ゆとり教育は2002年度から2010年度まで行われていました。 ゆとり世代の背景には、受験競争が激化する中でそれまでの詰め込み教育から一転し、「自分で考える力をはぐくもう」という目標が掲げられ、授業内容や授業時間が減らされ、相対評価から絶対評価になるという学校教育の変化がありました。 しかしその結果、OECDの学習到達達成度調査で、日本の学力順位は下がっていきました。 ゆとり教育が一因として学力の低下がもたらされ、また、詰め込み教育からゆとり教育に移行する中で、「人と比べることをやめよう」「成績の順位を貼り出すことをやめよう」とする動きがあったため、ゆとり世代にはナンバーワンよりオンリーワン志向が色濃くなり、競争意識の低下がもたらされ、個人主義的な側面が強くなったと考えられます。 背景2:ITの普及によるコミュニケーションの変化 ゆとり世代が学生の年齢の頃からITが急激な普及を遂げ、インターネットや携帯電話、SNSなどのコミュニケーションツールが日常のコミュニケーションの大部分を占めるようになりました。 友人同士のコミュニケーションもゆとり世代が学生の時期から携帯メールやラインで行われていました。 コミュニケーション力の低下もゆとり世代の特徴と言われていますが、これはゆとり世代以降の脱ゆとり世代などの年齢でも同様だと考えられます。 しかし、ゆとり世代はどうやら年齢によって特徴が違うようです。 上記に挙げた特徴は、1988年生まれ以降~に該当する年齢のゆとり世代の人たちの特徴とされています。 1987年生まれのゆとり世代だけは、「ゆとり第一世代」と呼ばれています。 これは一体なぜでしょうか。
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しばしば同義語のように思われがちな、ゆとり世代とさとり世代。 明確に大きな違いはなく、「ゆとり」と言われるのを嫌がった若者が「さとり」という言葉に置き換えたとも言われています。 また、ゆとり世代よりもさとり世代の方が、物事を感覚や経験でなく論理的に考える傾向にあるので、合理主義者が多いと言えるでしょう。 堅実で高望みしない若者 さとり世代は、バブルを経験した親に育てられ、物心つくころには世の中は不景気のど真ん中にありました。 早くから不景気を経験している彼らは過剰消費に興味がなく、石橋は叩いて渡るものだと思っています。 高望みはせず、いかなる時も現実重視です。 また就職氷河期や団塊ジュニア世代のことも知っているので、現実とは厳しいもので堅実な生き方こそが安定へと繋がると思っているのかもしれません。 なぜ悟ったのか? 現代ではインターネットの普及により、お金を使わなくても満足感を得られるのです。 スマフォを開けばSNSで誰かと繋がれ、CDを買わなくても音楽は聞ける。 雑誌を買わなくても「コーディネート」と打ち込めば流行ファッションを知ることができる。 このように、さとり世代の欲求はインターネットで満たされるようになったのです。 そして欲求がインターネット上で満たされると、徐々に熱を持たなくなり冷めたように悟るようになりました。 モノに不自由したことがない さとり世代はモノに不自由を覚えるような経験をしたことがありません。 世の中がいくら不況だと言われても、プチプライスでモノを手に入れることができます。 そして高級品の価値が分からず、実用性を重視するようになりました。 バブル世代のように「高ければいい」「高級品こそ価値がある」という意識を持つことがでず、無駄なものに感じてしまうようになったのです。 一見無駄に見えても実は価値があると言われたところで、合理的に考えて判断する習慣が身に付いているので、無駄だと感じてしまうのかもしれません。 さとり世代の特徴7つ さとり世代の多くは倹約家とも言われていますが、決して消費が嫌いなワケではありません。 買い物をするときに重要視しているのがコストパフォーマンスです。 かけた費用に対してどれだけ得られる価値が大きいかが買い物のときの決め手になります。 例えば、板前を目指している人がいるとしましょう。 一人前になるには師匠から技術を教わる必要があります。 もちろん、すぐに包丁を握らしてもらえるわけではなく、掃除や料理の盛り付けなどばかり。 やっと包丁を持てたとしても、野菜の皮むきだけなんてことも。 ここでゆとり世代より上の人達は「師匠についていくのも仕事の一つ!」「板前として一人前になるには、包丁さばき以外にも重要なことがある!」なんて思うのではないでしょうか?。 しかし、さとり世代からしたら過程よりも結果が大事。 修行する時間を有効活用して、スキルさえ身に付ければいいと思うので、結果が伴わない努力なんて無駄に感じてしまう傾向にあるのかもしれません。 質問したくても『話聞いてなかったのか!って怒られるかも』なんて不安が脳裏によぎってしまうのです。 しかも、叱られることに対する耐性が低いので、頭ごなしに怒ることはNG。 上司として、さとり世代が質問しやすいような環境を作ってあげましょう。 そのため一つひとつ仕事を教えるのではなく、最初から最後まで一気に仕事を教える方が得策になります。 また過程よりも結果を求めるさとり世代は、最終的にどうなるのかを知りたがります。 そのため一連の流れを一気に教える方が理解しやすく、効率良く仕事をこなせるのです。 サービス残業を嫌い、上司に仕事終わりの飲み会に誘われても無駄だと思ってしまいます。 プライベートを犠牲にしてまでも出世したいと思わないのです。 就業時間が終わったら仕事は終わりなのです。 さとり世代は必要以上の仕事を行いません。 いくら上司が「なんでやってないの?」なんて言っても、さとり世代からすれば「言われたことはきちんとやりました。 それ以上のことは言われていません」となるのです。 それはなぜかは簡単です。 必要以上の仕事をして失敗したとき、怒られるからです。 そのためあらかじめマニュアルを用意しておくと、きちんとやり遂げるのでオススメです。 しかし、いくら集団で仲良くするのが好きでも、誰かから一方的に命令されることを極端に嫌います。 その背景には、つくし世代が使う「それな」と言う言葉が関係しているようです。 「それな=同意」の意味があります。 例:Aくん「あの子かわいい」Bくん「それな」 このように、相手の主張に同意する相槌のようなものです。 「うん」よりも「それな」の方が相手の話を肯定しているように聞こえるのかもしれません。 さとり世代の特徴を理解して上手く付き合っていこう さとり世代の特徴7つと、仕事における取扱い説明書を紹介しました。 さとり世代は合理主義な一面を持ち合わせていますが、効率重視な面もあります。 もしもさとり世代の部下の扱いに困っているのであれば、今回紹介した取扱い説明書を参考にしてみてください。
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なにかと話題の「ゆとり世代」でしたが、続いて「悟り世代」が、そして最近は新たに「つくし世代」という言葉ができたようです。 では「つくし世代」とはいったいどういった人々のことを指すのでしょうか?「つくし世代」に共通する10の特徴について調べてみました。 「つくし世代」は「尽くし世代」 つくし世代の「つくし」とは、「尽くし」のことだそうです。 つくし世代は、相手に尽くすことが多い世代のようです。 みんなでハッピーがモットーのつくし世代 つくし世代は、どんな相手にも尽くすことが多い傾向があります。 みんなでハッピーになりたいという気持ちから、色々な人に尽くすようです。 尽くし尽くされ、相乗効果? 逆に、つくし世代同士であれば、相手に尽くされることも多いということになります。 お互いに尽くし合うことでよりハッピーになれますね。 支配されることを嫌うつくし世代 つくし世代は、権威によって支配されることを強く嫌う傾向にあるようです。 熱くみんなを引っ張ってくれるリーダーは歓迎されますが、有能であっても強権政治はつくし世代に嫌われるようです。 つくし世代の会話の始まりは「それな」 つくし世代は返答する際に「それな」という言葉を多用する傾向にあります。 「それな」とは、そうだね、という意味で、相手に同意していることを示します。 つくし世代は、共感と同意を重要視するようです。 サプライズ好きなつくし世代 ある調査によると、10代の約3割が3ヶ月に1回程度サプライズをしているようです。 相手をハッピーにさせるための一つの手段なのかもしれませんね。 つくし世代はイベント好き? つくし世代は趣向を凝らした独自のイベントが好きなようです。 例えばたこ焼きしか食べないパーティー「たこパ」などです。 こうしたイベントを通じて仲間同士の連帯感を高めることもつくし世代の特徴と言えるでしょう。 臨機応変にSNSに投稿することができる 彼らはデジタルネイティブと呼ばれる世代でもあります。 常にSNSに投稿する内容が、どのコミュニティの人間に見られるかということを気にして投稿しているようです。 SNSにおいてもハッピーさが大事 辛いときや悲しいとき、彼らはストレートに胸の内をSNSに投稿することがないようです。 例えば「つらたん」「やばたん」というようなかわいらしい表現をして、投稿内容の雰囲気を和らげ、友達が心配しないような配慮をするようです。 個性を大切にするつくし世代 彼らは、画一的な価値観をよしとせず、個性を大事にする傾向があります。 世間からは若干浮いた目で見られていた、ギャルやオタクも個性であると認めることができるようです。 そして一昔前は決して交わることのないこれらの人達が混じり合うことも歓迎されるようです。 個性を大事にする教育を受けてきたゆとり世代から受け継がれてきたものかもしれませんね。 「つくし世代」の特徴、おわかりいただけたでしょうか?若者には若者なりの気遣いがあったり、彼ら自身のポリシーを持っているようですね。 彼らの特性をよく理解し、コミニュケーションをとると、円滑な人間関係を築けるのかもしれません。
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