白石 蔵 ノ 介。 白石蔵ノ介とは (シライシクラノスケとは) [単語記事]

go on 白石蔵ノ介(細谷佳正) 歌詞情報

白石 蔵 ノ 介

白石蔵ノ介とは、の登場である。 でのは 、こと恭 とこと。 ではが演じた。 無駄の無い概要 立部に所属する三年生。 二年生の頃からを勤めており、その基本に忠実で駄のいは 「の()」とまで言われるほど。 全のが集う全大会において、ひたすらを極め続けた大会きっての。 そしてあのの、をスで一破るという偉業も成し遂げる。 でも努すればに勝てるということを教えてくれた人。 「んんーっ、絶頂()!」 という口癖があるが決して扱いなどはされず、むしろその容姿とから作品内きってのとなっている。 しかしあの「の様」では甲羅を飲んで上半身裸になって、のと燃えたり 「ワの様 前編」では自らの顔を犠牲にしてまで笑いをとろうとするなど 泣かせな一面もある。 さらに寝るときはだとか。 (より) しかしその全てが 「まぁ、だし…」 の一言で片付けられている気がするのは、きっと気のせいではないだろう。 ただし、では容疑が出ている。 そしてついに、単独まで開催決定! 一体彼はどこまで行くのだろうか… 無駄の無い関連動画 無駄の無い関連商品 無駄の無い関連静画 無駄の無い関連項目• これ程熱くれるのだから、きっと今まで見えてこなかった新しい発見もあると思 省略しています。 116 ななしのよっしん.

次の

白石 蔵ノ介風ウィッグ 一覧

白石 蔵 ノ 介

: :春川恭亮(Aキャスト)、(Bキャスト)、2nd:安西慎太郎、3rd:増子敦貴 プロフィール 所属 四天宝寺中学校3年2組14番 部活 テニス部(部長)、新聞部 委員会 保健委員会 身長 178cm 体重 66kg 血液型 B型 誕生日 4月14日 星座 牡羊座 足のサイズ 27cm 視力左右 1. 二年生のころから部長を勤めている。 プレイスタイルはその基本に忠実であるがゆえの完璧なテニス、「パーフェクトテニス」。 通称「 四天宝寺の聖書(バイブル)」。 では珍しいテニスプレイヤー。 得意技は「円卓ショット」。 全国大会準決勝では、の天才、をテニスで破るという偉業も成し遂げている(シングル公式試合で不二が負けたのは白石だけ)。 では、脱落タイブレークマッチでに勝利し残留することになる。 3番コートとの総入れ替え戦D2では、と共に・ペアと対戦する。 序盤は松平の「フラワー」に圧倒され、更に切原の悪魔化による内側からの崩壊を狙われるが、に悪魔化を止める様に約束されていたため体を張って阻止した。 W杯グループ予選ではギリシャ戦の「チーム松」に選出され、S3に出場すると思われたが、ゼウスのオーラに圧倒され自身のテニスに自信を持てなくなったが、にS3出場を譲り、型にはまらない種ヶ島のテニスを目指すことを誓った。 W杯決勝リーグではフランス戦のメンバーに選出され、D2でと組みトリスタン・ティモテペアと対戦。 敗れはしたものの試合の最中に自身のスタイルを改め、試合の最中に「星の聖書」を作り上げたことで新たな可能性を見出しからも底知れない可能性を認められた。 技一覧 円卓ショット 猛烈な横回転を与え、ボールが12個に分身し円運動を行うスマッシュ。 星の聖書(スターバイブル) 『新-』で登場。 自身と同じ万能型で格上のゼウスと対峙した際に自分のテニスに限界を感じたことで見出した新たなスタイル。 スピードならスピード、パワーならパワーと一点のみを特化させ、それを瞬時に切り替えることで結果的に能力はオール7に匹敵する星角へとなる。 また、瞬時にプレイスタイルが切り替わることから相手に動きを読まれにくい。 個性豊かな四天宝寺のメンバーのスタイルを見続けてきたからこそのスタイルと言える。 作中屈指のイケメンキャラで、作者曰く「テニプリ1男前な奴を作ってやろう」と考えて出来たのが彼だそう。 実際に他のキャラクターよりも作中やその他メディアミックスにおいて容姿について触れられることが多く、フランス戦では入道コーチに「中学生(ガキ)のイケメン」、観客には「 超美少年」とまで言われている(しかもその前のシーンでは黄色い声援が上がっている)。 ペアプリでは逆ナンされていたり、謙也にも「モテる」と言われている。 寝る時にはパンイチだったり(より)、 「毒の華」や「クチビル」のような俄かに中学3年生とは信じ難いほどの非常に思わせぶりで妖艶で扇情的なキャラクターソングがあったりと、 エロいというイメージに事欠かさないキャラである。 その割にはナンパをするのもされるのも苦手であったり、ナンパ対決においては口癖を発することもなくひたすら モジモジしてしまっていた。 意外にウブなのかもしれない。 因みに苦手なものの変化からも見て取れるように、このナンパ対決は明らかに彼にとってトラウマとなっている。 何かと無駄の無いことに拘る完璧主義者で、お小遣い使用例が健康グッズ、日課が風呂上がりのヨガ、委員会が保健委員で部屋の中はダンベルやサプリメントなどの健康グッズまみれだったりと健康面には特に完璧さを保てるよう気をつかってるようだ。 左手にを巻いており、「毒手」と称しを諫めている。 毒手の正体を知りたい方は4巻を読んでいただきたい。 そしてカブリエルへの愛から生まれた カブリエル白書というラブソングも出た。 というもう一つの姿があったりもする。 とはで同じクラスである。

次の

白石蔵ノ介

白石 蔵 ノ 介

「白石、たるんどる!」 「はい?」 突如201号室に響いた台詞に白石は思わず間の抜けた声をあげてしまった。 それでも台詞の主は、部屋の入り口でふんぞり返ったまま「白石たるんどる」と繰り返している。 「不二クン……俺、何かした?」 訳がわからずその意図を聞いてみるが、不二は答えようともしてくれない。 一体、どうしろと言うのだ。 財前もそうだが天才というのは時々、突拍子のないことをしでかすことがある。 「白石。 」 呆れたような表情を浮かべた白石の名を呼び、非難する不二。 仁王立ちの状態を崩さないのは、威嚇のつもり、かもしれない。 真田のように体格に恵まれていれば、もしくは長身ならば相手に威圧感を与えることができるだろう。 だが不二の外見では無理だ。 むしろ小動物が威嚇しているような一種の可愛らしささえ覚えてしまう。 初めて対戦したときのネット越しの姿のほうがよほど恐ろしかった。 そうやって思考に耽る白石へと乱暴な足取りで近づいた不二は、右手を伸ばし色素の薄い髪を引っ張る。 「髪の色、たるんでる。 だいたい日本人なら黒髪でしょ?なんでこんなに薄いのさ!」 「そんなこと言われたかて…。 不二クンやって髪の毛茶色いやん?」 「僕は地毛だからいいの。 」 俺も地毛や、とすかさず反論しようとするのだが。 「黒髪っていっても、射干玉 ぬばたま みたいにただ黒いだけじゃなくて……。 艶があって瑞々しくて。 緑髪 りょくはつ ってやつ? 昔の人は凄いよね、こんな綺麗な言葉を考え付くなんて。 」 「……。 」 黒髪について、なんだか古典の教科書に出てきそうな話題が続く。 「でも僕はちょっと硬めの髪質の方が好みだなぁ。 意志の強さが髪質にも表れてるみたいで素敵じゃない?」 熱く語る不二の拳に知らず知らず力が入った。 「痛い!痛いから。 不二クンええ加減手ぇ離して。 このまんまやと俺ハゲる。 」 「そんなくらいでハゲるなんて。 白石、キミ、ジャッカルに失礼だよ。 」 やっと会話に加わった幸村は白石を助けようとはしなかった。 このままでは分が悪いと、不二に髪を掴まれ屈んだ状態のまま白石は叫ぶ。 「関係ないやろ!いきなりなんの話や。 だいたい立海のメンバーなんか皆髪の色めちゃくちゃやん。 柳生クンは紳士やのに紫やし。 」 「一般人じゃ考え付かない、高貴な色だろ?」 「どこがや!仁王クンやって髪、ごっつ白いやん。 」 「あれは苦労性の白髪だよ。 」 「…仁王、若いのに大変だね。 」 「そこ!真に受けへん!」 この二人の相手をしなければならない自分の方が苦労性の白髪になってしまいそうだ。 「それに丸井クンとか明らかに染めとるやろ。 髪の毛真っ赤やん。 」 「可愛いだろ。 」 「はい?」 「髪の色、ブン太に似合ってるじゃないか。 そんなこともわからないなんて白石、目悪いんじゃないの?」 「……目が、悪い……!!」 不意に不二の手から力が抜け、白石は窮屈な姿勢から開放された。 「いやいや、俺裸眼で1.5あるし。 めっちゃ目ええで。 」 「でもカブトムシがかわいく見えるんだから相当視力に問題あるよね。 」 売り言葉に買い言葉だがここで怯むわけにはいかない。 「なんやと?カブリエルは可愛…」 「白石!!」 この場の雰囲気に似合わないキラキラとした声がして、白石と幸村は同時に振り向く。 「目悪いんだったらコレ、眼鏡掛けようよ眼鏡。 」 そう言って不二が両手で差し出した眼鏡はノンフレームの、どこか見覚えのあるものだった。 「これってまさか手塚クンの…? あのなぁ不二クン。 寂しいのはわかるけど……」 「はい、白石ストップ。 」 グイッと襟首を引かれ、耳元で告げられる。 「今は不二の言うことを聞いてあげたら?」 口調こそ疑問形だが幸村は不二の肩を持つつもりらしい。 「甘いわ。 ここは一発ガツンと言ったらんと。 不二クンのためにもならんやろ。 」 眼鏡も、先程の黒髪トークも、意図するところはこの場にいない男なのだ。 「言いたいことは判るんだけど。 手塚がいなくなった後の、不二の様子を思い出すとね……。 恋人には無理でも友人になら甘えられることってあるじゃない。 白石ってそんなに冷たい奴だったっけ。 」 [newpage] ……おかしい。 すれ違う人々は皆、自分たちのことを驚いた表情で見ている。 男二人が腕を組んで歩くのがそんなに珍しいものなのか。 あるいは……。 だがそれ以上に意識が向くのは左腕だ。 包帯を外した状態で人前に出ることなど久しく無かった。 今、包帯の代わりに触れているのは他人の腕。 ダイレクトに感じる体温が気になって仕方がない。 白石は改めてその体温の主の様子を窺う。 なんでや、なんで俺は不二クンとデートしてんねん? ……その理由は201号室でのやり取りまで遡る。 『白石ってそんなに冷たい奴だったっけ。 』 手塚が合宿所を去った直後の、気落ちした不二の様子をよく知るのは同室の二人だろう。 白石とて友人として不二の事を案じているのだ。 「……わかった。 今回は不二クンの言うこと聞いたるわ。 」 不二のワガママに付き合うなど容易いことだ。 ただ気掛りなのは……。 「幸村クン、実は楽しんでへん?」 「まさか。 」 本当はそっちの方がメインだ、などという本音が聞こえた気がするがこの際仕方がない。 小さくため息をつくと白石は不二の方へと向き直った。 最近テニスのし過ぎで疲れ目やから……。 その眼鏡、ありがたく使わせてもらうわ。 」 「思ったより似合うね。 」 「そうやろか?」 「……けどなんだか物足りない。 」 眼鏡だけではない。 前髪は右へと撫で付けられ、分け目も作られている。 それでも不二は不満らしい。 「そう言うと思って、仁王からヘアカラー借りて来たよ!」 「さすが幸村。 」 「てか、なんで合宿にそんなん持って来てんねん!」 中学生なのに黒いカラーリングを持っているなんて、白髪というのは本当なのだろうか……? 「コート上だとイリュージョンし放題で髪も自由に変えられるけど、コートの外ではイリュージョン出来ないからね。 いつもは地道に変装してるんだ。 だからこんなのも持ち歩いているって訳。 」 「ふーん。 じゃあ早速使わせてもらうね。 上手くできるかなぁ。 」 ……と白石本人が意見する間も無く髪まで染められてしまったのだ。 それは不二も納得の出来らしく、こうやって合宿所内を連れ回されている。 「不二クン、もう気ぃ済んだ?そろそろ部屋に戻らへん?」 寮内は人が多く、いつ青学や四天宝寺のメンバーに出会うかわからない。 いい加減、バレるのではないだろうか? 201号室は二階の奥にある。 このまま誰とも会わずに部屋に戻りたい。 そう思いながら廊下を歩いていると、急に左側のドアが開き、出てきた相手にぶつかりそうになった。 「危ねぇじゃねえか。 どこに目ぇ付けてんだ。 」 「おっと堪忍な……って跡部クン!?」 それは今、最も会いたくない人物の一人だ。 怒っているのか。 跡部にとっての手塚とは白石が変装してもいいような存在ではないのだろう。 「ごめん、これには深い訳が……」 「手塚!いつ日本に戻って来たんだ、アーン? 俺様に連絡一つ寄越さねぇなんざ全くお前らしいぜ。 」 満足そうにインサイトのポーズを決めているが、気付いていない。 自他共に認める ? 手塚大好きな跡部が気付いていないのだ。 それだけ跡部も手塚に飢えているということなのだろう。 「今から試合だ。 さらに進化した俺様を見せてやるよ。 」 「え、いや、別に試合せんでも……。 」 実際、白石はリアルタイムで跡部の試合を観ている。 「遠慮するな。 俺様の好意をありがたく受け取れ。 」 「……あのなぁ。 跡部ク…」 「そこ!何を廊下で騒いでいる!! 静かに出来んのか。 」 廊下の向こうから発せられた大声が響き、 肩で風を切りながらその発生源がやって来た。 真田弦一郎。 中学テニス界で最も頭が固い人間の一人だ。 今は跡部しか見えていないようだが、 変装した白石に気付けば「たるんどる!」と一喝するのだろう。 「真田…。 」 「やはり跡部か。 」 予想を裏切り真田もまた白石の変装に気付いていないらしい。 「渡独しておきながらおめおめ帰ってくるとは情けない! その根性叩き直してやる。 「ちょっ…真田クン。 」 「あぁ?手塚はこれから俺様と試合するんだよ。 邪魔すんじゃねぇ。 」 「そうか。 ならば俺の後にすればよかろう。 時間が惜しい。 早くしろ手塚。 「テメェこそ俺の後だ。 先に約束したのは俺様だからな。 」 「くだらん。 手塚のライバルである俺が先に試合するのが当然だろう。 」 「アーン?手塚のライバルは俺だ。 とうとうボケたか、真田。 テメェも観ただろう。 関東大会での俺と手塚の試合を。 」 そう主張する跡部は恍惚とした表情で、手塚に対する思い入れの強さが嫌というほど伝わってくる。 「呆けているのはお前の方だ。 そんなもの全国大会決勝での死闘に比べれば大したものではない。 俺達は小学生の頃からライバルだからな。 」 真田も負けてはいない。 事実、彼らの試合は今年の全国大会の中でもレベルの高いものだった。 幼少の頃からの因縁の対決といったところか。 「過去の話なんて知るかよ。 ドイツに行く手塚の背を押したのは俺だぜ? こいつは全部俺に託して行ったんだ。 俺こそライバルにふさわしい。 」 「だがすぐに帰ってきたということはお前では力不足なのだろう?」 「……真田の癖に、言うじゃねえか。 」 口論は激しくなる一方だ。 できれば関わりたくないが、自分が仲裁しなければならないのだろう。 「なあ二人とも、いい加減……うわっ」 白石が身を乗り出したときだ。 空いている右腕を跡部が全力で引っ張った。 「あっ……」 バランスが崩れ、左腕に巻きついていた不二の腕が離れる。 「お前もこの石頭に言ってやれ。 俺が本当のライバルだってな!」 そのまま跡部の方へと引き寄せられそうになるが……。 「え?」 そうなる前に別の力が左腕にかかり反対側へと体が動く。 「たわけた事を。 真のライバルは俺に決まっているだろう。 」 「いいや俺だ。 わかったらその手を離しやがれ!」 「それはこちらの台詞だ。 お前こそ、いい加減俺がライバルだと認めたらどうだ!」 腕を掴み損ねた不二が驚いた表情のままこちらを見ている。 声を掛けてやりたいが今はそれどころではない。 手加減無しで左右に引かれ、腕がもげるくらい痛い。 「っ、腕、痛い……。 離して。 」 辛うじて抗議の声をあげることはできたのだが。 「手塚が痛がっているだろう。 そろそろ手を離したらどうだ。 」 「お前が離せよ。 お前が離したら俺様も手を離してやるよ。 」 「何だと?お前が先にやれ。 」 「いいや、お前だ。 」 二人の喧嘩は収まらず、その内容が手を離す順番に変わっただけだった。 腕に加わる力もさらに強くなる。 彼らには何を言っても無駄だ。 恐らくどちらかが倒れるまでこの不毛な喧嘩は続くのだろう。 意地と意地とのぶつかり合いに巻き込まれている自分。 どうでもいいから早く腕を離して欲しい。 『先に手を離したほうが本当のお母さん…!』 などという大岡裁きの少年はこんな気持ちだったのかも知れないと白石は思う。 [newpage] 男二人が男を取りあう姿は嫌でも目に付く。 それがテニスの実力者三人なら尚のことだろう。 いつの間にか周りには人集りが出来ていて、三角関係の行く末を面白そうに眺めていた。 その中で面白くない思いをしているのは不二だ。 ついに目の前で繰り広げられる茶番に我慢が出来なくなり、 不機嫌さを隠そうともせず例の三人へと近づいていった。 跡部と真田は飽きることなく言い争っている。 耳元で叫び続けられているせいで腕だけではなく頭まで痛くなってきた。 この苦行はいつまで続くのだろうとげんなりしていたところ、 両腕にかかっていた力が急に消え去ってその場で転びそうになった。 腕を離されたのはほぼ同時。 ということは……。 『二人とも俺の本当のお母さん!!』 ……やなかった 『二人とも手塚クンの本当のライバルや!』 そう告げようと左右を見るが、なんだか様子がおかしい。 二人とも一点を見たまま固まっている。 その視線の先にいるは……青学の天才・不二周助。 「ふ、不二ク…… え?」 無言で近づいてきた不二は白石の前で立ち止まり、大きく伸び上がった。 両手で頬を包まれそのまま距離を詰められる。 「んー、んーー」 唇を塞がれたことに気付く間もなく、繋がった合間から生暖かいものが侵入してきた。 それは意思を持ったように白石の咥内を侵す。 突如繰り広げられた濃厚なキスシーンに周囲の者は皆、呆然とするしかなかった。 ……ただ一人、幸村精市を除いて。 [newpage] 「って、そんなおもろい……やなかった 大変なことがあったんか。 いつものツッコミがないということは、よほど憔悴しているのだろう。 「まあちょっとした修羅場ですわ。 巻き込まれた白石部長はツイてへんだけでしょう。 」 「はあ。 」 白石が大きくため息をつく音が聞こえる。 白石の様子も気になるが、謙也は財前との会話を続けることにした。 「それでその後どうなったん。 」 「えらい長い間キスしてはったんですけど。 いきなり不二さんが本物の手塚さんやない、って号泣しだして。 それでその後倒れはったんです。 」 「……ホンマか、それ?」 財前が嘘を言っているとは思えないが俄かには信じがたい状況だ。 「ほんまですよ。 それで白石部長が不二さんを医務室まで運んだんですけど、 跡部さんと真田さんがえらい可哀相なモノを見る目で白石部長を見てはりましたわ。 淡々と事実を語る財前の説明を聞いただけでも白石に同情してしまう。 「ありえへんわ。 」 ぼそりとつぶやく声が聞こえる。 「せやな。 」 白石の言うことは最もだ。 「不二クン、あないにかわいい顔してごっつエッチなキスするんやで。 」 「って、そっちか!」 「恋人が居るんですし、ヤることヤってるってことでしょう。 」 財前は相変わらずクールな反応を見せる。 ホットな反応を返すのは、もちろん謙也の役目。 「据え膳喰わぬは男の恥や。 キスってもんはな……」 「謙也さん、従兄弟からの受け売りをさも実体験のように言わんとってください。 」 「なっ…、侑士ちゃうわ。 本で読んだんじゃ。 」 「同じやないですか。 」 「どこがや!」 次は謙也と財前が喧嘩をする番らしい。 白石が本日何度目か分からないため息をつこうとした瞬間、 コンコンとやや乱暴にドアを叩く音がした。 「はい。 「大石ク…」 「手塚!幸村から聞いたよ!急にドイツから帰ってくるなんて、いったい何があったんだ?」 「はい?」 「肘か?それとも肩か?とにかくすぐに病院に行って章高おじさんに診てもらわないと!」 彼もまた白石を手塚だと思い込んでいるらしい。 「ちょっ…大石クン、」 「言わなくてもいい。 わかってる。 俺達は仲間だろう。 でも隠し事なんて水臭いじゃないか!」 「なぁ落ち着こ。 大石クン。 」 ああ、面倒くさそうなのが来た。 この人物は焼肉以外でも暴走するようだ。 「大石、そんなに質問攻めにすると手塚が話せないだろう。 ドイツから戻ってきたばかりなんだからもう少し気を使ってやったらどうだ。 」 大石を止めたのは後方にいた乾だ。 いいタイミングで助けてくれた乾へと白石は視線を向けたのだが。 目が合った瞬間、不敵な笑みと共に屈折率の高い眼鏡が怪しく光る。 これは何か企んでいるに違いない。 「手塚も疲れているだろう。 そんなときは効率的に栄養を摂ったほうがいい。 」 尤もらしい台詞にはどんな意図が隠されているのか。 「ちょうど新作の乾汁が完成したところだ。 今回は特に成分にこだわって時差ボケにも効く。 」 「そうだな。 さすが乾。 」 突きつけられたジョッキの中は紫色の液体。 なんとも言いがたい異臭と発酵しているかのように泡立っていて……。 何をどう混ぜ合わせればこんなものが作れるのだ。 「嫌や。 俺は飲まへんで。 」 「手塚、ワガママはよくないぞ。 乾はお前のためを思って……」 大石の人のよさは時として仇になる。 乾汁を回避するにはまず大石の説得が先のようだ。 」 急に会話に割り込んできたのは四天宝寺の天才・財前光。 「アンタが飲まへん限りこのまんまでしょう。 五月蝿くてたまりませんわ。 」 「せや飲め飲め。 栄養バッチリで健康にええんやろ。 健康オタクのお前にぴったりやん。 」 きっぱりと言い切る財前を面白そうに謙也が援護する。 「……お前らええ加減にしいや。 」 つい癖で左腕を掲げてみたがいつも巻いているはずの包帯はそこにない。 「手塚、お前いつから関西弁で話すようになったんだ? それに声もなんだか違うし。 」 「ふむ。 ドイツでの生活が長かったせいで今まで使っていた日本語を忘れた、と。 これは由々しき事態だ。 乾汁を飲んで一旦リセットするべきだろう。 」 リセットという不穏な単語を使っていても乾の言葉には説得力があった。 「ああ、そうだな。 さあ手塚飲むんだ!」 乾の台詞を信じ込んでいる大石には何を言っても無駄だろう。 「味以外は保障するよ、味以外は。 」 効能にこだわる前にまともな味の飲み物を作ってくれ。 「ええ加減諦めたらどうです?」 それが先輩に対する態度か。 「ここは男らしくグイッといけグイッと。 」 謙也、お前……。 その場にいる全員が口々に囃し立て、誰一人として白石を助けようとはしない。 今日一日ずっとこんな調子で。 そろそろ限界だ。 思わず、叫ぶ。 跡部様&真田氏に手塚部長のライバル争いをさせていますが、 手塚部長に「俺の正真正銘のライバルはお前 不二くん だ。 」と言わせた アニプリ塚不二三部作は改めて素晴らしいと思いました。 ……不二かと思った?」 「うわぁ、何その嫌そうな態度。 傷つくなぁ。 せっかくイイこと教えてあげようと思って電話したのに。 」 「そう。 実はね……今日、不二が白石とキスしてたんだ。 」 「本当本当。 激しいキスだったから不二の腰が立たなくなってさ。 白石が医務室に連れて行ったんだよ、お姫様抱っこで。 」 「ああ。 なんでもベッドを使いたいから医務室なんだって。 」 ブチッ ツーツーツー 「手塚!手塚っ? ……切れちゃった。 あーあ。 『気を失った不二を白石が医務室に運んだ』だけなのに。 勘違いしちゃって。 まっ、いいか。

次の