数多の非術師たちをも用い、五条の力を削ごうとする特級呪霊たちですが、五条はそれをものともする事なく、勝利宣言すらしてみせます。 「まずはオマエから祓う(ころす)」 そう言って、呪霊たちを挑発してみせる五条。 「逃げんなっつったのは」 「オマエらの方だろ」 そう言って五条は、まるで散歩でもするかのように、無造作に漏瑚たちの傍へと迫ります。 それを受け、咄嗟に五条へと拳を振るう、漏瑚。 しかし、漏瑚が振るった拳を絡め取り、更には横合いから迫る花御の上段蹴りにも、即座に反応してみせる五条。 続いて五条は、取った漏瑚の腕を、そのままもぎ取り、あまつさえそれを、花御への防御に使うなど、圧倒的な強さを見せつけ始めます。 花御へと蹴りを当てるなり、それを無視し、漏瑚へと駆け寄ろうとする五条。 (あくまでも漏瑚狙い) (先刻の宣言は心理誘導か) (そしてこの男) (無下限の術式を) (解いている!) 術式を解いた五条 それでも尚「最強」たる五条の力が花御に迫る 微調整の必要な術式を放棄し、呪力操作と体術のみで、コンパクトに攻めようと目論む五条。 しかし、それを見た花御は、この状況を好機と見て、植物を操る己本来の術式を、発動しようとします。 それを見た漏瑚は、同じように花御へと視線を向けた五条を横目に、叫びます。 「展延を解くな!」 「花御!」 その瞬間。 術式を発動した花御へと、五条が、驚異的な瞬発力で、即座に接近しました。 「ココ」 「弱いんだって?」 花御の体に足を乗せた五条は、そう言いながら、その両眼から生える、2本の枝を掌握。 そのまま枝を、花御の両の眼窩から、力任せに、引き摺り出してしまいました。 「やっぱりな」 「展延と生得術式は」 「同時には使えない」 五条の「 無下限呪術」を破る、唯一の方法である、「 領域展延」。 それを解除し、本来の術式を発動した花御へと、五条本来の強力な身体能力が、本領を発揮します。 (儂が先刻まであの程度で済んでいたのは) (展延で体を守っていたからだ!) (基礎的な呪力操作と体術でこのレベル!) (五条悟、逆に貴様は) (何を持ち得ないのだ!) そう考え、改めて五条の能力に、驚愕を示す漏瑚。 その五条が、花御へと攻撃を加えた隙を突き、脹相が周囲の非術師ごと、五条へ攻撃を加えますが、「 無下限呪術」を再発動した五条へは、一切の攻撃が通りません。 その隙を突き、「 展延」を発動し、五条へと追い討ちをかけようとする、漏瑚と花御。 しかしそこで、五条が、漏瑚へと言葉をかけて来ました。 「いいのか?」 「オマエが展延で僕の術式を中和する程」 「僕はより強く術式を保とうとする」 「こっちの独活(うど)は」 「もうそれに耐える元気ないんじゃない?」 そう言った五条は、漏瑚を無視し、自らの「 無下限術式」を発動したまま、花御へと接近。 五条の体を覆う「無下限」によって、圧迫された花御は、万力のように作用する力によって、壁との間に挟まれ、その体に亀裂を走らせ始めました。 「五条悟! こっちを見ろ!」 そう言って、術式の矛先を周りの非術師たちへと向け、五条の気を逸らそうとする、漏瑚。 しかし。 次の瞬間、花御は壁と五条の術式との間に、完全に押し潰され、肉片と体液を周囲に撒き散らしました。 完全に祓われてしまった、花御の残骸を見て、呆然とする漏瑚。 「次」 そう言って五条は、その目を、残る敵である漏瑚の方へと、向けました。 明治神宮前駅へと辿り着いた虎杖 そこで感じ取った仇敵の気配 一方、新たな「帳」が降りた、との一報を受け、明治神宮前駅へと辿り着いていた、虎杖を含む、冥冥班の面々。 彼女は更に、2つの「帳」の間に、これらの「帳」を降ろしている呪霊、もしくは呪詛師がいる、と、当たりを付けます。 そしてそれに加え、女性補助監督は、言いにくそうにしながら、追加の情報をもたらそうとします。 「その…まだ断言はできないのですが…」 「?」 「構わないよ、言ってごらん」 冥冥の促しを受け、女性補助監督は、「帳」の中に「何」が居るのかを、告げます。 かつて吉野順平を殺し、逃げおおせた、虎杖の仇敵。 その存在を感じ取り、虎杖は、抑えられない気持ちを表出させるように、両の目を見開きました。 『呪術廻戦』第85話を読んだ感想と考察 五条による、花御への勝利宣言。 それを受けた漏瑚と花御は、攻撃を激化させますが、「無下限呪術」を解いてなお、五条の攻勢は衰えを見せません。 そんな中、五条の隙を突こうと術式を発動した花御は、逆に五条の攻撃を、まともに喰らってしまいます。 そして、弱った花御は、五条の「無下限呪術」に押し潰されて死亡。 一方、冥冥と共に新たな「帳」の元へ辿り着いていた、虎杖は、「帳」の中に、かつて吉野順平を殺した仇敵・真人が潜んでいる事を察知していまいした。 五条の足止めをし、20分もの時間を稼ぐべく、戦いを続ける特級呪霊たち。 一応はこの状況、呪霊たちが目論んだ、思惑通りの状況という事もあり、流石の五条も、ある程度の苦戦を強いられるものと、思っていました。 しかし、蓋を開けてみれば、五条の誇る圧倒的な力の前に、花御は早々に敗北。 作中でどのくらいの時間が経っているのかは解りませんが、やはり漏瑚たちが夏油から課された、「20分」という時間、かなり厳しいものでありそうです。 そんな中で気になったのは、「九相図兄弟」の最後の1人、腸相の様子。 夏油が万全を期して始めた「渋谷事変」に、何かしらの策が隠されているとするなら、交流戦後に新たに呪霊勢力に加わった、腸相辺りが怪しそうです。 また、もう1つ気になったのは、一般人の被害に全く無頓着に見える、五条の様子。 今回、漏瑚が攻撃の矛先を一般人に向けても、花御への攻撃を止めなかった五条が、どこか印象的でした。 これは、五条の「非人間的な強さ」を、強調するものではありますが、一方で今後の展開に前振りのようにも見えてきます。 例えば、矛先を向けられたのが、呪術高専の生徒だったり、呪術師仲間だったり、あるいは、夏油であったりすれば……? いずれにせよ、このまま20分もの時間を稼ぐのは、現実的ではないので、何かしらの急展開が待っているのは確実でしょう。 このように、いよいよ戦闘描写も盛り上がりを見せてきた、新たなエピソード「渋谷事変」編。 遂に虎杖の前に、仇敵・真人の影も見え始め、大規模な戦いの気配が、感じられるようになってきました。 そんな中、今週のジャンプで、アニメ化決定が発表されるなど、作品としての勢いも、どんどんと増していっている「呪術廻戦」。 本作が醸し出すダークな雰囲気は、先んじてアニメ化・大ヒットとなった、「鬼滅の刃」以上と言ってもいいものです。 なので本作もまた、同じような大ヒットを飛ばしてくれる事を、期待しながら、原作も引き続き追って行きたいと、思います。 『呪術廻戦』の最新巻の単行本や過去作品を無料で見る方法 毎週、『呪術廻戦』の最新話が待ち遠しいですが、単行本でまとめて読みたい、過去の作品をまだ見ていない方のために、最新巻や過去作品を無料で見る方法を紹介します。 やはり漫画は絵付きで読みたいですよね!『呪術廻戦』の単行本を無料で読む方法を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
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これで漏瑚から最初に倒すことになるのなら、前話の 「花御から祓う」というのは安い心理誘導にすぎなくなる。 しかし漏瑚を執拗に狙うことは、花御から祓うための大切なステップだったようだね!やば!! 漏瑚を狙うことで術式展延を解除した花御。 これによって五条の攻撃が見事に炸裂するに至った!ここまで計算づくとは!! 呪術廻戦85話より引用 ここまで計算づくとは! バトル漫画には色々なタイプがあるけれども、その中でも呪術廻戦はバトルシーンの論理ロジックが凄まじい。 少し前までジャンプは技ドーン系の漫画も人気が高かったけど、今はこういう骨太な作品が好まれるようになってきた感じがするね〜! それにしてもこれ、花御の目から生えてる2本の木をぶっちぎるのヤバスギィ!! 【スポンサーリンク】 一瞬で片付いた戦い! これにて花御のダメージは深刻。 以下のカットでは、ついに簡単にトドメを指すまでに至った。 こういう戦い方が出来るのが五条の強みだよね!まさに無双! 花御をやられた時の漏瑚のポカンとした表情が印象的だったかな! 呪術廻戦85話より引用 一瞬で片付いた戦い! で、今回のラストは一転、虎杖サイドの描写が描かれてフィニッシュ。 こちは帳の間にいる 「改造された人間」が印象的だったかな。 手が足になってたり、とにかく不気味な雰囲気が満載! 呪術廻戦85話より引用 とにかく不気味な雰囲気が満載! これによって真人の存在が浮かび上がった今、虎杖と真人の戦いが巻き起こる可能性が示唆されたと思う。 さて、これからどうなるかな? 五条も五条で無双だけども、虎杖も宿難の関係で潜在能力は無限大。 そういった点を踏まえると、こちらもかなりの激闘になってきそうな予感がするよね! あと、虎杖には黒閃(こくせん)もあるし、これが真人にどのくらい通じるのかも楽しみだよね〜! 様々な角度から楽しみな要素が噴出している呪術廻戦。 もしかしたら鬼滅の刃、チェーンソマンに並び、3本の柱に食い込んでくる(ワンピースは別格として)可能性は充分にあるかもしれないね!!.
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虎杖悠二:榎木淳弥 伏黒恵:内田雄馬 釘崎野薔薇:瀬戸麻沙美 キャスト勢と芥見先生はジャンプフェスタでのステージにも登壇するので、その辺りの関係もあって先行して発表となったのでしょうか。 とりあえず第一報では制作が決定した情報がメイン。 制作会社やスタッフ、放送時期がいつ頃になるかなど詳細は未だ明らかになっていないので、それらがステージで発表される事を期待して待つとしましょう。 鬼滅の刃ぐらい本気のメンツだと嬉しいんですけど……。 本編は徹底的に動きづらい様に縛られてしまっている割に余裕の五条先生がどうやって反撃をしていくのか気になるところでしたが、ある意味では納得の結果でありそう来るかと思う面もあったりと楽しめました。 圧倒的に呪霊側が有利になる様に仕組まれている状況で虚勢か秘策でもなければ大口を叩けないはず……。 一体何を隠しているのだろうかと思ったのですが、その理由が気になっていたのですが普通に気にしないほど強かっただけだと言う。 ここまで仕組んでおきながら夏油が特級たちに指示したのが時間稼ぎだったりしておかしいなとは思ったんですが、そこまでしても倒せないからだったんですね……。 殴り合いのフィジカル面にせよ、駆け引きの面にせよ花御たちよりも五条の方が圧倒的に上回っていました。 宣言からの違う相手の腕をへし折りや無下限の術式をワザと解除してみせての相手の隙を誘うフェイントなど相手を侮っている訳でもない本気っぷり。 漏瑚が「貴様は何を持ち得ないのだ」と驚いてしまうのも頷けます。 つまり逆に言えば才能やら血統やら戦闘の強さに関わってくる諸々は全て持ち合わせていると言う事で……むしろ夏油はどうやって最強を封印しようというのか、実際にそんな事ができるのか不思議に思えてきます。 弱点の木を引っこ抜かれてしまった花御は強化した五条の呪力の圧に押し潰されてしまって死亡。 察した漏瑚が五条の目を引こうとする行動や全てが終わってしまった時の絶望顔など呪霊たちにも仲間意識が垣間みられ、五条と特級のどっちの方が悪役なんだかという気にさせられてしまいます(笑) 壊相と血塗の時も同じ事を思ったりしたので善悪が一元化されていない様に感じるのはこの漫画の持ち味かも知れません。 腸相にとっては弟たちの仇でもない五条と戦う理由は義理でしかありませんし、五条としてもそれほど本気でない彼は一旦眼中にない様子。 漏瑚との一騎討ちに近い形になりそうですが、先走って五条と対戦した際にはボコボコにされているんですよね。 果たして彼は約束の時間を稼げるんでしょうか……。 虎杖の前には真人の影が…… 明治神宮に別口で現れた帳を調査しに訪れた冥冥班。 渋谷と同じ一般人を閉じ込める帳の内側には術師を入れない帳が仕組まれているのだとか。 目的はわかりませんがシャットダウンしてしまうということはそこに何やら触れられてはいけないものを隠してる? 内部には改造されたと思われる人間の姿が……真人の手駒なのは間違い無いんですが虎杖との因縁の再戦となるんでしょうか。 真人も力をつけているようですがあの頃とは違うというのを見せつけてやる事は出来るのでしょうか。 まとめ 流石は本作中で最強と名高い五条先生。 もうこの人だけで良いんじゃないですかね……と漏らしてしまうのも分かるほどの最強っぷりを見せてくれました。 何も出来ないからピンチかと思いきや、特に何もしなくても相手陣営では幹部クラスの特級を圧倒するほど強いとは思いもしませんでした。 術師とは言えあくまでも人間だから手加減していたのかも知れませんが0巻(都立呪術高専)でこの人を最後まで凌いだミゲルってどれだけなんだ……。 一旦そんな五条サイドの話は区切りをつけ、次回は虎杖たち冥冥班の視点に移りそう。 もしかしたら他のチームの前にも魔の手が迫っていたりするのかも。 虎杖とは因縁の深い真人の存在が示唆されているだけに再戦が望まれるところです。 花御と同様、倒したかと思ったら逃げ延びていた真人も大概出番が多いというか、悪い言い方をしてしまえばしつこい相手。 ここで決着をつけてくれると良いんですが……。
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