81 耳垢ってどうしてたまるのですか。 81 毎日の診療で耳垢栓塞という疾患は非常に多いです。 必ず何人かいます。 耳垢は外耳道の分泌腺から分泌される分泌物と粉塵などが混じることで形成されています。 これが外耳道全体を占めるようになると耳垢栓塞という疾患になります。 耳垢を分泌する耳垢腺はアポクリン腺で軟骨部外耳道に存在しています。 この分泌腺は清浄作用や殺菌作用を持つといわれています。 耳垢の形状により湿性耳垢と乾性耳垢にわけられます。 日本人では一般に乾性が多く西洋人では湿性が多いといわれています。 耳垢栓塞になりやすいのは湿性耳垢です。 ご家庭で取り辛くなった場合は、最寄りの耳鼻咽喉科でとってもらいましょう。 82 耳垢栓塞ってどうやってとるのですか。 82 耳垢鉗子や吸引管を使ってとりますが、先ず前処置が必要です。 比較的少ない耳垢栓塞でも無理にひっぱったりすると皮膚の痛みや出血したりすることがあります。 特に皮膚の弱い老人や子供では、一回でとったほうが患者さんの通院回数も少なくて済むからと思ってやってしまうと、よからぬ結果になることがあります。 付き添いのひとは耳垢ごときでと思われでしょうが、私が傷つけると私の責任になってしまいます。 少し硬そうな耳垢や量の多いときは耳垢水といって耳垢を柔らかくするお薬を処方して事前におうちで何回かつけて耳垢を柔らかくしていただき、それから来院していただきこちらで除去します。 それでも量が多かったり、除去に際して痛みを伴う場合には数回にわけてとります。 遠くから来院された方や、お仕事の都合でなかなか来院する時間がとりにくい方では、時に外来の待合室で耳垢水をいれ、15分ぐらい横になってもらい、とる場合もあります。 83 耳垢栓塞をとった後になにか困ったことが起こりますか? A. 83 外耳道一杯に詰まり、鼓膜にも固着した状態の両側の耳垢栓塞の同時除去では、耳の処置をした後に一時的にふらふらしたようなめまいを訴える患者さんがいます。 特に老人では危険です。 付き添いの方がいる時には、一度にする場合もありますが なかなか付き添いの方がこられない場合も多いので… 、基本的には片方ずつにさせていただきます。 最後吸引で除去しなければ取れない場合は、特に鼓膜を通して中耳から、内耳への刺激症状がありますので、若い方でも処置が終わって診察用の椅子から降りる時にふらっとされる方もいます。 また栓塞状態になっていると、大体の方が長い間の影響で軽い皮膚炎を起こしています。 初発症状が先ず痛みでやってくる方もいますので、その場合は徐々に除去し、先ず外耳炎の治療を行い、痛みが治まってから、全除去します。 なかなか全除去できずに3〜4回に分けてやっと除去できるというかたもいます。 また、柔らかくなっていると思って、耳垢鉗子でひっぱた時に、少し外耳道に傷をつけてしまい、少々出血してしまうこともあります。 患者さんは耳がこんなに詰まっているとはおもはないので、最後に、ごっそりとした耳垢の塊を見せると皆さん驚きの声をあげ、少々の出血は許してくれます。 私も患者さんが痛くないように、怖くないように、傷をつけないように気をつけながらやっていますが・・・。 耳垢取りは日常の診察の中で、かならずあります。 鼓膜や外耳道の所見をとるためには少々の耳垢でも診察の差し支えになります。 ですから、耳疾病の診断と治療には大変大事なことで、耳鼻科医としてはこれがうまく取れるようになれば一人前になっているのかと、わたしは個人的には思っています。 耳鼻科医の資質として、患者さんの耳のどこを触ると痛いか、出血しないような力加減も熟知して、そして恐怖感を持たせないようにすることが分かってきたということです。 84 子供の耳垢とりについて A. 84 小さいお子さんではしっかりとした頭と体の固定が大事になります。 ちょっとでも動くと外耳道を鉗子や吸引で傷つけることになります。 学童では基本的にひとりで診察椅子に座ってもらい、看護師が頭を両手でしっかり押さえ、手足の押さえは付き添いの親御さんに協力していただきます。 中には暴れまくる子もいますので、なかなか一筋縄ではいかない場合もあります。 乳幼児の場合は基本的に付き添いの方に抱いていただき、手は付き添いの方にしっかり押さえてもらい、頭と足は職員が押さえ込みます。 抑え方が手ぬるいと、時間もかかってしまいます。 つわものでは大人が4人で押さえ込み、そして私が取るという、子供1人に大人が5人ということもしばしばあります。 どんなに大変でもいただける点数は同じ。 できたら、かかった大人の手の数で処置料金を設定してもらいたいものです。 85 耳鼻咽喉科のネブライザー療法について教えてください。 85 噴霧発生装置すなわちネブライザーnebulizerによって抗菌薬などの薬液を噴霧化し、それを加圧噴霧して副鼻腔内や喉頭に到達させようとする治療法です。 必ず耳鼻咽喉科を受診すればネブライザーのユニットが診察室に設置され、喉頭とか鼻とかの吸入を行っている患者さんがいます。 ネブライザーに使用される薬剤は抗菌薬、ステロイド薬、抗アレルギー剤、血管収縮剤などがあります。 その組み合わせや、用いる薬剤はそれぞれの診療所で、異なります。 院長の考えに従った内容になり、抗菌薬の濃度も異なります。 適応症としては先行したウイルス感染に続いて発症した急性副鼻腔炎や、慢性副鼻腔炎はネブライザー療法の適応です。 咽頭喉頭炎もウイルス感染で初発しますが、遷延化すると細菌感染が主体となるので、喉頭ネブライザーをします。 86 秋にも花粉症があるんですか? A. 86 花粉症というと、いわゆる春のスギ花粉症が日本ではすぐに思いつきます。 でもでも、1年中いろいろな花粉があります。 秋に限って言えばキク科のブタクサやオオブタクサ、ヨモギ、クワ科のカナムグラが代表的です。 ブタクサの植生分布は川に沿った土地に繁茂することが知られており、私が住む古河市は渡良瀬川が流れており、ブタクサの植生にはうってつけの土地柄です。 ヨモギはわが国自生種で、平地から高山にまで広く分布する非常に繁殖力の強い植物です。 春の草もちの材料ですが、秋になるとかなり背丈が大きくなり、かわいげがなくなり、花粉症の原因となります。 雑草類は樹木花粉である杉やヒノキなどの花粉と異なり、花粉が数メートルしか飛散しないので、近寄らなければ、十分にアレルギー症状の発現を予防することができます。 87 顔が赤く腫れてきたのですが? A. 87 顔面が赤く腫れて来院される患者さんの中には、耳 外耳道や耳介も含めて を不潔なものでいじくって傷を作り、そこから感染が始まる場合があります。 おおかたは、ブドウ球菌が多いいのですが、中には、口腔内の扁桃腺に感染を起こして、扁桃炎や猩紅熱を起こすことで有名な溶連菌も真皮に感染を起こし、耳から顔面にかけて限局性の境界鮮明な発赤・腫脹を起こす場合があります。 一般の溶連菌感染症と同様な治療をおこないます。 ペニシリンの投与を行います。 中には悪寒や発熱、局所の疼痛も伴う場合があります。 基礎疾患として糖尿病や免疫力の低下のために皮膚の抵抗力も弱くなっていると生じやすいです。 年に何人かいます。 この患者さんでは左耳介と左頬部の発赤と腫脹がありました。 88 中耳炎ってどうしてなるのですか? A. 88 良く聞かれる質問ですが、ここでは急性中耳炎について、その発症について述べたいとおもいます。 急性中耳炎の感染は次のような経路と機会によって起こります。 耳鼻咽喉科のバイブルといえる教科書から引用にしています。 耳管経由• 風邪による上気道 鼻炎・鼻咽頭炎・扁桃炎 の急性炎症に引き続いて起こる場合。 鼻の手術の後や、鼻洗浄、鼻を強くかんだあと、スキューバなどで潜水したあと。 飛行機に乗って気圧の差が大きいとき、高山にドライブにいったあとなど。 外耳道より鼓膜の穿孔経由 入浴、海水浴等、汚水が耳に入った場合。 まれに血行感染経由 流行性感冒、猩紅熱、麻疹、肺炎などの感染性疾患の場合。 起炎菌としては以前にも述べたように肺炎球菌、インフルエンザ菌、モラキセラ カターリス、黄色ブドウ球菌などです。 これらの菌が中耳腔に侵入して、炎症をおこし、粘膜の肥厚と、膿汁の分泌をきたすものです。 その炎症の程度は細菌の毒性と個体の抵抗力に関係して異なります。 また、乳突蜂巣発育の具合や、鼻腔、鼻咽頭疾患の有無により経過や、病型がちがってきます。 89 耳鼻咽喉科の疾患に関る小児の予防接種について A. 89 1 流行性耳下腺炎 ムンプスウイルスにより、人から人へと接触あるいは飛沫感染により感染します。 潜伏期は約2〜3週間です。 3分の1は不顕性感染といって、感染しても、おもだった症状が出現しないで、抗体を獲得します。 症状としては耳下腺や顎下腺が腫れて、小児科や耳鼻咽喉科に来院されますが、その前2日間ぐらいから、感染力が強くあります。 発症後1週間以上は唾液中にウイルスがあります。 ムンプスウイルスで耳鼻咽喉科的に問題となるのは、ムンプス難聴といって高度難聴が発現することがあります。 頻度としてははっきりしないですが、何千人に一人という具合で、片側だけの場合が多く、幼児期には見逃されていて、小学校に入学して、学校の健康診断で発見されることもあります。 治すことの出来ない難聴です。 2 風疹 ここで問題になるのは、妊婦が風疹に罹患すると、風疹ウイルスが胎盤を介して胎児に感染し、先天性風疹症候群と呼ばれる重篤な先天異常をもたらします。 妊娠中のどの期間に感染するかによって症状の出方は異なりますが、感音難聴、眼の疾患、心臓の奇形などの三大症状が出現します。 難聴の合併率は高いようです。 やはり先天性風疹症候群にたいしての治療法はなく、妊娠する前に必ず予防接種を行い抗体価をあげておくことが大事です。 アガサ・クリスティーの推理小説のTV映画で、ミス・マーブルシリーズがあります。 その中の1つで、有名女優の犯した殺人を推理する物語があるのですが、同情するような内容で、この風疹が関っているのです。 彼女が若いころ、巡業で確か南アフリカ?に行った時に会ったファンが風疹を隠して、顔の発疹なども化粧でカバーし高熱をおして、その女優に会いに行ったのです。 その時彼女は妊娠初期で、その後そのファンからもらった風疹のため、やった得た子供が先天性風疹症候群であったという話です。 その子は眼も見えない、耳も聞こえない状態で、心臓に関しては不明なのですが、施設で孤独に過ごし、女優もその悲劇を隠して華やかな仕事を続けていたのです。 その後10数年後にひょんなことから、風疹をうつしたファンと再会し、そのファンが以前会ったとき自分の風疹を隠して会いに行ったことを悪気なくいってしまったのです。 そしてその女優は、このファンから風疹をうつされたということに気付き、殺意を抱くのです。 その後そのファンはパーティーで毒殺されるのです。 母親としては障害者として生まれた子供に対して自責の念もあったのでしょう。 3 肺炎球菌感染症 肺炎球菌は鼻咽頭に定着していて、ウイルス感染などのさまざまな感染をきっかけに、その病原性を発揮します。 中耳炎や肺炎の原因菌にもなります。 90種類の血清型に分類されており、急性中耳炎を発症する一般的な血清型は3、6A、6B、9V、14、19A、19F、23Fです。 7価結合型ワクチンはこれらの問題となる、血清を含んでいます。 4 インフルエンザ菌 インフルエンザ菌は人の鼻咽頭に常在菌としてみられます。 小児の細菌性髄膜炎の原因となり、また、耳鼻咽喉科では急性喉頭蓋炎や急性中耳炎の起因菌となることも多いです。 以上、日本耳鼻咽喉科学会報の専門医通信の項を参照して、記載しております。 90 鼻の中に穴が? A. 90 鼻の症状の訴えで患者さんの鼻の中をのぞくと、鼻の中の真ん中のしきり、すなわち鼻中隔の前方に穿孔を認めるかたがいらっしゃいます。 鼻血の訴えがあったりする場合もありますが、風邪などに伴った、鼻の症状を訴えた際に、たまたま見つけることが多いです。 頻度としては少ないのですが、以前のことを詳しくお聞きすると、鼻の手術を受けていたり、鼻粘膜を電気やレーザーで鼻出血の止血のために焼灼術を受けた既往があります。 そのときに小さな鼻中隔の穿孔ができていたのかもしれませんが、その時は気付かれずに、だんだんと穿孔が広がったのかもしれません。 昔は鼻中隔穿孔をみたら、梅毒やジフテリア、らい病などを疑うように教えられましたが、今はそういうことはほとんどないと考えます。 ほかは化学物質の吸入や、乾燥性鼻前庭炎などです。 今回、たまたま鼻出血で来院された方は、以前に鼻出血で何回かレーザーでやいてもらったことがあるということがわかりました。 その方の右と左の鼻腔を呈示します。 いわゆるキーゼルバッハ部位 だれでも出血しやすいところです に穿孔があるのがわかります。 両側の鼻粘膜にはさまれて鼻中隔軟骨があるわけですがそれが欠損してしまったということです。
次の
耳垢栓塞(みみあかせんそく)とは耳垢が固まって、耳の穴を栓のようにふさいでしまう症状のことです。 さまざまな原因がありますが、一度出来てしまうと自分で取り除くといってもなかなか難しくなります。 耳鼻科に行って除去をしてもらうのが一番いいでしょう。 では、耳鼻科ではどのようにこの耳垢栓塞を取り除くのでしょうか。 耳垢をふやかす点耳薬を入れる かちかちに固まってしまっている状態の栓を、いきなり抜き出そうとすると耳の壁にもひっついてしまっているので、傷をつけてしまったり、痛みが強くなってしまったりします。 なので、一度耳垢をふやかす薬液を耳にたらして、それから処置を行います。 ふやかすために一度帰宅して、点耳してもらい、翌日以降に耳垢を取る処置を開始します。 やわらかくなった耳垢を吸い取る 基本的には吸引で耳垢を吸い取ります。 一度に取れるようであればそのほうがいいのですが、量が多いなどの理由で一度に取りきれない場合は数回に分けて処置をします。 ふやかす薬をつけて吸引の作業工程を繰り返す場合もあります。 吸引で取れなければ医療用ピンセットなどで取り出すこともあります。 医師の技量にもよるかもしれませんが、このときに痛みはほとんどありません。 以上が基本的な処置の流れです。 子供などの場合、暴れることもあるので数人でおさえつけて処置することもありますが、やっていることは同じです。 また、老人の場合、栓塞をとりのぞいた後にめまいを起こす人もいます。 付き添いの人がいる場合は帰宅時の危険などが軽減されるので一度に処置しますが、そうでない場合は数回にわけて処置を行います。 耳垢栓塞除去は家では難しい?!知っておくべき耳垢除去の時間と費用 耳垢とは耳にたまる「あか」のことで誰の耳にでもあります。 しかし耳垢を溜めすぎると耳から耳垢が取り出せなくなってしまう場合があります。 この状態を「耳垢栓塞(みみあかそくせん)」といいます。 耳垢塞栓になってしまった場合にどうすればよいか、まとめました。 溜まって詰まってしまった耳あかを機械で取り出すのが、耳垢除去という方法です。 耳垢除去のためにはまず耳垢をふやかして、その後やわらかくなった耳垢を吸引します。 ピンセットで耳垢をそっと剥がすように取ることもあります。 ちなみに、耳の皮膚が弱い子供やお年寄りなどは、耳垢を優しくふやかす必要があるため時間がかかります。 そのため、溜まった耳垢に薬を家でつけてこなければいけないケースが多いようです。 というよりも、長い間耳にあれこれの機械を入れておく方が負担が大きくなってしまうので、サッと行います。 早ければ数分、耳垢が硬くなっている場合は、薬液を入れて15分程度待った方がよいので最終的に時間は20分くらいになります。 いずれにしても手術などとは違って麻酔も必要ありませんし、痛みもほとんどないので、時間が長いから苦痛と感じる方は多くはないでしょう。 3割負担にするとそれぞれ300円と450円、乳幼児だと50点加算になるので3割負担なら450円と600円です。 その他に初診料、再診料などがかかります。 耳垢栓塞の治療法である耳垢除去は、無駄に動いたりしなければすぐに終わる施術です。 ただ、お子さんの場合は耳への不快感や病院への恐怖感から動くこともあるので、スタッフが抑えながら安全を確保して耳垢除去します。 無理やりはNG!「耳垢栓塞」の除去は医療機関で! 耳垢を溜めすぎると取れなくなった状態を「耳垢栓塞」といいます。 こうなってしまうと、自力での除去は難しくなります。 この状態になると耳垢が耳穴を完全に塞いでしまい、【難聴や痒み、めまい】などが起こします。 プールなど耳に水が入るような場合では特に、溜まった耳垢が膨張して耳垢栓塞が生じやすく、注意が必要です。 速やかに病院へ 耳垢栓塞は生じたら、耳鼻科に行って簡単に摘出してもらえるので、発症したからと言って重大な病気に繋がることはありません。 しかし、耳の内部が塞がることで、中耳炎など病気の発見が遅れたりすることがあります。 また耳が急に聞こえなくなったことに焦りを感じ、急いで耳垢を除去しようとして、外耳道(耳の外側から鼓膜までの通路)を傷付けてしまい、炎症や感染を引き起こす原因になることもあります。 ここでは、耳垢栓塞を防ぐための対策を、具体的にご説明していきたいと思います。 耳垢栓塞になる原因 耳垢栓塞になる方は、最近では殆どが「耳掃除」の行い過ぎによるものである、と言われています。 通常、耳垢は放置しておけば自然に脱落していくものであり(乾性耳垢の場合)、掃除の必要は無いと言われています。 しかし中には耳掃除が習慣になっている方も多く、取りきれない耳垢が奥へ奥へと押し込まれていき、気づいたら耳が聞こえにくくなっているという場合も多いようです。 特に 湿性の耳垢は、栓塞を起こしやすいと言われていますので、自己の掃除方法には注意が必要です。 そもそも、耳垢とは何か? 耳垢とは、外耳道に存在する汗腺、皮脂腺などからの分泌物や古い皮膚細胞、また粉塵などが混ざったものと言われています。 生じる部分は、 外耳道の外側3分の1のみなのでこの部分だけを掃除すれば良いことになります。 また、耳垢が溜まっていると不衛生だと言われますが、実際は殺菌作用があり、感染症を防ぐ上で大切な役割を担っています。 <耳垢の役割> 1 殺菌作用がある… pH5. 0程度の酸性で、またリゾチームと言う細菌の細胞壁破壊作用のあるタンパク質分解酵素を含んでいるので、多少の菌なら殺菌が可能。 2 皮膚の保護作用がある… 脂肪が含まれているので、外部刺激や乾燥から保護する作用がある。 また耳垢には2種類のものが存在し、どちらのタイプになるかは遺伝によって決まります。 日本人の約8割は乾性であると言われており、湿性の方が少数派のようですが、他国も含めると、白人・黒人の方などはほぼ湿性であり、珍しくはないと言えます。 湿性の方が耳垢腺の数が多く、やや掃除の回数を増やした方が良いと言われていますが、自己では2週間に1度、耳鼻科では年に2~3回程度取ってもらうだけで問題は無いとのことです。 具体的な耳垢のケア方法とは? 耳垢のケア方法は、毎日のケアと、溜まった際のケアの2種類に分けて行います。 <耳垢のケア方法> 風呂上りの、耳垢が柔らかくなった時に、綿棒でそっと入り口を軽く滑らすように拭く。 より予防したい方は、綿棒の綿部分(1cm)の付け根に輪ゴムを巻いて、内部まで入らないようにして掃除する。 耳垢栓塞が恐いのは、やはり子供さんに生じた際に耳に違和感を感じて引っ掻いてしまい、感染の原因になることです。 初めは軽い痒み程度であっても、後に悪化すると真菌など酷い痒みに悩まされるようになる可能性もあります。 まず出来ることは、プールなどの前日に耳掃除を過度に行わない、定期的に耳鼻科で検診を受けるなどして予防しましょう。 耳垢栓塞ってどんな病気?家庭でもとれる?病院ではどうやってとってくれるの? いつも気軽にケアができる耳掃除。 実は耳垢が大量に耳に残り、耳に栓をする形になってふさいでしまうことがあるのをご存知でしょうか?今回は、そんな耳垢によって引き起こる病気についてご紹介します。 耳垢栓塞(じこうせんそく)って? 耳垢栓塞(じこうせんそく)とは難聴の一種で、文字の通り耳垢が詰まってしまった状態です。 そもそも耳垢は外耳の分泌物とホコリなどが混ざってできるもの。 この耳垢ができすぎた時や、できた耳垢が深く押し込まれたときなどに耳垢栓塞の状態になります。 しっとり耳垢さんに多いこの病気 耳垢はその人の体質によって、2種類あります。 ひとつはしっとりと湿気のある耳垢で、もうひとつはカサカサの乾燥した耳垢です。 日本人には乾燥した耳垢のタイプの人が多いのですが、耳垢栓塞になるのはしっとりと湿気のある耳垢タイプに多く見られます。 耳垢がつまる原因は? 耳垢は徐々に出てくるので、いきなり詰まることはありません。 しかし、耳垢掃除をしていなかったり、耳垢を奥に押し込んだりしてしまうことで、耳垢栓塞になります。 うまれつき耳垢が多い場合も 人によっては生まれつき必要以上に耳垢が作られてしまうことがあります。 耳垢が多すぎるのでなかなか上手にとれず、取れなかった分がかたくなってしまい、さらにとりにくくなります。 その結果、耳垢が詰まってしまいます。 こんな症状が起こる 耳垢栓塞になったとき次のような症状があります。 ・なった方の聴力が落ちる ・耳が詰まったような感覚がある ・痛みがある ・耳鳴りがする 両耳に起こることはまれで、片耳だけに違和感を覚えて耳垢栓塞に気付くことが多いようです。 ただ症状が出る頃にはかなり進行した状態で、最初は無症状のことがほとんどです。 耳垢を取り除けば症状はなくなります。 もしもの時に知っておきたい治療方法 病院で診てもらえば、お医者さんにとってもらえるでしょう。 場合によっては家庭での対処法を指導されるかもしれません。 家庭での除去方法 耳垢を柔らかくするためにベビーオイルなどを使用します。 これを綿棒に含ませ優しく除去します。 ただしこれは非常に状態が軽い場合です。 完全にふさがって硬くなっている状態で、無理に家庭で処置してしまっては、悪化させることがあります。 お医者さんにかかって、家庭での方法を指導されたときだけにしておきましょう。 病院での除去方法 場合によって違いますが、いくつかの段階を踏んで治療をしていくこともあります。 ・耳垢を柔らかくする 硬くなった耳垢や量の多い場合には、耳垢を柔らかくする薬が処方されます。 これを事前に家で何度かつけ、耳垢を柔らかくして準備をしておいてから、病院で処置してもらいます。 ・吸引など やわらかくなった耳垢を吸引の器具などをつかって摘出します。 場合によっては量が多かったり、痛みを伴うこともあります。 そのときには数回に分けて通院する必要があるかもしれません。 たかが耳垢と思うかもしれませんが、耳垢がある分中がどうなっているのか分かりません。 傷がついているのに無理に処置をすれば悪化させてしまうこともあるので、慎重に除去をします。 ・薬 もし耳垢を除去した後に外耳道に炎症などが見つかれば、除去が終わった後に抗菌剤などの薬物が使用されることもあります。 掃除のし過ぎは注意 次耳垢栓塞にならないためには、定期的な耳の掃除が必要です。 ただし再発が怖いからと言って、耳垢がほとんどないのに掃除をしすぎれば傷つけてしまう可能性があります。 耳がきれいなのに掃除をする人には「耳の中がかゆいから」という方が多いようですが、それは少し我慢してみてください。 また、耳垢栓塞は思っている以上に大量の耳垢が奥の方まで入り込んでいることがあります。 これは耳垢があるというだけの問題ではなく、耳の異変に気づけなくなるのも問題です。 特に子どもは中耳炎などになりやすいですから、ママパパが定期的に確認してあげましょう。 photo by:.
次の
耳垢が溜まった状態での水遊びはNG 耳鼻科検診で言われた耳垢栓塞とは、外耳孔(耳の穴)と鼓膜の間にある外耳道というトンネル状の道が耳垢で詰まってしまうことを言います。 この状態で耳に水が入ってしまうとよくないそうです。 保育園で耳鼻科検診があったのはちょうど水遊びが始まる時期で、その前に必ず受診してほしいと保育士さんに言われました。 耳垢栓塞の状態のままプールなどで水遊びをして耳に水が入ってしまった場合、耳垢が水分を含んで膨張し、難聴になってしまったり、そのまま放置することで外耳炎を起こす可能性もあるそうです。 なので、うちの子が通う保育園では耳垢が溜まっている子どもは水遊びができないというルールになっています。 まだ娘が赤ちゃんのころは耳の入り口付近をお風呂上がりなどにガーゼでさっと拭くだけでした。 耳垢は耳の奥から入り口に向かって自然に移動してくるから赤ちゃんの頃はそこまで念入りに耳掃除しなくても良いという情報も聞いていたので、正直子どもの耳垢についてはそれほど気にしていなかったのです。 古くなった皮膚は、外耳道の奥から入り口に向かって自然に移動してきます。 外耳道の深さは2. 5〜3cm程度ですので、耳あかは耳の穴の入り口から 1cmくらいまでの部位で作られるのです。 このことから、耳そうじは奥の方までする必要はなく、外まで運ばれてきた耳あかを取り除くだけでいいことがわかります。 引用元: しかし子どもはどんどん大きくなるわけで、気が付いたら耳掃除をした方が良い年齢になっていたのです。 子どもが赤ちゃんの頃の感覚のまま、耳垢掃除を怠ってしまっていました。 とはいえ、2歳半の娘は大暴れするので私たちが耳掃除をしようと思ってもなかなか上手くいかないというのもあります。 あまり無理してやると耳かきで耳の中を怪我させてしまいそうで怖いですし。 うーん、やはり自分たちで耳掃除ができないのなら、耳鼻科を受診して耳掃除してもらうのが良いのかもしれません。 2歳半の我が子、人生初の耳鼻科へ ということで土曜日に耳鼻科を受診することになったのですが、大混雑で結局1時間半ほどの待ち時間でした。 耳鼻科は小さな子どもからお年寄りまで様々な年代の人がかかるので比較的他の診療科よりも混むのかもしれません。 受付だけ済ませて近くの公園で遊んだのですが、まだだいぶ待ち時間がありそうだったので、妻が子どもと待合室で絵本などを読んで待っている間、私はスーパーに買い物に行くことにしました。 まとめ買いした大量の食材を家に置き、急いで耳鼻科に戻ると娘の叫び声が外にまで聞こえています。 いきなり診察室に入るわけにもいかず待合室で待機。 これまで聞いたことがないほどの勢いでギャン泣きする娘の絶叫が響き渡り、胸が張り裂けそうでした。 耳鼻科の医師が娘の耳を見た第一声は「こりゃすごい」だったそう。 かなり耳垢が溜まっていたようです。 医師が専用の器具を耳に突っ込み、泣いて暴れる娘を看護師さんと妻の二人がかりで押さえつけて処置を行いました。 耳の穴の形そのままの驚くほど大きな耳垢が取れたとのこと。 耳掃除の所要時間は2、3分くらい。 待合室で娘の泣き声を聞いていた私にはもっと長く感じましたが、意外と短時間で処置は終わるようです。 スポンサーリンク 4か月もしくは半年に一度、耳鼻科での耳掃除を勧められる 耳鼻科の先生には、4か月に1度、もしそれが無理なら半年に1度の頻度で受診して下さいと言われました。 その際、耳垢を奥に押しやらないように注意しなければならないそうです。 よく綿棒などで念入りに耳掃除をやろうとしてどんどん耳垢を奥に押し込んでしまう人がいるそうで、そうすると耳鼻科に来られたときの処置も大変になるとおっしゃっていました。 なるべく自分たちで子どもの耳掃除をしようと思う 娘はこれまでに経験したことがないほどのギャン泣きだったので、なるべく耳鼻科に行かなくて済むように自宅で耳掃除をしてあげようと思います。 妻も暴れる娘を押さえつけるのは心が痛かったと嘆いていました。 やはりまだ自宅で耳掃除をしようとすると嫌がりますが、娘も2歳半になってだいぶ言葉の理解も進んできていて、先日、「パパとママに耳掃除させてくれたらお医者さんには行かないよ」と伝えると素直にやらせてくれました。 耳掃除好きになってくれたら助かるので、色々工夫しながら頑張ります。 今回の一件で、もう我が子が赤ちゃんではないことに気づかされました。 もう耳掃除をちゃんとしてあげなきゃいけない年齢になったのだと。。 ちょっとさみしいですね。 以上、でした。
次の