photo:Masanobu Ikenohira(池之平昌信) アクセラのFMC(フル・モデルチェンジ)でマツダ3への車名変更を切っ掛けに他のマツダ車も海外展開車名に変更。 デミオはマツダ2となったのだが、同時にMCが加えられた。 MC内容は定番の内外装のフェイスリフトと走行性能のブラッシュアップ、走行支援機能の拡充。 GVCの展開が象徴的だが、マツダは以前から新機構や機能をいち早く普及させることに積極的。 FMCを待たずに改良を加えてきたが、その点ではマツダ2へのMCは今ある最善のマツダ基準を再適合させたものと考えていい。 白が新型のマツダ2 15S Lパッケージ。 灰が旧型のデミオ15Sミストマルーン。 内外装の変化は掲載写真で一目瞭然。 フロントマスクはラジエターグリル下桟からヘッドランプへと高輝度のメッキモールを配し、マツダ上級クラスと共通性の高いデザインとした。 改良新型の内装は? 内装は落ち着いた色調でまとめ、運転席電動パワーシートも設定。 トリム関連に変更はないのだが、上級クラスのデザインセンスや装備を与えて小さな高級車としている。 クラス内相対評価ならマツダ車の中でも最もプレミアム志向が強い内外装である。 もう1つの改善は運転支援機能の向上である。 従来からACCは装着されていたが、MCでは停止までサポートする全車速型となった。 車線維持支援は従来は警報のみだったが、新型では半自動操舵による車線維持機能が加わっている。 この他にパワートレインやサスペンションなどの基本走行ハードウェアにも改良が加えられ、車名変更も伊達ではないと思わせるだけのMC内容となっている。
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デミオ改めマツダ2 名前が変わって実際変わった? 車名を一新した改良モデルのマツダ2。 中身の質感アップとともにフロントマスクも小幅ながら変更が加えられている デミオ改めマツダ2には思い入れがある。 私事だが、ボクは2014年に車名変更前のデミオを発表即購入。 クリーンディーゼルの走りを大いに楽しんだ。 その当時筆者の心を動かしたのは、走りのよさと同時にコストパフォーマンスのよいことだった。 最初期型「XD Lパッケージ」(FF・6AT)の価格は、ギリで200万円を切るレベル。 オプションなどを追加した乗り出し価格は230万円ほどになったが、ドライバビリティの素晴らしさや燃費性能はもちろん、Bセグメントとしてはダントツにクォリティの高い内装に大いに満足したことを覚えている。 あれから4年。 車名をマツダ2に改めた新型にひさびさに試乗した第一印象は、「熟成を重ねて立派になったなぁ」というものだった。 パワートレーンに関しては、ガソリンもディーゼルも基本的にはほぼ変わっていない。 しかし、打てば響くような心地よいドライバビリティは、あいかわらずBセグではトップレベル。 特に、トルク25. 5kgmを誇るディーゼルの力強い加速感は、同クラスではライバルがいない独自の魅力といっていい。 また、AT仕様のリズミカルなシフトフィールもいい。 BセグメントはCVTが主流だが、そのなかであえてステップ6ATにこだわることで、こちらでもマツダブランドの独自性をアピールしている。 乗り味や静粛性も「上質」に 乗り心地も改善されたというマツダ2。 写真のような走行シーンでも静粛性のアップとともに従来より質の高い走りを楽しめる点が美点といえるだろう 熟成という意味では、静粛性の向上が一番のポイントだろう。 プレゼンでは、天井成形材の吸音性能を高めたことが説明されていたが、よく観察すると後輪ホイールハウスに吸音インナーフェンダーを追加するなど、細部にわたって手がかかっている。 サスペンションに関しても、従来あまり得意ではなかった目地越えや路面パッチの受け止めにしなやかさが加わり、乗り心地のカドが取れて実にまろやかになった。 試乗した「XD Lパッケージ」(4WD)の車重は1250㎏だが、もっとずっと重いクルマのような重厚感あふれる乗り味。 これはBセグのなかではダントツ上質なものといっていい。 気になる先進安全装備については、全モデルサポカーSワイド認定は当然として、自動ブレーキが夜間歩行者対応に進化。 標準装備は最上位グレードのみだが、全速度対応ACC(アダプティブクルーズコントロール)、アダプティブLEDライト、レーンキープアシストなどの最新トレンドも追加されている。 持ち味に磨きをかけたマツダ2 唯一の「う~ん」はコスパ? 新型マツダ2(左)と従来型デミオ(右)。 単体だと変化に気づきにくいが、2台を並べるとデザインにメスが入れられていることがわかる 最近のマツダは「プレミアム」を強く意識したクルマ作りを徹底しているが、新しいマツダ2は、マイナーチェンジという制約のなかで、その持ち味に磨きをかけた改良が施されていると思う。 ただし、もちろんプレミアムはタダでは手に入らないから、価格もそれなりに上昇している。 今回試乗したXD Lパッケージ4WDは、有償カラーの「マシーングレー」を含む車両価格は277万7500万円。 2WDなら27. 5万円安くなるが、それでもBセグメントとしてはかなりの高価格車。 カローラならハイブリッドにも手が届く。 かつて、コストパフォーマンスのよさでデミオに飛びついたボクとしては、この高価格路線はちょっと微妙。 今だったら、たぶん1. 5Lガソリン車の「15S」(157万3000円)を選ぶと思うなぁ。 【表】新型マツダ2 主要諸元.
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デミオ改めマツダ2 名前が変わって実際変わった? 車名を一新した改良モデルのマツダ2。 中身の質感アップとともにフロントマスクも小幅ながら変更が加えられている デミオ改めマツダ2には思い入れがある。 私事だが、ボクは2014年に車名変更前のデミオを発表即購入。 クリーンディーゼルの走りを大いに楽しんだ。 その当時筆者の心を動かしたのは、走りのよさと同時にコストパフォーマンスのよいことだった。 最初期型「XD Lパッケージ」(FF・6AT)の価格は、ギリで200万円を切るレベル。 オプションなどを追加した乗り出し価格は230万円ほどになったが、ドライバビリティの素晴らしさや燃費性能はもちろん、Bセグメントとしてはダントツにクォリティの高い内装に大いに満足したことを覚えている。 あれから4年。 車名をマツダ2に改めた新型にひさびさに試乗した第一印象は、「熟成を重ねて立派になったなぁ」というものだった。 パワートレーンに関しては、ガソリンもディーゼルも基本的にはほぼ変わっていない。 しかし、打てば響くような心地よいドライバビリティは、あいかわらずBセグではトップレベル。 特に、トルク25. 5kgmを誇るディーゼルの力強い加速感は、同クラスではライバルがいない独自の魅力といっていい。 また、AT仕様のリズミカルなシフトフィールもいい。 BセグメントはCVTが主流だが、そのなかであえてステップ6ATにこだわることで、こちらでもマツダブランドの独自性をアピールしている。 乗り味や静粛性も「上質」に 乗り心地も改善されたというマツダ2。 写真のような走行シーンでも静粛性のアップとともに従来より質の高い走りを楽しめる点が美点といえるだろう 熟成という意味では、静粛性の向上が一番のポイントだろう。 プレゼンでは、天井成形材の吸音性能を高めたことが説明されていたが、よく観察すると後輪ホイールハウスに吸音インナーフェンダーを追加するなど、細部にわたって手がかかっている。 サスペンションに関しても、従来あまり得意ではなかった目地越えや路面パッチの受け止めにしなやかさが加わり、乗り心地のカドが取れて実にまろやかになった。 試乗した「XD Lパッケージ」(4WD)の車重は1250㎏だが、もっとずっと重いクルマのような重厚感あふれる乗り味。 これはBセグのなかではダントツ上質なものといっていい。 気になる先進安全装備については、全モデルサポカーSワイド認定は当然として、自動ブレーキが夜間歩行者対応に進化。 標準装備は最上位グレードのみだが、全速度対応ACC(アダプティブクルーズコントロール)、アダプティブLEDライト、レーンキープアシストなどの最新トレンドも追加されている。 持ち味に磨きをかけたマツダ2 唯一の「う~ん」はコスパ? 新型マツダ2(左)と従来型デミオ(右)。 単体だと変化に気づきにくいが、2台を並べるとデザインにメスが入れられていることがわかる 最近のマツダは「プレミアム」を強く意識したクルマ作りを徹底しているが、新しいマツダ2は、マイナーチェンジという制約のなかで、その持ち味に磨きをかけた改良が施されていると思う。 ただし、もちろんプレミアムはタダでは手に入らないから、価格もそれなりに上昇している。 今回試乗したXD Lパッケージ4WDは、有償カラーの「マシーングレー」を含む車両価格は277万7500万円。 2WDなら27. 5万円安くなるが、それでもBセグメントとしてはかなりの高価格車。 カローラならハイブリッドにも手が届く。 かつて、コストパフォーマンスのよさでデミオに飛びついたボクとしては、この高価格路線はちょっと微妙。 今だったら、たぶん1. 5Lガソリン車の「15S」(157万3000円)を選ぶと思うなぁ。 【表】新型マツダ2 主要諸元.
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