研修指導者講習会(日整会研修指導者講習会)は、1年に1度の日本整形外科学会学術総会のなかで行われます。 「公益社団法人日本整形外科学会規則集」によると 基準を満たした施設で勤務し ・専門医の資格を1回以上更新すること ・研修指導者講習会を5年に1回以上受講していること と記載されています。 整形外科の専門医は最短で、医師になって7年目の終わりに(試験を受けて)取得できます。 よって整形外科指導医になるのは、最短で卒後13年目の時期に研修指導者講習会を受けてから、ということになります。 僕も卒後(医師になってから)12年目のときに書類を提出するなどの更新の手続きを行いました。 整形外科の指導医を取得する方法【2020年の僕の場合】 医師免許を2008年3月に取得して、2015年3月に整形外科学会の専門医を取得しました。 僕は2020年4月1日に専門医の資格を更新することができました。 専門医制度がここ数年で変わっていて、「学会認定の専門医」から「専門医機構認定の専門医」となりました。 学会認定の専門医としての継続も可能でしたが、いずれ専門医機構認定の専門医に完全移行するようなので、 この機会に専門医機構認定の専門医として更新しました。 ちょっと単位の取得や提出する書類が増えましたが、将来的なことを考えると専門医機構認定の専門医を取得しておいて良かったと思います。 研修指導者講習会(日整会研修指導者講習会)は、1年に1度の日本整形外科学会学術総会のなかで行われます。 2020年の日本整形外科学会学術総会は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のため、オンライン学術総会になります。 主幹は東京慈恵会医科大学の整形外科学講座です。 2020年のオンライン学術総会の参加登録は2020年6月1日(月)~8月31日(月)までと公式サイトに書かれています。 参加登録費は会員は18000円です。 会期は6月11日(木)から8月31日(月)となっています。 2020年はイレギュラーにはなりますが、オンライン学術総会でも「日整会研修指導者講習会」は行われるとのことで、受講料はかからないとのことです。 学会の公式で下記の説明があります。 日整会研修指導者講習会は行われますか? A. 実施します。 事前のお申込み手続きは不要です。 受講料はかかりません。 講演を最後まで視聴し(早送りは不可)設問に解答する(正解するまで繰り返し解答可能)と認定されます。 その結果は、オンライン学術総会会期終了後9月に、第93回日本整形外科学会学術総会運営事務局より、公益社団法人日本整形外科学会へ報告いたします。 整形外科の指導医を取得するまでの道のり【2020年】 ・2020年6月1日の夜 オンライン学術総会の参加登録をしようと、学会のホームページから「参加登録・研修会申込み」のボタンを押しましたが、「ただ今メンテナンス中です」と出てきました、残念。。。 また改めてチャレンジして追記したいと思います。 ・2020年6月2日 6月2日の午前に日本整形外科学会から号外のメールが届いていました。 一部抜粋すると、 日本整形外科学会 会員各位 かねてよりご案内のとおり、昨日6月1日(月)に第93回日本整形外科学会学術総 会 — オンライン学術総会 — の「参加登録・研修会申し込みシステム」を稼働し 受付を開始しました。 同日18時30分頃システムに不具合が生じた為、現在はシステムをクローズしメン テナンスをおこなっており登録手続きが行えない状況となりました。 会員の皆様 には、大変ご迷惑をおかけしました事を深くお詫び申し上げます。 既にメンテナンスは終了し、あらためて受付を再開しておりますことをご報告申 し上げます。 ・・・ やはり登録開始の初日は不具合が生じていたようでした。 さっそくやってみると、無事に参加登録ができました。 「感染対策の基本と薬剤耐性菌への対応」という演題のようです。 6月19日に確認した時点ではまだ「準備中」となっていました。
次の
その一方で外科当直というと整形外科の診療を指す場合もあるので注意が必要です 実際外科に進む専攻医が少ないという問題が今起きているのです。 その理由は1つではないのですが、2つ簡単に理由を書いておくと• QOLが低い&そのせいでバイトしづらく給料も低い• 新専門医制度で専攻医の間に自分の進みたい外科以外も回らないといけなくなった 呼吸器外科に行きたくても消化器外科を回るなど 以前は外科は直接的に癌を切るなど医療の花形であったためそれなりに人気もあったのですが、そもそも薬や放射線治療の発達により手術が癌治療の中心ではなくなってきたというのもあるかもしれません。 今回は整形外科の話なので外科の話はこれくらいにしておいて整形外科の話をしていこうと思います。 整形外科は儲かる診療科? 一言に儲かると言っても 開業すれば儲かるとか 大病院でも儲かるとか 医者の給料がい いのかなど色々あります。 整形外科は儲かる診療科だと言われることが多いですが、ある意味では先ほどの全てを満たす診療科と言えるでしょう。 だから今回は、開業医、大病院、勤務医の給料に分けて整形外科が儲かる理由を書いていきます。 開業医の整形外科が儲かる理由 整形外科は大学の講義や実習などではマイナー科に分類されすごく軽視されています。 しかし 実は整形外科というのは保険診療の中では現状一番というほど稼ぎやすい分野なのです。 そもそも大学病院の授業や実習などの多くが癌関係の授業が多かったりしますが、実は単 独の診療科として患者数が最も多いのは整形外科と言えるのではないかと思います。 内科と言っても循環器内科、消化器内科などに分かれるから 患者数が多いだけでなく リウマチを専門にして幅広い痛みに対応することが出来れば重宝されます。 さらには整形外科、リハビリクリニックというのが世の中には多くてこれに関しても診療報酬的に優遇されているため稼ぎやすいのです。 メモ 整形外科の開業が儲かる理由• 圧倒的な患者数• 今でもMRIなしでレントゲンだけどんどん撮影することで開業資金も抑えて儲かりやすい• 利益の出やすい注射治療もある 大病院の整形外科で病院が儲かる理由 大病院の整形外科というのは診療科の中でも稼ぎ頭なのです。 学生の間とかだと普通の人はあまり病院経営とか考えていないかもしれませんが、実は 診療科ごとに黒字の診療科と赤字の診療科があります。 簡単に説明するとよく言われる 赤字になりやすい診療科というのが小児科、産婦人科、総合内科などが例に挙げられます。 簡単にいうと 手術をしない入院を必要とする診療科というのはそもそも診療点数的に不利なのです。 なぜなら現状ある病気で入院したらいくらまでとれるというようなことが決まっているのです。 つまりもしそれ以上に入院が必要になったり、追加の検査などが必要になったりすると病院の持ち出しになりお金を払ってもらえないというようなことが起きるのです。 産婦人科は患者がいくら少なくても子供をいつでも埋める体制を整えておくことにお金がかかるのです。 それに対して 黒字になりやすい診療科というのが眼科や整形外科と言われます。 眼科や整形外科は 手術があまり長時間にはならないため1日のうちに多くの件数の手術をこなすことが出来ます。 手術をすると病院は儲かるのです。 特に高齢化が進むことにより、眼科では白内障手術、整形外科では人工関節の手術などが非常に増えています。 そのため働いている側は特に整形外科は手術の件数も多く忙しいですが病院としては利益がたくさんでるのです。 勤務医の整形外科医が高年収である理由 大病院の勤務医は診療科によってそこまで年収が異なるわけではありません。 にも関わらず整形外科は高収入であることが多いのです。
次の
Contents• 健康寿命を伸ばすために 診療の中で、私が常に心がけていることがあります。 それは、「目の前の人を健康にする」ということです。 現在私は整形外科医として診療を行っておりますが、整形外科を選んだのも、この健康にしたいと思う気持ちからでした。 関節の痛みや骨折などで受診される患者さんも、適切な治療を行えば、その健康ではない状態から改善し、再び健康な元の日常に帰ることができる。 そこに喜びを感じ、これまで診療を行ってまいりました。 ある程度経験を積み、多くの患者さんを診察させていただきました。 2週間に1度膝の関節内注射に来る患者さん、骨粗鬆症の治療で月に1度診察にいらっしゃる患者さん、その他、運動器に問題を抱える多くの患者さんを診察させていただく中で、ふと、ある疑問が頭の湧いてきました。 それは、「本当に今の自分の医療は、目の前の患者さんを健康にしているのだろうか」ということでした。 多くの患者さんを診させていくただく中で、診療が作業になっており、本来の目的であった「目の前の患者さんを健康にする」という目的を見失っていたことに気がついたのです。 この20年間、健康寿命と平均寿命の差は縮まっていない そんな疑問を感じているとき、ある一つのグラフが目に入りました。 そのグラフは以前からよく目にしているグラフでしたが、それまでは特に気にも留めることはなかったものでした。 「過去約20年間で、男女共に健康寿命も平均寿命も伸びている。 しかし、その差はこの20年間で縮まっていない。 」 「その差この20年間では縮まっていない。 」医療者では当たり前のように知っている事実に、衝撃が走りました。 そもそも人が健康であることを望むのは、他の人の手を煩わせず、いつまでも自分のことは自分で選択できるようにありたいと願うからではないか。 であるなら、本当に目の前の患者さんの健康を望むのであれば、この健康寿命と平均寿命の差を縮めることに取り組まなければ意味がないのではないか。 医療技術はこの20年間で非常に進歩したが、この差は縮まっていない。 しかしもしかしたら、この後健康寿命が指数関数的に伸び一気にこの差が縮まるかもしれないず、その過渡期にある現在を近視的に見ているだけで差が縮まっていないように感じているだけなのではないか。 でも、実際の今自分が提供している医療ではそのような革命的な変化が起きているとは感じられない。 このような疑問を感じる中で、一介の勤務医ではできることに限界があることを感じました。 少なくとも自分の目の届く範囲の患者さんの健康寿命と平均寿命の差を縮められるようにしたい、そのようは医療を提供できる場所を作りたい、そのような思いから今回、開業に至った次第です。 一つの医療施設でその地域の健康を守る 日常の診療では、外科的処置まで至る患者さんはそれほど多くはありません。 ですので一般的な治療であれば診療所で対応可能です。 しかし、整形外科は「外科」である以上、その治療の選択肢として外科的な処置を下さなければならない状況が起こり得ます。 クリニックとしてのみ開業してしまうと、この選択肢を他者に委ねることになってしまいます。 よって手術という選択肢を残すために、クリニックと病院が同じ場所に存在する新しい施設の開設を考えました。 また、目の前の患者さんを健康にするためには整形外科だけでは不可能です。 その他の診療科の力がなければ達成することはできません。 そこで、クリニックが集まった医療モールを考えました。 医療モール内のクリニックで入院対応が必要な患者さんがいらっしゃれば、併設している病院に入院できる仕組みも整え、1医療施設で地域医療の全てを提供できる体制を整えることができました。 この施設があれば、その地域の方々の健康を守ることができる、そのような医療体制を整えることができたと考えております。 問題の根源は病院の外にある しかしこの施設があったとしても、本来の目的である「健康寿命と平均寿命の差を縮める」ことができるとは考えておりません。 なぜなら、もし仮にそれが可能だとしたら、現在の医療供給体制でも、例えば大きな市中病院がある地域などでは、この差が縮まっているはずだからです。 しかし、実際そのような状況にはなっていません。 これには根本的な原因があるからです。 それは、現代社会の疾病構造とそれに対する予防法・治療法です。 日本の疾病構造はこの100年間で劇的に変化しました。 戦前まで主な死因は感染症でした。 戦後は医療の発展や公衆衛生の改善によって感染症は減少し、その後の高度成長期には脳血管障害が問題となりました。 その後、降圧剤や救命医療の発達により脳血管障害の救命率が上昇しました。 そして現在、医療における主な問題は生活習慣病とがんに変わってきております。 つまり高度成長期までの医療は、「とにかくこの薬を飲みなさい。 」が通じた時代でした。 しかし、生活習慣病が主な問題となった現代では、医療側が何かを提供するだけでは問題は解決せず、患者さん自らに行動していただく必要があります。 特に患者さん自身にこれまでの行動を改めていただく行動変容が必要になります。 この行動変容に繋がる何かを提供することが今の医療に求められております。 そして、まだ病院に来てくださる患者さんには何かしらの対応を行うことができるのですが、問題は病院に受診されていない方々にどのように行動変容を促していくかです。 この点を解決することができなければ、本当の意味で「健康寿命と平均寿命の差を縮める」を達成することはできません。 つまり、問題の根源は病院の中ではなく外にあるのです。 1人の臨床医・整形外科医として、正しいと思う情報を発信し、その情報に責任を持つ そんな思いから、今自分ができることは何かと考えた時、まずはちょっとした整形外科の疾患に気を向けてくださった方に、顔の見える形で医療情報を提供し、その情報に責任を持つことだと考えました。 そして、少しでも当院に興味を持ってくださった方が受診していただけたら、健康になるために必要なものを当法人総力をあげて提供していきたいと考えております。 また、日々の診療で患者さんから様々な質問・疑問をいただくことがあります。 限られた診療時間の中では伝えきれないことが多くあります。 それらの質問・疑問などに答える場としても利用したいとも考えております。 例えば、「変形性膝関節症ってどんな病気で、どんな治療法があるの?」といった疑問に対して、診察室ではご説明しきれなかったことを、このブログでご提供していこうと思っております。 昨今、健康に関する知識は世の中に溢れており、一体何が本当の情報か迷ってしまう方が多いように感じます。 そして、それらの情報は情報発信者が無責任に発しているものが多く、その情報を聞いた方の不安のみを煽り、その後の処理は全くしないものがほとんどです。 私は、自分の診療した患者さんからいただいた質問や疑問に対して、診察室では答えきれなかった部分をこの場を使い補い、その情報発信に責任を持っていこうと考えております。 北城 雅照.
次の