女性なら誰でも毎月起こる生理。 「その度、辛い思いをしている」という人も少なくありません。 食事で生理の不快感を和らげる方法はないのでしょうか? 毎月起こる生理(医学的に正しくは「月経」「月経痛」ですが、一般的に「生理」と呼ばれることが多いため、以下「生理」「生理痛」と表記します)。 生理前後の不調や生理痛などは、多くの女性が経験したことがあると思いますが、生理痛が起こる仕組みを説明できる方は少ないのではないでしょうか? 実は生理痛のメカニズムはまだ明らかになっていません。 生活習慣と関連しているという説もありますし、女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンの不足や過剰、ビタミンB群の欠乏症など、諸説あります。 近年、最も有力視されているのは、なんと男性ホルモンのアルドステロン分泌過剰説。 ただし、エストロゲン、プロゲステロンのどちらが分泌を亢進しているのか不明であるなど、はっきりしない部分が残されているのです。 また、特に出産を経験していない女性の場合、子宮頚管が硬く内膣が狭いため、凝血が通過する際に痛みを訴えたり、子宮の個人差によって経血がスムーズに排泄できずに子宮内に滞りがちになってしまうことで、腹痛や腰痛を招いたりすることもあるといわれています。 <目次>• 生理中に避けたい食べ物・生理痛を悪化させる食べ物 このように、生理中はホルモンバランスや体の物理的な状態が通常時と異なっています。 このような時に避けたほうがよい食べ物は以下のようなものが知られています。 少しでガマンするか、フルーツ類を食べるようにしましょう。 特に生理中は避けた方がよいでしょう。 体が冷えると生理痛が悪化しやすいので、ご注意を。 アルコールは生理中に控えるべき……生理中の飲酒で貧血リスクも 生理中でも女子会やデートの誘いがあったら、参加したい気持ちもあるでしょう。 もちろん、気分転換に参加するのもよいと思いますが、アルコールを飲むことで血流が促進され、経血量が増えてしまうことがあります。 経血量が増えることで貧血を起こしてしまうリスクがありますので、いつもよりも飲酒量は控えめにすることをオススメします。 生理中に摂りたい栄養素……ビタミンB群・亜鉛など 生理中に積極的に摂りたい栄養素についてもお話ししましょう。 これらのビタミンは体内で複雑に連携しあって働いています。 どれか1つということではなく、日頃からまんべんなく摂取することが望まれます。 これは生理中も例外ではありません。 ビタミンB群は植物性食品に含まれているものが多いですが、ビタミンB12は動物性食品にしか含まれていません。 動物性食品は太る、動物性食品はエストロゲンの分泌が増加して生理痛がひどくなる、などと考えて避けすぎると逆効果になります。 気を付けてください。 また、妊娠を希望している方にとっては、葉酸は特に大事な栄養素になります。 詳しくは「」をご覧ください。 妊娠前から積極的に摂取するようにしてくださいね。 亜鉛は、貝類、赤身の肉、レバーなどに多く含まれています。 生理中の不快感で上位を占めるのは「憂鬱になる」「イライラする」「怒りっぽくなる」「無気力になる」などが挙げられます。 これらを解消するためには、カルシウム、マグネシウムの力を借りるのが一番です。 カルシウムは牛乳などの乳製品に、マグネシウムは大豆製品や緑の野菜に多く含まれています。 栄養素ではありませんが、「食事回数」が少ない人は、イライラなどの「気分の不快」を訴える人が増えるという統計もあるそうです。 特に毎日、朝食を摂らない人は、イライラしたり、落ち着かないなど負の感情が強くなる人が多くなるようです。 ちなみに、その研究では、睡眠習慣と生理中の気分の不快に関係はなかったとのことですから、しっかり食事を摂ることがいかに重要かお分かりいただけると思います。 朝食は、学業成績を上げたり、幸せな気分になったりと、よいことがいっぱいです。 詳しくは「」「」をご覧ください。 ぜひ、朝食習慣を身につけるようにしてください。 毎月のことと分かっていながら面倒にも感じてしまう生理ですが、女性の営みとして大切なものでもあります。 ぜひ、食生活などにも気を付けながら、快適に乗り切りたいものですね。 【関連記事】• 参考文献:.
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着床痛とは 「生理痛は経験があるけれども、着床痛ってどんな痛みなの?」妊娠したことのない女性であれば、多くの人が疑問に思うことです。 「着床痛だと思って喜んだのに、生理痛だった」「この痛み、また生理がくるのかな……と思ったら妊娠してた!」など、妊娠経験のある経産婦でも勘違いするほどの着床痛。 まずは着床痛とは何かについて解説します。 着床痛 卵子と精子が受精し、受精卵となって子宮へと移動していきます。 受精卵が子宮にたどり着くまではおよそ6日間。 受精卵が子宮に到達し、子宮内膜にもぐり込み(着床)、母体と結びつきます。 受精卵が子宮に着床したときに起きる下腹部の痛みを着床痛と呼んでいます。 ただし、着床痛に関しては医学的な根拠がわかっていません。 専門家の中には、着床痛の存在を否定する方もいます。 排卵の際に感じる排卵痛や、子宮の収縮や変化に伴う痛みを着床痛と勘違いしている可能性も指摘されています。 生理痛 生理痛は、妊娠に備えて厚くなった子宮内膜を、体外に排出する際に起こるものです。 子宮から内膜が剥がれる痛み、それが生理痛になります。 子宮をよじられたような、重苦しい痛みが続きます。 一般的に、生理開始日から生理3日頃までが生理痛のピークですが、人によっては生理前後1週間ほど痛みが続く場合もあります。 着床痛と生理痛の違い 痛み方 結論から言うと、着床痛と生理痛の痛みについて、はっきりした違いは明示できません。 着床痛は、「チクチク」「シクシク」「ツーン」とした痛みと言われることが多いですが、感じ方は人により様々です。 いずれも、痛みが発生する時期が近接しているので、腹痛の内容だけで違いを把握するのは難しいと言えます。 痛みの発生する時期 生理痛は、早い人だと生理開始の1週間前から生理期間の前半までに、下腹部に痛みを感じる人が多いです。 一方、着床痛は、分かりやすいように生理予定日で数えると、生理予定日の1週間から数日前くらいに発生すると言われています。 着床する時期は、排卵日から数えて10日前後になるからです。 つまり、生理痛が発生する期間と、着床痛が発生する期間は重なります。 そのため、生理痛と着床痛のいずれなのかを見分けることが難しいのです。 着床痛や生理痛が発生するこの時期は、妊娠している場合は妊娠初期にあたります。 そのため、大量に分泌されるホルモンの影響で、子宮だけでなく体全体が大きく変化する時期とも重なります。 着床痛以外の腹痛や腰痛など、軽重様々な痛みが生じることがあるのです。 痛みとの向き合い方 耐えられないというわけではないけれど、鈍い痛みに気持ちが沈んでつらい……。 婦人科系の腹痛は病気ではないだけに、気持ちの不快を伴います。 このようなときは、無理をせずにゆっくり休むのがベストですが、妊娠を希望している場合は痛みがひどいときに痛み止めを使用するか迷ってしまうところです。 こうした痛みや不快感は、少し工夫すれば和らげることができます。 生活の中の何気ない姿勢や行動から、体を冷やしたり、ストレスを溜めてしまったり……小さいことの積み重ねが、痛みをよりつらいものにしてしまっている可能性があります。 例えば、締めつける服装をやめてゆったりとしたものに着替える、足・お腹・腰など下半身を温める、同じ姿勢でじっとせずに軽く体を動かすようにするなど、体がリラックスできるようにしてあげましょう。 体が冷えると、子宮も冷えてしまい、妊娠しにくいと言われています。 できるだけゆっくり、温かくして過ごすように心がけましょう。 妊娠に関する基礎知識•
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葉酸で生理痛を改善!女性特有の症状に効果的な理由を詳しく解説 2019年4月18日 葉酸は生理痛に効果的だとご存知ですか? 葉酸と言えば、妊活中や妊娠中に服用を推奨されている成分なので、サプリメントも多く販売されています。 あまり知られていませんが、実は葉酸は生理痛や月経前症候群(PMS)、生理不順にも効果があります。 今回の記事では、生理痛を改善させる葉酸について紹介します。 葉酸とは? 葉酸は、ビタミンB群の一種で、ビタミンM、ビタミンB9、プテロイルグルタミン酸とも呼ばれている栄養素の1つです。 歴史は古く、1941年にホウレンソウの葉から発見されたのがはじまります。 水溶性ビタミンに分類されている生理活性物質で、プテリジンにパラアミノ安息香酸と複数のグルタミン酸が結合した構造があります。 葉酸は必須の栄養素で、鶏レバーやブロッコリーなどにも多く含まれている栄養素です。 葉酸の量が不足してしまうと、胎児の細胞分裂がさかんな時期妊娠初期(4週~12週)において、先天性の疾患をまねいてしまう危険性があります。 特に、「二分脊椎症」などの神経管閉鎖障害の発症リスクが高くなると言われているため、妊娠中・妊娠初期の女性には積極的にオススメしたい栄養素です。 葉酸で生理痛が改善する理由 生理痛がひどく日常生活に支障がでてしまう人は、生理不順でのお悩みもあったりしますよね。 生理不順の方の多くがつらい生理痛に悩まされているといった調査結果もあるため、生理不順が原因で生理痛を悪化させてしまっている可能性も考えられます。 では本題ですが、なぜ葉酸で生理痛が改善するのでしょうか。 それには葉酸体にもたらしてくれるうれしい効果に秘密があります。 ホルモンバランスを整える 葉酸は女性ホルモンを生成する働きを持つビタミンでもあります。 体に摂取することで、脳の神経細胞に働きかけてドーパミンやセロトニンの神経伝達物質を活性化させます。 生理不順の原因にドーパミンの分泌が関係しているのですが、葉酸を摂取することで分泌を活性化させて、女性ホルモンのバランスを整えてくれます。 また、ホルモンバランスを整えることで、生理痛の緩和だけでなく、更年期障害などの辛さも軽減させる効果があります。 血液をサラサラにする 葉酸は赤血球を増やして、血液をサラサラにする効果もあります。 貧血予防や血行を良くする働きがあり、生理痛が起きる原因である【プロスタグランジン】の過剰分泌を防いでくれます。 また、酸素や食べ物から摂取した栄養を体内に巡りやすくする効果もあるため、病気のリスクを減らしながら美肌効果も得ることができます。 生理痛は冷えからくることもあるので、葉酸を摂取して冷えを改善すること生理痛をも治してくれます。 また、生理痛だけでなく、排卵痛なども軽減させる効果が期待できます。 葉酸が多く含まれる食べ物 つらい生理痛を葉酸で改善しようと思った場合、どのような食べ物を摂取すれば効率が良いのでしょうか。 葉酸は主に、ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜、豆類、レバーに多く含まれています。 しかしながら、葉酸は水・熱・光に弱い特徴があるので、調理する段階でほとんどの栄養を失ってしまうことから、毎日しっかりと摂取するのであれば葉酸サプリがおすすめです。 生理痛を抑える葉酸サプリ 生理痛の症状を改善する目的で葉酸サプリを活用しようと思った場合、どのようなサプリを選べばよいのでしょうか。 葉酸サプリを選ぶポイントは、• 各種ビタミンをバランスよく配合• 吸収率を高めるDHA・EPA配合• ビタミンCの働きを助ける成分配合 この3つのポイントを抑えて葉酸サプリを選ぶと効果的です。 葉酸によるビタミンB群はもちろんですが、ビタミンA、D、Cなど必要不可欠な栄養素をバランス良く配合されているものがおすすめです。 また、これらの栄養素がしっかりと体に吸収されるようにDHAやEPAが配合されているもの、ビタミンCの働きを助けてくれるヘスペリジンなどが含有されている葉酸サプリを選ぶようにすれば、生理痛だけでなく女性特有のさまざまな悩みを解消してくれます。 様々な栄養素と一緒に摂取することで効果を高めてくれるので、上の3つのポイントを抑えて選ぶようにしましょう。 まとめ いかがでしたか? 今回は、葉酸で生理痛が改善するのかについて詳しく解説してきました。 葉酸は、ビタミンB群の一種で、妊活中・妊娠初期の女性にとって必要不可欠な栄養素です。 ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜、豆類、レバーに多く含まれており、生理痛を始めとした女性特有のさまざまな症状を緩和・改善させる効果が期待できます。 葉酸は水や熱、光によって栄養素が失われやすい栄養素でもあるので、不足しがちな葉酸をしっかりと摂取するにはサプリがおすすめですよ。
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