この記事は「」のが含まれています。 了承した方のみで突っ走ってください。 上条当麻とは、『』のである。 (:) 人物概要 のとあるマンションに住むな (?)。 異のであるのなら、例えなんであろうとも触っただけで打ち消してしまう「 」という不思議なをに宿している。 しかし、の検機器では計測できないため、者としてはである「者(0)」の烙印を押されている。 「」についての詳細はを参照されたし。 自他共に認める体質の持ちであり、作中でも度々に見舞われている。 く、「」はのや運命のも打ち消しており、そのがあるだけでどんどん幸運が打ち消されているとの事。 やの敵に対し、を宿したのみで立ち向かい、「 」に殴りこみに行ったり、清教のを止めに行ったり、ズタの状態から『 』所属の人に立ち向かうなど、自分の身をまったく省みない性格。 敵と戦う際は基本的に素手(に)であり、敵のを打ち消し、続けざまに戦意を挫く言葉の()を浴びせ、から繰り出される拳だけで勝つという戦法を多用する。 ただし忘れてはいけないのは彼自身、というは的には死守されており、「喧慣れしたが三人が相手なら即る」というのなのであるとの事。 「相手によって強さと立ち位置が劇的に変わる」とは定義しており、作品中の最大のであると言える。 は劇中において強さのバロメータとは決して成り得ない、最大の不確定要素である。 戦を異に頼る相手には相性が良いが、鍛え上げた体で戦う相手には滅法弱い。 事件に巻き込まれる形の多かった初期はとして作用したが、 以降のを狙ってくる敵からはを用いる、消し切れない威の攻撃をする、とを織り交ぜる、など結構対策を立てられている。 その強さの根たるは面にもある。 一介のが幾度も死地に赴きながら生還するだけでに値するというもの。 しかしは数千億以上のを「 」と繰り返し、何度も殺されるというならば精にをきたす事を経験している。 それでも立ち向かい続けた強なこそ彼のと言えよう。 が挙げた「 3種の」に該当する人物。 彼に対する人物評は 「 に教えられなくても、自身の内から湧く感情に従ってっ直ぐに進もうとする者」である。 雑多 記事を参照。 何故かに宿っている異を打ち消す。 ある見方によれば「 の基準点」。 詳細は「」を参照。。 第1巻でを助けた際、の記憶領域が破壊され、それまでの「」を失ってしまった。 は「がを受ける姿を見たくない」という理由で、や親、友人、関係者など周囲にを伏せている。 また、自身が好きなのは記憶を失う前の自分だと思い込み、が知れたら自分の元から離れてしまう事を恐れていたようだ。 旧巻で沈みゆく「ベツレヘムの」から生還できない可性を考慮し、にを告げた。 これとは別に、 旧1巻前からある事件の後遺症で、に関する事柄・が記憶に残らないという欠陥を抱えている事が新約11巻で判明した。 具体的に言えば、少しでも視界から外れると食の顔すらせなくなる(会話内容は気にだが覚えている様子)。 上条さんの記憶は。 同居人 、 、のと同居中。 旧ではとが拾ってきたのと暮らしている。 がなのでのを常にする事態に…。 新約10巻で元・のがに加わった。 は食事やなどの消費量が常人よりも少ないため、の苦しい事情とは縁のようだ。 年齢 新約9巻以降のは少なくとも数千億以上のをと共に繰り返し体験している為、 体年齢はともかく実年齢では既にの均すら上回っている。 具体的には不明だが、面に考えると億~兆の年齢であっても不思議ではない。 新約9巻はがの理解者となる程に長い時間を要しており、とが共に過ごした時間はがと関わった時間よりも長かったらしい。 く、「言葉のみたいな」に置ける程の高齢であるという。 ただ、「年老いてもあの性格と口調のままなのでは」という理由で性格・口調の変更はなかった。 の代名詞的な…なのだが実はが使われるが多く、原そのままの「」が使用された例はさほど多くない。 原は旧約で3回、新約では 新約10巻 まで宣言自体がかったほど、使用回数が極端に減っている。 詳しくは記事を参照。 特に新約初のは、史上最高のと称賛されるほど好評。 3期と同時期に放送されている され、を驚かせた。 付きの「あの」は必見。 最高のであるが史実で提唱したの内、がの意志に覚めてになる「」に関係する何らかの。 がしていた《上》とよく対させられるが、その正体は……? 前兆の感知 自身のと経験則に基づくのようなもの。 は相手がを使用する際、意識下に生じる微細な余波・動作を「前兆」として感知することで、常人なら反応なの攻撃にもをピンに翳し、何度も効化できていた。 上記は旧約20巻でが導き出した仮説だが、新約7巻の戦にて対処方法が提示・実践されたことで逆説的に確定。 のは、微細なの動き 呼吸やき含む すら制御してに与えるを制限し、前兆の感知を封殺してみせた。 の機転の良さ・反射・処理への度が高いため、1対1でこそ価を発揮する。 を中心とした本人非認の勢。 に言えば にを喰らったり、に助けられたり、の決死の行動にを受けた者達である。 にのがこれに該当する。 具体的にどこまでに含んでいいのかは不明だが、少なくとも「のを知って駆けつける者」が絶対条件と考えられる。 男でもやなどはのが特に大きく、実際にを貸しているのでに数えられる。 はのようなを視するあまり、自身が抱く理想像を押し付けるフシがあり、で「とびきり面倒くさい」扱いされている。 頭の良さ 旧6巻で忠敬すら知らなかった辺り、頭は然程良くない様子。 ただしの「」の住人であるため、や学に対する造詣は意外と深い(にも同じ事が言える)。 状況の分析、理解の良さ等から、恐らくは良い方。 しかし、一に「」の発動条件を伝える等、命のに関わる程のを犯した事も…。 の を休む頻度が高過ぎる事から出席日数不足でする可性がある。 新約以降、生活が描写される度に問題はに見えて深刻化し、善の様子すら見られない。 に赴いて事件を解決、度重なる入院、からの逃走に気を取られ出席日数を補填出来る防犯ンテーションに欠席、挙句の果てには機崩壊。 一体どうしろというのか…。 どれ程ヤバいのかと言うと、担任のが衆の面前で泣きし、友人のからは進級を諦められて「 まだ気にしてんのかよどうせカミやんはもうだよ」と言われる程。 () との・『』 では を操作する。 今回は素手だけではなくスライプナー 複合兵装 等を駆使して戦う。 中で「」のをに伝達させる方法を習得してからは、まさに人機一体の戦いが出来るようになった。 の後日談にあたる版でもを使用。 詳細は伏せるが、あのにも気に入られたり、何度負けようが敵に挑み続けるなタフさを発揮している。 戦のように「 敵から見た上条当麻」がいかに恐ろしくな存在かを再確認させてくれると評判。 そして 『』 では名義で参戦。 がに出るなどが想像できたのだろうか…。 お絵カキコ 関連動画 関連商品 関連項目•
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残暑厳しいこの季節、ほとんどの人は外を何となく歩いていたいとは思わないが、美琴はあてもなく街を歩いていた。 別に行きたい所がないわけではない。 ファンシーなショップでゲコ太を漁りたい。 大漁旗かかげて帰りたい。 しかし何となく行く気 になれない。 何故なら、美琴は無意識に『あるもの』を探していたからだ。 それは、ファンシーワールドにはまずない。 道とか、激安スーパーと か、あるいはとある公園にある、老朽化でバネが緩んだ、お金を呑み込んだりキックがお金がわりになる自販機などでよく見かける。 ズバリ、あのツンツン頭である。 言っても認めようとしないだろうが。 まだ恋心は芽吹いたばかりなのである。 そんな時、美琴の携帯が鳴った。 ルームメイトの大事な後輩、もとい変態の名前が表示されている。 美琴「黒子…か。 ってなにがっかりしてるの私!?違う、違うわよまさか『アイツからだったらいいのに』とか考えてない!!」 道行く人がジロジロ見ているが、恋する乙女はそんなもの気付かないのだ。 恋は盲目である。 美琴「お、落ちつけ私…(ピッ)く、黒子~?どうしたの~?」 声が裏返ってしまっている。 黒子「おね、お、お姉様…じ、事件ですの、大事件ですの!」 美琴「どうしたの?まさか変なのに追われてるとか…?アンタ大丈夫!?」 黒子「ち、違いますの…私、は、大丈夫ですの」 美琴「そう…ならいいわ。 で、事件って?」 黒子「お姉様、心して、驚かないで、落ちついて、冷静に、聞いて、ほしいのですが」 美琴「何?また無差別テロとか?今更それくらいじゃ驚かないわよ」 黒子「ち、違いますの、そんな小さなつまらない事では!」 美琴「小さいってアンタ…じゃあ何なのよ?早く言いなさい」 無差別テロを「小さなつまらない」と言い切るほどの事件とは何だろう?まさかレベル6シフト計画を見つけたのだろうか、と思っ たが、そんな機密事項をただのジャッジメントである黒子が知りうるはずがない。 だが、黒子が叫んだ言葉は、確かにテロを『つまらない』と言い切らせる程度の破壊力があった。 いや、美琴にとっては 『明日地球が滅亡する』という知らせですら『くだらない事』となる程であった。 地球の滅亡よりありえないと思っていたこと。 分かってはいたのに、心のどこかで「ありえない」と思っていたこと。 黒子「上条、当麻が…… 死亡しましたの」 レベル5の自分を相手にして、負けたフリをするほど余裕があった。 自らの雷に撃たれても、立ち上がった。 妹達を助けるために、右手一本で第1位を倒してくれた。 ボロボロになりながら、それでも勝った。 風呂帰りに出会った時の、病院から抜け出してきて電極をつけたままのボロボロの状態でも、生きて帰ってきた。 色々なことに巻きこまれて、いつ見てもボロボロで、不幸だーが口癖でも、死ぬことはなかった。 記憶喪失になるまで戦っても、それでもまだ生きていた。 無意識の内に自分の中で『絶対』の基準になっていた。 そんな上条当麻が、死ぬはずがない。 でも、死んだ。 自分の知らないところで。 無意識下の『絶対』が、ポッキリと折れた。 『絶対』の正体が何かを理解する前に。 いや、『絶対』の正体が何か、その片鱗だけは理解できたのに。 思考が完全に停止してしまった美琴が唯一覚えていたのは、病院の名前だけ。 あのカエル医者のいる所だ。 茫然を通り越し、ドッキリだろうと思ってしまう境地すら通り越し、美琴は『無』となっていた。 病院に着いて、泣き叫ぶシスターや凄い顔をしているアロハ男、理解不能、これは幻、とミサカは…と自分と同じ顔、格好で震える 妹、私はまだ借りを返していない…とつぶやく日本刀を持った女性、崩れ落ちる巫女、その他大勢でごった返す死体安置所。 そしてその向こうに見える、左肩から右脇腹にかけて切断され、衣服が真赤に染まったまま静かに眠る上条当麻。 どうやって自分の部屋まで帰ったか覚えていないが、黒子と一緒であったことだけは分かる。 道中で詳細を聞いたからだ。 少女を助けようとスキルアウトに向かっていったこと。 2人だけだったためすぐに終わったこと。 少女を逃がしたこと。 影から3人目が飛び出してきたこと。 狙いは少女だったこと。 そこに割って入り、そして斬られたこと。 少女は助かったが、当麻は 即死だったこと。 美琴「…あっけないわね、アイツ。 そんなつまらないことで死んじゃうなんて」 漆黒の闇に包まれた部屋で、1人つぶやく美琴。 ジャッジメントの仕事がある、といって黒子は出て行ったが、おそらく1人にする ため気をきかせてくれたのだろう。 いや、もしかしたら黒子自身も1人になりたかったのかもしれない。 美琴「いっつも不幸不幸って言ってたっけ。 …ここまで不幸になっちゃうなんて、もはや才能なんじゃない?」 その場にいない、大事な人に向かって皮肉を投げつけてみるが、返事が返ってくることはない。 永遠に。 美琴「……どうしてかな…涙が出ないの。 泣きたいはずなのに、泣けないの。 ううん、泣きたくないのかも」 泣いたら、死を認めてしまうようで。 パーソナルリアリティの中の『絶対』が失われたことを認めてしまうようで。 理性は上条当麻の死を認識していた。 同時に理性は泣かせないようにすることで、死を認めようとしていなかった。 ベッドの上の御坂美琴はきっと今夜は眠れないだろうと思ったが、理性が考えることを放棄したからか、すぐに眠ってしまった。 そして、夢を見た。 その夢の中では、自分が死んでいた。 夢の中の自分は、なんだかよく分からない魔術師という奴と戦っていて、そして当麻を守って死んだ。 死ぬ間際に自分の想いを告げ、そして死んだ。 そして彼は自分を背負って、歩きだした。 「綺麗だな…」彼は言う。 「俺さ、やっと気づいたんだ。 お前が…御坂美琴が、好きだって」 「もっと早く…気がついておけばよかった。 …こんなことって…ねえよっ…」 夢の中の彼は、自分のことを好きだと言った。 愛していると言った。 とても、嬉しかった。 初めて能力が発現した時よりも。 美琴(そっか…) 夢の中で、美琴は理解した。 自分の『絶対』の正体を。 美琴(私は、当麻が好き。 大好き。 一緒にいたい。 デートしたい。 普通の女の子みたいに。 上条当麻に恋する中学生みたいに) 夢の中だからか、素直な感情があふれ出す。 普段抑え込んでいた反動か、それはとどまるところを知らない。 だが、それは遅すぎた。 あまりにも遅すぎた。 上条当麻が死んでしまってからでは意味がなかった。 せめてこの世界ででも想いを、と思ったが、それも無理だった。 この世界での自分は死んでしまっているし、自分はその物語に干渉 することはできない。 自分は今、彼と自分の躯を宙に浮いた状態で上から見下ろしているのだから。 美琴(結局、遅かったってわけか。 私も、アンタも。 哀れね) せっかく気持ちに気付いたのに。 こんなことって、ない。 うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおと彼が慟哭し、美琴はそれに押し出されるように、世界からはじき出された。 上も下も分からない空間でふわふわと漂いながら、美琴はぼんやりと思った。 美琴(私…レベル5なのにな。 頑張って頑張って、ここまで来たのに。 でも駄目だった。 私の力って何なのかな。 意味、ないのかな) 妹達を1万人以上、死なせてしまった。 大切な人がボロボロになっているのに、助けられなかった。 大切な人一人、守れなかった。 自分だけの現実の中の『絶対』を失った少女は、ようやく上条当麻の死を自覚した。 そして美琴は、夢から醒めた。 そして美琴は、夢から覚めた。 少し肌寒いと感じる温度の部屋で、美琴は起きた。 どうやら暖房を入れずに寝てしまったらしい。 美琴(あれ、黒子がいる。 夜中に戻ってきたのかな) 夜遅く、寝る所もなかったのだろう。 悪いことしちゃったかな。 おねえさま~んと夢の中で悶える黒子を見ながら美琴は思った。 ゆるゆると体を起こすと、制服のままだった。 そのまま寝たのだから当たり前だ。 シワシワになっちゃうかな、とも思ったが、すぐ にそんなのどうでもいいと思った。 上条当麻がこの世界にいないから。 それほどに、当麻は『絶対』だった。 何となく携帯に手を伸ばして、メールも電話もないことを確認したところで、美琴は気付いた。 今私が確認したのは、当麻からの連絡があるかないかだった。 美琴「…ははっ。 もう死んじゃったのに。 意味ないって分かってるのにな…」 乾いた笑いがむなしく部屋に響く。 アドレス帳を開きか行を探し、上条当麻を見つけた。 メニューから、目当ての機能を選択する。 【『上条当麻』を削除しますか?】 自分の大切な人は、もう戻らない。 自分に話しかけてくることもない。 笑ってくれることもないし、電撃を受け止めることもない。 だから忘れようと思った。 きっとこれからもこれを見るたびに苦しむことになる。 それなら、いっそ消去してしまった方がいい。 決定キーの上にある親指に力が入り、そして決定キーは押され、小さな機械は指示通りに処理を実行した。 いいえ、の処理を。 美琴「できるわけ…ないじゃない…!あんだけ電撃食らわせて、妹達助けてもらって、恋人偽装して、守るとか言われて、いっぱい 喋って、いっぱい笑っていっぱい怒って、いっぱい思い出あって、いっぱいいっぱい好きなのに!!」 それでも、美琴の目からは塩辛い水は流れてこない。 それが、美琴は悲しかった。 今日、携帯を買い替えよう。 この携帯は、思い出として取っておこう。 確かに上条当麻はこの世に生きていて、上条当麻に恋をした 御坂美琴という人物がいたことを、この世界に残しておこう。 そして、新しい携帯には上条当麻のデータを移さないようにしよう。 きっと、アイツなら『俺なんか忘れて前を向いて生きろ』と言 いそうな気がしたから。 美琴「そうだ。 最新の送信履歴をアイツにしよう」 もしかしたら、天国のアイツに届くかもしれない。 いやアイツの不幸指数から考えると地獄かも、ととりとめもなく考えながら、美 琴はメールを打ち始めた。 美琴「…でも、誰かが見るかもしれないし…」 結局、無難なバイバイメールとなった。 まずは1通目。 次は2通目だ。 美琴たちの会社では、2種類のメールが使えるのだ。 2通目は少しだけ本音を込めた。 『アンタと一緒にいられて幸せだった。 ありがとう』これだけだったが。 美琴「あとは…」 電話。 震える手で、当麻の番号を探し、何度か深呼吸してから決定キーを押した。 これが、最後。 上条当麻との繋がりを持つ、最後の機会だ。 向こうが出ることはない。 それでも、美琴にとっては大事な最後だった。 プルルルル、と音がして、そしておそらくこの後『ただ今電話に出ることができません。 プツッと、着信待ち状態が解除された小さな音がして、そしてスピーカーから、 上条「もしもーし。 御坂センセーさっきからなんですかー」 上条当麻の声が、聞こえた。 美琴「…え、ちょ、え?待って、何で?何でアンタが出るの?」 上条「何でってこれは上条さんの電話ですからわたくしめが出るのは当たり前ですよ御坂さん」 さっきから2通も意味わかんねぇメールしてきたと思ったら電話かよ、と電話の向こうから聞こえてくるが、美琴には聞こえていない。 美琴「何でアンタが生きてるの?」 上条「はぁ!?何ですかその『上条当麻死亡説』は!?どっからの情報だ!?」 美琴「…じゃあ、さっきのは…夢、なの?」 上条「…御坂、悪いことは言わん。 もう一度寝ろ。 それか病院へ行け。 きっと疲れてるんだきっとそうだ休めば良くなるさ」 夢。 あの悲劇は、夢。 美琴「よかった…ほんとによかった…当麻、生きててよかったぁ…!!」 上条「と…っておい、どうした!?何でいきなり泣き出すんだお前はー!!」 夢の中ではピクリとも反応しなかった涙腺が、今はその機能を思う存分果たしている。 子供のように美琴は泣きじゃくった。 当麻、生きてて良かった、と何度も繰り返しながら、しゃくりあげて泣いた。 それに驚いて起きた黒子が「あの類人猿ですのね!?おのれええええええぇえぇぇぇぇぇぇ」と光速で身支度を整え、少し後に電話 から「わ、黒子!?ちょ、待て!話せばわかるああああああああああ!!不幸だー!!」という声が聞こえて、数度の爆発音の後に切れた。 その後もしばらく泣いていた美琴だったが、寮監が巡回に来て「…まぁ、朝食には遅れないように」と言われてからようやく泣きやんだ。 美琴「よかった、私も泣けるんだ…冷血人間なのかと思っちゃった。 うわー、袖が、服が、スカートが、ベッドが…」 涙でグシャグシャになってしまったが、そんなのどうでもいいと思った。 上条当麻がこの世界にいるから。 美琴「さあって、と…目標が2つできちゃったわね」 美琴は身支度を始めた。 とりあえず着ているものを全て脱ぎ、制服はハンガーにかけ、その他は洗濯機に放り込む。 美琴「1つ。 アイツの力になれるようにもっと強くなる。 能力だけじゃない、心も頭も体も、全部」 まっさらな下着を身につけ、もう1着の制服を着る。 軽く髪を梳かし、ヘアピンをつける。 美琴「1つ。 手遅れにならないように、ううん、手遅れにしないために、素直になる。 アイツに正面からぶつかっていく」 そして短パンをはく。 箱から何枚かコインを取り出し、ポケットにねじ込む。 鏡で全身をチェックし、変なところがないか確認する。 美琴「よし。 やることはいっぱいある。 時間はあるか分からない。 もしかしたらあと1日かもしれないし、数十年かもしれない」 そこには、学園都市の超電磁砲が立っていた。 美琴「待ってなさい上条当麻、絶対負けないんだから!」 『絶対』を取り戻し、揺るぎなく立つ御坂美琴がいた。 その『絶対』をより強固なものにし、二度と失わないために、立ち上がった。 2時間後、素直になれなかった美琴のビリビリが上条に炸裂したりするのだが、それはまた別のお話である。
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父は、母は。 登場人物中1、2を争う屈指の人気キャラである。 ツンツンした黒の短髪が特徴だが、それは天然ではなくによるもの。 ちなみに考え込む時の表情は母親似らしい。 レベル0だが、それはただ学園都市の計測器が計測できないだけで、実際には やなどの異能の力を無効化させる右手「」という特殊能力を持っている。 詳しくは該当項目参照。 『』との公式コラボ『』ではを使う。 人物 普段は規律に疎く、ささいな面倒事も避けようとする怠惰でいい加減な態度が目立つなど悪ガキに見えるがドの付くほどお人よしかつ世話焼きで面倒臭がりながら他者への面倒見も良い。 基本的に行動原理の優先順位が 他人>越えられない壁>自分なので、目の前で困っている人がいればどんなにハイリスクでも、それが敵対者であっても全力で救済しようとする。 しかもどんなに害を被ったとしても決して見返りを求めず、全てを「不幸だ……」の一言で片づけるなど、その献身性はもはや異常の域に達する。 彼は比較的温厚であり、出会い頭に年下からビリビリされようとに家中の食料を食べられようと不幸だで済ます。 因みにあまり敬語を使う方ではないのでとかとタメ口で渡り合っている。 幾千億もの年月を上条と共に過ごした『理解者』のは「 繋がる力」こそが彼の一番の武器と表現している。 まさにその通り、善悪の境界を超えて片っ端から救いあげる性質の持ち主で、紛れもないヒーローと言えるだろう。 なお性質から善人と評価されることが多いが、これも「自身の内から湧き出る精神活動に従った行動が、他人からは勝手に善と評価されているだけ」に過ぎない。 彼に対するの評価は「 誰に教えられなくても、自身の内から湧く感情に従って真っ直ぐに進もうとする者」。 精神・メンタル いろいろとおかしい。 全能神であるが手こずるレベルの強靭なメンタルを持ち、精神を折る事は大変難しい。 オティヌス戦では無限ループの中で兆を超える年月を負け続けた(精神攻撃+殺された)にも関わらず、発狂するどころか常に勝機を信じて積み上げるという不屈どころか悟りでも開けそうな経験をしている。 一度は挫けたものの、総体の説得を経た後には彼の人格がブレることはなかった。 だがオティヌスによる救いようがなかった者も含め全てが救われた世界では、これまで見てきたものの積み重ねもあり、幸せそうに笑うがとどめとなってその世界を守るために死を決意するまでに追い詰められた。 これが唯一、上条の心が完全に挫けた場面である。 そのあと人間らしい生の感情を爆発的に吐露している。 そしてオティヌスによる無限地獄は一応トラウマになっているようである。 オティヌスと和解したことで、今度は世界(今まで自分が守ってきたもの全て)を敵に回すなど、その精神的耐久度や献身性はもはや狂気を通り越して一種のカリスマにまで昇華されている。 それゆえに男女問わずファンが多いはずである。 勿論、最初からそこまでだったわけではなく、新約前半では精神的な方向性の危うさを露し、自分の意思で動くことが少なくなっていたが、後に吹っ切れ、世の中の様々な異端を見てきたバードウェイを絶句させるレベルのメンタルになっている。 新約10巻後設定のゲーム版『とある魔術の電脳戦機』でも、何度負けようが立ち上がる異常なタフさを発揮し、敵対した「ある人物」を恐怖のどん底に突き落とした。 その「ある人物」の視点から上条と連戦する事になるため、新約9巻のオティヌスの気分を少しだけ体験できるかもしれない。 なお、普通の高校生(仮)にしては異質過ぎたのか、最終的にタングラムにも気に入られている。 不幸体質 先天的に何らかのトラブルに巻き込まれやすい不幸体質で、「不幸だ……」が口癖。 そのために荒事に巻き込まれることも多く、年齢に比して潜った修羅場は意外と多い。 幼少期には陰湿なに遭い大人達からもと忌避され、に関わるような出来事や見世物扱いされる事もあった。 それを危惧した父・刀夜により、「迷信を信じない科学の街」である学園都市に送られた。 現在でも不幸ではあるが、むしろ不幸のとして級友達から重宝されたり、「不幸だからこそ、事件に巻き込まれてそこで苦しむ人を助ける機会に恵まれる」として自分の誇りとしている。 によると不幸体質は「幻想殺しが神様の加護を打ち消している」とのことだが推測(有力説)の域を出ず、新約15巻では本当に幻想殺しが不幸の原因なのか疑問を呈しているが、今の彼には記憶が無いため立証できていない。 少なくとも『』は、位相の軋轢から生じた運命(不運など)から魔術師たちを保護する為に使用されていたようだ。 レベル0ではあるが、それは学園都市の計測器が計測できないだけであり、 やなどの異能の力を無効化させる右手「」という特殊能力を持っている。 詳しくは該当項目参照。 ただし効果が適用されるのは右腕の手首から先だけであり、攻撃力が皆無、銃や通常兵器などには無力、常時発動する異能には効果がなかったり、異能の定義が曖昧だったり、あまりにも膨大な量を受けると処理が追いつかなくなるなどの欠点も多々ある。 だがそれでも異能の力に対しては『究極のアンチ』『切り札』と呼べるほど強力であり、理論上はすらも打倒できることになる。 最近ではそれ以外にも何かしらの超常的な力も見せつつある。 前兆の感知 ロシアで上条と戦ったによると、上条は能力を発する際に生じる微細な余波を「前兆」として「感知」し、対処を早めているのだという。 上条の経験則に基づく戦闘技術のような扱いで、の「雷撃の槍」等の超高速攻撃に反応できる事への理由付けと思われる。 しかし、あまりにも情報量が多いと(例えば集団戦闘など)それを処理するだけのリソースが不足して効果が薄れてしまう。 逆に言えば1対1での能力者戦は幻想殺しと併せて滅法強い。 新約7巻では呼吸や筋肉の動きを意識的に制限して封じる方法が提示されたが、恐らく恋査のような超人サイボーグくらいしか出来ないのではないだろうか。 上条に関係する謎多き概念。 詳しくは記事を参照。 第1巻で神裂火織が「上条の真名」として発言しているが、あくまでも神裂本人は単なる当て字として使用した言葉と思われる。 ただ、作者はコミックガイドで「神浄の討魔には意味がある」と発言をしており、第22巻にて公式に神浄という言葉が設定として登場した。 の発言からにおける「 ホルスの時代 アイオーン 」に分類される概念と予想できる。 少なくともクロウリー、、一部の達は正体を掴んでいるのかもしれない。 また、上条の内に潜む下記の 『謎の存在』の一部がこう呼ばれている。 と呼ばれる謎の、もしくはそれに関係すると予想される存在。 初出は旧約2巻。 との戦闘で、腕を切られた上条の肩口から現れた『』と呼ばれる存在だと思われる。 これはアウレオルスの能力『黄金練成』により生み出された存在と言われているが、上条自身は腕から生えるイメージに能力は関係ないのかもしれないと疑問を抱いていた。 そして旧約禁書目録の最終巻となる第22巻。 『』と対峙し、右腕(幻想殺し)を切断された直後……。 身体能力 肩書は普通のではあり、旧約3巻によると不良2人では勝てるか怪しいと説明されているが、一撃でを一回転させ、小柄なに至っては一発でにはねられたかのように吹っ飛ばすなど基本的な身体能力は常人よりは高い。 上条のことをよく理解しているによれば、格闘技などの安易な暴力(切り離す力)を習得すると上条自身の性質(繋がる力)を否定することになるらしく、新約15巻以降は上条もその言葉を意識している様子が見られる。 当然、銃やナイフも同じことである。 近年では凡人の域を超えかけている節があり、度重なるトラブルから、否が応にもいろいろと"まとも"を超えた存在になりつつある。 一方で何かと無茶をやらかすため、大怪我が絶えず、各章のエピローグをのの上で迎えるのは、の一件以降ほぼお約束のパターンと化している。 頭脳 進学レベルとしては凡庸な学校()に通っており、そこでもの常連となっていることからお世辞にも学力が高いとは言えない。 月詠先生でさえ馬鹿と認めている。 学園都市住民として平均的な知識は備えている。 殊に史学に関してはが何者なのかわからないレベルの学力ではあるが、理系なのかどうかは不明。 他方、とっさの際における判断力や機転には優れており、それまで全く知識のなかった魔術師に対しても戦う経験を積むに連れて相手の魔術を看破したり、工夫を凝らした戦術を編み出すに至っている。 特に新約に入ってからはを罠に引っ掛けたりを論破するなど到底馬鹿とは思えない攻撃をとっている。 ついでにアクロバイクの分厚いマニュアルを覚え、高レベルな動きを人を一人乗せた状態でやっている。 バカ設定どこ行った…と思ったら、共闘相手と相談するつもりで第三者に余計な情報を与えてしまうなど、いまだにちょっとバカ設定が抜けきれないところはある模様。 対人関係 傍から見ると異常な数のを立てまくることでも有名。 女性関係に関して本人は「出会いが欲しい」と言っているため、周囲の好意には全く気付かない朴念仁のように描かれるが、彼の理想の女性像とは包容力のある年上の女性らしい。 本人曰く「寮の管理人のお姉さん」あたりがその象徴らしい。 実際、外見ロリながら年上で面倒見のいいや、彼との出会い以降割と素直に好意を口にしつつ献身的な面のあるには、彼の方からも好意を抱いている様子を窺うことが出来る。 なお物語序盤では上条が高校生らしく女性の肉体に反応するシーンはあるが、いつからか減り、サーシャの体をいやらしい気分も微塵もなく撫で回したり、イギリスで再会したに 全く反応 しなくなっている。 慣れって怖い。 …まぁ、などが反応をにぶくさせるような発言をとってしまったことも、響いてはいるかもしれないが。 新約以後は敵の立場と信条の変化によりを建てる機会は減ったが、一方で米国大統領やといった男性に認められたり、永きに渡って誰にも理解されずにいたとまでを立てるなど、その本質は変化していない。 カミやん病 クラスメートのが命名。 上条に救われた相手にはフラグが立ち、そげぶされると更正され自身もフラグを乱立するようになるというもの。 いずれにしても実質上条の味方になる 例外もあり ので一種の勢力とも言えるほど大規模。 さらに その大半は魔術サイド・科学サイドいずれかにおける実力者。 偽海原 がこれを と通称する。 記憶喪失 旧約1巻の最後で上条はそれ以前のエピソード記憶を全て失ったが、周囲には隠し続けている。 それは彼が記憶喪失だと知ったインデックスが泣きそうになって咄嗟に演技をし、記憶を失っていないフリをした事が尾を引いているためである。 旧約22巻で自分の心と向き合い、「インデックスが自分から離れてしまう事を恐れていた」と認め、囚われたインデックスの意識体を前に記憶喪失を告げた。 また、新約11巻では本編開始前からの事を思い出すための記憶の呼び出し経路が破壊されていたことが判明。 要は、記憶の中の顔と名前が一致しないようなもの。 会ったことは朧気に覚えてるが彼女がどんな顔で、声で、名前なのかを思い出せない(何度会っても離れたらすぐに忘れてしまう)。 記憶喪失以前の彼は自らを偽善使いと自称し、卑下する一面があったが、それは恐らくなどの救えなかったヒロインがいた為と思われる。 関連イラスト.
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