起立性低血圧 ギャッジアップ。 脊髄損傷による「起立性低血圧」の原因や対策、リハビリ方法とは?

方法論より大切なこと!~起立性低血圧の経験から~|脳外ブログ|note

起立性低血圧 ギャッジアップ

ひとこと回答で説明しましたが、高齢者は「起立性低血圧」と「食事性低血圧」が起こりやすい状態にあります。 今回はこの2つの血圧低下についてお話したいと思います。 加齢によってこの傾向は増します。 臥床している状態では胸腔内や腹腔内に血液が溜まっていますが、起立した状態になると重力の影響によって血液は下半身に下がります。 すなわち、心拍出量が減少して血圧低下が起きるのです。 健康な人の場合は、血圧低下が起きた場合でもすぐに圧受動器反射によって血圧が上昇し、元に戻ります。 つまり、圧受動器反射によって血管交感神経活動が亢進して末梢血管が収縮し、同時に心臓副交感神経の活動が抑制されると共に心臓交感神経の活動が亢進して心拍数が増加します。 高齢者では、その神経反射がうまく働かなくなり、起立性低血圧が起こります。 起立時に急激に血圧低下が起きた場合の症状として、立ちくらみが出現します。 立ちくらみ症状とは、立ち上がった時やしばらく立っていると感じる、めまい感やふらつき感、全身脱力感、目の前が暗くなる・目の前が白くなるなどです。 さらには、後頚部痛や肩にかけて痛みを感じる場合もあります。 もっとひどくなると肩こり、耳鳴り、顔面蒼白、動悸や嘔気などが生じ、思考力や集中力が失われ失神を起こす場合もあります。 血圧が食事開始後15分ぐらい経ってから徐々に低下し始めて、60分前後で最大となり、数時間にわたって遷延する形が多いと言われています。 健康な人の場合には、食事によってそれほど血圧が上下するようなことはありません。 しかし、食事性低血圧の高齢者は、食事のたびに眠気や倦怠感、脱力感の自覚があり、食事の最中から血圧が低下してしまうため、食事を続けることができない場合もあります。 問題は、食事性低血圧に起立性低血圧が伴うことです。 食後に起立すると血圧低下は更にひどくなります。 食事性低血圧と起立性低血圧が同時に起こり、失神や転倒を起こす危険が高まります。 食事性低血圧はあまり認知されていませんが、その頻度は決して少ないものではなく、施設に入居している高齢者の20%以上に食事性低血圧が認められたという統計データもあります。 食事性低血圧の原因は、消化器系の内臓の血管が拡張し血液量が増加し、消化吸収のために消化管にたくさんの血液が集まるためです。 その結果、心拍出量が減少し心臓へ戻る血液が減少して血圧低下が起こります。 高齢者の血圧低下時の看護 高齢者の急な血圧低下を予防するためには、急激に血行動態を変化させないようにすることが看護をする上で大切なポイントになります。 日頃からのその人の血圧の平均値を把握しておき、自覚的または他覚的に血圧低下と思われる症状が出現した際には、速やかにバイタルサインのチェックを行い、普段との血圧の差を確認することが重要です。 その人の普段の血圧よりも、収縮期血圧が20mmHgから30mmHg以上低下している場合は、血圧低下が起きている状態であると判断しましょう。 高齢者の血圧低下が起こらないようにするためには、急な動きを避け、椅子から立ち上がる時や臥床している状態から起き上がる時には、ゆっくりと時間を掛けて行うことも看護上大切なことです。 また、血圧低下が起こりめまいや立ちくらみを自覚した際には、すぐに椅子などに腰かけていただき、転倒防止に努めることが必要です。 日常生活動作の中で血圧低下が起こりやすい人の居室は、安全性を考慮し、また動線を考えた手すりやつっかえ棒を設置するなど動作の補助を提案することも看護師にできる一つの対応です。 食事中に血圧低下が起こりやすい人に対しては、一度に多く食事を摂らずに分食にするなどの配慮も有効な看護です。 食後の血圧低下は、食事開始後15分~60分前後で起こりやすいと言われているため、食後1時間程度は安静に過ごしていただくよう目を配ることも大切な看護と言えるでしょう。 おわりに.

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起立性低血圧 ギャッジアップ

透析患者さんは透析中の急激な血圧低下や常に血圧が低い常時低血圧のほかに透析が終わった後にベッドから起き上がろうとしたり、立ったりするとたちまち血圧が下がる起立性低血圧があります。 今回はそんな透析患者の起立性低血圧についてガイドラインをからめた原因と対策について考えてみたいと思います。 起立性低血圧の定義 低血圧の一種で、安静臥床後起立した際にの低下(一般的には起立後3分以内に収縮期血圧で20以上、拡張期血圧で10mmHg以上の低下 )が見られるもの をいう。 透析患者の低血圧に関するガイドライン 日本透析医学会でのガイドラインで起立性低血圧について記述があります。 低血圧の分類 このガイドラインインよれば透析患者における低血圧の分類は• 透析中の急激な低血圧• 起立性低血圧• 常時低血圧 となっています。 透析関連性の低血圧はShoji らの 1,000 例以上を対象とした観察研究でも, 透析中の急激な血圧低下(収縮期血圧 30 mmHg 以 上 や透析終了後の起立性低血圧は 予後不良と相関していることが報告されており、心血管合併症としてとても重要なものと言えます。 しかし糖尿病性自律神経障害のある患者では、このような反射の障害が透析終了時の起立性低血圧の主な病態といえます。 循環血液量が低下すると血圧低下を防止する代償性の自律神経反射が生じて抵抗血管が収縮しますが,障害例では、その反射が機能せずに血圧が低下します。 診断では起立試験やバルサルバ試験などで評価することも有用です。 スポンサードリンク 循環血液量の減少と心収縮力の低下 急性の起立性低血圧の原因は糖尿病の患者以外にもみられる場合があります。 そんな患者の起立性低血圧の原因で最も多いのは循環血液量の減少と心収縮力の低下のどちらか一方かまたは両方が原因になっている事が多いと言われています。 続いて起こる静脈還流量の一時的減少により、心拍出量が低下し、その結果として血圧が低下するのです。 酢酸透析 中本らは、糖尿病と非糖尿病の透析患者において酢酢酸・重曹透析中の血行動態を調べています。 糖尿病透析患者では重曹・酢酸透析の両者において透析中に心拍出量の低下がみられたが、重曹透析では末梢血管抵抗が維持されたのに対して酢酸透析では末梢血管抵抗が低下し低血圧が助長されることを示していました。 糖尿病では自律神経障害以外に心筋機能自体にも障害があることを示したものであろうと言われています。 ですので、透析液の種類によっても起立性低血圧を助長する原因になりえます。 足の筋力の減少 起立性低血圧は自律神経異常や組織液のrefilling rateの遅延が主因をなしていますが下肢の筋力低下も無視できません。 すべての静脈でそうですが下肢静脈には弁があり、立位になったとき血液が下方へ落下しないように機能しています。 下肢の血液が弁を通して上方へ運搬されるためには、弁より下部にある血液を持ち上げる力のほか、上方からの血液の重さを受けて閉鎖している弁を開通させる力を必要とします。 この力は静脈周囲の筋収縮によって得られますが、この力が得られない場合には、静脈還流量が減少して起立低血圧をもたらします。 長期臥床患者にみられる起立性低血圧の一因には下肢筋力低下が関与している可能性が大なのです。 従って、慢性透析患者の長期臥床や長期入院はこれら面からも避けるべきで、積極的な運動療法が必要なのです。 その他の原因 透析液の温度(高温)や貧血,透析中の食事摂取,薬剤(メシル酸ナファモスタット、ACE阻害薬など)によるアナフィラキシーショック、透析膜によるいわゆるfirst use症候群、滅菌に用いられるEOGなどによる血圧低下、アセテート透析液なども原因として重要とされ説明困難な低血圧発作については鑑別すべき要因です。 まぁ端的に言うと要はわからないと言う事なんです。 その中でもあまり知られていない低血圧の原因についてピックアップしておきます。 除水にともなう臓器虚血が原因の低血圧 臓器虚血がアデノシン産生を促進してノルエピネフリンの分泌を抑制する結果、末梢血管抵抗 の減少をきたす機序、すなわち血圧が下がるという原因も述べられいます。 逆説的反射性血管収縮障害 除水によって左室内への血流流入量が減少し、心拍の「から打ち状態」が生じ、結果として交感神経刺激が抑制され心拍数の低下と末梢血管抵抗の減少に伴って血圧が急激に低下する機序などが発表されています。 起立性低血圧の対策 自律神経障害が主因として関与している起立性低血圧の場合はDWの上方修正や昇圧薬投与で対処することになりますが、起立性低血圧の予防にはこれっといったものがなく、各患者の原因に合わせた対応が重要になります。 薬物両方ではノルアドレナリン作動性神経機能改善剤ドロキシドーパやノルアドレナリン作用を増強させるメチル硫酸アメジニウムなどを投与したり、ドライウェイトの設定を慎重に行い,低栄養や心機能障害を評価する必要があるというのは言うまでもありません。 他にも長期臥床を避け歩行訓練などで下肢筋力を増強させたり下肢への弾力包帯の使用が有効なこともあります。 さらに透析液温度を35度程度の低温透析液設定で行うと低血圧症状が落ち着く事もあります。 自律神経異常に対しては適切な自律神経訓練法はまだ確立していないないのが現状です。 現時点では起立性低血圧に対しては各患者の原因を特定し、総合的に低血圧予防を行うしかないでしょう。

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なぜ起立性低血圧は起こるのか?原因と症状、治療・対処

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1、血圧低下とは 血管が動脈壁を押す圧力を意味する血圧(BP:Blood Pressure)。 循環器系疾患の予防や疾患の可能性を図るため、広く計測されています。 患者の生命に関する最も基本的な情報バイタルサインの1種です(その他のバイタルサインは「心拍数」「呼吸」「体温」)。 血圧を決める要因は、心臓の活動性を表す「心拍出量(血液量)」と、全身の血管の緊張度を表す「末梢血管の抵抗」です。 これらが上がると血圧も高まります。 血圧は、血液を送り出すために心臓が収縮したときに最大となり、心臓が一番膨らんで弛緩したとき最小となります。 前者を「収縮期血圧」、後者を「拡張期血圧」と言います。 また、収縮期血圧と拡張期血圧の差を「脈圧」と言います。 新生児:60~80/50mmHg• 乳児:80~90/60mmHg• 幼児:90~100/60~65mmHg• 学童:100~120/60~70mmHg• 成人:110~130/60~80mmHg 成人の血圧標準値は「収縮期血圧が130mmHg未満」、「拡張期血圧が80mmHg未満」とされています。 これ以上の値になると「高血圧」と診断されます。 また、血圧が基準値に満たない場合は「低血圧」と診断されます。 一般に「収縮期血圧が100~110mmHg未満」を低血圧と定義しています。 血圧低下とは、患者の正常血圧から大きく血圧が下がった状態を指します。 正常血圧は患者によって異なりますが、血圧低下では低下の幅がどれくらいかが重要な要素となります。 急性的な血圧低下では、収縮期血圧が「20mmHg以上の急激な低下」を起こした場合を指します。 血圧低下では、全身に血液が循環しなくなることが問題です。 全身に血液が循環しない場合は臓器や細胞に酸素、栄養が行き渡らなくなることで以下のような症状が現れてきます。 気分不快• 意識障害(眠気から意識消失まで)• 四肢の痺れ• めまい• 全身倦怠感• 顔面蒼白• 冷や汗• 不整脈• 動悸、息切れ• 嘔気、嘔吐 必要十分な血圧を維持するために、体内では心拍出量や末梢血管の抵抗を変化させています。 血圧を上げるためには心拍出量または総末梢血管抵抗のいずれかを上げることが重要です。 また、神経やホルモンは心拍出量や血管抵抗を変化させることができ、間接的に血圧を変動させることも可能です。 2、血圧低下の原因 急性的な血圧低下には、主に以下のような原因が考えられます。 また、過度の下痢 、重度のやけど、過度の発汗による脱水(体液喪失)も循環血液量が減少する原因となります。 敗血症性ショックとは、敗血症によって引き起こされる低血圧症のことを指します。 敗血症が悪化すると、心拍と呼吸が速くなり錯乱を来し内臓の機能不全が起こります。 また、昆虫毒などのアナフィラキシーショックでも血管拡張が起こり血圧低下を招く場合もあります。 ショックとは、循環が破綻することで全身性の組織灌流障害(脳や各臓器、抹消血管にまで血液が十分に行き渡らない障害)に陥り、組織の酸素代謝障害を来した病態を指します。 持続する組織灌流障害によっては、細胞死や臓器障害、多臓器不全となり生命の危機に至ることもあります。 ショック時には迅速な処置・治療が必要です。 ショックの診断では、患者の低血圧状態を1つの基準とします。 臨床所見と組み合わせて総合的に判断する必要があります。 3-1、ショックの特徴的な症状・判断基準 患者がショック状態に陥っているか判断する際には、ショックの特徴的な症状を理解しておく必要があります。 その症状としては「ショックの5徴候(ショックの5P)」があります。 特にショックの5徴候に加え、臨床症状で判断することが重要です。 発熱による脱水によって血管が拡張することが原因です。 特に、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が血圧低下しやすい薬剤です。 この場合は、急速輸液も考慮するため、できるだけ太い留置針で静脈ラインを確保することが重要です。 この場合は、元の体位に戻して経過を見ます。 改善が見られない場合は、急速輸液を行ってバイタルサインが安定することを優先しましょう。 TRALIとは、輸血後数時間以内に非心原性の急激な肺水腫による呼吸困難が起こる重篤な輸血副作用です。 この場合は、すぐに輸血を中止します。 また、副作用が重篤な場合、できるだけ太い留置針で静脈ラインを確保し、急速輸液やステロイド、利尿剤などを使用します。 4-1、血圧低下に対する下肢拳上 これまで血圧低下の患者には「下肢を拳上し、静脈還流を増加させて脳血流を維持する」ことが応急処置として考えられていました。 しかし近年では、下肢拳上することで血圧が変化するというエビデンスが得られないという論文が多く発表されています(参考:透析中の下肢挙上による生体反応の検討)。 下肢を挙上させると、心臓から血液が送り出せない上に多くの血液が心臓に戻ってくるため、心臓に負担がかかります。 閉塞性動脈性硬化症や糖尿病など下肢の血流が悪い患者の場合も、末梢の血流障害が悪化することもあります。 薬物投与や外傷出血などがない血圧低下の患者の場合、すぐに仰臥位にすることが望ましいでしょう。 血圧低下時は循環血液量が急激に減少しているため、身体をフラットな姿勢にすることで循環動態が良くなります。 また、医師の指示に従い、看護師が補液をすることもあります。 モニター管理をできるだけ行い、与薬量や与薬時間などを適切に管理することが重要です。 呼吸困難や酸素飽和度の低下の症状がある患者には、酸素の投与が必要なこともあります。 その際は、医師の指示を仰いでください。 まとめ 急性的な血圧低下には様々な要因が考えられますが、患者の生命を維持するためにも多くの看護師が適切な判断や処置を身につける必要があります。 「3-1、ショックの特徴的な症状・判断基準」や「4、ケース別にみる血圧低下時の看護ケア」の各項目を踏まえて、最適な処置方法を理解、習得してください。 jdepo.

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