「派手なやつは毒がある」「地味な奴の方が危ない」「茎が縦に避ければセーフ」「虫が食べていれば毒がない」「どんな毒キノコも適切に加工すれば毒が抜ける」 などなど、数々の迷信で多くの人々を苦しめてきた毒キノコですが、腹痛や嘔吐、下痢で済めばまだ良い方。 毒キノコの中には、少し食べただけでも死んでしまう種類も存在しており、キノコの毒性をなめては命に関わります。 死ぬほどの毒性があるものはさぞ特徴的なのだろうと言うとそういうわけでもなく、普通のキノコっぽい毒キノコも存在します。 毒キノコ御三家と呼ばれたタマゴテングタケ、シロタマゴテングタケ、ドクツルタケに加え、カエンタケ、ドクヤマドリ、ニセクロハツについても簡単にご紹介します。 これらの毒キノコは、全て少量の摂取で死に至る可能性が高い毒キノコです。 ドクツルタケ 出典: 欧米ではデストロイエンジェル(Destroying Angel)と言う厨二臭い名前の付いた毒キノコ。 一本食べただけで死に至る超猛毒の毒キノコで、これを食べたら病院に行かないと高確率で死亡します。 白くて綺麗なキノコであるため、天使の様に見える事からエンジェルなどと呼ばれている様ですが、食べたら天国に連れて行ってくれるよう。 毒の特徴としては、タンパク質の合成阻害が挙げられます。 これによって、細胞が必要とするタンパク質が作られなくなり、徐々に細胞が壊死していきます。 腎臓と肝臓に吸収された際のダメージが顕著で、仮に治ったとしても後遺症が残ることが多く、本来であれば消化が始まる前に胃洗浄を行わないといけません。 解毒剤なども存在せず、身体に吸収されてから顕著な症状が出てくるため、早期の治療が困難で摂取が発覚次第すぐに治療が必要な毒キノコといえます。 日本でもよく見られ、死亡事故の報道も決して少なくありません。 タマゴテングタケ 出典: 日本では、北海道以外ではあまり見られない毒キノコ。 毒の特徴は、ドクツルタケと同じ(系統の成分)であり、肝臓や腎臓を破壊し、吸収が始まってから症状が現れる危険な毒性を持っています。 一本食べただけで十分な致死性があるので注意。 ドクツルタケの様に見ただけて分かる特徴と呼べるものもなく、普通のキノコっぽいのが印象的。 幸い本州ではあまり見られないのでノーマークで良いのかも知れませんが、警戒しなければいけない毒キノコです。 シロタマゴテングタケ 出典: またお前か!と呼べる程に白い。 見た目がドクツルタケに似ているので、白い奴は危ないと言われる元凶でもあります。 連邦の白いやつではないですが、キノコの白い奴は素人が手を出して良いものではありませんね。 毒性は上述のドクツルタケ、タマゴテングタケと同じで、一本食べたらアウト。 熱や塩漬けで毒が消えるということもあり得ないので、白くて大きなキノコを食卓で見たら口を付けない方が良いです。 テングタケと付いていますが、有名なベニテングタケを含め、テングタケ類には毒を持った物が多いです。 毒の有無が記載されていないキノコ図鑑は無いのですが、テングタケ類に気をつけようにもキノコの傘に名前が書いてあるわけでもありません。 見た目も円形の傘ぐらいしか共通点がないため、素人にとっては見分けがつかないキノコです。 日本でも見られる種類のため、十分注意が必要。 カエンタケ 出典: 赤い角のようなキノコ。 毒性も三倍です。 そもそも赤い色が毒物によって出ている色なので、毒を隠す気の全く無いキノコ。 毒キノコの得意技であるタンパク質の合成阻害は勿論、炎症を引き起こしたり、神経細胞へのダイレクトな攻撃能力も持っています。 一本食べただけで致死量であり、肝臓や腎臓だけではなく、小脳を萎縮させる毒性もあり、見た目だけでなく持っている毒も超一流。 毒物はキノコの表面にも存在しており、皮膚に触れただけでも毒性を発揮します。 つまり、触っただけでも皮膚がただれるなどの症状が出るということ。 ある意味幸いといえるのは、その高い毒性から食べて数分で症状が出ることでしょう。 さらに、食べる前に調理した人間の手が炎症を起こし始める可能性もあり、早期発見が可能だという事です。 すぐに病院で胃洗浄や適切な治療を行えれば、十分助かる可能性があります。 こんな毒々しいモノを食べるなと言いたいところですが、全部が全部こんな赤いわけではなく、サラダに彩りを加えるベニナギナタタケや薬効のある冬虫夏草に似た色や形になってしまうこともあるで気をつけましょう。 昔は日本ではあまり見られませんでしたが、最近ではあちこちに見られるようになっているので注意が必要です。 ドクヤマドリ 出典: 美味しそうなので注意が必要な毒キノコ。 こういう形のキノコは食べれると言うのが通説ですが、ドクヤマドリを丸々一つ食べると死に至る可能性があります。 毒性そのものは、上述の白い悪魔(天使)キノコや赤いツノ付きキノコに比べるとそこまで強力ではないのですが、大きくて食べごたえがあるため危ないです。 かなり大きなキノコですので、これを丸々一本調理して食べてしまうと毒物が致死量に達してしまう事があります。 嘔吐や腹痛などの症状が出た後、腎臓や肝臓にダメージが出ます。 このキノコは毒性も恐ろしいですが、その大きさと形が食用キノコと非常に紛らわしいというのが一番の難点。 ニセクロハツ 出典: これも一見すると食べられそうな類の猛毒キノコ。 その名の通り、食用キノコであるクロハツに似ていることからこの名が付いています。 一つ食べた程度では致死量には至らないのですが、2本以上食べると危ないです。 毒性は筋肉組織の溶解で、解けた物質が臓器の血管に詰まるなどで障害が出ます。 生物が生み出す毒の中で最小の毒物を保有し、血液濾過などの措置で取り除く事も難しいです。 クロハツと間違えて食べられて危ないとされるニセクロハツですが、クロハツは加熱して食べられるものの本当は毒があります。 加熱が不十分だと嘔吐などに繋がり、結局クロハツは偽物でも本物でも危ないキノコなのですね。 簡単な見分け方は無い キノコというのは菌類であり、小さな菌糸を集めてキノコの形になっています。 これが意味するのは、形状や色は比較的自由が効き、毒を持っているか持っていないかで、その形状や色が決まることは無いということです。 要は、 キノコの毒性とキノコの見た目に相関性は全くないと言う話。 その毒の種類も様々であり、画一的な毒抜きの方法も存在しません。 加熱に強いものもあれば、弱いものもあります。 食べて調べる事は当然出来ないため、実際のところ研究室に持って行っていろいろな実験をして確かめざるを得ないのです。 本記事を執筆するにあたって、筆者もいろいろ調べて見ましたが・・・キノコ狩りが怖くてできなくなったと言うのが正直なところ。 キノコの専門家でも全てのキノコの毒の有無を把握することは不可能に近く、食用と紛らわしい種類と致死性のある種類だけを確実に頭に入れておくというのが現実的な対処方ですね。
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「派手なやつは毒がある」「地味な奴の方が危ない」「茎が縦に避ければセーフ」「虫が食べていれば毒がない」「どんな毒キノコも適切に加工すれば毒が抜ける」 などなど、数々の迷信で多くの人々を苦しめてきた毒キノコですが、腹痛や嘔吐、下痢で済めばまだ良い方。 毒キノコの中には、少し食べただけでも死んでしまう種類も存在しており、キノコの毒性をなめては命に関わります。 死ぬほどの毒性があるものはさぞ特徴的なのだろうと言うとそういうわけでもなく、普通のキノコっぽい毒キノコも存在します。 毒キノコ御三家と呼ばれたタマゴテングタケ、シロタマゴテングタケ、ドクツルタケに加え、カエンタケ、ドクヤマドリ、ニセクロハツについても簡単にご紹介します。 これらの毒キノコは、全て少量の摂取で死に至る可能性が高い毒キノコです。 ドクツルタケ 出典: 欧米ではデストロイエンジェル(Destroying Angel)と言う厨二臭い名前の付いた毒キノコ。 一本食べただけで死に至る超猛毒の毒キノコで、これを食べたら病院に行かないと高確率で死亡します。 白くて綺麗なキノコであるため、天使の様に見える事からエンジェルなどと呼ばれている様ですが、食べたら天国に連れて行ってくれるよう。 毒の特徴としては、タンパク質の合成阻害が挙げられます。 これによって、細胞が必要とするタンパク質が作られなくなり、徐々に細胞が壊死していきます。 腎臓と肝臓に吸収された際のダメージが顕著で、仮に治ったとしても後遺症が残ることが多く、本来であれば消化が始まる前に胃洗浄を行わないといけません。 解毒剤なども存在せず、身体に吸収されてから顕著な症状が出てくるため、早期の治療が困難で摂取が発覚次第すぐに治療が必要な毒キノコといえます。 日本でもよく見られ、死亡事故の報道も決して少なくありません。 タマゴテングタケ 出典: 日本では、北海道以外ではあまり見られない毒キノコ。 毒の特徴は、ドクツルタケと同じ(系統の成分)であり、肝臓や腎臓を破壊し、吸収が始まってから症状が現れる危険な毒性を持っています。 一本食べただけで十分な致死性があるので注意。 ドクツルタケの様に見ただけて分かる特徴と呼べるものもなく、普通のキノコっぽいのが印象的。 幸い本州ではあまり見られないのでノーマークで良いのかも知れませんが、警戒しなければいけない毒キノコです。 シロタマゴテングタケ 出典: またお前か!と呼べる程に白い。 見た目がドクツルタケに似ているので、白い奴は危ないと言われる元凶でもあります。 連邦の白いやつではないですが、キノコの白い奴は素人が手を出して良いものではありませんね。 毒性は上述のドクツルタケ、タマゴテングタケと同じで、一本食べたらアウト。 熱や塩漬けで毒が消えるということもあり得ないので、白くて大きなキノコを食卓で見たら口を付けない方が良いです。 テングタケと付いていますが、有名なベニテングタケを含め、テングタケ類には毒を持った物が多いです。 毒の有無が記載されていないキノコ図鑑は無いのですが、テングタケ類に気をつけようにもキノコの傘に名前が書いてあるわけでもありません。 見た目も円形の傘ぐらいしか共通点がないため、素人にとっては見分けがつかないキノコです。 日本でも見られる種類のため、十分注意が必要。 カエンタケ 出典: 赤い角のようなキノコ。 毒性も三倍です。 そもそも赤い色が毒物によって出ている色なので、毒を隠す気の全く無いキノコ。 毒キノコの得意技であるタンパク質の合成阻害は勿論、炎症を引き起こしたり、神経細胞へのダイレクトな攻撃能力も持っています。 一本食べただけで致死量であり、肝臓や腎臓だけではなく、小脳を萎縮させる毒性もあり、見た目だけでなく持っている毒も超一流。 毒物はキノコの表面にも存在しており、皮膚に触れただけでも毒性を発揮します。 つまり、触っただけでも皮膚がただれるなどの症状が出るということ。 ある意味幸いといえるのは、その高い毒性から食べて数分で症状が出ることでしょう。 さらに、食べる前に調理した人間の手が炎症を起こし始める可能性もあり、早期発見が可能だという事です。 すぐに病院で胃洗浄や適切な治療を行えれば、十分助かる可能性があります。 こんな毒々しいモノを食べるなと言いたいところですが、全部が全部こんな赤いわけではなく、サラダに彩りを加えるベニナギナタタケや薬効のある冬虫夏草に似た色や形になってしまうこともあるで気をつけましょう。 昔は日本ではあまり見られませんでしたが、最近ではあちこちに見られるようになっているので注意が必要です。 ドクヤマドリ 出典: 美味しそうなので注意が必要な毒キノコ。 こういう形のキノコは食べれると言うのが通説ですが、ドクヤマドリを丸々一つ食べると死に至る可能性があります。 毒性そのものは、上述の白い悪魔(天使)キノコや赤いツノ付きキノコに比べるとそこまで強力ではないのですが、大きくて食べごたえがあるため危ないです。 かなり大きなキノコですので、これを丸々一本調理して食べてしまうと毒物が致死量に達してしまう事があります。 嘔吐や腹痛などの症状が出た後、腎臓や肝臓にダメージが出ます。 このキノコは毒性も恐ろしいですが、その大きさと形が食用キノコと非常に紛らわしいというのが一番の難点。 ニセクロハツ 出典: これも一見すると食べられそうな類の猛毒キノコ。 その名の通り、食用キノコであるクロハツに似ていることからこの名が付いています。 一つ食べた程度では致死量には至らないのですが、2本以上食べると危ないです。 毒性は筋肉組織の溶解で、解けた物質が臓器の血管に詰まるなどで障害が出ます。 生物が生み出す毒の中で最小の毒物を保有し、血液濾過などの措置で取り除く事も難しいです。 クロハツと間違えて食べられて危ないとされるニセクロハツですが、クロハツは加熱して食べられるものの本当は毒があります。 加熱が不十分だと嘔吐などに繋がり、結局クロハツは偽物でも本物でも危ないキノコなのですね。 簡単な見分け方は無い キノコというのは菌類であり、小さな菌糸を集めてキノコの形になっています。 これが意味するのは、形状や色は比較的自由が効き、毒を持っているか持っていないかで、その形状や色が決まることは無いということです。 要は、 キノコの毒性とキノコの見た目に相関性は全くないと言う話。 その毒の種類も様々であり、画一的な毒抜きの方法も存在しません。 加熱に強いものもあれば、弱いものもあります。 食べて調べる事は当然出来ないため、実際のところ研究室に持って行っていろいろな実験をして確かめざるを得ないのです。 本記事を執筆するにあたって、筆者もいろいろ調べて見ましたが・・・キノコ狩りが怖くてできなくなったと言うのが正直なところ。 キノコの専門家でも全てのキノコの毒の有無を把握することは不可能に近く、食用と紛らわしい種類と致死性のある種類だけを確実に頭に入れておくというのが現実的な対処方ですね。
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「派手なやつは毒がある」「地味な奴の方が危ない」「茎が縦に避ければセーフ」「虫が食べていれば毒がない」「どんな毒キノコも適切に加工すれば毒が抜ける」 などなど、数々の迷信で多くの人々を苦しめてきた毒キノコですが、腹痛や嘔吐、下痢で済めばまだ良い方。 毒キノコの中には、少し食べただけでも死んでしまう種類も存在しており、キノコの毒性をなめては命に関わります。 死ぬほどの毒性があるものはさぞ特徴的なのだろうと言うとそういうわけでもなく、普通のキノコっぽい毒キノコも存在します。 毒キノコ御三家と呼ばれたタマゴテングタケ、シロタマゴテングタケ、ドクツルタケに加え、カエンタケ、ドクヤマドリ、ニセクロハツについても簡単にご紹介します。 これらの毒キノコは、全て少量の摂取で死に至る可能性が高い毒キノコです。 ドクツルタケ 出典: 欧米ではデストロイエンジェル(Destroying Angel)と言う厨二臭い名前の付いた毒キノコ。 一本食べただけで死に至る超猛毒の毒キノコで、これを食べたら病院に行かないと高確率で死亡します。 白くて綺麗なキノコであるため、天使の様に見える事からエンジェルなどと呼ばれている様ですが、食べたら天国に連れて行ってくれるよう。 毒の特徴としては、タンパク質の合成阻害が挙げられます。 これによって、細胞が必要とするタンパク質が作られなくなり、徐々に細胞が壊死していきます。 腎臓と肝臓に吸収された際のダメージが顕著で、仮に治ったとしても後遺症が残ることが多く、本来であれば消化が始まる前に胃洗浄を行わないといけません。 解毒剤なども存在せず、身体に吸収されてから顕著な症状が出てくるため、早期の治療が困難で摂取が発覚次第すぐに治療が必要な毒キノコといえます。 日本でもよく見られ、死亡事故の報道も決して少なくありません。 タマゴテングタケ 出典: 日本では、北海道以外ではあまり見られない毒キノコ。 毒の特徴は、ドクツルタケと同じ(系統の成分)であり、肝臓や腎臓を破壊し、吸収が始まってから症状が現れる危険な毒性を持っています。 一本食べただけで十分な致死性があるので注意。 ドクツルタケの様に見ただけて分かる特徴と呼べるものもなく、普通のキノコっぽいのが印象的。 幸い本州ではあまり見られないのでノーマークで良いのかも知れませんが、警戒しなければいけない毒キノコです。 シロタマゴテングタケ 出典: またお前か!と呼べる程に白い。 見た目がドクツルタケに似ているので、白い奴は危ないと言われる元凶でもあります。 連邦の白いやつではないですが、キノコの白い奴は素人が手を出して良いものではありませんね。 毒性は上述のドクツルタケ、タマゴテングタケと同じで、一本食べたらアウト。 熱や塩漬けで毒が消えるということもあり得ないので、白くて大きなキノコを食卓で見たら口を付けない方が良いです。 テングタケと付いていますが、有名なベニテングタケを含め、テングタケ類には毒を持った物が多いです。 毒の有無が記載されていないキノコ図鑑は無いのですが、テングタケ類に気をつけようにもキノコの傘に名前が書いてあるわけでもありません。 見た目も円形の傘ぐらいしか共通点がないため、素人にとっては見分けがつかないキノコです。 日本でも見られる種類のため、十分注意が必要。 カエンタケ 出典: 赤い角のようなキノコ。 毒性も三倍です。 そもそも赤い色が毒物によって出ている色なので、毒を隠す気の全く無いキノコ。 毒キノコの得意技であるタンパク質の合成阻害は勿論、炎症を引き起こしたり、神経細胞へのダイレクトな攻撃能力も持っています。 一本食べただけで致死量であり、肝臓や腎臓だけではなく、小脳を萎縮させる毒性もあり、見た目だけでなく持っている毒も超一流。 毒物はキノコの表面にも存在しており、皮膚に触れただけでも毒性を発揮します。 つまり、触っただけでも皮膚がただれるなどの症状が出るということ。 ある意味幸いといえるのは、その高い毒性から食べて数分で症状が出ることでしょう。 さらに、食べる前に調理した人間の手が炎症を起こし始める可能性もあり、早期発見が可能だという事です。 すぐに病院で胃洗浄や適切な治療を行えれば、十分助かる可能性があります。 こんな毒々しいモノを食べるなと言いたいところですが、全部が全部こんな赤いわけではなく、サラダに彩りを加えるベニナギナタタケや薬効のある冬虫夏草に似た色や形になってしまうこともあるで気をつけましょう。 昔は日本ではあまり見られませんでしたが、最近ではあちこちに見られるようになっているので注意が必要です。 ドクヤマドリ 出典: 美味しそうなので注意が必要な毒キノコ。 こういう形のキノコは食べれると言うのが通説ですが、ドクヤマドリを丸々一つ食べると死に至る可能性があります。 毒性そのものは、上述の白い悪魔(天使)キノコや赤いツノ付きキノコに比べるとそこまで強力ではないのですが、大きくて食べごたえがあるため危ないです。 かなり大きなキノコですので、これを丸々一本調理して食べてしまうと毒物が致死量に達してしまう事があります。 嘔吐や腹痛などの症状が出た後、腎臓や肝臓にダメージが出ます。 このキノコは毒性も恐ろしいですが、その大きさと形が食用キノコと非常に紛らわしいというのが一番の難点。 ニセクロハツ 出典: これも一見すると食べられそうな類の猛毒キノコ。 その名の通り、食用キノコであるクロハツに似ていることからこの名が付いています。 一つ食べた程度では致死量には至らないのですが、2本以上食べると危ないです。 毒性は筋肉組織の溶解で、解けた物質が臓器の血管に詰まるなどで障害が出ます。 生物が生み出す毒の中で最小の毒物を保有し、血液濾過などの措置で取り除く事も難しいです。 クロハツと間違えて食べられて危ないとされるニセクロハツですが、クロハツは加熱して食べられるものの本当は毒があります。 加熱が不十分だと嘔吐などに繋がり、結局クロハツは偽物でも本物でも危ないキノコなのですね。 簡単な見分け方は無い キノコというのは菌類であり、小さな菌糸を集めてキノコの形になっています。 これが意味するのは、形状や色は比較的自由が効き、毒を持っているか持っていないかで、その形状や色が決まることは無いということです。 要は、 キノコの毒性とキノコの見た目に相関性は全くないと言う話。 その毒の種類も様々であり、画一的な毒抜きの方法も存在しません。 加熱に強いものもあれば、弱いものもあります。 食べて調べる事は当然出来ないため、実際のところ研究室に持って行っていろいろな実験をして確かめざるを得ないのです。 本記事を執筆するにあたって、筆者もいろいろ調べて見ましたが・・・キノコ狩りが怖くてできなくなったと言うのが正直なところ。 キノコの専門家でも全てのキノコの毒の有無を把握することは不可能に近く、食用と紛らわしい種類と致死性のある種類だけを確実に頭に入れておくというのが現実的な対処方ですね。
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