=目次=• 、、、、 各メーカーの多種多様なスキーをすべて紹介することは困難です。 そこで、整備されたゲレンデをメインに滑る自分が買うならと、オンピステ向けスキーをメインに、 デモ系(基礎系・技術系)や オールラウンド系、 コンフォート系に分類される中から、中級者から中上級者をターゲットに、上級者でも満足できるモデルから、ステップアップを目指す中級者モデルまで、代表的なモデルを数点ずつピックアップしてみました。 2019-2020年モデルにページを更新しました!。 旧 「」、「」、「」の各ページは、アーカイブ。 ぜひ「」のページも併せてご覧ください。 今シーズンのニューモデルスキーの注目ポイントは、デモ系からスピンアウトした、ワイドスキーの充実!。 1.小賀坂スキー (OGASAKA) 小賀坂スキー製作所は、昭和33年(1958年)に設立された、日本のスキーメーカーです。 本社は、長野県長野市にあります。 家具職人だった先代が、明治45年に、国内第一号のスキーメーカーとして創業し、平成24年には創業100周年を迎えました。 財力的な制約からか、世界的な知名度は高まりませんが、国内においては、特にデモ系(基礎系・技術系)のモデルの人気は、歴史と伝統と、Made in Japanのマイナーさも加わって、確固たる地位を築いています。 長年、国内の基礎スキー界や技術選を牽引してきた小賀坂スキー。 フラッグシップモデルの「 KS-GP」は、KS-RXから芯材やサイドカット等を大幅に見直し、軽快感を損なうことなく、よりハードバーンでの安定性が向上しました。 一方、技術選を目指すアスリートのために開発されたTCシリーズは、鮮やかなカラー色を使ったデザインに一新。 ショートターン用モデルのTC-SSは、芯材やサイドカットなどの変更により、シャープさと安定性が向上。 ジュニア技術選向けの、TC-YLとTC-YSも新登場。 また、マウンテン系のE-TURNシリーズは、芯材や構成材が変更され、軽量化が図られています。 今シーズンは、シェルトップ構造を採用した3モデルがフルモデルチェンジ。 トップモデルの「 」は、軽快感を損なわず、ハードバーンでの安定性と重厚感を追求。 回転弧、スピードにこだわらず高性能を体感できます。 グリップゾーンが前後に長く安定するため、バイブレーションが少なく操作ポイントが広がりました。 どんな斜面、雪質でも非常に高いオールラウンド性を体感できます。 プライズテストなどの検定受験者にも最適なモデルです。 セカンドモデル「 」には150㎝が追加、サードモデルの「 」は軽さと操作性の良さが特徴。 ハイスピードでのどっしりとした安定性としなやかさをあわせ持ち、たわみ出しの早さと抜けの良い走りを実現。 特に人気は、技術選小回り用モデルの「 」。 シャープさと安定性が向上し、スキーの上で前後バランスがとり易く、左右のバランスも広くなり難しい条件下でも余裕を持った操作が可能です。 不整地の中でもバランス維持が容易で、スキーヤーのパフォーマンスをよりよく見せます。 足元の安定性が強く、中回り、大回り、への対応も可能です。 他に、技術選大回り用モデルの「 」と、オールランドモデルの「 」がラインナップ。 当初はビンディングの専業メーカーでしたが、その後、ブーツや板の生産も手掛けるようになりました。 一時期、ゴルフ用品メーカーのテーラーメイドと合併して事業を拡大させますが、業績に陰りが出始めると、アディダスに買収され、さらにアディダスから、フィンランドのコングロマリットであるアメアスポーツ(Amer Sports Corporation)に売却されて、今はアメアポーツ・グループの傘下に納まっています。 同じアメアスポーツの傘下には、アトミックも所属しており、サロモンの板は現在、アトミック系の工場でOEM生産されているようです。 アメアが、今後もスキー用品を性格を代えて2つのブランドで展開していくのか、アトミックに統合していくのかは、今のところ不明です。 ちなみに、アメアスポーツ社は、2019年に中国のスポーツウェアメーカーの安踏体育用品に買収され、今や100%中国資本の会社となってしまいました(汗)。 サロモンの板は、日本ではレジャー嗜好で人気がありますが、欧州、特に本拠地フランスでは、競技界でも人気があります。 2014年のソチ冬季オリンピックでは、サロモンレーシングチームは5カテゴリで8つのメダルを獲得しています。 サロモンには、以前はとても多くのシリーズとモデルが複雑にラインナップしていましたが、最近はシリーズが絞り込まれ、だいぶスッキリとした体系にまとまってきました。 プレートの形状やセンター部の両サイドを高くすることで 、エッジへのパワー伝達をより効率的に増幅し、エッジング時の雪面からの抵抗を30%も軽減。 力を効率的に伝えてスキーをたわませることで、正確なカービングターンを可能にします。 当初はスキー板の専業メーカーでしたが、その後はビンディングやブーツへと、事業を多角化していきました。 スキー版では一時、フランスのロシニョールと双璧をなすメーカーとして君臨しましたが、スノーボード市場に押されて、1994年に破産に陥ってしまいました。 そこで、アメアスポーツ(Amer Sports Corporation)に買収されて、再建が図られ、現在はサロモンと共に、アメアスポーツ・グループの傘下に納まっています。 2013年のスキー生産本数は160万ペアとなり、現在では、世界最大のスキーブランドへと復活を遂げました。 アトミックのアルペンスキーのラインナップは複雑で、チョイスがとても難しいです(汗)。 この背景にあるのが、ターンの正確性や安定性、グリップ力を飛躍的に高めてくれる最新テクノロジー「 SERVOTEC」(サーボテック)の搭載です。 また、「 REDSTER X」シリーズは、ダブルデック構造ではなく通常のサンドイッチ構造を採用した、素直なたわみと回しやすさが特徴の基礎スキーで、オールラウンド性の高いピストスキーです。 2020年モデルでは、すべてのレース用のサイドウォールに温度変化の少ないTPU素材を配合し、サイドカットを変更。 また、デモ用のレッドスターiシリーズでは、チタニウムシートの厚さや幅を変更して安定性を向上。 そして、レッドスターiシリーズとXシリーズには、センター幅 75mmのワイドスキーを新たにラインナップに加えました。 5m、 117. 5、 2,170g) 日本の基礎スキーアスリートのために開発されたDEMOモデル。 S9i Proはフルモデルチェンジしたサイドカットの採用により、俊敏な動きを実現し、レーシングモデル譲りの高い安定感と走りが特徴。 また、サイドウォール素材も他のREDSTER iシリーズと同様に温度変化の少ないTPU素材を配合し、フレックスとトーションのバランスが取れ、しなやかな動きができるように進化。 特別な芯材(カルバウッド)を使う事で日本の雪質にも合いやすく、その軽さも特徴です。 「 」(ビンディング付 117,000円)は、サーボテックを搭載し、軽量なうえに日本の雪質にもベストマッチ。 ロシニョール氏が、フランスで創業して初めてスキー板を作ったのは1907年のことですが、1955年に買収されてから、本格的にスキー分野に注力して、事業を拡大させました。 1969年には、フランスのスキーメーカーのDynaster(ディナスター)を買収、1990年代にはスキーブーツのLange(ラング)、ビンディングのLook(ルック)やEmeryを買収し、事業の多角化を進めます。 しかし、2005年には、サーフィンやスノーボードのブランドで知られる米国のQUIKSILVERに買収されてそのグループ傘下に入りますが、2008年にはオーストラリアのファンドに、その後はスウェーデンのファンドに転売されてしまいます。 ただし、Skis Rossignol SAS社の本拠は、今でもフランスです。 ロシニョールのスキーのラインナップは、FREERIDE、ALL MOUNTAIN(EXPERIENCEシリーズ)、ON PISTE(PURSUITシリーズ)、RACE(HEROシリーズ)、FREESTYLEに分かれていて、非常に明解です。 が、これ以外にも、ワールドワイドのカタログには載っていない、日本のデモナイズドされたスキーヤー向けに、「 DEMOシリーズ」というモデルが存在しています。 今季のデモシリーズは、ピンクのカラーデザインに一新されました。 今季はさらに、一般向け整地用との「REACT(リアクト)」シリーズをラインナップに追加しました。 低価格帯ながら、デモ系モデルでも採用されている振動吸収テクノロジーのLCTやGフォースなどの最先端テクノロジーを採用したモデルです。 軽量性にも優れ、シニアにも嬉しい新製品です。 フラッグシップモデルの「 」は、R22プレートが強いエッジグリップ力を生み出し、硬いバーンでも安定性が高い。 プレート無しのTIモデルは、軽量で操作性が高まり、あらゆる雪質に対応した乗りやすい一台。 セカンドモデルの「 」は、メタル無しでセンター幅72mmという特徴を活かし、雪質や技量を問わない真のオールラウンダー。 今季から、下位モデルの「 」や「 」にもGフォースを搭載。 トップが受ける力をLCTに送り、よりスムーズなターンが可能になった。 当初はスキー板の専業メーカーでしたが、1960年代後半にはテニスラケットの生産も開始しました。 1970年に米AMF社が、HEADスキーのほか、オーストリアのビンディングメーカーであるチロリア(Tyrolia)や、イタリアのダイビング用品のマレス(Mares)を傘下に治め、事業を多角化します。 その後も、投資家による何回もの合併や転売が繰り返され(1989年には、スキーブーツのSan Marcoも合流)、1998年にHTMの傘下でオランダに本拠を置くHEAD NV社が設立され、現在に至ります。 日本での総代理店となるHEADJapan社は、オーストリアに拠点を持つHEAD Sport GmbHの子会社です。 スキーをしない人には、ジョコビッチ選手やシャラポワ選手が使うテニスラケットの方が有名になってしまいましたが、2018年のピョンチャン冬季オリンピックでは、アルペンスキー競技のメダリストになった42人が使用していたスキー板のシェアで42. 9%を占め、断トツの使用率でした。 以前のヘッドのラインナップはとても複雑でしたが、昨今はシリーズが絞り込まれて、シンプルになってきました。 オンピステでは、レース系の「 WORLDCUP REBELS」シリーズ、パフォーマンス(デモ)系の「 SUPERSHAPE i」シリーズ、そして昨シーズン新登場したオールライド系の「 V-SHAPE」シリーズが、その3本柱。 ほかに、女性向けの「JYO」シリーズと、フリーライド系のモデルがあります。 今季、ヘッドはデモンストレーター向けに、新たにネオンイエローのスキーを開発。 トップデモ向けのアスリート用には、大回り用「I. GS RD PRO」と小回り用「I. SL RD」を、一般基礎向けには中~大回り用「I. SPEED PRO」と小~中回り用「I. RACE PRO」をラインナップ。 イエローカラーが、ヘッドのデモモデルの特徴となってきました。 WORLDCUP REBELS I. スパーシェイプ」シリーズ中で最もかっ飛び性能の高い、ハイスピードモデルが「i. SPEED」。 怖いもの知らずの大胆なスキーを。 整備されたばかりのゲレンデに最初のスキー跡を残すのは、あなたです。 Supershape i. Speedで、ミディアムターンやワイドターンをレーサーのようにこなしましょう。 長年磨きをかけてきた精密なスキーコントロールの上級スキルを、シャープなくびれのこのスキーで思う存分発揮してください。 滑走ごとにスキルアップを実感できるはず。 スパーシェイプ」シリーズの中で、操作がしやすくオーラウンド性が高いと評判で一番人気なのが、「i. MAGNUM」。 老いも若きも、大柄も小柄も、軽量級も重量級も、あらゆるスキーヤーに対応するSupershape i. Magnumは、年齢、身長、体格を問わず上級スキーヤーに最適なスキーです。 この万能スキーなら、どんな地形でも、まるで慣れ親しんだゲレンデのように滑走できます。 72mmウエストのおかげで、驚くほど楽しく簡単な操作性を実感できます。 さらに、短いラディウスが極めて高い俊敏性を実現します。 これらの要素が融合し生まれた、あらゆる年齢層に最適なハイエンドなパフォーマンススキー。 乗り込んで、滑り出して、最高の滑走感を実感してください。 この他に、パウダーから悪雪、コブまで、ゲレンデのシチュエーションを更に広げたいオールマウンテン色を求めるなら、「 」(センター幅 76mm、R=13. 7m、@170)や、「 」(センター幅 80mm、R=14,1m、@170)がおすすめ。 当初は、スキーの専業メーカーでしたが、スノーボードやアウターウェア、テニス用具などに事業を拡大していきました。 ボリス・ベッカー選手が、フォルクルのテニスラケットを使っていたことで、一躍名を馳せ、後にベッカー氏は、フォルクル・テニス社のオーナーとなっています。 フォルクルは、同じドイツのビンディングメーカーのマーカー(Marker)や、イタリアのブーツメーカーのテクニカと共同で、スキーシステムの開発を行っていましたが、2004年に、フォルクル・スキーとマーカーは、米国のアウトドア用品のマーモット(Marmot)とともに、K2に買収されてしまいました。 マーカーは、1952年にドイツで設立された、ビンディングメーカーです。 現在のビンディングの基礎となるシステムを開発した、Hannes Marker氏により設立されました。 そして上記のとおり、K2は、2007年にJarden Corporationに買収されてしまいましたので、フォルクルもマーカーも、今はジョーダン社の傘下の一ブランドとなっています。 3Dグラス構造とUVO. 3Dを新しく採用し、上位モデルに負けないパフォーマンスを目指して開発されました。 操作性を向上しながら、さらなる軽量化が図られたことで、体重の軽い日本人スキーヤーでもコントロールしやすく、幅広いシチュエーションで使える万能なモデルです。 テールを動かしやすく俊敏に反応するスキーなので、トップスキーヤーレベルのスキー操作の習得に最適です。 この他に、UVOを搭載しない軽量の「 」(定価 95,000円)もラインナップ。 ノルディックスキー、アルペンスキー、アイスホッケー用品などを製造しています。 スキー業界は、時代の変化や事業拡大の失敗等により、買収や転売が繰り返された会社が多い中で、フィッシャーは、創業家一族が今でも経営を続けている、世界でも数少ないスキーメーカーのひとつです。 日本にはFischer社の支社や支店はなく、スポーツ用品大手のゴールドウィンが、輸入総代理店となっています。 フィッシャーは、日本の競技スキー界では、ノルディックでもアルペンでも、最も人気が高いスキーメーカーのひとつに挙げられます。 日本のスキージャンプ界を背負うレジェンド、選手をはじめ、日の丸飛行隊の多くの選手が、フィッシャーの板を使っています。 特にノルディックスキーで名を馳せているフィッシャーですが、アルペンのラインナップも充実しています。 以前は結構複雑な体系でしたが、2018年以降はシリーズが絞り込まれ、今季2020年カタログでは更にシンプルになりました。 レース&デモ系の「 RC4」シリーズ、オンピステ系の「PROGRESSOR」に代わって新しくラインナップされた「 RC ONE」シリーズ、フリーライド系の「 RNG」シリーズが、主なゲレンデモデルです。 RCワンシリーズは、軽量新素材と薄いチタナルシートを採用し、軽量ながら高い安定性を発揮するのが特徴です。 また、フィッシャーのプロダクトの中からトップモデル5機種を選択し、プレミアムにふさわしい完成度を追求し洗練させた「 ザ・ブリリアント・セレクション」には、ユーザーネームを刻印したパーソナルバッジが装着されます。 トップとテールに挿入されたバファテックスは、スイングウエイトを減らし軽快なターンを生み出します。 そして、アグレッシブなカービングターンや高速滑走時、チタナルの2枚シートが信頼性を確保、トーションを強くして振動吸収性も発揮します。 そのトップモデル、センター幅72mmの「RC ONE 72」は、上級者からエキスパートに向けたハイパフォーマンスモデル。 その後、数々の買収と転売が行われつつ事業を多角化、社名もK2 Incと変更されました。 2007年に、Jarden Corporationに買収され、今ではフォルクルやマーカーと並んで、Jardenグループの傘下の一ブランドになってしまいました。 現在、K2 Sportsのブランドで、スキーやスノーボード用品、インラインスケート、自転車、アパレル等が扱われています。 1984年のサラエボ冬期オリンピックのスラロームでは、米国のメイヤー兄弟が、K2の板で金メダルと銀メダルに輝き、その名が世界に轟きました。 親会社の米Jarden Corporationは、2001年に米国で設立された、消費者向け商品を販売する会社です。 設立間もない企業ですが、既に120以上のブランドを持ち、世界的規模の小売流通業者へと、急成長を遂げています。 スキーやスノーボードのブランドとして知られていますが、他にもヨットやスポーツ用具、アパレルなども生産している、スポーツ用品の総合メーカーです。 中央ヨーロッパの、人口が206万人しかない国、スロベニアの会社ですが、エラン・グループの製品は、世界中の46カ国で代理店を通じて販売されています。 フィッシャーと同じく、浮き沈みの激しいスキー業界において、大手資本に買収されずに自立経営を続けている数少ない一社ですが、2013年には、エラン・オーストリアの子会社が破産して、大きな打撃を受けました。 1970年代にアルペンスキー・ワールドカップで3連覇を成し遂げ、「史上最強の天才スラローマー」と呼ばれた、スウェーデンのステンマルク選手が、現役の間ずっとエランの板を使い続けたことで、世界に広く知られるようになりました。 最近では、ジャンプの若きエース・選手が、エランの板で活躍していた記憶がありますが、エランは2016年にスキージャンプ用のスキー板の製造から撤退することとなり、同事業は同じスウェーデンのスラットナー(Slatnar)社に移管されました。 2017年シーズン以降、沙羅ちゃんはSlatnarブランドの板で、引き続き世界トップの飛躍を見せてくれています。 その後、オーストリアのスキー界を背負って立つ存在にまで成長し、1996年には世界で最初にカービングスキーを製品化しました。 しかし2006年に、テクニカグループ傘下のノルディカSPAに買収され、現在はノルディカと並んで、テクニカグループの傘下にあります。 ただし、ブリザード社の本部は、今でもオーストリアです。 テクニカ(Tecnica Group S. )は、イタリアで1960年に創業した、スキーブーツの老舗メーカーです。 1985年にはアウトドアブーツも展開、その後は事業の多角化を図り、1989年にスポーツアパレルのブランド・Think Pinkを買収したのを皮切りに、スキーブーツのドロミテ DOLOMITE やノルディカ(NORDICA)、スキー板のブリザード(BLIZZARD)、インラインスケートのローラーブレード(ROLLERBLADE)といった会社を次々に傘下におさめ、今では世界最大のスキーブーツメーカーに成長しました。 なお、スキー板メーカーのケスレー(Kastle)や、スキーブーツのノルディカは、一時イタリア最大の衣料品会社のベネトンに買収されていましたが、2003年にベネトンからテクニカグループに売却されました。 その後、スキーブーツを手掛けるようになり、1970年代には世界のスキーブーツ市場で3割のシェアを占める大手ブランドへと成長しました。 しかし1990年に、同じイタリアの衣料ブランドのベネトン社が、F1をはじめとするスポーツ業界への事業拡大を続ける中で、ノルディカもベネトンに買収されてしまいます。 ベネトンは、1991年にノルディカを介してスキー板のケスレー(KASTLE)を買収すると、1999年にはスキー用品のブランドをノルディカ(NORDICA)に統一。 こうして、ノルディカの名を冠したスキー板が登場し、逆にケスレーの板は姿を消すこととなりました。 ただし、ケスレーの商標権はオーストリアの会社や日本のゼビオに転売され、今でもその名を冠した板が売られていますが、往年の名機を生み出したケスレーとは全く別物です。 その後ベネトンは、ケスレーを吸収したノルディカを、2003年にテクニカ・グループ(イタリア)に売却。 テクニカは、2006年にノルディカを介してブリザードを買収しており、現在ノルディカとブリザードのスキー板は、親子関係というよりは、同じテクニカ・グループに属す兄弟関係と言った方が近いようです。
次の
企業としてのスラットナー [ ] Peter Slatnar S. は、ツェルクニェ・ナ・ゴレニスケムに本社がある。 歴史 [ ] 同社のルーツはペテル・スラットナーの父親によって創業された金属加工製造工場である。 ペテル・スラットナーは若いころはスキージャンプの選手であったが、現役引退後は金属加工業に専念した。 ビンディング [ ] スキージャンプの踵の部分を固定するビンディングで、安全かつ革新的な生産を可能にした。 ブランド スラットナー・カーボン は2006年のコーチ のヤニ・グリッチらによって作られた。 2012年時点では半数以上の選手に使用されていた。 2016年シーズンでは3つの異なるビンディングのモデル、すなわち、プロ向けのエアービンディング、少し安い エヴォ・ビンディング (これらは4つのバリエーションがある)、3つ目は、ジュニア ビンディング モデルである。 スキージャンプ用ブーツ [ ] その後は炭素繊維製のスキージャンプ用ブーツの製造を始めた。 現在は3種類製造されている。 スキージャンプ [ ] エランの撤退と、スラットナーの事業継承 [ ] とスラットナーのスキー 老舗のスキージャンプ用スキー板の製造メーカーであったは2016年にスキージャンプ用スキー板の製造から撤退した。 非常にニッチかつ特殊で、市場規模も小さいことが要因であった。 この事態に、ペテル・スラットナーは、スラットナーのブランドとしてこの事業を継承することでエランと合意した。 エランの製造設備と人材を継承し、わずか1ヶ月後に新しいスキーを発表した。 これによってスロベニアのスキージャンプ用スキー板の生産拠点が残ることとなったため、スロベニアスキー連盟から人材維持のための補助を受けている。 スキー・スラットナー・カーボン [ ] スラットナー製のスキージャンプ用スキー板は、2つのモデルがあり、1つは"World Cup Skis Slatnar Carbon"(3つのバージョンがある) 、もう1つはジュニア向けの"Junior Skis Slatnar Carbon" である。 2015-16年シーズンでエランを使用してワールドカップ総合優勝を果たした、を含む多くの選手が採用している。 ワールドカップ初優勝 [ ] 2016年11月25日、2016-17シーズンのFISワールドカップ初戦でスラットナーを使用するが優勝した。 女子のFISワールドカップ初戦でもが優勝し 、スラットナーのスキーを使用している選手が男女とも2016-17シーズンの初戦を制することになった。 アクセサリー [ ] 上述のスキージャンプ製品に付属する装備等の製造も行っている。 脚注 [ ] 出典 [ ]• bizi. 2016年11月26日閲覧。 slovenskenovice. si 2012年3月16日. 2016年11月26日閲覧。 carbon. slatnar. 2016年11月26日閲覧。 carbon. slatnar. 2016年11月26日閲覧。 siol. net 2016年4月22日. 2016年11月26日閲覧。 delo. si 2016年5月13日. 2016年11月26日閲覧。 delo. si 2016年5月26日. 2016年11月26日閲覧。 rtvslo. si 2016年5月26日. 2016年11月26日閲覧。 carbon. slatnar. com 2016年. 2016年11月26日閲覧。 carbon. slatnar. 2016年11月26日閲覧。 Slatnar. 2017年1月17日閲覧。 rtvslo. si 2016年11月25日. 2016年11月26日閲覧。 fis-ski. com. 2016年12月2日閲覧。 外部リンク [ ]•
次の
=目次=• 、、、、 各メーカーの多種多様なスキーをすべて紹介することは困難です。 そこで、整備されたゲレンデをメインに滑る自分が買うならと、オンピステ向けスキーをメインに、 デモ系(基礎系・技術系)や オールラウンド系、 コンフォート系に分類される中から、中級者から中上級者をターゲットに、上級者でも満足できるモデルから、ステップアップを目指す中級者モデルまで、代表的なモデルを数点ずつピックアップしてみました。 2019-2020年モデルにページを更新しました!。 旧 「」、「」、「」の各ページは、アーカイブ。 ぜひ「」のページも併せてご覧ください。 今シーズンのニューモデルスキーの注目ポイントは、デモ系からスピンアウトした、ワイドスキーの充実!。 1.小賀坂スキー (OGASAKA) 小賀坂スキー製作所は、昭和33年(1958年)に設立された、日本のスキーメーカーです。 本社は、長野県長野市にあります。 家具職人だった先代が、明治45年に、国内第一号のスキーメーカーとして創業し、平成24年には創業100周年を迎えました。 財力的な制約からか、世界的な知名度は高まりませんが、国内においては、特にデモ系(基礎系・技術系)のモデルの人気は、歴史と伝統と、Made in Japanのマイナーさも加わって、確固たる地位を築いています。 長年、国内の基礎スキー界や技術選を牽引してきた小賀坂スキー。 フラッグシップモデルの「 KS-GP」は、KS-RXから芯材やサイドカット等を大幅に見直し、軽快感を損なうことなく、よりハードバーンでの安定性が向上しました。 一方、技術選を目指すアスリートのために開発されたTCシリーズは、鮮やかなカラー色を使ったデザインに一新。 ショートターン用モデルのTC-SSは、芯材やサイドカットなどの変更により、シャープさと安定性が向上。 ジュニア技術選向けの、TC-YLとTC-YSも新登場。 また、マウンテン系のE-TURNシリーズは、芯材や構成材が変更され、軽量化が図られています。 今シーズンは、シェルトップ構造を採用した3モデルがフルモデルチェンジ。 トップモデルの「 」は、軽快感を損なわず、ハードバーンでの安定性と重厚感を追求。 回転弧、スピードにこだわらず高性能を体感できます。 グリップゾーンが前後に長く安定するため、バイブレーションが少なく操作ポイントが広がりました。 どんな斜面、雪質でも非常に高いオールラウンド性を体感できます。 プライズテストなどの検定受験者にも最適なモデルです。 セカンドモデル「 」には150㎝が追加、サードモデルの「 」は軽さと操作性の良さが特徴。 ハイスピードでのどっしりとした安定性としなやかさをあわせ持ち、たわみ出しの早さと抜けの良い走りを実現。 特に人気は、技術選小回り用モデルの「 」。 シャープさと安定性が向上し、スキーの上で前後バランスがとり易く、左右のバランスも広くなり難しい条件下でも余裕を持った操作が可能です。 不整地の中でもバランス維持が容易で、スキーヤーのパフォーマンスをよりよく見せます。 足元の安定性が強く、中回り、大回り、への対応も可能です。 他に、技術選大回り用モデルの「 」と、オールランドモデルの「 」がラインナップ。 当初はビンディングの専業メーカーでしたが、その後、ブーツや板の生産も手掛けるようになりました。 一時期、ゴルフ用品メーカーのテーラーメイドと合併して事業を拡大させますが、業績に陰りが出始めると、アディダスに買収され、さらにアディダスから、フィンランドのコングロマリットであるアメアスポーツ(Amer Sports Corporation)に売却されて、今はアメアポーツ・グループの傘下に納まっています。 同じアメアスポーツの傘下には、アトミックも所属しており、サロモンの板は現在、アトミック系の工場でOEM生産されているようです。 アメアが、今後もスキー用品を性格を代えて2つのブランドで展開していくのか、アトミックに統合していくのかは、今のところ不明です。 ちなみに、アメアスポーツ社は、2019年に中国のスポーツウェアメーカーの安踏体育用品に買収され、今や100%中国資本の会社となってしまいました(汗)。 サロモンの板は、日本ではレジャー嗜好で人気がありますが、欧州、特に本拠地フランスでは、競技界でも人気があります。 2014年のソチ冬季オリンピックでは、サロモンレーシングチームは5カテゴリで8つのメダルを獲得しています。 サロモンには、以前はとても多くのシリーズとモデルが複雑にラインナップしていましたが、最近はシリーズが絞り込まれ、だいぶスッキリとした体系にまとまってきました。 プレートの形状やセンター部の両サイドを高くすることで 、エッジへのパワー伝達をより効率的に増幅し、エッジング時の雪面からの抵抗を30%も軽減。 力を効率的に伝えてスキーをたわませることで、正確なカービングターンを可能にします。 当初はスキー板の専業メーカーでしたが、その後はビンディングやブーツへと、事業を多角化していきました。 スキー版では一時、フランスのロシニョールと双璧をなすメーカーとして君臨しましたが、スノーボード市場に押されて、1994年に破産に陥ってしまいました。 そこで、アメアスポーツ(Amer Sports Corporation)に買収されて、再建が図られ、現在はサロモンと共に、アメアスポーツ・グループの傘下に納まっています。 2013年のスキー生産本数は160万ペアとなり、現在では、世界最大のスキーブランドへと復活を遂げました。 アトミックのアルペンスキーのラインナップは複雑で、チョイスがとても難しいです(汗)。 この背景にあるのが、ターンの正確性や安定性、グリップ力を飛躍的に高めてくれる最新テクノロジー「 SERVOTEC」(サーボテック)の搭載です。 また、「 REDSTER X」シリーズは、ダブルデック構造ではなく通常のサンドイッチ構造を採用した、素直なたわみと回しやすさが特徴の基礎スキーで、オールラウンド性の高いピストスキーです。 2020年モデルでは、すべてのレース用のサイドウォールに温度変化の少ないTPU素材を配合し、サイドカットを変更。 また、デモ用のレッドスターiシリーズでは、チタニウムシートの厚さや幅を変更して安定性を向上。 そして、レッドスターiシリーズとXシリーズには、センター幅 75mmのワイドスキーを新たにラインナップに加えました。 5m、 117. 5、 2,170g) 日本の基礎スキーアスリートのために開発されたDEMOモデル。 S9i Proはフルモデルチェンジしたサイドカットの採用により、俊敏な動きを実現し、レーシングモデル譲りの高い安定感と走りが特徴。 また、サイドウォール素材も他のREDSTER iシリーズと同様に温度変化の少ないTPU素材を配合し、フレックスとトーションのバランスが取れ、しなやかな動きができるように進化。 特別な芯材(カルバウッド)を使う事で日本の雪質にも合いやすく、その軽さも特徴です。 「 」(ビンディング付 117,000円)は、サーボテックを搭載し、軽量なうえに日本の雪質にもベストマッチ。 ロシニョール氏が、フランスで創業して初めてスキー板を作ったのは1907年のことですが、1955年に買収されてから、本格的にスキー分野に注力して、事業を拡大させました。 1969年には、フランスのスキーメーカーのDynaster(ディナスター)を買収、1990年代にはスキーブーツのLange(ラング)、ビンディングのLook(ルック)やEmeryを買収し、事業の多角化を進めます。 しかし、2005年には、サーフィンやスノーボードのブランドで知られる米国のQUIKSILVERに買収されてそのグループ傘下に入りますが、2008年にはオーストラリアのファンドに、その後はスウェーデンのファンドに転売されてしまいます。 ただし、Skis Rossignol SAS社の本拠は、今でもフランスです。 ロシニョールのスキーのラインナップは、FREERIDE、ALL MOUNTAIN(EXPERIENCEシリーズ)、ON PISTE(PURSUITシリーズ)、RACE(HEROシリーズ)、FREESTYLEに分かれていて、非常に明解です。 が、これ以外にも、ワールドワイドのカタログには載っていない、日本のデモナイズドされたスキーヤー向けに、「 DEMOシリーズ」というモデルが存在しています。 今季のデモシリーズは、ピンクのカラーデザインに一新されました。 今季はさらに、一般向け整地用との「REACT(リアクト)」シリーズをラインナップに追加しました。 低価格帯ながら、デモ系モデルでも採用されている振動吸収テクノロジーのLCTやGフォースなどの最先端テクノロジーを採用したモデルです。 軽量性にも優れ、シニアにも嬉しい新製品です。 フラッグシップモデルの「 」は、R22プレートが強いエッジグリップ力を生み出し、硬いバーンでも安定性が高い。 プレート無しのTIモデルは、軽量で操作性が高まり、あらゆる雪質に対応した乗りやすい一台。 セカンドモデルの「 」は、メタル無しでセンター幅72mmという特徴を活かし、雪質や技量を問わない真のオールラウンダー。 今季から、下位モデルの「 」や「 」にもGフォースを搭載。 トップが受ける力をLCTに送り、よりスムーズなターンが可能になった。 当初はスキー板の専業メーカーでしたが、1960年代後半にはテニスラケットの生産も開始しました。 1970年に米AMF社が、HEADスキーのほか、オーストリアのビンディングメーカーであるチロリア(Tyrolia)や、イタリアのダイビング用品のマレス(Mares)を傘下に治め、事業を多角化します。 その後も、投資家による何回もの合併や転売が繰り返され(1989年には、スキーブーツのSan Marcoも合流)、1998年にHTMの傘下でオランダに本拠を置くHEAD NV社が設立され、現在に至ります。 日本での総代理店となるHEADJapan社は、オーストリアに拠点を持つHEAD Sport GmbHの子会社です。 スキーをしない人には、ジョコビッチ選手やシャラポワ選手が使うテニスラケットの方が有名になってしまいましたが、2018年のピョンチャン冬季オリンピックでは、アルペンスキー競技のメダリストになった42人が使用していたスキー板のシェアで42. 9%を占め、断トツの使用率でした。 以前のヘッドのラインナップはとても複雑でしたが、昨今はシリーズが絞り込まれて、シンプルになってきました。 オンピステでは、レース系の「 WORLDCUP REBELS」シリーズ、パフォーマンス(デモ)系の「 SUPERSHAPE i」シリーズ、そして昨シーズン新登場したオールライド系の「 V-SHAPE」シリーズが、その3本柱。 ほかに、女性向けの「JYO」シリーズと、フリーライド系のモデルがあります。 今季、ヘッドはデモンストレーター向けに、新たにネオンイエローのスキーを開発。 トップデモ向けのアスリート用には、大回り用「I. GS RD PRO」と小回り用「I. SL RD」を、一般基礎向けには中~大回り用「I. SPEED PRO」と小~中回り用「I. RACE PRO」をラインナップ。 イエローカラーが、ヘッドのデモモデルの特徴となってきました。 WORLDCUP REBELS I. スパーシェイプ」シリーズ中で最もかっ飛び性能の高い、ハイスピードモデルが「i. SPEED」。 怖いもの知らずの大胆なスキーを。 整備されたばかりのゲレンデに最初のスキー跡を残すのは、あなたです。 Supershape i. Speedで、ミディアムターンやワイドターンをレーサーのようにこなしましょう。 長年磨きをかけてきた精密なスキーコントロールの上級スキルを、シャープなくびれのこのスキーで思う存分発揮してください。 滑走ごとにスキルアップを実感できるはず。 スパーシェイプ」シリーズの中で、操作がしやすくオーラウンド性が高いと評判で一番人気なのが、「i. MAGNUM」。 老いも若きも、大柄も小柄も、軽量級も重量級も、あらゆるスキーヤーに対応するSupershape i. Magnumは、年齢、身長、体格を問わず上級スキーヤーに最適なスキーです。 この万能スキーなら、どんな地形でも、まるで慣れ親しんだゲレンデのように滑走できます。 72mmウエストのおかげで、驚くほど楽しく簡単な操作性を実感できます。 さらに、短いラディウスが極めて高い俊敏性を実現します。 これらの要素が融合し生まれた、あらゆる年齢層に最適なハイエンドなパフォーマンススキー。 乗り込んで、滑り出して、最高の滑走感を実感してください。 この他に、パウダーから悪雪、コブまで、ゲレンデのシチュエーションを更に広げたいオールマウンテン色を求めるなら、「 」(センター幅 76mm、R=13. 7m、@170)や、「 」(センター幅 80mm、R=14,1m、@170)がおすすめ。 当初は、スキーの専業メーカーでしたが、スノーボードやアウターウェア、テニス用具などに事業を拡大していきました。 ボリス・ベッカー選手が、フォルクルのテニスラケットを使っていたことで、一躍名を馳せ、後にベッカー氏は、フォルクル・テニス社のオーナーとなっています。 フォルクルは、同じドイツのビンディングメーカーのマーカー(Marker)や、イタリアのブーツメーカーのテクニカと共同で、スキーシステムの開発を行っていましたが、2004年に、フォルクル・スキーとマーカーは、米国のアウトドア用品のマーモット(Marmot)とともに、K2に買収されてしまいました。 マーカーは、1952年にドイツで設立された、ビンディングメーカーです。 現在のビンディングの基礎となるシステムを開発した、Hannes Marker氏により設立されました。 そして上記のとおり、K2は、2007年にJarden Corporationに買収されてしまいましたので、フォルクルもマーカーも、今はジョーダン社の傘下の一ブランドとなっています。 3Dグラス構造とUVO. 3Dを新しく採用し、上位モデルに負けないパフォーマンスを目指して開発されました。 操作性を向上しながら、さらなる軽量化が図られたことで、体重の軽い日本人スキーヤーでもコントロールしやすく、幅広いシチュエーションで使える万能なモデルです。 テールを動かしやすく俊敏に反応するスキーなので、トップスキーヤーレベルのスキー操作の習得に最適です。 この他に、UVOを搭載しない軽量の「 」(定価 95,000円)もラインナップ。 ノルディックスキー、アルペンスキー、アイスホッケー用品などを製造しています。 スキー業界は、時代の変化や事業拡大の失敗等により、買収や転売が繰り返された会社が多い中で、フィッシャーは、創業家一族が今でも経営を続けている、世界でも数少ないスキーメーカーのひとつです。 日本にはFischer社の支社や支店はなく、スポーツ用品大手のゴールドウィンが、輸入総代理店となっています。 フィッシャーは、日本の競技スキー界では、ノルディックでもアルペンでも、最も人気が高いスキーメーカーのひとつに挙げられます。 日本のスキージャンプ界を背負うレジェンド、選手をはじめ、日の丸飛行隊の多くの選手が、フィッシャーの板を使っています。 特にノルディックスキーで名を馳せているフィッシャーですが、アルペンのラインナップも充実しています。 以前は結構複雑な体系でしたが、2018年以降はシリーズが絞り込まれ、今季2020年カタログでは更にシンプルになりました。 レース&デモ系の「 RC4」シリーズ、オンピステ系の「PROGRESSOR」に代わって新しくラインナップされた「 RC ONE」シリーズ、フリーライド系の「 RNG」シリーズが、主なゲレンデモデルです。 RCワンシリーズは、軽量新素材と薄いチタナルシートを採用し、軽量ながら高い安定性を発揮するのが特徴です。 また、フィッシャーのプロダクトの中からトップモデル5機種を選択し、プレミアムにふさわしい完成度を追求し洗練させた「 ザ・ブリリアント・セレクション」には、ユーザーネームを刻印したパーソナルバッジが装着されます。 トップとテールに挿入されたバファテックスは、スイングウエイトを減らし軽快なターンを生み出します。 そして、アグレッシブなカービングターンや高速滑走時、チタナルの2枚シートが信頼性を確保、トーションを強くして振動吸収性も発揮します。 そのトップモデル、センター幅72mmの「RC ONE 72」は、上級者からエキスパートに向けたハイパフォーマンスモデル。 その後、数々の買収と転売が行われつつ事業を多角化、社名もK2 Incと変更されました。 2007年に、Jarden Corporationに買収され、今ではフォルクルやマーカーと並んで、Jardenグループの傘下の一ブランドになってしまいました。 現在、K2 Sportsのブランドで、スキーやスノーボード用品、インラインスケート、自転車、アパレル等が扱われています。 1984年のサラエボ冬期オリンピックのスラロームでは、米国のメイヤー兄弟が、K2の板で金メダルと銀メダルに輝き、その名が世界に轟きました。 親会社の米Jarden Corporationは、2001年に米国で設立された、消費者向け商品を販売する会社です。 設立間もない企業ですが、既に120以上のブランドを持ち、世界的規模の小売流通業者へと、急成長を遂げています。 スキーやスノーボードのブランドとして知られていますが、他にもヨットやスポーツ用具、アパレルなども生産している、スポーツ用品の総合メーカーです。 中央ヨーロッパの、人口が206万人しかない国、スロベニアの会社ですが、エラン・グループの製品は、世界中の46カ国で代理店を通じて販売されています。 フィッシャーと同じく、浮き沈みの激しいスキー業界において、大手資本に買収されずに自立経営を続けている数少ない一社ですが、2013年には、エラン・オーストリアの子会社が破産して、大きな打撃を受けました。 1970年代にアルペンスキー・ワールドカップで3連覇を成し遂げ、「史上最強の天才スラローマー」と呼ばれた、スウェーデンのステンマルク選手が、現役の間ずっとエランの板を使い続けたことで、世界に広く知られるようになりました。 最近では、ジャンプの若きエース・選手が、エランの板で活躍していた記憶がありますが、エランは2016年にスキージャンプ用のスキー板の製造から撤退することとなり、同事業は同じスウェーデンのスラットナー(Slatnar)社に移管されました。 2017年シーズン以降、沙羅ちゃんはSlatnarブランドの板で、引き続き世界トップの飛躍を見せてくれています。 その後、オーストリアのスキー界を背負って立つ存在にまで成長し、1996年には世界で最初にカービングスキーを製品化しました。 しかし2006年に、テクニカグループ傘下のノルディカSPAに買収され、現在はノルディカと並んで、テクニカグループの傘下にあります。 ただし、ブリザード社の本部は、今でもオーストリアです。 テクニカ(Tecnica Group S. )は、イタリアで1960年に創業した、スキーブーツの老舗メーカーです。 1985年にはアウトドアブーツも展開、その後は事業の多角化を図り、1989年にスポーツアパレルのブランド・Think Pinkを買収したのを皮切りに、スキーブーツのドロミテ DOLOMITE やノルディカ(NORDICA)、スキー板のブリザード(BLIZZARD)、インラインスケートのローラーブレード(ROLLERBLADE)といった会社を次々に傘下におさめ、今では世界最大のスキーブーツメーカーに成長しました。 なお、スキー板メーカーのケスレー(Kastle)や、スキーブーツのノルディカは、一時イタリア最大の衣料品会社のベネトンに買収されていましたが、2003年にベネトンからテクニカグループに売却されました。 その後、スキーブーツを手掛けるようになり、1970年代には世界のスキーブーツ市場で3割のシェアを占める大手ブランドへと成長しました。 しかし1990年に、同じイタリアの衣料ブランドのベネトン社が、F1をはじめとするスポーツ業界への事業拡大を続ける中で、ノルディカもベネトンに買収されてしまいます。 ベネトンは、1991年にノルディカを介してスキー板のケスレー(KASTLE)を買収すると、1999年にはスキー用品のブランドをノルディカ(NORDICA)に統一。 こうして、ノルディカの名を冠したスキー板が登場し、逆にケスレーの板は姿を消すこととなりました。 ただし、ケスレーの商標権はオーストリアの会社や日本のゼビオに転売され、今でもその名を冠した板が売られていますが、往年の名機を生み出したケスレーとは全く別物です。 その後ベネトンは、ケスレーを吸収したノルディカを、2003年にテクニカ・グループ(イタリア)に売却。 テクニカは、2006年にノルディカを介してブリザードを買収しており、現在ノルディカとブリザードのスキー板は、親子関係というよりは、同じテクニカ・グループに属す兄弟関係と言った方が近いようです。
次の