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入試で評価の記録サイト、利用には一企業ID 「利益誘導」疑う声も|【西日本新聞ニュース】

ベネッセ e ポートフォリオ

では、教育ジャンル中心の基礎用語から最新キーワードまでのIT用語辞典として、おもに教育関係者向けに用語をやさしく解説していく。 記事を読んでいるときに、わからない用語があったときに役立てていただきたい。 学生が蓄積したものを先生が閲覧して指導に役立てたり、学生自身がWeb出願等に利用できる。 【解説】 eポートフォリオは、学生の「学び」の記録を電子化し、教員と共有することで進学や就職に活用するもの。 学生は、学校での授業や活動などでの学びや、テスト結果、自身で取得した資格・検定、学校以外の活動成果を記録。 活動成果や学びを積み上げていくことでeポートフォリオとして情報が蓄積され、将来的にはこのデータを入試に利用できるよう準備が進められている。 どんな種類の学びに取り組んでいたかを振り返り、今後どのような学び・成果につなげていくか、参考にしながら将来の目標設定に役立てることができる。 先生は、学生の情報を閲覧し、学生ひとりひとりの学びをサポートすることができる。 面談前や年度末に、学生とともに内容を確認して振り返ることで、継続的な「主体的な学び」に向けて、指導に役立てるものとしている。 高校生が学校内外の活動をeポートフォリオとして記録し、高校生が入力した記録を高等学校の先生が確認できる。 文部科学省大学入学者選抜改革推進委託事業としてベネッセコーポレーションが運営している。 平成29年度現在、高校1年生、2年生を対象に提供。 「JAPAN e-Portfolio」のデータは、「JAPAN e-Portfolio」の利用を表明した大学において、平成30年度(平成31年度入試)より、入学者選抜における評価、参考データ、統計データ等の目的で利用される。 各大学の利用方法は、募集要項等に明記される。 委託事業期間は平成31年3月末まで。 委託期間終了後の「JAPAN e-Portfolio」の運営は、大学等による任意団体や財団等において行うことについて検討、調整を進めているとしている。 ポータルサイトでは、参画大学一覧が随時更新されている。 学習計画・学習活動、主体的・対話的な深い学び(探究などの校内の研究活動やフィールドワークなど)への取組み、部活動・ボランティア活動などの課外活動、取得資格・検定・表彰、日々の気付きのメモなど、学校生活でのさまざまな記録が蓄積される。 校内テストや進研模試などの外部テストの結果や、先生や友人からのフィードバックなど、生徒に関するあらゆる記録を一元管理することができる。 2019年度大学入試から高大接続ポータルサイト「JAPAN e-Portfolio」との連携も計画している。 学習のプロセスと学習成果物を蓄積し、多様な評価による、学びPDCAサイクルを実現する学習支援システムで、児童生徒の学びの足あとを残し、能動的で自立した学習者を育む。 提出(蓄積)された成果物の評価、振り返りにおいては、教員からの評価やコメント、自己評価や児童生徒同士の相互評価も行える。 自己評価と教員評価とのギャップやほかの児童生徒からの評価から、自身の取組みを振り返ることができる。 2018年3月に河合塾が代理店販売を締結。 学校現場における学習のeポートフォリオの活用を推進していくことを発表している。 多くの大学で採用されている。 全学向け教育支援システム「manaba course」と学習を支援するポートフォリオシステム「manaba folio」がある。 提出物管理や学習履歴情報を蓄積し、学生と教員が学びの全体像を俯瞰できるよう設計されており、目標到達への進捗や課題点の洗い出しが早い段階から可能としている。 「ポートフォリオ」の英訳は「書類を挟むファイル」のことだが、日本ではおもに美術系の学生やクリエイターが、自分自身の実績をまとめた作品集等のことも「ポートフォリオ」と呼んでいる。 【最終更新日】2018年6月18日 《編集部》.

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eポートフォリオとは【ひとことで言うと?教育ICT用語】

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e-ポートフォリオは、自分で書き込む「高校生活全般の記録」 現在進められている大学入試改革では、学力の3要素「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を総合的・多面的に評価しようとしています。 この3要素のうち、「主体性」を評価するためのツールとして、文部科学省は委託事業で高大接続ポータルサイト「JAPAN e-portfolio(ジャパン e-ポートフォリオ)」を構築しました。 これは、「探究」など校内での研究活動やフィールドワークへの取り組み、部活動やボランティア活動、取得した資格や検定、生徒会活動や行事などについて、高校生自身が1年次からウェブ上に書き込んでいくシステムです。 レポートや論文、写真なども添付できます。 蓄積された高校時代の活動や学びの記録は、大学入試の出願時に利用することができます。 「JAPAN e-portfolio」は、関西学院大学が代表校となり、国立・私立計8大学(大阪、大阪教育、神戸、早稲田、同志社、立命館、関西、関西学院)が文科省の委託を受けて構築・運営に当たっています。 また、全国でかなり多くの国公立・私立大学が、平成31年度入学試験において「JAPAN e-Portfolio」を活用すると表明しています。 ただし、活用のしかたや、データを出願時に求めるかどうかは大学・学部によってさまざまです。 なぜe-ポートフォリオへの記録が「主体性」につながるのか? 「主体性」というと漠然としていますが、自ら学びたいテーマを見つけ、それをどのように深め、発展させていくのか、自ら探究していく力が求められているといえます。 大学側としては、単に「学校の成績のよい」学生だけでなく、学びたいテーマを持ち、意欲や志がしっかりしている学生が欲しいわけです。 では、e-ポートフォリオは主体性の評価にどう役立つのでしょうか。 「評価」というと、e-ポートフォリオに「何をどう書けば有利なのか」と考えたくなると思いますが、実は評価以前の問題として、「記録していくこと」そのものが主体的な学びにつながると考えられています。 たとえばサッカー部に入っている子が、日々の練習でうまくできたことやできなかったこと、上手な先輩やプロ選手のプレーを見て気づいたこと、試合の振り返りやその前後の思いなどを記録しながら、もっとうまくなるにはどうしたらいいか常に考えていたとしたら、おそらくその子は、漠然と練習している子より上達するに違いありません。 また、実践と記録を通して気づいたことや発見したことは、たとえ「地区大会で優勝する」といった結果につながらなくても、その子の思考力や判断力の源泉となります。 たとえば、ケガの経験を通じて医療の道に進んだ子の話を聞いたことがあります。 チーム運営の経験から社会学や経営学に興味がわいたり、挫折をきっかけに心理学や哲学を志したりするケースもあるかもしれません。 「考える力」は机上での勉強だけでなく、さまざまな原体験をベースに育ちます。 体験を記録し、振り返ることで、学びの成果や課題、興味の方向性を自覚することができるのです。 e-ポートフォリオのよさは、成果だけでなくプロセスを見ることができる点です。 成果のみであれば、試合の優勝者やコンクール入賞者など一握りの生徒しか評価されないことになります。 大学側はポートフォリオを通じて、生徒の日常的な取り組みを知り、各学部・学科のアドミッションポリシーに合った生徒の選抜に役立てることができるわけです。 今後の高校入試との関連は? 高校入試も、前述の「学力の3要素」を重視する流れにあります。 生徒の主体的に学ぶ力を評価するため、各都道府県、各高校で、作文・小論文や面接、グループ討論、プレゼンテーションなど、さまざまな選抜方法が工夫されています。 ただし、受験校に提出が求められる調査書は従来通り中学校の先生が記入するもので、学力に関する記述が中心です。 とはいえ、自らの学びを振り返り、考えを深め、自ら見通しを立てて学んでいく力は、今後ますます必要とされていくでしょう。 たとえば高校入試で作文や小論文を求められた場合、ふだんから日々の生活や体験を基盤に考える習慣がついていないと、よいものを書くことはできません。

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クラッシー、生徒の主体的な学びを育む「Classiポートフォリオ」を提供開始 :日本経済新聞

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大学入試改革の一環として文部科学省が2017年、高校生の部活動や留学経験などを評価できる記録サイトを新たに導入したが、高校生がベネッセコーポレーション(岡山市)のIDを取得しないと利用できない状況が続いていることが分かった。 記録サイトは全国100以上の大学が活用しており、20年度入試では同志社や立命館、九州共立大など約20校が合否判定に用いる予定。 「特定企業への利益誘導にならないよう早期の是正が必要だ」との指摘が出ている。 この記録サイトは「ジャパン e-ポートフォリオ(JeP)」。 文科省が「主体性」を評価できる手段として採用した。 高校生が生徒会活動やボランティア活動、取得した資格や検定などについて書き込み、大学側はその記録を入試の際に確認し、選抜に活用できる。 ところが、高校生が記録サイトにアクセスするには、まず学校単位や個人でベネッセのID(無料)を取得しなければならない。 このIDは、ベネッセの主力商品である進研模試や教材と共通のものだ。 ベネッセ広報部は「IDを当社の営業活動に活用することはない」と説明する。 だが、東京都内の高校教諭は「多くの生徒は、1年生から記録サイトに登録した方が受験に有利と判断するだろう。 ベネッセのIDだけ取得して、進研模試は受けないということは考えにくい」と、同社に有利に働いていると話す。 教育関連大手企業の関係者によると、記録サイトの導入以降、実際に他社の模試から進研模試に切り替える学校も出てきているという。 ベネッセのIDを選んだ理由について、関西学院大は「既にシステムとして確立しており、個人情報保護と、別人が受験生になりすますことを防ぐ点などでメリットが多かったため」としている。 文科省は当初、委託が終了した19年度から独自のIDに切り替える予定だったが、「新しいIDシステムの研究開発が遅れており、現時点でいつ移行できるかは分からない」(大学振興課大学入試室)という。 記録サイトを活用する大学数は年々増えており、公的な役割が高まっている。 東京学芸大ICTセンターの森本康彦教授(教育工学)は「学生の主体性と幅広い成長を促すことが出発点である以上、『JeP』だけでなく複数の記録サイトを立ち上げ、生徒や高校、大学がそれぞれに合ったサイトを選択できるような仕組みにするのが健全な在り方ではないか」と提案している。 (下村ゆかり).

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