富山駅 南北接続。 鉄道ニュース週報(194) 富山市の路面電車「南北接続」は2020年3月21日に決定

富山LRT「南北接続」、地方交通の新潮流を生むか

富山駅 南北接続

南北接続を記念したフォーラムを富山大学で開催、約200人が黒田講堂に足を運びました。 吉田千秋ひたちなか海浜鉄道社長、伊奈彦定とよはし市電を愛する会顧問のほか、同大学の関根道和教授、中林美奈子准教授らが、地方鉄道、地域活性化、街づくりとコミュニティづくり、都市デザインと健康など、様々な観点から事例報告を行いました。 また中川大副学長が、路面電車南北接続の意義と今後の展望について提言。 齋藤滋学長からも、「人と地の健康を科学する大学」としてビジョンが語られました。 また、武山良三富山大学理事・副学長の進行の元、ゆる鉄写真家・中井精也さんによる講演と「富山の路電フォトコンテスト」の講評・作品紹介・表彰式も行われました。 路面電車の南北接続事業の完成により、富山市が進めてきたコンパクトシティ政策をはじめとするまちづくりは、ひとつの大きな集大成を迎えます。 鉄軌道事業だけを挙げても、ポートラムの開業、市内路面電車の環状線化、さらに北陸新幹線の開業と、長年にわたる整備を行ってきており、特に新幹線の開業以降は、富山駅と市街中心部へのビジネス客・観光客の来訪は増加しています。 県都の玄関口である富山駅を抱える市にとって、公共交通の利便性の向上と駅周辺の整備は非常に重要な事業として位置づけられており、その完成として迎える節目が路面電車の南北接続となります。 しかし、路面電車の南北直通運転および富山駅の南北・東西を結ぶ自由通路の整備は、単に公共交通インフラの充実や機能強化だけに留まるものではありません。 ポートラムの開業によって市民の外出頻度や外出目的に変化が生じたように、富山駅の南北接続による人と文化の交流は、周辺住民や公共交通利用者だけでなく、市全域へと放射状に広がり、市民全体のライフスタイルに変化をもたらすと考えられます。 路面電車が「つながる」ことで、富山のまちが「ひろがる」。 富山のまちが「つながる」ことで、市民の未来が「ひろがる」。 今回の路面電車南北接続開業イベント等では、路面電車をこれからの市民にとって重要な生活インフラとして位置づけ、その利用を促進すると同時に、人と人、まちとまちとがつながることによって生まれる新しい「富山市」とその明るい未来を十分に体感・実感してもらう機会を創出したいと考えています。

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路面電車の南北接続祝う 富山駅で開通式(北日本新聞)

富山駅 南北接続

富山駅の南北を走る路面電車をつなぐ南北接続事業が完了し、20日、富山駅で開通式が行われた。 営業運転は21日から始まる。 1908年の富山駅開業以降、100年以上続いた鉄路による南北分断が解消され、富山市のコンパクトなまちづくりは大きな到達点を迎える。 南北接続は、駅の北側で旧富山ライトレールが運行したLRT(次世代型路面電車)と、南側で富山地方鉄道が走らせる市内電車のレールを駅高架下で結ぶ市の事業。 全国にない取り組みで、全長15・2キロのLRT網が完成する。 事業費は約40億円。 市街地の活性化や通勤通学、買い物の利便性向上が期待される。 式には森雅志市長や赤羽一嘉国土交通相、石井隆一知事、県選出の国会議員ら約150人が出席した。 森市長は「市民100年の夢が実現する。 まちづくりはこれで終わりでなく、ゆとりと豊かさを実感できる魅力的な都市の創造にまい進していく」とあいさつ。 関係者がテープカットし、開通を祝った。 式後は記念乗車があり、女優で特別副市長の柴田理恵さん(富山市八尾地域出身)が、篠原玄太運転士に花束を贈呈。 招待客がライトレールの車両だったポートラムと、環状線のセントラムに乗り込んで中心部を周遊した。 接続後は、乗り換えなしに南北を移動できる直通ルートが3路線あり、北端の岩瀬浜と駅南の3方面(環状線、南富山駅前、富山大学前)を結ぶ。 富山地鉄が運行を担い、運賃は全線均一で大人210円。 市民の間で路線の愛称として根付いた。 富山駅北-岩瀬浜の7・6キロを結ぶ。 接続に伴い、今年2月に富山地鉄に吸収合併された。 2015年の北陸新幹線の開業に伴い、駅高架下まで延伸された。 中心部を走る環状線は09年に開業。 大手モールや総曲輪をつなぐ総延長3・4キロの「円」の路線で、反時計回りに走る。

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富山港線が路面電車に生まれ変わった理由 私鉄からJR、そして再び私鉄へ(2/2ページ)

富山駅 南北接続

3月21日、富山駅高架下の停留場を発車した路面電車(記者撮影) 鉄道で南北に分断されていた街が、路面電車の「軌道」で1つにつながった。 富山市が進めてきた、路面電車の「南北接続事業」。 富山駅の南側を走る富山地方鉄道(富山地鉄)の市内電車と、北側を走る富山港線(旧富山ライトレール)の軌道を駅の高架下で接続するという同事業が完成し、3月21日から南北の直通運転が始まった。 直通運転初日は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、当初予定していた運賃無料化がなくなるなどイベントの縮小はあったものの、富山駅周辺や電車内は初乗りに訪れた市民らでにぎわった。 スマートフォンのカメラで電車を撮影していた若い男性は「富山、進化したなって感じですね」と笑顔で語った。 「100年の夢が実現」 富山駅北口近くのホールで開いた記念式典で、同市の森雅志市長は南北接続事業を「市が進めてきたコンパクトシティ政策の1つの到達点」と述べ、1908(明治41)年に富山駅が現在地に開業して以来、鉄道によって分断されてきた市街地が一体化すると強調。 「まさに富山市民100年の夢が実現したものといえる」と、その意義を語った。 行政や商業、住宅などの都市機能を集約し、効率的な街を目指すコンパクトシティ政策。 本格的な人口減少社会に突入する中、持続可能な街づくりの方策として各地で取り組みが進む。 富山市はその先進地といわれる。 特に際立っているのは路面電車の整備・活用を軸とした公共交通政策だ。 もともと富山駅南側の市街地を走っていた富山地鉄の市内電車もテコ入れを図り、2009年に一部区間を延伸して環状線化した。 中心市街地として古くから発展してきた駅の南側と、近年まで開発が遅れていた北側。 線路で隔てられていた街を路面電車で直結する今回の事業は、これまでの交通政策の集大成といえる。

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