質問一覧• PSA鑑定に出してないにも関わらず通常パック版とプロモパック版の価格に大きな差があるように感じたのですが、MTGのカ ード... 回答受付中 質問日時: 2020年7月15日 16:00 回答数: 0 閲覧数: 4 Yahoo! パック産とプロモパック産の違いはどこでわかるのでしょうか? こちらのもの通常パック産とのことですが判断していただきたいです。... を授かったと言って加護の内容を知りましたが、その後も、加護の使用権は リリアナが持っていたと思います。 ラインハルトは、与え... マジックザギャザリングについて教えて下さい。 部屋にマジックザギャザリングのイラストポスターを リリアナとかソリンとか 飾りたいと思いAmazonやメルカリを探しても見付からないのですが、ギャザリングにはポスターは無い... 消えるとか、得意だもんね。 」みたいなのは、具体的にどういう意味の台詞なんですか? 「よくも昔か ら私の大切なものを消したり、自分... これはウルトラプロの2019年スリーブですかね。 以下のサイトであるようです。 amazon. アニメのリゼロについてです。 2期が決定しましたが、その事で質問があります。 リリアナの事はどうするんでしょうか? リリアナは短編集で魔獣騒ぎの後の話に登場しました。 なので小説の水門都市プリステラ編ではスバル達と再会... マジックザギャザリングについて教えて下さい。 今、発売の灯争大戦。 天野さんが描く リリアナが封入されていますが、いずれは販売中止になると思います。 そこで、何BOXか寝かしておけば、10年後位には倍の値段が付く...
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イェーイ、こちら現場のリリアナでーっす! はいはい、今ぁ、私たちは都市プリステラの北側! 制御搭の一本、そちらの方の攻略作戦に挑戦していまーす! 魔女教に占拠された四ヶ所の制御搭! その制御搭を奪還するために、都市に集った最強の顔ぶれが動き出し、四ヶ所同時攻略の作戦に大挑戦! いずれ劣らぬ兵たち揃いの中、なぜかただの可愛い歌い手である私までもが堂々の参戦、こいつぁ予想外! だけど、引くわけにゃぁいかんぜよ! それじゃぁ、これからこの作戦に私リリアナ・マスカレードと一緒に参加してくれている、イカれた面子を紹介するぜー! 「いい加減、その面も見飽きてきた頃じゃな。 そろそろ、妾の足下に首を差し出すがよいぞ。 そんな背中を追いかけながら、私はおずおずと声をかけます。 いやーだって、そりゃーそうでしょう。 これから大罪司教の一人と事を構えようカチコミ仕掛けようなんて状況なのに、連れてるのがなんてったって私だけ! いえね? 私だって最初の最初、最初はこんなつもりじゃなかったんです。 魔女教の三回目の放送のあと、ナツキ・スバル様のなんというか凛々しくはないんだけど心に沁みるっていうか、まぁとにかくそんな感じの放送がありまして、私たちは都市庁舎の魔女教反攻組に大合流しました! そこでその、キリタカさんがちょっと安否不明みたいなお話も聞かされまして、実はさりげに私の心にももにょもにょしたものがのたうち回っていたりしたんですが、そこでさらに突きつけられる衝撃的な事実! なんてったってあーた、プリステラにきてる大罪司教が『色欲』だけじゃないっていうじゃあーりませんか。 一人でもヤバい大罪司教が揃いも揃って四人! その四人がそれぞれ制御搭を占拠中って、もう完全におかしいでしょーよと。 魔女教は統率のとれていない無法者集団なんて風聞、誰が言ったやら。 集団行動ばっちりとれてるじゃないですか。 とれた結果がこれじゃないですか。 合ってた部分は無法者って部分だけですか。 やだー、怖いだけー! でもでも、そこはこちらも集いましたるは王選に挑む候補者の皆様! 一部、前哨戦でえらい目に遭ってしまった方もいらっしゃるとのお話でしたが、都市奪還のための作戦に臨む皆さんの目に曇りはなし! これはもう、張り切って皆さんを送り出すしかないなと手を打っていたところですよ。 いえいえ、さすがにそれは無理でしょうと考え直してくださいと、私も果敢に言い募りましたが、プリシラ様ったらこの数時間を一緒に過ごしたことを忘れたみたいに冷たい態度、そして挑発的な言葉で私を突っつく突っつく。 そこまで言われてしまうとね、もうね、私も女です。 吟遊詩人です。 おまけにその『憤怒』の方が、都市全域に不和をばらまく張本人と聞かされちゃぁ引っ込んでいられません。 もともと、プリシラ様に連れられた私は都市庁舎の魔法器で、都市の人たちに歌を届けるつもりでした。 その狙いはスバル様のあの演説に先越されてしまったので、私の出番は引っ込んで不戦敗といった感じだったのですが……。 今一度、『憤怒』と向き合う機会があれば、それは再戦の好機。 いいえ、不戦に終わった戦いの再起、向こうにとっちゃぁ身に覚えのない復讐戦。 そんなのもう、燃えるじゃぁないですか。 「いいでしょう! 女リリアナ! プリシラ様がお命じになる大舞台、見事にリュリーレとこの喉で、歌い切ってみせましょう!」 じゃがじゃん! と大見得を切ってやりました。 プリシラ様とアル様、その二人が『憤怒』との戦いに集中して、私はその後ろで『憤怒』の不思議力の影響下にある人たちを歌に巻き込む。 完璧な布陣! だと、思ったんですけどぉ。 はい、ここで最初のやり取りに話が戻ります。 私の情けない声に「何の話じゃ」とプリシラ様。 ええ、言わせてもらいますとも。 「なんでアル様を庁舎に残しちゃったんですか? さすがに女二人、それも可愛い私と美しいプリシラ様だけの二人じゃぁ心もとないと思われませません?」 「思わぬな。 本来であれば、妾一人でも過剰戦力よ。 そもそも、此度は凡俗どもの手が足りぬ故に妾までもが動かねばならぬ事態。 妾がこうして骨を折っておる時点で、魔女教の彼奴らめは勝利に等しい達成感を得ておろう」 「……? ちょっと何言ってるのかわかんなわぎゃーっ! プリシラ様素敵!」 プリシラ様がじろっと睨んだだけで、睨まれた場所に焼けるような痛みが! 錯覚!? 錯覚なの!? プリシラ様の情熱を間近で感じすぎて、私の体はもうプリシラ様に調教されきってしまったということでせうか!? 「そなたも聞いておったじゃろう。 制御搭に手勢を差し向ければ、空いた本営を狙って奴輩のいずれかが必ず仕掛けてこよう。 そうなったとき、あの場に残された連中では好きにされるばかりじゃ……商人は気付いておったようじゃがな」 「あ、それで出る前にアナスタシア様とお話されていたんですかっ」 「魔法器だけ持ち出して、非戦闘員とともに避難所へこもる選択肢を考えていたらしいが……どうせ、魔女教がくるなら出迎えてやった方が溜飲も下がる。 戻るのは『色欲』じゃろうが、アルがいればどうとでもなるであろうからな」 「ははぁ、なるほど。 ……やっぱり、アル様を信頼されてらっしゃるんですひええ!」 プリシラ様のお話を聞きながら、ふむふむなんてまとめてみたら睨まれました! でも今のは私、悪くないでしょう! だってだって、敵が強襲してくるかもしれない場所に残す味方なんて、そういう信頼がなきゃ置けないでしょうに。 「信頼、信用などと軽々しく言うでない。 妾がアルやシュルトを重用しておることは否定せぬがな。 アレはとぼけた男じゃが、有用な男よ。 見た目の奇抜さが気に入って引いた手札じゃが、妾の傍に置いて邪魔にならぬ程度には弁えておるからな」 ふん、と鼻を鳴らして、プリシラ様は退屈そうに呟かれました。 正直、それって自分の一の騎士様に向ける言葉じゃないですし、そもそも信頼している相手への評価にしては温かみとかゼロなんですが、なんでしょう。 言葉には言葉通りの意味と感情しか込められていないのに、それだけで十分だと思わせるのは何が原因なんでしょうか。 「他のたくさんの方々への評価が低すぎるから、普通に評価されている人を見るだけですごい優遇されているように感じる、支配構造上の問題……?」 「そなたが妾の行いを理解せんとする必要はない。 ただ結果だけを見よ。 妾もそなたに理解など求めん。 妾がそなたに求めるものは、妾の認めたものだけである」 「み、認められているものがある分だけ、私も重用されていると思っても……?」 「妾が連れてゆく価値があると、そう考える程度には有用といえよう。 そなたには妾の期待に応える責務があるぞ」 うひゃほーい、考えただけでも責任重大なんですっ! いや、まぁ、それは、ともかく、として、今ふっと気付いたことがあるんですが。 さっきまで、都市庁舎の会議中、プリシラ様は確か私のことを貴様貴様と貴様呼ばわりしていた気がして、心の距離がぐっと開いちゃったかなーなんて思ってたんですけど、またそなた呼ばわりに戻ってますね。 これって? 「気の置けない顔ぶれだけに見せる特別な顔、なーんちゃって……うひぃ!」 とっさに頭を抱え込んで、プリシラ様の熱視線から隠れます。 ふんすっ、私もさすがにこの数時間の付き合いで学習しましたよ。 なんていうんですか、プリシラ様の癖っていうか、空気っていうんですか? こうささやかなプリシラ様の変化が、私の敏感な耳や肌やあれそれに鋭敏に引っかかって……。 「あれ? 予想された厳しい突っ込みが返ってこない? そんな馬鹿な、このリリアナの読みが外されることなど……っ」 「小芝居の最中であったが、貴様の道化ぶりに興じるのもここまでじゃな」 「あ、また貴様呼ばわり……」 心の距離、今ので開いちゃったの? とちょっと寂しい気持ちになって顔を上げてみれば、あーなるほど、私と遊んでる場合じゃありませんでしたね。 いつの間にやらやっとこすっとこ、目的の制御搭の前に到着です。 さて、その問題の制御搭なんですが、私の知ってるのとちょっと違うなー。 「知ってますか、プリシラ様。 私のプリステラ情報によると、制御搭はあんな風にやたらめったに燃え上がったりするものじゃないんですよぅ」 「じゃろうな。 妾好みの飾り付けではあるが、いかんせん演出家の腕が悪い。 焼き燃やし焦がすのに心が昂ぶるのは必定なれど、不細工なあれでは興じきれぬ」 プリシラ様は平然と品評の姿勢ですが、私はあんまり落ち着いて見てられません。 北の制御搭、周囲を水路に囲まれたその石造りの塔は、今やその細長い建物の全てが火勢に包まれておりました。 石でできてる塔だから、そうそう燃えるようなものじゃないはずなんですが、不思議。 あ、一曲、閃きそう。 「閃きました。 『石焼きの塔とお芋』……聞きます?」 「貴様が世界に残す、最後の足跡がそれでよいなら歌うがいい。 気を抜いておれば事実としてそうなるぞ。 凡俗、凡庸、凡愚、いずれも妾の威光に縋るのであればよくして扱うも、愚者ばかりはどうにもならん。 愚かさで身を危うくするものに慈悲を以て遇するほど、妾の寛大を期待するな」 急に異様に手厳しい! のは、プリシラ様も臨戦態勢ってことでしょうか。 そうでしょうそうでしょう。 燃え上がる制御搭、ガンガン強まるプレッシャー。 そしてそして、私たち二人の到着を出迎えるのは、火の手の上がる石塔の前で両手を広げる包帯お化け! まさかこれで人違いなんてことはないでしょう。 広げた両手を合わせて、頭を下げる姿なんかもどこか愛嬌があるように感じます。 いかにもな見た目との、このギャップですか? そんな感じでしょうか。 「ちょっと目印には大げさかなと思ったんですけど、今夜は都市の機能が麻痺しているのもあって、照明がほとんどつかないままでしょう? 暗がりの中で迷子になったり、うっかり水路に落ちると危ないですから、火を焚いて明るくしてみました」 これは名案、とばかりに包帯お化け……いえいえ、失礼でした。 包帯さんとお呼びしましょう。 包帯さんが背後の大火事の原因を教えてくれます。 ううむ、なるほど……思わずうならされてしまいました。 水門都市であるプリステラはそりゃもう水路だらけですからね。 夜の外出、特に裏通りなんかは出歩きに注意するよう呼びかけも多いです。 逆に大通りなんかは夜の往来のために照明設備も充実してるんですが、それでも水路には危険がいっぱいですから。 ふふ、なんだか余所からきた方が、プリステラのそういった部分に目を配って気遣っていただけるなんて、ちょっと嬉しく感じてしまいますね。 あ、いえ、私にとってプリステラは故郷でもなんでもないですし、別にプリステラの代表面して感激するのもおかしな話なんですが。 まぁ、運営に携わるキリタカさんが色々手を尽くしてるのは見知っていたので、知人の頑張りが浸透してるってのは悪い気分じゃぁありませんよ。 むふふ。 「それにしても、この都市の皆さんは素晴らしいですね。 すごく勝手な意見に聞こえてしまうかもしれませんけど、有事の際になったときの対応と、統制がしっかりと取れています。 大人が子どもを、男が女を、夫が妻を、兄が妹を、姉が弟を、見知らぬ間柄であっても強者が弱者を、助け合う精神が根付いています。 避難所に駆け込む姿を見て、お互いを支え合う姿に素敵だなって、思ってしまいました」 ジャラジャラと、よく見ると包帯さんの両腕にグルグル巻いてある鎖が鳴ります。 あれがスバル様の話していた、包帯さんの武器ってことらしいですが、うーん、こうして見ると結構オシャレなんじゃないですか? 着ている、かなり包帯さんの体格よりも大きめのコートも、そういう着こなしだと思って見てみれば悪くない……うん、悪くないですよ! 包帯さんは語り口丁寧ですし、ちょっと声はなんていうんですか、違和感? 高いは高いんですが、微妙に作り物っぽい部分が音に携わる人間としてはちょっち気になるところですが、大きな減点にはなりません! 総合して見てみても、まぁ、問答無用と言う必要はないんじゃないでしょうか! 「よかったですね、プリシラ様。 どうやら、話が通じそうな方ですよ。 事によるとプリシラ様の方が話が通じないぐらいの雰囲気ぎあぁぁ、目がぁぁぁ!?」 目が焼ける! ぎあああ、瞳の中で炎がごっつんこした! 目が、目が溶ける! 溶けてこの世の美しいものが見えなくなる! 「ああ、くそぅ……こんなことに、なるなら、都市庁舎の美人さんたちを、余すところなくしっかりと目に焼き付けておけば……っ!」 「たわけ、顔を上げよ。 あっさりと呑まれおって、失望させるでない」 プリシラ様のお優しくない声が聞こえて、顔をぐしぐしやっていた私は目をぱちくりさせながら顔を上げます。 あ、よかった、目は焼けてない。 ちゃんと世界見える、見えるよぅ。 赤いプリシラ様と、白い包帯さんも見えるよぅ。 プリシラ様ったら、相変わらずの険しい目つきで包帯さんを睨んでおります。 包帯さんはそんな視線に物腰柔らかに首をかっくり。 あちゃー、これはもう、完全にプリシラ様の勇み足ですよ。 「ダメですよぅ、プリシラ様。 そんな躾のなってない犬みたいに誰彼構わず噛みつくような真似をしては。 ここは一つ、私の顔と平たい胸に免じて……ぐっ、平たい、胸に免じて……話し合いの姿勢を……」 あれあれ、なぜでしょう。 なんでか涙が流れちゃいそうです。 でもいいのです。 私のこの、自分の胸の現実と向かい合う姿勢が、プリシラ様と包帯さんの心の懸け橋になるのであれば、涙を呑みましょう! 「さあ、ここは私の胸に免じて、互いに手を取って……!」 「ええ、素晴らしいことです。 私もそちらのお嬢さんの優しさに賛成です。 人と人は分かり合える、思い合い、通じ合うことができるのです。 くーぅ、沁みるねえ、沁みるねえ。 私と包帯さんが意気投合するのを見て、頑ななプリシラ様の御心もほぐれ、次第に私たちに笑顔を見せて……仏頂面? 「まさかここまでとは、少々見くびっていたのは否めんな。 仕方あるまい」 「あるぇー? プリシラ様、何をどうしてそんなお顔を……」 考え込むみたいに額にお手々を当てていたプリシラ様がため息。 そんな風に吐息つく姿も絵になりますが、そしたら思い立ったみたいに私の前に。 私がちょいと小柄なもんですから、踵の高い靴を履かれているプリシラ様が前に立たれると見上げる形に。 やだ、なんで急に密着をって。 だけど押さえ込む力が半端ないのと、触れてる唇が柔らかすぎてなんじゃこりゃぁ!! あひっ、やらぁ、ちょっとまっれ、プリシラ様の唇からなんかものすごい熱いものが流れ込んできて、あひっ、あひっ、ひんひん……ッ。 「……っぁ」 熱が込み上げまくって目が回って、気付けば私はその場にぺったりへたり込み。 プリシラ様はそんな私に目もくれず、その唇を赤い舌で舐めて、 「まぁ、こんなもので十分じゃろう」 なんて、なんて、なんて言っちゃっちゃっちゃられられらる! 私は潤んだ瞳をごしごし擦って、力の入らない腰に力を入れて立ち上がって、もう今のプリシラ様のなんかもう、ええと、抗議ですよ! 「ぷ、プリシラ様、今のはなんばしよっとですか! せ、責任とってくださいっ。 あげなことさされたら、もうお嫁にいげねーだ!」 「口吸いを許したのは妾とて同じであろう。 初心を理由に詰め寄るのは勝手じゃが、正気に戻る切っ掛け以上のものが得られたであろうが」 「ふぇ? 正気に戻る切っ掛けって……」 ひ、人の純情を踏みにじっておいて、プリシラ様ったら知らん顔。 所詮、吟遊詩人なんて行きずりと、そういうことなんでせうか。 しくしく。 「ええい、女々しいぞ。 ほれ、顔を上げ、奴を見よ」 「しくしくしくって、あれ?」 言われた通りにしてしまう、女の弱さを実感しながら顔を上げると、先ほどと立ち位置の変わらないプリシラ様と包帯さん……いえ、えっと、包帯さん? いやいやいや、ありえないでしょう。 なんで私は何の違和感もなく、あんな人を包帯さんなんて親しげに? 意味わっかんない、意味わっかんない! 「女性同士でだなんて……でも、そういう形もありですよね。 愛の形は人それぞれではありますが、違う方向を向いていても同じ部分を愛おしめる。 聞くに堪えん」 私とプリシラ様を見て、顔に両手を当てていた包帯お化けが何やら言っていましたが、その言葉の全部が急速におぞましげに感じられました。 さっきまで無条件で信用に値していたような言葉が、態度が、仕草が、包帯お化けの用意した状況を普通に受け取ることができるようになると途端に裏返ります。 いや、暗いから照明代わりに塔を燃やすとか発想からしてありえませんし、あんなちょっと赤黒いもので汚れた鎖がオシャレだなんて勘違いですし、それにそもそも、避難所の方々への評価とか胸糞悪っ! 誰の仕業だと思ってけつかるんですか!? 「世の中、殊の外に薄っぺらな理屈を並べ立てて悦に浸る輩が多いが、貴様の自己陶酔はその中でも極めつけのキワモノであろうな。 道化と呼ぶにはおぞましさが勝り、愚者と呼ぶには力を持ちすぎる……生かしておく価値が見当たらぬ」 「あら、あらあら、あらあらあら、そうですか? わざわざご丁寧にありがと、ごめんね? 感謝して、謝ります。 あなたたちにはどうやら、私の言葉がなかなか届かないみたいで……でも、そういうこともありますよね」 「ふむ、物分かりがよいな。 早々に首をさらす気になったか」 「はい、もちろんです。 分かり合うために言葉を尽くす、それもまた人間関係を結ぶ上での大切な儀式ですから。 通じ合い、やがて心は解け合い、一つになる。 愛は一つになること、同じになること、同じになるために努力すること。 愛は尊いと、私はそう教えられ、そう生きてきたのですから!」 「うぎゃぉう! 今さらですが、私、誰かとキスしたの初めてでしたぁっ!」 「燃える石塔の存在だけは、妾を出迎えるための催しとして褒めてつかわす」 すげえ! 私が言うのもなんですが、今、一個も会話成立してない! なんかよくわからない理屈を叫ぶ包帯お化けと、自分の道を邁進中のプリシラ様と、奪われた唇の衝撃に呆然自失の私! これ、私っていらなくないですか!? 「そなたが必要になるのはこれからよ。 そのための口吸いであるぞ」 「思い出させないでくださいよぅ! あと、あまりこっち見ないでください。 なんかプリシラ様見てると、胸がキュンキュンして……」 「効き目が強すぎるのも考え物か。 妾の美貌も罪作りなものよな」 ドキドキを堪える私の傍で、プリシラ様が物憂げにため息。 そんな横顔もなんだか苦しいぐらいに素敵……ととと、言ってる場合じゃありません。 プリシラ様は最初からですがやる気ですし、向こうの包帯お化けも退く素振りが見れないので、激戦必至! そして私はここにいたら巻き込まれ必至! 「は、離れてた方がいいですよね?」 「さて、どうじゃろうな」 え、なんでそんなイジワル? と、思った直後のことです。 私の繊細で形のいい耳が、音を捉えました。 それは足音でしょうか。 足音です、間違いありません。 間違いないのはそれだけじゃなくて、その足音が一つじゃなくて、いっぱい……いえ、いっぱいどころかたくさん! たくさんだったことです! 「なるほど、付近の人間をまとめてここへ呼び込んだか」 「皆さん、私の愛に賛同をいただけている方々です。 たまにあなた方のように頑なな方もいらっしゃいますが、『雨水も水路に注げば区別なし』と申します。 一度、心を委ねてみると見え方も変わってきますよ?」 雨水うんちゃらは、入り込んでみると意外と染まるよねーみたいな意味のコトワザですけど、それどころじゃありません! 燃える制御搭! 四方を囲む水路! 制御搭前の広場で向かい合う私たち! そしてその水路の外側から、こちらを覗き込む大勢の人々!! もうホントに大勢なんです。 集会場の百とか二百人とかの規模じゃありません! これは千人、もっと多いかも? それだけの人たちが私たちを囲い込んで、言っちゃなんですが完全にヤバい目つきで私たちの方を睨んでいるのです! これひょっとして、スバル様が言ってた完全に『憤怒』に心を乗っ取られちゃってる状態ってやつじゃないですか!? 「言っておくが、先ほどの貴様もあれら凡俗と同じ目をしておったからな」 「うえぇい、ホントですか!? 怖っ! あ! でもでも、それならプリシラ様が片っ端から全員にキスして回ったら、みんな正気に戻るんじゃないですか!? プリシラ様の唇はふやけるかもしれみゃーっ!」 「誰彼構わず安売りなぞされてたまるか。 尻から焼くぞ、貴様」 お尻から燃やされそうになって大回転! 言葉選び間違ったら死ぬ! この条件、失言が多いと噂される私には過剰に不利! 「それに、その役割は貴様の役目であろう。 何のためにここまで連れてきたと思っておるんじゃ。 自らの役割を放棄し、妾に慈悲をねだるなど恥ずべきと思え」 「いやでもそのぉ、理屈はわかるんですけどぉ」 さすがにこれだけ大勢の、しかも正気をなくした皆さんとなると、それなりの準備がないと歌い出せたりもしないかなぁなんて。 いざ目の前で始めたりしたら、そりゃもう包帯お化けだって躍起になって止めにかかるでしょうし。 「故に、妾が出てきたのじゃろうが」 もじもじと私が尻込みしていると、プリシラ様が呆れたみたいにおっしゃいます。 いえ、プリシラ様がすごいのは認めますけど、さすがにこんなにたくさんの人を相手することは……って、私、ここまでなんとなく『プリシラ様すげえ!』みたいな気分でついてきましたけど、プリシラ様って本当にすごいの? ちょっと体格のいいお兄さんを平手でドーンって突き飛ばしたのは見ましたけど、それ以外のすごいところってあんまり記憶にないんですがっ! あれあれ、そもそも敵が『憤怒』だけだったとしても、ついてきて正解だったんでしょうか? 「いけませんよ。 せっかくお二人、口付けを交わすほどに良い関係なのですから。 もっと寄り添い、分かり合おうと努力しなければ。 一つになろうと願ったところから思いは通じる。 この広場の周りにいる、大勢の方々のように、一つに!」 包帯お化けが足踏みすると、同じように広場を囲う皆さんが足踏み。 千人が一糸乱れず行うその行為は、もはや地鳴りと何も変わりません。 日中、集会場の中で見ただけでも眩かったそれは、太陽の没した夜の世界では震えるほど美しく輝きます。 「妾の陽剣、その眩さに慄くがいい。 これは原初の炎にして、帝王の座を最初に照らした灯火ぞ。 飛んだ、としか言いようがない動きでした。 ぴょんと軽くジャンプしたようにしか見えなかったのに、その勢いは風に乗ったように軽やかで俊敏。 押し寄せる群衆に先駆けて水路の縁へ辿り着くと、プリシラ様は陽剣の剣先を水面へ向けます。 そして、その直後のことでした。 立ち上る業火は赤を通り越し、いっそ白くすら見えるほど。 揺らめくなんて表現を拒むかのように光は凄然と突き立ち、その熱の凄まじさを証明します。 燃えているのは水路、その水面そのもの。 火を打ち消すものは水、水は火の対極にして天敵、そんな認識を覆す光景。 プリシラ様の陽剣の炎は、水すら燃やす。 『憤怒』、そう『憤怒』も声が出ません。 燃え上がるなんて言葉では言い表せない、ただそこにある炎。 それは水路を渡ろうとした群衆の足を止め、その場に釘付けにしました。 当然でしょう。 焚き火に羽虫が飛び込むことは自然の摂理ですが、その終わりを拒む知恵と本能を持つものが人間なのですから。 「愛だなんだと、形だけでも支配ではないと言い訳したのが仇になったな。 いっそ本能すら凌駕するほどに服従させる力なら、この程度で足止めになぞなるまい」 陽剣を構え直して、プリシラ様が黙り込んだ『憤怒』をそう言って嘲ります。 嘲り、嘲弄、侮辱、侮蔑、そう言うしかない、邪悪な美しいお顔。 ああ、なんということでしょう、見誤っていました。 私はプリシラ様の険しく、厳しい顔ばかりを見てきて、それでも美しいだなんて勝手に思ってきましたが、とんでもありません。 今のこの邪悪なお顔のとき以上に、震える美しさなんてありえないでしょうに。 「自由意志を縛っても、本能が縛れておらねばこの様じゃ。 ちゃんちゃら可笑しいとはこのことじゃな、大罪司教。 大層な肩書きが聞いて呆れる」 嘲笑を浮かべたまま、プリシラ様は延々と黙る『憤怒』を責めまくります。 私も思わず手に汗握って、その成り行きを眺めていました。 さっきまで、プリシラ様ってホントにすごいの? みたいに思ってた気持ちが吹っ飛びました。 プリシラ様すげえ! プリシラ様ヤバい! 「そもそも、愛は一つになることなどという言葉が浅はかであるぞ。 妾は唯一無二にして最上、その時点でどう足掻こうと貴様ら凡俗が妾と一つになれるはずもない」 うおお、プリシラ様すげえ! すげえんですけど、あれ、雲行き変ですよぅ? 「妾に迫ることはできても、追いつくことなどどだい不可能。 貴様の語る愛はすでに破綻しておろうが。 であれば、一つになりたいなどとただの妄言よ」 「ええと、プリシラ様、そろそろそのあたりで一つ……」 「同じになるなどと勘違いも甚だしい。 違うもの同士、一つになりたいなどと己の否定よ。 己のないものに何故に歩み寄る価値がある。 違うのは大前提、違った上でどうこうするのが世の常である。 そりゃあ、こんだけ好き放題に言いたい放題されれば誰でもカチンとくるでしょう。 言い返したら百倍で返されそうなので、私はカチンときたとしても黙ったままにしておくでしょうがっ。 完全に拗れたというか、できればプリシラ様にはこのまま、一気呵成に『憤怒』さんをズンバラリしていただけると話が早いかなぁなんて。 「馬鹿者。 それをすれば、妾以外は真っ二つであろう。 都市を血で染め上げるは一度ぐらいは見てみたいが、なにも自国でやる必要なぞあるまい。 なればその機会は先送りとし、貴様は貴様の役割を果たすがいい」 あー、そうでした。 そもそも私の役割ってそういうものでした。 『憤怒』の影響下に入っていると、あの人の受けた痛みや傷まで一緒に味わうことになると。 その条件を外すためにこそ、私の歌がーって。 「実物見ちゃうと、私の歌でやれるかすんごい不安になったんですがっ」 「やれねばあのものの首と同時に、貴様らの首も落ちるだけのこと。 そうなりたくなくば、せいぜい心を込めて歌うのじゃな」 リュリーレを抱いたまんま、私は責任の重大さと壁の高さに今さら尻込み。 水路は燃えて、群衆はこっちこれませんが、群衆の皆さんが人質状態なのは相変わらずで、それを解く方法は私の歌! プリシラ様のお役目わーぁ? 「つまりつまり、私が歌って群衆を虜にできるまで、私を死なせないのがプリシラ様のお役目みたいな感じですか!?」 「貴様が死ねば、まぁ、仕方あるまいと早々に彼奴の首を落とす。 このあたりにいる全員の命、貴様の喉にかかると思え」 「うきゃーっ!」 「理解が遅い。 さて……む」 顔を覆って私が叫べば、プリシラ様の表情が変わります。 プリシラ様はこれまで黙っていた『憤怒』を見やりながら、形のいい眉をひそめていました。 愉快というべきでしょう。 いえ、この心に押し寄せる昂ぶりに名前を付ける、そんなことは無粋なのかもしれません」 低い声で言ったかと思うと、『憤怒』はゆっくりと顔を上げました。 包帯で隠された顔の中で、そこだけ主張の強い瞳がぎょろぎょろと動き回ります。 それはプリシラ様を見て、炎の壁を見て、私を見て、私を見ないで! 「ごめんね、取り乱しました。 でも、ありがと。 目が覚めました。 そうですよね、分かり合うのに手間を惜しむだなんて、そんな身勝手を」 にっこりと、笑ったのでしょうか。 口が横に裂けて、いやに白い歯が見える笑みを見せて、怪人が笑いました。 親しげに、友人や家族を歓迎するみたいに、あれだけ否定されてもなお! 「改めて、名乗ります。 私は魔女教大罪司教、『憤怒』担当シリウス・ロマネコンティです。 どうぞ、お見知りおきを」 ぺこりと、丁寧にお辞儀。 くるくると手を回して、拘束を解いて、鎖の射程が伸びて、グルグルと鎖が回って、風を切り、重なり合う金属音が、凶悪そのものになって空間を切り刻みます。 それでも、怪人は笑顔。 「これは『試練』! そう、『試練』に違いありません! 夫との再会を果たしたこの都市で、再びあの人と巡り合い、愛を言葉を交わすために、私の身に降りかかる『試練』に違いありません! 私の愛の正しさは、私とあの人とを再会させた運命が証明しています! あなたたちは、その私に立ち塞がる『試練』!!」 晴れやかな声で、恋する乙女みたいに華やぎながら、怪人が鎖を振り回し、こちらと一気に距離を詰めてきます。 ヤバい、掠っただけでも私は死にます。 「群衆は押さえ、アレの相手も妾か。 せいぜい、無礼に見合った働きをせよ」 「うひぇ!? プリシラ様!?」 「貴様は歌う準備を整えよ。 ただ使命感というより、よくわからない感情に急き立てられるように、水路を燃やす炎の壁に向かって私は走り出したのでした。 やけくそで。 どっせい! ちくせう、何も思いついちゃいないんですがっ! 「とりあえず、聞いてください。
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Contents [] Appearance Liliana is a petite, brown skinned girl with bright yellow hair tied in two tails and big round eyes of the same color. She is mentioned to have lively features and wears revealing clothes, an orange cape, and decorates her hair and body with ornaments that use nuts and animal bones. Personality Contrary to how she is when she performs, Liliana is shown to be an eccentric person that's constantly excited and her words and actions are mentioned to deviate from the norm. She is interested in famous people, possibly due to her work, and tends to follow new trends. Liliana mentioned herself to be light headed, and not being made for the mental work. However, she still believes that once she's singing, everyone should be enthusiastic about her, and put all their focus on Liliana. History Liliana was born in a family of poets. She, and her parents, were extremely poor, with them barely caring about her. She always dreamed of becoming a traveling minstrel with freedom and independence. At the age of thirteen, she decided to run away from home. Her parents barely cared about her leaving, with her father saying that it would result into them having more food, and with her mother saying that they could get another kid. As she ran away, she could barely come by, and ended up falling sick after eating something not good. She eventually found her talent through her Divine Protection, and started performing, and that's when noticed her. Between and , she visited the and played for the. During , she resided at , even mentioning that it was a city that a bard would like. Eventually, she came in contact with and reunited with and the others. While in the park, Liliana was playing a song for her spectators, until Subaru suddenly storms off along with , to which followed, leaving only Liliana and Priscilla in the park. While sharing a little conversation, Liliana continues singing, until Priscilla notices that something is wrong. The first city broadcast was made by , causing Liliana to feel anxious. Instead of running to the shelters like Liliana intended to do, she followed Priscilla to confront the Sin Archbishops. After some rough circumstances, they finally arrive at the control tower where is. Being off-guard, Liliana was caught by the authority of wrath, losing control over herself. However, she snapped out of it thanks to Priscilla kissing her. As they start the battle against Sirius, the tower eventually collapses, causing all of them to fall of the tower. Luckily, Priscilla and Liliana survived the fall, and Sirius ended up captured. Abilities 加護 Kago : Liliana has the Divine Protection of Telepathy 伝心の加護 Denshin no Kago , which enables her to tell other people her thoughts telepathically. While it's normally used to tell close friends certain thoughts, she can combine it with her singing to increase the strength and effect range. Bard Domain 歌人領域 : According to Liliana, the Bard Domain is a place where people's consciousness resides once they are caught within Liliana's singing effect. She used it during the battle against Sirius, to wake everyone up from the authority of Wrath. However, it's also stated that it is impossible to enter the Bard Domain if you have too many worries or are not concentrating, yet it appeared to be powerful enough to cleanse the authority of Wrath effect. Equipment: Liliana performs using a musical instrument known as a lyulyre リュリーレ. Trivia• Liliana Masquerade is the first and only character so far with five chapters in her point of view, both the chapters and the narration. Navigation.
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