今回のプロメアに登場するキャラクターを演じている声優さんは結構俳優さんが多い印象でした。 また、実力派声優さんも数多く参加されているので1人1人紹介していきたいと思います。 com 今回の映画の 主人公『ガロ・ティモス』 【バーニングレスキュー】という消防隊に所属しており、とにかく熱い男性です。 ちなみにバーニングレスキューは悪者『バーニッシュ』から地球を守る正義の味方。 『燃えて良いのは魂だけだ!』 と予告動画でも暑苦しさが伝わってきましたよね。 com 主人公ガロにとって 大切な女の子『アイナ』 ガロと同い年なこともあり、いつも無茶ばかりするガロを叱る母的存在でもあるキャラクター アイル役の声優は佐倉綾音(さくら あやね)さんが担当してます。 com レミーは バ ー ニングレスキューの副隊長。 緑の髪の毛&メガネが特徴的なキャラクターで見た目どおり、知的でスマートな人物です。 隊長のイグニスを支える重要なキャラクター。 レミー役の声優を担当するのは吉野裕行(よしの ひろゆき)さんです。 吉野裕行さんは【弱虫ペダル】や【イナズマイレブン】などで活躍されている声優さんで、 【プリキュア】などにも出演されており幅広い役柄をこなす声優さん。 com 黒くてデカイキャラクターの『バリス』 バーニングレスキューでは重機ギア担当で、オレンジのヒゲがチャームポイント。 作中では小柄な女の子『ルチア』を担いでいくシーンもありパワー自慢のキャラクターです。 ロックマンをやったことある方なら共感してもらえると思いますが、なんとなくガッツマンに雰囲気似ていますよね…笑 バリス役の声優を担当するのは稲田 徹(いなだ てつ)さんです。 稲田徹さんは様々なアニメで活動されている声優さんで、脇役が多いですが個性的なキャラクターを担当する実力派声優です。 com バーニングレスキューで メカニックを担当している『ルチア・フェックス』 見た目はかなりチャラチャラしているがメカニックとしてかなり優秀な存在です。 声優を担当しているのは新谷真弓(しんたに まゆみ)さんです。 新谷真弓さんは声優だけではなく舞台や女優としても活動しており、 アニメ作品では【黒執事】や【地獄少女】などにも出演されています。 com バーニングレスキューの隊長を務めるのが『イグニス・エスク』 イグニスは部下からも信頼されるキャラクターだが、部下を一番信頼している上司。 強面の顔だが、ダメージ入りデニムなど流行りを取り入れているキャラクターです…笑 イグニス役を声優を担当するのは小山力也(こやま りきや)さんです。 小山力也さんは名作アニメ【名探偵コナン】の2代目毛利小五郎を担当している人気声優で、 その他にも【x-MEN】でウルヴァリン役なども担当している声優さんです。 com ビニーという消防局に住み着くヘルメットをかぶった ネズミ役。 作中でもほとんどセリフが無いキャラクターだが、メカニックのルチアを共に行動するマスコット的キャラクター。 com クレイはプロメポリスの司政官。 主人公の所属しているバーニングレスキューを支援する男性で、元々は研究者として活動しており 『瞬間冷却弾』を開発した人物です。 ガロにとっても憧れの存在。 声優は俳優の堺雅人(さかい まさと)さんが担当しており、予告動画でもナレーターを担当していました。 予告動画でもついつい堺さんの顔が浮かんでしまった方も多いのではないでしょうか?笑 ドラマや映画などでも幅広い役柄をこなしている俳優さんなので注目が集まっているキャストです。 com フォーサイト研究所に、所属している若き女性博士 『エリス・アルデビット』 バーニングレスキューのアイナと髪色が似ているが、それもそのはずエリスはアイナの姉です。 個人的にはこのキャラクターが何かしらの問題を起こすと予想 … 笑 声優を担当するのは小清水亜美(こしみず あみ)さんです。 com 今回登場するキャラクターの中でも一番悪役感あるのが『バァルカン・ヘイストス』 悪役ぽいキャラクターだが、バーニッシュを取り締まる軍隊に所属している大佐です。 バーニングレスキュー達の行動をよく思っていなく、隊長のイグニスとは犬猿の仲。 声優を担当するのは楠 大典(くすのき たいてん)さんです。 名前が特殊な声優さんですが2019年では【炎炎ノ消防隊】や【この世の果てで恋を唄う少女YU-NO】などにも出演されている声優さんで、 過去作ではコンボイの声を担当している声優さんです。 com ピアル・コロッサスはプロメポリスの司政官で、 クレイ・フォーサイトの秘書。 普段からクレイと共に行動し、受けた指示を的確にこなすエリート。 声優を担当するのは柚木涼香(ゆずき りょうか)さんです。 柚木涼香さんは【NARUTO】や【武装錬金】などでも出演されていた声優さんで、 武装錬金では主人公の津村斗貴子役を担当し一躍話題になった声優さんです。 com 突然変異によって誕生した人種で炎を自在に操ることができる。 マッドバーニッシュは 『リオ』や『ゲーラ』、『メイス』の 3 人で構成されており放火や犯罪などを繰り返す集団。 30年前に現れたミュータントと言われており、今回の映画の敵役。 クールな見た目からは裏腹に、特殊な炎を操り全てを焼き尽くすキャラクターで主人公同様かなり熱い人物です。 声優は早乙女太一(さおとめ たいち)さんが担当しています。 早乙女太一さんは舞台や俳優として活躍されている方で、声優としての仕事は【テニプリ】なども担当されていた俳優さん。 com マッドバーニッシュの仲間でリオと共に炎上テロリストとして指名手配されている『 ゲーラ』 誰よりもリオのことを信頼しており、鎖骨に入れ墨が入っている売れないロックバンドみたいなキャラクターです。 声優を担当するのは檜山修之(ひまや のぶゆき)さんです。 檜山修之さんは【ガンダム】や【幽遊白書】などの人気アニメでも活躍している声優さんで、 幽遊白書では『飛影役』を担当している人気声優さんです。 com マッドバーニッシュの一員で ゲーラと 共にリオを支えるキャラクター『メイス』 マッドバーニッシュの中でも頭がキレる人物でスピード感あふれる戦闘。 女性のような姿で左腕に入れ墨が入っているのが特徴的キャラクターです。 声優を担当するのは小西克幸(こにし かつゆき)さんです。 小西克幸さんは【アサシンクリード】や【テイルズ】で一躍人気になった声優さんで、 愛称にこたんと言われるほど女性から人気のある声優さんです。 com デウス・プロメスはその名の通り博士として登場。 まだ公開されていないので姿は不明です…笑 作中でもかなりクセのあるキャラクターとして登場しているそうで、声優を担当する方もくせ者。 笑 デウスの声優を担当するのは俳優の古田新太(ふるた あらた)さん。 最近では俺のスカートで一躍話題になった俳優さんですよね。 com 映画【プロメア】は完全オリジナルアニメ。 今回熱い映画を作り出した監督は、新世紀エヴァンゲリオンを手がけた 『今石洋之』さん。 脚本はクレヨンしんちゃんや仮面ライダーなどを脚本している 『中島かずき』さんです。
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2月1日(土)の開店と同時に、映画『プロメア』とのコラボカフェを開催します。 また、同コラボカフェはTOWER RECORDS CAFE 表参道店でも実施することが決定しました。 予めご了承ください。 数に限りがございますので、より多くのお客様にご購入いただけるようメニュー1品につき1点とさせていただいております。 何とぞご理解いただけますよう、お願い致します。 先着順につき、なくなり次第販売を終了させていただきます。 食器を含め、実際とは異なる場合がございます。 なくなり次第終了となります。 絵柄の指定や、同柄が出た場合の交換等はお受けできません。 絵柄の指定や、同柄が出た場合の交換等はお受けできません。 コラボメニューをご注文していただいたお客様に1日1回スタンプを捺印し、スタンプを3つ集めていただいたお客様には、お好きなポストカードを1枚お渡しいたします。 なくなり次第終了となります。
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気付いたらいいね。 お知らせ終わり。 ---------------------------------- ED後、終身刑を下されたクレイにリオが面会に行った帰りの話。 帰ろうとしたら土砂降りに遭ったので慌てて雨宿りできる場所にバイクを停めて、近くの店に入った。 ついでに昼食も取った。 解釈の煮凝りみたいな話。 和名の英訳は適当に付けました。 実際収録するのは和名の方です。 性癖暴露する• [chapter:緑色のクリームソーダ] 「お前は、罪の意識はないのか?」 白い空間で、ポツリとリオが呟いた。 乳白色のタイルの上で立つリオと違い、クレイは白いベッドに腰かけている。 強靭な防弾ガラスの壁で向かい合うリオとは対照的に、クレイはキャンバスと向かい合っていた。 右手にある木炭が動く。 「さぁ。 どういうことかね」 「そのままの意味だ。 今まで殺したバーニッシュに、人間に対して罪の意識はあるのか?」 「さぁね」 強く断定するように尋ねるリオへ、クレイははぐらかす。 木枠に張った帆布へ、黒い屋根が浮き出た。 「殺したところで、なにかが出るとでも?」 「殺しただろう。 何の罪もないバーニッシュたちを」 「彼らは必要な犠牲だった。 今更、彼らを殺したことに対して後悔などない」 「お前」 「ただ」 陰鬱な木が、キャンバスに現る。 「仮に私が邪魔だと感じて殺したとしても、目の前から消えるだけだ。 当の本人は、幽霊としてずっと残り続けるよ」 「どういうことだ?」 「そのままの意味さ」 家と陰鬱な木の下に、緩やかなカーブが生まれる。 「自意識と無意識の下に、彼らの魂が残り続けるという意味だ。 愚かな炎に魅入られた愚者の断末魔も、恐ろしい燃焼衝へ人を突き動かす醜い知的生命体の声も、全部耳に残っているということさ」 ガリッと木炭の角が崩れると同時に、面会終了の合図が聞こえる。 見張りをする看守が、壁をノックした音だ。 「そろそろ行ったらどうかね。 君の付き添いも、暇すぎて潰れていることだろう」 それ以上話す気はない。 無機質に硬く冷たい声に、リオは首を振る。 クレイが強く拒絶する以上、これ以上話をしても無駄だ。 「また来る」といってリオは面会室を後にする。 『面会室』といっても、形だけだ。 看守の動くスペースと、クレイを閉じ込める独房。 二つを区切る壁は透明な防弾ガラスであり、大砲でなければ割れることはない。 しかも、スペース側の角二つには、監視カメラがある。 クレイの動きを四六時中見張るためだ。 気を休める暇など、ありはしない。 クレイは溜息を吐く。 その軽さとは反対的に、リオの溜息はとても重いものだった。 廊下に出る。 正円を描く回廊に出ると、後ろから声がかかる。 「終わったんですかい?」 声の位置は低い。 振り返ると、膝を広げて座るゲーラの姿が見えた。 「あぁ、今回はな」 肩を竦めるリオに、壁に凭れ掛かるメイスは聞く。 「また向こうから話を切り上げられたのですか」 その質問に、リオは顔を逸らした。 沈黙で返す。 また同じことが起きたのか、とメイスは理解した。 壁から背中を離す。 ゲーラもまた膝を伸ばして立ち上がった。 「帰りやしょうか」 「あぁ、そうしよう」 「今日はピザにしますか。 それか巨大な餃子でも」 「は? どういうことだ」 「近くのチャイナタウンで新しく店が出来たと聞きましてね。 そこでランチタイムになると、格安で巨大な餃子を出すとか」 リオの足が止まる。 その情報に唾が溢れてくる。 表面上動じてはいないが、喉仏だけは素直に反応した。 ゴクンと生唾を飲み込む。 「けどよ、メイス。 ランチタイムっつーても、今じゃもう終わってんだろ?」 「それは大きな間違いだ、ゲーラ。 向こうは三時までランチタイムをやっている。 今急げば間に合うだろう」 「高くねぇか?」 「半チャーハンに巨大餃子五切れ。 スープと水も付いて、なんと十ドル出せばお釣りが付いてくる」 「めっちゃお得だな。 巨大っつーてもどれくらいデケェのかわからねぇけどよ」 「レンゲ一つ分よりデカい」 「レンゲ。 その情報でリオの目的は決まった。 次に向かうところは、その巨大な餃子のある店である。 「そこに、行くか」 「えっ」 「いいんですか? ボス」 「あぁ。 俄然興味が湧いてきた。 早速行ってみよう!」 「ボス!! 」 鶴の一声で次の目的地が決まった。 遅い昼食を取るために、いち早く監獄を出た。 冷たく病的なまでに白で塗り固めた建物から出る。 大きい。 巨大な監獄を出ると、澄み渡る青空が三人を出迎えた。 その空の下を歩く。 駐車場に向かい、それぞれのバイクに跨った。 ハイウェイを走ること、数分。 青空に暗雲が立ち籠り、不吉な気配が漂った。 ポツポツと水滴が鼻に落ちる。 やがて濁流の如き雨になると、立ち往生せざるを得なくなった。 ゲーラが叫ぶ。 「チックショォ!! 」 「災難でしたね、ボス」 「あぁ。 でもお前たちの判断で助かったぞ。 僕一人だったら、この雨の中でも突っ走っていたからな」 「それは、ボスに風邪を引かせるわけにもいけませんし」 「ずぶ濡れもゴメンだぜ。 俺ぁ」 「雨も凌げるところを見つけて幸いでしたが」 ズッとメイスは出された紅茶を飲む。 ジンジャーティーだ。 生姜のほろ辛さで、茶葉の味が掻き消される。 「いつ止むか、わかりませんね」 「あぁ。 駐車料も気になるしな。 店主、ありがとう」 近付いた店主に、リオは使ったタオルを渡す。 地下駐車場の金額が気になるものの、今は待つしかない。 ずぶ濡れのリオたちにタオルを貸した店主は「どうも」といって、他の二人の分も受け取った。 ずっしりと湿っている。 「すまない、助かった」 「ありがとよ」 およそ丁寧とはいいにくい柄の悪さだ。 だが言葉とは裏腹に、感謝の気持ちが籠っていた。 喫茶店を経営する店主は、敏感にそれに気付く。 「どうも」といって、二人の気持ちを受け取る。 「なにかでわかればいいんですが」 「テルテル坊主でも作るか?」 ちょちょいと手で作る真似をするゲーラに、メイスは呆れる。 「お前なぁ」 「夕方までかかるらしい。 巨大餃子は、また別の機会にするしかないな」 「チキショウ。 雨の馬鹿野郎」 「神の思し召しってヤツだ。 諦めろ、ゲーラ」 「でもよ、メイス!」 「それに売り切れもある。 骨折り損にならなかっただけ、まだマシだろ」 リオが口を挟んだことによって、ゲーラは二の句を継げなくなる。 メイスに向けた文句を、グッと飲み込む。 浮いた腰を座席に戻した。 「しかし、ボス」 「心配するな。 ここのランチメニューにはまだ間に合う」 「まぁ、借りがありますからね。 しっかりと金を落として恩を返しましょう」 「ちぇっ。 ボスがそれでいいならいいけどよぉ」 巨大餃子、と。 蚊も鳴くような声でゲーラは呟いた。 その拗ねた一言を、リオとメイスの二人は拾う。 「拗ねるな、ゲーラ。 今度は早くに出よう」 「並べば食べられることでしょうし。 今度は事前に調査をしてから行くぞ」 「へいへい! ったく、がっつきたかった気分だったってのに」 「肉類ならあるぞ。 軽食だがな」 「元々、こういうところは紅茶や珈琲の味で勝負をするからな。 サンドイッチセットにするか」 「なら俺はトーストにしますか」 「俺ぁミートソーススパゲッティで頼むぜ」 「ひき肉だな」 「ナポリタンもあるぞ」 「ミートソースで頼むぜ」 「なら決まったな」 全員の注文が決まると、リオが片手を上げる。 それに気付いた店主がカウンターから出て、注文を取った。 パチンと音がする。 用箋挟のクリップからペンを取り出し、サラサラと注文票に書き連ねる。 サンドイッチセット、トーストセット、スパゲッティセットのミート。 それら注文を復唱して客の確認を取ると、カウンターの中へ戻った。 食事の支度をする音が聞こえる。 「それにしても、ボスも飽きませんね」 「なにがだ?」 「アイツへの見舞いです」 メイスの一言に、リオはキョトンとする。 この暗号に、隣のゲーラもわかっていない。 店の出したサービスを、ズッと飲んだ。 生姜の辛さが喉にくる。 懐かしささえ込み上げてきた。 「クレイ・フォーサイトのです」 ヒントを出すと、ピクッと店主の肩が跳ねた。 それから、先のように調子を戻す。 ジュウジュウとフライパンの中で野菜と肉が躍る。 「あぁ。 あれは見舞いじゃない」 その一言で内容を見たリオが答える。 カップの取っ手に指をかけ、中身を口に含む。 薄い赤紅色の液体だ。 舌に乗せると、優しい味わいがした。 渋味もまろやかであり、程よい苦味がある。 その奥に、微かな生姜の辛さが顔を覗かせた。 それらを爽やかな香りと一緒に楽しむ。 「監視だ。 アイツが勝手に自殺しないようにな」 ハッキリと言い切ったリオに、メイスはポツリと呟く。 「監視、ですか」 「けどよ、ボス」 なにか思うところがあるメイスとは反対に、ゲーラは口走る。 「自殺っつっても、二四時間監視されてるじゃないっすか。 やろうとするモンなら、看守のヤツがすっ飛んできますよ」 カチャッとシュガーポットを開き、砂糖を小さな山二つ分入れる。 シュガースプーンが小さい分、入れた量も少ない。 ソーサラーにあるティースプーンで、グルグルと掻き混ぜる。 「無理ゲじゃないっすか」 そう尋ねると同時に、グイッと飲み込んだ。 先と比べて、コクが深まったような気がする。 しかし喉の奥には生姜の辛さがほんのりと残った。 「僕たちの及ぶ範囲ではな」 リオは相手の力量を推し量り、答える。 「だが、相手はあのクレイ・フォーサイトだ。 必ず、看守の目を潜り抜ける策を持つはずだ」 「ですが、見た感じだと死角はありませんでしたよ」 「そこは差し入れの数々を使って作るだろう。 あの男は」 「差し入れ、っすか。 でもボスはなにも渡してないんでしょう?」 「僕はな。 他の支援者や援助者は違う」 「支援者、ですか」 「援助ぉ?」 把握したメイスとは対照的に、ゲーラは素っ頓狂な顔をした。 『支援』と『援助』どちらも同じ意味ではないか。 首を傾げるゲーラに、メイスは説明を入れる。 「援助は、ヤツが自殺をするものなら止める。 支援者は、ヤツが自殺しようがお構いなしに、物を差し入れするヤツだ」 「そ、そうなのか?」 「それに近い。 駆け引きさえ上手く行けば、援助者から目的の物を引き出せることもできる。 その辺りは、ガロの勘の良さに賭けるしかない」 「やはりあの男ですか」 「あぁ。 時期をズラして仕込みをすれば、看守の目を欺くこともできる。 ビアルの方は、それを理解していることだろう」 「ビアル、ですか」 「誰っすか、それ」 「クレイ・フォーサイトが司政官であった頃の秘書だ。 個人の財産を切り崩して、ヤツの支援者になっていると聞く」 「ふぅん。 物好きなヤツがいたもんですね」 「だな」 「お前たちの考え方に当て嵌めれば」 ティーカップから口を離し、リオは言葉を続ける。 「僕が刑務所に入れられて、終身刑になったと同じようなものだ。 お前たちにとってそうであるように、ビアルにとっての『ボス』がクレイ・フォーサイトであるだけだ」 そういって、ゴクッと残りを飲み干す。 他人事ではない。 ゲーラとメイスが顔を青くする。 全身の体温が下がり、冷や汗が大量に出てくる。 バッと互いに顔を見合わせた。 現実である。 現実のリオは、刑務所にぶち込められてなどいない。 今、目の前で自分たちと同じように食事をしている。 カウンターから、チンと音がした。 「だから、ヤツのためならなんでもするはずだ」 「しかし、ボス! 俺たちは、アンタのことを信じて」 「いつまでも待ってるぜ!! 」 「あぁ。 そのことから一旦離れろ。 それはただ、お前たちにわかりやすく説明しただけだ。 気持ちは同じだろうが、ベクトルは違う」 「はぁ」 「ベクトル、っすか」 ズビッとゲーラが鼻を鳴らす。 ゴシゴシと袖で濡れた目元と鼻を拭いた。 リオが口を開こうとする前に、カチャッと音がした。 音のした方を見る。 カウンターからだ。 その内側にあるキッチンでは店主が忙しなく動き、三人分の食事を作っている。 二枚のトーストをオーブントースターから出し、まな板の上に乗せる。 その隙にもう一枚食パンを入れ、タイマーを捻った。 スパゲッティの用意が整うまで、他の二つを作る。 焼き上がったトーストを二つに切り、バターを塗る。 作り置きしたタマゴサラダをたっぷりと乗せ、置いた片割れで挟んだ。 残るもう一枚も同じようにする。 フライパンの様子を見ると、ソースにトロミが付いていた。 火を止める。 次いで鍋の様子を見ると、タイマーはきっちり十秒を切っていた。 サンドイッチを皿に置く。 タマゴサンドと、シャキシャキレタスとハムのサンドイッチ。 メインの一つが完成だ。 ザルを用意し、ピーッとタイマーが鳴ると同時に火を止める。 トングで器に盛りつけていると、トーストが焼き上がった。 一旦後回しにする。 サンドイッチとスパゲッティの盛り付けに集中した。 先にスパゲッティ。 ボウルの中に水気を切った麺を入れ、お玉から少量のソースを頂く。 それをトングで均等に絡めさせると、器へ綺麗に盛り付けた。 そこへ、お玉いっぱいのソースを真上から乗せる。 肉の布団を被せたミートソーススパゲッティの完成だ。 それを端に置き直す。 オーブントースターを開き、中からアルミホイルの包みを一つ、取り出した。 中を開くと、パリパリになったポテトチップスが数枚入っていた。 それをサンドイッチの傍に置く。 こちらもセットの完成だ。 スパゲッティとサンドイッチをトレイに乗せ、出したばかりのピッチャーを乗せる。 ポンポンとグラスの三つも乗せた。 「お待たせしました。 こちら、サンドイッチセットのサンドイッチと、スパゲッティセットのスパゲッティでございます」 メイスの分だけがない。 「トーストのお客様は、もう少しお待ちください」 その不満を悟ったかのように、店主が一言付け加える。 置いたグラスに水を注ぎ、空いたカップの三つを下げる。 カチャンカチャンと音が鳴り、ピッチャーと一緒にカウンターの中に戻った。 店主は下げたカップを流しの中に入れる。 「熱々だな」 ゲーラのスパゲッティを見たリオが呟く。 「熱々っすね」 「火傷しそうか」 「食べてみねぇとわかんねぇな」 メイスの質問にゲーラは答える。 布を敷いたカトラリーケースから、フォークを取り出した。 クルクルと指で回す。 「麺、伸びそうだもんな」 「へい。 それに熱さの問題もあります」 「火傷は深刻だからな」 「お待たせしました」 スパゲッティが伸びる間もなく、メイスの分がくる。 トーストセットだ。 メープルシロップがトロリと全体に垂らされており、ダメ押しのバターが中央の切れ目で溶けていた。 添えた陶器の小鉢には、小さなサラダも付いている。 「お飲み物は後でお持ちしますね」 そういって、店主はカウンターへと消えた。 食後の飲み物を作るためである。 また食器や調理器具を重ねる音が聞こえる。 リオはサンドイッチに手を伸ばした。 「食べるか」 「そうっすね」 「食べますか」 メインは出揃った。 飲み物も水がある。 それぞれ頼んだものに手を伸ばした。 ゲーラのフォークがスパゲッティを巻き取り、口へ運ぶ。 チュルンとした舌触りとともに、ニンニクで引き立てた肉の旨味が美味しい。 対して、メイスは片手でトーストを齧った。 外はパリッと、中はふっくらと焼き上がってる。 おまけにメープルシロップの甘みがちょうどいい。 無言で食事をする。 リオはレタスとハムサンドに手を伸ばした。 (もしかしたら) バターのコクと、肉厚のハムとレタスの食感が口の中で踊る。 そのときに、別れを告げるプロメアの声も聴いたのである。 だが、クレイにはそれがない。 バターとマヨネーズの染みついた一口を放り込む。 ペロリと指についたソースを舐めてから、最後の一切れを食べた。 タマゴのサンドイッチである。 大きく口を開けて齧りついた。 (可哀想なヤツ) 勝手に憐憫の情を抱いても、なにも変わらない。 それはリオが一番よくわかっていた。 ヤケクソで完食をすれば、頼んだクリームソーダができあがる。 冷たい乳白色の半球の上に、真っ赤なチェリーが乗った。 その下で、緑色のソーダがシュワシュワと音を立てる。 視線を戻す。 目の前では、ゲーラとメイスが食事を続けていた。 赤いソースがゲーラの口元を塗り、甘い蜜がメイスの口を濡らすと同時にパン屑を付ける。 その様子に、リオは軽く笑った。 「お前たち」 トントン、と自分の口元を叩く。 それにゲーラとメイスの二人が気付くまで、数秒もかからなかった。 「あっ」 「やべ」 二者の在り方が拭き方一つで表れる。 その平穏無事な中を生きる部下の姿を見て、リオの気持ちは幾分と軽くなったのであった。
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