無人島は極寒の地にあったため、男女は寒さに震えた。 それぞれに毛布を配り、朝まで過ごそうとしたところで「あること」に気づいた。 このまま朝を向かえてしまっては、あまりの寒さのためにボートのエンジンが凍り付いてしまい、使い物にならなくなってしまう。 そのことを恐れた8人は、毛布をエンジンに巻きつけて凍結を防ぐことにしたのだが、そうすると毛布が1人分足らなくなってしまう。 当然、毛布もなしにこの寒さの中で寝てしまったら凍え死んでしまうかもしれない。 そこで、くじ引きで順番を決め、夜が明けるまで交代で毛布を使うことにし、その間、毛布を使えない人間は、寝てしまわないように、また体を温めるために、踊り続けることにした。 だが、四番目の男の順番のとき、漂流の疲れが出て、全員が眠りに落ちてしまう。 翌朝、他の7人が目覚めたとき目にしたのは、凍死してしまった四番目の男だった。 「かずゆき、お年玉はお母さんが預かっとくわね」 そう言われ、俺は10年間、母にお年玉を奪われ続けた。 母は俺からとったお年玉をカギ付きのタンスにすぐにしまい込む。 家は貧しく父がいないため、母が弟の子守りをしながら稼いだ、僅かな金でその日暮らしをしていた。 数年して、俺は母に行き先を告げないまま、上京した。 夢を追って消えた俺を、母はさぞかし心配したことだろう。 しかし、東京での暮らしは、辛いものだった。 ろくに学校も出ていない俺は、アルバイトにさえ雇ってもらうのも難しかった。 東京に来て数年たったある日、見覚えのある男が話しかけてくる 「お前・・・かずゆきか?・・・久しぶりだなぁ」 ひでおじさんだった。 俺は思わず涙を流した。 ひでおじさんは懐かしい匂いがした。 しかしその涙は次の瞬間、悲しみの涙に変わった。 「お前の母ちゃんな・・・ついこないだ死んでしまったんだよ。 肺の病気だった。 ・・・どうか気を落とさないでくれよ」ひでおじさんは、俺を車に乗せた。 車はひでおじさんの家へ向かっていた。 ・・・母の位牌。 俺は手を合わせ、俺の身勝手さに泣いた。 「かずゆき、母ちゃんがお前に渡してほしいって言ってた手紙があるんだ、読むか?」 ひでおじさんはそういうと、薄汚い封筒を俺に手渡した。 封筒には、一枚の手紙が二つ折りになって入っていた。 『あけましておめでとう 最後におかあさんから お年玉』 手紙にセロテープで貼り付けられた、小さなカギ。 俺は急いであの家に帰った。 タンスを開けて、俺は泣いていた。 母に預けておいた10年間のお年玉が、そこできらきら輝いていたから。 ある日、老婦人が庭に出ると置いてあったはずのかえるの置物がなくなっていました。 昨日まで2体あったはずのかえるが、1体しかありません。 庭に残っているリボンのついた女の子のかえるとついになる男の子のかえるだけ盗まれてしまいました。 かえるがあった場所にはこんな置手紙がありました 『やぁ、おばあさんおばあさん、僕はかえるです。 僕はいつもここにすわっているのに飽きてしまいました、ちょっと旅に出てきます。 』 老婦人はこんないたずらをする泥棒に怒りを覚えました。 それから数日後、老夫婦の下に手紙が届きました、それはこんな手紙でした 『やぁ、おじいさんおばあさん、僕は今フランスにいます。 もうちょっと旅をしてきます。 』 同封された写真に写っているのはエッフェル塔をバックにたたずむかえるの置物。 またしばらくして手紙が届きました 『やぁ、おじいさんおばあさん、僕は今エジプトにいます。 もうちょっと旅をしてきます。 』 同封された写真に写っているのはピラミッドをバックに座っているかえるの置物。 かえるは世界中を旅してその写真を送ってきました、あるときは他の観光客に抱かれて、あるときはベンチに座って、かえるは日本にも来ていました。 老夫婦はかえるからの手紙が楽しみになってきました、近所の人に 『盗まれたかえるはどうしたの?』 と、聞かれても 『うちのかえるは盗まれてなんかいないよ、ちょっと旅に出てるだけだよ』 と、答えるようになっていました。 そんなある日、またかえるから手紙が来ました 『いろいろなところを旅してきたし、恋人が恋しくなってきたのでいまからかえるよ』 同封された写真にはマンハッタン島に向かう船上から撮られた、自由の女神をバックにするかえる。 かえるがかえってくる日、老夫婦の家はうわさを聞いた人やマスコミでごったがえしていました。 そこにやってきたのは何メートルもある大きなリムジン、運転手が出てきて後部座席のドアを開けると、そこにはかえるがちょこんと座っていました。 かえってきたかえるは、いつもの恋人の隣におかれました。 こうしてかえるは世界中を旅してかえってきたのでした。
次の無人島は極寒の地にあったため、男女は寒さに震えた。 それぞれに毛布を配り、朝まで過ごそうとしたところで「あること」に気づいた。 このまま朝を向かえてしまっては、あまりの寒さのためにボートのエンジンが凍り付いてしまい、使い物にならなくなってしまう。 そのことを恐れた8人は、毛布をエンジンに巻きつけて凍結を防ぐことにしたのだが、そうすると毛布が1人分足らなくなってしまう。 当然、毛布もなしにこの寒さの中で寝てしまったら凍え死んでしまうかもしれない。 そこで、くじ引きで順番を決め、夜が明けるまで交代で毛布を使うことにし、その間、毛布を使えない人間は、寝てしまわないように、また体を温めるために、踊り続けることにした。 だが、四番目の男の順番のとき、漂流の疲れが出て、全員が眠りに落ちてしまう。 翌朝、他の7人が目覚めたとき目にしたのは、凍死してしまった四番目の男だった。 「かずゆき、お年玉はお母さんが預かっとくわね」 そう言われ、俺は10年間、母にお年玉を奪われ続けた。 母は俺からとったお年玉をカギ付きのタンスにすぐにしまい込む。 家は貧しく父がいないため、母が弟の子守りをしながら稼いだ、僅かな金でその日暮らしをしていた。 数年して、俺は母に行き先を告げないまま、上京した。 夢を追って消えた俺を、母はさぞかし心配したことだろう。 しかし、東京での暮らしは、辛いものだった。 ろくに学校も出ていない俺は、アルバイトにさえ雇ってもらうのも難しかった。 東京に来て数年たったある日、見覚えのある男が話しかけてくる 「お前・・・かずゆきか?・・・久しぶりだなぁ」 ひでおじさんだった。 俺は思わず涙を流した。 ひでおじさんは懐かしい匂いがした。 しかしその涙は次の瞬間、悲しみの涙に変わった。 「お前の母ちゃんな・・・ついこないだ死んでしまったんだよ。 肺の病気だった。 ・・・どうか気を落とさないでくれよ」ひでおじさんは、俺を車に乗せた。 車はひでおじさんの家へ向かっていた。 ・・・母の位牌。 俺は手を合わせ、俺の身勝手さに泣いた。 「かずゆき、母ちゃんがお前に渡してほしいって言ってた手紙があるんだ、読むか?」 ひでおじさんはそういうと、薄汚い封筒を俺に手渡した。 封筒には、一枚の手紙が二つ折りになって入っていた。 『あけましておめでとう 最後におかあさんから お年玉』 手紙にセロテープで貼り付けられた、小さなカギ。 俺は急いであの家に帰った。 タンスを開けて、俺は泣いていた。 母に預けておいた10年間のお年玉が、そこできらきら輝いていたから。 ある日、老婦人が庭に出ると置いてあったはずのかえるの置物がなくなっていました。 昨日まで2体あったはずのかえるが、1体しかありません。 庭に残っているリボンのついた女の子のかえるとついになる男の子のかえるだけ盗まれてしまいました。 かえるがあった場所にはこんな置手紙がありました 『やぁ、おばあさんおばあさん、僕はかえるです。 僕はいつもここにすわっているのに飽きてしまいました、ちょっと旅に出てきます。 』 老婦人はこんないたずらをする泥棒に怒りを覚えました。 それから数日後、老夫婦の下に手紙が届きました、それはこんな手紙でした 『やぁ、おじいさんおばあさん、僕は今フランスにいます。 もうちょっと旅をしてきます。 』 同封された写真に写っているのはエッフェル塔をバックにたたずむかえるの置物。 またしばらくして手紙が届きました 『やぁ、おじいさんおばあさん、僕は今エジプトにいます。 もうちょっと旅をしてきます。 』 同封された写真に写っているのはピラミッドをバックに座っているかえるの置物。 かえるは世界中を旅してその写真を送ってきました、あるときは他の観光客に抱かれて、あるときはベンチに座って、かえるは日本にも来ていました。 老夫婦はかえるからの手紙が楽しみになってきました、近所の人に 『盗まれたかえるはどうしたの?』 と、聞かれても 『うちのかえるは盗まれてなんかいないよ、ちょっと旅に出てるだけだよ』 と、答えるようになっていました。 そんなある日、またかえるから手紙が来ました 『いろいろなところを旅してきたし、恋人が恋しくなってきたのでいまからかえるよ』 同封された写真にはマンハッタン島に向かう船上から撮られた、自由の女神をバックにするかえる。 かえるがかえってくる日、老夫婦の家はうわさを聞いた人やマスコミでごったがえしていました。 そこにやってきたのは何メートルもある大きなリムジン、運転手が出てきて後部座席のドアを開けると、そこにはかえるがちょこんと座っていました。 かえってきたかえるは、いつもの恋人の隣におかれました。 こうしてかえるは世界中を旅してかえってきたのでした。
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ウミガメのスープ問題(水平思考クイズ)の良問 「ウミガメのスープ」で有名な水平思考クイズの問題集です。 簡単なものから難問までオリジナルの良問を追加し続けています。 問題一覧(随時新作を追加中) ウミガメのスープ問題 水平思考クイズ のルール ウミガメのスープ問題 水平思考クイズ は本来は2人以上で行うものです。 出題者は最初にあるシチュエーションについて全体の一部分のみを伝えます。 回答者は「はい」か「いいえ」で答えられる質問をしながら核心に迫っていきます。 鋭い質問であればすぐに答えに辿りつくことができますが的外れなことを聞いてしまうといつまでも全体像が見えてきません。 そこが面白いところでもあります。 水平思考とは 「水平思考」とは既成の理論や概念にとらわれず創造的なアイデアを生み出す方法のことです。 1967年に医師で心理学者のエドワード・デボノによって提唱されました。 この能力を遊びながら鍛えることのできるゲームが「ウミガメのスープ問題(水平思考クイズ)」です。 論理や想像力を働かせながら多面的にものごとを考える習慣をつけることができます。 「クイズ」と名がついてはいますが厳密にはパズルの一種です。 「シチュエーションパズル」などと呼ばれることもあります。 爆発的に広まるきっかけとなったのは『ポール・スローンのウミガメのスープ』という本です。 この本に出てくる次の問題がネット上で広まり他の水平思考クイズもどんどん生み出されるようになりました。 船乗りはかつて航海中に嵐に巻き込まれ仲間とともに無人島に漂着しました。 やがて食糧が底をつき餓死する者も出てきました。 そして残った仲間は生き延びるために仲間の死肉を食べました。 しかし問題の船乗りだけはどうしてもそれを食べませんでした。 そんなある日のこと他の仲間がウミガメを捕まえたからスープを作ったといって男に飲ませました。 それはとても美味しいものでした。 やがて捜索船に発見され無事に国に帰ることのできた船乗りはあのウミガメのスープをまた飲みたいと思いレストランにいきました。 しかしそこで出てきたスープはかつて無人島で飲んだものとは全く違う味でした。 そして全てを悟った男は自ら命を絶ってしまいました。 このサイトではオリジナルのウミガメのスープ問題(水平思考クイズ)を随時更新していきますのでぜひ挑戦してみてください。
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