ただし、ご質問中の「水溶液中」の部分に注目しますと別も見方もできます。 つまり、水溶液中であれば(正しくは水溶液中に限りませんが)第4級アンモニウムイオンには何らかの対イオンが存在するはずです。 それが塩化物イオンなどであれば、第4級アンモニウムイオンの塩基性の原因にはなりませんが、仮に水酸化物イオンOH-を想定すれば話は少し違ってきます。 すなわち、第4級アンモニウムの水酸化物であれば、それを水に溶かした場合にはNaOH等と同等の塩基性を示すと考えられ、それは第2級アミンよりもずっと強いものです。 したがって、水酸化第4級アンモニウムに限定すれば、ご質問のような順序になります。 それならば「水溶液中の塩基性の強さは一般に:第四級アンモニウム>第二級アミン>第一級アミン>第三級アミン>アンモニアの順である」という言い方が正しいかといえば、私は正しくないと思います。 すなわち、上記の議論ではOH-が塩基性の原因になっているだけであって、第4級アンモニウムイオンそのものが塩基性を持つというわけではありません。 すなわち、第4級アンモニウムではなく、水酸化物イオンの話にすり替わっています。 したがって、他のアミン類と同列で比較することはできません。 蛇足になるかもしれませんが、アミンの塩基性に関してはアルキル基の立体的な要因や、アニリンの場合のようなベンゼン環との共鳴など、多くの要因が塩基性に影響を及ぼします。 したがって、「第二級アミン>第一級アミン>第三級アミン>アンモニア」の順序を過信すべきではないと思います。 多くの例外があります。 ただし、ご質問中の「水溶液中」の部分に注目しますと別も見方もできます。 つまり、水溶液中であれば(正しくは水溶液中に限りませんが)第4級アンモニウムイオンには何らかの対イオンが存在するはずです。 それが塩化物イオンなどであれば、第4級アンモニウ...
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contents• トリエチルアミンとは?塩基性・pKaなど トリエチルアミン triethylamine:TEA は第三級アミンの一種であり有機合成で最も頻繁に利用される 一般的な塩基です。 魚が腐ったようなアミン臭がするためドラフト内で扱いましょう!古くなったトリエチルアミンは酸化されて褐色に着色されます。 着色したトリエチルアミンはアルミナのショートカラムを通して、水素化カルシウムなどで脱水して蒸留すればきれいなものが得られます。 分子量 M. :101. 沸点:89. 密度:0. logP:1. 647• pKa:10. 75 in H2O 共役酸Et3NH• 試薬:、 トリエチルアミンの反応 トリエチルアミンは有機溶媒に可溶性の強塩基として様々な反応に利用されます。 アルコールやアミンの求核攻撃後のプロトン捕捉剤としてよく利用されています。 同じような利用をされる試薬としては同じ第三級アミンであるDIEAやピリジン、イミダゾールなどがあります。 ピリジンやイミダゾールと比べて第三級アミンは嵩高く求核性が小さいのが特徴です。 スワーン酸化ではDMSOと塩化オキサリルから生じるホスホニウム塩とアルコールとの反応により生じるアルコキシホスホニウム塩の脱プロトン化にトリエチルアミンが利用されています。 その他にもアルドール反応に使用されるシリルエノールエーテルの生成にもトリエチルアミンが利用されます。 LDAなどの強塩基とはシリルエノールエーテル生成の選択性が変わります。 薗頭カップリング反応ではトリエチルアミンを溶媒として利用することもあります。 しばしば金属触媒を利用したカップリング反応に加えられます。 トリエチルアミンの除去 トリエチルアミンは塩基としてよく用いられますが、有機溶媒に溶けやすいことから取り除きにくいことがあります。 沸点が低いので過剰な トリエチルアミンはエバポレーターで取り除けます。 化合物が水溶性でなければ、 薄い酸性水溶液 HClやクエン酸など で分液することで トリエチルアミン塩として水層に除去できます。 酸に弱い場合はより弱い酸 飽和塩化アンモニウム水溶液 や水で分液します。 水溶性の化合物で分液ができないときはカラムで取り除きましょう。 トリエチルアミンのNMRスペクトル トリエチルアミンのH-NMRスペクトルの予測値です。 実際のNMRはAISTのデータベース:を参照してください。
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アミンの一般構造式 アミン amine とは、のを基または原子団でしたの総称である。 置換した数が1つであれば 第一級アミン、2つであれば 第二級アミン、3つであれば 第三級アミンという。 また、が第三級アミンに結合して となる。 一方アンモニアもアミンに属する。 、として広く利用される。 アミノ基 アンモニア、第一級アミン又は第二級アミンから水素を除去した1価の官能基 -NH 2,-NHR,-NRR' を アミノ基と呼ぶ。 芳香環上に置換するととしての性質を示す。 物性 アミンは塩基性を有し、(水素陽イオン)が配位結合する。 これは、原子がを持つためである。 アミンの塩基性の強さは窒素原子に結合していると密接な関係がある。 炭素数が同じ場合、第二級アミンは第一級アミンより塩基性が強い。 これは、アルキル基が持つ電子供与性によって窒素原子が負に分極することに拠る。 しかし、第三級アミンは第二級アミンよりも塩基性が小さい。 これは、アルキル基が3つ存在することでをもたらすためである。 また、一般に芳香環に直結したアミンは塩基性が低い。 これは芳香族炭化水素のもたらす非局在化による。 一般的なアミンの窒素原子はピラミッド型の構造をとる。 このため3つ違う置換基のついたアミンは一見光学活性となりそうに見えるが、実際には窒素が反転を起こしやすいため、特殊な場合を除いてを持たない。 しかし、に初めて合成されたはのかさ高さのために平面構造をとることが判明している。 のアミン類は微生物による発��・腐敗生成物中に普通に存在し、醸造酒中にも存在する。 ヒスタミン、チラミン、フェネチルアミンなどいくつかの物質は、アレルギー様症状、高血圧、偏頭痛の生理作用を引き起こす事が知られている。 命名法 他にやがある場合はそちらを優先し、アミノ基を置換基とする。 単純な形のアミン 窒素原子に結合したアルキル基にアミンを続けて表記する。 CH 3NH 2 — メチルアミン• CH 3 2NH — ジメチルアミン• CH 3 3N — トリメチルアミン IUPAC命名法 以下に示すような方法がある。 主鎖のとり方などの詳細についてはを参照。 母体化合物 NH 3 をアザンとし、これを置換基名に付加する(この方法はあまり用いられていない)。 化合物の名称に対し、主基として接尾語「—アミン」を付加する(接合命名法)。 基の名称に対し、接尾語「—アミン」を付加する(基官能命名法)。 接頭語「アミノ—」を用いる(置換命名法)。 窒素を含むように主鎖をとり、その主鎖の中でメチレン -CH 2- 基が窒素に置き換わった位置を「n—アザ—」の形で示す(代置命名法)。 長鎖ポリアミンなどで利用される。 CH 3NH 2• メチルアザン• メタンアミン• メチルアミン• アミノメタン• アザエタン• CH 3 2CHN CH 3 2• ジメチル(プロパン-2-イル)アザン• N, N-ジメチルプロパン-2-アミン• ジメチル(プロパン-2-イル)アミン• 2-(ジメチルアミノ)プロパン• 2,3-ジメチル-2-アザブタン また、許容慣用名が認められている化合物がいくつかある。 C 6H 5NH 2 —• CH 3C 6H 4NH 2 (パラ置換) —• H 2-C 6H 4-C 6H 4-NH 2 (いずれもパラ置換) — CA命名法 IUPAC命名法の 2 を用いる。 ただし位置番号は置換基の前に付ける。 CH 3 2CHN CH 3 2 — N, N-ジメチル-2-プロパンアミン 合成法 置換反応 アミンはやアルキルなどに対し、やアミンなどが求核剤としてはたらく置換反応により合成される。 ただし、立体障害の小さい基質の反応などでは、生成したアミンがさらに求核剤としてはたらき、二級、三級のアミン、さらに四級のとなる副反応が起こってしまう。 このことは、特に一級アミンを合成したい場合に問題となる。 その解決法として、カリウムとハロゲン化アルキルを反応させて N-アルキルフタルイミドとし、続くなどで一級アミンを得る、が行われる。 またハロゲン化アルキルとなどを反応させてアルキルアジドとし、これを還元(後述)する方法も有用である。 基(芳香族基)をアミン上に導入する置換反応は、その芳香環上の適当な位置にがあるハロゲン化アリールの場合は S NAr 機構により進むことがある。 活性の低いハロゲン化アリールでも、やといった、や化合物を媒介とする反応によりアリールアミンへと変換できる。 還元反応 アミンはまた、、、、、、、などの還元によっても得ることができる。 LAH 、パラジウム触媒-系などが用いられる。 などの手法によれば、やから、イミンを経由してワンポットでアミンを得ることができる。 酸性条件下、 NaBH 3CN や-錯体などを用いて還元を行うのが普通である。 この形式の人名反応として、の例がある。 加水分解 アミンは、アミド、イミン、などを加水分解すると、対応するアミンが得られる。 イソシアネートは、などの生成物であるため、それらの反応を含水系で行った場合は生成物としてアミンが得られることになる。 人名反応 アミンを生成物とするとしては、上記に挙げたもののほか、、、ゾムレー・ハウザー転位、スチーブンス転位、などの転位反応や、、、などの求核的反応が挙げられる。 反応 第一級および第二級アミンはやと縮合してを作る。 また、などの適切な脱水剤や脱水反応により、と反応させてとすることができる。 第一級アミンはやと縮合するとに変わる。 第二級アミンは同様にを与える。 第二級、第三級アミンは酸化銀などの存在下でを起こし、一級下位のアミンととなる。 この反応ではという位置選択則が働く。 アミンは酸化によって、、、となる。 第一級アミンにあるいは亜硝酸エステルを作用させるとイオンとなる。 これはやなど、の基質となる。 アミンを用いる人名反応としては、これまでにすでに述べたものや合成法として述べたもののほか、、ストークエナミン合成などが知られる。 微生物による産生 食品腐敗の際に微生物によってもアミノ酸から産生される。 Hunig's base• TMEDA• 芳香族アミン• (プロトンスポンジ) 複素環式アミン• 1,4-ジアザビシクロ[2. 2]オクタン• アミン誘導体• 関連物質•
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