村西とおるは北海道で、さえない英語教材のセールスマンをしていた。 毎月の営業成績は悪く、ノルマを到達できず、上司からは首を宣言されていた。 そんなときトップセールスマンの先輩に付き切りでノウハウを教えてもらうことにする。 すると、見る見るうちに成績が上がり、たちまちトップの座についた。 ところが景気が良くなったのもつかの間、妻の浮気現場に遭遇し、会社では何者かが売り上げを持ち逃げし、会社の経営が傾くなど、不運に見舞われる。 村西とおるは落ち込み、スナックで飲んでいると、ラブホテルで盗撮した8mmビデオを売っている、というトシと出会う。 トシに連れられてラブホテルの盗撮現場に行った村西とおるはエロの世界を知り、ひどく興奮する。 それをきっかけにアダルトビデオ店を回り、8mmビデオとビニ本の販売をすることを思いつく。 英語教材のセールスで身に着けた商才を武器に村西とおるはビニ本の売り上げを驚異的に伸ばし、一気にエロ業界で注目される存在となる。 しかしそれをよく思わない人間もいた。 そこでは警察、ライバル会社、やくざなどがひしめきあい、お互いの欲望と利益のための争いが勃発する。 全裸監督のキャスト• 山田孝之• 満島真之介• 森田望智• 柄本時生• 伊藤沙莉• 冨手麻妙• 後藤剛範• 吉田鋼太郎• 板尾創路• 余貴美子• 國村隼• 玉山鉄二• リリー・フランキー• 石橋凌 全裸監督の感想と評価 ネットフリックスが贈る「」の武正晴監督による、日本のAV業界の一時代を築いた村西とおるの伝記ドラマシリーズ。 同名ノンフィクションの実写化です。 しっかりとお金をかけ、豪華キャストを迎え、芸術性とエンタメ性を織り交ぜていて、大分まともなクオリティーに仕上がっています。 ユーモアがあって、AVの絡みシーンも包み隠さず撮っていて、エロスに対する村西とおるの情熱が伝わってくる日本版「」ともいえる作品になっていました。 物語の舞台は昭和から平成に移り変わる激動の時代で、当時の日本の文化や歴史をたどりつつ、アダルト業界を描いているのが面白く、また哀愁を感じました。 そもそも村西とおるの人生が題材としては最高で、ぶっ飛んだエピソードのオンパレードになっています。 北海道でエロの道に進み、8mmやビニ本の販売を手掛け、エロ本を売るために自ら書店を購入し、次々と店舗を広げていった経営者的手腕には脱帽します。 さらに書店を経営するだけでなく、印刷所まで買収して自ら撮影や製作まで手掛ける、という発想がすごいです。 エロのためなら法律に反することも厭わず、裏本を自分の店でこっそり販売したり、当時はご法度だった本番行為をビデオ撮影で導入したり、と賛否両論はあるだろうけど、いずれにしてもものすごい度胸してますね。 法律のギリギリのところを攻め、時には罪を犯し、逮捕されてまでその道で成功してやろう、というあのモチベーションは一体どこから来るのでしょうか。 もしかすると、妻に浮気され、家族を失い、捨てるものがなくなったのが大きかったのかもしれませんね。 そんな村西とおるの成功を支えた女性として登場するのがお嬢様育ちのAV女優、黒木香。 黒木香は芸術思考が強く、大学では美術学科で絵を学び、イタリア留学の資金を貯めるためにAV業界に入ってきた変わり者です。 ものすごい性欲の持ち主で、もともと自分のありのままを表現して生きるべきだと感じていた彼女は、村西とおると運命的な出会いを果たします。 そして面接に来た流れで、村西とおる本人と絡み、本番ありの撮影にまで臨んだ一連のシーンはエロさよりもむしろ感動を覚えました。 二人のフィーリングがぴったり合ったうえで、黒木香が自らを曝け出す瞬間をカメラがしっかり捉えていましたね。 「」の日本版のようだと言いましたが、同じアダルト業界でも日本のアダルト業界はモザイクがあったり、それに対して裏ビデオが売られていたり、プロダクションとのしがらみがあったり、やくざが間に絡んでいたり、と日本独自の文化が垣間見れるので、このシリーズは海外でも興味深く見られるんじゃないでしょうか。 男優や女優が前張りを使ってやるシーンとか笑えますね。 射精のシーンは注射器に疑似の精液を入れて飛ばすだけ。 昔はあれが普通だっただなんて僕が子供のときは想像もしていませんでした。 そんな世界のルールをぶっ壊すには、やはり村西とおるのようなアウトサイダーではないと無理だったのかもしれませんね。 しかし危ない橋を渡りすぎて、ハワイでの撮影後にはFBIに逮捕されて、懲役370年求刑されるっていうのもスケールが違いますね。 できればあの下りをもっと詳しく描いて欲しかったなぁ。 刑務所内の生活風景とかにも興味あるし。 半日感情の強かった時代背景もあるんでしょうが、なにがどうなって総量刑で370年になるのか、どうしたらそんな重い刑を言い渡されて司法取引で出所できるのか分からなかったです。 それにしても、1億円以上の司法取引費用を仲間がかき集めてくれた、ということからしても、よっぽどカリスマ性や人徳があったんでしょうね。 すごいな。 ストーリーの良さもさることながら、演技のレベルも気持ちよく見れるレベルに達していました。 テレビ局が作るドラマや邦画の演技はいつもひどいのに、製作が変わるだけでこんなに違うんですね。 山田孝之ばかりが話題になっているけど、僕は満島真之介とやくざの子分役二ノ宮隆太郎が特によかったと思います。 満島真之介は下っ端のチンピラっぽさが出ている一方で、二ノ宮隆太郎は命知らずの鉄砲玉的な威圧感がありましたね。 ボスに言われたらそれこそ平気で人も刺しそうな感じがして怖いです。 女性陣も森田望智をはじめ、じゃんじゃんヌードになって思い切りのいい演技をしてました。 尊敬します。 ひどかったのは小雪ぐらいで、カメオ出演のわき役俳優たちもみんないい味出していますね。 BGMの使い方も上手かったです。 居酒屋の女将と村西とおるが行きずりの仲になるシーンでは、絶妙なタイミングでミスターロンリーがかかります。 日本の刑法がザックリし過ぎているため(立法の場ではなく、そのザックリ法の運用を担うに過ぎない司法に対してのギリギリの挑戦を強いられたという意味で)戦い方を誤った多くの勇者の一人であり、それ以上に有能な表現者の物語です。 その意味でも、この作品は表現の王道だと言えますね。 勿論人情愛情てんこ盛りの非常に面白い作品ですが、そこはこちらに書いておられるので。 取っ掛かりは8mm盗撮ではなくカセットテープでの盗聴ですね。 時代的にホームビデオ登場前のお話ですから。 米での日本への風当たりが強かった時代に、無許可で軍事施設やモニュメント上空を飛行しただけでも何十年か食らいますね。 撮影や不敬行為も同様です。 責任者は配下の罪にも責任を負います。 米法は加算式ですから、清算不可能な程に刑期が増えます。 そして司法取引は、トレードと訳すと理解が早い。 すなわち刑期と罰金をトレードするのです。
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ドラマ『全裸監督』第四話「本物」のあらすじとネタバレ 村西たちはトシの案内で歌舞伎町の人気ビデオ店メルヘンに行きます。 サファイア映像の初作品で奈緒子主演の『暴行バスジャック甲子園』は発売されたばかりですが、下の棚に一本しか置かれていません。 その代わりアダルトビデオの棚にはポセイドン企画の作品が大量に置かれていました。 ポセイドン企画のビデオを借り見てみますが、村西は「女優の素材はいいが顔が死んでる」と吐き捨てます。 その頃、村西たちが見た作品に出演しているポセイドン企画の専属女優・南みくが友達とクラブで踊っていました。 ブランドを身につけて派手に暮らしているように見えるみくですが借金まみれで、郷里の親にはAV女優をしていることも隠しています。 村西とトシが居酒屋で今後の展望を話し合っていると、そこに古谷がやってきました。 古谷は村西の商売にまた関わらせてくれと笑っていましたが「次はやられるなよ」とこぼします。 どういうことか聞くと、村西のライバル・池沢と武井が裏で手を組んでいたから逮捕されたのだと話しました。 古谷は今度は味方だから守ってやるよと言って去って行きました。 村西は数日後、ポセイドン企画の創立3周年記念のパーティに突然現れます。 池沢は「私はアダルトビデオだからこそ秩序が必要だと考えています」とスピーチをしていましたが、村西は「誰のためのルールだ」と野次を飛ばしました。 村西は「あんたの作品はちっとも抜けないな。 女優が感じてないから白ける」と言い放ち、壇上にいたみくを指差して「あなたは特に顔がロボットのようだ」と指摘。 その後、村西は会場を追い出されます。 パーティがお開きになったあと、みくがタクシーで帰ろうとすると、そこに村西が無理やり乗り込んできます。 村西は「こんないい素材を使ってなんであんな不味いものができるのかわからない」と、自分の作品に彼女を誘いました。 みくが断っても村西は付きまとい、彼女が行きつけのディスコにまでやってきます。 村西に怒ったみくは「あんたの名前なんて聞いたいことない」と渡された村西の名刺を目の前で破り捨てます。 ふたりがその場を去ったあと、たまたま友達とディスコに来て彼らの会話を聞いていた恵美が村西の名刺を拾い集め、それを見つめていました。 個室に移った村西は、みくからポセイドン企画の出演料が一本50万だと聞き、200万円を出してこれが俺の君への評価だと言います。 数日後、村西の新作の撮影が行われますが、場所は三田村の家でした。 文句を言う三田村に村西は金がないんだからしょうがないと一喝。 その現場にはみくが来ていました。 作品の内容は国鉄勤めの旦那を失った未亡人の家に旦那の上司が現れ、激しく求め合うというもの。 演者に前貼りをして撮影が始まりますが、村西はみくの演技に納得出来ず、撮影を止めてしまいます。 村西は「いっそのこと前貼りを取って本番するか」と言い出し、みくや順子は驚きました。 当時はポルノで本番など前代未聞。 逮捕の危険性すらあり、男優はそんな危ない橋は渡れないと帰ってしまいます。 しかし村西はラグビーを男優にして撮影を続行するといい、強制はしないから自分で決めろとみくに言いました。 その頃、恵美は大学の構内で、友人とその彼氏とランチをしながら恋の話に花を咲かせていました。 恵美は突然友人カップルに「どんなSEXしてるの」と質問し困惑させます。 友人は恥ずかしがりますが、彼氏は「興味あるんだ」と笑って詳しく答え出しました。 会話をしながら恵美はテーブルの下で股を広げ、彼氏がそこに足を突っ込んでいます。 恵美は会話の主導権を握り、同時に、彼氏の股間に足を当てました。 彼氏は恵美のテクニックで腰砕けになり、みんなが訝しがる中、恵美はその場を離れます。 彼女は去り際に「覚悟のない欲望ってつまらないと思うわ」と言い放ちました。 場面は撮影現場に戻り、村西はギャラをもう100万積むから本当のお前を見せろ、責任は自分が取るといい、みくはついに本番行為をする覚悟を決めました。 ラグビーと本番行為を始めたみくはそれまでとは段違いの反応を見せます。 村西はかつての未亡人・陽子との情事を参考にして、挿入したままみくを持ち上げて歩き回るようラグビーに指示。 すべての撮影を終え、村西はみくを素晴らしかったと労いました。 発売されたみくの作品は大手ビデオ店でもいくつも並びヒットします。 それゆえに池沢にもすぐバレてしまい、自分の会社の女優を奪われたこともあり、彼は激怒します。 そして見せしめのため、みくは警察に逮捕されてしまいました。 武井はみくの取り調べで身元引受人は母親でいいかと聞きますが、彼女は親にだけは話さないでと泣きつきます。 しかし、警察はもうみくの両親に連絡してしまっており、週刊誌にも本番をしてしまった女優として顔が載っていました。 保釈後、彼女は田舎に帰ってしまいました。 メイクスタッフの順子は村西を責め、自分が止めていればと悔いました。 村西も落ち込んでいましたが、トシはとにかく撮り続けるしかないと励まします。 そこに、翌日の女優が急遽降板したという連絡が入ります。 どのプロダクションに連絡しても、出演の返事が出ません。 サファイア映像に対する女優の締め出しが行われていました。 その頃、池沢と古谷は麻雀をしながら会合をしていました。 古谷は村西は自分のシマで飼っているから大丈夫だと言い、池沢はその代わりに便宜を図ることを約束。 サファイア映像の面々が途方にくれている頃、恵美は自宅で男女の絡みのデッサンを書いていました。 卑猥な絵が母に見つからないように納戸に隠しに来た時、彼女はふと埃を被ったアルバムを見つけます。 そこには母が若い頃の写真が載っていましたが、途中から恵美が見たことのない男性との写真が増えてきます。 ページをめくるうち、その男性が恵美の父親だということがわかりました。 最後のページには3人で撮った写真がありましたが、男性の映った箇所だけが破り捨てられて貼られており、その下に滲んだ文字で「この子は私のすべて」と書かれていました。 男性はすでに家庭を持っており、母・加代は愛人として恵美を産んでいたのです。 自分の出生の秘密を知らなかった恵美は愕然としました。 知的で聡明ながらも、自分に素直になれずに生きてきた彼女。 村西流の勢いのある撮影風景は楽しいものの、裏社会との繋がりや、借金を背負った女優が止むを得ず出演する実情、親にバレてしまった場合の絶望など、業界の負の側面や村西の挑戦の功罪も逃げずに描いています。 川上奈々美の名演 四話の中心人物・南みくを演じるのは恵比寿マスカッツにも所属している人気セクシー女優・川上奈々美。 絡みのシーンでの感じ方の演じ分けはもちろん、借金を抱えながら実家に電話して平静を装う時の表情や、全てを奪われた直後の涙など、そのリアリティ溢れる演技に共感させられました。 みくが辿る残酷な顛末は、やはり危険な側面のことも無視できない業界の物語であることを再認識させてきます。 ただの綺麗事だけの伝記物語にしない気概がここでも示されています。 恵美から黒木香へと変貌 今まで別々に描かれていた村西と、後の黒木香こと恵美の物語ですが、四話目にしてとうとう偶然クラブで交差することになります。 村西が本番を撮ろうとみくを説得しているのと前後して、恵美が大学の友達の彼氏をテーブルの下で腰砕けにして「覚悟のない欲望はつまらない」というシーンを入れてきていることにより、村西のビジョンを実現できるのは彼女しかいないということを暗示。 第五話ではついに村西と黒木香が邂逅し、伝説の作品が生まるとのことで、さらに期待が高まります。 まとめ 宿敵・池沢が古谷とまで組んでいたことや、恵美の出生の秘密まで分かって衝撃のまま終わる四話。 最初はビニ本の流通を手伝っていただけの落ち目の極道だった古谷が、いつの間にか村西たちの最大の障壁に変わるというのも、手に汗握る展開です。 女優の締め出しで追い詰められた村西たちですが、そういった窮地からこそイノベーションが生まれるもの。 第五話「開花」の記事をお楽しみに! Netflixオリジナルシリーズ『全裸監督』は2019年8月8日から全世界で配信中です。
次の会社は倒産、妻には浮気されて失意のどん底にいた村西とおるは、黎明期だったアダルトビデオに勝機を見出し、仲間とともに業界に殴り込む。 クセは強いが不思議な魅力のある独特なスタイルと、前例のない大胆不敵なアイデアで旋風を巻き起こした村西とおると、彼と強い絆で結ばれた仲間たち。 そして、商売敵や警察の妨害によって窮地に立たされた村西の前に現れる、運命の女性。 開場: 豊洲PIT 江東区豊洲6-1-23/「豊洲駅」徒歩13分、「新豊洲駅」2分 登壇者 予定/敬称略 : 山田孝之、満島真之介、玉山鉄二、森田望智、小雪、石橋凌 ほか プレゼントご提供数:10組20様分 募集にあたってのご注意• 本イベントは大人限定のパーティーのため20歳以上限定とさせていただきます。 ワールドプレミアに伴うパーティーもございますため、ぜひドレスコードにそった装いでご来場ください ドレスコード:あなたがイメージする「80年代のおしゃれ/バブルな装い」 会場内に着替えスペースはございませんので、あらかじめご了承ください• 当選者ご本人を含む2名様のご招待となります。 ご本人確認のため、試写会場にて身分証明書のご提示をお願いする場合がございます。 会場までの交通費はご負担ください。 満員の際は消防法によりご入場をお断りいたします。 予めご了承ください。 開映後のご入場は堅くお断りいたします。 当日は会場にマスコミの取材が入る予定です。 ご了承の上、ご来場ください。 都合により、ゲストは予告なく変更、イベントが中止、日程変更となる場合があります。 予めご了承ください。 同意されない場合は、ご応募をお控えください。 ポイントの貯め方はをご覧ください。 また住所、電話番号不明、不通により、当選者と連絡ができない場合は、当選権利が無効になることがあります。 上記の各規約を事前によくご確認のうえ、同意頂ける場合のみご応募下さい。
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