【得手勝手(えてかって)】 他人のことは考えず、自分に都合のよいように行動すること、わがまま様子を表す言葉。 「得手勝手な振る舞い」「得手勝手を言う」のように用います。 【眼中無人(がんちゅうむじん)】 何物をも恐れぬ様子、おごりたかぶって人を人とも思わぬさまを指します。 「眼中無人に行動する」「眼中無人な物言い」のように使用。 【傲岸不遜(ごうがんふそん)】 自分を偉い人間と考えて威張り返り、人を見下すこと、またはその様子のこと。 「傲岸不遜な態度」「傲岸不遜に振る舞う」のように使います。 【野放図・野方図(のほうず)】 「野放頭」は当て字。 横柄なことや人を人とも思わないずうずうしい態度、または、際限のないことを指す言葉です。 「傍若無人」の類語としては前者の意味で、「野放図な言動」「野放図に暮らす」のように使用。 【放辟邪侈(ほうへきじゃし)】 思うまま好き勝手に悪事を働くことを指す言葉です。 「放辟邪侈な人」「放辟邪侈ぶりを改める」のように用いられます。
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【漢】 ・おとこ。 (他省略) 「漢」は様々な意味があるのですが、その中に「おとこ」という意味もありました。 ですが、自分の辞書では読み方が「おとこ」ではなく「かん」です。 ちなみに常用漢字表もチェックしてみましたが、「おとこ」という読み方はありませんでした。 調査した結果、本来「漢」は「おとこ」の意味はあるものの、「おとこ」とは読まない字ということでした。 ですが、長年「おとこ」という読み方も浸透していることもあり、ネット上の辞書では読み方も「おとこ」と紹介しているものがありました。 今後は、「漢」を「おとこ」と読む辞書は増えてくるかもしれませね。 そして 「男」は「男性」「男子」という意味、「漢」は「おとこ」という意味ですので、基本的には違いはないということです。 ちなみに、「漢」を「おとこ」の意味で使っている言葉は結構あります。 正義漢(せいぎかん) 正義を重んじて行動するおとこ。 無類漢(ぶらいかん) 無頼なおとこ。 ならずもの。 熱血漢(ねっけつかん) 感動しやすく情熱的なおとこ。 好漢(こうかん) 気性がサッパリした好ましいおとこ。 悪漢(あっかん) 悪事を働くおとこ。 痴漢(ちかん) いたずらをしかけるバカなおとこ。 ということで、たくさんありますが共通しているのは全て「男性」の意味です。 ですから、たとえ情熱的な女性がいたとしてもその人のことを「熱血漢」とはいいません。 一説では「漢」を「おとこ」と読んだときの意味は、「男の中の男」であるとか「勇敢な男」、「潔い男」といった、素敵な男性の意味といった解説もあります。 だとすると、悪事を働く悪漢や、女性にいたずらする痴漢も「漢」を使っていますが、イメージとしては違いますよね…。 いろいろと調べてみましたが、「漢」が何か特別な「おとこ」の意味を指しているということではないようです。 ということで、 「男」は「おとこ」の意味、「漢」も「おとこ」の意味で、どちらも同じ意味です。 「漢」が、何か特別な「おとこ」であるといった意味はありません。 「漢」が「おとこ」の意味を持った由来は? 「漢」はもともと現在の中国の長江の支流で、「漢江」または「漢水」という川の名称だったのです。 やがてその川の流域の土地も「漢」と呼ばれるようになりました。 そしてその場所に誕生した王朝が「漢王朝」です。 その勢力が広範囲に広がり、長く支配した歴史があることから、現在の中国人の多くは漢民族です。 漢王朝が戦いを繰り返す中で、別の民族が漢民族のことを「漢」に「子」を付けて「漢子」と呼びました。 これは、「漢民族の奴ら」といった意味で、バカにした表現だったのです。 その後「漢子」から、「漢」の意味が「おとこ」をあらわす意味になったのです。 余談ですが、日本で使われている「漢字」は、この「漢」からきているのです。 ということで、 「漢」が「おとこ」をあらわす言葉となったのは中国の漢王朝が由来です。 ちなみに「男」の漢字の成り立ちは、「田んぼに力」です。 耕作地で力を発揮しながら働くのは「おとこ」ということですね。 日本語は違う漢字でありながら、同じ読み方の言葉がたくさんあります。 「乗せる」と「載せる」もその1つですが、「打球を風にのせる」や「売り上げを1億円の大台にのせる」はどっちの「のせる」だと思いますか? もしよかったら、下の関連記事を覗いてみてください。 ということで、「漢」と「男」には、男性像などでの意味の違いはなく、どちらもシンプルに「おとこ」「男性」の意味です。 ですから「おとこ」をあらわす場合、「男」でも「漢」でもどちらを使ってもよいです。 「漢」は、世間では「男の中の男」といったイメージが広がっていますし、「正義漢」や「好漢」などポジティブなイメージでもあります。 ですが、「悪漢」や「痴漢」や「無頼漢」など、ネガティブなイメージもありますので、そのへんも考慮しながら使いましょう。 あと、「漢」の「おとこ」読みは常用漢字表にはありませんので、公文書では使えませんよ。
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「厚顔無恥」の意味 「厚顔無恥」とは< こうがんむち>と読みます。 意味は 「あつかましくて、恥を恥とも思わないこと」です。 「厚顔」とは「面の皮の厚いこと」です。 要するに、「恥知らずで図々しいこと、そのさま」ということです。 「無恥」とは、「恥を恥と思わないこと、そのさま」です。 恥知らずな人のことを「無恥な人」などといいます。 この2つが組み合わさり「恥知らず」を強調する言葉となりました。 ちなみに... 「厚顔無 "知" 」は誤用なので注意 よく、「厚顔無恥」を「厚顔無 "知" 」と誤用している人がいます。 「無知」という言葉もあり、これも「知識や知恵がないこと」を表すネガティブな意味です。 そのため、「厚顔無 "知" 」と書いてあってもあまり違和感はありません。 ですが、四字熟語として正しいのは「厚顔無恥」だけです。 「恥知らず」であることを表す言葉ですので「恥」を使うと覚えておきましょう。 「廉」は「心が清く正しいこと」という意味をもつ漢字。 「傲岸不遜」にも「恥知らずで図々しい」といった意味はなく、「人を見下し謙虚さがない」ことを表します。 要するに、 「厚顔無恥」は、 意識あるなしに関係なく、他人に迷惑をかけても恥じない様子 「傲岸不遜」は、 自ら人を見下し思い上がっている様子 といった違いがあります。 「厚顔無恥」の英語 「厚顔無恥」の英語表現を見ていきます。 「厚顔無恥」は英語で、 ・shameless ・impudent などの形容詞を使うといいでしょう。 「恥知らずの」「厚かましい」という意味です。
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