帝国 ホテル オンライン。 なぜ帰宅難民2000人を無料収容したのか -帝国ホテル

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祇園甲部歌舞練場の耐震改修に伴い帝国ホテルに話が持ちかけられた(写真は弥栄会館) Photo:PIXTA 10月9日、帝国ホテルが日本有数の花街である京都・祇園地区の中心にある伝統建築物「弥栄会館」に進出すると発表した。 競合が激しく供給過剰が懸念される京都のホテル市場に、独自路線で一石を投じられるのか。 (ダイヤモンド編集部 大根田康介) 「懸念材料はない」と 国内資本ホテルは楽観的 東京の帝国ホテルが京都への進出を計画している。 大阪への進出以来、23年ぶりの新ホテルの立ち上げとなる。 今回、帝国ホテルは一からホテルを建設するのではなく、芸妓・舞妓による舞踊公演「都をどり」の会場として京都では有名な祇園甲部歌舞練場(2016年から耐震改修中)と同じ敷地内にある「弥栄会館」を借り、リニューアルするかたちだ。 弥栄会館は、1936年竣工の和風意匠を織り込んだ建物で、国の登録有形文化財だ。 地上5階、地下1階の鉄骨鉄筋コンクリート造り。 土地は学校法人八坂女紅場学園が所有しており、帝国ホテルが建物を改修してホテル運営を担う。 オープン時期は未定だが、数年内と見られる。 地元のホテル関係者は、帝国ホテルの進出をどう受け止めているのか。 国内資本のシティホテル幹部は、「我々より室数を抑えて高単価設定するだろうから懸念材料はない。 一流ホテルの参入は京都にとって大変良いことだ」と楽観的で、歓迎するムードすらある。

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【メレンゲの気持ち】帝国ホテル、ヒルトン東京、日光金谷ホテルのお取り寄せグルメ

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帝国ホテル チーフデューティマネージャー 山本一郎氏 東日本大震災が起きた11年3月11日、金曜日。 震度5の揺れがあった東京では交通網が完全にマヒ状態となり、街は約10万人の「帰宅難民」で溢れ返った。 タクシーはつかまらず、道路は大渋滞。 営業中の店は少なく、あっても満席で入れない。 大多数の人はトイレや空腹、寒さを我慢しながら歩き続けるしかなかった。 その夜、行き場をなくした2000人の人々のためにロビーや宴会場を開放したばかりか、毛布やペットボトルの水、保存食などを無料で提供したのが日比谷の帝国ホテル東京である。 当日、陣頭指揮を執ったチーフデューティマネージャー(デューティマネージャーとは、ホテル全般の苦情対応責任者。 総支配人の代行を務める役職)の山本一郎は、「たまたま運がよかっただけです」と温和な笑顔で語る。 「運がよかった」というのは、まず地震による被害がほとんどなかったこと。 建物の損壊は客室の壁の一部に亀裂が入った程度で、電気やガス、水道などのインフラには支障なし。 これがもし、火災が起きたり天井が落ちて怪我人が出たりしていたら、逆にホテルの外へ避難してもらわなければならなかっただろう。 さらにちょうど「帝国ホテル創立120周年感謝の集い」が開催されていたため、いつもは外回りをしている50~60人の営業マンが接遇のためにホテル内にいて、人手があったことも幸運だった。 しかし毛布はまだしも、2000人分の水や保存食などは、日頃の備えがなければとっさに出てくるはずがない。 帝国ホテルでは、2005年から事業継続計画(BCP)の一環として、大規模災害に見舞われた際の対策マニュアルづくりに取り組んでいた。 現場の意見を取り入れるのはもちろん、阪神淡路大震災を経験したホテルオークラ神戸、神戸ポートピアホテル、ニューオータニ神戸などを訪問してヒアリングをしている。

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帝国ホテルが京都進出、激戦区で「高級路線」は奏功するか

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2 コンシェルジュサービスの3つのポイント では、このロビーマネジャーが提供するような質の高いコンシェルジュサービスを、ほかのサービス業でも実現するために、押さえるべきポイントは何なのでしょうか? サービスサイエンスの観点も踏まえて、3つのポイントを挙げたいと思います。 1.顧客に寄り添うサービスを設計する サービス設計といっても難しい話ではなく、サービスプロセスを書いてみるという程度でも十分価値ある気付きにつながると思います。 まず、自社のサービスのプロセスを書いてみてください。 ここでよく描かれるサービスプロセスは、提供者側のプロセスだけ(例えば「お客さまをお迎えする」など)であるケースが多いのですが、ここでのポイントは「お客さまに寄り添う」サービスを設計するために、お客さん側のプロセス(例えば「お店に入る」など)も描くことです。 そうすることで、コンシェルジュサービスに必要なさまざまな気付きが得られるはずです。 「お客さまがサービスを受けられる前にはどんな事前期待や不安を持っていそうでしょうか?」「お客さまを長くお待たせてしまっているプロセスはありませんか?」といったことです。 このように事前にお客さんに寄り添うサービスを設計することで、お客さんへの共感性を高めるとともに、組織としてコンシェルジュサービスの要点を共通認識しておくことが重要だと思います。 2.顧客に言われる前に事前期待を感じとって応える コンシェルジュサービスにとって最も重要なのは「共感性」です。 特にお客さんの4種類の事前期待(1.共通的事前期待、2.個別的事前期待、3.状況で変化する事前期待、4.潜在的事前期待)の中でも、個別的事前期待と状況で変化する事前期待への共感性を発揮することが重要です。 さらに「お客さまから言われる前に」その事前期待に応えることで感激していただくというハイレベルなサービス提供が求められます。 逆に、お客さんに言われた通りにサービスを提供しても、なかなか「気の利いたサービス」という評価はいただけないですよね。 では、共感性を発揮して、お客さんから言われる前に事前期待に気付くためにはどうしたら良いのでしょうか。 以前、スターバックスの記事でも触れましたが、特にコンシェルジュサービスのような気付き型のサービスでは、マニュアル化が難しいという点で悩まれている方が多いのではないでしょうか。 そこで、まずは先述した「顧客に寄り添うサービスを設計する」ことが有効になります。 そして、個別的事前期待については、顧客データベースや顧客カードを活用して、お客さん個人に合わせたサービス提供を行うことが有効です。 顧客データベースは持っていても、なかなか顧客との接点で顧客満足向上のために有効活用できていないケースが多いようです。 そこで今一度、現場での活用方法を見直してみるといいかもしれません。 ちなみに、帝国ホテルの「帝国ホテル十則」という規範にも、個別的事前期待に応えることにつながるものがあります。 「研究:お客さまの趣味、嗜好まで研究してください」 「記憶:お客さまのお顔とお名前を努めて速やかに覚えてください」 また、状況で変化する事前期待については、マニュアル化はもちろん、顧客データベースでも把握は困難です。 そこで、次の2点が有効だと考えています。 観察のポイントやサービスマインド・サービスの本質について教育やトレーニングを行う。 そして、状況対応サービスの成功事例を組織で共有すること。 帝国ホテルのロビーマネジャーの仕事の中でも、「困っている様子のお客さま」「待ち状態のお客さま」への対応は、状況で変化する事前期待に応えるサービスになっていると思います。 3.現場への権限移譲 3つ目はコンシェルジュサービスを提供するスタッフへの権限移譲です。 コンシェルジュサービスでは、お客さんからの例外要求に対応する必要があります。 いただいた例外要求を受けるかどうか、お客さんのひっ迫感などを感じ取りながら、その場その場で判断して行かなければなりません。 その際に毎回「上司に承認を得てきます」ということでは、コンシェルジュサービスは提供できません。 そこで現場に対して、一定範囲での権限移譲がなされなければならないのです。 有名な話ですが、ザ・リッツカールトンでは現場のスタッフに1日2000ドルまでの費用を使っていいという権限移譲がされており、そこから感動サービス秘話が数々生まれています(もちろん権限移譲以外にも、必要な要素はありますが)。 このように、コンシェルジュサービスを提供するためには、経営側がどれだけ現場に対して権限移譲できるかも大きなポイントになります。

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