かされる心配のない、寛ぐ事の出来る寝床。 体を壊さない様に調整された仕事量と、それに比例して増えた趣味の時間。 彼女は全て当たり前な事だと言って、事も無げに私に齎した。 その衝撃を、彼女は一生知る事は無いだろう。 そしてそれだけではない。 この上で彼女は私を家族同然として受け入れ、更には本当の家族になる為に手を取ってくれた。 それだけで十分だった。 例え、彼女が私を男と見なくても、彼女の隣にいれるのならばそれでいいと思っていた。 思っていたのだ、ついさっきまでは……。 彼の女神の悪戯か、はたまた嘗て元神にした事への報復か。 それとも、純粋に私達を心配したのか…いや、それは無いであろう。 寧ろ、意趣返しと思った方が納得が行く。 何せこの瞬間を選んだ事に、厭らしい意図を感じてしまうのは私が歪んでいるからなのか。 それとも…。 「フェルディナンド様、そろそろ戻って来て下さい」 「…………わかっている」 ユストクスのにやけ顔が腹立たしい。 しかし、何でもいいので思考を羅列させねばならぬ理由もある。 星結びの儀の終りに現れた二人の女神。 一人は、芽吹きの女神 ブルーアンファ。 もう一人は、忍耐の女神 ドゥルトゼッツェン。 唐突に表れた二人の女神が言うには、嘗てメスティオノーラに頼まれた事の後始末だと言った。 そして、ドゥルトゼッツェンは私に、過剰に与えていた忍耐の祝福を取りにきたのだと言った。 一体なんの事なのかと訝しんだ次の瞬間、私は身を持って思い知る羽目になった。 ブルーアンファの舞と解かれた封で、懸想を自覚したローゼマインと目が合った瞬間、全身を貫いた強い欲望。 それが何かなど判らぬ程愚かではない。 だがしかし、それに流されるわけにも行かず、何とか理性を総動員してローゼマインをエスコートして自室に戻った。 もう少し見つめ合っていれば、どうなっていたか分からない。 華奢でありながらも温かくて柔らかい肢体を掻き抱き、思様貪りつくしてしまいたい欲求に抗う自信が揺らいでいた。 再び思考の波に飛び込む私を見透かした様に、オルドナンツが飛び込んできた。 それがユストクスの腕に止まり、ローゼマインの支度が整ったと言う知らせだった。 「それでは、我々も参りましょう。 フェルディナンド様」 八つ当たりでもいい…にやけ顔のユストクスを一発殴りたい。 そう思っていれば、 「エックハルト、フェルディナンド様に頬をお貸ししてやるといい」 「頬?」 「……必要ない」 「左様ですか」 益々にやけるユストクスと、望まれるのであればどうぞとでも言いたげなエックハルトに溜息を吐きながら、私は重い腰を上げた。 私とローゼマインは、アレキサンドリアの領主夫婦だ。 その為、例え今日が星結びであろうとも自領に戻る事は許されず、そのまま領主会議への出席となる。 それは至極当たり前で何ら問題はなく思っていた、今朝までの自分が憎らしい。 「あ、フェルディナンド…」 会議に出席する為着替えるローゼマインを踊り場で待っていれば、階段の上から側仕えにエスコートされたローゼマインが降りて来て、私を目にした途端頬を薄らと染めはにかんだ様に笑う。 今この瞬間、何故私達は領主夫婦なのかと本気で苦った。 「どうかなさいまして?」 頬を染めたままコトリと首を傾げるローゼマインに、何でも無いと首を振りつつエスコートの手を取る。 触れた所から伝わる体温に、魔力が膨れそうになるのを必死に抑えた。 その様子に気付いた様に空いている手の中に空の魔石が忍び込まされ、誰の仕業かなど考えるまでも無く、微かに聞こえる忍び笑いに情けなく思いながらもそれに魔力を移し、魔力で満たされた魔石を隠しに仕舞った。 領主会議が始まれば、己の欲など然程気にならない。 全くで無い所が歯痒いが、それはこの際捨て置く。 去年の貴族院の成績と自領の経済などの成果で、今年の領地の順位が決まる。 一つ順位を上げたエーレンフェストの名に視線を送れば、同じ様に私を見たジルヴェスターが自慢気に口の端を上げて笑った。 どうやら私達がいなくても、何とか自力で上がれる程には恙無く領地経営が出来ている様でホッとしていれば、不意に盗聴防止の魔術具が掌に置かれた。 渡した相手など隣に座る者しかいなので視線を移せば、私を見上げていたローゼマインが嬉しそうに目を細めて笑っていた。 「義父様も頑張っている様で、よかったですね。 フェルディナンド」 「…ああ」 だから君は厄介なのだ。 無自覚に齎される慈愛に満ちた笑顔が、どれだけ私を癒しそして満たしているのか知りもしないで、際限なく私に与えてくれる。 今もまたその笑顔に私は救われ、そして漸く故郷への後ろめたさを消す事が出来た。 その後アレキサンドリアの順位が発表され、周囲がざわついた。 それもそうだろう。 建領して二年。 しかも嘗て長らく混沌の地であった大領地を導くのは、礎を奪い癒しを齎した女神の化身と名高いとは言え先日成人したばかりの女性アウブなのだ。 表には出さずとも、大半が侮っていた。 だが、現実は違う。 「…ツェント・エグランティーヌ…それは、何かの間違いでは?」 信じがたい、いや信じたくない思いが垣間見える声が上がるが、エグランティーヌは穏やかな笑みの中に、威厳を滲ませて告げる。 「間違いでは御座いません。 上位領地は第五位ギレッセンマイアー、第四位クラッセンブルク、第三位ドレヴァンヒェル、第二位アレキサンドリア、第一位ダンケルフェルガーです。 去年の貴族院の成績と各領地の収穫・生産・産業の発展などを垣間見た結果ですが、何かご不満でも?」 声を上げたのはクラッセンブルクだったようで、エグランティーヌは穏やかな中にも何処か冷ややかさのある笑顔で答えていた。 「不満も何も、アレキサンドリアは新領地で、その領地よりも歴史の長い我々が劣るなど…」 元々エグランティーヌはクラッセンブルクの出身だ。 それ故に、王族との話し合いの際のクラッセンブルクの出方は懸案事項として上がり、現実となった。 クラッセンブルクは自領出身がツェントになった事に胡坐をかき、何とか融通を利かせようとこの二年躍起になっていた。 尚も年若いツェントを御そうとするアウブ・クラッセンブルクに、エグランティーヌの笑みが深まった。 「意見を述べたいのであれば成果を見せて下さいませ。 アウブ・アレキサンドリアが就任された年にそう仰ったのは他でもありません、貴方だと記憶しておりましたが?アウブ・クラッセンブルク」 自領で努力もせず、柵と伝手だけで順位を維持しようとする姿に、エグランティーヌがクラッセンブルクを完全に切り捨てた瞬間であった。 (愚かな事だ…) 尤も自業自得ではあるので気はならない。 それは周囲も同じであった様で、それ以降の会議は恙無く終了した。 会議の後の夕食では、これは何の訓練なのかと問いたい程の状態になった。 何と言っても、目が合う度に恥ずかし気に長い睫毛を震わせながら目を伏せるローゼマインの姿が、最早毒でしかなかった。 何と言う事だ。 食事は安全にも拘らず、違う角度から毒を喰らう事になるとは…ローゼマインは相変わらず非常識だ。 そうこうしている間にも食事は終わった。 「今日は疲れたであろうから、もう休みなさい」 無の境地で診察をしながらローゼマインに伝えれば、目に見えて落ち込み、不意に私の袖を細い指先で握った。 「…名残惜しいです」 上目遣いにこちらを見上げるその濃蜜色の瞳に目を見開いた。 昨日には無かったその色香。 「…ローゼマイン」 「…フェルディナンド」 瞳を伏せた所に僅かに顔を寄せ、その瞼に手を添える。 「夢の神 シュラートラウムよローゼマインに心地良き眠りと幸せな夢を」 指輪から溢れた祝福がローゼマインに降り注ぐと、やはり疲れていたのであろう、華奢な体はあっさりと眠りに落ちた。 その体をアンゲリカに引き渡し、私もアウブの伴侶の部屋へと戻った。 自発的に就寝準備をする私に、ユストクスのにやにや加減は上限知らずであったが無視を決め込み、私はさっさと寝台にあがった。 当然、眠れる筈など無いが……。 翌日から始まるのは他領との社交だ。 本来であればアウブと伴侶に分かれて社交を行うのが慣例であるが、それが罷り通らない時もある。 それは、女性がアウブに就任した時だ。 その時世だけは、夫婦揃ってのお茶会形式での社交が行われる。 しかも、今はツェントも女性なので猶更である。 社交の一番乗りは初めての年から変わらずエーレンフェストだ。 それは領地間の繋がりが深く良好である事を周囲に示すとともに、エーレンフェストはアレキサンドリアが後ろ盾していると明言する為だ。 私達のテーブルにやって来たジルヴェスターとフロレンツィアから挨拶を受け、それを返す。 二人に席を勧めれば、心得た側仕えが範囲指定の盗聴防止の魔術具を発動させる。 そこから先は商談と、雑談に興じる。 相変わらずの商魂の逞しさでジルヴェスターを手玉に取るローゼマインに、若干ジルヴェスターを哀れに思わないでもない。 しかし、そこはジルヴェスターである。 商談が終わると気を取り直した様に、結婚の祝いの言葉を口にする。 それに私もローゼマインも素直に礼を述べた。 だが、やはりジルヴェスターだ。 不意にニヤついたかと思えば、 「…ところでローゼマイン」 「何ですか?義父様」 「其方のその様子だと、漸くフェルディナンドへの懸想を自覚した様だが。 違うか?」 (何故分かる?!) 流石は愛に生きた男と言うべきか。 何やら頭が痛くなってきた私とは違い、ローゼマインは私の隣で恥ずかしそうに指を擦り合わせ、 「は…はい…その…自覚致しました…わたくし…」 「ローゼマイン」 これ以上は心臓に悪い。 止める様に声を掛ければ潤んだ瞳で見つめられて思わず頭を抱えた私を、ジルヴェスターが指を指して笑い、そのジルヴェスターをフロレンツィアが非常に威厳のある笑顔で捻じ伏せると言う、何とも意味の分からない状況に陥った。 その中でも、ローゼマインだけが不思議そうにしていた事に、何故だか納得が行かない。 余りに笑うのが鬱陶しくなりジルヴェスターをさっさと追い返し、次の社交に移る。 その後も特に問題はなく、その日の工程は恙無く終える事が出来た。 そして、夕食は昨日と変わらぬ目に毒を受けつつ終わらせ、今日もローゼマインを強制退場させ私も部屋に下がる。 「やっと、一日が終了と言う所ですか?我が主」 「うるさい」 私の就寝の準備をしながら笑うユストクスを早々に追い出し、寝台に上がる。 「…はぁ」 ジルヴェスターの指摘に素直に答えていたローゼマインは、甘い熱を湛え私を見上げていた。 あの時、私が遮らなければ、何と答えていたのであろうか。 心臓に悪いと思いながらも、遮ってしまった事を悔やむ。 しかしそれと同時に、どうせ聞くのであれば己だけがその甘やかな思いを聞きたと願う。 女神が懸念するほど、我が身は存外愚かで我儘であると自覚する。 それでも願わくば、その思いを聞くのは私一人でありたい…。 「ローゼマイン…」 愛しい名を呼び目を閉じれば、予想外に眠りの淵へと引き込まれた。 だが、しかし……。 「おはようございます、フェルディナンド様」 「!」 唐突に掛けられた声に目を開ければ、そこには見慣れない天蓋。 その時になって気付いた。 夢を見ていたのだと。 (しかし…何と言う夢を……) 脳裏に焼き付いた様に離れない光景。 私の名を呼び甘やかな熱の籠る瞳で見上げるローゼマインの頬に触れ、ゆっくりとその唇を味わう。 甘く痺れる様な魔力に誘われ、どんどんと深くなる触れ合い。 そして、その体を寝台にゆっくりと倒した…所で、起こされた。 「フェルディナンド様?」 「…直ぐに行く」 心なしか吐き出した息が熱を持っている気がしながら、私は寝台を出た。 よもや、寛げる筈の寝床でここまで心乱される事になるなど。 あの様な目で見て来るローゼマインの所為だ。 次の日も、その次の日も社交に励む傍らで、ローゼマインは何かにつけて私を誘惑する。 ふとした時に見せる表情や、不意になされる接触。 私の名を呼ぶ愛らしい声や、蜜の様な甘さを含む瞳。 そのどれもに心奪われ、私を雁字搦めにしていく心地よさ。 私の差し出す手を照れ臭そうに取る顔も、私が商談で相手を叩きのめす時に見せる引き攣った笑みも、いたらない事をして私に頬を抓まれた時の涙目も、そして私の素っ気無い誉め言葉を厭うでもなく向けられる満面の笑顔も、全てが私を君へと縛りつけていると気付いていないのだろう。 懸想の自覚をしたとてローゼマインの鈍さは変わらないと、頭が痛くなる程思い知らされた。 そして、最後の社交を終えた時、不意にローゼマインが私を見上げて言った。 「折角ですから、東屋に行ってみませんか」 無意識だと思われる上目遣いでの新妻の誘いを断れる夫がいるのであれば、是非ともあってみたいものだと思いながら私は頷いた。 「うわぁ~、きれい~」 見慣れている貴族院は雪景色であるローゼマインは、咲き誇る花々を愛でては頬を綻ばせる。 春の貴族院には領主会議で過去にも訪れたが、花を愛でる余裕も無かった上に東屋と言う、思いの通い合った者が訪れる逢瀬の場に、懸想していないと言い切っていたローゼマインを連れてくる事は無かった。 こんなにも喜ぶのであれば連れて来てやれば良かったと内心で苦るも、過ぎた時は戻せない。 ならばせめて、このひと時を満喫させてやる方が良いだろう。 「余りはしゃぐのではない」 「良いではないですか」 口を尖らせ判り易く不満を露わにする姿に、私がどれ程我慢をしているのか知りもしないのが何とも腹立たしく。 「いひゃいれす!」 八つ当たり的に頬を抓れば、ローゼマインは涙を浮かべて私を睨む。 だから、煽るのではない。 馬鹿者。 ローゼマインをエスコートして東屋に入る。 中のテーブルには既にお茶の準備がされており、ローゼマインが花がよく見える位置に並んで座ろうと言い出したの承諾した。 しかし、ローゼマインは知らない。 その花がよく見える位置とは即ち…離れている護衛の目も届きにくい事を。 「花の良い香り…」 風に乗って運ばれる花の香りを胸いっぱいに吸い込む様に、ローゼマインは瞳を閉じて深呼吸をする。 成人してから変えられた髪型は、後ろを結い上げる代わりに少し短めに切れらた一房の髪が耳の横に垂らされており、風花に揺らされさやさやと音を奏でる。 柱と柱の間の吹き抜けから覗く春の青い空と風に揺れる花達を背景に、凛とした横顔で空気を吸い込む姿は、あどけなさと年相応の艶が混じる。 「風も気持ちいいですね」 私を振り返り笑った顔に最早我慢など出来なかった。 「フェルディナンド?」 片手を頬に当て、細い腰を引き寄せる。 何事かと驚くローゼマインを上から覆い被さる様に見下ろし、頬に当てていた手の指で唇をなぞれば、流石のローゼマインも意味に気付いた様でサッと頬に朱が走った。 「…ローゼマイン」 擦れた声で名を呼び顔を傾ければ、近づくにつれローゼマインの瞼が降りる。 濃蜜色の瞳が夜色で縁取られた瞼の裏に隠されたのを見届けながら、私も目を閉じる。 唇に感じたのは、柔らかくて甘い温もりだった。 ただ触れあっている内に少しずつそれは変わってゆき、唇を擦る様に合せて食み、唇に吐息を感じた事に誘う様にその下唇を舐めれば、おずおずと唇が開かれた。 そこに舌を這わせ、徐々に深めていく。 「ん…ふぅ……」 震える体を宥める様に、或いは誘う様にその背を撫ぜる。 鼻から抜ける様な甘い啼き声と、体の奥を揺さぶる様な魔力の甘さに酩酊感を覚え、止めなければと思いながらも、もっとと望む事に抗えない。 「ふぁ…んん…」 「…ローゼマイン……」 口付けの間に間に名を呼び、白い項に指を這わせれば、ローゼマインの体がふるりと震えた。 最早止める時が分からない。 甘い蜜に誘われる蝶の様に、花の様に可憐な唇から離れられない。 ともすれば、ぐずぐずに溶けてしまいそうな思考の片隅で、なけなしの理性が訴えるが欲求を食い止めるには力不足だ。 次第にローゼマインの体が後ろに傾き始める…いや、私が傾けていく。 乱暴にならない様にゆっくりと横たえ様とした、その時。 オルドナンツが私の肩に止まった事で、私の動きも止まった。 「…あ、あら?」 口付けの余韻で上気した頬のローゼマインが、不思議そうに首を傾げた。 何故ならば、私の肩に止まったオルドナンツはジッと止まったまま何も言わないからだ。 嘴だけが動いている様子に、意図して声が吹き込まれていない事が分かった。 オルドナンツが魔石に戻る前に手の中に収め、ローゼマインを元の位置に戻す。 「フェルディナンド、さっきのは」 「気にするな。 それよりも、そろそろ時間だ」 赤い頬に瞳には薄い膜。 這わせた指によって、僅かに乱れた項。 それだけで、今ここで何があったかなど容易に知れるだろうが、東屋のこの位置に座った時点で側仕えもある程度は判っていた事だ。 しかし、頬と瞳は時間と共に落ち着くのでいいが、項だけは如何ともしがたい。 (仕方ない…) 「フェルディナンド?」 私の首に巻いていたスカーフを外し、それをローゼマインの首に巻き付ける。 「…冷えて来たのでつけていなさい」 「え?」 キョトリとしたローゼマインに苦笑しながら、私はその手を取って東屋を後にした。 夕食の時、ローゼマインの項の乱れは直されており正直ホッとした。 そして、ローゼマインは際程見た花の話題で盛り上がり、先日まで私を悩まし続けた目の毒はそこには無く、微笑ましさで溢れていた。 明日は帰領という事もあり、久しぶりに夕食後に二人でお茶をしてからお開きとした。 部屋に戻った時に思い出した事に私は振り返る。 「ユストクス…」 投げて寄こした魔石を難なく受け止めたユストクスは、「差し出口かとは思いましたが」と笑ったのでいつも通り黙れとだけ伝える。 就寝準備を終えて寝台に入ろうとした時、ユストクスに声を掛けられた。 「そう言えば、フェルディナンド様」 「なんだ」 「我が主にしては随分と見通しが甘かった様に思いましたので、お気を付け下さい」 (どういうことだ?) 訝し気る私にユストクスは答える気は無い様で、就寝の挨拶ともに部屋を後にした。 その姿を怪訝に思いながら、私は寝台へと上がった。 「おはようございます、フェルディナンド様」 「ヴァッシェン!!」 「おはようございます、フェルディナンド…ユストクスは、どうかなさったんですか?」 「お気になさらずに、アウブ」 社交用の笑顔でもってローゼマインを迎える私の後ろでは、ユストクスが後ろを向いてカタカタと肩を震わせている。 その姿を気にしなくていいと言い捨て、ローゼマインの手を取って階段を降りる。 昨晩の言葉の意味を知ったのは朝になってからだった。 天幕越しに声を掛けられてた私は自分の置かれている状況に愕然とし、咄嗟にシュタープを取り出して洗浄の魔術を使った。 それの指し示す事態に年上の側仕えが気付かない訳も無く、私の声と同時に天幕の向こうからは盛大に吹き出す声が聞こえ、余りの腹立たしさにユストクスにも洗浄の魔術を掛けたのは許される事だと思う。 (まったく……) 認めたくない。 認めたくは無いが、事実だ。 ユストクスが言いたかったのは、つまり、それを知ってるか知らないかで夢が変わると言う事だ。 昨日東屋で初めて触れたローゼマインの唇の感触と甘い魔力は私の身深に刻まれており、揺蕩う夢の狭間でそれをいかんなく知らしめた。 途中で止まる事無く没頭し続ける熱に浮かされ、甘く響く啼き声に理性は掻き消され、柔らかさを求める様に手を伸ばす。 そうなってくれば、健康な体である以上避けきれない状態になるのは必至で。 だが、そうなる事を昨日の私は気付いてすらいなかった。 だからこそ、ユストクスは就寝前にあの様な事を言ったのだろう。 そして、私が朝起きて何をするのかもわかっていたのだと知れれば、心強いような腹立たしいような何とも複雑な気分になるのは、最早どうしようもない。 思わず溜息を吐けば、 「フェルディナンド…」 微かに袖を引かれて見下ろせば、花も赤らみ頭を垂れそうな程の笑顔を浮かべたローゼマインがいて。 余りの艶と美しさに息を飲めば、ローゼマインは更に笑みを深め。 「早く帰って、二人でゆっくり致しましょう」 その言葉に私の理性の糸が切れたとて、誰も責められないだろう。 「君の望みは理解した」 最上級の社交の笑みを浮かべた私に、ローゼマインが怯えて腰を引くよりも早くその腰を捉え、苦も無く横抱きにして歩き出す私にローゼマインが目を白黒させている脇で、各々の側近が動き出す。 今更打ち合わせなど必要ない。 早々に帰る理由などただ一つ。 「アウブ・アレキサンドリアの体調が優れない様なので、帰領いたします」 そうして、早々に帰領したその足で、私とローゼマインが冬籠りをするのは当然の結果であった。 END.

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