四十九日までの祭壇の意味 四十九日までに遺骨などを安置する祭壇を、 「後飾り祭壇」と言います。 「後飾り祭壇」はただ遺骨を置いておく台ではなく、故人を偲ぶ場所を設けるという目的もあり、仏具やお供えも飾ります。 また、仕事や急用で葬儀に参加できなかった人が弔問でお参りする場所にもなります。 仏式では、この祭壇のことを 「中陰檀 ちゅういんだん 」とも言います。 葬儀が終わってから四十九日まで死者の魂はあの世とこの世をさまようと言われており、後飾り祭壇を飾りお世話をすることが一般的になっています。 後飾り祭壇の飾り方 後飾り祭壇の飾り方にはある程度決まり方があります。 何をどう飾ればいいか分からない人は、参考にしてください。 後飾り祭壇を設置する場所 後飾り祭壇は仏壇の傍らまたは前に設置します。 もし仏壇や仏間が家にない場合は、家の北側か西側に飾ります。 また、直射日光が当たる場所や水を扱う場所に後飾り祭壇を設置するのは避けます。 葬儀をお願いしたスタッフが後飾り祭壇を設置してくれるケースが多いので、そういった場合は場所に悩む必要はありません。 飾るもの・お供えするもの 後飾り祭壇には以下のものを飾ります• 白木位牌• お供え 後飾り祭壇でお供えするものは、以下のものです。 花・花立• 線香・香炉• ろうそく・ろうそく立て• りん・りん棒 お米やお水は時間が経つと悪くなってしまいますので、朝にお供えしたら、そのまますぐに下げて朝食として食べるのが一般的です。 お花やお茶も状態が悪くなる前に取り替えましょう。 お菓子は洋菓子や和菓子などこだわる必要はないため、故人が好きだったお菓子を用意しましょう。 お供えするお花は白を基調に選びます。 菊が定番です。 後飾り祭壇の飾り方 後飾り祭壇は3段になっています。 お供えや飾るものは以下のように配置します。 ・上段 向かって左から、遺影、骨箱 ・中段 白木位牌 ・下段 向かって左側に花、ご飯、お茶、水。 中央に香炉。 右側に線香、りん、ろうそく立て 四十九日法要までの後飾り祭壇のお世話 四十九日法要までん何をすればいいか分からないという人も多いでしょう。 この章では、四十九日法要までの後飾り祭壇のお世話について徹底解説します。 七日毎に法要を営む 四十九日法要までの後飾り祭壇では七日毎に法要します。 家族や親族、故人の知り合いがお参りして、お供えものをあげて供養します。 また、初七日法要では僧侶を招いてお経を読み上げてもらうケースも多いです。 水と線香を供える 四十九日法要までのお世話として水と線香を供えるのが一般的です。 また、水と線香は毎日供えます。 七日毎に法要するのはもちろんのこと、法要のとき以外も死者のために毎日供養することが望ましいでしょう。 なぜなら、故人の霊が四十九日まではこの世とあの世の間をさまよっているとされているからです。 故人が極楽浄土に生まれ変われるよう仏様にもお参りしましょう。 四十九日までは電気つけっぱなし? 四十九日までは実際に電気つけっぱなしにするわけではありません。 仏教では、四十九日までは電気つけっぱなし灯りを絶やさないようにするという考え方があり、その灯りが故人の道となります。 ただ、朝から夜まで灯す必要はなく、朝起きたら毎日ろうそくを灯せば問題ないでしょう。 一日中ろうそくを灯しているとなれば、外出したときなどに火事になるリスクも考えられます。 中には電気をずーっと付けている家庭もありますが、本当に大事なのは故人を偲ぶ気持ちなので、形式にとらわれすぎないようにしてください。 四十九日法要までに準備しておくこと 四十九日法要までには準備するものや、するべきことがあります。 ここでは、四十九日法要までに準備しておくことについて細かに解説していきます。 仏壇と本位牌の用意 四十九日法要までに 仏壇や 本位牌を準備しておきましょう。 本位牌の用意 葬儀の後から四十九日までは、白木位牌に故人の魂が宿っています。 四十九日法要で本位牌に故人の魂を移すため、必ずといっていいほど準備しておく必要があります。 本位牌には生きていたときの名前ではなく「戒名」を彫ってもらいます。 戒名とはお坊さんに付けてもらう名前のことで、浄土真宗では別名で「法名」と呼ぶこともあります。 本位牌の準備には1週間以上かかることが予想できるため、なるべく早めに準備を進めておきましょう! 仏壇 仏壇は絶対に必要なわけではありません。 最近は核社会化が進んでおりアパートやマンションに住む家庭が増えています。 仏壇を置くスペースがない家もあるのが現状です。 もし家のスペースに余裕があるなら仏壇を用意したほうがいいでしょう。 新しい仏壇を用意する時は「開眼法要」をする必要が出てきます。 「開眼法要」とは僧侶にお経を読んでもらって、仏壇に祀るご本尊や位牌に霊験を与える儀式になります。 仏壇は値段も高くスペースもとられるデメリットがありますが、故人へを偲ぶためにも用意できるならした方がいいでしょう。 日程調整と案内状の作成 四十九日法要の日程を決定して案内状を作成します。 日程に関してはお坊さんに依頼することを考慮して一番最初に決めるべきことでしょう。 また、納骨式も同時に行う場合は石材店にも伝える必要があります。 親族や故人と関係が深い人に案内状を送り「日時や場所」を伝えてください。 案内状を送る時期が遅ければ参列できる人も少なくなりますので、早めに案内状を送りたくさんの人たちに参列してもらうことを心がけましょう! 料理や引き出物 四十九日法要までに準備しておくのは料理や引き出物です。 会食を行わないケースでもお弁当やお酒を渡すのが一般的になっているため準備する必要があります。 レストランを予約して食事する場合は、そのレストランに人数とメニュー、日時を伝えて予約しておきましょう。 引き出物は何にするか迷うところです。 引き出物で多いのは使い勝手が良いタオルやハンカチ、のりなどの乾物、日持ちのするお菓子などがあります。 特別なお供えや飾りは必要? 四十九日法要まで特別なお供えや飾りは必要ありません。 ただ、ご飯やお花、お香、お水、お米などは常にいい状態を保つよう心がけましょう。 後飾り祭壇はいつまで飾る? 後飾り祭壇は基本的には四十九日の納骨まで飾ります。 理由として四十九日まで死者の魂がさまよっているためであり、四十九日が過ぎた後は成仏して極楽へ向かうとされているからです。 神道の場合は、仏教の四十九日にあたる五十日祭まで飾ります。 キリスト教の場合は後飾り祭壇という文化はありませんが、日本の慣習に従って祭壇を設けた場合は、ご遺骨を埋葬するまで置いておいても良いでしょう。 後飾り祭壇の処分方法 四十九日法要を迎えた後は後飾り祭壇が不要になり、処分していく流れになっています。 故人に失礼にならないように正しく処分していくことが求められます。 後飾り祭壇の処分方法について詳しく解説します。 地域のルールに沿って処分する 後飾り祭壇は 地域や自治体のルールに沿ってごみとして処分します。 食べ物や仏具、枯れてしまった花など、種類を分別して処分しましょう。 また、仏具に関しては他人に見えることがないように紙や包装紙で包むのが正しい処分方法です。 家庭ごみとして処分することもできますが、故人への思いが強い人の中には抵抗を覚えることもあるかもしれません。 そういった場合は、 お寺や葬儀屋、専門業者に相談することで処分してもらえるケースもあります。 白木位牌を処分する際には注意 四十九日法要で、白木位牌から本位牌に魂を入れ替えてもらう 「位牌開眼」を行いますので、白木位牌は不要になり処分することになります。 白木位牌に宿っている魂を抜く儀式を僧侶に依頼するのが一般的なので、僧侶にお願いしてお焚き上げの供養をしてもらいましょう。 処分しない場合もある 後飾り祭壇は処分しない場合もあります。 例えば、四十九日までにお墓の用意が間に合わず、遺骨を家に安置しておくような場合です。 また、単純に忙しくて処分する暇がないということも考えられます。 四十九日までに祭壇を処分しないと法律や教義上問題があるということはないので、タイミングを見て処分すればいいでしょう。 まとめ 四十九日法要までの祭壇の飾り方や準備や、処分方法についてご紹介しました。 四十九日法要は人生で何度も行う機会がないため、細かい方法やルールは分からない人が多かったはずです。 葬儀が終わってから四十九日までは死者の魂がさまよっている時期なので、浄化して極楽浄土へいけるよう家族でお世話していくことが大切になります。 仏壇、本位牌、法要の日程、案内状作成、料理などの準備など、四十九日法要ではやるべきことも多いので理解しておくと、自分が四十九日法要をする際に役立つはずです。
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四十九日法要とは?• 四十九日法要での食事とは? 法要後に行う食事とその内容について• 四十九日法要の食事の場所の選び方• 四十九日法要の食事の費用相場• 四十九日法要の食事の当日の流れ• 四十九日法要の食事で注意すること• 四十九日法要の食事、献杯時の挨拶• 四十九日法要で他に準備すること 四十九日の法要は、ご親族が一同に集まる大切なご供養の機会です。 施主の立場として、正しいしきたりに沿って会食の場所を用意する必要があります。 ぜひ最後まで目を通していただき、皆様の終活のお役に立てればと思います。 また「終活ねっと」では僧侶手配サービスを運営しています。 お坊さんを 安く手配したいという方は、をぜひご利用ください。 亡くなった方をご供養する法要には、追善供養と年忌法要があります。 亡くなった日から数えて7日ごとに行う追善供養では、初七日から四十九日までの法要があります。 一方の年忌法要とは、一周忌から始まる一年ごとの法要を指します。 四十九日法要は、 故人の魂があの世に旅立つ日にあたります。 極楽浄土に行けるように、お経をあげてお参りをする法要です。 また、四十九日法要は忌明けの日にあたります。 亡くなった方のご家族にとって、 喪に服す期間が終わったことを意味します。 仏式の場合では、ほとんどの場合に四十九日の法要当日にお墓への納骨を行います。 また、白木位牌から本位牌に魂を移す開眼法要も行います。 このように、 四十九日法要はご供養の節目となる大切な機会となっています。 なお「終活ねっと」では、四十九日法要についてさらに詳しい記事を掲載しています。 ぜひそちらもご覧いただき、参考にしていただければと思っております。 四十九日法要では、お坊さんにお経をあげていただき、納骨とお参りを行うのが一般的です。 法要での儀式が済んだ後は、会食の場を設けます。 ここでは 四十九日法要の会食を行う目的などについて、ご説明いたします。 四十九日は法要後に会食を行う 仏教での法要の際に行う会食を、 お斎(おとき)と呼びます。 このお斎という言葉は、仏教用語で食事を意味する斎食(さいじき)が語源です。 忌明けにあたる四十九日では、法要の儀式がすべて終わった後に、会食を行います。 故人の思い出を共有しながら食事する 四十九日法要での食事の目的は、 思い出の共有と感謝です。 食事をしながら、故人が元気だった頃の姿に思いを馳せて参列してくださった方々と思い出話をします。 故人の人柄や生前のエピソードなどについて、落ち着いた雰囲気のなかで会話できます。 また、施主の方は、お坊さんと参列者の方々に感謝の気持ちを込めて、食事の場を設けます。 故人の思い出を皆で語り合いながら、 あの世への旅立ちを見送るのが、会食の目的です。 会食は2時間未満が目安 四十九日法要の会食では、ホテルや料理店での食事や仕出し弁当などをいただきます。 会食ではビールや日本酒といったお酒も用意されます。 思い出話をしながらの食事となりますので、 所要時間は1時間半から2時間が目安です。 葬祭センターのホールやお寺の中の部屋を借りて会食を行う場合も、予定時間は2時間のケースがほとんどです。 四十九日法要の食事の内容は? 四十九日法要での食事の内容は、どういったものになっているのでしょうか。 お斎と呼ばれる法要での会食は、時代の流れを受けて次のように変わってきています。 かつては肉や魚を使わない精進料理 お斎では、かつては正式な形の精進料理を用意するとされていました。 精進料理は仏教の戒律に沿って、 肉や魚を使わずに作る料理です。 昭和30年代までは自宅で調理して精進料理をふるまう場合もあったようですが、時代の流れとともに変化し、昭和50年頃には特に精進料理にこだわらない食事が主流となりました。 現在は会席料理や仕出し弁当も 参列者には、子どもから大人まで幅広い世代の方がいらっしゃいます。 法要における会食では、どなたの口にも合う和風の食事、 会席料理や日本料理の仕出し弁当などが好まれています。 また、四十九日法要での食事は、かつてはご自宅やお寺の中の広間で行われてきましたが、現在では料理店やホテルなどで行う場合が増えています。 料理店やホテルなどの会場では、室内のバリアフリーや和室でのテーブルと椅子の使用など、ご高齢の方も安心して会食に参加できるよう工夫がされています。 食事を行わない場合もある 四十九日法要での食事は、必ずしなければならない決まりはありません。 施主の方の考えによって、 会食の場そのものを省くこともできます。 会食を行わない場合は、四十九日法要の最後に行う挨拶で、 施主の方から会食の場は設けておりませんという内容を述べるようにします。 そのうえで、法要に来ていただいた返礼の品と持ち帰り用の仕出し弁当・お酒を、参列者一人ひとりに渡します。 都合があり会食の時間が取れない、あるいは参列者の方にご高齢の方が多く負担になるといった理由で、四十九日法要の会食を行わないケースもあります。 四十九日法要での会食は、行わなくても特に失礼にはあたりません。 四十九日法要の食事の場所の選び方 料理店・ホテル・葬祭ホールなど、現在では、四十九日法要での食事の場所の選択肢は多くあります。 施主の方は、当日の参列者の数を把握でき次第、会場と食事に予約を入れて手配をします。 食事の会場は、お坊さんと参列者の方々にご案内しておく必要があります。 遅くとも 四十九日法要当日の2週間前までには決めるようにしたいものです。 食事の場所を選ぶうえで気をつけたいポイントは、次の2点です。 会場同士の距離 四十九日法要では、ほとんどの場合にお墓での納骨を行います。 したがって、会食を行う場所は、お墓のあるお寺や霊園に近い必要があります。 大きな料理店・ホテル・葬祭センターなどは、マイクロバスでの送迎が可能ですが、移動距離が長いと参列する方々の負担となります。 食事の場所は、 四十九日法要の会場とお墓、その両方に近い会場を選ぶようにします。 規模感 四十九日の法要をどれくらいの規模で行うかは、葬儀の形式と参列者の数によって決まってきます。 葬儀が大きな規模だった場合には、四十九日法要もそれなりの人数の方々を招いて行います。 一方で、家族葬のような形で小規模での葬儀を行った場合は、四十九日法要の参列者も少人数となります。 食事の時間は、故人の思い出話ができるよう、一つのテーブルにある程度の人数がまとまって着席したいものです。 人数に比べて広すぎる会場や狭すぎる会場は避けるようにします。 四十九日法要の食事の会場は、 参列者の人数に合わせて選ぶことがポイントです。 また食事の会場は、遅くとも法要の2週間前までには予約を済ませる必要があります。 参列者の方々に四十九日法要のご案内を出す際には、法要後の会食に参加できるかどうかをさりげなく確かめるとよいでしょう。 四十九日法要の食事の費用 予算 相場• 料亭・日本料理店の場合 一人あたり5千円から1万円• ホテル内のレストランの場合 一人あたり5千円から1万円• 葬祭センターなどの貸会場で仕出し弁当を取る場合 一人あたり3千円から5千円 ほとんどの料理店やホテルでは、法要での食事にふさわしい会席料理のコースを準備しています。 仕出し弁当を扱う料理店の場合でも、予算別に何種類かのお弁当をそろえています。 正式な予約をする前に、四十九日法要の会食である旨を伝えて、まずは予算や料理の内容を相談してみるのがおすすめです。 また、食事の費用のほかに、室料が必要になる場合もあります。 たとえばお寺の広間を借りて会食を行う時には、室料としてのお布施の目安は1万円です。 食事の予約をする際には、室料の有無も確かめておくのが必要です。 四十九日法要の食事の流れ• 参列者が会場に着席して、お坊さんの到着を待ちます。 お坊さんが到着して読経を開始します。 お経の間、順番にご焼香をします。 ご焼香は施主の方から故人と関係が深かった順番で行います。 お坊さんからの法話を聞きます。 お墓に移動して納骨を行います。 お坊さんがお墓の前で読経をします。 参列者の方は、施主の方から順番にお線香をあげてお参りします。 会食の場所に全員で移動をします。 会食場所では着席をして全員の到着を待ちます。 全員がそろったら、施主の方から挨拶をして、献杯(けんぱい)の合図で食事を開始します。 懇談しながら食事をした後で、施主の方が締めの挨拶をします。 施主の方は、参列者の方に返礼品を渡して感謝の気持ちを伝えてから、解散となります。 四十九日の食事で注意すること 四十九日法要の食事では、主に 次の3点に注意が必要です。 料理の内容や座席など会場の料理店やホテルに準備してもらえる場合でも、食事が始まる前に施主の立場として次の点を確認しておきましょう。 ご祝儀料理が入ることがないように 四十九日法要の食事では、 おめでたいことを連想させる料理は入れないようにします。 これらのご祝儀料理の代表としては、鯛や伊勢海老などがあります。 通常は、予約をする時に四十九日法要の会食であることを伝えておけば、鯛や伊勢海老といったご祝儀料理は加わりません。 また、あらかじめ法要向けとなっているコース料理を選んだ場合も、ご祝儀料理のメニューは加わりません。 料理店やホテルなどの会席料理は、会食の開始の時にすでにテーブルに並べられていることがほとんどです。 四十九日法要の当日は、施主の方は会場に到着したら料理をひと通り見て、ご祝儀料理がないことを確かめるとよいでしょう。 故人に配膳する「陰膳」は必須ではない 陰膳(かげぜん)とは、遺影の前に一人前を配膳して用意する故人のための食事です。 四十九日法要の会食では、 基本的に陰膳を用意する必要はないとされています。 しかし、地域によっては陰膳を用意する習慣があります。 また、少人数では陰膳はいらないですが、数十名が参列する四十九日法要では陰膳を用意するという地域もあるようです。 陰膳の用意は、必須ではないものの、ケースバイケースと言えます。 ご家族やご親族の方と相談して、陰膳が必要な場合は忘れないよう手配をしましょう。 席順 四十九日法要の会食では、施主の方は当日までに席順を決めておく必要があります。 具体的な席順ですが、 最も故人に近い上座の席にお坊さんが座ります。 お坊さんの隣には、法要の参列者の方々が座りますが、順番は、故人と血縁関係が最も薄い方から順番に座ります。 最後に、施主の方は、上座から最も遠い末席の位置に座るようにします。 故人との関係が近い人ほど下座に座るしきたりです。 法要の当日に会場に着いてから慌てることのないように、参列者がはっきりした時点で席順をあらかじめ考えておきましょう。 四十九日の食事の献杯時の挨拶 四十九日法要の会食では、 献杯の合図で食事を始めます。 この献杯の発声は、施主の方が行うことが多いですが、施主でなければならない決まりはありません。 故人と親しくしていたご親族の方が献杯の合図を行うこともあります。 献杯の合図は、初めに短い挨拶の言葉を述べてから、献杯と全員の方に向けて声をかけます。 ここでは、献杯の時の挨拶について、例をあげてご説明いたします。 会食の挨拶文例 四十九日法要に参列してくださった方々に、よい形で供養ができましたという感謝の気持ちを述べます。 挨拶は長く話す必要はありませんが、会食の場でいきなり話そうとすると緊張するものです。 事前におおまかな挨拶文を決めておくとよいでしょう。 挨拶は、たとえば次のように話します。 「本日は、ご参列いただき、誠にありがとうございました。 私たち家族とともに、亡き父をしのぶ席におつき合いいただけて、うれしくまたありがたく思っております。 ささやかな形ではございますが、お食事をご用意いたしました。 生前の父の思い出を話しながらお食事を召し上がっていただければ幸いにございます。 本日の会が亡き父の供養になると思っております。 どうぞ皆様、お時間の許す限り、ごゆっくりとおくつろぎください。 」 お坊さん 僧侶 への挨拶文例 お坊さんが会食に参加された場合は、会食が終わる時にお坊さんにお布施をお渡しします。 その時は、 お布施と同時にお礼の言葉を述べる必要があります。 お坊さんへのお礼の挨拶は、たとえば次のように話します。 四十九日法要とは忌明けの日にあたり、故人の魂が極楽浄土に旅立つ日にあたる。 四十九日法要では、納骨と本位牌に魂を移す開眼法要を行う。 四十九日法要がすべて済んだ後は、会食の場を設けて参列者で故人の思い出話をしながら食事をする。 食事の所要時間は約2時間が目安である。 四十九日法要での食事は会席料理や仕出し弁当が好まれている。 食事の会場は、法要の場所とお墓の場所との距離が離れすぎないようにして、参列者の人数に合った広さの会場を選ぶ。 四十九日法要の食事の費用相場は、料理店・ホテルの場合で一人あたり5千円から1万円、葬祭センターなどで仕出し弁当を取る場合で一人あたり3千円から5千円が目安である。 四十九日法要の食事のでは、初めに施主の方から挨拶をして、献杯を合図に会食をする。 懇談しながら食事をして、最後は施主の方が締めの挨拶をする。 参列者の方に返礼品をお渡しして解散となる。 四十九日法要の食事では、ご祝儀料理が入らないようにする、故人に配膳する陰膳はなくてもよい場合がある、席順に注意をする。 席順はお坊さんを上座にして遺影に近い順に故人から血縁が遠い順に座る。 食事の献杯時の挨拶は、挨拶文の例を参考にして事前に考えておくとよい。 四十九日法要では食事の手配のほかに、日取りを決める・お坊さんへの読経の依頼・本位牌の手配・参列者への案内状の手配といった準備が必要である。 直前に慌てないように余裕をもって早めの準備を心がける。 今回の記事をご参考に、四十九日法要についての知識を皆様の終活に役立てていただければと思っております。 また、「終活ねっと」ではこのほかにも四十九日の法要に関する記事を掲載しています。 ぜひそちらもご参照ください。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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四十九日とは? 四十九日(しじゅうくにち)とは、故人が極楽浄土へいけるように供養するための法要です。 仏教の世界では、亡くなってから7日ごとに法要を行い、亡くなってから49日後に行われる四十九日で忌明け(きあけ)を迎えます。 初七日は葬儀の当日に繰り上げて行うケースが増えています。 私の父の場合も告別式のときに同時に初七日を行いました。 初七日のあとの7日ごとの法要は行わないことも多いですが、 四十九日の法要は特に大切なものなので、僧侶にお願いして丁寧に忌明け法要を行います。 ということで、我が家でも坊さんを呼んで四十九日を行いました(詳細は後述)。 亡くなってからちょうど49日後に都合がつかない場合には、別の日に繰り替えることも可能です。 四十九日の法要には親戚も集まるため、平日より土日や祝日に調整して行うケースが多いようです。 日程をずらす場合、 繰り上げて早めに行うのはよいとされていますが、後にずらすことは避けるほうがよいと言われています。 実際に我が家でも四十九日の法要は、実際の四十九日よりも8日早くに行いました。 四十九日までに準備するもの 葬儀・告別式は亡くなってから間もなく行うため十分考える余裕もないほど慌ただしいですが、四十九日までは少し時間的余裕があります。 とはいえ、四十九日の準備も意外と大変なので早めに取りかかるのがよいでしょう。 会場の決定~手配 四十九日の法要を行う場所としては、• 霊園施設• セレモニーホール などが一般的です。 我が家の場合は、 遺族と親族の合計7人だけの質素な法事にしたので、自宅で行いました。 自宅で法要を執り行う場合は、座布団やお花などの準備をすべて自分たちでやらないといけないので少し面倒ではありましたが、結果的には満足のいく法要となりました。 ここでは自宅で法要を執り行った我が家のケースについて、具体的にやったことについて紹介していきます。 坊さんの手配 我が家では日頃からお付き合いのあるお寺はなかったので、葬儀のときに読経してくれた坊さん(葬儀社が手配した)にお願いしました。 今の世の中、坊さんも営業をしないと食べていけないのか、葬儀で挨拶をした際に坊さんから名刺を頂いていたので、その電話番号に直接かけました(四十九日の約3週間前)。 土日の午前中を希望したのですが、午前中はいっぱいで埋まっているとのことで、日曜日の午後に予約がとれました。 坊さんによると、その日だけですでに3件の予約が入っていると言っていました。 坊さんも忙しいようなので 早めの予約が安心です(特に土日)。 坊さんの手配をどこにしたらよいかわからないという方は「坊さん便のサービス」を使うのが便利だと思います。 レビューをみるとかなり評判もよいので、下手な坊さんに頼むよりはよいと思います。 >> 参列者への連絡 日程が決まったら、参列者に連絡をします。 我が家の場合は、遺族と親族だけの少人数だったので電話連絡で済ませましたが、招く人数が多い場合には案内状を送付するのがよいでしょう。 位牌と仏壇の購入 位牌には 「白木位牌」と「本位牌」の2種類あります。 白木位牌は塗りのない位牌のことで、葬儀の際に祭壇に飾られているものです。 戒名(戒名がない場合は俗名)が書かれた白い紙が貼られていることが多いです。 本位牌は仏壇に置かれている黒色の位牌です。 四十九日法要までは白木位牌、 法要後は本位牌となります。 本位牌にするときには坊さんに「魂入れ」をやっていただく必要があります。 そのため、四十九日法要までに本位牌を準備しておく必要があります(四十九日法要のときに本位牌の魂入れも一緒にやってくれます)。 本位牌自体は仏具店ですぐに購入できますが、本位牌には戒名の文字入れが必要となり、 文字入れに1~3週間かかるのが一般的です。 そのため、本位牌はなるべく早めに手配する必要があります。 我が家では楽天市場にある『仏縁堂』という仏具店で本位牌の購入・文字入れをしてもらいました。 価格もリーズナブルで文字入れもすぐにやってもらえました。 我が家で購入した本位牌です >> 急いでいる方やどこで買ったらよいかわからないという方はこちらのお店はおすすめです。 小さな仏壇も購入しましたが、こちらもリーズナブルなのに見栄えがよくてとても気に入っています。 料理の手配(仕出し弁当) 昼前に法要が終わって、それから忌明けの会食を行うのが一般的ですが、我が家の場合は坊さんの都合で法要の開始時間が14時だったので、法要前に昼食会という形でお昼を皆で食べました。 近所の仕出し料理店のお弁当を手配しました。 1人5,000円の弁当と天ぷら盛り合わせ、煮物、お漬物などを頼んで5万円ちょっとでした。 仕出し弁当の宅配は、3万円以上や5万円以上などと決められていることが多いので、自宅へ宅配してもらうにはある程度の金額を注文する必要があります。 お供えの果物 法要時のお供えの果物としては「かごに盛られた果物」というイメージがあったので、かご盛り果物を用意しようとしましたが、近所のスーパーなどでは売られていませんでした。 近くには果物屋さんもなく、デパートまで行くのは面倒だと思い、ネットで探していたらとても評判のよい果物屋さんが見つかりました。 我が家で利用したお店はこちらです。 >> もう少し豪華なのとしてはこちらがおすすめです! >> お供えの花 楽天市場のお花屋さんで供養用の花を購入しました。 5,800円のを頼みましたが、かなり立派のが届いて満足でした。 日時指定もできるので新鮮なお花が届きます。 >> こちらのお店も人気です。 >> 座布団 座布団は近隣のふとん店で レンタルしました。 坊さん用1枚、通常の座布団6枚で送料等すべて込みで8,000円位でした。 座布団を購入しても同じくらいの金額ですが、座布団をたくさん買っても使う機会がない&置き場所をとるので多少高くてもレンタルにしました。 家に座布団がある場合でもお坊さん用の法事用座布団は1つ用意したほうがよいと思います。 こちらのお店は布団の柄も選べてお値段もお手頃です。 >> 坊さん用の座布団は楽天などで買うこともできます >> 引き出物 招待客に手渡す引き出物は事前にデパートで購入しました。 一般的な相場は3,000円~6,000円とのことだったので、 とらやで5,000円ほどの羊羹の詰め合わせを買いました。 また、お供えの果物とお菓子も適当に分けて持ち帰ってもらいました。 招待客が大勢いる場合には、ネットで注文したり、ギフトショップを利用して自宅へ届けてもらうのが楽だと思います。 とらやの羊羹詰め合わせはとネットでも買えることがあとでわかりました。 >> デパートまで行く手間や交通費を考えると、ネットで買えばよかったと思っています。 四十九日当日の服装 インターネットで調べると、自宅で行う場合には喪服でなくてスーツや黒の服装でもよい…と書かれていたりしますが、 喪服が無難だと思い、遺族は全員喪服で参加しました。 参列者は男性はスーツの方が1名いましたが、あとは全員喪服でした。 礼服のクリーニング代は高いので、葬儀後すぐにではなく、四十九日が終わってから出すのがよいでしょう。 宅配クリーニングの初回割引を利用したら安く済みました。 きれいな仕上がりでした! >> 四十九日当日の坊さんへのお布施 坊さんに支払うお布施の金額についてはネットで調べるといろいろとでてきますが、葬儀でお世話になった葬儀会社に電話できいて教えてもらいました。 葬儀社は葬儀後でも親身になって相談にのってくださるので、わからないのことは遠慮なく尋ねるのがよいでしょう。 お布施:30,000円• お車代:5,000円• 御膳料:5,000円 葬儀社からは上記料金(合計40,000円)を目安に渡せばよいと教えられましたが、仏壇の開眼供養も同時にやっていただいたので、開眼供養料として10,000円をプラスしました。 のし袋は4つ用意し、それぞれに「御布施」「御車料」「御膳料」「開眼供養料」を記入しました。 ちなみに、49日法要のお布施は 3万~5万円が相場とのことです。 お布施の渡し方は、「小さなお盆の上に載せてわたす」などの作法があるようですが、葬儀社の方に確認したところ、お盆に載せなくても問題ないとのことでした。 我が家には小さなお盆がなかったので、そのまま手渡しで渡しました。 坊さんからは嫌な顔をされることなどなかったので、渡し方にはあまりこだわる必要はないと感じました。 四十九日当日の流れ 6畳の和室で行いました。 後飾りの祭壇の横に開眼供養してもらう仏壇、花、果物、お菓子を置きました。 お坊さんはまず準備をするとのことで15分程部屋にこもって準備をされていました。 部屋の扉を閉めていたので、何をしていたのかはわかりませんが、読経で使う道具などの準備や最終確認をしていたのだと思います。 ちなみに、坊さんは坊さんの衣服で来られたので、着替えは必要ありませんでした。 宗派や僧侶によって内容は若干変わってくると思いますが、我が家で行われた法要の流れは以下の通りで、トータルで1時間15分程でした。 気さくにわかりやすくお話をしてくれるお坊さんだったので、緊張することなどなく無事に終わりました。 1.僧侶による法話 2.読経 3.お焼香 4.開眼供養(位牌と仏壇への魂入れ) 5.僧侶による法話 納骨 すでにお墓がある場合には、四十九日の法要時に納骨を行うのが一般的です。 その場合には納骨前にお坊さん立ち合いのもと納骨法要(納骨式)を行います。 我が家は四十九日の時点でまだお墓・納骨堂などの手配ができていませんでした。 そのため、納骨の儀式などは行わず、遺骨は自宅で保管していました。 四十九日の法要に来ていただいたお坊さんからは、慌てて納骨をする必要はないと言われました。 結局、お墓を購入したのは半年以上経ったあとのことです。
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