昔の人は「酒は百薬の長」といいました。 これは、適量の酒はどんな良薬よりも効果があるという意味の言葉です。 しかしそれは、あくまで健康な人の場合。 アルコールは消毒になるから、寒気がするからお酒で温まろう…などさまざまな理由をつけてインフルエンザ中にお酒を飲もうとしていませんか? しかし、インフルエンザ中の飲酒はおすすめできません。 治りかけなら大丈夫?病み上がりなら飲んでもいい?予防接種のときは?など、インフルエンザの飲酒に関する疑問について解説していきます。 インフルエンザ感染中の飲酒に関する規定はありません。 厳密にはインフルエンザ中の飲酒は禁止はされていないのです。 しかし、次のような理由から、インフルエンザにかかっているときにお酒を飲むのはおすすめできません。 アルコールを摂取すると脱水症状になりやすい インフルエンザに感染すると、高熱による発汗、嘔吐や下痢などにより水分を失いやすく、脱水症状になる危険性があります。 脱水症状は最悪の場合、意識障害を招きます。 この状態でアルコールを飲むと、さらに脱水症状を加速させてしまいます。 アルコールには利尿作用があります。 これは脳から腎臓へ送られる尿の量を調整するホルモンの働きがアルコールによって抑えられるためです。 また、特にカリウムの多いビールは利尿作用が強いとされています。 さらに、アルコールを分解する際にも水が必要であり、尿だけでなく汗や呼気などになって体の外へ排出されます。 インフルエンザ感染中は体力が落ちている 解熱後ならお酒を飲んでも良いという訳ではありません。 元気なようでもインフルエンザウイルスとの戦いで体力は確実に落ちています。 体内に摂取されたアルコールは、胃と小腸の上部で吸収され、肝臓で分解されます。 飲酒は胃腸や肝臓にも大きな負担がかかるため、控えた方が良いでしょう。 インフルエンザは、感染してから2~3日の潜伏期間を経て発症します。 症状が出てから3~5日くらい経つと、熱も下がり体のだるさもとれてきます。 発症後48時間以内にイナビル・タミフル・リレンザなどの治療薬を使用した場合は1~2日ほど治りが早くなる傾向にあります。 この頃には、食欲も回復し体が楽になっているはずです。 インフルエンザ後の飲酒開始について明確な決まりはありませんが、インフルエンザが発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日を経過するまでは安静にしておくのが望ましいとされています。 この期間を過ぎたら、お酒を飲んでも問題ないといえるでしょう。 タミフルやイナビル、リレンザなどの抗インフルエンザ薬とアルコールの飲み合わせの注意はありません。 つまり、成分的には問題ないといえます。 ただし、インフルエンザの症状がある時は体力も落ちています。 高熱の場合は数日間は胃腸が弱い状態が続くので、アルコールのように胃腸への刺激があったり体調を変える可能性のあるものは控えた方がよいでしょう。 厚生労働省のインフルエンザ予防接種のガイドラインでは「大量の飲酒はそれ自体で体調の変化をきたす恐れがあるので、インフルエンザワクチン接種後24時間は避けるよう注意する」とあります。 多少のアルコール摂取なら問題ありませんが、なるべく控えた方がよいでしょう。 アルコールは血流にも影響しますので、気持ち悪くなるような飲み方はしないようにしましょう。 お酒に強いという自負がある人でも、1〜2杯程度にとどめておくのが無難です。 いつから飲んでもいい? ガイドラインにもあるように、インフルエンザの予防接種をした24時間後、翌日の夜からはお酒を飲んで問題ないでしょう。 前日に飲んでもいい? たしなむ程度の飲酒なら問題ありません。 二日酔いなど翌日に影響が出ないよう、節度を持った飲み方をしましょう。 インフルエンザ予防接種後の飲酒については、関連記事をごらんください。
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スポンサーリンク インフルエンザ予防接種後に飲酒はOK? 予防接種を受けたあとでもお酒が飲みたい! でも飲んでもいいのか不安・・・。 家族3人揃って受けてきました。 調べてみたところ、 「インフルエンザ予防接種ガイドライン」というものを 見つけました。 それによると、 「大量の飲酒は避けましょう」と書いてあります。 「それは人によって違います。 ただ本来は、 予防接種を受けた当日は飲まないに越したことはないので、 飲むとしたら1杯程度にしておいてください。 」 と言われました。 それによると、 「入浴は差し支えありませんが、 注射した部位を強くこすることはやめましょう。 」とのこと。 他には何か注意しなければいけないのでしょうか? またまた「インフルエンザ予防接種ガイドライン」を 見てみましょう。 ・予防接種を受けた後30分間は、 急な副反応が起こることがあるので医師(医療機関)と すぐに連絡を取れるようにしておきましょう。 ・副反応の多くは24時間以内に出現しますので、 特にこの間は体調に注意しましょう。 ・接種当日はいつも通りの生活をしてもかまいませんが、 激しい運動は避けましょう。 お酒と入浴以外では、 このような注意事項があるようです。 接種後30分に関しては、 ごくまれに発生するとても怖い副反応があって、 これが起こるときは大抵が30分以内だからなんです。 その副反応や次の24時間に注意する副反応など、 副反応については以前に記事にしているので 元から知っていました。 副反応などについてはの記事の後半に書いてます。 幼児についての記事ですが副反応は大人も同じですので、 ご参考にしてみてください。 運動については、 お酒と同じく 「激しい運動」ってどの程度? って疑問がわきますよね。 これも調べても具体的な答えは見つからずでしたが、 どうやら 水泳やジムでのトレーニングなどのような ものは控えた方がいいようです。 小さいお子さんはなかなか守れないかもですが、 激しく走り回り続けたりはしないでしょうから 少し注意してあげる程度で大丈夫のようですよ。 まとめ インフルエンザの予防接種を受けた後の注意点を まとめてみます。 ・飲酒は飲んでも1杯程度にしておく。 ・入浴はOKだが注射部位をこするのはNG。 ・接種後30分は医師と連絡がとれるようにしておく。 ・接種後24時間は副反応による体調変化に注意。 ・激しい運動は控える。 「インフルエンザ予防接種ガイドライン」によれば このようになっています。
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極めてまれに、全身の発疹や呼吸困難などをもたらす激しいアレルギー反応(アナフィラキシー、血管浮腫)などの重篤な副反応も報告されています。 この場合ほとんどは、接種後30分以内に発症しています。 また、これまでに、けいれんや運動神経障害(ギランバレー症候群)、筋力低下、振戦(手の震え)、視神経炎(急激な視力低下・眼球を動かした時の痛み)などが起きたとの報告も少数例ありますが、インフルエンザワクチンとの関連性は明らかではありません。 重篤な急性疾患にかかっている方• 過去にインフルエンザ予防接種により重大な副反応がおきたことのある方• 鶏肉・鶏卵でアナフィラキシーをおこしたことがある方• 免疫抑制剤、抗癌剤、副腎皮質ホルモンステロイド剤、放射線を使用した治療中の人および治療後6ヶ月以内の方• 最近4週間以内に、麻疹、風疹、水痘、おたふく、ポリオ、BCG、黄熱病などの生ワクチンを接種している方、また最近1週間以内に、日本脳炎、A型肝炎、B型肝炎、百日咳、インフルエンザ、ジフテリア、破傷風などの不活化ワクチンまたはトキソイドを接種している方• 心臓病、肝臓病、腎臓病、血液疾患などの基礎疾患がある方• 過去のインフルエンザ予防接種後2日以内に、発熱、全身の発疹などアレルギーを疑う症状がみられた方• 過去にけいれんをおこしたことがある方• 免疫不全と診断されたことがある方• 鶏肉・鶏卵アレルギーがある方• 妊娠または妊娠している可能性がある方• 16歳未満の方• インフルエンザ予防接種の効果、副反応、受けられない場合など、充分に理解した上で接種を受けて下さい。 予診票に記入された情報は予防接種の可否を判断する上で大変重要です。 もれなく記入して下さい。 不明の点があれば、医師、保健師、看護師にご相談下さい。 接種当日に、頭痛、発熱、腹痛、下痢、過労、睡眠不足、二日酔いなどで体調不良の場合は、接種を避けた方がよいでしょう。 万が一、接種当日に体調不良を感じたら、その事情を予診票に記入し、診察の際に医師に相談して下さい。 接種後30分は、重大な副反応がおきることがあります。 医師(医療機関)とすぐ連絡がとれるようにして下さい。 接種後24時間は体調の変化に気をつけ、高熱、けいれん、しびれ、息苦しい、繰り返す嘔吐、強度の下痢、急激な視力低下、眼球を動かした時の痛みなどがあれば、直ちに医師の診察を受けて下さい。 接種当日は、飲酒、激しい運動、過労、睡眠不足は避けて下さい。 接種当日の入浴はさしつかえありませんが、注射部位を強くこすらないで下さい。 ワクチンの効果が現れるには、接種後2週間程度かかり、その後5ヶ月間程度効果が持続します。 インフルエンザの流行は、1月初旬頃からみられますので、12月中旬までに接種を終えるようにして下さい。 外出先から戻ったら、うがいと手洗いを忘れずに。 室内の湿度を保ち、乾燥を避けましょう。 栄養と休息を充分にとり、体力を維持しましょう。 人ごみは極力避けるようにしましょう。 インフルエンザが流行している時に外出する場合はマスクをつけましょう。 インフルエンザは恐ろしいウィルス性疾患です。 インフルエンザの典型的な症状は、突然の高熱や悪寒から発症し、頭痛、関節痛、筋肉痛などを伴います。 のどの痛み、咳、くしゃみ、鼻水など普通の風邪の症状もみられますが、全身症状が強いのが特徴です。 日本でのインフルエンザは、主に冬の乾燥した時期にみられ、いったん流行しはじめると、短期間のうちに広範囲におよびます。 インフルエンザウィルスは、頻繁に小変異(連続性抗原変異)をおこし、その姿を少しずつ変化させていますが、突然姿を大きく変え、別のタイプの新型ウィルスを登場させることがあります。 これを大変異(不連続性抗原変異)といい、十数年ごとに大流行をおこす原因となり、その時には甚大な被害がもたらされてきました。 インフルエンザは、肺炎、気管支炎、時に脳炎などを併発して重症化し、死に至ることもあります。 特に高齢者や乳幼児など抵抗力の弱い人、慢性疾患で体力が衰えている人ほど重症化しやすくなります。 自分は大丈夫と思っていても、かかってしまえば周囲の人にもうつしてしまいます。 ご家族など周囲に高齢者、乳幼児、病中の方がいる、人に接する機会が多い、休めない、などの事情がある方には特に予防接種が必要です。 万が一、「かかったかな」と思ったら、すぐ医師の診察を受けて下さい。 2018年度 ワクチン A型株 A/シンガポール/GP1908/2015(IVR-180)(H1N1)pdm09 A/シンガポール/INFIMH-16-0019/2016(IVR-186)(H3N2) B型株 B/プーケット/3073/2013(山形系統) B/メリーランド/15/2016(NYMC BX-69A)(ビクトリア系統).
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