魚の目とタコのでき方はほとんど同じですが、魚の目には芯があることが大きく異なります。 部分的に刺激を受け続けるためにできますが、その刺激が一点に集中すると、角質が円すい状の芯のようになって、真皮のほうに突き刺さるように伸びていきます。 この円すい状の芯が神経を圧迫するため、魚の目は歩くたびに痛みが起こります。 一方、タコには芯がありません。 芯がないため痛みはないことが多く、角質はより分厚く硬くなっていることから、逆に外部からの刺激を感じにくい状態です。 魚の目、タコができる原因 魚の目、タコができる原因として以下のような理由が考えられます。 たとえば、小さめの靴をはくと足の指先が靴にあたったり、指先が曲がった状態で固定されてしまったり、幅が狭いと指が両側から圧迫され続けます。 また、大きめの靴では、歩くたびに靴の中で足が滑ってしまうため、その都度、指先が圧迫されることになります。 さらに、サイズの合わない靴では、歩き方も不自然になりますから、足裏の特定の部分だけに刺激が加わってしまい、魚の目やタコができてしまいます。 開張足では、前に体重がかかりやすく、すれやすくなるため、魚の目・タコができやすくなります。 特につま先が細くなったデザインの靴では、指同士が圧迫され摩擦が起き、魚の目やタコの原因になります。 足に怪我などがなくても、歩き方に独特のクセがあり、そのクセによって足裏のどこかに負担がかかる場合もあります。 歩いているときも常に足の冷えを感じるような、ガンコな冷えを持っている人は要注意です。 その一つが神経障害で、ひどくなると手足の感覚が鈍くなります。 そのためサイズの合わない小さな靴を履いても違和感を感じず、魚の目やタコができやすくなることに。 さらに痛みを感じないために放置してしまうことも多く、その結果、傷口が化膿し、最悪の場合、壊疽(えそ)となり、足を切断しなければならないこともあります。 糖尿病を患っている場合は、定期的に足裏のチェックをすることも大切です。 魚の目・タコの予防と治療法 セルフケア• サイズの合う靴、ヒールの無い靴に替える 小さな魚の目やタコなら、サイズの合う靴に替えるだけで、治る場合もあります。 自分の足に合う靴をアドバイスしてくれるシューフィッターのいるお店などで、相談してみましょう。 また、仕事上ヒールのある靴が必須という場合でも、通勤時はスニーカーにするなど、できるだけハイヒールを履く時間を減らす工夫をしましょう。 歩き方を見直す 歩きグセを正すことで、症状がよくなることも。 自分の歩き方を見たことがある人は少ないですから、友人や家族に歩き方を見てもらって、前後左右バランスよく歩いているかをチェックしてもらいましょう。 市販薬を使う 魚の目やタコは症状の軽いものであれば、角質をやわらかくする「サリチル酸」入りの市販薬で治すことができます。 たとえばパッドタイプの市販薬であれば、入浴後に足をよくふいて患部にパッドを貼り、そのまま2〜3日貼り続けます。 サリチル酸が皮膚に浸透すると、皮膚の色が白くやわらかくなっていきますから、その頃にピンセットなどで痛みを感じない程度に、患部の周囲から削っていきます。 入浴後など、皮膚がやわらかくなった状態で行うとやりやすいでしょう。 治りにくい場合は再度パッドを貼ってやわらかくしていきます。 特に魚の目の場合は、芯を除去しないと治りませんから、芯がとれるまで上記を繰り返します。 市販薬にはほかに絆創膏タイプや液体タイプなどがあります。 市販のグッズを使ってケアする 症状の軽いうちであれば、市販されているタコや魚の目削り専用のヤスリやカッターも効果的です。 風呂上りなどの皮膚がやわらかいときに、ヤスリやカッターなどでマメにケアしていきましょう。 カミソリなどで無理に削ると、皮膚が傷ついて出血したり、細菌感染を起こすことがありますから避けてください。 セルフケアの注意点 セルフケアでは逆に悪化させてしまうこともあるため、以下の点に注意しましょう。 魚の目ではなく、ウイルス性イボということも 魚の目に良く似た病変でウイルス性イボがあります。 特に子どもの足の裏にできるものは、ウイルス性のイボの場合がほとんどです。 これを魚の目と勘違いし、魚の目の市販薬で自分で治そうとすると、逆に悪化させることがあります。 どちらかわからない場合は、まず皮膚科を受診するようにしましょう。 糖尿病の人は、まず受診 糖尿病の合併症である神経障害を起こしている場合、自分でケアするのは危険です。 感覚が鈍くなっているため、魚の目やタコを除去する際に健康な皮膚も傷つけてしまう恐れがあります。 糖尿病の持病がある人は、自分でケアするのではなく、まず受診するようにしましょう。 根の深い魚の目は皮膚科へ 魚の目は、円すい状の芯が皮膚の内側に向かって伸びており、根の深いものは自分では取りにくく、たとえ取ったとしても芯が残っていてはすぐに再発してしまいます。 さらにカミソリなどを使って自分で削ると、ばい菌が入って、悪化させてしまうことも。 痛みがひどく根の深い魚の目は市販薬を使って自分で治すのではなく、専門医に診てもらったほうが確実に治せます。 皮膚科での治療 皮膚科では分厚くなった角質を除去する治療が行われます。 自宅でのケアと同様に、角質をやわらかくするサリチル酸などの薬を、魚の目やタコに数日間貼り続けることで症状を改善させたり、器具を用いて魚の目の芯や分厚い角質を削り取ります。 自分で削りとるよりも、確実に除去することができます。 あまりにも痛みがひどく、日常生活も送れないような状態の場合は、手術によって切除する場合がありますが、その後の傷跡が魚の目の痛みよりも強くなることがあることから、あまり行われていません。 また自費診療になりますが、局所麻酔をして炭酸ガスレーザーで切除する方法もあります。 出血がほとんど無く治療することができますが、傷が癒えるまでは1カ月程度かかります。 いずれにせよ、皮膚科で治療をしても、その原因となる靴や歩き方などが改善されない限り、再発するため、根本の原因を見直すことが大切です。 関連:.
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なお鶏眼は適切なフットケア・除圧対策をしないと必ず再発します。 【お願い】 魚の目・胼胝削り、爪切りなどお時間の掛かる処置は平日日中 月木午前除く・16時まで にご来院ください。 土曜日全日、夕方16時以降受付された方の処置はお受けしておりません。 多数の魚の目がある方や芯が非常に深い方は、複数回の通院が必要になります。 大森・山王地区以外の方は、 地元の皮膚科もしくは総合病院に お掛かりください。 必要により整形外科の受診をお勧めします。 (ネット上でよくみかける芯を取れば再発しないは誤りです!) 原因は?予防するにはどうすればいいの? 足底部の力がかかる部位の角質が肥厚した状態です。 角質の肥厚が一部分に限局すると、魚の目となって皮膚に食い込み痛みを生じます。 見た目が、魚の目に似ていることから 「魚の目」と呼ばれていますが、正式には 鶏眼(けいがん)と呼ばれます。 一般的に出来やすいのは、第2、第3足趾の付け根、親指・小指の外側、場合によっては趾間部の骨同士が擦れ合って出来る方もいるようです。 原因は先の狭いデザインの靴、ハイヒールなどによる前足部加重のなどが誘因となり足の加重のバランスが崩れて、一カ所の関節が突出してしまい靴の中で繰り返し擦れた結果、魚の目となります。 また、お子さんで魚の目が出来たと来院される患者さんのほとんどの場合はウイルス性イボ(疣贅)の場合が多いです。 診断・治療はどのようにするの? 【診断】 魚の目は、足の形のアンバランス・サイズの合わない靴などが原因となりますので、まず足全体の形に問題ないか診察します。 角質があまり厚くない場合には歩き方や靴を変えるだけでも改善する場合がありますが、角質が 楔型に厚く食い込んでいる場合には芯まで削り出す必要があるためどのくらいの深さの魚の目か?一番痛い部分はどこか?などを診断します。 【治療】 一般的には、スピール膏(主成分はサリチル酸)という貼り薬を数日間使って、魚の目を柔らかくしてから少しずつカミソリなどで削る処置が良く行われます。 しかし、この方法では芯まで一度に除去することは困難です。 当院ではご希望の方に、 魚の目治療を行っております。 カミソリを使って周囲から削り込み除去します。 痛みはほとんどありません。 《魚の目の構造と切除法》 【魚の目切除ご希望の方は、 スピール膏は貼らずに大木医師担当日に来院されてください】 (写真;当院で行ってる魚の目治し方・芯除去法) ・再発予防と靴について 再発予防には靴選びが大切です。 かかとと足の甲がフィットしていて足底のアーチをしっかり支えられるものが良いとされます。 足先は足の指をある程度自由に動かせる余裕のあるものを選びましょう。 あまり大きな靴やひもをゆるめて履くのもタコなどの原因となります。 ハイヒール・パンプスなどの足先の狭いものは、普段履きには向きません。 詳しくは大きな靴屋さんやデパートの靴売り場などで専門知識を持った方に相談すると良いでしょう。 たとえ芯まで魚の目を取り除いても、 靴をかえる・適切な靴敷きを使うなどの除圧対策をしないと再発してしまうこともあります。 自分でできる魚の目(うおのめ)対策・注意点は? 魚の目が当たる部分に、 脱脂綿を当てテープで保護する、靴店で売られているフットパッドを使用する、前足部や土踏まずに サポートのあるクッション性のある中敷きを使うなどすると魚の目の悪化を予防できます。 市販の スピール膏(サリチル酸)を3,4日間貼付して、根気よく、時々カミソリで少しずつ削るのを繰り返していると自然に改善する場合もあるようです。 また、糖尿病など持病のある方では小さな魚の目から感染が広がってガス壊疽になったり、足切断まで進行するケースもあり注意が必要です。 また、必要によって 専門のフィッティングを行ってくれる靴店をお勧めする場合もあります。 レーザーで削ったり、液体窒素の治療などは通常必要ありません。 手術的に取り除き縫合する必要もなく、そればかりか足底部にキズを付けることで余計に角質が増殖しやすくなるので注意が必要と考えます。
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魚の目の治療法には以下のような方法を用いることが多いです。 サリチル酸等の薬を使用する治療法 魚の目にサリチル酸メチル等の薬を数日間貼り続けて、 厚く固くなった角質をやわらかくする治療法です。 角質柱の除去 円錐状になり皮膚内部に食い込んだ角質を除去する治療です。 魚の目の大きさに合うように切ったスピール膏(硬くなった角質をやわらかくするパッチ) を、数日間貼り付けて角質をやわらかくしてから中心の眼(角質柱)部分をメスやはさみ等で切り取る方法です。 切り取る際に麻酔をする場合としない場合があるため、事前に確認しておくと良いでしょう。 除去後、1~5日くらい痛みが続くケースが多いようです。 費用は2000円程度です。 冷凍凝固療法 液体窒素を用いて 患部を凍結して壊死させる治療法です。 複数回の治療が必要で、 痛みを伴うケースが多いです。 費用は1000円程度です。 手術治療 局所麻酔後、魚の目部分をメスで切開し、 中心の芯を除去する方法です。 魚の目自体の痛み以上に、 手術後の方が痛くなるケースがあるため注意が必要です。 費用は5000円以上であることが多いです。 レーザー切除 局所麻酔をしてから、 炭酸ガスレーザーで切除する治療法です。 外科手術より 痛みが少なく出血もほぼないですが、 傷の改善に1ヶ月程度かかる場合があります。 自費治療扱いのため、費用が高額になる場合があるので、受診する医療機関で確認してください。 どれくらいの期間で良くなる?• 自分の足のサイズに合う靴を履く• 先が尖った形状でヒールがある靴を履かないようにする• 靴底が適度に固い靴を履く• 足底への衝撃を緩和するインソール等を使用する• 歩き方に癖がある場合は補正し両足に均等に体重が乗るようにする• 適度な運動で筋力を維持し、体重が増加しないようにして足への負担を軽減する• 足裏のマッサージを行い、血行を改善し代謝を促進する ハイヒールの靴はできるだけ避けて 再発を予防するには 特定部分の皮膚への慢性的な刺激の解消が必須です。 どうしてもヒールを履かなければいけない場合は、シューフィッターがいる店舗で足のサイズや形状を測定してもらいましょう。 フラットシューズを履くようにしたり、移動中だけはスニーカーを履いたり等、できるだけ足に負担をかけないことが大切です。 参考URL 日本臨床皮膚科医会 一般社団法人江戸川区医師会 埼玉県皮膚科医会 日本靴医学会 一般社団法人兵庫県医師会 あいち健康ナビ愛知県医師会 公益社団法人日本皮膚科学会.
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