痛みの感じ方は人それぞれです。 痛みに弱い・強い、緊張しやすい・大らか、そばに家族がいる・ひとりだけ、といった体質、性格、環境などによっても感じ方は違います。 徳岡さん、実際のところはいかがですか? 「鼻からスイカを出すよりは、陣痛の方が楽だと思います(笑)。 赤ちゃんは硬いスイカと違って実はすごく柔らかいし、スムーズに出てくるんですよ。 『腰の骨が砕けそう』という人は体や骨盤がゆがんでいるのかも。 赤ちゃんが通るときに骨盤に当たって、痛みが増しているのかもしれません。 ところで、皆さんの表現を聞くと、陣痛をネガティブにとらえていますね。 『痛い』『苦しい』というネガティブな気持ちが先に立つと、体が緊張して通常よりも痛く感じてしまうことがあります。 でも陣痛は、自分の内側から放たれたエネルギー。 『エネルギーの力で赤ちゃんが押し出されている』とポジティブにとらえると、痛みも少しは和らぐのではないでしょうか」 前駆陣痛やおしるしのような兆しがあったら、「そろそろ陣痛が始まるかな」と考えておきましょう。 実際の陣痛が来たら、時計で「陣痛の間隔」を測って簡単にメモしてもOK。 「子宮が収縮して痛みがあるときを陣痛の『発作』、収縮が終わり、次の陣痛が来るまでの間を『間欠』といいます。 陣痛の間隔=発作+間欠の時間です。 陣痛の間隔が約10分で規則的に繰り返される(1時間に発作+間欠が6回ある)ことが、陣痛の始まりです。 陣痛が始まったら、病院に電話で連絡してください。 ただし、経産婦さんの場合は、一気にお産が進むことがあるため、陣痛が15分間隔でも、強くなってきているようなら早めに連絡を。 病院に連絡するときは、次のことをしっかり伝えるようにします。
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看護師・助産師を免許を取得後、未熟児病棟、脳神経外科病棟、産科病棟で医療業務に従事。 その後、医療現場での経験を活かして、青年海外協力隊の看護職としてアフリカに2年間駐在し、現地の医療技術向上に貢献。 赤ちゃんを出産するときに起こる「陣痛(本陣痛)」とは別に、「前駆陣痛」というものがあります。 耳にしたことはあっても、実際にどんなものなのか想像しにくいですよね。 「前駆陣痛と本陣痛を見分けられるのか?」と不安に感じるかもしれません。 そこで今回は、前駆陣痛とはどういうものか、時期はいつから始まるのか、症状や痛み、間隔などについてご説明します。 前駆陣痛とは?なぜ起こるの? 前駆陣痛とは、出産前に起きる不規則な子宮収縮のことで、間隔や痛みの強弱も不安定で、規則的ではありません。 本陣痛に先駆けて起こるので、「前駆(ぜんく)」陣痛という読み方をします。 「偽陣痛」という言葉で呼ばれることからもわかる通り、お産につながる本陣痛とは異なります。 前駆陣痛は本陣痛の予行練習のようなもので、お産の準備に必要な過程です。 本陣痛が始まる前に子宮収縮を起こして、子宮の下の部分や子宮頸管を柔らかくするなどの作用があります。 前駆陣痛があれば出産が近いことを意味するので、これを合図に出産に向けた心の準備を始めましょう。 関連記事 前駆陣痛の症状は?生理痛のような痛みが出る? 前駆陣痛の痛みや症状は個人差が大きく、一概にはいえません。 お腹が痛くなったり、張りを感じたり、人によっては腰痛が現れたりするなど様々です。 また、「赤ちゃんがお腹の下を蹴っているような痛み」「生理痛のような痛み」「お腹を下したときのようなゴロゴロ、シクシクした痛み」など表現の仕方も人それぞれです。 そのため、前駆陣痛と気づかないことも多く、「臨月に入ってお腹に違和感を覚えたら、その翌日に突然本陣痛が始まった」ということもあります。 ただし、お腹の痛みと一緒におしるしなどの症状が現れた場合は「お産が始まるサイン」です。 じきに本陣痛が始まると思って、心の準備をしておきましょう。 関連記事 前駆陣痛の間隔はどれくらい?痛みの長さは? 前駆陣痛は、強さ、長さ、間隔などが不規則な子宮収縮で、痛みの感じ方もさまざまです。 本陣痛のように何分間隔で痛みが現れることや、間隔が徐々に短くなることはありません。 忘れた頃に痛みが戻ってきたり、息をつく暇もなくお腹が張り続けたりと、本人も予測できません。 夜遅くに前駆陣痛が始まって、なかなか眠れないこともあります。 1時間に6回以上、もしくは陣痛周期が10〜15分以内の、ある程度規則的な陣痛周期になったら本陣痛に移行したサインです。 つまり、その前の不規則な子宮収縮が前駆陣痛ということになります。 痛みは本陣痛に比べれば弱く、時間が経つごとに強くなっていくこともありません。 ほとんどの場合、しばらく安静にすると痛みがなくなります。 妊娠中の迷信の一つに「前駆陣痛がひどければ難産になる!」と聞いたことがある人もいるかもしれませんが、医学的な根拠はないので過度に心配しないでくださいね。 臨月に前駆陣痛が起きたらいつ受診すればいい? 臨月に前駆陣痛があったからといって急いで産婦人科を受診する必要はありません。 本陣痛が始まるまでは、安静に休んでください。 ただし、以下の症状が当てはまる場合には、かかりつけの産婦人科へ連絡してください。 お腹の痛みや張りが治まらない 前駆陣痛は間隔や長さ、痛みが不規則で、時間が経てば治まります。 ただし、激しい痛みを感じるときや、お腹がカチカチに張って治まらないときはなんらかのトラブルが起こっている可能性があります。 このような症状がみられたらすぐに産院に連絡し、いつから痛みがはじまったのか、また出血があるかどうかを伝え、指示を仰ぎましょう。
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陣痛は「敵」ではなく「味方」です 陣痛は、むやみにこわがるとかえって痛みが増すので要注意!です。 陣痛について恐怖心がもってしまう人が増えていますが、ちょっと待って。 この陣痛が来ることで、子宮が自然と開き、赤ちゃんがあなたの腕の中に降りてくるのです。 だから、陣痛がちゃんと来たら、まずは「感謝」しましょう。 そして順調に強くなってくれたら、それは本当にありがたいことです。 陣痛とは「子宮が収縮すること」 普段も、子宮は収縮しています 痛みと書いてありますが、陣痛の意味は子宮が収縮するということです。 子宮は心臓のように筋肉でできていますので、普段も収縮しています。 生理中、セックスで興奮したときなどいろいろなときに小さく収縮しています。 ただ、陣痛の収縮は他に較べて非常に強く、リズミカルに繰り返して次第に強くなり、分娩に至ります。 このスペシャルな収縮を陣痛と呼びます。 「すごく強い生理痛」と一応考えておきましょう 陣痛の痛みについてよく言われるのは……• すごい強い生理痛• 発汗、寒気など全身の変化を伴う• 頭は少しぼうっとした感じになり、感覚は敏感になる などでしょうか。 この中でも一番よく聞くのは「すごく強い生理痛」というもの。 これを目安にしておきましょう。 ただ、痛み方は個人差が大きく、この表現には全然同感できない人もいます。 つらさも「思ったほどではなかった」「思ったよりずっとつらかった」とまちまち。 前回の自分の痛みさえ、次のお産では違う人もいます。 姿勢によっても違い、ベッドに寝ていると腰痛がひどくなることがあります。 陣通中は、発汗、寒気など全身の変化も伴います 陣痛中の感覚はお腹だけではイメージし切れません。 全身にいろいろな変化が起きるからです。 例えば寒かったり、暑かったりしますし、嘔吐や下痢が起きることもあります。 身体が人生で何度もない「大掃除」をしているような感じでしょうか。 陣痛中は、脳も変化して、自然の麻酔が出てきます 陣痛中は、精神的にも変化があり、頭は少しぼうっとした感じになり、感覚は敏感になります。 外界のことが気にならなくなります。 最後の頃はベータ・エンドルフィンというモルヒネ様の物質が脳内に増えてくるので、とろとろと眠くなったりします。 これはお産という大仕事の負担から母親を守る仕組みでしょう。 自分の身体を信じて リラックス法や出産に適した姿勢などを学びながら、落ち着いて、身体を信じてその日を迎えましょう。 恐怖心、嫌悪感は、緊張を強めて苦痛を増すだけです。 ~あわせて読みたい~.
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