ドール沼。 それは多くの人が興味を持ちつつも、踏み込むことを恐れる魔境。 なにより消費金額の恐ろしさ。 気がつけば破産まっしぐらな金額が、大口を開けて待っている。 だけど、興味はある。 お人形とか、お洋服とか、自分で着せて動かして、キャッキャウフフしたい…… そんな人にオススメなアイテムがある。 その名は 「フレームアームズ・ガール」、そして 「メガミデバイス」だ。 コトブキヤから展開されているこのフィギュア的なプラモデルは、その実、安価にして超可動を誇る 「ドール素体」としても最適だ。 少しニッパーでパチパチすれば、お洋服に袖を通し、思うままのポーズを取れる、夢の具現化が手のひらに顕現するのだ。 お人形遊びに興味がない? いえいえ、「フレームアームズ・ガール」「メガミデバイス」は、オトコノコのブンドドにも広く対応しているため、メカメカしい美少女でブンドドしたい諸兄にもオススメできる。 もちろん、お洋服を着せた上で、好きな武器を持たせることだってできる! そんなこんなで、着衣フレームアームズ・ガール/着衣メガミデバイスを布教したいので、以下にてそのあらましを書き記す。 素体について まず、なによりも基礎となる「素体」を買う必要がある。 「着衣させる」という観点で、オススメできるのは以下だ。 各関節がとにかく柔軟に動く。 どのくらい柔軟かというと、 体育座りができるレベル。 女の子座りもできる。 脚を交差させて直立させることもできる。 いろいろとすさまじいが、シリーズの中でも比較的安価なのが嬉しい。 組み立ても簡単な部類なので、いろんな意味で入門向けに最適だと思う。 ちなみにフレームアームズ・ガールは他にも種類があるが、マテリア以外は装甲や武装を盛るのが前提なので、服を着る際に引っかかる部分が多い。 ポージング能力もマテリアの方が比較的高いので、着衣用素体という観点ではマテリアの方がオススメ。 ただし、頭部は自由にすげ替えができるので、お好みの顔があったらそれ目当てで買っちゃって良い。 なお、マテリアと同系列の素体製品として、3月に「イノセンティア」が発売予定。 手足の成型色が肌色で、髪型パーツが豊富に用意される模様だ。 こちらは新シリーズ。 「マシニーカ」と呼ばれる規格は、かの武装神姫の原型師が手がけたという逸品。 その可動能力は優秀を通り越して変態レベルで、 正座もできるしブレーンバスターもできる。 ヘタなアクションフィギュアが泣いて謝るレベルである。 また、フレームアームズ・ガールよりも胴体がより人体に近い設計なので、かなり服を着させやすいというメリットがある。 武装モードも格好よく、そちら目当て(というよりそっちが本来の用途)で買っても楽しい。 全体的に非常に質が高く、着衣素体としてうってつけだが、ややパーツが細かく、値段も1,000〜2,000円ほどマテリアを上回る。 ちなみにこの記事執筆時点では「アサルト/スカウト」のみだが、1月中に「スナイパー/グラップル」も発売予定、さらに黒星紅白がキャラデザを手がけたものが今後発売予定である。 比較すると、お財布にやさしいのがマテリア、可動能力の高さでいえばメガミデバイス、といったところ。 個人的には、メガミデバイスの方が適性が高めと感じる。 が、マテリア(もといフレームアームズ・ガール)の方が頭部が大きく、全体的にロリ頭身となる。 そちらの方面がよいという人は、マテリアの購入は大いに推奨される。 正直、どちらも甲乙つけがたいので、迷ったら両方買うのも手。 両方買った場合、メガミデバイスに付属する互換パーツで、頭部だけフレームアームズ・ガールに取っ替えることも可能だ。 いずれも、全国のおもちゃ売り場にて好評発売中である。 よくわからなかったら、秋葉原のコトブキヤにいけば全てそろう。 各種ウェポンももれなく購入可能だ。 お洋服について あれこれ説明するより、まず着用例を見ていただいた方が早いだろう。 左がフレームアームズ・ガール、右がメガミデバイスである。 背はフレームアームズガールの方がやや高いが、スカート丈などはだいたい同じになる。 よって、同規格向けのお洋服であればだいたい袖を通すことができる。 具体的には、 アゾンのピコニーモがちょうどよい。 上で用意しているのもピコニーモ用だ。 ラインナップも豊富なので、まずはカタログを見て目星をつけてみるとよい。 ただし、当たり前だが「完全対応」しているわけではないので、以下のような事態に見舞われることもある。 袖が長くてブカブカになる• ロングスカートと思って着せたらミニスカになった• ミニスカがミニすぎてパンツが丸見え 上記のようなことになっても泣かないこと。 また、靴に関しては、ピコニーモ用よりかは、 オビツ11向けのソフビシューズがピッタリ入る。 見事にジャストフィットするので脱ぐのが大変だが、マグネット仕込み靴の場合、自立能力が向上するというメリットがある。 なお、プラスチック製の髪のさだめとして、カチューシャなどは基本的に着用は難しい。 ウィッグに装着する前提だから仕方ないね。 どうしてもメイドカチューシャとか乗せたいんや!って場合はスクラッチする他ないか。 まずは手パーツを外して、服に袖を通させよう。 前開きの場合と後ろ開きの場合があるが、おおむね人間のように袖を通せる。 ただし、モノによっては腕を身体から外し、袖へ入れてから本体へハメ直す方が簡単なことが多い。 袖口がせまい服の場合、無理に突破を試みると悲惨な結果に終わることもある。 ピンセットで引っかかりをさぐりながら、優しく引っ張り出してあげるといいだろう。 フレームアームズ・ガールの場合、首周りにフリルパーツは着衣の妨げになるため、外した方が無難。 また、腰部のパーツによって、特に下半身への着用がウエストギリギリになることもしばしば。 マジックテープの位置に注意しながら履かせてあげよう。 フレームアームズ・ガールにせよメガミデバイスにせよ、そのままだと首がやや埋もれがちになる。 気になる人は首パーツを延長することも検討しよう。 幸いにも、アゾンは直営店がいくつか存在する。 都内ならば、秋葉原のラジオ館7階にレーベルショップがあるので、こちらを頼るのがベストだ。 ただし、品揃えはかなり入れ替わりが激しく、気がつくと姿を消していることもめずらしくないので要注意。 場合によっては、末広町にほど近いジーストア4階にもアゾン系商品の取扱があるので、そっちにあるかもしれない。 ちなみに、ピコニーモ用の場合、価格は上下セットのものなら 平均2,000円ほど、 凝ったデザインだと3,000円くらいになる。 場合によっては、 自分が普段着ている服よりも高価なケースもあり得る。 欲望のまま手に取るとお財布がブラックホールへ飲み込まれるので、ある程度予算を決めておこうね! 沼はすぐそこに広がっているぞ! 3. 小道具などについて 素体と服がそろってしまえば、あとは欲望の赴くまま遊ぶだけである。 しかし、なにかと持ち物が欲しい場合、どうすればいいか。 ブンドドがしたい場合、コトブキヤは最高のラインナップで応えてくれる。 である。 手頃な携行武装から、ロマンあふれる巨大兵器まで、よりどりみどりの大セールスである。 もともとはロボット向きということもあってスケールはデカめだが、そのデカさが格好いい。 もし、リアルなサイズの銃器などがほしいなら、がオススメだ。 異様なまでにディテールが細かいので、着衣状態ならなお映えるだろう。 シリーズ」よりもパーツは細かく、繊細なので、組み立てるなら接着剤があると良い。 他にも、ガンプラから拝借することだってできる。 なにせ、フレームアームズ・ガール/メガミデバイスのハンドパーツは、やたらと柔軟さと保持力が高いので、だいたいなんでも持てる。 そんな物騒じゃあない小道具がほしいという場合……選択肢は無数にある。 僕も正直まだまだ調べきれていない。 こういう時手頃なのは食玩で、「日本の食玩ってすげー!」みたいなことを言ってたテレビの外人の気持ちが恐ろしいほど理解できる。 そしてアゾンのお店にも無数に小物がある。 多すぎる。 とりあえずティーセットだけ買ったが、いずれ手当たり次第にそろえたいところだ。 椅子などのインテリアも選択肢が多い。 たぶん手頃なのは、キャンドゥのウッドクラフトシリーズ。 割と100円という価格に釣り合ってないシロモノ。 背景ボードも売っている。 トップ画像もこれらを使っている。 キャンドゥありがとう……という気分になれて最高だが、その筋では有名なので、品薄になってることもめずらしくない。 やっておくとよいこと 一応プラモデルなので、そのまま組み上げるよりかは、ある程度加工した方が見栄えはさらによくなる。 素人目で見て、やっておくとよさげなのは以下の4つ。 ただ、特にマテリアの場合は後ろ髪に典型的な合せ目が生まれてしまい、結構目立ってしまう。 これを消すための合せ目消しは、最低限やっておくといい。 写真は合せ目を消した状態。 やり方は各自ググるとベターだが、基本的には「接着剤で接着面を溶かして圧着させて、はみ出た部分を削り取る」である。 よくあるプラモ接着剤だと、溶剤が乾くまで数日を要する点には注意しよう。 脚も気になるならやっておくといいかもしれない。 やりすぎると削った後が目立つのでほどほどに。 特に閉じ口はそのままだと見えにくいので。 部分塗装は、個人的には髪のグラデーションを少しつけるといいと感じた。 スミ入れの感覚で、髪の房の境目に、影になるように塗っていくと、平坦な髪のイメージが結構変わる。 方法はいろいろありそう。 僕は手近にあったコピックでざっくりやってみた。 それだけで、特に髪の部分がかなり見栄えがよくなる。 もっとも着衣させるなら大部分は隠れるのだけども…… かけすぎるとそれはそれで悲惨になるのでほどほどに。 こちらも各自ググられたし。 頬の部分(上画像の赤丸部分)に、ほんの少し紅色を乗せる。 それだけでかわいさがはねあがる。 これはやっておいた方がいい。 絶対やった方がいい。 これも調べてみると方法が多くある。 僕はヤスリで削ったパステルを筆で肌に乗せていった。 やる場合は、事前につや消しを吹いておくと、化粧の乗りがとてもよくなる。 つや消しはその意味でもやっとくといい。 まとめ たとえば、メガミデバイスを5,000円で購入し、そこに2,500円の服を合わせたとすると、総計は7,500円になる。 「お手頃価格」とされるピュアニーモが 本体だけで余裕で10,000円を超えることを考えると、 着衣フレームアームズ・ガール/メガミデバイスは相当にリーズナブルだ。 さらに、ドール特有の様々なお楽しみを体験しつつ、figmaばりのポージングごっこまで遊べる。 ドールにしてアクションフィギュア。 そのプレイバリューはすさまじい。 有り体に言えば、めっちゃ楽しいし、めっちゃかわいいのである。 そんなこんなで、着衣フレームアームズ・ガール/メガミデバイスは非常に楽しいホビーだ。 そして、「うちの子」にあれよあれよとお洋服を買うようになっているようになっていれば、紛れもなく沼へ堕ちる素養があるだろう。 そのままアゾンショップでピュアニーモを買うがよい。 沼への入門は、案外お手頃に実行できる。 まずは一人、一着から、体験してみましょう。 是非に。
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フレームアームズ・ガール 「アーキテクト」 レビュー フレームアームズ・ガールから「アーキテクト」のレビューです。 コトブキヤの「フレームアームズ」のスピンオフシリーズ。 アーキテクトを島田フミカネ氏が美少女化したイラストを元に立体化したキット。 ではレビューは下からどうぞ。 パケ横。 付属品一覧。 アーキテクトがモチーフということで装甲がほぼグレー。 パンツまでグレーですが、普通の白よりも変な背徳感が(笑 踵に少しボリュームがあるので、今までの3タイプよりも自立の安定性は高めです。 各所アップ。 目は印刷済み。 今までのキットにはなかった頬の赤みまで初めから再現されており、クオリティが格段に上がっています。 キット全体ではグレー部がほぼ新規造形。 胴体部分も新規ランナーになっています。 元デザインのカラーリングも比較的シンプルなので、素組みでの完成度はかなり高め。 いつのもように水転写式デカールが付属。 パンツがグレー一色のデザインなので、轟雷やスティレットよりは少ないです。 アーキテクトと。 フレームの擬人化とはよく考えると凄いことです(笑 マテリアと。 本家ではフレームのアーキテクトが1つのキャラと確立。 このシリーズの場合はやっぱりマテリアがその位置ですかね。 以下、可動範囲の紹介。 首、髪の可動。 首が2重ボールジョイント接続。 髪が左右それぞれスイングジョイントで軸接続。 髪が干渉する部分はないので可動域は全く問題なし。 胴の可動。 胸部がボールジョイント接続+前後スイング。 マテリアの構造は採用されていないので、それ以前の可動域に戻っています。 肩・腕の可動。 肩はボールジョイント接続、上腕が上下スイング+軸回転。 アーマーが小さいので、マテリアぐらいの間隔で動かせますね。 ただ今回は付属する武装の関係で、ボールジョイントを太らせないとまともにポージングできません。 あと上腕の接続が今までに比べて緩いような。 肘がスイング。 手首がスイングジョイントで軸接続。 ここはマテリアの構造が採用されています。 腰部アーマーの可動。 フロントが軸接続。 スカートは前と横がそれぞれ開きます。 下半身の可動。 股関節は軸が上下スイング+ボールジョイント接続、腿が軸回転。 残念ながらマテリア最大の改善点の股関節構造は採用されておらず、スティレットと同程度の可動域と安定性です。 膝が2重スイング。 足首は軸接続+前後スイング+左右スイング、踵がスイング。 正直この踵の構造が謎です。 予想はしてましたが、やはりマテリアの構造はほとんど採用されませんでしたね。 手首のみ改善されているので、スティレットからわずかに可動域が広くなったぐらい。 スカートタイプもいつか股関節が改良されるといいのですが。 とりあえず今後予定されている完全新規のバーゼラルドやフレズヴェルクはスカートではないので、当分は期待しても良さそう。 立て膝はこのぐらい。 以下、ギミックや付属品の紹介。 スティレットと同じ接地補助のスタンドが付属。 交換用顔は右向きの真顔と、左向きの頬笑み顔。 通常顔と同じく頬の赤みがあります。 いつものポーズ用の左腕と左足が付属。 フレームアームズと同じ肘関節の上腕が付属。 これで本家の腕部を取り付けることが可能。 膝に取り付けるジョイントが付属。 ただ軸が細いので、太らせないとプラプラです。 ランナー共通なので、今回もナイフが付属。 インパクトナックル(エッジ) として発売された物の成型色違い。 単色成型だったMSG版とは違い、ナックルとエッジユニットの成型色が変わっており少し豪華に。 しかも両腕分のナックルとエッジが一気に揃うので、お得感が凄いです。 今回はグリップと側面のアームは取り外した状態で使用。 付属の腕部ジョイントと、外したアームパーツを組み合わせて腕に接続するという構成になっています。 ただ重すぎるので肩関節にかかる負荷が尋常ではなく、前述の通り関節を強化しておかないと話になりません。 あと緩めの上腕もクルッと回ってしまいやすい。 以下、適当にポージング。 この武器がこんな形で再登場するとは思いませんでした。 まぁ扱いにくいですが(苦笑 本家の腕をただ取り付けても面白くないので、適当に特徴のある腕2パターン。 どちらも個人的に気に入ってます(笑 膝のジョイントはこんな小さなものでも軸を太くしないとプラプラで、これを活用するのは大変そう。 マテリアと組み合わせてオフスタイル。 以上、FAGのアーキテクトのレビューでした。 フレームアームズガールの第4弾は、本家のフレームにあたるアーキテクト。 外装ありきの機体ではなく、骨格のフレームをキャラ化するというかなり斬新なことをしています。 基本的な出来はスティレット準拠で、関節構造を大きく見直したマテリアの要素は手首にしか採り入れられていません。 なのでマテリアに感動した後だと、股関節周りは可動域と安定感に物足りなさを感じますね。 付属品は、MSG版よりもクオリティとボリュームが増したインパクトナックル(エッジ)に満足感がありますが、やはり大きな武装は扱いにくさの面で難あり。 本家FAに対応する腕部なんかは単純にプレイバリューの幅が広がるので面白いなと。 関節面で若干の残念さがありつつも、今回も十分に満足のキットでした。
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製品説明 コトブキヤ オリジナルロボットコンテンツ「フレームアームズ」のスピンオフシリーズ「フレームアームズ・ガール」最新作は「アーキテクト Off White Ver. 」! 柳瀬敬之氏デザインによるフレームアームズ「アーキテクト」を、島田フミカネ氏が美少女化したイラストをもとに立体化しました! 今回は「アーキテクト」の別カラーでの商品になります。 【商品詳細】 ・成形色をフレームアームズではおなじみのオフホワイトカラーに変更。 ・「フレームアームズ・ガール イノセンティア」と同等の肩引き出し関節の追加。 ・新規金型でフレームアームズ「アーキテクト」のすねを接続可能な、膝関節パーツが付属。 ・表情パーツは「正面向き」、「イラスト準拠右向き」、「照れ顔左向き」の3種が付属。 ・表情パーツは塗装済みなので組み上げただけでも設定に近い仕上がりになります。 ・フレームアームズ「アーキテクト」の前腕を接続可能な、肘関節パーツが付属。 ・前腕部には専用の3mm軸用接続パーツが付属。 また、膝に3mm径の軸を増設可能なアタッチメントが、左右分付属します。 ・PVC製の手首が左右それぞれ5種付属。 手首は関節を含め、既存のフレームアームズ・ガールシリーズの手首と組換えが可能です。 ・イメージイラストを再現できる左腕と左脚が付属。 (肘、膝の関節は可動しません。 ) ・瞳などのデカールが付属。 ・スカートが可動し、脚部の可動範囲が拡大。 ・付属のベースは接続部を上下に可動させる事が可能。 ・背中、腰、ふくらはぎなどに配置された3mm径の穴により既存M. Gシリーズ、フレームアームズシリーズの武装の併用が可能。 ・踵が可動し、接地性を向上させることが可能。 色分けされた成型色、タンポ印刷済みのフェイスパーツにより、塗装せずに組んだだけでも完成します。 フレームアームズの特徴である各部に設けた3mm径の穴とPVC製の手首により、 膨大なM. Gウェポンユニットシリーズや、フレームアームズシリーズの武器、外装を使用する事が可能。 今後発売予定のFAガール各機体との頭部、腕部、脚部等の互換性も確保されており、お客様独自のフレームアームズ・ガール(FAガール)がカスタマイズ可能です。
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