結合双生児になる原因は一卵性双生児の分離タイミングの遅れ 結合双生児 とは何?という方は、アビーとブリタニー本人(達?)がフェイスブックにアップしているこちらの画像をご覧ください。 この様に頭部は2個あり人格や思考も2人ですが、首より下の部分は2人で共有している双子が結合双生児です。 2人に対峙した時に向かって左側がアビー、向かって右側がブリタニーとなります。 本人達からすれば、右側がアビー、左側がブリタニーとなるのです。 通常の一卵性双生児というのは、1つの受精卵が分裂して生まれます。 完全に分離するので、キチンと2人に分かれて誕生するのです。 ところが受精卵の分離タイミングが遅くなると、一部がくっついた状態で誕生し、これが結合双生児となるのです。 分離するタイミングが遅れるほど、共有部分が多くなるというのは容易に想像できます。 アビーとブリタニー姉妹の独立部分と共有部分 アビーとブリタニーの体というのは、どこが共有部分でどこが独立部分なのでしょうか。 日本で結合双生児として産まれた長嶺姉妹を含めて表にしたのが下記となります。 部位 アビーとブリタニー 長嶺姉妹 通常の双子 頭部 独立 独立 独立 背骨 心臓 肺 胃 手 共有 小腸 大腸 子宮 骨盤 肝臓 共有 骨格的にいえば、骨盤が1つなのに背骨が2本繋がっている状態です。 また、長嶺姉妹の場合は共有部分が肝臓のみだったので生後間もない頃に分離手術が成功したのですが、さすがにアビーとブリタニー姉妹ぐらいに複雑になると分離手術は不可能です。 小腸や大腸や骨盤を分離するのは無理という事と、ここまで共有部分が多いのは分離タイミングが相当遅かったという事は、私達医学の素人でも簡単に想像する事ができます。 左右の手足はそれぞれが動かす 手も足も2本という事なので、共有している事になります。 いったいアビーとブリタニーのどちらが動かしているかというと• 右手と右足は、本人達から見て右側のアビー• 左手と左足は、本人達から見て左側のブリタニー です。 手足を動かすタイミングがなぜ分かるのと聞かれるも、本人達も 「そんなの分からない」 という事です。 そして自転車の運転や、バレーボールや野球といった球技もアウンの呼吸で器用にこなします。 右腕を蚊に刺されても、左側のブリタニーはそれを感じません。 暑さ寒さの感覚や味覚の好みも2人別々です。 風邪をひいた時には、薬が苦手なブリタニーに代わってアビーが服用します。 血流は共有しているので、ブリタニー側にも効果があるのです。 自動車免許を取得 2006年、16歳になったアビーとブリタニーは自動車免許取得に挑戦します。 アメリカではほとんどの州で16歳から自動車免許が取得できるのです。 ハンドルは2人で操作• アクセルとブレーキは右側のアビー• ウインカーは左側のブリタニー という役割分担です。 試験内容は2人分行います。 同じ試験内容を「アビーとして」「ブリタニーとして」合計2回受ける必要がありました。 免許証も2人別々に交付されました。 免許証の写真には両方の顔が写っています。 アクセル担当のアビーはスピードを出したがりますので、ウインカー担当のブリタニーはヒヤヒヤしているそうです。 いつかはママに ブリタニーは16歳の頃に 「いつかはお母さんになりたい」 と言っていました。 アビーとブリタニーの主治医のジョイ・ウェスターダル医師は 彼女達の身体の生理機能は非常に複雑です。 生殖器は1つなのにそれを2つの脳でコントロールしているからです。 さらに2人の男性と結婚するのか、1人の男性と結婚するのか、社会はそれを判断する基準を持っていません。 と語ります。 高校時代に進路生活に悩む 幼い頃は親元で生活をしていればいいのですが、段々と大人になるにつれ、2人は将来の事を考えるようになりました。 都会の大学への進学を希望のブリタニーに対し、アビーは地元を離れる事を望みはしませんでした。 それぞれ別の将来を思い浮かべるのですが、悲しいから彼女達が選べる道は1つしかありません。 納得するまで話し合った結果、アビーの希望通り地元ミネソタ州の大学へ通いだしたのです。 2人で同じ講義を受けたので、大学の授業料は1. 5人分にまけてくれたのです。 大学卒業後は小学校の先生に 大学を卒業後は、冒頭で述べた様に小学校の教師として活躍しています。 2016年現在は教師となって4年が経過しました。 校長先生は 彼女達はどんな事にもチャレンジする。 その姿が子供達を惹きつける事でしょう。 と評価します。 これまで述べたアビーとブリタニーの普段の振る舞いから考察するに、これは社交辞令でも何でく心の底から出た言葉だというのは間違いないことでしょう。 れっきとした2人の人格 この様に2人それぞれが思い行動するという、身体は1つなれどれっきとした2人の人格です。 2人は分離しようと思った事は1度もないと言います。 今後は恋愛、結婚、出産というさらなる高いハードルが待っています。 でもアビーとブリタニーのチャレンジ精神なら、今までと同じ様に必ずやクリアする事でしょう。 いつか産まれて来るであろう赤ちゃんの姿が是非見てみたいものです。
次の双頭側部結合型で頭は2つだが胴体は1つである。 彼女たちは結合双生児のなかでも左右対称性が非常に高く、普通のプロポーションとさほど変わらない単一身体の外観が特徴である。 しかし実際には、いくつかの器官は二人分ある。 たとえば、心臓、胃、脊椎、肺、脊髄などは各双子は別々に有している。 誕生時、双子の両親は手術後に生き残る可能性はきわめて低いと医者から聞かされ、分離手術はしないことにしたという。 各双子は、身体の半分側だけを自主的に動かすことができ、片方の腕と片方の足を動かすことができる。 乳幼児期に、拍手、這い這い、歩行など初期の全身運動学習では、双子の自主的な協力が必要だったという。 彼女たちは食べたり書いたりは、別々または同時にすることができるが、走ったり、泳いだりといった全身を同時に動かす活動をする場合は、2人で協力して個々の身体部位を動かす必要がある。 双子はミネソタ州カーバー郡で生まれ、同州のニュー・ジャーマニーで育った。 母パティは登録看護師で、父マイク・ハンセルは大工、造園工事業者である。 彼女たちには弟と妹がいる。 メイヤーにあるメイヤー・ルーザラン・ハイ・スクールに通い、2012年にセント・ポールにあるベテル神学校を卒業。 これまで、彼女たちが成長していく様子は、『ライフ・マガジン』や『オプラ・ウィンフリー・ショー』など数多くの人気メディアに取り上げられてきた。 16歳のとき、2006年12月17日の「ザ・ラーニング・チャンネル」のインタビューで、彼女たちは日常生活や未来の計画について話している。 ・2つの頭 ・2つの脊椎(肋骨で結合し、尾てい骨で完全に1つに融合している。 脊柱側弯症を矯正するために手術をしている。 ) 完全に分離した2つの脊髄 ・1つの大きな胸郭と2つの高度に融合した胸骨(呼吸困難を防ぐため胸腔の拡張手術をしている) ・2本の腕(最初は3本だったが、肩甲骨の首元にあった未発達の腕を手術で取り除いている) ・2つの胸 ・2つの心臓(循環機能は共有されているため、片方が薬を飲むと両方の循環機能に影響を及ぼす) ・4つの肺 ・1つの横隔膜 ・2つの胃 ・2つの胆嚢 ・1つの肝臓 ・1つのY字型の小腸 ・1つの大腸 ・3つの腎臓(左に2つ、右に1つ) ・1つの膀胱 ・1組の生殖器官 ・2つの別個の半仙骨 ・1つの少し広い骨盤 ・2本の脚 出生時、彼女らの背中の肩甲骨、首の根元あたりに未発達の腕がついていた。 これはアビゲイルの左腕とブリタニーの右腕が結合した未発達の腕である。 この未発達の腕は手術で除去された。 アビゲイルの頭は右横に約5度傾いており、ブリタニーの頭は左横に約15度傾いている。 背はブリタニーのほうが少し低い。 ブリトニーの足はアビゲイルの足よりも2インチ短く、歩く際にはブリタニーはつま先を立てて歩くことがある。 そのためブリタニーふくらはぎの筋肉はアビゲイルよりもかなり発達している。 ブリタニーの方が成長が早く止まった、アビゲイルの脊椎の成長は続いていたため、手術でアビゲイルの成長を止めている。 12歳のとき彼女たちはジレット・チルドレンズ・スペシャルティ・ヘルスケアで手術を行い、脊柱側弯症を矯正し、将来発生しそうな呼吸困難を防ぐために胸腔の拡張手術を行っている。 双子は結合された身体の片側のみ動かすことができる。 触覚も片側だけ感じるようになっている。 たとえば右手を怪我すると痛みを感じるのは右半身(アビゲイル)のみであるという。 正中線上に小さな重なりがある正中正矢状面に陰影がある。 しかしながら、胃痛は反対側の身体だけ感じるという。 彼女たちはそれぞれ好き嫌い、得意、不得意が異なる。 たとえば、アビゲイルは数学が得意で、ブリタニーは作文が得意である。 食事は二人前で別々に食べるが、ときどき利便性のため一人前で分け合うこともある。 電子メールの返信などのようなタスクをする場合は、2人で口頭で話し合うことは少なく、お互いの気持を予測しながらタイプを打ち、返信するという。 一人称を使う場合、 二人とも同意する場合は「I」を使い、意見が異なる場合は各名前を使うという。 2人はプライベートな生活をしているときに、見知らぬ人たちから写真を撮られたり、じろじろ見られるのをかなり嫌がっている。 2006年のディスカバリー・チャンネルのインタビュー時、当時16歳のとき、彼女たちはデートをして結婚して、子どもを作りたいと語っている。
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さまざまな結合双生児の人体標本 画像はモザイク加工をしたもの ムター・ミュージアムといえば、なんといっても有名なのが結合双生児、シャムの双子とも呼ばれる奇形児コレクションである。 その語源は、腹部で連結した双生児チェン&エン・ブンカー兄弟の出生地がシャム(タイ王国の旧名)であったことによる。 チェン&エンは、胸の部分が小さな軟骨で結合しており、肝臓を共有していた。 現在の医学を持ってすれば分離可能といわれるが、19世紀の医学では無茶な分離手術は死を意味していた。 そのため、彼らは生涯結合したままであった。 62歳まで生きた双生児のチェン&エン兄弟 1811年、チェン&エンはタイに生まれた。 1829年にイギリス人に発見されて引き取られ、サーカスの見世物として欧米を旅することになる。 1839年にはサーカスを引退し、ノースカロライナで農場を営み、アメリカ市民権を取得。 2人して姉妹と結婚し、チェンが11人、エンが10人もの子供を作った。 そして1874年、チェンが気管支炎で亡くなると、数時間後にエンも息を引き取っている。 その死後、すぐに遺体はフィラデルフィアに運ばれ、現在、ミュージアムで見ることができる石膏の標本となった。 それは死後に型取りされたもので、胸の接続部がよくわかるようになっている。 ミュージアムには、チェン&エン以外にも、頭がひとつで体が二つ、頭が二つで体がひとつ、あるいは下半身が完全に結合してしまっているものなど、様々な結合双生児の標本が揃っている。 ほとんどのシャムの双子は、出産後すぐに死んでしまうという。 それからすれば、62歳まで生きたチェン&エンは、医学史に残る貴重な実例なのである。 ムター・ミュージアムは、数々の病気の症例が、ワックス標本として多数展示されている。 目の病気については、100個もの症例サンプルが精巧模型に再現されていたりする。 重症な皮膚病、さらにその完治した姿まで標本化されているほどである。 頭部が湾曲した女性の顔面標本、アメリカ大統領の下顎、リンカーン暗殺の脊髄 ケロッピー前田(けろっぴー・まえだ) 身体改造ジャーナリスト。 1965年、東京生まれ。 千葉大学工学部卒後、白夜書房(コアマガジン)を経てフリーランスに。 世界のアンダーグラウンドカルチャーを現場レポート、若者向けカルチャー誌『ブブカ』『バースト』『タトゥー・バースト』(ともに白夜書房/コアマガジン)などで活躍し、海外の身体改造の最前線を日本に紹介してきた。 近年は、ハッカー、現代アート、陰謀論などのジャンルにおいても海外情報収集能力を駆使した執筆を展開している。 著書『今を生き抜くための70年代オカルト』 (光文社新書) が話題に。
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